JPH05152138A - 高周波コア用ボビン - Google Patents

高周波コア用ボビン

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JPH05152138A
JPH05152138A JP3338002A JP33800291A JPH05152138A JP H05152138 A JPH05152138 A JP H05152138A JP 3338002 A JP3338002 A JP 3338002A JP 33800291 A JP33800291 A JP 33800291A JP H05152138 A JPH05152138 A JP H05152138A
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JP
Japan
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bobbin
winding
core
guide
high frequency
Prior art date
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Application number
JP3338002A
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English (en)
Inventor
Hisahiro Kamata
久浩 鎌田
Tsuneo Ikegami
恒男 池上
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Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Ricoh Co Ltd filed Critical Tohoku Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH05152138A publication Critical patent/JPH05152138A/ja
Priority to US08/424,580 priority patent/US5559486A/en
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F19/00Fixed transformers or mutual inductances of the signal type
    • H01F19/04Transformers or mutual inductances suitable for handling frequencies considerably beyond the audio range
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/28Coils; Windings; Conductive connections
    • H01F27/32Insulating of coils, windings, or parts thereof
    • H01F27/324Insulation between coil and core, between different winding sections, around the coil; Other insulation structures
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F5/00Coils
    • H01F5/02Coils wound on non-magnetic supports, e.g. formers
    • H01F2005/025Coils wound on non-magnetic supports, e.g. formers wound on coaxial arrangement of two or more formers

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  • Power Engineering (AREA)
