JPH0514871A - 動きベクトル検出装置 - Google Patents

動きベクトル検出装置

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JPH0514871A
JPH0514871A JP3184059A JP18405991A JPH0514871A JP H0514871 A JPH0514871 A JP H0514871A JP 3184059 A JP3184059 A JP 3184059A JP 18405991 A JP18405991 A JP 18405991A JP H0514871 A JPH0514871 A JP H0514871A
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JP
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data
residual
representative point
motion vector
memory
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JP3184059A
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English (en)
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Mitsuharu Oki
光晴 大木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 代表点メモリ2と減算器3と絶対値化器4か
らなる演算手段には入力信号としての画像データの値を
直接与え、代表点メモリ22と減算器23と絶対値化器
24からなる演算手段には遅延素子を介した画像データ
を与え、加算器90で各演算手段からの出力を加算し、
加算器5と残差メモリ6からなる累加算手段で各ベクト
ル毎に残差を求め、比較器7で各ベクトルの残差のデー
タを比較して動きベクトルを求める。 【効果】 代表点数を増やすことができ、動きベクトル
の検出精度を上げ、動きベクトルの誤検出を少なくする
ことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動画像の動きベクトル
(動き量)を検出する動きベクトル検出装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の動画像の動きベクトル検出につい
て説明する。例えば、現在のフィールドの画像G0 に対
して1フィールド前の画像G-1について複数の代表点
(画素)Pk (k=0,1,2,・・・)を指定する。
すなわち、例えば図10に示すように、1フィールドの
画像Gについて複数(例えばk=0,1,2,・・・,
15)の代表点P0 ,P1 ,P2 ,・・・,P15を指定
する。また、このような1フィールド前の画像G-1の各
代表点Pk に対して(x,y)=(n,m)だけ離れた
位置にある現在のフィールドの画像G0 の画素をAnk,m
k とする。なお、上記(n,m)はベクトルであり、x
は水平方向(横方向)で、yは垂直方向(縦方向)であ
る。更に、この各ベクトル(n,m)における残差S
(n,m) は、数1の数式で定義される。
【0003】
【数1】
【0004】すなわち、例えば、図10に示すように、
各代表点Pk に対して、それぞれQ個の画素とR個の画
素からなる範囲(Q×Rの範囲)で示される捜索範囲S
Eを指定し、この捜索範囲SE内の全てのベクトル
(n,m)に対して、上記数1の数式により残差S(n,
m) を計算する。ここで、当該残差S(n,m) の中で最小
となるベクトル(nmin ,mmin )を計算して得られる
値を動きベクトルと呼ぶ。換言すれば、動画像におい
て、1つ前のフィールドの画像と現在のフィールドの画
像とは、上記残差が最小となるベクトル(nmin ,m
min )だけずれていると考えるのが妥当であるため、こ
のベクトルの事を動きベクトルと呼ぶのである。
【0005】図11に従来の動きベクトル検出装置の構
成を示す。この図11において、入力端子101には、
いわゆるラスタスキャンにより得られる画像データが供
給される。ここで、先ず、1フィールド前の画像データ
が入力端子101に入力されてくる間に、上記代表点P
k (k=0,1,2,・・・)のデータを代表点メモリ
102に格納しておく。次に、現在のフィールドの画像
データが上記入力端子101に供給されている時間に、
上記残差S(n,m) を計算する。以下この計算について詳
細に述べる。
【0006】すなわち、この図11の装置においては、
上記入力端子101から現在のフィールドの画像Gの画
素Ai,j のデータが入力されてきた時に、既に上記代表
点メモリ2に記憶されている上記代表点Pk のデータの
中から当該Ai,j のデータを含む上記捜索範囲SEと対
応する代表点Pk のデータを読み出し、減算器103及
び絶対値化器104により |A*,* −P* | の数式に示す計算を行う。ここで、|A*,* −P* |の
数式は、上記残差S(n,m) の部分項を求めるものである
ため、上記残差S(n,m) を求めるためには、当該数式に
よる演算結果を累加算することが必要となる。
【0007】このため、図11の構成には、累加算の途
中結果s(n,m) を一時保持する残差メモリ106が設け
られている。すなわち、この図11の構成において、一
般化して説明すると、上記入力端子101から入力され
てくる上記画素Ank,mk のデータに対応するベクトル
(n,m)の残差演算の途中結果s(n,m) のデータを当
該残差メモリ106から読み出し、これを上記絶対値化
器104からの出力と共に加算器105に送ることで、
当該加算器105では、 s(n,m) +|Ank,mk −Pk | の数式の加算が行われ、その後この加算結果を新しく残
差途中結果s(n,m) として、上記残差メモリ106の過
去の残差途中結果s(n,m) が格納されていた番地に当該
新しい残差途中結果s(n,m) をオーバーライトする(す
なわち残差途中結果s(n,m) のデータの更新を行う)。
【0008】このように、上記残差メモリ106に対し
て残差演算の途中結果のデータの書込/読出を繰り返し
ていくことで、上記入力端子101への上記現フィール
ドの全ての画素Ai,j のデータの入力が終了する時刻
に、上記|A*,* −P* |の数式の全ての累加算が終了
し、この時の残差メモリ106に格納されている値(残
差途中結果s(n,m) )が、残差S (n,m)となる。
【0009】その後、当該残差メモリ106内の各残差
S (n,m)のデータを読み出して、最小となるベクトルを
比較計算により求める比較器107に供給することによ
