JPH05149176A - デイーゼルエンジンの燃料噴射量制御装置 - Google Patents

デイーゼルエンジンの燃料噴射量制御装置

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JPH05149176A
JPH05149176A JP3316953A JP31695391A JPH05149176A JP H05149176 A JPH05149176 A JP H05149176A JP 3316953 A JP3316953 A JP 3316953A JP 31695391 A JP31695391 A JP 31695391A JP H05149176 A JPH05149176 A JP H05149176A
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exhaust throttle
exhaust
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fuel
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俊介 安西
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茂 前田
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 排気絞りの解除が行われる際に、スモークの
発生の低減と、トルクショック等の発生の抑止をともに
図る。 【構成】 過給機付ディーゼルエンジン2において、排
気管48に設けられた排気絞り弁64の作動が解除され
たときに、ECU71は燃料噴射ポンプ1から供給され
る燃料噴射量を最大噴射量に基づいて制御する。このと
き、最大噴射量は最初ECU71により所定量だけ減量
される。その後、最大噴射量は所定時間が経過するまで
その減量値が徐々に減少されるよう変更される。従っ
て、所定時間が経過するまでは最大噴射量が小さくな
り、燃料の不完全燃焼が抑えられる。また、所定時間は
常に一定値であり、減量期間が過不足することはない。
さらに、燃料噴射量は排気絞り弁64の解除の程度に応
じて滑らかに増量される。そのため、排気絞り機構の解
除が完了した直後に燃料噴射量が急増することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば燃料噴射ポン
プを備えた電子制御ディーゼルエンジンに用いるのに好
適で、排気絞り作動状態からアクセルペダルを踏み込ん
だ際に燃料噴射ポンプからの燃料噴射量を制御するよう
にしたディーゼルエンジンの燃料噴射量制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ディーゼルエンジン始動時に排気
絞りを作動させて暖機を促進させる場合がある。しかし
ながら、このように排気絞りを作動させた状態の暖機運
転中において、エンジン回転数の上昇を図るべくアクセ
ルペダルを踏み込んで燃料噴射ポンプからの燃料を増量
させようとした場合に、排気絞りが完全に開ききる前に
噴射量が増量されてしまうおそれがあった。そのため
に、燃料の不完全燃焼を引き起こしてスモークの発生が
増大するという不具合にいたるおそれもあった。
【0003】そこで、上記の不具合を解消するための技
術が、例えば実開昭55−165834号公報において
提案されている。この技術では、アクセルペダルと同ペ
ダルに連動して燃料噴射ポンプからの噴射量を制御する
コントロールレバーとの間に作動遅延装置を設けてい
る。そして、排気絞り作動中にアクセルペダルが踏み込
まれたときには、排気絞りの解除を直ちに開始させると
ともに、作動遅延装置により、燃料の噴射増量時期は所
定のアクセル開度に到達するまで遅延されていた。この
構成によって、排気絞りが解除された後に燃料噴射量が
増量されることになり、排気絞りの解除遅れに起因する
スモークの発生が低減されるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来公
報の技術における作動遅延装置を用いた場合には、その
構造上の理由から、アクセルペダルの踏込み速度に応じ
て燃料噴射の遅延される時間が異なっていた。すなわ
ち、アクセルペダルをゆっくりと踏み込んだ場合には、
遅延時間が長くなり、アクセルペダルを急激に踏み込ん
だ場合には、遅延時間が短くなっていた。そのため、遅
延時間が長すぎた場合には、既に排気絞りが解除されて
