JPH0514634U - 回転速度検出用転がり軸受ユニツト - Google Patents

回転速度検出用転がり軸受ユニツト

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JPH0514634U
JPH0514634U JP6924891U JP6924891U JPH0514634U JP H0514634 U JPH0514634 U JP H0514634U JP 6924891 U JP6924891 U JP 6924891U JP 6924891 U JP6924891 U JP 6924891U JP H0514634 U JPH0514634 U JP H0514634U
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C41/00Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
    • F16C41/007Encoders, e.g. parts with a plurality of alternating magnetic poles

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Abstract

(57)【要約】 【目的】外輪相当部材7と、センサ14を保持したカバ
ー18との分離作業を、カバー18を傷める事なく、容
易に行なえる様にする。 【構成】外輪相当部材7に嵌合固定したカバー18にセ
ンサ14を保持している。カバー18の外端開口部に形
成した嵌合筒部22を、上記外輪相当部材7に外嵌して
いる。上記嵌合筒部22の開口縁部には、厚さ寸法の大
きな係合部23を形成している。外輪相当部材7とカバ
ー18とを分離させる場合には、上記係合部23に工具
を係止する事で、カバー18を外輪相当部材7から引き
離す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案に係る回転速度検出用転がり軸受ユニットは、自動車の車輪を懸架装 置に対して回転自在に支持すると共に、この車輪の回転速度を検出する為に利用 する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支持すると共に、アンチロックブ レーキシステム(ABS)、或はトラクションコントロールシステム(TCS) を制御すべく、この車輪の回転速度を検出する為に従来から、例えば特開昭63 −166601号公報に記載されている様な回転速度検出用転がり軸受ユニット が知られている。
【0003】 上記公報に記載された回転速度検出用転がり軸受ユニットは、図7に示す様に 構成されている。内輪相当部材は、ハブ1と内輪2とから構成されている。この 内のハブ1の外端部(外端とは、自動車に装着した場合に幅方向外側端部になる 部分を言い、図7の左端部。)には車輪固定用のフランジ部3を設け、中間部外 周面には内輪軌道4aを形成している。又、上記内輪2は、外周面に内輪軌道4 bを有し、上記ハブ1の中間部外周面に外嵌されている。
【0004】 上記ハブ1の内端部(内端とは、自動車に装着した場合に幅方向中央側端部に なる部分を言い、図7の右端部。)外周面に形成された雄螺子部5にはナット6 が螺合している。このナット6は、上記雄螺子部5への螺合に伴なって、上記内 輪2の内端面を押圧し、この内輪2をハブ1の外周面の所定位置に固定する。
【0005】 又、外輪相当部材7は、図示しない懸架装置に支持する為の取付部8を外周面 に、複列の外輪軌道9a、9bを内周面に、それぞれ形成している。この外輪軌 道9a、9bと上記内輪軌道4a、4bとの間には、それぞれ複数個ずつの転動 体10、10を設けて、上記取付部8によって懸架装置に支持された外輪相当部 材7の内側に、ハブ1を回転自在に支持している。
【0006】 上記ナット6には円輪状のロータ部11を設けると共に、このロータ部11の 内側面に凹凸部12を形成する事で、このナット6を、ハブ1の回転に伴なって パルスを発生する、パルスロータとして機能させている。又、外輪相当部材7の 内端開口部に嵌合固定したカバー13にはセンサ14を固定し、このセンサ14 の外端面を上記凹凸部12に対向させている。