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  • Insulating Of Coils (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ボビンを半径方向または軸方向(縦方向)に
重ね合わせ可能に複数に分割し、その分割したボビンの
内嵌されるように巻線を配置することで、安全規格を満
足しながら1次、2次間の結合度及び製造性に優れる高
周波コア用ボビンを提供する。 【構成】 巻線13が巻回される巻線用ボビン14、こ
の巻線用ボビン14の所定部分を収容する下側ボビン1
2、巻線用ボビン14の下側ボビン12より露出する部
分を覆うようにして下側ボビン12に同軸に重ね合わせ
られると共に巻線13の引き出しリード線13a,13
bを挿通して取り出すためのリード線引き出しガイド1
5a,15bを設けた上側ボビン11の各々より構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波で駆動されるス
イッチング電源において用いられるコアに巻回するため
のボビンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】高効率で小型化が可能な電源として、ス
イッチング電源が用いられるが、この種の電源装置はU
L、CSA、IECなどの安全規格を満たすために所定
の絶縁対策が施されている。具体的には、絶縁材による
巻線用ボビンのほか、このボビン内に絶縁物を挿入する
ことが行われている。
【0003】図22は従来の高周波トランスの一例を示
す断面図である。
【0004】コア1に埋め込むようにして配設されるボ
ビン2内の深さ約1/2の内周には両側にバリアテープ
4を介挿した状態で一次巻線3が巻回され、必要巻数分
が巻かれると、その表面に絶縁テープ5が施される。こ
の絶縁テープ5に重ねて2次巻線6が両側にバリアテー
プ7を介挿した状態で巻回され、さらに2次巻線6の表
面に絶縁テープ8が巻き付けられる。ここで、バリアテ
ープ4,7は、2〜3mmの厚みに施される。このよう
にバリアテープ4,7を設けることによって、安全規格
を満足する1〜2次巻線間及び1次巻線コア間の絶縁距
離をとったうえ、その表面及び引き出し線に絶縁チュー
ブ(不図示)が被せられる。
【0005】ところで、ボビンの巻回可能幅Lが十分に
長いときには問題にならないが、短い場合にはトランス
の性能低下の原因となる。例えば、現状の市販品で最大
のコアであるPQ50・50(例えば、スイッチング周
波数を100KHzとすると、出力1KW程度を取り出
すことができるサイズ)について考察すると、そのボビ
ンの巻幅は32mmであり、3mm(UL規格では2m
mづつで4mmあればよいが、ばらつきを考慮して6m
mにした場合)ずつのバリア絶縁テープの巻き込みを行
った場合、巻線可能な幅は26mmとなり、巻線の総断
面積はボビン空間に対して約4/5程度になる。この程
度であれば巻回数を4/5平方根、使用する線材の断面
積を4/5平方根にすることにより、巻線抵抗が同じで
インダクタンス4/5の巻線が得られる。このため、ス
イッチング周波数を5/4倍にすることによって安全規
格対策を行ったとしてもボビン空間を全て使用した場合
とほぼ同じ銅損及び鉄損のトランスを作ることができ
る。
【0006】ところが、通常、OA機器で多用される5
0〜300ワット程度の出力の場合、上記した性能を出
すことは難しい。例えば、100KHzで150W程度
の出力を得ることが可能な「EI30」の場合、ボビン
長は13mmであり、両側の各々に3mmのバリア絶縁
テープを巻くと、巻線可能な幅は7mmとなり、コイル
の軸方向の長さ(以下、コイル長という)は極端に短く
なる。
【0007】この結果、コイル長が短く、巻厚が大きい
構造となるため、単にコイル断面積が得られないだけで
なく、磁束漏洩の大きなトランスとなり、銅損の増大及
びスパイク電圧の増大を招くと共にスイッチング電源用
には不適当な形状になる。
【0008】さらに、スイッチング周波数を上げて50
0KHzとし、約150W程度の出力のとれる「EI2
8」にした場合、ボビン長は約9.6mmであり、これ
にバリア絶縁テープを巻いた場合の巻線長は3.6mm
であり、殆どトランスとして実現不可能なものになる。
【0009】この状態を少しでも解決すべく、近年、他
の寸法を変えずにセンターポール軸方向の長さを延ばし
たコアが増えている。しかし、この改良はコイル断面積
を増加できるものの、有効磁束断面積を減少させると共
