JPH0515028B2 - - Google Patents

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JPH0515028B2
JPH0515028B2 JP60143773A JP14377385A JPH0515028B2 JP H0515028 B2 JPH0515028 B2 JP H0515028B2 JP 60143773 A JP60143773 A JP 60143773A JP 14377385 A JP14377385 A JP 14377385A JP H0515028 B2 JPH0515028 B2 JP H0515028B2
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JP
Japan
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rotor
magnetic bearing
target
electrical insulator
ray tube
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JP60143773A
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Inventor
Katsuhiro Ono
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Priority to US06/819,822 priority patent/US4679220A/en
Priority to EP86300357A priority patent/EP0189297B1/en
Priority to DE8686300357T priority patent/DE3678730D1/de
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Publication of JPH0515028B2 publication Critical patent/JPH0515028B2/ja
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【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は回転陽極型X線管装置に係り、陽極
ターゲツトを磁気軸受で非接触で支承しながら高
速度で回転させ、更にこの陽極ターゲツトに正の
高電圧を供給し、陰極に負の高電圧を供給し、真
空容器及び磁気軸受用ローターを実質的に接地電
位に保ち、磁気軸受のステーターとローターの間
隔を4mm以下に保ち、且つコンパクトな構造とし
た回転陽極型X線管装置に関する。 〔発明の技術的背景〕 一般にX線管は、例えばX線診断として医療用
に利用されているが、胃の検診などの場合には、
従来第7図に示すようなX線管が用いられてい
る。このX線管は、いわゆる回転陽極型といわれ
るもので、外囲器1の一方に陰極2が配設され、
熱電子を放出する陰極フイラメント及び集束電極
を内蔵した陰極3が偏心して設けられている。
又、外囲器1の中央付近には、陰極構体2に対向
して略傘状の陽極ターゲツト4が配設されてい
る。この陽極ターゲツト4は、上記陰極構体2と
の間に高電位差を設け、陰極フイラメントから放
出された電子を加速して衝突させ、制動輻射によ
つてX線を発生させるとともに、その際に発生す
る多量の熱を貯蔵および放熱するためのものであ
り、熱発生面積を実効的に広げるために高速度で
回転できるようになつている。このような陽極タ
ーゲツト4は支持柱5を介して有蓋筒状ローター
6に連結されている。このローター6は、外囲器
1外に配設されたステータ7が発生する回転磁界
を受けて回転力を生じるもので、ステータ7と共
に誘導電動機を形成している。尚、支持柱5とロ
ーター6は一体になつている。ローター6の内側
には、軸心に沿つて回転軸8が配設され、この回
転軸8の一端はねじ等(図示せず)によりロータ
ー6に固着されている。この回転軸8と前記ロー
ター6との間には有底筒状の固定子9が同軸的に
配設され、一端が封着リング10,11を介して
上記外囲器1に固定されている。尚、この固定子
9は一部が管外に露出しており、X線管全体を外
部に支持固定する役目も果している。そして固定
子9と上記回転軸8との間には、ベアリング1
2,13が介在配設され、回転軸8が自由に回転