【0007】 上述した様な回転速度検出用転がり軸受ユニットの場合、ハブ1の外端部に設 けられたフランジ部3に固定された車輪を、外輪相当部材7を支持した懸架装置 に対し、回転自在に支持出来る。
【0008】 又、車輪の回転に伴なってハブ1の内端部に螺合した、ナット6と一体のロー タ部11が回転すると、このロータ部11内側面の凹凸部12と対向したセンサ 14の出力が変化する。このセンサ14の出力が変化する周波数は、車輪の回転 速度に比例する為、センサ14の出力信号を図示しない制御器に入力すれば、上 記車輪の回転速度を求め、ABSやTCSを適切に制御出来る。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述の様に構成され作用する従来の回転速度検出用転がり軸受ユニ ットに於いて、外輪相当部材7に対しセンサ14を支持しているカバー13の外 端部は、外輪相当部材7の内端開口部に対し、きつく嵌合している。これは、車 両の走行等に伴なって発生する振動によって上記カバー13が、上記外輪相当部 材7から不用意に脱落する事を防止する為である。
【0010】 ところが、上述の様に外輪相当部材7とカバー13とをきつく嵌合させた事に より、両部材7、13を分離させる事が難しくなり、ドライバー等の工具によっ てこじる事で、上記両部材7、13を無理に分離した場合、上記カバー13が変 形して、再使用出来なくなる。この為、車両への取付後、(長期間に亙る使用等 に伴なって)転がり軸受部分とセンサ14との何れかに故障等の不具合が発生し た場合にも、故障していない部分も含めて、回転速度検出用転がり軸受ユニット 全体を交換せざるを得なかった。この様な事は、修理費の高騰を招くだけでなく 、資源節約の面からも好ましくない。
【0011】 本考案の回転速度検出用転がり軸受ユニットは、上述の様な問題に対処すべく 考えられたものである。
【0012】
【課題を解決する為の手段】
本考案の回転速度検出用転がり軸受ユニットは何れも、前述した従来の回転速 度検出用転がり軸受ユニットと同様に、外端部に車輪固定用のフランジ部を、中 間部外周面に内輪軌道を、それぞれ有する内輪相当部材と、懸架装置に支持する 為の取付部を外周面に有し、内周面に複列の外輪軌道を形成した外輪相当部材と 、上記内輪軌道と外輪軌道との間に設けられた複数の転動体と、上記内輪相当部 材に固定されたパルスロータと、上記外輪相当部材の内端開口端部に嵌合固定さ れたカバーと、このカバーに支持されて、上記パルスロータと対向するセンサと を備える。
【0013】 又、本考案の回転速度検出用転がり軸受ユニットの内、請求項1に記載された 回転速度検出用転がり軸受ユニットに於いては、上記カバーが、その外端開口部 外周縁に形成された、上記外輪相当部材の内端面に突き合わせ自在な外向フラン ジ部と、この外向フランジ部の外周縁を外方に向け直角に折り曲げる事で形成さ れ、上記外輪相当部材の内端部に外嵌自在な嵌合筒部と、この嵌合筒部の外端開 口部を外方に折り曲げる事で形成された、直径方向に亙る寸法の大きな係合部と を有する事を特徴としている。
【0014】 更に、請求項2に記載された回転速度検出用転がり軸受ユニットに於いては、 弾性材製の上記カバーの外端開口周縁部に形成された、上記外輪相当部材の内端 面に突き合わせ自在なフランジ部と、このフランジ部の周縁から外方に向け直角 に折れ曲がり、上記外輪相当部材の内端部に嵌合自在な嵌合筒部と、この嵌合筒 部の周面で上記外輪相当部材の周面と対向自在な部分の円周方向複数箇所に形成 された第一の突起と、同じく嵌合筒部の周面で上記外輪相当部材の周面と対向自 在な部分であって、上記第一の突起の形成部分から軸方向にずれた円周方向複数 箇所に形成された第二の突起とを有する。そして、これら第一、第二の突起の外 側面は先端に向かう程、上記嵌合筒部の軸方向内側に向かう方向に傾斜し、同じ く内側面は先端に向かう程、上記嵌合筒部の軸方向外側に向かう方向に傾斜して いる。又、上記外輪相当部材の内端部周面で、上記複数の第一の突起と整合自在 な位置には円周方向に亙って、上記第一の突起を嵌合自在な第一の係止凹溝を形 成し、同じく上記外輪相当部材の内端部周面で、上記複数の第二の突起と整合自 在な位置には、円周方向に亙って傾斜した第二の係止凹溝を形成している。そし て、上記フランジ部と上記外輪相当部材の内端面との当接時に、上記第一の突起 と第一の係止凹溝とががたつきなく係合すると同時に、上記第二の突起と第二の 係止凹溝とが係合する様に構成した事を特徴としている。
