JPH05153676A - 時分割通話路方式 - Google Patents

時分割通話路方式

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JPH05153676A
JPH05153676A JP33582991A JP33582991A JPH05153676A JP H05153676 A JPH05153676 A JP H05153676A JP 33582991 A JP33582991 A JP 33582991A JP 33582991 A JP33582991 A JP 33582991A JP H05153676 A JPH05153676 A JP H05153676A
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真隆 高野
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靖 福田
Yozo Oguri
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の共通制御部がそれぞれ独自の系として
動作することができ、対向側装置の系選択の時間的ロス
を最小にすることのできる信頼性の高い、低コストの時
分割通話路方式を提供する。 【構成】 装置全体は、それぞれが2重化されたフォワ
ード側の共通制御装置21(SPME)と、通話路スイ
ッチ22(TDNW)と、バックワード側の共通制御装
置23(SPME)と、加入者回路、トランク等の外部
とのインタフェースを行う1重化装置24とにより構成
されている。SPME21は、装置24を制御するため
の共通制御装置25、26と、信号処理を行う共通制御
装置27、28と、フォワード側系選択機能、通話路ス
イッチとのインタフェース機能、多重化機能を持つ共通
制御装置29、30とにより構成される。また、SPM
E23は、多重分離機能を持つ外、SPME21とほぼ
同様に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル交換機の時
分割通話路構成方式に係り、特に、2重化された系構成
を備え、時間スイッチと空間スイッチとを制御する形式
の時分割通話路方式に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の時分割通話路方式に関する従来
技術として、例えば、電気通信施設(1982.5月
号)「D70形ディジタル交換機の概要」等に記載され
た技術が知られている。
【0003】この従来技術は、2重化された時分割通話
路装置と2重化された集線装置とを備えて構成されてい
る。そして、それぞれの装置相互間は、インタフェース
部内の1重化の回路により接続されている。すなわち、
時分割通話路装置側は、1重化の時分割コネクタ、集線
装置側は、1重化のハイウェイインタフェース回路によ
り接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、2重
化された装置相互間の接続が、1重化の回路により行わ
れており、信頼性に欠けるものであり、また、外部シス
テムとのインタフェースに位置する1重化の回路を除い
て、前記装置相互間の接続を2重化した場合にも、単純
な二面構成では、信頼度の飛躍的な向上を図ることがで
きないという問題点を有している。
【0005】さらに、前記従来技術は、2重化された通
話路スイッチに接続される複数の2重化された共通制御
部をそれぞれ独自の系として動作させる場合、系交絡部
の障害も検出して系の切替を行う必要があり、また、障
害発生時の系の切替時に対向側の装置においても系選択
を切替る必要があるが、ソフト制御により切替えるよう
にすると時間的なロスが発生するという問題点を有して
いる。
【0006】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決し、複数の共通制御部がそれぞれ独自の系として動
作することができ、また、対向側装置の系選択の時間的
ロスを最小にすることのできる時分割通話路方式を提供
することにある。
【0007】一般に、時分割通話路を構成する要素とし
ては、時間スイッチ、空間スイッチ、位相差を吸収して
高速動作を可能とさせるためのエラスティックストア機
能、1重化装置に収容され低速ハイウエイと通話路スイ
ッチに収容される高速ハイウエイとを接続するための多
重・分離機能、通話路スイッチと1重化装置を制御する
共通制御装置との間の系交絡部のハイウエイの正常性を
確認するための装置間フレーム同期機能、パターンジェ
ネレート・チェック機能等がある。前述した従来技術