するようになつている。さて、動作時には陰極フ
イラメントから放出された電子がターゲツト4に
到達した時のパワーは、陽極電圧50kV電流20m
Aの場合、1kWに達する。このパワーの99%以
上が熱に変換されるので、ターゲツト4は外部へ
の熱輻射と他の部分への熱伝導を伴いながら高温
度に加熱される。熱輻射は温度の4乗に比例して
増加するので、高温になると放熱が大きく増加
し、短時間で熱平衡に達する。例えば前記の条件
では5分後に1100℃で平衡する。一方、熱伝導に
よる熱の伝達は、伝導媒体の他端が熱的にフリー
の場合には、長時間かかつて徐々に端部が高温と
なる。そしてターゲツト4の熱はローター6、回
転軸8に伝えられ、これらを高温にする。ロータ
ー6が高温になれば、前述したように熱輻射が増
加して熱的に平衡に達する。上記した条件では、
支持柱5上の点は通電開始後約15分で800℃、
ローター6の点では通電開始後30分で550℃、
ベアリング13の近傍の点では通電開始後約50
分で400℃で熱平衡に達する。ベアリング13の
熱伝導が悪化すれば、点の温度は点と大略同
一となり、550℃にも達することになる。ベアリ
ング12,13中のボールの回転状況によつては
熱膨張により外輪、内輪とのクリアランスが不良
となり、ベアリング破損等の不都合が発生するこ
ととなる。又、ベアリング12,13が500℃以
上にもなれば、ボールの硬度低下をきたし、回転
停止等の管球破損が発生することになる。又、真
空中でベアリング12,13を介してローター6
及びターゲツト4を回転する場合、回転速度を大
きくすると、極端に回転寿命が低下することが判
つている。現実に使用されているX線管は
10000rpm程度であるが、この場合でも回転寿命
は十分ではない。 更に、ターゲツト4の熱容量が増えた場合に、
ターゲツト重量が大きくなり、やはり回転寿命が
短かくなる欠点があつた。これを解決するため
に、米国特許明細書4417171号、特公昭58−43860
号、特開昭59−63646号に記載されている磁気浮
上形X線管が提案されているが、これらは次のよ
うな欠点を有している。即ち、米国特許明細書
4417171号では、ローターの外径が極めて大きく
なり、X線管全体が大きくなるだけでなく、中央
部の支柱を高電圧にしなければならないので、そ
の保持が困難である。特公昭58−43860号では、
ローターとターゲツトの剛性が小さく、共振周波
数が低くなり、高速回転ができない欠点がある。
特開昭59−63646号では、陽極を接地電位に保た
なければならず、特別の高電圧電源及び高電圧ケ
ーブルが必要となり不便である。 〔背景技術の問題点〕 ところで上記のような従来のX線管には、次の
ような欠点がある。即ち、ベアリング12,13
の内輪は高温度になり易いが、外輪には低温とな
つており、この点の温度は60℃から550℃の間で、
ベアリング12,13中のボールの回転状況によ
つて変化する。上述のようにベアリング12,1
3のボールの温度が高くなると、ボールと内輪及
び外輪とのクリアランスが不足するだけでなく、
これらの間に存在する潤滑材が蒸発してしまい、
ベアリング12,13が破損する場合がある。こ
れらの理由により回転停止事故が多発し易い欠点
がある。この防止のためにターゲツト4の黒化度
の増大、ローター6の表面の黒化度の増大、ター
ゲツト4とローター6の間に熱遮蔽板の設置等が
考えられているが、これらの効果は比較的少な
く、ターゲツト4への入力パワーを過少にしてい
るのが実状である。 又、この構造では高速回転をすると、回転寿命
が極めて短かくなる。そして、ターゲツト4の熱
容量を増すと、ターゲツト4の重量が増すため、
益々回転寿命が短かくなる。これらの問題を除去
するために、磁気軸受を用いた回転陽極型X線管
が既述のように米国特許明細書4417171号、特公
昭58−43860号、特開昭59−63646号に提案されて
いる。しかしながら、これらはそれぞれ前述した
ように欠点を有している。 〔発明の目的〕 この発明の目的は、大容量のX線発生用ターゲ
ツトを磁気軸受を用いて非接触で回転自在に支承
し、この磁気軸受の剛性を十分大きく保ち、しか
も回転部の剛性を大きくして共振周波数を高く
し、低振動の超高速回転を可能とし、回転寿命を
極めて長くし、且つターゲツトを正の高電圧に、
陰極を負の高電圧に、真空容器及び磁気軸受のロ
ーター及びステータを実質的に接地電位に保つこ
とにより、磁気ギヤツプを小さくして剛性を高く
すると共に、ローターの変位を検出する位置セン
サーにノイズが入らないようにして、信頼性を著