【0015】
【作用】
上述の様に構成される本考案の回転速度検出用転がり軸受ユニットにより、車 輪を懸架装置に対して回転自在に支持すると共に、内輪相当部材に固定された車 輪の回転速度を検出する際の作用自体は、前述した従来の回転速度検出用転がり 軸受ユニットと同様である。
【0016】 更に、本考案の回転速度検出用転がり軸受ユニットの場合、修理等の為に、外 輪相当部材とカバーとを分離する必要が生じた場合、分離作業を容易に、且つカ バーを傷める事なく行なえる。
【0017】 即ち、請求項1に記載された回転速度検出用転がり軸受ユニットの場合、組み 立てた状態に於いては、カバー外端部の嵌合筒部を外輪相当部材の内端部に外嵌 すると共に、上記カバーの外向フランジ部を上記外輪相当部材の内端面に突き合 わせておく。上記嵌合筒部と外輪相当部材内端部との嵌合強度は、車両の走行に 伴なう振動等によって、両部材同士が分離しない様に、十分に大きくする。修理 等の為、両部材同士を分離する必要が生じた場合には、カバーの外端開口部外周 縁に形成した係合部に、ハンドプレス、或はプーリ抜き等の工具の一部を係止す る事で、上記カバーを傷める事なく、外輪相当部材から抜き取れる。
【0018】 又、請求項2に記載された回転速度検出用転がり軸受ユニットの場合、組み立 てた状態に於いては、嵌合筒部周面の第一の突起と外輪相当部材の内端部周面の 第一の係止凹溝との係合により、カバーが外輪相当部材に対してしっかりと結合 固定される。修理等の為、両部材同士を分離する必要が生じた場合には、外輪相 当部材に対してカバーを、捩り方向に回転させる。この結果、第二の突起の側面 と第二の係止凹溝の側縁との係合により、上記第二の突起が、嵌合筒部の直径方 向外方に押され、この嵌合筒部を外方に向けて弾性変形させる。この結果、上記 第二の突起と共に上記嵌合筒部の周面に形成された第一の突起が、第一の係止凹 溝から抜け出す。そこで、この状態のまま上記カバーを、外輪相当部材から引き 離せば、これらカバーと外輪相当部材とを分離させる事が出来る。
【0019】
【実施例】
図1は、請求項1に記載された考案に対応する、本考案の回転速度検出用転が り軸受ユニットの第一実施例として、駆動輪支持用の転がり軸受ユニットに、本 考案を適用した状態を示している。次述する内輪2と共に内輪相当部材を構成す るハブ1の外端部(図1の左端部)外周面には、車輪を固定する為のフランジ部 3を、中間部外周面には、内輪軌道4aと段部15とを形成している。又、この ハブ1の外周面には、その外周面に同じく内輪軌道4bを形成した内輪2を、そ の一端面(図1の左端面)を上記段部15に突き当てた状態で、外嵌支持してい る。但し、内輪軌道4aは、ハブ1の外周面に直接形成する代りに、ハブ1とは 別体の内輪部材(図示せず)に形成し、この内輪部材と上記内輪2とを、ハブ1 に外嵌固定して、内輪相当部材とする場合もある。
【0020】 又、ハブ1の内端(図1の右端)寄り部分の外周面には、雄螺子部5を形成し ている。この雄螺子部5にはナット6を螺合し、更に緊締する事で、上記内輪2 をハブ1の外周面の所定部分に固定している。上記ナット6の外周面には凹凸部 16を形成する事で、このナット6が回転速度検出用のパルスロータとして機能 する様にしている。
【0021】 外輪相当部材7の外周面には、この外輪相当部材7を懸架装置に固定する為の 取付部8を設けている。又、この外輪相当部材7の内周面には、それぞれが上記 内輪軌道4a、4bに対向する、外輪軌道9a、9bを形成している。そして、 1対の内輪軌道4a、4bと1対の外輪軌道9a、9bとの間に、それぞれ複数 の転動体10、10を設けて、外輪相当部材7の内側でのハブ1の回転を自在と している。