り、動きベクトル(nmin ,mmin )が求められるよう
になる。この動きベクトルのデータが出力端子108か
ら出力される。
【0010】また、上記残差メモリ106は、各ベクト
ル毎に残差途中結果を一時保持しなくてはならないの
で、その大きさは(Q×R)ワードとなる。
【0011】なお、上述のような動き量(動きベクト
ル)検出装置としては、特開平1−269371号公報
に、テレビジョン画像信号を入力する入力回路と、1フ
ィールド領域に複数の代表点を指定する代表点指定回路
と、1フィールド以上前の前記代表点の画像信号と現在
の画像信号とを演算する演算回路と、この演算回路の出
力信号を書き込み読み出し可能なメモリ回路と、前記代
表点指定回路とメモリ回路とを制御する演算制御回路と
を備え、演算制御回路は代表点指定回路が指定する代表
点の位置と、メモリ回路のメモリ領域指定とを対応させ
て制御するような構成の動き量検出装置が開示されてい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、1
フィールド有効画素が512×256(縦×横)のよう
な小型ビデオカメラにおいては、上記捜索範囲SEを6
4×16(Q×R)として動きベクトルを検出してお
り、この動きベクトルを元にして、例えば画枠をずらす
ようにすることで、撮影時の手振れ等による画像の動き
を補正することを行っている。すなわち、上記動きベク
トルを利用して、例えばフィールドメモリ等に、現在の
フィールドの画像データを書き込み、次に読み出す際に
上記検出された動きベクトル分だけ画像をずらすように
読み出せば、上記揺れ等を補正した画像を得ることがで
きるようになる。
【0013】また、動きベクトルを求める場合には、上
記代表点が多ければ多いほど、当該動きベクトルの誤差
は小さくなるものである。
【0014】ここで、上記小型ビデオカメラの例の場
合、例えば最も多く取りうる代表点の数は、(512×
256)/(64×16)=8×16=128点とな
る。すなわち、これ以上多くの代表点をとると、例え
ば、図12に示すように、代表点Pkaに対する捜索範囲
SEa と別の代表点Pkbに対する捜索範囲SEb とが重
なってしまうようになる。
【0015】ところが、上述した従来の動きベクトル検
出装置に、このような重なり部分の画素(例えば図12
の図中画素Ai,j )が入力されてきたときには、例え
ば、 |Ai,j −Pka| (S(3,-1)の部分項) と、 |Ai,j −Pkb| (S(-4,-3) の部分項) との数式で示す計算を同時に行わなければなくなり、こ
れを当該従来の動きベクトル検出装置で行うことは不可
能である。換言すれば、上記図11に示した従来の動き
ベクトル検出装置においては、上述のような考えられる
最大の動きベクトルが上記Q×Rの捜索範囲SE内に無
ければ、誤判定を起こしてしまう。なお、図12にはQ
=9,R=7の例を示している。
【0016】また、上記動きベクトルの計算方法として
は、上述したような1画面全体に対して残差S(n,m) を
計算して動きベクトルを求める方法以外に、次のような
求め方もある。
【0017】すなわち、画面を複数ブロックに分割し
て、各ブロック毎に、上記ベクトル(n,m)における
上記残差を計算する方法である。ここでは、説明の簡略
化のため、図13に示すように、画面を例えば第1〜第
4の4つのブロックb[1] ,b[2] ,b[3] ,b[4]
分割する例を挙げる。このブロック毎のベクトル(n,
m)における残差は、数2の数式に示す演算を行うこと
で求められる。
【0018】
【数2】
【0019】ただし、この数2の数式において、k∈
{k|Pk ∈第Bブロック}であり、B=1,2,3,
4で上記第1〜第4ブロックb[1]〜b[4] の何れかを
示す。
【0020】また、第1のブロックb[1] の残差S(n,
m)[1] の中で最小となるベクトル(nmin ,mmin
[1] を計算し、その値を第1のブロックb[1] の動きベ
クトルと呼ぶ。同様に、残差S(n,m) [2] とS(n,m)
[3] とS(n,m) [4] についても計算し、それらの値の
(nmin ,mmin [2] と(nmin ,mmin [3]
(nmin ,mmin [4] を、それぞれ、第2,第3,第
4ブロックb[2] 〜b[4] の動きベクトルと呼ぶ。
【0021】ここで、例えば、第1,第2,第4ブロッ
クb[1] ,b[2] ,b[4] の画素は、背景を写したもの
であるとする。そして、第3のブロックb[3] には動体
(例えば人や車等)を写しているとする。この時、背景
は各フィールド間で振れずに止まっていることが望まし
い。
【0022】この場合、例えば、前述したように1画面
全体に対して残差を計算してしまうと、上記第3のブロ
ックb[3] の人や車等の動体が残差計算に対して悪影響
を与え、正しい動きベクトルが求められない可能性があ
る。このようなことから、前述した1画面全体に対して
残差を求めて動きベクトルを求めるような方法よりも、
上述したブロック毎に動きベクトルを求める方法は有効
である。
【0023】ところで、このようなブロック毎の動きベ
クトルを求める方法においても、前述した1画面全体に
対して残差S(n,m) を計算して動きベクトルを求める方
法と同様に、代表点数をあまり多く取り過ぎると、各代
表点に対するQ×Rの捜索範囲SEが重なり合ってしま
い、従来の装置では、動きベクトルを求めることができ
ない場合ある。
【0024】そこで、本発明は、上述のような実情に鑑
みて提案されたものであり、1画面全体に対して或いは
画面をブロック分けした各ブロックに対して動きベクト
ルを求める場合に、動きベクトルの誤差を少なくするこ
とができる多くの代表点を取ることが可能であると共
に、多くの代表点をとっても動きベクトルの計算が可能
な動きベクトル検出装置を提供することを目的とするも
のである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の動きベクトル検
出装置は、上述の目的を達成するために提案されたもの
であり、1フィールド以上前の画像の1つ若しくは複数
の代表点のデータを保持する代表点メモリと、入力され
てくる現フィールドのデータと上記代表点のデータとの
差分絶対値を計算してベクトルを求める差分絶対値計算
回路とからなる演算手段を2つ以上設け、上記2つ以上
の演算手段のうちの1つには入力信号として入力端子に
供給された画像データを直接与え、上記演算手段の残り
のものには入力信号として上記入力端子に供給された画
像データが1つ若しくは複数の遅延素子を介したデータ
を与えると共に、上記2つ以上の各演算手段からの出力
を加算する加算手段と、上記各ベクトル毎に上記加算手
段の出力を累積的に加算して残差を求める加算器及び残
差メモリからなる累加算手段と、上記各ベクトルの残差
のデータを比較して動きベクトルを計算する比較手段