しく向上した回転陽極型X線管装置を提供するこ
とである。 〔発明の概要〕 この発明は、磁気軸受用ローターの内部に絶縁
物を挿入固着し、この絶縁物を介してこの絶縁物
の軸方向で分離した位置にX線発生用ターゲツト
を機械的に固着して、このターゲツトと上記磁気
軸受用ローターとを分離した上記絶縁物の部分で
電気的に絶縁し、上記磁気軸受用ローターを実質
的に接地電位に保ち、少なくとも1個のローター
の内部に貫通して設けられた導電路を通つて管外
から上記ターゲツトに正の高電圧を供給するよう
に構成されている。そして、陰極には負の高電圧
を加えることができ、従来の回転陽極型X線管と
同じ中性点接地形の高電圧電源で使用することが
でき、従来のX線管と同じ程度の重量及び外形寸
法を有し、しかも大容量のターゲツトを超高速度
で回転させることができ、極めて長寿命で低振
動、低騒音の回転陽極型X線管装置である。 〔発明の実施例〕 この発明の回転陽極型X線管装置は第1図に示
すように構成され、従来例(第3図)と同一箇所
は同一符号を付すことにする。 即ち、真空容器であるハウジング1の中央部は
金属製であり、接地電位に保たれている。そし
て、このハウジング1は、X線発生用のターゲツ
ト4からの熱を吸収する吸熱容器部101と、磁
気軸受内真空隔壁102,103と、位置センサ
ー内真空隔壁104,105と、補助ベアリング
支持板106,107と、端部容器108,10
9から成り立つている。このようなハウジング1
は上記部分によつて既述のように真空容器を形成
し、その内部は高真空に保たれている。 上記磁気軸受内真空隔壁102,103の外側
には、ラジアル方向に吸引力を発生するラジアル
磁気軸受用ステーター110,111が設けられ
ている。このラジアル磁気軸受用ステーター11
0,111のそれぞれ横には、スラスト方向に吸
引力を発生するスラスト磁気軸受用ステーター1
12,113が設けられている。これら各ステー
ターの内側には、磁気軸受用ローター114,1
15が配設されている。この磁気軸受用ローター
114,115は純鉄等の磁性材料からなり、そ
の外周には磁性材料からなる積層板116,11
7が被覆され、この積層板116,117と上記
ラジアル磁気軸受用ステーター110,111と
の間で吸入力を発生してラジアル磁気軸受を構成
している。 又、上記磁気軸受用ローター114,115の
端部には、タンタルのような薄に耐熱金属又は表
面がメタライズされたSi3N4のようなセラミツク
でできた耐熱円筒118,119を介して例えば
バリウムインプレカソードのような低温動作の陰
極120,121が取付けられており、加熱用ヒ
ーター122,123との間で通電用ダイオード
124,125を形成している。更にその近傍に
固定陰極126,127が設けられており、上記
の回転する耐熱円筒118,119の一部との間
に上記通電用ダイオード124,125と逆特性
の通電用ダイオード128,129を形成してい
る。 これらのダイオードにより磁気軸受用ローター
114,115は両方共実質的に接地電位に保た
れ、上記磁気軸受内真空隔壁102,103と実
質的に同電位になつている。このため、それらの
間隔を0.5mm以内の小ギヤツプに保つことができ、
上記ラジアル磁気軸受用ステーター110,11
1と磁気軸受用ローター114,115との間隔
を1mm以内に小さくすることができる。この結
果、軸受剛性を極めて大きくすることができる。 更に上記磁気軸受用ローター114,115の
外周には、上記積層板116,117に続いて非
磁性金属からなる金属リング130,131が固
着され、一方のローター115の外周には上記金
属リング13に続いて銅リング132、非磁性リ
ング133が固着されている。上記銅リング13
2の外側にはローター回転用ステーター134が
設けられており、これらは誘導モーターを形成し
てローターを高速度で回転させる。ローター端部
の外側には、それぞれリング104,105を介
してラジアルセンサー135,136が設けら
れ、磁気軸受用ローター114,155の偏位を
検出する。 又、上記磁気軸受用ローター114の内側に
は、貫通した電気絶縁物137が焼きばめ等によ
つて機械的に剛に固着されている。この電気絶縁
物137のうちローター114のターゲツト側の
端面137−aには、モリブデン等からなる金属
板138が接合されている。この接合は、ろう付
け等によつて実現可能である。そして、この金属
板138には、X線発生用の陽極ターゲツト4の
筒状支持体の端部フランジ4aがボルト139に
よりセラミツク等でできた断熱体リング138−