【0022】 又、上記外輪相当部材7の内外両端部内周面と、ハブ1並びに内輪2の外周面 との間には、シール材17、17を装着して、外輪相当部材7の内周面と上記ハ ブ1並びに内輪2の外周面との間に存在し、上記複数の転動体10、10を設け た空間の内外両端開口部を塞いでいる。
【0023】 一方、前記外輪相当部材7の内端(図1の右端)開口部は、カバー18により 塞いでいる。金属板をプレス成形する事により、全体を円環状に形成された、こ のカバー18は、内側に等速ジョイントの一部を挿通自在とする為、円輪状に形 成された基板部19の外周縁部を外方(図1の左方)に向け直角に折り曲げる事 で円筒状の立壁20としている。更に、この立壁20の外端開口部外周縁には、 上記外輪相当部材7の内端面7aに突き合わせ自在な、外向フランジ部21を形 成している。
【0024】 又、この外向フランジ部21の外周縁を外方に向け直角に折り曲げる事で、上 記外輪相当部材7の内端部に外嵌自在な嵌合筒部22を形成している。更に、こ の嵌合筒部22の外端開口部を外方に、180度折り返す様に折り曲げる事で、 直径方向に亙る寸法の大きな係合部23としている。このカバー18は、上記嵌 合筒部22を前記外輪相当部材7の内端部に外嵌すると共に、上記外向フランジ 部21を外輪相当部材7の内端面7aに突き合わせる事により、この外輪相当部 材7に対し固定している。上記嵌合筒部22と外輪相当部材7内端部との嵌合強 度は、車両の走行に伴なう振動等によって、上記外輪相当部材7とカバー18と が分離しない様に、十分に大きくしている。
【0025】 上記カバー18内には、例えば電磁式のセンサ14を保持し、導線24により 、このセンサ14の出力を図示しない制御器に送っている。但し、パルスロータ として、凹凸部16の代りに、N極とS極とを円周方向に亙って交互に配列した 円環状の永久磁石を使用する場合には、センサ14として、半導体センサ、或は ホール素子によるセンサ等を使用する。
【0026】 上述の様に構成される本考案の回転速度検出用転がり軸受ユニットにより、懸 架装置に対して車輪を回転自在に支持すると共に、ハブ1のフランジ部3に固定 された車輪の回転速度を検出する際の作用自体は、前述した従来の回転速度検出 用転がり軸受ユニットとほぼ同様である。
【0027】 即ち、車輪の回転に伴なってハブ1の内端部に螺合した、ナット6が回転する と、このナット6の外周面に形成した凹凸部16と対向したセンサ14の出力が 変化する。このセンサ14の出力が変化する周波数は、車輪の回転速度に比例す る為、センサ14の出力信号を図示しない制御器に入力すれば、上記車輪の回転 速度を求め、ABSやTCSを適切に制御出来る。
【0028】 修理等の為に、外輪相当部材7とカバー18とを分離する必要が生じた場合に は、図1に鎖線で示す様に、カバー18の外端開口部外周縁に形成した係合部2 3の端縁に、ハンドプレス、或はプーリ抜き等の工具25の一部を係止し、この 工具25により上記カバー18を外輪相当部材7から引き離す事で、上記カバー 18を傷める事なく、このカバー18を外輪相当部材7から抜き取れる。
【0029】 次に、図2は、請求項1に記載された考案に対応する、本考案の第二実施例を 示している。上述の第一実施例が、駆動輪を支持する為の転がり軸受ユニットを 対象としていたのに対して、本実施例、並びに後述する第三〜第四実施例は、非 駆動輪を支持する為の転がり軸受ユニットを対象としている。
【0030】 外輪相当部材7の内端開口部を塞ぐカバー26は、金属板を絞り加工する事に より、有底筒状に形成されている。そして、このカバー26の外端部には、上述 の第一実施例の場合と同様に、外向フランジ部21と嵌合筒部22と係合部23 とを形成し、この内の嵌合筒部22を上記外輪相当部材7の内端開口部に、外嵌 固定している。
【0031】 回転速度検出用のパルスロータ27は、ハブ1の内端部に形成された円柱部2 8に外嵌固定されており、上記カバー26に保持されたセンサ14が、上記パル スロータ27の内側面に形成された凹凸部12と対向している。