いるにもかかわらず燃料噴射量が増量されないことか
ら、ドライバビリティの損なわれる問題があった。一
方、充分な遅延時間が確保できない場合には排気絞りの
未解除状態で噴射量が増量されることから、スモークの
発生が増大するという従来同様の不具合の生じる問題が
あった。
【0005】これに対して、遅延時間を制御することに
より、燃料噴射時期を単純に一定時間遅延させるように
することも考えられる。しかし、この場合、一定時間が
経過する間にアクセル踏込み量(アクセル開度)が大き
くなり過ぎていたときには、遅延終了後に燃料噴射量が
急激に増量されるため、トルクショックが大きくなり、
ドライバビリティを損なうおそれがあった。
【0006】この発明は前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、排気絞りの解除が行われる
際に、スモークの発生の低減と、トルクショック等の発
生の抑止をともに図ることの可能なディーゼルエンジン
の燃料噴射量制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明においては、図1に示すように、ディー
ゼルエンジンM1に燃料噴射を行う燃料噴射手段M2
と、ディーゼルエンジンM1の排気通路M3途中に設け
られ、排気絞りを行うために作動させる排気絞り機構M
4と、ディーゼルエンジンM1の回転数及びアクセル開
度を含む運転状態を検出する運転状態検出手段M5と、
運転状態検出手段M5の検出結果に基づき、排気絞り機
構M4の作動及び解除を制御する排気絞り制御手段M6
と、排気絞り制御手段M6により排気絞り機構M4が解
除されたときに、運転状態検出手段M5の検出結果に基
づくエンジン回転数に対応して最大噴射量を演算する最
大噴射量演算手段M7と、最大噴射量演算手段M7の演
算結果に基づいて燃料噴射手段M2を駆動制御する噴射
制御手段M8とを備えたディーゼルエンジンの燃料噴射
量制御装置において、排気絞り制御手段M6により排気
絞り機構M4が解除されたときに、最大噴射量演算手段
M7により演算される最大噴射量を最初に所定量だけ減
量しておき、その後所定時間が経過するまでの間にその
減量値を徐々に減少せしめるように最大噴射量を変更す
る最大噴射量変更手段M9を備えるようにしている。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、図1に示すように、ディ
ーゼルエンジンM1の運転中に、運転状態検出手段M5
はエンジン回転数及びアクセル開度を含む運転状態を検
出する。また、排気絞り制御手段M6は運転状態検出手
段M5の検出結果に基づき、排気通路M3に設けられた
排気絞り機構M4の作動及び解除を制御する。
【0009】そして、排気絞り制御手段M6により、排
気絞り機構M4の作動が解除されたときに、最大噴射量
演算手段M7はエンジン回転数に対応して最大噴射量を
演算する。このとき、最大噴射量変更手段M9は最大噴
射量を最初に所定量だけ減量しておき、その後所定時間
が経過するまでの間にその減量値が徐々に減少するよう
に最大噴射量を変更させる。そして、このように変更さ
れる最大噴射量に基づいて、噴射制御手段M8は燃料噴
射手段M2を駆動制御して燃料噴射量を制御する。
【0010】従って、排気絞り機構M4の作動解除が開
始されてから完了するまでに要する時間は所定時間で一
定していることから、最大噴射量の減量期間が過不足な
く定まり、燃料の不完全燃焼が抑制される。
【0011】また、最大噴射量変更手段M9により所定
量だけ減量された減量値は徐々に減少されることから、
排気絞り機構M4の作動解除の程度に応じて燃料噴射量
が増量される。そのため、排気絞り機構M4の作動解除
が完了した直後に燃料噴射量が急増することはない。
【0012】
【実施例】以下、この発明におけるディーゼルエンジン
の燃料噴射量制御装置を自動車に具体化した一実施例を
図面に基いて詳細に説明する。
【0013】図2はこの実施例における過給機付ディー
ゼルエンジンの燃料噴射時期制御装置を示す概略構成図
であり、図3はその分配型燃料噴射ポンプ1を示す断面
図である。燃料噴射手段としての燃料噴射ポンプ1はデ
ィーゼルエンジン2のクランク軸40にベルト等を介し
て駆動連結されたドライブプーリ3を備えている。そし
て、そのドライブプーリ3の回転によって燃料噴射ポン
プ1が駆動され、ディーゼルエンジン2の各気筒(この
場合は4気筒)毎に設けられた各燃料噴射ノズル4に燃
料が圧送されて燃料噴射を行う。
【0014】燃料噴射ポンプ1において、ドライブプー