と、上記演算手段の代表点メモリと累加算手段の残差メ
モリの書込/読出及びアドレスを制御する制御手段とを
有してなるものである。
【0026】また、本発明の動きベクトル検出装置は、
1フィールド以上前の画像の複数の代表点のデータを保
持する代表点メモリと、入力されてくる現フィールドの
データと上記代表点のデータとの差分絶対値を計算して
ベクトルを求める差分絶対値計算回路とからなる演算手
段を2つ以上設け、上記2つ以上の演算手段のうちの1
つには入力信号として入力端子に供給された画像データ
を直接与え、上記演算手段の残りのものには入力信号と
して上記入力端子に供給された画像データが1つ若しく
は複数の遅延素子を介したデータを与えると共に、上記
2つ以上の各演算手段からの出力を加算する加算手段
と、1フィールドの画像を複数ブロックに分割して各ブ
ロックの上記各ベクトル毎に上記加算手段の出力を累積
的に加算して残差を求める加算器及び複数の残差メモリ
からなる累加算手段と、上記各ベクトルの残差のデータ
を比較して各ブロック毎に動きベクトルを計算する比較
手段と、上記比較手段からの各ブロック毎の動きベクト
ルのデータに基づいて真の動きベクトルを判断する判断
手段と、上記演算手段の代表点メモリと累加算手段の残
差メモリの書込/読出及びアドレスを制御する制御手段
とを有してなるものでもある。
【0027】
【作用】本発明の動きベクトル検出装置によれば、1フ
ィールド以前の画像の代表点と現フィールドのデータと
からベクトルを求める演算手段を2つ以上設けているた
め、演算手段が1つのみの場合に比べて、現フィールド
の画像に対する代表点の数を2倍以上とることが可能と
なり、したがって、動きベクトルの誤判定を少なくする
ことができる。また、各演算手段においては、捜索範囲
が重ならないため、代表点を多くとっても動きベクトル
検出のための計算を行うことができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の動きベクトル検出装置の実施
例を図面を参照しながら説明する。
【0029】図1に本発明の第1の実施例の動きベクト
ル検出装置の概略構成を示す。この図1に示す第1の実
施例の動きベクトル検出装置は、1フィールド以上前の
画像G-1の1つ若しくは複数の代表点Pk のデータを保
持する代表点メモリと、入力されてくる現フィールドの
画像G0 の画素Ai,j のデータと上記代表点Pk のデー
タとの差分絶対値を計算してベクトルを求める減算器及
び絶対値化器とからなる差分絶対値計算回路を有してな
る演算手段が2つ以上設けられている。本実施例では演
算手段を2つ設けた例を示しており、したがって、一方
の演算手段は代表点メモリ2と減算器3と絶対値化器4
とで構成され、他方の演算手段は代表点メモリ22と減
算器23と絶対値化器24とで構成されている。ここ
で、上記演算手段のうちの1つには入力信号として入力
端子1から供給される動画像の画像データの値を直接与
え、上記演算手段の残りのものには入力信号として上記
入力端子1から供給される動画像の画像データが1画素
単位の遅延を行う単位遅延素子(レジスタ)10を介し
た値を与えるようになされている。
【0030】また、この第1の実施例装置には、上記演
算手段と共に、各演算手段からの出力を加算する加算器
90と、上記各ベクトル毎に上記加算器90の出力を累
積的に加算して残差を求める加算器5及び残差メモリ6
からなる累加算手段と、上記各ベクトルの残差のデータ
を比較して最小となる動きベクトルを求める比較器7
と、上記演算手段の代表点メモリ2,22と累加算手段
の残差メモリ6の書込/読出及びアドレスを制御する制
御回路85とを有してなるものである。
【0031】先ず、この図1に示す第1の実施例装置の
動作説明を行う。ここで、本実施例において、捜索範囲
SEの大きさをQ×Rとする。入力端子1からは、図2
に示すように、先ず、1フィールド前の1画面の画像G
-1のデータが図中RSで示す矢印方向のようにラスタス
キャン入力されてくる。ここで、代表点メモリ22と入
力端子1との間には上記単位遅延素子であるレジスタ1
0が挿入されているので、上記代表点メモリ2に上記代
表点Pk のデータが入力されてきた時には、当該代表点
メモリ22へは上記代表点Pk の1画素左隣の代表点P
1kのデータが入力されることになる。したがって、上記
代表点メモリ2は当該代表点Pk のデータを格納し、上
記代表点メモリ22は上記代表点Pk の1画素左隣の代
表点P1kのデータを格納する。ただし、k=0,1,
2,・・・である。
【0032】また、図3に示すように、上記代表点Pk
及び代表点P1kは、現フィールドに対する1フィールド
前の画像の横方向Q画素間隔及び縦方向R画素間隔の捜
索範囲SEのデータからピックアップされる画素であ
る。
【0033】更に、図4に示すように、代表点P1kは上
記代表点Pk の1画素左隣の画素であるため、上記代表
点Pk に対する捜索範囲SEと上記代表点P1kに対する
捜索範囲SE1 とは、横方向に1画素分ずれたものとな
っている。ここで、上記代表点Pk に対する捜索範囲S
E同士は互いに重なることはなく、同様に、上記代表点
1kに対する捜索範囲SE1 同士も重なることがない。
【0034】再び図1に戻って、上記代表点メモリ2及
び減算器3,絶対値化器4の回路構成は、前述した図1
1の従来例と同様である。したがって、図4に示す現フ
ィールドの画素Ai,j のデータが、上記入力端子1から
入力されてきた時には、上記代表点メモリ2から上記代
表点Pk のデータを読み出して、上記減算器3と絶対値
化器4で、 |Ai,j −Pk | (S(n,m) の部分項) の数式により残差S(n,m) の部分項の計算を行う。ただ
し、画素Ai,j と代表点Pk の位置は(n,m)離れて
いるとする。
【0035】また、この時、上記代表点メモリ22の後
段の減算器23の一方の入力には、上記レジスタ10を
介することによって、上記画素Ai,j のデータよりも1
サイクル遅れたデータ(図4の画素Ai,j-1 のデータ)
が与えられている。したがって、代表点メモリ22から
代表点P1kのデータを読み出し、減算器23の他方の入
力に与えることにより、減算器23及び絶対値化器24
で、 |Ai,j-1 −P1k| の数式に示す計算が行われる。
【0036】ところで、この第1の実施例においては、
上述のように、上記画素Ai,j と上記代表点Pk の位置
が(n,m)離れているとしているため、上記画素Ai,
j の左隣の位置と上記代表点Pk の左隣の位置との間隔
(距離)すなわち画素Ai,j-1 の位置と代表点P1kの位
置との間隔(距離)も上記(n,m)となる。したがっ
て、上記|Ai,j-1 −P1k|の数式の演算結果(すなわ
ち絶対値化器24の出力)も、上述同様に残差S(n,m)
の部分項となる。
【0037】上記絶対値化器4と24の出力は、加算器