aを介して機械的に密に固定されている。 上記磁気軸受用ローター114の端部と上記金
属板138の中間部では、電気絶縁物137の直
径が他の部分よりも大きな絶縁円筒部137−b
が形成され、ターゲツト4と磁気軸受用ローラー
114の高耐電圧(例えば80kV以上)を保つて
いる。この場合、電気絶縁物137の絶縁円筒部
137−bは、表面を折曲げ構造にすることによ
り沿面距離を長くしている。 上記電気絶縁物137の中央孔の内周面には薄
肉導電スリーブ140が設けられ、電気絶縁物1
37のターゲツト4側の端面にメタライズ処理等
によつて取付けられた導電膜141及び部材13
8,139を介してターゲツト4に電気的に接合
されている。上記導電スリーブ140の他の端部
には耐熱円筒142が設けられており、その一部
に熱電子放出陰極143が取付けられ、その外部
に取付けられたヒーター144により陰極143
は1000℃程度の高温度に加熱される。上記ヒータ
ー144には、動作時に管外から高電圧(例えば
75kV)が印加され、上記のように加熱された陰
極143からの熱電子の流入により、電気的に低
インピーダンスで結合されている。この陰極14
3とヒーター144とで構成されるダイオードの
パービアンスは、上記陰極3とターゲツト4から
なるダイオードのパービアンスよりも大きくなつ
ているため、この部分での電圧低下は少なくなつ
ている。従つて、ターゲツト4に管外から非接触
で高電圧を供給することができる。 もう一方の磁気軸受用ローター115の内側一
部にも、電気絶縁物145が焼きばめ等により挿
入固着されており、上記と同様にターゲツト取付
用金属板138とローター115は、径が大きい
絶縁円筒部145−aによつて高耐電圧(例えば
80kV)に保たれている。そして、上記したよう
にローター115は接地電位に保たれ、ターゲツ
ト4は正の高電圧に保たれている。尚、絶縁円筒
部145−aは折曲げ構造部分を設けて沿面距離
を長くしている。 又、陰極3にはプツシング148を介して管外
から図示しない導電体を通して負の高電圧(例え
ば−75kV)が供給されるようになつており、熱
電子が正の高電圧(例えば(+75kV)に保たれ
ターゲツト4に衝突してX線ビーム146を発生
する。このX線ビーム146は、吸熱容器部10
1に取付けられた例えばベリリウムからなるX線
放射窓147を通つて管外に照射される。又、タ
ーゲツト4から放出された2次電子(図示せず)
は、管内に設けられた遮蔽板148,149によ
り遮蔽され、電気絶縁物137,145の絶縁円
筒部137−b,145−aに飛来するのを防い
でいる。又、上記ヒーター144には、プツシン
グ145を介して管外から加熱用電圧及び高電圧
が供給される。 更に、ローター114,115の端部の外側に
は、それぞれ補助ベアリング150,151が支
持板106,107によつて強固に支持されてい
る。ローター114,115が正常に作動してい
るときには、ローター114,115と非接触で
あるが、動作前又は異常動作の場合には、この補
助ベアリング150,151によつて回転部が支
承される。 又、ローター115の端部には、スラスト方向
の偏位を検出するための位置センサー152が取
付けられ、その出力によりスラスト磁気軸受用ス
テーター112,113を制御してスラスト方向
の位置制御を行なう。 尚、電気絶縁物137,145の材質として、
窒化シリコン(例えばSi3N4)のようなセラミツ
クスを用いると、機械的強度が大きくなり、好適
である。 次に第2図及び第3図を用いて上記磁気軸受ロ
ーター114と電気絶縁物137との接合方法に
ついて説明する。尚、電気絶縁物137としてセ
ラミツクス、好適には窒化シリコン(例えば
Si3N4)を用いた場合について述べる。 即ち、磁気軸受ローター114は、既述のよう
に積層磁性板116と、シリンダー130と、軸
受用シリンダー114−1と、機械的弾性体11
4−2とから構成され、軸受用シリンダー114
−1は機械的弾性体114−2を介して電気絶縁
物137の外周に固定される。 機械的弾性体は例えば純鉄でできており、第3
図に示すような形状をしている。即ち、円筒状に
作られ、その端部に複数個の、好適には8個のス
リツト114−2−aが設けられている。更に、
その端部には内に凸なる部分114−2−eが設
けられており、上記電気絶縁物137の外径に接
触している。機械的弾性体114−2の中央部の
外径は、ゆるいテーパー状になつており、これと
逆の方向にテーパーが付けてある軸受用シリンダ