リ3はドライブシャフト5の先端に取付けられている。
又、そのドライブシャフト5の途中には、べーン式ポン
プよりなる燃料フィードポンプ(この図では90度展開
されている)6が設けられている。更に、ドライブシャ
フト5の基端側には円板状のパルサ7が取付けられてい
る。このパルサ7の外周面には、ディーゼルエンジン2
の気筒数と同数の、即ちこの場合4個の切歯が等角度間
隔で形成され、更に各切歯の間には14個ずつ(合計で
56個)の突起が等角度間隔で形成されている。そし
て、ドライブシャフト5の基端部は図示しないカップリ
ングを介してカムプレート8に接続されている。
【0015】パルサ7とカムプレート8との間には、ロ
ーラリング9が設けられ、同ローラリング9の円周に沿
ってカムプレート8のカムフェイス8aに対向する複数
のカムローラ10が取付けられている。カムフェイス8
aはディーゼルエンジン2の気筒数と同数だけ設けられ
ている。又、カムプレート8はスプリング11によって
常にカムローラ10に付勢係合されている。
【0016】カムプレート8には燃料加圧用プランジャ
12の基端が一体回転可能に取付けられ、それらカムプ
レート8及びプランジャ12がドライブシャフト5の回
転に連動して回転される。即ち、ドライブシャフト5の
回転力が図示しないカップリングを介してカムプレート
8に伝達されることにより、カムプレート8が回転しな
がらカムローラ10に係合して、気筒数と同数だけ図中
左右方向へ往復駆動される。又、この往復運動に伴って
プランジャ12が回転しながら同方向へ往復駆動され
る。つまり、カムプレート8のカムフェイス8aがロー
ラリング9のカムローラ10に乗り上げる過程でプラン
ジャ12が往動(リフト)され、その逆にカムフェイス
8aがカムローラ10を乗り下げる過程でプランジャ1
2が復動される。
【0017】プランジャ12はポンプハウジング13に
形成されたシリンダ14に嵌挿されており、プランジャ
12の先端面とシリンダ14の底面との間が高圧室15
となっている。又、プランジャ12の先端側外周には、
ディーゼルエンジン2の気筒数と同数の吸入溝16と分
配ポート17が形成されている。又、それら吸入溝16
及び分配ポート17に対応して、ポンプハウジング13
には分配通路18及び吸入ポート19が形成さている。
【0018】そして、ドライブシャフト5が回転されて
燃料フィードポンプ6が駆動されることにより、図示し
ない燃料タンクから燃料供給ポート20を介して燃料室
21内へ燃料が供給される。又、プランジャ12が復動
されて高圧室15が減圧される吸入行程中に、吸入溝1
6の一つが吸入ポート19に連通することにより、燃料
室21から高圧室15へと燃料が導入される。一方、プ
ランジャ12が往動されて高圧室15が加圧される圧縮
行程中に、分配通路18から各気筒毎の燃料噴射ノズル
4へ燃料が圧送されて噴射される。
【0019】ポンプハウジング13には、高圧室15と
燃料室21とを連通させる燃料溢流(スピル)用のスピ
ル通路22が形成されている。このスピル通路22の途
中には、高圧室15からの燃料スピルを調整する電磁ス
ピル弁23が設けられている。この電磁スピル弁23は
常開型の弁であり、コイル24が無通電(オフ)の状態
では弁体25が開放されて高圧室15内の燃料が燃料室
21へスピルされる。又、コイル24が通電(オン)さ
れることにより、弁体25が閉鎖されて高圧室15から
燃料室21への燃料のスピルが止められる。
【0020】従って、電磁スピル弁23の通電時間を制
御することにより、同弁23が閉弁・開弁制御され、高
圧室15から燃料室21への燃料のスピル調量が行われ
る。そして、プランジャ12の圧縮行程中に電磁スピル
弁23を開弁させることにより、高圧室15内における
燃料が減圧されて、燃料噴射ノズル4からの燃料噴射が
停止される。つまり、プランジャ12が往動しても、電
磁スピル弁23が開弁している間は高圧室15内の燃料
圧力が上昇せず、燃料噴射ノズル4からの燃料噴射が行
われない。又、プランジャ12の往動中に、電磁スピル
弁23の閉弁・開弁の時期を制御することにより、燃料
噴射ノズル4からの燃料噴射量が制御される。
【0021】ポンプハウジング13の下側には、燃料噴
射時期を制御するためのタイマ装置(この図では90度
展開されている)26が設けられている。このタイマ装
置26は、ドライブシャフト5の回転方向に対するロー
ラリング9の位置を変更することにより、カムフェイス
8aがカムローラ10に係合する時期、即ちカムプレー
ト8及びプランジャ12の往復駆動時期を変更するため