は、これらの要素の集積回路化を図ろうとすると、何品
種ものLSIを開発する必要がありコスト的に不利であ
るという問題点を有している。
【0008】本発明の目的は、時間スイッチと空間スイ
ッチ以外の前記機能とを、モード切替により1つのLS
Iで行わせることのできる時分割通話路方式を提供する
ことにある。
【0009】また、複数の時間スイッチと複数の空間ス
イッチとから成る時分割通話路装置において、1チャネ
ルの情報を8ビットのパラレルデータとして、時分割通
話路装置を、時間スイッチ(T)−空間スイッチ(S)
−時間スイッチ(T)という形式により構成しようとす
ると、マルチ接続が増加し、ジャンクタハイウエイの本
数が膨大になるという問題点を生じる。
【0010】例えば、4096多重の時間スイッチLS
Iを32個と、16×16の空間スイッチとを使用して
T−S−Tの通話路を構成し、ジャンクタハイウエイの
スピードを32.768Mbpsとすると、16個の時
間スイッチからそれぞれ8本のジャンクタハイウエイが
16マルチされ、時間スイッチを構成するカードと空間
スイッチを構成するカードとの間に膨大な高速のパター
ンが引き回されることになる。このような膨大な高速パ
ターンの引き回しは、動作の信頼性を低下させ、パター
ン数の増大によるユニットのコスト増を招くという問題
点を生じさせる。
【0011】本発明の目的は、誤動作の原因になるマル
チ接続とパターンの引き回しとを最小にして、信頼性の
向上を図ることのできる低コストの時分割通話路方式を
提供することにある。
【0012】時間スイッチは、通話路メモリとその通話
路メモリを制御する制御メモリとからなり、空間スイッ
チは、複数のセレクタとそのセレクタを制御する制御メ
モリとからなる。一般に、時間スイッチは、1つの集積
回路により構成することができ、他の分野にも広い適用
範囲があるが、空間スイッチは、1つの集積回路により
構成できるとしても、他に適用可能な分野がない。ま
た、大容量のメモリを内蔵した集積回路は、非常に高度
な技術を必要とし、時間スイッチと空間スイッチの2品
種を集積回路として開発してもコスト的に利点がない。
【0013】本発明の目的は、前述にかんがみ安価に構
成することができる空間スイッチを提供することにあ
る。
【0014】また、時間スイッチ−空間スイッチ−時間
スイッチを接続するジャンクタハイウエイが、情報をシ
リアルパターンで転送するものとすると、8ビットが1
チャネルであるため、空間スイッチのスイッチング速度
は、ジャンクタハイウエイの8分の1になる。例えば、
ジャンクタハイウエイ速度が32.768Mbpsだと
すると、空間スイッチのスイッチング速度は8分の1の
4.096Mbpsになる。
【0015】このため、空間スイッチに32.768M
bpsで読み出す制御メモリを使用すると、メモリの能
力のほとんどが無駄になってしまうという問題点を生じ
てしまう。また、ハイウエイマトリクスを制御するため
に使用する制御データは、数ビットでよく残りのデータ
が無駄になってしまう。例えば、4096多重の時間ス
イッチの制御メモリ(データ幅12ビット)が16×1
6のハイウエイマトリクススイッチを制御する場合、1
アドレス当たり4ビットのデータが必要であるので、残
り8ビットが無駄になってしまう。
【0016】本発明の目的は、前述したような無駄が生
じることのない空間スイッチの制御メモリの制御方式を
提供することにある。
【0017】通話路メモリとその通話路メモリを制御す
る制御メモリとを1つの集積回路内に形成して時間スイ
ッチを構成し、制御メモリの読み出しデータをハイウエ
イマトリクスの制御に使用しようとすると場合、新たに
出力ピンが必要になりLSI(集積回路)のピン数が増
加するという問題点を生じさせる。
【0018】本発明の目的は、時間スイッチを構成する
LSIのピン数を増加させることなく、空間スイッチの
制御メモリの機能を持たせたLSIを提供することにあ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、複数ある共通制御装置と通話路スイッチとを、それ
ぞれ独自の系で動作させるために、系交絡部を複数ある
共通制御装置内に設け、さらに、該通話路スイッチを切
替えたときの共通制御装置側の系選択をハードウエアで
迅速に行うために、通話路スイッチから系選択信号を各
共通制御装置に送出することにより、共通制御装置に、
その系選択信号により通話路スイッチのどちらがアクト
系であるか判定させて、系選択を行わせるようにするこ
とにより達成される。
【0020】また、前記目的は、共通制御装置と通話路
スイッチとの間のインタフェースの正常性の確認のため
に、特定のタイムスロットに任意のパターンを挿入し