ー114−1の内径と機械的に密に接合されてい
る。この間は、例えばろう付けにより強固に固定
される。このような機械的弾性体114−2の両
端部には、テーパー部114−2−b,114−
2−cが形成されており、上記電気絶縁物137
の外周上にテーパー部137−c,137−dが
形成され、これらのテーパー部が機械的に密に接
触している。 又、機械的弾性体114−2の中央部には、上
記電気絶縁物137との間に、両者の熱膨張差程
度以上のギヤツプを有している。又、機械的弾性
体114−2のスリツト114−2−aを有する
部分の外側では、上記軸受シリンダー114−1
との間に、上記電気絶縁物137との熱膨張差程
度以上のギヤツプを有している。 又、上記テーパー部137−d,137−c
は、その少なくとも一方は、軸受ローター114
の内径と長さに応じて、半径方向及び軸方向の熱
膨張差を吸収できる角度に決定する。更に、スリ
ツト114−2−aの長さ、数、肉厚は、この部
分に機械的被労が生じないように決める。 さて組立時には、磁気軸受ローター114を予
め組立てておき、これを上記電気絶縁物137の
外側(径小なる方向)から高温下で圧力を加えて
挿入する。この際、機械的弾性体114−2の内
側に他のテーパー部114−2−dが設けてあ
り、電気絶縁物137の突起部137−eの外側
にテーパー部137−fが形成されているため、
挿入時に過大な抵抗を生じない。 挿入が終了した状態では、上記機械的弾性体1
14−2のスリツト114−2−aを有する部分
が弾性の限界内の応力を受けて、電気絶縁物13
7のテーパー間に機械的に強固に固定される。 さて動作時に、上記ターゲツト4からの熱の流
入により電気絶縁物137、磁気軸受ローター1
14が高温になつた場合、内側にある例えばセラ
ミツクからなる電気絶縁物137よりも、外側に
ある例えば鉄からなる軸受ローター114の方が
熱膨張が大きいが、上記機械的弾性体114−2
の両端にそれぞれスリツト114−2−aがあ
り、この部分がいわゆるハリとして働くため、適
度な応力をもつて変位し、この熱膨張差を吸収す
ることができる。そして、テーパー部で接合して
いるため、軸方向の熱膨張差も半径方向の弾性限
界内の伸びで吸収することができ、これらの温度
の如何によらず、0〜500℃の間で十分な機械的
強度をもつて接合することができる。又、十分強
いバネ定数を有しているので、この部分の共振周
波数も1kHz以上にすることができ、30.000rpmの
回転に何ら悪影響がないことも実証された。又、
回転バランスも温度が変化したときにも、大きな
変化を生じなかつた。 このような構造にすることにより、従来、熱膨
張差が0.1mmにも相当し、応力が80Kg/mm2にも達
するため、外部の金属が降伏して接合が不可能と
考えられていた500℃以上の温度ででも、十分実
用に耐えるローターを製作することができた。こ
れにより、従来不可能とされてきた大容量の磁気
浮上形X線管装置を実現することができた。 尚、もう一方の軸受ローター115について
も、同様に作ることができる。 〔発明の変形例〕 上記実施例では、ローター114,115を実
質的に接地電位に保つために非接触の電流通路を
採用しているが、その片方又は両方を機械的に接
触させる構造にしても良い。同様に、ターゲツト
4に管外から電圧を供給するための非接触導電部
143,144を機械的な接触による導電機構に
変えても良いことは、勿論である。 又、ローター114(又は115)と絶縁物1
37(又は145)とを全面で接合しているが、
接合面を一部分に限定しても良いことは勿論であ
る。 又、ターゲツト4と電気絶縁物137,145
の間に、それぞれ金属板138を介して両者を結
合しているが、これらを直接接合しても良い。 又、上記実施例では、ターゲツト4を両側で支
承しているが、磁気軸受用ステータ111を11
0側に移して、いわゆる片側保持構造にしても良
いことは、勿論である。 又、軸受部に従来の機械的ベアリングを用いて
も良い。 又、上記軸受シリンダー114−1と機械的弾
性体114−2とは一体構造であつても良いこと
は、勿論である。 又、上記電気絶縁物137と機械的弾性体11
4−2との接触部は、両端に限らず、中央部でも
接触させても良い。 又、上記機械的弾性体114−2は、多分割し
た構造であつても良い。 次に、上記軸受ローター114を上記電気絶縁
物137に固定する方法の変形例について、第4
図、第5図、第6図を参照して説明する。 先ず第4図は、電気絶縁物137の外周が円筒
状であり、機械的弾性体114−2の内径の一部