のものである。
【0022】このタイマ装置26は油圧により駆動され
るものであり、タイマハウジング27と、同ハウジング
27内に嵌装されたタイマピストン28と、同じくタイ
マハウジング27内一側の低圧室29にてタイマピスト
ン28を他側の加圧室30へ押圧付勢するタイマスプリ
ング31等とから構成されている。そして、タイマピス
トン28はスライドピン32を介してローラリング9に
接続されている。
【0023】タイマハウジング27の加圧室30には、
燃料フィードポンプ6により加圧された燃料が導入され
るようになっている。そして、その燃料圧力とタイマス
プリング31の付勢力との釣り合い関係によってタイマ
ピストン28の位置(以下、「タイマピストン位置」と
いう)が決定される。又、そのタイマピストン位置が決
定されることにより、ローラリング9の位置が決定さ
れ、カムプレート8を介してプランジャ12の往復動タ
イミングが決定される。
【0024】タイマ装置26の油圧として作用する燃料
圧力を調整するために、タイマ装置26にはタイマ制御
弁(TCV)33が設けられている。即ち、タイマハウ
ジング27の加圧室30と低圧室29とが連通路34に
よって連通されており、同連通路34の途中にTCV3
3が設けられている。このTCV33は、デューティ制
御された通電信号によって開閉制御される電磁弁であ
り、同TCV33の開閉制御によって加圧室30内の燃
料圧力が調整される。そして、その燃料圧力の調整によ
って、プランジャ12のリフトタイミングが制御され、
各燃料噴射ノズル4からの燃料噴射時期が制御される。
【0025】ローラリング9の上部には、電磁ピックア
ップコイルよりなる回転数センサ35がパルサ7の外周
面に対向して取付けられている。この回転数センサ35
はパルサ7の突起等が横切る際に、それらの通過を検出
してエンジン回転数NEに相当するタイミング信号(エ
ンジン回転パルス)を出力する。又、この回転数センサ
35は、ローラリング9と一体であるため、タイマ装置
26の制御動作に関わりなく、プランジャリフトに対し
て一定のタイミングで基準となるタイミング信号を出力
する。
【0026】次に、ディーゼルエンジン2について説明
する。このディーゼルエンジン2ではシリンダ41、ピ
ストン42及びシリンダヘッド43によって各気筒毎に
対応する主燃焼室44がそれぞれ形成されている。又、
それら各主燃焼室44に連通する副燃焼室45が各気筒
毎に対応して設けられている。そして、各副燃焼室45
には各燃料噴射ノズル4から噴射される燃料が供給され
るようになっている。又、各副燃焼室45には、始動補
助装置としての周知のグロープラグ46がそれぞれ取り
付けられている。
【0027】ディーゼルエンジン2には、吸気管47及
び排気通路としての排気管48がそれぞれ設けられ、そ
の吸気管47には過給機を構成するターボチャージャ4
9のコンプレッサ50が設けられ、排気管48にはター
ボチャージャ49のタービン51が設けられている。
又、排気管48には、過給圧PiMを調節するウェイス
トゲートバルブ52が設けられている。周知のようにこ
のターボチャージャー49は、排気ガスのエネルギーを
利用してタービン51を回転させ、その同軸上にあるコ
ンプレッサ50を回転させて吸入空気を昇圧させる。こ
の作用により、密度の高い空気を主燃焼室44へ送り込
んで燃料を多量に燃焼させ、ディーゼルエンジン2の出
力を増大させるようになっている。
【0028】又、ディーゼルエンジン2には、排気管4
8内の排気の一部を吸気管47の吸入ポート53へ還流
させる還流管54が設けられている。そして、その還流
管54の途中には排気の還流量を調節するエキゾースト
ガスリサキュレイションバルブ(EGRバルブ)55が
設けられている。このEGRバルブ55はバキュームス
イッチングバルブ(VSV)56の制御によって開閉制
御される。
【0029】更に、吸気管47の途中には、アクセルペ
ダル57の踏込量に連動して開閉されるスロットルバル
ブ58が設けられている。又、そのスロットルバルブ5
8に平行してバイパス路59が設けられ、同バイパス路
59にはバイパス絞り弁60が設けられている。このバ
イパス絞り弁60は、二つのVSV61,62の制御に
よって駆動される二段のダイヤフラム室を有するアクチ
ュエータ63によって開閉制御される。このバイパス絞
り弁60は各種運転状態に応じて開閉制御されるもので
ある。例えば、アイドル運転時には騒音振動等の低減の
ために半開状態に制御され、通常運転時には全開状態に