【0032】 上記センサ14は上記カバー26の内側に、合成樹脂29により固定されてい るが、上記外向フランジ部21の外側面から、上記センサ14の先端面迄の距離 Lは、予め所望値に規制して、上記外向フランジ部21の外側面と外輪相当部材 7の内端面7aとを当接させた場合に、上記センサ14の先端面と前記パルスロ ータ27の側面との距離lが、適正値になる様にしている。その他の構成及び作 用は、前述した第一実施例と同様である。
【0033】 次に、図3〜5は、請求項2に記載された考案に対応する、本考案の第三実施 例を示している。
【0034】 本実施例の場合、外輪相当部材7の内端開口部に被着するカバー30を、合成 樹脂の射出成形により造っている。そして、このカバー30の外端開口周縁部に 、上記外輪相当部材7の内端面7aに突き合わせ自在な外向フランジ部31を形 成している。この外向フランジ部31の外側面に形成した係止凹溝32にはパッ キング33を装着し、このパッキング33によって、上記外向フランジ部31外 側面と外輪相当部材7の内端面7aとの突き合わせ面から、外輪相当部材7内に 雨水や塵芥が進入するのを防止している。
【0035】 又、上記外向フランジ部31の外周縁から外方に向けて嵌合筒部34を、この 外向フランジ部31に対し直角に折れ曲がった状態で形成している。この嵌合筒 部34は、上記外輪相当部材7の内端部に外嵌自在な内径を有する。そして、こ の嵌合筒部34の内周面で、上記外輪相当部材7の内端部外周面と対向自在な部 分の、円周方向複数箇所には、第一の突起35を形成している。又、同じく嵌合 筒部34の内周面で、上記外輪相当部材7の内端部外周面と対向自在な部分であ って、上記第一の突起35の形成部分から軸方向外側(図3〜5の左側)にずれ た円周方向複数箇所には、第二の突起36を形成している。
【0036】 これら第一、第二の突起35、36の断面形状は、それぞれ嵌合筒部34側を 底辺とする台形に形成する事で、各突起35、36の外側面(図3〜5の左側面 )を、先端(内周端)に向かう程上記嵌合筒部34の軸方向内側(図3〜5の右 側)に向かう方向に傾斜させ、同じく内側面(図3〜5の右側面)を、先端に向 かう程上記嵌合筒部34の軸方向外側(図3〜5の右側)に向かう方向に傾斜さ せている。
【0037】 一方、上記外輪相当部材7の内端部外周面で、上記複数の第一の突起35と整 合自在な位置には、この第一の突起35を嵌合自在な第一の係止凹溝37を、円 周方向に亙って形成している。又、上記外輪相当部材7の内端部外周面で、上記 複数の第二の突起36と整合自在な位置には、第二の係止凹溝38を形成してい る。但し、この第二の係止凹溝38は、上記第一の係止凹溝37とは異なり、円 周方向に亙って傾斜させる事で、螺子状に形成している。従って、第二の係止凹 溝38は、円周方向複数個所に、互いに不連続に形成されている。
【0038】 そして、上記第一、第二の突起35、36と第一、第二の係止凹溝37、38 とは、前記外向フランジ部31の外側面と前記外輪相当部材7の内端面7aとを 当接させた場合に、上記第一の突起35と第一の係止凹溝37とが、図4に示す 様に、がたつきなく係合すると同時に、上記第二の突起36が第二の係止凹溝3 8内に入り込む様に構成している。
【0039】 上述の様に構成される、本実施例の回転速度検出用転がり軸受ユニットの場合 、組み立てた状態に於いては、カバー30の外端開口部に設けた嵌合筒部34の 内周面の第一の突起35と、外輪相当部材7の内端部外周面に形成した第一の係 止凹溝37との係合により、上記カバー30が外輪相当部材7に対してしっかり と結合固定される。カバー30と外輪相当部材7の内端面7aとの突き合わせ部 からの雨水や塵芥の進入は、前記第一実施例の場合と同様、パッキング33によ り防止する。