90に送られる。したがって、この加算器90では、上
記絶対値化器4と24の出力が加算され、 |Ai,j-1 −P1k|+|Ai,j-1 −Pk| (S(n,m)
の部分項) の数式に示す加算結果が出力される。この加算結果は、
加算器5に送られる。
【0038】当該加算器5は残差メモリ6と共に累加算
手段を構成しており、当該残差メモリ6には、先に入力
端子1から入力された画素Ai,j のデータに対応するベ
クトル(n,m)の残差途中結果s(n,m) のデータが格
納されている。したがって、上記加算器5には、上記残
差メモリ6から読み出される残差途中結果s(n,m) のデ
ータと上記加算器90からの出力との加算が行われる。
すなわち、当該加算器5では、 s(n,m) +|Ai,j-1 −P1k|+|Ai,j−Pk | の数式に示す加算が行われることになる。
【0039】この加算結果は、新しい残差途中結果s
(n,m) のデータとされて、上記残差メモリ6に送られ、
この新しい残差途中結果s(n,m)のデータを過去の残差
途中結果s(n,m) のデータが格納されていた番地にオー
バーライトする。すなわち、残差途中結果s(n,m) のデ
ータの更新を行う。なお、残差メモリ6は、捜索範囲S
Eと同じ大きさ、すなわち(Q×R)ワードの容量を有
するものである。
【0040】このような上記残差メモリ6の書込/読出
と上記加算器5による累加算を繰り返していくことによ
り、上記現フィールドの画像G0 の画素Ai,j のデータ
が全て入力し終わる時刻までに、|A*,* −P* |と|
A*,* −P1*|の数式の演算が上記減算器3及び絶対値
化器4と減算器23及び絶対値化器24で行われ、更に
加算器90を介し、上記残差メモリ6及び加算器5によ
って各ベクトル毎に残差途中結果の累加算が行われる。
したがって、上記現フィールドの画像G0 の画素Ai,j
のデータが全て入力し終わる時刻において、残差メモリ
6に格納されている残差途中結果s(n,m) のデータは、
数3に示す数式のように残差S (n,m)となる。
【0041】
【数3】
【0042】ただし、上記数3の数式において、画素A
i,j の位置は、前述したように、代表点Pk の位置から
(n,m)だけ離れているとする。したがって、画素A
i,j-1も、代表点P1kの位置から(n,m)だけ離れて
いる。
【0043】その後、上記残差メモリ6内の各残差S
(n,m)のデータを読み出して、比較器7に供給する。こ
の比較器7では、供給された各データの最小のものを選
び出すことにより、動きベクトル(nmin ,mmin )を
求める。
【0044】なお、上記図1に示した第1の実施例の動
きベクトル検出装置の各代表点メモリ2,22と、残差
メモリ6の書込/読出及びアドレスの制御は、上記制御
回路85によりなされている。
【0045】また、上記第1の実施例の図1において
は、減算器3及び絶対値化器4と、減算器23及び絶対
値化器24は、全く同じ回路であるため、これらを1つ
の減算器と1つの絶対値化器で兼用し、時分割多重処理
により上記差分絶対値計算の処理を行うようにすること
も可能である。ただし、この時分割多重処理を行う場合
には、その多重度と等しい高周波クロック(この場合は
2倍)で上記差分絶対値計算回路を動作させる必要があ
る。例えば、色差線順次方式のCCDの信号を扱う場合
の動きベクトル検出装置では、CCDのデータレートの
1/2のデータレートとなる。したがって、この場合
は、CCDを駆動するクロックを図1に高周波クロック
として与えればよい。
【0046】上述したように、第1の実施例によれば、
従来と同じ代表点Pkと共にその左隣の点を代表点P1k
として選び、代表点メモリ2に上記代表点Pk のデータ
を格納し、減算器3及び絶対値化器4によって現フィー
ルドの画素Ai,j のデータと上記代表点Pk との差分絶
対値を計算させると共に、代表点メモリ22には代表点
1kのデータを格納し、入力端子1からレジスタ10を
介した画素Ai,j-1 のデータと上記代表点P1kとの差分
絶対値を減算器23及び絶対値化器24で計算させ、こ
れら2つの差分絶対値を加算器90で加算した後、加算
器5及び残差メモリ6を用いて、各ベクトル毎に加算結
果を累積していくことにより、従来よりも2倍の代表点
を用いて動きベクトルを求めることが可能となってい
る。すなわち、従来の装置では、代表点をQ×R間隔の
捜索範囲SEで1点した選べなかったのに対し、第1の
実施例装置においては、上記残差S (n,m)を計算するの
に代表点Pk とP1k(k=0,1,2,・・・)の2つ
の代表点を用いているので、2倍の代表点数をとること
ができるようになり、したがって、動きベクトルの誤判
定を少なくすることが可能となる。
【0047】ところで、図3をみてわかるように、この
第1の実施例においては、代表点が2点ずつかたまった
分布となっている。ところが、これら代表点は偏らない
ことが好ましい。すなわち、例えば、代表点が全て画面
の右半分に偏っているような場合が存在したとすると、
この場合は画面の右半分のデータから動きベクトルを求
めることになり、誤反転を起こし易くなる。したがっ
て、代表点は偏らないことが望ましい。
【0048】そこで、本発明の第2の実施例において
は、上記代表点として、上述の図2の代表点Pk とP1k
ではなく、上記代表点Pk と該代表点Pk の例えば左側
に2画素離れた代表点P2kを選ぶようにしている。この
場合、上記図1の絶対値化器4から出力される|Ai,j
−Pk |の数式で求める残差S(n,m) の部分項と共に加
算器90で加算される値(絶対値化器24の出力)は、
|Ai,j-2 −P2k|の数式から得られる残差S(n,m) の
部分項とされる。
【0049】したがって、本実施例の第2の実施例で
は、上記図1の装置構成において、上記レジスタ10の
代わりに、図5に示すように、レジスタを2段に直列に
接続した構成(レジスタ10a,10b)とする。この
場合、上記代表点Pk のデータは、代表点メモリ2に、
上記代表点P2kのデータは代表点メモリ22に格納して
おくことになる。
【0050】また、本発明の第3の実施例として、上記
代表点を更に増やして、上記図2の上記代表点Pk ,P
1k,P2kの3つを選ぶようにすることも可能である。こ
の場合は、第3の実施例の動きベクトル検出装置は、図
6に示すような構成となる。すなわち、この第3の実施
例は、演算手段が3つの場合であり、遅延素子が2つの
場合の例である。なお、この図6の構成において図1と
同じものには同一の指示符号を付してその説明について
は省略する。
【0051】すなわち、この図6に示す第3の実施例装
置において、代表点メモリ2,22,32には、それぞ
れ、代表点Pk ,P1k,P2kを格納しておく。ここで、
上記入力端子1から画素Ai,j のデータが入力されてき
た時に、レジスタ10からは画素Ai,j-1 のデータが出