にコア損失を増大させるため、根本的な解決にはならな
い。現在、装置の小型化を図るため、各素子、IC、部
品などの改良が行われ、コア材料においても200KH
z、500KHz、1MHzなどに対応するコアが既に
完成している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
技術にあっては、安全規格の制約から設計上の問題はコ
ア材料の進歩とは無関係にコア寸法、形状によるため、
トランスの小型化、高周波化に対する大きな障害になっ
ている。
【0011】本発明の目的は、上記した従来技術の実情
に鑑みてなされたものであり、安全規格を満足しながら
1次、2次間の結合度及び製造性に優れる高周波コア用
ボビンを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、巻線が巻回される巻線用ボビンと、
該巻線用ボビンの所定部分を収容する第1のボビンと、
前記巻線用ボビンの前記第1のボビンより露出する部分
を覆うようにして前記第1のボビンに同軸に結合または
前記巻線用ボビンに対向する部分の空白部を遮るように
して軸方向に重ね合わせられると共に前記巻線の引き出
しリード線を挿通して取り出すための引き出しガイドが
設けられた第2のボビンとを設けるようにしている。
【0013】そして、絶縁距離を得るために、前記軸方
向に重ね合わせてボビンを構成するに際し、前記巻線の
外周面または前記ボビンの少なくとも外周面に絶縁テー
プを巻回している。
【0014】また、漏れインダクタンスを小さくするた
めに、前記引き出しガイドは、前記巻線からの引き出し
リード線を前記引き出しガイド内で分離するための絶縁
材による仕切り板を設けるようにしている。
【0015】さらに、リード引き出し部の絶縁距離を確
保するために、前記引き出しガイドの近傍に、仕切り板
を内蔵した増設ガイドを設けている。
【0016】また、プリント基板に取り付けた場合の接
続部におけるリード線間の縁面距離を確保するため、前
記増設ガイド内に設けた仕切り板をプリント基板の開口
面より突出させている。
【0017】このほか、1次〜2次巻線間及びコア巻線
間の絶縁距離を得るために、前記巻線及び巻線用ボビン
からなる複数を同心状に配設するようにしている。
【0018】
【作用】上記した手段によれば、ボビンが複数に分割さ
れ、半径方向または軸方向(縦方向)に結合され、巻線
は分割したボビンの各々またはボビン壁面が多芯状態に
なるように介在する。したがって、コア巻線間の縁面距
離が満足されると共に製造も容易になる。
【0019】巻線の外周面または前記ボビンの少なくと
も外周面に巻回された絶縁テープは、コアあるいは他の
巻線との間の絶縁距離を確保する。また、仕切り板は、
巻線からの引き出しリード線を前記引き出しガイド内で
分離するように機能し、漏れインダクタンスを小さくす
ることができる。
【0020】仕切り板を内蔵した増設ガイドは、ボビン
より引き出されたリード線間の絶縁を確保しながら配線
するので、リード引き出し部における絶縁距離を確保す
ることができる。
【0021】増設ガイド内に設けた仕切り板が、プリン
ト基板の開口面より突出していることで、プリント基板
のパターンに接続される部位におけるリード線間の絶縁
距離を十分に取ることができる。
【0022】巻線及び巻線用ボビンからなる複数を同心
状に配設することで、線間にボビン壁が介在するように
なり、1次〜2次巻線間及びコア巻線間の絶縁距離を十
分に得ることができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明による高周波コア用ボビ
ンの一実施例を示す分解斜視図であり、図2は組み立て
後の状態を示す斜視図である。本実施例においては、円
環状の溝(内壁と外壁からなる溝)を有し、プラスチッ
クなどの材料を用いて作られる上側ボビン11(第2の
ボビン)と下側ボビン12(第1のボビン)からボビン
が成り、これらボビン内に巻線13を施した巻線用ボビ
ン14が挿入される。上側ボビン11の上縁には、巻線
13の両端のリード線13a,13bを電気的な絶縁を
保ちながら外部に取り出すためのリード線引き出しガイ
ド15a,15bが設けられている。
【0024】組み立てに際しては、まず、予め巻線用ボ
ビン14に巻線13を巻回し、これを下側ボビン12に
収納したのち、リード線13a,13bをリード線引き