【0040】 即ち、外輪相当部材7に対してカバー30を組み付ける為、上記カバー30の 外向フランジ部31の外側面と外輪相当部材7の内端面7aとを対向させた状態 で、上記カバー30を外輪相当部材7に押し付けると、第一、第二の突起35、 36を形成した嵌合筒部34を外方に向け弾性変形させつつ、この嵌合筒部34 が上記外輪相当部材7に外嵌する。そして、外向フランジ部31の外側面と前記 外輪相当部材7の内端面7aとを当接させると、上述の様に、上記第一の突起3 5と第一の係止凹溝37とが、図4に示す様に、がたつきなく係合すると同時に 、上記第二の突起36が第二の係止凹溝38の一端で、上記内端面7aに寄った 部分の内側に入り込む。尚、上記嵌合作業を容易に行なえる様にする為、上記カ バー30の材質等によっては、上記嵌合筒部34の円周方向複数箇所にスリット を形成し、この嵌合筒部34の弾性変形を容易にする。
【0041】 修理等の為、外輪相当部材7とカバー30とを分離する必要が生じた場合には 、外輪相当部材7に対してカバー30を、捩り方向に回転させる。この結果、上 記第二の突起36が、第二の係止凹溝38の他端側に向けて移動し、第二の突起 36の内側面と、螺子状に傾斜した第二の係止凹溝38の側縁との係合により、 上記第二の突起36が、嵌合筒部34の直径方向外方に押され、図5に示す様に 、この嵌合筒部34を外方に向けて弾性変形させる。この結果、上記第二の突起 36と共に上記嵌合筒部34の内周面に形成された第一の突起35が、同図に示 す様に、第一の係止凹溝37から抜け出す。そこで、この状態のまま上記カバー 30を、外輪相当部材7から引き離せば、これらカバー30と外輪相当部材7と を分離させる事が出来る。
【0042】 次に、図6は、請求項2に記載された考案に対応する、本考案の第四実施例を 示している。上述の第三実施例が、合成樹脂製のカバー30の外端部に形成した 嵌合筒部34の内周面に第一、第二の突起35、36を形成すると共に、外輪相 当部材7の内端部外周面に第一、第二の係止凹溝37、38を形成していたのに 対して、本実施例の場合は、上記嵌合筒部34の外周面に第一、第二の突起35 、36を形成すると共に、外輪相当部材7の内端部内周面に第一、第二の係止凹 溝37、38を形成している。
【0043】 従って、本実施例の場合、上記外輪相当部材7に対してカバー30を着脱する 際には、上記嵌合筒部34が、内方に弾性変形する。その他の構成及び作用は、 上述の第三実施例と同様である為、同様部分には同一符号を付して、重複する説 明を省略する。
【0044】
【考案の効果】
本考案の回転速度検出用転がり軸受ユニットは、以上に述べた通り構成され作 用するが、センサを保持したカバーと外輪相当部材との分離を、カバーを傷める 事なく、容易に行なえる為、転がり軸受部分とセンサとの何れか一方が故障した 場合に、故障していない側の部品の再使用が可能となって、修理費の低減と資源 の節約とを図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例を示す断面図。
【図2】本考案の第二実施例を示す断面図。
【図3】本考案の第三実施例を示す断面図。
【図4】カバーと外輪相当部材とが組み付けられた状態
で示す、図3のA部拡大図。
【図5】カバーと外輪相当部材とを分離する際の状態を
示す、図3のA部拡大図。
【図6】本考案の第四実施例を示す断面図。
【図7】従来例を示す断面図。
【符合の説明】
1 ハブ 2 内輪 3 フランジ部 4a 内輪軌道 4b 内輪軌道 5 雄螺子部 6 ナット 7 外輪相当部材 7a 内端面 8 取付部 9a 外輪軌道 9b 外輪軌道 10 転動体 11 ロータ部 12 凹凸部 13 カバー 14 センサ 15 段部 16 凹凸部 17 シール材 18 カバー 19 基板部 20 立壁 21 外向フランジ部 22 嵌合筒部 23 係合部 24 導線 25 工具 26 カバー 27 パルスロータ 28 円柱部 29 合成樹脂 30 カバー 31 外向フランジ部 32 係止凹溝 33 パッキング 34 嵌合筒部 35 第一の突起 36 第二の突起 37 第一の係止凹溝 38 第二の係止凹溝

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外端部に車輪固定用のフランジ部を、中
    間部外周面に内輪軌道を、それぞれ有する内輪相当部材