て、相手装置側でハイウエイについてのチェックを行う
ようにし、また、フレーム信号とクロックについてのチ
ェックを、クロックをカウントアップして作成した期待
フレーム信号と受信したフレームパルスとを比較して、
正しくない場合に障害とするようにして行うようにする
ことにより達成される。
【0021】また、前記目的は、エラスティック機能、
多重・多重分離機能、及び、これらの装置相互間のイン
タフェースの正常性を監視するための機能、例えば、フ
レーム同期機能、パターンジェネレート・チェック機能
を1種類の集積回路により構成し、モード切り替えを行
なうことにより、エラスティック機能が主機能である通
話路スイッチ内の共通制御部のインタフェース部と、多
重・多重分離機能が主機能である共通制御部内の通話路
スイッチ・インタフェース部とに適用できるようにする
ことにより達成される。
【0022】また、前記目的は、時間スイッチと空間ス
イッチとの間のジャンクタハイウエイのマルチ接続を少
なくするために、特に、時間スイッチのカードと空間ス
イッチのカードとの間のマルチ接続をなくすために、ジ
ャンクタハイウエイの情報をパラレルでなく、シリアル
にして接続するようにすることにより達成される。
【0023】さらに、前記目的は、大容量のメモリを内
蔵した時間スイッチと空間スイッチとの2品種の集積回
路の開発を不要とするために、時間スイッチの制御メモ
リを空間スイッチの制御メモリとして使用可能に構成す
ることにより達成される。
【0024】また、前記目的は、時間スイッチを構成す
るLSIに制御メモリ読み出し専用外部ピンを設けるこ
となく、通話路メモリ用の外部ピンを兼用し、モード切
り替えにより、時間スイッチ機能と、制御メモリの外部
読み出し機能とを設定できるようにすることにより達成
される。
【0025】また、前記目的は、データがシリアルに転
送されているハイウエイマトリクスのスイッチングを制
御する制御メモリを効率的に使用するために、アドレス
方向において、8つのハイウエイ・セレクタを制御する
ようにし、データ方向においても、同時に複数のハイウ
エイ・セレクタを制御できるようにすることにより達成
される。
【0026】
【作用】共通制御装置内に系交絡部を備えているため、
共通制御装置のアクト系は、自分自身がアクト系である
と判定できる。また、共通制御装置は、自装置内の系交
絡部を通じてアクト系の情報を、0系及び1系の通話路
スイッチに送出することができるので、通話路スイッチ
側は、共通制御装置のどちらがアクト系であるかを意識
する必要がない。
【0027】通話路スイッチから複数ある共通制御装置
へ系選択情報が送出されるが、共通制御装置は、受信し
た系選択信号の3分の2多数決を採ることにより、系切
り替えを行っているので、ノイズ等によりビット誤りが
生じている場合にも誤動作することがない。また、クロ
ックをカウントアップして作成した期待フレーム信号と
受信したフレーム信号との比較は、3回連続して一致し
なかった場合に、フレーム同期外れとして障害通知する
ため、ノイズ等による誤動作を生じることもない。
【0028】データ方向において複数のハイウエイセレ
クタを制御する場合で、制御メモリにパリティビットが
ある場合(ほとんどの場合がそうである)、データ長の
一部のデータを書き換えるとパリティエラーとなってし
まうが、本発明は、このため、制御メモリに書き込みを
行う場合、常に全データを読み出し、書き替え対象以外
のデータと書き替え対象のデータとによりパリティを付
け直して書き込むようにしているので、誤動作を生じさ
せることがない。
【0029】
【実施例】以下、本発明による時分割通話路方式の一実
施例を図面により詳細に説明する。
【0030】図1は時分割通話路装置と共通制御装置と
の接続構成を示す図、図2は本発明の一実施例の時分割
通話路方式の全体の構成を示すブロック図、図3は本発
明の一実施例による時分割通話路装置の構成を示す図、
図4は図3におけるジャンクタハイウエイ上のタイムス
ロットの配列を示す図、図5は空間スイッチの機能モデ
ルを説明する図、図6は空間スイッチ制御メモリのアド
レス/データ配列を説明する図である。図1、図2にお
いて、1、2は0系及び1系の多重化部及び信号処理部
の共通制御装置、3、4は0系及び1系の通話路スイッ
チフォワード側インタフェース部、5、6は0系及び1
系の通話路スイッチ、7、8は0系及び1系の1重化部
インタフェース共通制御装置、9、10は0系及び1系
の多重化部及び信号処理部の共通制御装置、11はフォ
ワード側系選択セレクタ、12は通話路スイッチフォワ
ード側インタフェース、13は共通制御装置フォワード
側インタフェース、14はTスイッチ−Sスイッチ−T