がテーパーをもたずに焼きばめ又は圧入された例
である。電気絶縁物137との接触部のどちらか
一方を、ろう付け等により固着すると都合が良
い。機械的弾性体114−2の中央部内径は、電
気絶縁物137の外径よりも熱膨張差程度のギヤ
ツプを加えた寸法に設けてある。 第5図は、上記機械的弾性体114−2の内面
がシリンダー状であり、電気絶縁物137の一部
に熱膨張差程度の外径小なる部分を有し、機械的
弾性体114−2が電気絶縁物137との間で弾
性を有して保持された例である。 第6図は、上記機械的弾性体114−2,11
4−2が2個用いられた場合の例である。そし
て、一方の機械的弾性体114−2は嵌め合い部
114−2−fを有しており、電気絶縁物137
の外周上に設けられた凹みの中に嵌合され、軸方
向にも移動しないようになつている。 〔発明の効果〕 以上説明したようにこの発明は、ローターがそ
のセラミツクスからなる筒状又は柱状電気絶縁物
と少なくとも一部に強磁性金属を有してなる磁気
軸受用ローターとの間に、軸方向に沿つて複数の
スリツトが形成された円筒状機械的弾性体が介在
されて相互に嵌合固定されてなる回転陽極型X線
管装置である。それによつて、動作中に電気絶縁
物と磁気軸受用ローターとの間に熱膨張差が生じ
ても、円筒状機械的弾性体がその差を吸収して両
者の嵌合固定強度が維持される。こうして、信頼
性の高い磁気浮上形回転陽極型X線管装置を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る回転陽極型
X線管を示す断面図、第2図及び第3図は第1図
の要部を拡大して示す断面図と斜視図、第4図乃
至第6図はこの発明の変形例を示す断面図、第7
図は従来の回転陽極型X線管を示す断面図であ
る。 1……ハウジング、110,111……ラジア
ル磁気軸受用ステータ、112,113……スラ
スト磁気軸受用ステータ、114,115……磁
気軸受用ロータ、120,121……接地用ダイ
オードの陰極、137,145……電気絶縁物、
4……ターゲツト、3……陰極。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 真空容器内に設けられた電子ビーム放出用陰
    極と、該陰極に対向して設けられた回転自在の陽
    極ターゲツトと、該陽極ターゲツトを支承すると
    ともに回転軸方向に延長して設けられたローター
    と、このローターを同軸的にとりまき真空容器外
    に設けられた磁気軸受用ステータとを備え、上記
    ローターは上記陽極ターゲツトに機械的に結合さ
    れた筒状又は柱状のセラミツクスからなる電気絶
    縁物および該電気絶縁物の外周に同軸的に嵌合配
    置され上記磁気軸受用ステータと協働しその少な
    くとも一部に強磁性金属を有してなる磁気軸受用
    ローターを具備する回転陽極型X線管装置におい
    て、 上記ローターは、その上記電気絶縁物と上記磁
    気軸受用ローターとの間に、軸方向に沿つて複数
    のスリツトが形成された円筒状機械的弾性体が介
    在されて相互に嵌合固定されてなることを特徴と
    する回転陽極型X線管装置。
JP14377385A 1985-01-23 1985-06-29 回転陽極型x線管装置 Granted JPS625546A (ja)

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JP14377385A JPS625546A (ja) 1985-06-29 1985-06-29 回転陽極型x線管装置
US06/819,822 US4679220A (en) 1985-01-23 1986-01-17 X-ray tube device with a rotatable anode
EP86300357A EP0189297B1 (en) 1985-01-23 1986-01-20 X-ray tube devices
DE8686300357T DE3678730D1 (de) 1985-01-23 1986-01-20 Roentgenroehrenvorrichtungen.

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JPS58142747A (ja) * 1982-02-17 1983-08-24 Hitachi Ltd 回転陽極x線管
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