JPH0515389B2 - - Google Patents

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JPH0515389B2
JPH0515389B2 JP28316187A JP28316187A JPH0515389B2 JP H0515389 B2 JPH0515389 B2 JP H0515389B2 JP 28316187 A JP28316187 A JP 28316187A JP 28316187 A JP28316187 A JP 28316187A JP H0515389 B2 JPH0515389 B2 JP H0515389B2
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colored
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Takayuki Ookawa
Shigeaki Imai
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Mishima Paper Manufacturing Co Ltd
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Mishima Paper Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、水像シートに関する。さらに詳しく
は水に濡らしたときにシート表面の画像が消失
し、これとは異なる画像があらわれ、乾燥ととも
にもとの画像に回復する水像シート、に関する。 〔従来技術〕 従来、透明なフイルムと、その片面に設けた塗
布層とからなる外観が白色もしくは淡色の不透明
なフイルムであつて、これを任意の印刷物に貼り
合わせて、塗布層の面を水で濡らすと塗布層が透
明になり、フイルムを通して当該印刷が鮮明に浮
き出るように構成された水像用フイルムが知られ
ている(特開昭58−199185号)。 〔発明が解決しようとする問題点〕 前記の水像用フイルムは、全面が白色もしくは
淡色であつて、水で濡らさない限り何等の像も見
えない。従つて、幼児、児童向けの絵本や玩具と
してはやゝ魅力に欠ける点があつた。一方、近
年、成人向きの娯楽として、水鉄砲を用いて一定
の距離にある標的を狙うサバイバルゲーム(生残
りゲーム)と呼ばれるものが出現したが、このゲ
ームでは、発射する液体にインキを用いたり、発
射された水があたると容易にやぶれるように作つ
た印刷物を標的に用いているので、衣類をよごす
おそれがあることや標的のデザインおよび材料費
にも問題があつた。 本発明の目的は、これらの問題を解決するこ
と、即ち、水で画像をあらわすことができ、デザ
インが豊富で、繰り返し使用することができる水
像シート、特に吸水前後において看者に異なる観
念を与えうる水像シート、を提供することにあ
る。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者等は、表面画像を塗布層面に設けた水
像用フイルムを印刷物に貼り合わせたシートにお
いて、一定の場合には吸水により表面画像が事実
上消失し、かわつて印刷面が透視されることを見
出した。たとえば表面画像と印刷物の色彩との間
に特定の色差を設けた場合であつて、表面画像
は、吸水により透視される背景色と同調して見え
なくなる。 かくして本発明によれば、屈折率が1.7以下の
白色顔料を主体として含む吸水性の塗布層が、透
明なフイルムの片側表面に形成された不透明なフ
イルムと、着色された面に画像を有する台紙とを
貼り合わせ、さらに前記塗布層に表面画像を設け
て成る水像シートであつて、吸水により前記表面
画像が事実上消失し、かつ前記台紙の着色面およ
び/又は画像が透視される水像シートが提供され
る。 添付図面において、第1図は本発明水像シート
の一例を示す平面図、第2図はそのA−A線切断
断面図、第3図はその吸水状態における平面図、
第4図は本発明水像シートの他の例を示す平面
図、第5図はそのB−B線切断断面図、第6図は
その吸水状態における平面図である。本発明水像
シートは、屈折率1.7以下の白色顔料を主体とし
て含む吸水性の塗布層2を透明なフイルム1の片
側表面に形成した不透明なフイルム(以下、水像
用フイルムという)と、台紙3、台紙の着色面
5、表面画像4および着色面上の画像即ち内面画
像6から構成される。 (水像用フイルム) 水像用フイルムは、白色もしくは淡色の高度に
不透明な外観を呈し、塗布層が極めて吸水しやす
く、吸水により透明化するが、吸水によつても塗
布層が剥離することなく、水の蒸発によつて再び
もとの外観に戻り、吸水−乾燥の繰返しによつて
も、しわ、やぶれ等を発生することがない。水像
用フイルムは、透明なフイルムを原材料として使
用して調製されたものでなければならない。ポリ
エチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポ
リエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ビニルアルコール、ナイロン、アセテート、セロ
フアン、そのほか耐水性のある或いは耐水性を付