スイッチ部、15は共通制御装置バックワード側インタ
フェース、16通話路スイッチバックワード側インタフ
ェース、17はバックワード側系選択セレクタ、21は
フォワード側共通制御装置、22は通話路スイッチ、2
3はバックワード側共通制御装置、24は加入者回路、
トランク等の1重化装置、25、26は0系及び1系の
1重化部インタフェース共通制御装置、27、28は0
系及び1系の多重化部及び信号処理部の共通制御装置、
29、30は0系及び1系の通話路スイッチフォワード
側インタフェース部、30は1系通話路スイッチフォワ
ード側インタフェース部、31、32は0系及び1系の
通話路スイッチ、33、34は0系及び1系の通話路ス
イッチバックワード側インタフェース部、35、36は
0系及び1系の多重化部及び信号処理部の共通制御装
置、37、38は0系及び1系の1重化部インタフェー
ス共通制御装置である。
【0031】本発明による時分割通話路装置の全体は、
図2に示すように、フォワード側の2重化された共通制
御装置21(SPME)と、2重化された通話路スイッ
チ22(TDNW)と、バックワード側の共通制御装置
23(SPME)と、加入者回路、トランク等の外部と
のインタフェースを行う1重化装置24とにより構成さ
れている。
【0032】SPME21は、1重化装置24を制御す
るための共通制御装置(HWI)25、26と、多重化
及び一重化部24の信号処理を行う共通制御装置(HW
MPX)27、28と、フォワード側系選択機能、通話
路スイッチとのインタフェース機能、多重化機能を持つ
共通制御装置(NWINF)29、30とにより構成さ
れる。また、SPME23は、1重化装置24を制御す
るための共通制御装置(HWI)37、38と、多重分
離化、系選択機能及び1重化部の信号処理を行う共通制
御装置(HWMPX)35、36と、バックワード側の
TDNWとのインタフェース機能を持つ共通説明装置
(NWINF)33、34とにより構成される。
【0033】そして、前述のHWI25、26、37、
38は、加入者回路ユニット及びトランクユニットに実
装される。また、NWINF29、30、33、34は
TDNW22に複数接続され、HWI25、26、3
7、38は、HWMPX27、28及び35、36に複
数接続され、さらに、マルチに接続される。
【0034】また、TDNW22は、2組の通話路スイ
ッチ31、32を備えて構成されている。
【0035】そして、HWMPX27、28とNWIN
F29、30との間、及び、NWINF33、34とH
WMPX35、36との間のそれぞれに交絡部が設けら
れている。
【0036】次に、図1を参照して本発明の一実施例に
よる時分割通話路装置を説明する。
【0037】図示本発明の実施例は、フォワード側HW
MPX1、2と、フォワード側NWINF3、4と、T
DNW5、6と、バックワード側の対TDNWインタフ
ェース部(NWINF16)によるNWINF7、8
と、バックワード側のHWMPX内の系切替セレクタ1
7を有し、TDNWから受信するNWSEL情報によ
り、受信すべきTDNWの系選択を行う多重化部及び信
号処理部の共通制御部9、10とにより、0系及び1系
の通話路を持って構成されている。
【0038】なお、前記フォワード側HWMPX1、
2、フォワード側NWINF3、4、TDNW5、6、
NWINF7、8及び多重化部及び信号処理部の共通制
御部9、10は、それぞれ、図2における、フォワード
側HWMPX27、28、フォワード側NWINF2
9、30、TDNW31、32、NWINF33、36
及びHWMPX35、36に対応している。
【0039】フォワード側NWINF3、4は、その内
部のフォワード側系選択セレクタ11が、ソフトウェア
によりアクトスタンバイの系の選択を行っており、常に
アクト系のHWMPXからの情報を受信する。また、T
DNWとのインタフェース部12は、そのインタフェー
ス信号として、フレーム同期信号、クロック、ハイウェ
イ情報の処理を行う。
【0040】ハイウェイの先項のタイムスロットには、
図1内に示すように、F、ALM、F’が重畳されてい
る。通常、Fは“1”、F’は“0”とされており、A
LMは、バックワード側ハイウェイ(TDNW→NWI
NF)でハイウェイのエラーが検出(フレーム同期はず
れ、クロック断、F、F’のパターンNG)された場合
に対装置警報として、TDNWへ送出されるものであ
る。
【0041】TDNW5、6を構成するインタフェース
部13は、TDNW内におけるSPMEのNWINFと
のインタフェース部であり、フレーム同期、クロック
断、ハイウェイパターン(F、F’)のチェックの機能
を有する。通話路部14は、時間スイッチ−空間スイッ