    と、懸架装置に支持する為の取付部を外周面に有し、内
    周面に複列の外輪軌道を形成した外輪相当部材と、上記
    内輪軌道と外輪軌道との間に設けられた複数の転動体
    と、上記内輪相当部材に固定されたパルスロータと、上
    記外輪相当部材の内端開口端部に嵌合固定されたカバー
    と、このカバーに支持されて、上記パルスロータと対向
    するセンサとを備えた回転速度検出用転がり軸受ユニッ
    トに於いて、上記カバーは、その外端開口部外周縁に形
    成された、上記外輪相当部材の内端面に突き合わせ自在
    な外向フランジ部と、この外向フランジ部の外周縁を外
    方に向け直角に折り曲げる事で形成され、上記外輪相当
    部材の内端部に外嵌自在な嵌合筒部と、この嵌合筒部の
    外端開口部を外方に折り曲げる事で形成された、直径方
    向に亙る寸法の大きな係合部とを有する事を特徴とする
    回転速度検出用転がり軸受ユニット。
  2. 【請求項2】 外端部に車輪固定用のフランジ部を、中
    間部外周面に内輪軌道を、それぞれ有する内輪相当部材
    と、懸架装置に支持する為の取付部を外周面に有し、内
    周面に複列の外輪軌道を形成した外輪相当部材と、上記
    内輪軌道と外輪軌道との間に設けられた複数の転動体
    と、上記内輪相当部材に固定されたパルスロータと、上
    記外輪相当部材の開口端部に嵌合固定されたカバーと、
    このカバーに支持されて、上記パルスロータと対向する
    センサとを備えた回転速度検出用転がり軸受ユニットに
    於いて、弾性材製の上記カバーの外端開口周縁部に形成
    された、上記外輪相当部材の内端面に突き合わせ自在な
    フランジ部と、このフランジ部の周縁から外方に向け直
    角に折れ曲がり、上記外輪相当部材の内端部に嵌合自在
    な嵌合筒部と、この嵌合筒部の周面で上記外輪相当部材
    の周面と対向自在な部分の円周方向複数箇所に形成され
    た第一の突起と、同じく嵌合筒部の周面で上記外輪相当
    部材の周面と対向自在な部分であって、上記第一の突起
    の形成部分から軸方向にずれた円周方向複数箇所に形成
    された第二の突起とを有し、これら第一、第二の突起の
    外側面は先端に向かう程、上記嵌合筒部の軸方向内側に
    向かう方向に傾斜し、同じく内側面は先端に向かう程、
    上記嵌合筒部の軸方向外側に向かう方向に傾斜してお
    り、上記外輪相当部材の内端部周面で、上記複数の第一
    の突起と整合自在な位置には円周方向に亙って、上記第
    一の突起を嵌合自在な第一の係止凹溝を形成し、同じく
    上記外輪相当部材の内端部周面で、上記複数の第二の突
    起と整合自在な位置には、円周方向に亙って傾斜した第
    二の係止凹溝を形成し、上記フランジ部と上記外輪相当
    部材の内端面との当接時に、上記第一の突起と第一の係
    止凹溝とががたつきなく係合すると同時に、上記第二の
    突起と第二の係止凹溝とが係合する様に構成した事を特
    徴とする回転速度検出用転がり軸受ユニット。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006329663A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Ntn Corp 回転速度検出装置付き車輪用軸受装置
WO2007122809A1 (ja) * 2006-04-12 2007-11-01 Ntn Corporation 車輪用軸受装置
WO2008090741A1 (ja) * 2007-01-23 2008-07-31 Ntn Corporation 回転速度検出装置付き車輪用軸受装置
JP2016130100A (ja) * 2015-01-14 2016-07-21 日本精工株式会社 軸受キャップ及び転がり軸受ユニット

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