出しガイド15a,15bに挿通する。そして、上側ボ
ビン11を下側ボビン12に図2に示すように重ね合わ
せることで、コイル部が完成する。
【0025】図3は上記実施例を用いたトランスを示す
断面図(中心から右側のみを示している)、図4は図3
に示したトランスの縁面距離を具体的に示す説明図であ
る。
【0026】この場合、図2に示したボビンの直径を変
えて2つ作り、2分割型の高周波コア15内に同軸に設
置し、2次コイル及び1次コイルとする。そして、各巻
線の外側には絶縁テープ16を巻いている。なお、2次
コイルと1次コイルの配置は逆であってもよい。
【0027】巻線に被せる上側ボビン11及び下側ボビ
ン12の厚みは、UL規格などの安全規格を満足する
0.71mm以上にするが、ボビンの評価試験を満足す
る材質のものであれば、これ以上薄くすることも可能で
ある。また、巻線用ボビン14の厚みは、強度が満足で
きる厚みであればよい。
【0028】このような構成により、重量が「EER2
8」と同等の高周波コアの形状である直径が35mm
φ、コア高さH=12mmのコアの場合について考え
る。図3のコアの内側の溝の高さhは8mmなので、上
下ボビンの厚みを0.71mmとし、巻線用ボビン14
の厚みを0.5mm、絶縁テープ16の厚さを0.1m
mとすると、次のようになる。
【0029】 1次〜2次巻線間の縁面距離l1 (h−0.71×2)+0.71×2+0.5+0.1 =8.1〔mm〕 ……(a,b間) 巻線〜コア間の縁面距離 ・1次巻線〜コア間 内側で、(h/2−0.71)+0.71+0.5 =4.5〔mm〕 ……l2 (c,d間) 外側で、(h/2−0.71)+0.71+0.1+h/2 =8.1〔mm〕 ……l3 (e,f間) ・2次巻線〜コア間 内側で、(h/2−0.71)+0.71+0.5+h/2 =8.5〔mm〕 ……l4 (g,f間) 外側で、(h/2−0.71)+0.71+0.1 =4.1〔mm〕 ……l5 (i,j間) この時の1次〜2次巻線間の距離は、 0.71×2+0.5+0.1×2=2.12〔mm〕 ……l6 となり、安全規格を満足する縁面距離がとれた上、図5
及び図6に示すような従来のボビン形状のものより1次
〜2次巻線間の結合度も良い値が得られる。
【0030】図5はポット型コア17の例であり、糸巻
き型のボビン18の軸方向に複数に分割して1次巻線1
9と2次巻線20を巻回し、この巻線したボビン18を
ポット型コア17に収納固定して完成する。
【0031】図6はEI型コアの例であり、角型の中空
の1次巻線用ボビン21及びこのボビンの下部に結合さ
れる中空の2次巻線用ボビン22からボビンが構成さ
れ、2次巻線用ボビン22の底面からは複数のピン23
が所定間隔に突出している。1次巻線用ボビン21には
1次巻線24が巻回され、2次巻線用ボビン22には2
次巻線25が巻回されている。そして、1次巻線用ボビ
ン21の中空部内にEI型コア26のセンターが挿入さ
れ、2次巻線用ボビン22の中空部内に他方のEI型コ
ア(不図示)が挿入されることにより、トランスが構成
される。
【0032】図7は図3の実施例の変形例を示す断面図
である。図3においては、絶縁テープ16を巻線13に
巻いていたのに対し、この実施例では各ボビンの外表面
に絶縁テープ27を巻いたところに特徴がある。このよ
うな構成により、図3の実施例と同様に安全規格を満足
し、かつ結合度の良いトランスを構成することができ
る。
【0033】以上は、直径が35mmφ、H=12m
m、h=8mmのコアの場合について示したものである
が、他の寸法による高周波コアについてもボビンの厚
み、絶縁テープ幅などを調整することにより、前記した
ようなトランスを構成することができる。
【0034】また、IEC950などの安全規格におい
ては、SELV対応とするために、さらに巻線〜コア間
の縁面距離がある8mm以上を要求される場合もある。
この場合、図3及び図7のボビンの外周部の一部あるい
は全面に絶縁テープを巻くことによって縁面距離をクリ
アすることができる。
【0035】図8は本発明による高周波コア用ボビンの
第2実施例を示す分解斜視図であり、図9は図8の実施
例の組み立て後の状態を示す斜視図である。なお、図8
においては、前記各実施例に示したと同一であるものに
は同一引用数字を用いたので重複する説明は省略する。
【0036】前記実施例が上側ボビン11と下側ボビン