制御され、更に運転停止時には円滑な停止のために全閉
状態に制御される。
【0030】また、排気管48の途中には、ディーゼル
エンジン2の暖機を行うべく排気通路を閉じる排気絞り
弁64が設けられている。また、その排気絞り弁64を
開閉させるためにダイヤフラム式の排気絞り用アクチュ
エータ65が設けられ、そのロッド66がリンク67を
介して排気絞り弁64に連結されている。排気絞り用ア
クチュエータ65は負圧の導入によって作動するもので
あり、負圧通路68を介して排気絞り用VSV69に接
続されている。そして、排気絞り弁64、排気絞り用ア
クチュエータ65、排気絞り用VSV69等により排気
絞り機構が構成されており、排気絞り用VSV69がオ
ンされて開かれることにより、図示しないバキュームポ
ンプから排気絞り用アクチュエータ65に負圧が導入さ
れ、そのロッド66が収縮して排気絞り弁64が閉じら
れるようになっている。すなわち、排気絞りが行われる
ようになっている。
【0031】そして、上記のように燃料噴射ポンプ1及
びディーゼルエンジン2に設けられた電磁スピル弁2
3、TCV33、グロープラグ46及び各VSV56,
61,62,69は、排気絞り制御手段、最大噴射量演
算手段、噴射制御手段及び最大噴射量変更手段を構成す
る電子制御装置(以下単に「ECU」という)71にそ
れぞれ電気的に接続され、同ECU71によってそれら
の駆動タイミングが制御される。
【0032】ディーゼルエンジン2の運転状態検出手段
を構成するセンサとしては、回転数センサ35に加えて
以下の各種センサが設けられている。即ち、吸気管47
の入口に設けられたエアクリーナ70の近傍には、吸気
温度THAを検出する吸気温センサ72が設けられてい
る。又、スロットルバルブ58の開閉位置から、ディー
ゼルエンジン2の負荷に相当するアクセル開度ACCP
を検出するアクセル開度センサ73が設けられている。
吸入ポート53の近傍には、ターボチャージャ49によ
って過給された後の吸入空気圧力、即ち過給圧PiMを
検出する吸気圧センサ74が設けられている。更に、デ
ィーゼルエンジン2の冷却水温THWを検出する水温セ
ンサ75が設けられている。又、クランク軸40の回転
基準位置、例えば特定気筒の上死点に対するクランク軸
40の回転位置を検出するクランク角センサ76が設け
られている。更に又、図示しないトランスミッションに
は、そのギアの回転によって回されるマグネット77a
によりリードスイッチ77bをオン・オフさせて車両速
度(車速)SPを検出する車速センサ77が設けられて
いる。
【0033】そして、ECU71には上述した各センサ
72〜77がそれぞれ接続されると共に回転数センサ3
5が接続されている。又、ECU71は各センサ35,
72〜77から出力される検出信号に基づき、電磁スピ
ル弁23、TCV33、グロープラグ46及びVSV5
6,61,62,69等を好適に制御する。
【0034】次に、前述したECU71の構成につい
て、図4のブロック図に従って説明する。ECU71は
中央処理装置(CPU)81、所定の制御プログラム及
びマップ等を予め記憶した読み出し専用メモリ(RO
M)82、CPU81の演算結果等を一時記憶するラン
ダムアクセスメモリ(RAM)83、予め記憶されたデ
ータを保存するバックアップRAM84等と、これら各
部と入力ポート85及び出力ポート86等とをバス87
によって接続した論理演算回路として構成されている。
【0035】入力ポート85には、前述した吸気温セン
サ72、アクセル開度センサ73、吸気圧センサ74及
び水温センサ75が、各バッファ88,89,90,9
1、マルチプレクサ93及びA/D変換器94を介して
接続されている。同じく、入力ポート85には、前述し
た回転数センサ35、クランク角センサ76及び車速セ
ンサ77が、波形整形回路95を介して接続されてい
る。そして、CPU81は入力ポート85を介して入力
される各センサ35,72〜77等の検出信号を入力値
として読み込む。又、出力ポート86には各駆動回路9
6,97,98,99,100,101,102を介し
て電磁スピル弁23、TCV33、グロープラグ46及
びVSV56,61,62,69等が接続されている。
【0036】そして、CPU81は各センサ35,72
〜77から読み込んだ入力値に基づき、電磁スピル弁2
3、TCV33、グロープラグ46及びVSV56,6
1,62,69等を好適に制御する。
【0037】次に、前述したECU71により実行され
る燃料噴射量制御の処理動作について図5〜図8に従っ
て説明する。図5,6に示すフローチャートはECU7