チ−時間スイッチにより構成される。また、インタフェ
ース部15は、バックワード側のNWINFとのインタ
フェース部であり、フレーム信号、クロック、ハイウェ
イ情報をNWINFに送出する。
【0042】ハイウェイの先頭のタイムスロットには、
図1内に示すように、F、F’、ALM(これらについ
てはフォワード側に同じ)、NWSELが重畳される。
NWSELは、TDNWのどちらがアクト系であるかを
示す情報であり、この情報が“0”のとき、0系のTD
NWがアクト系、“1”のとき、1系のTDNWがアク
ト系である。
【0043】バックワード側のNWINF7、8を構成
するバックワード側の対TDNWインタフェース部(N
WINF)16は、フレーム同期、クロック断、ハイウ
ェイパターン(F、F’)のチェックを行う。また、対
TDNWインタフェース部(NWINF)16は、場合
によって、多重分離機能の一部を受け持つ。
【0044】多重化部及び信号処理部の共通制御部9、
10を構成するバックワード側のHWMPX内の系切替
セレクタ17は、TDNWから受信するNWSEL情報
により、受信すべきTDNWの系選択を行う。また、受
信したNWSEL信号は、3分の2の多数決がとられて
いるため、ビット誤り、ノイズ等の影響から保護されて
いる。
【0045】図1に示す例は、フォワード側のSPME
の0系がアクトで、TDNWの1系がアクトの状態であ
るが、このとき、フォワード側SPMEに障害が発生し
た場合、ソフトウェアにより、フォワード側SPME
は、1系がアクトにになるように切替られる。この場
合、SPMEのHWMPX内にある系選択セレクタ11
が1系を選択するように切替えられる。
【0046】図1に示す本発明の一実施例による通話路
装置は、前述のようにして、HWMPXとNWINFと
の間の系交絡により、0系、1系どちらの系のTDNW
に対しても、アクト系のSPMEの情報を転送すること
ができる。そして、TDNW側に影響を与えることな
く、SPMEのみを系切替えすることが可能である。
【0047】図1において、TDNWに障害が発生し、
TDNWを1系のアクト状態から0系がアクト状態なる
ように系を切替える場合、バックワード側SPMEに送
出するNWSEL信号をハードウェアにより“1”から
“0”にすることにより、ソフトウェアによって、TD
NWの系が切替えられる。
【0048】SPMEは、前記NWSEL信号を3分の
2多数決を採って、バックワード側系選択セレクタ17
を切替、0系のTDNWからの情報を受信する。このよ
うに、TDNWの系の切替えが行われると同時に、ハー
ドウェアによりSPMEの系切替えがおこなわれるの
で、系の切替時に発生する悪影響が少ない。
【0049】また、NWINFのTDNWインタフェー
ス部12、16と、TDNWのNWINFインタフェー
ス部13、15との間で、送信側から受信側に転送され
る情報の正常性を確認するため、フレーム同期、クロッ
ク断、先頭タイムスロットのF、F’パターンのチェッ
クが行われるが、障害検出モードにより次のように系の
切替えが行われる。
【0050】すなわち、SPMEの受信側片系で障害が
検出された場合、SPMEが複数あること、また、他装
置に対する影響が少ないことから、まず、SPMEの系
の切替えを行う。SPMEの受信側の両系で障害が検出
された場合、TDNWの切替えを行う。同様に、TDN
Wの片系障害の場合、TDNWを切替え、特定のSPM
Eに限定したTDNW両系障害時にはSPMEの切替え
を行う。
【0051】図1に示す本発明の一実施例は、前述のよ
うに、SPMEが複数ある場合にも、個別に自由に系の
切替えを行うことができ、装置の信頼性の向上に非常に
効果がある。
【0052】また、図1に示す実施例は、フォワード側
のNWINF12内に多重化機能、バックワード側のN
WINF16内に多重分離機能、TDNW内のSPME
インタフェース部13、15内に位相差吸収のためのエ
ラスティック機能が備えられるが、これらは、1種類の
同一の集積回路を使用して構成され、モード設定によ
り、それぞれの機能が具現される。
【0053】すなわち、この集積回路は、エラスティッ
ク機能として使用する場合、入力8ハイウェイ、出力8
ハイウェイのエラスティックストアとして使用され、多
重化機能として使用する場合、入力8ハイウェイ、出力
4ハイウェイ、例えば、入力側の16.384Mbps
のハイウェイ8本を、出力側の32.768Mbpsの
ハイウェイ4本に多重化する多重化回路として使用さ
れ、多重分離化機能として使用する場合、入力4ハイウ
ェイ、出力8ハイウェイ、例えば、32.768Mbp
sのハイウェイ4本から16.384Mbpsの8本ハ