力され、レジスタ11からは画素Ai,j-2 のデータが出
力されることになる。このため、上記代表点メモリ2,
22,32からは、それぞれ既に格納されている代表点
Pk ,P1k,P2kのデータを読み出し、各々対応する減
算器3及び絶対値化器4,減算器23及び絶対値化器2
4,減算器33及び絶対値化器34によって、それぞれ
残差S(n,m)の部分項である|Ai,j −Pk |と|Ai,j
-1 −P1k|と|Ai,j-2 −P2k|の数式の演算を行
い、後段の加算器91に送る。この加算器91での加算
結果は、上述の図1と同様に、加算器5及び残差メモリ
6により累積される。
【0052】上述したように、第3の実施例によれば、
代表点を代表点Pk とその左隣代表点P1kと更に左隣の
代表点P2kとして選び、代表点メモリ2に上記代表点P
k のデータを格納し、減算器3及び絶対値化器4によっ
て現フィールドの画素Ai,jのデータと上記代表点Pk
との差分絶対値を計算させると共に、代表点メモリ22
には代表点P1kのデータを格納し、入力端子1からのレ
ジスタ10を介した画素Ai,j-1 のデータと上記代表点
1kとの差分絶対値を減算器23及び絶対値化器24で
計算させ、同様に、代表点メモリ32には代表点P2kの
データを格納し、入力端子1からのレジスタ10,11
を介した画素Ai,j-2 のデータと上記代表点P2kとの差
分絶対値を減算器33及び絶対値化器34で計算させて
いる。これら3つの差分絶対値を加算器91で加算した
後、加算器5及び残差メモリ6を用いて、各ベクトル毎
に加算結果を累積していくことにより、従来よりも3倍
の代表点を用いて動きベクトルを求めることが可能とな
っている。すなわち、第3の実施例装置においては、上
記残差S (n,m)を計算するのに代表点Pk とP1kとP2k
と(k=0,1,2,・・・)の3つの代表点を用いて
いるので、3倍の代表点数をとることができるようにな
り、したがって、動きベクトルの誤判定を更に少なくす
ることが可能となる。
【0053】なお、上記第3の実施例の図6において
も、減算器3及び絶対値化器4と、減算器23及び絶対
値化器24と、減算器33及び絶対値化器34とは、全
く同じ回路であるため、1つの減算器と1つの絶対値化
器で兼用し、時分割多重処理で上記差分絶対値計算の処
理を行うようにすることが可能である。ただし、この時
分割多重では、その多重度と等しい高周波クロック(こ
の場合は3倍)を必要とし、例えば色差線順次方式のC
CDの信号を扱う場合には、CCDのデータレートの1
/3のデータレートとなる。したがって、CCDを動か
すクロックは上記高周波クロックを与える。
【0054】ところで、動きベクトルを求める方法とし
ては、上述した第1,第2,第3の実施例のように、1
画面全体に対して残差S(n,m) を計算して動きベクトル
を求める方法以外に、次のような求め方もある。すなわ
ち、例えば、画面を複数ブロックに分割して、各ブロッ
ク毎に上記残差を計算して動きベクトルを求める方法で
ある。
【0055】本発明においては、上記ブロック毎の動き
ベクトル検出を行うための構成として図7に示すような
第4の実施例の動きベクトル検出装置を用いている。な
お、この図7において前述した図1と同様の構成要素に
は同一の指示符号を付している。
【0056】この図7に示す第4の実施例装置は、1フ
ィールド以上前の画像G-1の複数の代表点Pk のデータ
を保持する代表点メモリと、入力されてくる現フィール
ドの画像G0 の画素Ai,j のデータと上記代表点Pk の
データとの差分絶対値を計算してベクトルを求める減算
器及び絶対値化器とからなる差分絶対値計算回路を有し
てなる演算手段が2つ以上設けられている。この第4の
実施例においても、前述の第1の実施例同様に、上記演
算手段を2つ設けた例を示しており、したがって、一方
の演算手段は代表点メモリ2と減算器3と絶対値化器4
とで構成され、他方の演算手段は代表点メモリ22と減
算器23と絶対値化器24とで構成されている。ここ
で、上記演算手段のうちの1つには入力信号として入力
端子1から供給される動画像の画像データの値を直接与
え、上記演算手段の残りのものには入力信号として上記
入力端子1から供給される動画像の画像データが1画素
単位の遅延を行う単位遅延素子(レジスタ)10を介し
た値を与えるようになされている。
【0057】更に、第4の実施例装置には、上記各演算
手段からの出力を加算する加算器90と、1フィールド
の画像のデータを複数ブロックbに分割して各ブロック
bの上記各ベクトル毎に上記加算器90の出力を累積的
に加算して残差を求める加算器5及び複数の残差メモリ
(例えば2つの残差メモリ61,62)からなる累加算
手段と、上記各ベクトルの残差のデータを比較して各ブ
ロックb毎に動きベクトルを求める比較器7と、上記比
較器7の出力を入力として真の動きベクトルを判断する
判断回路8と、上記演算手段の代表点メモリ2,22と
累加算手段の残差メモリ61,62の書込/読出及びア
ドレスを制御する制御回路85とを有してなるものでも
ある。
【0058】すなわち、本実施例では上述のように、1
画面を複数ブロックbに分割する。本実施例では説明の
簡略化のため、前述した図13に示したように、第1〜
第4の4つのブロックb[1] 〜b[4] に分割している。
本実施例ではこの各ブロック毎に残差を計算する。
【0059】すなわち、前述した数2の数式に示す演算
を行う。そして、第1のブロックb[1] の残差S(n,m)
[1] の中で最小となるベクトル(nmin ,mmin [1]
を計算し、その値を第1のブロックb[1] の動きベクト
ルとする。同様に、残差S(n,m) [2] とS(n,m) [3]
S(n,m) [4] についても計算し、それらの値の
(nmi n ,mmin [2] と(nmin ,mmin [3]
(nmin ,mmin [4] を、それぞれ、第2,第3,第
4ブロックb[2] 〜b[4] の動きベクトルとする。
【0060】ここで、前述のように、第1,第2,第4
ブロックb[1],b[2] ,b[4] の画素は、例えば、背
景を写したものであるとし、第3のブロックには動体
(人や車等)を写しているとする。この時、背景は各フ
ィールド間で振れずに止まっていることが望ましい。
【0061】この場合、例えば、前述した第1〜第3の
実施例のように1画面全体に対して残差を計算してしま
うと、上記第3のブロックb[3] の人や車等の動体が残
差計算に対して悪影響を与え、正しく動きベクトルが求
められない可能性がある。これに対し、第4の実施例に
おいては、上記第3ブロックb[3] の残差を無視し、第
1,第2,第4ブロックb[1] ,b[2] ,b[4] のみか
ら残差を計算するようにすれば、正しい動きベクトルを
求めることが可能となる。
【0062】すなわち、この第4の実施例においては、
実際に以下に示す各条件別に計算を行う。例えば、第1