1により実行される各処理のうち、燃料噴射ポンプ1に
おける燃料噴射量制御のための処理ルーチンであって、
所定時間毎の定時割り込みで実行される。なお、このフ
ローチャートは、ディーゼルエンジン2の始動時におけ
る処理のみを説明するものである。また、この始動に際
しては、別途のルーチンで排気絞りの作動が開始される
ものとする。
【0038】処理がこのルーチンへ移行すると、先ずス
テップ101において、回転数センサ35及びアクセル
開度センサ73等の各検出手段から、エンジン回転数N
E及びアクセル開度ACCP等をそれぞれ読み込むとと
もに、排気絞り解除初期化フラグFを読み込む。この排
気絞り解除初期化フラグFは別途のルーチンで処理され
るものであって、排気絞りの作動が開始されたときに
「1」に設定されるものである。
【0039】次に、ステップ102において、燃料の基
本噴射量QBASEを算出する。この基本噴射量QBA
SEの算出は、先に読み込まれたエンジン回転数NE及
びアクセル開度ACCP等に基づいて行われる。即ち、
この基本噴射量QBASEは、エンジン回転数NE及び
アクセル開度ACCP等をパラメータとする予め定めら
れたマップを参照して算出される。また、この基本噴射
量QBASEの算出に際しては、必要に応じて冷却水温
THW、アクセル開度ACCP及びエンジン回転数NE
等の各値に基づき、低温始動増量補正、加速増量補正及
び減速増量補正等が行われる。
【0040】続いて、ステップ103において、先に読
み込まれたアクセル開度ACCPに基づき、現在がアイ
ドリング状態であるか否かを判断する。そして、現在が
アイドリング状態である場合には、ステップ104に移
行する。
【0041】ステップ104においては、アイドル噴射
量QIDLEを算出する。このアイドル噴射量QIDL
Eは予め定められた基準値に基づいて算出され、そのと
きの温度等に応じて適宜補正されるものである。そし
て、次のステップ105において、アイドル噴射量QI
DLEを最終噴射量QFINとして設定する。
【0042】続いて、ステップ106において、その最
終噴射量QFINに相当する噴射量指令値VSSPを求
める。そして、ステップ107において、その求められ
た噴射量指令値VSSPを出力し、即ち、基本噴射量Q
BASEに相当する噴射量指令値VSSPに基づいて電
磁スピル弁23を駆動制御し、その後の処理を一旦終了
する。
【0043】一方、ステップ103において、現在がア
イドリング状態でない場合には、次のステップ108に
おいて排気絞り用VSV69をオフして排気絞り弁64
を開き、排気絞りの解除を行う。
【0044】そして、ステップ109において、ステッ
プ101にて読み込んだ排気絞り解除初期化フラグFが
「1」であるか否かを判断する。そして、排気絞り解除
初期化フラグFが「1」でない場合には、排気絞りの解
除開始後であるものとして後述するステップ113に移
行する。また、排気絞り解除初期化フラグFが「1」の
場合には、排気絞りの解除開始時であるものとしてステ
ップ110において、予め定められた所定時間Tをカウ
ントするためのカウント値Cを「0」にリセットする。
【0045】次に、ステップ111において、排気絞り
係数Kを初期値α(但し0<α<1)に設定する。すな
わち、この排気絞り係数Kは、図7の予め設定されたマ
ップに示すように、排気絞りの解除が開始されたと同時
に初期値αに設定される。この排気絞り係数Kは初期値
αに設定されてから所定時間Tが経過するまでの間に徐
々に増大されて「1」となる値である。但し、この所定
時間Tは排気絞りの解除が開始されてから完了するまで
の時間として予め理論的又は実験的に求められている。
またステップ112において、排気絞り解除初期化フラ
グFを「0」にリセットし、次のステップ113に移行
する。
【0046】そして、前記ステップ109又はステップ
112から移行してステップ113においては、排気絞
り係数Kが「1」であるか否かを判断する。そして、排
気絞り係数Kが「1」の場合には、既に所定時間Tが経
過して、排気絞りの解除が完了したものとして、後述す
るステップ116に移行する。
【0047】また、排気絞り係数Kが「1」でない場合
には、未だ所定時間Tが経過しておらず排気絞りの解除
が完了していないものとしてステップ114へ移行す
る。そして、ステップ114において、カウント値Cに
基づき図7のマップを参照して経過時間に対応した排気
絞り係数Kを算出する。また、ステップ115におい
て、カウンタのカウント値Cに「1」だけを加算して新