イウェイに多重分離する多重分離回路として使用可能で
ある。
【0054】また、前述した機能は、NWINF12、
16及びTDNW13、15内に設けられるので、これ
らの機能を行うための集積回路内に、フレーム同期機能
の送受の回路及び特定ビットのパターンの挿入、抽出機
能を埋め込み、これらをモードの設定により使い分ける
ようにすることができる。
【0055】例えば、NWINF内のTDNWとのフォ
ワード側のインタフェース部12では、前記集積回路
を、多重化機能とフレーム同期、ビットパターン挿入モ
ードで動作させ、TDNW内のNWINFとのフォワー
ド側インタフェース部13では、前記集積回路を、エラ
スティック機能、フレーム同期チェック、ビットパター
ンチェックモードで動作させるようにすることができ
る。また、TDNW内のNWINFとのバックワード側
インタフェース部15では、前記集積回路を、フレーム
同期、ビットパターン挿入、NWSEL挿入機能として
動作させ、NWINF内のTDNWとのバックワード側
インタフェース部16では、前記集積回路を、多重分離
機能、フレーム同期チェック、ビットパターンチェッ
ク、NWSEL抽出機能として動作させるようにするこ
とができる。
【0056】前述したように、本発明の一実施例は、1
種類の集積回路をモード指定により使い分けることによ
り、前述した全ての機能を網羅することができ、装置全
体のコストの低減を図ることができる。
【0057】次に、図3及び図4を参照して、ネットワ
ーク構成の例と、ジャンクターハイウェイ上のタイムス
ロットの配列について説明する。この例は、16個の1
次時間スイッチ(PTSW)と、8個の空間スイッチ
(HSW)と、16個の2次時間スイッチ(STSW)
とによるT−S−T構成を持ったネットワークの構成例
である。
【0058】図3は、時間スイッチ−空間スイッチ−時
間スイッチ間のジャンクタハイウェイをシリアルパター
ンで接続した時の構成図であり、図4は、時間スイッチ
−空間スイッチ−時間スイッチ間のジャンクタハイウェ
イを8bitパラレルパターンで接続した場合の構成図
である。
【0059】時間スイッチは、4k多重スイッチの前段
に直並列変換(P/S)、後段に並直列変換(P/S)
の各機能を具備しており、空間スイッチは16×16の
マトリクススイッチである。各ジャンクタハイウェイ
(JHW)上のデータは32.768Mbpsの伝送速
度を有し、1つのJHW上には4096ビットが多重さ
れている。
【0060】図3において、1次時間スイッチPTSW
0に注目すると、この1次時間スイッチPTSW0は、
8本のハイウェイからの32.768Mbpsのデータ
が入力され、このデータをスイッチングした後、8本の
ジャンクタハイウェイJHW0〜JHW7に32.76
8Mbpsの速度で分配する。このデータは、ジャンク
タハイウェイJHW0〜JHW7を介して空間スイッチ
HSW0〜HSW7へ渡される。すなわち、1つの時間
スイッチは、全空間スイッチとJHW8本で接続されて
おり、従って、時間スイッチPTSW0と空間スイッチ
HSW0間との接続は、1本のJHWにより行われる。
【0061】図4に示すパターンが、前述した図3に示
すJHW上におけるビット配列を説明するものである。
この図4に示すパターンにおいて、スイッチング単位で
あるタイムスロットTSは8ビットからなり、各TSは
同一JHW上にシリアルに多重される。従って、1つの
JHW上には512個のTSが多重され、8本のJHW
合わせて4096TSが1つのPTSWから出力される
ことになる。
【0062】時間スイッチPTSW0は、4096TS
が入力され、任意の出力JHW上の任意のTSに多重変
換できるので、出力側の4096TS全てを全空間スイ
ッチに分配接続する必要は無い。このため、図3に示す
パターンの例は、時間スイッチ0と各空間スイッチとの
間を、512TS多重のJHW1本で接続して、ネット
ワークを構成しており、全て1対1の接続パターンを持
った32.768Mbpsの高速ビット伝送を行うこと
ができる。
【0063】次に、図5を参照して、空間スイッチの機
能モデルについて説明し、図6を参照して、空間スイッ
チ制御メモリのアドレス/データ配列について説明す
る。
【0064】図5に示す空間スイッチは、16本の入力
ジャンクタハイウェイ(JHWI0〜15)と出力ジャ
ンクタハイウェイJHWI0〜JHWI15のスイッチ
ングを行う#00〜#FFの256個のゲート素子によ
るマトリクスと、各ゲート素子のオン/オフ制御情報を
格納する情報A群/B群から成る空間スイッチ制御メモ
リHCMと、該HCMから読み出されるゲート制御情報
を16ゲート分蓄積し、ハイウェイデータに合わせて制