の条件として、4つのブロックの動きベクトルが全て等
しい時には、そのベクトルを真の動きベクトルとして出
力する。また例えば、第2の条件として、1つのブロッ
クの動きベクトルのみが、他の3つのブロックの動きベ
クトルと違う時は、3つの(動きベクトルが同一の)ブ
ロックの動きベクトルを真の動きベクトルとする。更に
例えば、第3の条件として、これら以外の時は、動きベ
クトル検出不可能とするか、或いは、ブロックに重要度
(重み係数)を付加してその重み係数で判別する。
【0063】また、この第4の実施例の場合も、代表点
数をあまり多く取り過ぎると、各代表点に対する捜索範
囲(Q×R)が重なり合ってしまうが、当該第4の実施
例においても、上記第1〜第3の実施例同様に、各ブロ
ック毎にQ×Rの間隔で代表点Pk をとると共にその左
隣の点も代表点P1kとしてとり、前述した数3の数式の
計算を行い、各ブロック毎に残差S(n,m)の最小となる
ベクトル(n,m)を出力することにより、従来の代表
点数よりも2倍の代表点をとることができ、動きベクト
ルの精度を従来よりも良く求めることができるようにな
されている。
【0064】以下、上記図7に示す第4の実施例装置の
動作について説明する。この図7においても、捜索範囲
SEをQ×Rとする。また、図8に示すように、1フィ
ールド前の代表点Pk とP1k(k=1,2,3,・・
・,vw−1)のデータのうち、代表点メモリ2には代
表点Pk のデータを格納し、代表点メモリ22には代表
点P1kのデータを格納する。すなわち、前述した図2に
示したように、画像データはラスタスキャン入力されて
くるので、代表点メモリ2に代表点Pk のデータが入力
されてくるのと同時刻に、代表点メモリ22には上記入
力端子1からレジスタ10を介した1サンプル前のデー
タすなわち代表点P1kのデータが入力されてきている。
このため、代表点メモリ2及び22に代表点を取り込む
タイミングは同じとなる。なお、この場合の代表点Pk
及びP1kの総数は、2vw個となる。ただし、v≒(1
フィールドの横方向の画素数)/Qで、w≒(1フィー
ルドの縦方向の画素数)/Rである。前述した従来例の
場合は、捜索範囲SEを互いに重なり合わせることがで
きなかったので、代表点数はvw個となるが、本実施例
ではその2倍の代表点数をとることが可能となる。
【0065】また、図8を見てわかるように、代表点P
k はQ×R間隔で並んでいるので、お互いの捜索範囲S
Eは重なることがなく、また、代表点P1kについても同
様に互いの捜索範囲SEは重ならない。更に、代表点P
k ,P1kの捜索範囲の関係は、前述した図4に示したよ
うな関係となっている。
【0066】ここで、第4の実施例においては、上述の
ようにして代表点をとっているため、図8に示す様に画
面を第1〜第4の4つのブロックb[1]〜b[4] に分割
した場合、任意の第Bブロックb[B] におけるベクトル
(n,m)[B] の残差S(n,m[B] は、数4の数式の演算
結果のようになる。
【0067】
【数4】
【0068】ただし、この数4の数式において、k∈
{k|Pk ∈第Bブロック}であり、B=1,2,3,
4で、第Bブロックb[B] の画素Ai,j [B] は代表点P
k [B] から(n,m)[B] だけ離れており、画素Ai,j-
1 [B] は代表点P1k[B] から(n,m)[B] だけ離れて
いる。
【0069】すなわち、第1ブロックb[1] 及び第2ブ
ロックb[2] のデータは、現フィールドのデータのうち
図8に示すような時刻T0 〜T1 の時に入力端子1から
入力されてくる。この時間を利用して第1ブロックb
[1] の動きベクトル(nmin ,mmin [1] と,第2の
ブロックb[2] の動きベクトル(nmin ,mmin [2]
を計算する。
【0070】ここで、現フィールドのデータのうち第1
ブロックb[1]内の代表点Pk [1] の捜索範囲SEに含
まれる画素Ai,j [1] のデータが入力端子1から入力さ
れてきた時、レジスタ10からは、その一画素左隣の画
素Ai,j-1 [1] のデータが出力されている。この時、代
表点メモリ2から代表点Pk [1] のデータを読み出し
て、減算器3及び絶対値化器4で、 |Ai,j [1] −Pk [1] | の計算を行って残差S(n,m) [1] の部分項を求める。た
だし、この数式において、上記画素Ai,j [1] は代表点
Pk[1] から(n,m)[1] だけ離れているとする。
【0071】これと同時に代表点メモリ22からは代表
点P1k[1] のデータを読み出し、減算器23及び絶対値
化器24で |Ai,j-1 [1] −P1k [1]| の数式に示す演算を行う。
【0072】上記画素Ai,j [1] と代表点Pk [1]
は、上記 (n,m)[1] だけ離れているので、その左隣
である画素Ai,j-1 [1] と代表点P1k[1] の位置関係も
(n,m)[1] だけ離れている。したがって、上記|A
i,j-1 [1] −P1k [1]|の数式の演算結果も残差S(n,
m) [1] の部分項である。
【0073】上記残差S(n,m) [1] の部分項同士である
上記絶対値化器4及び絶対値化器24の出力は、加算器
90で加算される。したがって、当該加算器90から
は、 |Ai,j-1 [1] −P1k [1]|+|Ai,j [1] −Pk [1] | の数式に示す演算結果が出力される。
【0074】第1ブロックb[1] の各ベクトルにおける
残差途中結果は、残差メモリ61に格納されていく。な
お、残差メモリ61はQ×Rワードである。この残差メ
モリ61からベクトル(n,m)[1] における残差途中
結果s(n,m) [1] のデータを読み出し、上記加算器90
で、 s(n,m) [1] +|Ai,j-1 [1] −P1k [1]|+|Ai,j [1] −Pk [1] | の数式に示す演算を行い、新しく該加算器90の出力を
残差途中結果s(n,m) [1] とおき、更に上記残差メモリ
61の古い残差途中結果s(n,m) [1] のデータが格納さ
れていた番地に新しい残差途中結果s(n,m) [1] のデー
タをオーバーライトする(すなわち格納データの更新を
行う)。
【0075】同様に、現フィールドのデータのうち上記
第2ブロックb[2] 内の代表点Pk [2] の捜索範囲に含
まれる画素Ai,j [2] のデータが、上記入力端子1から
入力してきた時は、上記レジスタ10からは画素Ai,j-
1 [2] のデータが出力されているので、上記代表点メモ
リ2,減算器3,絶対値化器4と、上記代表点メモリ2
2,減算器23,絶対値化器24により、それぞれ|A
i,j [2] −Pk [2] |と|Ai,j-1 [2] −P1k [2]|の
数式の残差S(n,m) [2] の部分項を計算し、加算器90
でそれらを加算する。ただし、上記画素Ai,j [2] と代