たなカウント値Cとして設定し、次のステップ116に
移行する。
【0048】そして、ステップ113又はステップ11
5から移行してステップ116においてはエンジン回転
数NE及び排気絞り係数Kに基づいて最大噴射量QFU
LLを算出する。このとき、この最大噴射量QFULL
はエンジン回転数NEに基づき、図8に示すように、エ
ンジン回転数NEをパラメータとして全負荷噴射量QM
AXの関係を予め定めたマップを参照して全負荷噴射量
QMAXを求め、その全負荷噴射量QMAXに排気絞り
係数Kを乗算することにより求められる。
【0049】その後、ステップ117において、先のス
テップ102で算出された基本噴射量QBASEが、ス
テップ116で算出された最大噴射量QFULLよりも
小さいか否かを判断する。
【0050】ここで、基本噴射量QBASEが最大噴射
量QFULLよりも小さい場合には、ステップ118に
おいて、基本噴射量QBASEを最終噴射量QFINと
する。続いて、ステップ106において、その最終噴射
量QFINに相当する噴射量指令値VSSPを求める。
そして、ステップ107において、その求められた噴射
量指令値VSSPを出力し、即ち、基本噴射量QBAS
Eに相当する噴射量指令値VSSPに基づいて電磁スピ
ル弁23を駆動制御し、その後の処理を一旦終了する。
【0051】また、ステップ117において、基本噴射
量QBASEが最大噴射量QFULLよりも大きい場合
には、ステップ119において、最大噴射量QFULL
を最終噴射量QFINとする。続いて、ステップ106
において、その最終噴射量QFINに相当する噴射量指
令値VSSPを求める。そして、ステップ107におい
て、その求められた噴射量指令値VSSPを出力し、即
ち、最大噴射量QFULLに相当する噴射量指令値VS
SPに基づいて電磁スピル弁23を駆動制御し、その後
の処理を一旦終了する。
【0052】以上のようにして、始動時における燃料噴
射量制御が実行される。上記のように、この実施例の燃
料噴射量制御装置によれば、所定時間Tが経過してから
は、最大噴射量QFULLは、図8のマップを参照して
算出するようにし、また、所定時間Tが経過するまでの
間は、図8のマップにて求めた全負荷噴射量QMAXに
排気絞り係数Kを乗算して算出するようにした。従っ
て、排気絞りの解除が開始されてから所定時間Tが経過
するまで、すなわち、排気絞りの解除が完了するまでの
間は、最大噴射量QFULLが所定時間T経過後に比べ
て小さくなる。従って、排気絞りの解除が完了するまで
の間にディーゼルエンジン2に燃料が過剰に供給される
ことがなくなり、燃料の不完全燃焼が抑えられてスモー
クの発生を低減させることができる。
【0053】また、この実施例では、所定時間Tを排気
絞りの解除が開始されてから最大噴射量QFULLの減
量値がゼロになるまでの時間とし、常に一定時間とした
ので、最大噴射量QFULLが減量されている期間が過
不足なく定まっている。従って、アクセルペダル57の
踏込み速度に差があったとしても、その速度差に起因し
てトルクショック等に起因してドライバビリティが損な
われたり、不完全燃焼によるスモークの発生が増大する
ことから回避することができる。
【0054】さらに、この実施例では、排気絞りの解除
の開始と同時に最大噴射量QFULLについて所定量だ
け減量された減量値は徐々に減少されるので、排気絞り
解除の開始から完了までの解除程度に応じて燃料噴射量
が滑らかに増量される。従って、排気絞り解除が完了し
た直後に燃料噴射量が急増することはなく、燃料噴射量
の急増に起因するトルクショックの発生を未然に防止す
ることができる。
【0055】上述のように、この実施例では、排気絞り
の解除が行われる際に、スモークの発生の低減と、トル
クショック等の発生の抑止をともに図ることができる。
尚、この発明は前記実施例に限定されるものではなく、
発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部を適宜に変更
して次のように実施することもできる。
【0056】(1)前記実施例では、図7に示すよう
に、排気絞りの開始と同時に初期値αまで減量された排
気絞り係数Kが経過時間に比例して直線的に増加するよ
うにしたが、排気絞り係数Kの増加の仕方を曲線的にし
てもよい。
【0057】(2)前記実施例では、過給機としてのタ
ーボチャージャ49を備えたディーゼルエンジン2に具
体化したが、過給機としてのスーパーチャジャを備えた
ディーゼルエンジンや、過給機を備えていないディーゼ