御情報を出力するタイミング調整部とにより構成され
る。HCMは、4096多重時間スイッチの通話路スイ
ッチ制御メモリSCMを流用しており、同一アドレス内
のデータ中に情報A群と情報B群の2種類の制御情報が
割付けられており、情報A群は、JHWI0〜JHWI
7の制御を行い、情報B群は、JHWI8〜JHWI1
5の制御を行う。
【0065】図6に示す空間スイッチ制御メモリのアド
レス/データ配列は、空間スイッチ制御メモリHCMと
通話路スイッチ制御メモリSCMのアドレス、データ割
付けイメージを示したものである。
【0066】図6において、パターンAは、通話路スイ
ッチ制御メモリSCMを空間スイッチ制御メモリHCM
として使用する場合のデータ割付け例で、パターンB
は、通話路スイッチ制御メモリSCMとして使用する場
合のデータ割付け例である。
【0067】4096多重の時間スイッチを制御するS
CMは、4096×13ビット以上のメモリ容量を有し
ており、HCMとして使用するパターンの場合、全13
ビット内に、パリティビット1ビットと、A群/B群の
2種類のゲートスイッチ制御情報とを格納している。H
CMに対する書き込みは、1制御情報単位に行われる
が、1アドレスに2種類の制御情報が格納されているた
め、制御情報の書き替え時、メモリー内容を1度読み出
しパリティビットの付け直しを行っている。
【0068】HCMは、32.768Mbpsで動作
し、1フレーム周期(125μS)に4096回の読み
出しを行うことができる。しかし、空間スイッチ内のハ
イウェイ上には、32.768Mbpsで512TS分
のシリアルデータが多重されており、ハイウェイデータ
1TSの8ビットは同時にスイッチングされるので、H
CMの制御データは、1フレーム周期に512回読み出
しが行われればよい。
【0069】従って、1TS(8ビット)のシリアルハ
イウェイデータの制御中にHCMから8回の情報読み出
しを行い、JHWI0〜JHWI15の16本のハイウ
ェイ制御情報を順次読み出し、図7に示すタイミング作
成部に一時格納し、全16JHW分の制御情報を読み出
した後に、シリアルハイウェイデータのスイッチングタ
イミングに合わせて、16本のJHW0〜JHW15の
ゲートスイッチを制御する。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
重化装置を除く装置を全て2重化し、通話路スイッチと
複数ある共通制御装置とを、それぞれ自由に系の切替え
を行うことができるようにしたため、通話路装置の信頼
性を大きく向上させることができる。また、本発明によ
れば、通話路スイッチを切替えたときの複数の共通制御
装置の系選択を、ハードウエアにより行うことができ、
プロセッサ間で通信を行う必要がないため迅速に行うこ
とができ、運用上のサービス低下を防止することができ
る。
【0071】また、本発明によれば、1種類の集積回路
のモードを切替えて使用することにより、1種類の集積
回路を、多重化機能、多重分離化機能、エラスティック
機能、及び、通話路スイッチと共通制御装置との間のイ
ンタフェースの正常性を確認するためのフレーム同期機
能、パターンジェネレート・チェック機能、系選択情報
挿入、抽出機能に適用できるため、装置全体のコストの
低減を図ることができる。
【0072】また、本発明によれば、時間スイッチ−空
間スイッチ−時間スイッチ間のジャンクタハイウエイを
最少として構成することができるため、通話路スイッチ
を構成するカード間のパターン数の増大を防止すること
ができ、動作の信頼度向上を図ることができ、さらに、
パターン数増大に対するカードの外部接続のネックによ
る実装ネックがないため、小型化、コストの低減を図る
ことができる。
【0073】また、本発明によれば、モード切替によ
り、1種類の集積回路を、時間スイッチとして、あるい
は制御メモリ読み出しモードによる空間スイッチの制御
メモリとして使用することができるため、高度な技術を
必要とする高価な専用LSIを時間スイッチと空間スイ
ッチとの2品種について開発する必要がなく、1品種の
開発のみ済み、さらに、アドレス的にもデータ的にも、
複数のハイウエイマトリクスを制御することができるた
め、装置全体の小型化を図り、コストの低減を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は時分割通話路装置と共通制御装置との接
続構成を示す図である。
【図2】図2は本発明の一実施例の時分割通話路方式の
全体の構成を示すブロック図である。
【図3】図3は本発明の一実施例による時分割通話路装
置の構成を示す図である。
【図4】図4は図3におけるジャンクタハイウエイ上の