12を上下に重ね合わせて結合する構成であったのに対
し、本実施例は、図1における上側ボビン11と下側ボ
ビン12を合わせた高さ寸法を有し、かつ巻線13を巻
回した巻線用ボビン14を内蔵可能な内側ボビン28
(第2のボビン)と、この内側ボビン28を内嵌できる
内壁及び外壁を有する外側ボビン29(第1のボビン)
とを設け、図9に示すように外側ボビン29内に巻線用
ボビン14及び内側ボビン28を内嵌してコイル部が完
成する。なお、この実施例では、図3の実施例がリード
線引き出しガイド15a,15bを引き出しリード線ご
とに2つ設けていたのに対し、内側ボビン28側に設け
た1つとし(リード線引き出しガイド28a)、このリ
ード線引き出しガイド28a(内部に2分割するための
絶縁材による仕切り板28bが設けられている)からリ
ード線13a,13bを引き出すようにしている。
【0037】図10は図8の実施例を用いたトランスを
示す断面図(中心から右側のみを示している)、図11
は図10に示したトランスの縁面距離を具体的に示す説
明図である。 この場合も図3と同様に、図8に示し
た2つのボビンの直径を変えて2つ作り、2分割型の高
周波コア15内に同軸に設置し、2次コイル及び1次コ
イルとする。そして、内側ボビン28と外側ボビン29
の嵌合部には絶縁テープ30を巻いている。なお、2次
コイルと1次コイルの配置は逆であってもよい。
【0038】この場合の縁面距離は、図3と同様に、直
径が35mmφ、H=12mmの場合を考えると、 ・内側ボビン28及び外側ボビン29の嵌合面厚み: 0.71/2=0.355mm ・巻線用ボビン14の厚み:0.5mm ・絶縁テープ30の厚み:0.1mm の場合、 1次〜2次巻線間の縁面距離: 0.355×4+0.5+(8−0.71−0.1)×2 =16.3≫8〔mm〕 ……l1 (a,b間) 巻線〜コア間の距離(嵌合面よりのテープ長さl=0.5mm): ・内側巻線部(1次巻線について)〜コア間距離: 0.5+(8−0.71−0.1)+0.5 =8.19>8〔mm〕 ……l2 (c,d間) ・外側巻線部〜コア間距離: 0.355+(8−0.71−0.1)+0.5 =8.045>8(mm) ……l3 (a,e間) となり、巻線〜コア間の縁面距離8mmを満足すること
ができる。以上は2次巻線においても同様である。
【0039】なお、図8及び図9の実施例においては、
巻線を単線で示したが、箔状の巻線または帯状導線(例
えば、古河電線(株)製のシート状多本平行線など)を
用いることもできる。このようにすることで、1次巻線
〜2次巻線間及び引き出し部の漏れインダクタンスを少
なくすることができる。
【0040】図12は図9のリード線引出し部を示すも
ので、リード線引き出しガイド28aの上部に“T”字
形の絶縁材による仕切り板28bを内蔵する増設ガイド
31を配設し、リード線引き出しガイド28aから引き
出された帯状電線13a,13bをガイド内の通路内に
通すようにしている。このようにすることで、リード線
引き出し後の縁面距離を十分に確保することができる。
【0041】なお、増設ガイド31の形状は、図12の
ような“T”字形のほか、図13及び図14のような構
成としてもよい。図13は仕切り板28bに対し、その
両側に郵便ポスト形に形成し、各々の開口部からリード
線13a,13bを引き出す構成の増設ガイド32にし
たものである。また、図14はL字形の増設ガイド33
としたもので、その内部空間を2分するように仕切り板
28cを配設し、その各々の空間内にリード線13a,
13bを挿通するようにしたものである。
【0042】図15及び図16は、図13及び図14に
示した増設ガイド32,33によりプリント配線した場
合の正面図である。図15においては、プリント基板3
4が用いられる。このプリント基板34には、はんだ接
続用のパターン(巻線13のリード線13a,13bが
接続される)が形成されており、さらに増設ガイド32
の基部を嵌入するための開口が設けられている。プリン
ト基板34のパターンには、リード線35の各々の一端
が接続される。一方、図16においては、L字形の増設
ガイド33の基部をプリント基板34上に固定し、リー
ド線35及び仕切り板28cをプリント基板34に貫通
させ、プリント基板34の下面に露出させたリード線3
5の端部をパターンに接続している。
【0043】図17は図8の実施例をEI型コア26に