表点Pk [2] の位置関係を (n,m)[2] とする。
【0076】第2ブロックb[2] の各ベクトルにおける
残差途中結果s(n,m) [2] のデータは、残差メモリ62
に格納される。なお、この残差メモリ62はQ×Rワー
ドである。この残差メモリ62から残差途中結果s(n,
m) [2] のデータを読み出し、加算器90で、 s(n,m) [2] +|Ai,j-1 [2] −P1k [2]|+|Ai,j [2] −Pk [2] | の数式に示す計算を行い、新しくこの加算器90の出力
を、残差途中結果s(n,m) [2] とおき、上記残差メモリ
62の古い残差途中結果s(n,m) [2] のデータが格納さ
れていた番地に、新しい残差途中結果s(n,m) [2] のデ
ータをオーバーライトする(更新する)。
【0077】このようにしていくことにより、図8の時
刻T1 までに、第1,第2ブロックb[1] ,b[2] の全
ての現フィールドのデータが入力し終わるので時刻T1
において、残差メモリ61に格納されている残差途中結
果s(n,m) [1] は残差S(n,m) [1] になり、残差メモリ
62に格納されている残差途中結果s(n,m) [2] は残差
S(n,m) [2] になる。
【0078】そこで、上記残差メモリ61のQ×R個の
残差S(n,m) [1] を、比較器7に与えることで、当該比
較器7で上記残差S(n,m) [1] のうち最小となる(n
min ,m min[1] を捜せば、第1ブロックb[1] の動
きベクトル(nmin ,mmin [1] を求めることができ
る。
【0079】次に、残差メモリ62のQ×R個の残差S
(n,m) [2] を、比較器7に与えることで、同様に、第2
ブロックb[2] の動きベクトル(nmin ,mmin [2]
を求めることができる。
【0080】なお、時刻T1 〜T2 においては、残差メ
モリ61を第3ブロックb[3] の残差途中結果の一時保
持用として用い、残差メモリ62を第4ブロックb[4]
の残差途中結果の一時保持用として使用すれば、第3,
第4ブロックb[3] ,b[4] の動きベクトル(nmin
min [3] と(nmin ,mmin [4]を求めることが
できる。
【0081】その後、この第1〜第4のブロックb[1]
〜b[4] から得られた動きベクトル(nmin ,mmin
[1] 〜(nmin ,mmin [4] を判断回路8に送る。当
該判断回路8では、前述した第1〜第3の各条件に応じ
た判断を行う。すなわち、例えば、第1の条件として、
4つの動きベクトルが全て等しい時にはそのベクトルを
真の動きベクトルとして出力し、また第2の条件とし
て、1つの動きベクトルのみが他の3つの動きベクトル
と違う時は3つの(同一の)動きベクトルを真の動きベ
クトルとして出力し、更に第3の条件として、これら以
外の時は動きベクトル検出不可能とするか或いはブロッ
クに重要度(重み係数)を付加してその重み係数で判別
する等の処理を行うようにする。
【0082】また、上記第3の条件における判断処理の
代わりに、第4の条件として、上記第1の条件,第2の
条件以外の時は、前述した第1の実施例の方法のよう
に、ブロック単位でなく画面全体に対して動きベクトル
を求めるようにすることも可能である。
【0083】ただし、この場合は、上記第4の条件によ
る判断を考慮して、各ブロック以外に画面全体に対する
動きベクトルも求めておかなくてはならない。したがっ
て、図7において、加算器90の出力結果を、加算器
5,残差メモリ61,62とは別に、1つの加算器と1
つのメモリ(Q×Rワード)を設け、その1つの加算器
で画面全体の差分絶対値の各ベクトル毎の累加算を行
い、その1つのメモリ(Q×Rワード)に残差途中結果
を格納していく必要がある。すなわち、この場合は、前
述の第1の実施例の構成を用いるようにする。
【0084】なお、この図7の装置においても、上記代
表点メモリ2,24及び残差メモリ61,62の書込/
読出及びアドレスは、制御回路85により制御される。
また、当該第4の実施例の制御回路85は、スイッチ6
3,64のスイッチング制御も行っている。
【0085】また、上述した画面のブロック分割は、本
実施例のような4つに限定されず、4つ以上或いはそれ
以下であってもよい。
【0086】更に、例えば、動画像圧縮装置に本発明装
置を適用する場合には、各ブロック毎に動きベクトルを
求め、各ブロック毎に動きベクトル分ずれした画像の差
分をとることにより、データ量を減らす事を行うことに
なるが、この場合、本発明の第4の実施例の図7の各ブ
ロックの動きベクトル(比較器7の出力)を使用するこ
とができる。
【0087】ところで、図8をみてわかるように、この
第4の実施例においても、2点ずつ代表点がかたまって
分布している。しかし、前述したように、代表点はかた
まらない方がよいので、この第4の実施例においても、
前述の図2に示したように代表点Pk とP2k(k=1,
2,3,・・・,vw−1)を選ぶようにすることが可
能である。
【0088】この場合、図7の絶対値化器4から出力さ
れる|Ai,j [B] −Pk [B] |の数式の残差S (n,m)
[B] の部分項と加算器90で加算される値(絶対値化器
24の出力)は、|Ai,j-2 [B] −P2k [B]|の数式の
残差S(n,m) [B] の部分項でなければならない。したが
って、この場合は、第5の実施例として、レジスタ10
の代わりに、前述の図5に示したような2段のレジスタ
を設けたものとする。この場合、代表値Pk [B] は、代
表点メモリ2に格納し、代表点P2k[B] は代表点メモリ
22に格納する。
【0089】更に、この第4の実施例において前述の第
3の実施例同様に、代表点を増やして、代表点Pk とP
1kとP2k(k=1,2,3,・・,vw−1)を選ぶ場
合は、図9に示す第6の実施例装置の様な構成とすれば
よい。この図9においても、図6,図7と同様の構成要
素には同一の指示符号を付している。すなわち、この図
9の構成において、代表点メモリ2,22,32には、
それぞれ、代表点Pk,P1k,P2kのデータを格納して
おく。時刻T0 〜T1 では、残差メモリ61,62をそ
れぞれ第1ブロックb[1] ,第2ブロックb[2] 用とし
て用い、時刻T1 〜T2 では、第3ブロックb[3] ,第
4ブロックb[4] 用として用いる。
【0090】一般化して説明すると、上記入力端子1か
ら任意の第Bブロック内の代表点Pk [B] の捜索範囲に
含まれる画素Ai,j [B] のデータが入力されてきた時
に、レジスタ10,11から、それぞれ画素Ai,j-1
[B] とAi,j-2 [B] が出力されるので、上記代表点メモ
リ2,22,32からそれぞれ代表点Pk [B] ,P1k
[B],P2k[B] のデータを読み出し、上記減算器3及び
絶対値化器4,減算器23及び絶対値化器24,減算器