ルエンジンに具体化することもできる。
【0058】(3)前記実施例では、暖機促進のための
排気絞りについて説明したが、アクセルペダルの踏み込
みによって解除される排気絞りを利用した排気ブレーキ
を備えるディーゼルエンジンに具体化してもよい。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、排気絞り機構の作動が解除されたときに、最初に最
大噴射量を所定量だけ減量しておき、その後所定時間が
経過するまでの間にその減量値を徐々に減少せしめるよ
う最大噴射量を変更するようにしたので、スモークの発
生の低減と、トルクショック等の発生の抑止をともに図
ることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の基本的な概念構成を説明する概念構
成図である。
【図2】この発明を具体化した一実施例における過給機
付ディーゼルエンジンの燃料噴射量制御装置を示す概略
構成図である。
【図3】一実施例における分配型燃料噴射ポンプを示す
断面図である。
【図4】一実施例におけるECU等の構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】一実施例において燃料噴射量制御のための処理
ルーチンを説明するフローチャートである。
【図6】一実施例において燃料噴射量制御のための処理
ルーチンの続きを説明するフローチャートである。
【図7】一実施例において予め定められた時間のカウン
ト値に対する排気絞り係数の関係を示すマップである。
【図8】一実施例においてエンジン回転数に対する予め
定められた全負荷噴射量の関係を示すマップである。
【符号の説明】
1…燃料噴射手段としての燃料噴射ポンプ、2…ディー
ゼルエンジン、35…運転状態検出手段としての回転数
センサ、48…排気通路としての排気管、64…排気絞
り弁、65…排気絞り用アクチュエータ、69…排気絞
り用VSV(64,65,69は排気絞り機構を構成し
ている)、71…排気絞り制御手段,最大噴射量演算手
段,噴射量制御手段及び最大噴射量変更手段を構成する
ECU、73…運転状態検出手段としてのアクセル開度
センサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディーゼルエンジンに燃料噴射を行う燃
    料噴射手段と、 前記ディーゼルエンジンの排気通路途中に設けられ、排
    気絞りを行うために作動させる排気絞り機構と、 前記ディーゼルエンジンの回転数及びアクセル開度を含
    む運転状態を検出する運転状態検出手段と、 前記運転状態検出手段の検出結果に基づき、前記排気絞
    り機構の作動及び解除を制御する排気絞り制御手段と、 前記排気絞り制御手段により前記排気絞り機構が解除さ
    れたときに、前記運転状態検出手段の検出結果に基づく
    エンジン回転数に対応して最大噴射量を演算する最大噴
    射量演算手段と、 前記最大噴射量演算手段の演算結果に基づいて前記燃料
    噴射手段を駆動制御する噴射制御手段とを備えたディー
    ゼルエンジンの燃料噴射量制御装置において、 前記排気絞り制御手段により前記排気絞り機構が解除さ
    れたときに、前記最大噴射量演算手段により演算される
    前記最大噴射量を最初に所定量だけ減量しておき、その
    後所定時間が経過するまでの間にその減量値を徐々に減
    少せしめるように前記最大噴射量を変更する最大噴射量
    変更手段を備えたことを特徴とするディーゼルエンジン
    の燃料噴射量制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0704610A1 (en) * 1994-09-30 1996-04-03 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Exhaust brake system for a motor vehicle
JP2003529489A (ja) * 2000-04-04 2003-10-07 ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト 自動クラッチ付き自動車の操作方式
JP2005083377A (ja) * 2003-09-04 2005-03-31 Robert Bosch Gmbh 燃焼機関の運転のための方法及び装置

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