適用してトランスを構成したもので、コアの“I”脚部
分に嵌入する。また、図18のトランスは、図8の実施
例が丸型の形状であったのに対し、内側ボビン28及び
外側ボビン29を角型にしたコイル部29aとしたとこ
ろに特徴がある。
【0044】図19は本発明による高周波コア用ボビン
の第3実施例を示す分解斜視図である。また、図20は
図19の実施例の主要部を示す断面図である。前記各実
施例が1個のボビンによって1つのコイル部を形成して
いたのに対し、1次巻線36が巻回される巻線用ボビン
37を内嵌すると共にリード線引き出しガイド38a
(1次巻線36用と2次巻線39用の2つが対向位置に
設けられている)を有する上側ボビン38と、2次巻線
39を巻回した巻線用ボビン40を内嵌可能であると共
に1次巻線36を実装した上側ボビン38を内嵌する下
側ボビン41とからなる。
【0045】この実施例においては、2次巻線39を下
側ボビン41に実装したのち、下側ボビン41の溝内に
1次巻線36を実装する。ついで各巻線の引き出しリー
ド線にリード線引き出しガイド38aを位置合わせを
し、この状態のまま上側ボビン38を下側ボビン41に
被せると、図20のようになる。この場合、絶縁テープ
16は図3の実施例と同様に各巻線の外表面に巻き付け
る。
【0046】図20のトランスにおいては、1次〜2次
巻線間の距離がボビンの厚み分だけ少なくすることがで
きるため、更に結合度の良いトランスを得ることができ
る。
【0047】また、内側を1次巻線にした場合、巻線終
端部とコア間の距離が長くなるため、図10における継
ぎ目部の絶縁テープが不要になり、前記各トランスに比
べ、組み立て工程を簡略化することができる。さらに、
1次巻線36の巻回後、巻線ボビンを用いることなくダ
イレクトに2次巻線39を巻回することができ、1次〜
2次巻線間の距離をボビン厚分だけ小さくすることがで
きるので、さらに結合度の良いトランスを得ることがで
きる。
【0048】なお、図20においては、2次巻線を単一
としたが、径方向に更に溝を増やしていくことで2次巻
線(または1次巻線)を複数にすることができる。
【0049】図21は図20のトランスの変形例を示す
断面図である。図21より明らかなように、本例のトラ
ンスは、上側ボビン38と下側ボビン41の溝縁の位置
を半径方向にずらせたところに特徴がある。このように
することで、図9及び図10のトランスと同様の効果を
得ることができる。
【0050】
【発明の効果】本発明は上記の通り構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
【0051】請求項1の高周波コア用ボビンにおいて
は、巻線が巻回される巻線用ボビンと、該巻線用ボビン
の所定部分を収容する第1のボビンと、前記巻線用ボビ
ンの前記第1のボビンより露出する部分を覆うようにし
て前記第1のボビンに同軸に結合または前記巻線用ボビ
ンに対向する部分の空白部を遮るようにして軸方向に重
ね合わせられると共に前記巻線の引き出しリード線を挿
通して取り出すための引き出しガイドが設けられた第2
のボビンとを具備するようにしたので、コア巻線間の縁
面距離が満足されると共に製造も容易になる。
【0052】請求項2の高周波コア用ボビンにおいて
は、前記軸方向に重ね合わせてボビンを構成するに際
し、前記巻線の外周面または前記ボビンの少なくとも外
周面に絶縁テープを巻回するようにしたので、コアある
いは他の巻線との間の絶縁距離を確保することが可能に
なる。
【0053】請求項3の高周波コア用ボビンにおいて
は、前記引き出しガイドは、前記巻線からの引き出しリ
ード線を前記引き出しガイド内で分離するための絶縁材
による仕切り板を設けるようにしたので、漏れインダク
タンスを小さくすることができる。
【0054】請求項4の高周波コア用ボビンにおいて
は、前記引き出しガイドの近傍に、絶縁性の仕切り板を
内蔵した増設ガイドを設けるようにしたので、リード引
き出し部における絶縁距離を基板装着時にも確保するこ
とができる。
【0055】請求項5の高周波コア用ボビンにおいて
は、前記増設ガイド内に設けた仕切り板をプリント基板
の開口面より突出させるようにしたので、プリント基板
のパターンに接続される部位でのリード線間の絶縁距離
を十分に取ることができる。
【0056】請求項6の高周波コア用ボビンにおいて
は、前記巻線及び巻線用ボビンからなる複数を同心状に