33及び絶対値化器34で、それぞれ残差S(n,m) [B]
の部分項である前記|Ai,j [B] −Pk [B] |と|Ai,
j-1 [B] −P1k [B]|と|Ai,j-2 [B] −P2k [B]|に
示した数式の演算を行い、加算器91で加算を行い、更
に加算器5及び残差メモリ61又は62を使用して累積
していく。この場合、代表点数は従来に比べて3vw個
となる。
【0091】上述したように、第1〜第3の実施例装置
が残差メモリ(Q×R)を1つしか持っていないため、
各ブロック毎に残差を計算することが出来ないのに対
し、この第4〜第6の実施例装置によれば、残差メモリ
(Q×Rワード)を複数個持つことにより、各ブロック
毎に残差を計算することが可能となった。これにより、
第1の実施例装置と同数の代表点を持ちながら、ブロッ
ク毎の動きベクトルを算出することが可能となる。
【0092】なお、上述した図7,図9の減算器3,絶
対値化器4及び減算器23,絶対値化器24、更に減算
器33,絶対値化器34の代わりに、前述の第1〜第3
の実施例同様に、1つの減算器と1つの絶対値化器を用
いて、データレートに対して2倍或いは3倍の速度で動
作させ、時分割多重処理を行うようにすることも可能で
ある。
【0093】
【発明の効果】上述のように、本発明の動きベクトル検
出装置においては、1フィールド以上前の画像の1つ若
しくは複数の代表点のデータを保持する代表点メモリ
と、入力されてくる現フィールドのデータと代表点のデ
ータとの差分絶対値を計算してベクトルを求める差分絶
対値計算回路とからなる演算手段を2つ以上設け、演算
手段のうちの1つには入力信号としての画像データの値
を直接与え、演算手段の残りのものには画像データが遅
延素子を介した値を与えると共に、各演算手段からの出
力を加算する加算手段と、各ベクトル毎に加算手段の出
力を累積的に加算して残差を求める累加算手段と、各ベ
クトルの残差のデータを比較して動きベクトルを求める
比較手段と、演算手段を制御する制御手段とを有してな
ることにより、代表点数を増やすことができ、動きベク
トルの検出精度を上げ、動きベクトルの誤検出を少なく
することが可能となる。
【0094】また、本発明の動きベクトル検出装置にお
いては、複数の代表点のデータを保持する代表点メモリ
と、差分絶対値を計算してベクトルを求める差分絶対値
計算回路を有してなる演算手段が2つ以上設け、各演算
手段からの出力を加算する加算手段と、1フィールドの
画像を複数ブロックに分割して各ブロックの各ベクトル
毎に加算手段の出力を累積的に加算して残差を求める累
加算手段と、各ベクトルの残差のデータを比較して各ブ
ロック毎に動きベクトルを求める比較手段と、真の動き
ベクトルを判断する判断手段と、制御手段とを有してな
ることにより、更に動きベクトル検出精度を上げること
が可能となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の第1の実施例装置のブロック図
である。
【図2】入力画像データを説明するための図である。
【図3】実施例の代表点を説明するための図である。
【図4】実施例の捜索範囲を説明するための図である。
【図5】第2の実施例における2段構成のレジスタを示
す図である。
【図6】第3の実施例装置のブロック図である。
【図7】第4の実施例装置のブロック図である。
【図8】第4の実施例のブロックを説明するための図で
ある。
【図9】第6の実施例装置のブロック図である。
【図10】代表点及び捜索範囲を説明するための図であ
る。
【図11】従来例の装置のブロック図である。
【図12】捜索範囲の重なりを説明するための図であ
る。
【図13】ブロックを示す図である。
【符号の説明】
2,22,32・・・・・・代表点メモリ 3,23,33・・・・・・減算器 4,24,34・・・・・・絶対値化器 5,90,91・・・・・・加算器 6,61,62・・・・・・残差メモリ 7・・・・・・・・・・・・比較器 8・・・・・・・・・・・・判断回路 85・・・・・・・・・・・制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1フィールド以上前の画像の1つ若しく
    は複数の代表点のデータを保持する代表点メモリと、入
    力されてくる現フィールドのデータと上記代表点のデー
    タとの差分絶対値を計算してベクトルを求める差分絶対
    値計算回路とからなる演算手段を2つ以上設け、 上記2つ以上の演算手段のうちの1つには入力信号とし
    て入力端子に供給された画像データを直接与え、上記演
    算手段の残りのものには入力信号として上記入力端子に
    供給された画像データが1つ若しくは複数の遅延素子を
    介したデータを与えると共に、 上記2つ以上の各演算手段からの出力を加算する加算手
    段と、 上記各ベクトル毎に上記加算手段の出力を累積的に加算
    して残差を求める加算器及び残差メモリからなる累加算
    手段と、 上記各ベクトルの残差のデータを比較して動きベクトル
    を計算する比較手段と、 上記演算手段の代表点メモリと累加算手段の残差メモリ
    の書込/読出及びアドレスを制御する制御手段と を有してなることを特徴とする動きベクトル検出装置。
  2. 【請求項2】 1フィールド以上前の画像の複数の代表
    点のデータを保持する代表点メモリと、入力されてくる
    現フィールドのデータと上記代表点のデータとの差分絶
    対値を計算してベクトルを求める差分絶対値計算回路と
    からなる演算手段を2つ以上設け、 上記2つ以上の演算手段のうちの1つには入力信号とし
    て入力端子に供給された画像データを直接与え、上記演
    算手段の残りのものには入力信号として上記入力端子に
    供給された画像データが1つ若しくは複数の遅延素子を
    介したデータを与えると共に、 上記2つ以上の各演算手段からの出力を加算する加算手
    段と、 1フィールドの画像を複数ブロックに分割して各ブロッ
    クの上記各ベクトル毎に上記加算手段の出力を累積的に
    加算して残差を求める加算器及び複数の残差メモリから
    なる累加算手段と、 上記各ベクトルの残差のデータを比較して各ブロック毎
    に動きベクトルを計算する比較手段と、 上記比較手段からの各ブロック毎の動きベクトルのデー
    タに基づいて真の動きベクトルを判断する判断手段と、 上記演算手段の代表点メモリと累加算手段の残差メモリ
    の書込/読出及びアドレスを制御する制御手段と を有してなることを特徴とする動きベクトル検出装置。
JP3184059A 1991-06-28 1991-06-28 動きベクトル検出装置 Withdrawn JPH0514871A (ja)

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