タイムスロットの配列を示す図である。
【図5】図5は空間スイッチの機能モデルを説明する図
である。
【図6】図6は空間スイッチ制御メモリのアドレス/デ
ータ配列を説明する図である。
【符号の説明】
1、2 0系及び1系の多重化部及び信号処理部の共通
制御装置 3、4 0系及び1系の通話路スイッチフォワード側イ
ンタフェース部 5、6 0系及び1系の通話路スイッチ 7、8 0系及び1系の1重化部インタフェース共通制
御装置 9、10 0系及び1系の多重化部及び信号処理部の共
通制御装置 11 フォワード側系選択セレクタ 12 通話路スイッチフォワード側インタフェース 13 共通制御装置フォワード側インタフェース 14 Tスイッチ−Sスイッチ−Tスイッチ部 15 共通制御装置バックワード側インタフェース 16通話路スイッチバックワード側インタフェース 17 バックワード側系選択セレクタ 21 フォワード側共通制御装置 22 通話路スイッチ 23 バックワード側共通制御装置 24 加入者回路、トランク等の1重化装置 25、26 0系及び1系の1重化部インタフェース共
通制御装置 27、28 0系及び1系の多重化部及び信号処理部の
共通制御装置 29、30 0系及び1系の通話路スイッチフォワード
側インタフェース部 30 1系通話路スイッチフォワード側インタフェース
部 31、32 0系及び1系の通話路スイッチ 33、34 0系及び1系の通話路スイッチバックワー
ド側インタフェース部 35、36 0系及び1系の多重化部及び信号処理部の
共通制御装置 37、38 0系及び1系の1重化部インタフェース共
通制御装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 他のシステムとのインタフェースを行う
    1重化の回路を制御する2重化された共通制御部と、2
    重化された時分割通話路スイッチとにより構成される時
    分割通話路方式において、前記1重化の回路を除いた全
    てを2重化構成とし、かつ、前記共通制御部と前記通話
    路スイッチとの間に通話路の系交絡部を備えたことを特
    徴とする時分割通話路方式。
  2. 【請求項2】 前記共通制御部が複数設けられ、該共通
    制御部と前記通話路スイッチとは、それぞれ独自の系で
    動作することを特徴とする請求項1記載の時分割通話路
    方式。
  3. 【請求項3】 前記通話路スイッチから前記複数の共通
    制御部へ系選択情報を送出することにより、通話路スイ
    ッチを切替えた場合の共通制御部の系選択をハード的に
    行うことを特徴とする請求項2記載の時分割通話路方
    式。
  4. 【請求項4】 前記共通制御部と通話路スイッチとの間
    で、パターンマッチングを常時行うことにより障害を検
    出し、系の切替えを行うことを特徴とする請求項1、2
    または3記載の時分割通話路方式。
  5. 【請求項5】 他のシステムとのインタフェースを行う
    1重化の回路を制御する2重化された共通制御部と、2
    重化された時分割通話路スイッチとにより構成される時
    分割通話路方式において、時分割通話路を構成するエラ
    スティック・ストア機能、多重・多重分離機能、装置間
    フレーム同期機能、特定ビット及びパターンの挿入・抽
    出機能のそれぞれを、1種類の集積回路の動作モードの
    設定により実行させることを特徴とする時分割通話路方
    式。
  6. 【請求項6】 時間スイッチと空間スイッチとを複数組
    合せて構成される時分割通話路スイッチにおいて、時間
    スイッチと空間スイッチとの間の通話路情報をシリアル
    に伝送することを特徴とする時分割通話路方式。
  7. 【請求項7】 通話路メモリと通話路メモリを制御する
    ための制御メモリとが1つの集積回路内にある時間スイ
    ッチ及び空間スイッチから成る時分割通話路装置におい
    て、前記時間スイッチを制御メモリの読み出しモードで
    使用することにより、時間スイッチの制御メモリにより
    空間スイッチのハイウェイマトリクスを制御することを
    特徴とする時分割通話路方式。
  8. 【請求項8】 1つの前記制御メモリにより、複数のハ
    イウェイマトリクスを制御することを特徴とする請求項
    7記載の時分割通話路方式。
  9. 【請求項9】 前記制御メモリの読み出しデータの出力
    ピンを他の出力ピンと共用した時間スイッチを備えるこ
    とを特徴とする請求項7記載の時分割通話路方式。
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