配設するようにしたので、1次〜2次巻線間及びコア巻
線間の絶縁距離を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における高周波コア用ボビンの第1実施
例を示す分解斜視図である。
【図2】図1の実施例の組み立て後の状態を示す斜視図
である。
【図3】本発明の第1実施例を用いたトランスを示す断
面図である。
【図4】図3のトランスにおける縁面距離を具体的に示
す説明図である。
【図5】本発明の第1実施例をポット型コアに用いたト
ランスを示す断面図である。
【図6】本発明の第1実施例をEI型コアに用いたトラ
ンスを示す断面図である。
【図7】図3の実施例の変形例を示す断面図である。
【図8】本発明による高周波コア用ボビンの第2実施例
を示す分解斜視図である。
【図9】図8の実施例の組み立て後の状態を示す斜視図
である。
【図10】図8の実施例を用いたトランスを示す断面図
である。
【図11】図8のトランスにおける縁面距離を具体的に
示す説明図である。
【図12】図10の変形例を示す断面図である。
【図13】図12に示す増設ガイドの第2例を示す斜視
図である。
【図14】増設ガイドの第3例を示す斜視図である。
【図15】図13の固定方法の一例を示す正面図であ
る。
【図16】図14の固定方法の一例を示す正面図であ
る。
【図17】図8の実施例をEI型コアに用いて構成した
トランスを示す斜視図である。
【図18】内側ボビン及び外側ボビンを角型にしたトラ
ンスを示す示す斜視図である。
【図19】本発明による高周波コア用ボビンの第3実施
例を示す分解斜視図である。
【図20】図19の実施例の主要部を示す断面図であ
る。
【図21】図20のトランスの変形例を示す断面図であ
る。
【図22】従来の高周波トランスの一例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
11 上側ボビン 12 下側ボビン 13 巻線 13a,13b,35 リード線 14 巻線用ボビン 15 高周波コア 15a,15b リード線引き出しガイド 16,30 絶縁テープ 26 EI型コア 28 内側ボビン 28a リード線引き出しガイド 28b,28c 仕切り板 29 外側ボビン 29a コイル部 31,32,33 増設ガイド 34 プリント基板 36 1次巻線 37,40 巻線用ボビン 38 上側ボビン ガイド38a リード線引き出し 39 2次巻線 41 下側ボビン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線が巻回される巻線用ボビンと、該巻
    線用ボビンの所定部分を収容する第1のボビンと、前記
    巻線用ボビンの前記第1のボビンより露出する部分を覆
    うようにして前記第1のボビンに同軸に結合または前記
    巻線用ボビンに対向する部分の空白部を遮るようにして
    軸方向に重ね合わせられると共に前記巻線の引き出しリ
    ード線を挿通して取り出すための引き出しガイドが設け
    られた第2のボビンとを具備することを特徴とする高周
    波コア用ボビン。
  2. 【請求項2】 前記軸方向に重ね合わせてボビンを構成
    するに際し、前記巻線の外周面または前記ボビンの少な
    くとも外周面に絶縁テープを巻回することを特徴とする
    請求項1記載の高周波コア用ボビン。
  3. 【請求項3】 前記引き出しガイドは、前記巻線からの
    引き出しリード線を前記引き出しガイド内で分離するた
    めの絶縁材による仕切り板を設けることを特徴とする請
    求項1記載の高周波コア用ボビン。
  4. 【請求項4】 前記引き出しガイドの近傍に、絶縁性の
    仕切り板を内蔵した増設ガイドを設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の高周波コア用ボビン。
  5. 【請求項5】 前記増設ガイド内に設けた仕切り板をプ
    リント基板の開口面より突出させることを特徴とする請
    求項4記載の高周波コア用ボビン。
  6. 【請求項6】 前記巻線及び巻線用ボビンからなる複数
    を同心状に配設することを特徴とする請求項1記載の高
    周波コア用ボビン。
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