与した透明なフイルムは、すべて水像用フイルム
の基材となりうる。透明性は高いほどよい。ちな
みに本発明における最も好適なフイルムであると
ころのポリプロピレンフイルムおよびポリエステ
ルフイルムは、フオトボルト光電反射計670型を
使用して測定した不透明度が何れも5以下であ
り、極めて透明である。該透明なフイルムは、少
なくとも35ダイン/cm、好ましくは少なくとも40
ダイン/cmの表面張力を有するものであることが
必要である。これは、水像用フイルムが水との関
係において使用され、かつ反復して使用されるも
のであるから、乾湿両状態における表面強度(耐
剥離性)が必要であるからである。汎用樹脂フイ
ルムには本発明における最低の表面張力に至らな
いものが多い。従つて、水像用フイルムを完成さ
せるためには、透明なフイルム表面処理が望まし
く、たとえばコロナ放電処理を行なうか、もしく
はポリビニルアルコール、アセチルセルロース、
イソシアネート等の溶剤溶液をうすく塗布して表
面張力を所望の数値まで上げておく必要がある。
なお、透明なフイルムは本発明の目的から、無色
もしくは淡色で且つ無模様であるべきことはいう
までもない。 水像用フイルムの塗布層は、屈折率が1.7以下
の白色顔料を主体として含むことが必要である。
白色顔料としては、屈折率1.7以下のもの、たと
えば合成シリカ、タルク、白土、炭酸カルシウム
等が用いられる(以下、低屈折率白色顔料とい
う)。二酸化チタンその他の屈折率の高いものの
使用は、本発明の目的達成のためには好ましくは
ないが、補助的に使用することを制限するもので
はない。結合剤としては、例えばカゼイン、澱
粉、合成ラテツクス、セルロース誘導体等の如
き、フイルムとの親和性がよく、且つ透明性が得
られるものが選ばれ、なかでもアクリル系ラテツ
クスもしくは、SBR系ラテツクスが好適である。
塗布層は、前記配合の塗料、もしくは次に述べる
カーボンブラツクなどの如き他の顔料を添加した
塗料を塗工することによつて形成される。しかし
塗布層を下部塗布層と上部塗布層の2層構造とす
ることは本発明のさらに好ましい態様である。下
部塗布層と上部塗布層との成分の相違は、下部塗
布層に少量の黒色もしくは暗色の顔料たとえはカ
ーボンブラツクが含まれていることである。暗色
とは、たとえば紫、茶、紺色等である。これらの
他の顔料の使用率は、他の固形分(低屈折率白色
顔料及び結合剤)の重量に対して1.3〜1.7%、好
ましくは約1.5%程度である。これらの顔料は隠
蔽性を増すが、使用量をふやすと水像用フイルム
表面の白色度が低下し、また吸水時の水像の鮮明
度を低下する。一方、全く加えない場合には隠蔽
性に劣る。 従つて、前記顔料は台紙の着色面、画像等との
関連において増減もしくは変更すればよい。な
お、暗色の染料をもつて暗色の顔料にかえること
は任意である。両塗布層における低屈折率白色顔
料と結合剤との混合比率は、水像用フイルムの表
面強度および吸水による透明化機能が最もよく発
揮され得る調和点に設定される。即ち、結合剤が
少なすぎると表面強度が弱くなり、多すぎると吸
水が困難になる。斯くして、本発明においては、
低屈折率白色顔料と結合剤との混合比率は重量比
で1:0.4〜1とされる。塗布量は、下部塗布層
が7〜15g/m2の範囲において実施され、上部塗
布層が8〜25g/m2の範囲において実施される。
両層の塗布量の合計が40g/m2以上では、内部結
合が低下して塗布層に亀裂を生ずるようになり、
また15g/m2以下では、隠蔽性の低下が著しくな
る。 (台紙) 台紙3は着色面5を有し、かつその面に画像6
(以下、内面画像という)が設けられている。台
紙は水像用フイルムを支持すると共に、水像用フ
イルムの前記塗布層の吸水により、着色面5bと
水像6bを顕わす。台紙には耐水性のある厚紙
類、不透明な合成樹脂製シート、合成紙等いずれ
も用いることができるが、吸水性がなく、かつ各
種の印刷手段により強光沢で美しい印刷ができる
点で合成紙が最もすぐれている。台紙面は予め塗
工もしくは印刷により全面もしくは所定の部域に
着色を施しておくが、この着色面も耐水性でさら
に非吸水性であることが望ましい。着色面に設け
られる内面画像についても同様である。 (表面画像) 表面画像4を吸水により台紙の着色面5、内面
画像6等と同調させる手段としては表面画像と
着色面、内面画像等との間に一定の色差を設ける
こと、及び表面画像の形成に屈折率が1.7以下
の白色顔料を混合したインキを用いること、の2
つの構成手段を例示することができる。以下に、
これら手段について詳述する。 色差の特定 塗布層内にその機能上、無数の微細連通気孔
が形成されていなければならない。加えて、本
発明では、表面画像からも吸水が行われるよう
に、すなわち塗布層全体が吸水作用に関与する
ように、表面画像を形成することが好ましい。
非吸水性の連続被膜が形成されると、水像シー
トの吸水状態では連続被膜上にさらに水滴や水
の被膜ができ、光の反射により表面画像が強調
されるので台紙の着色面、内面画像等と同調し
にくい場合があるからである。通常の印刷たと
えばオフセツト印刷で表面画像を設ける場合に
は、画像からも水が滲透し、そのインキ被膜が
前記気孔を被覆するに至らないように印刷版の
網点の密度、インキ量等を調整することができ
る。この場合、たとえば表面画像の印刷に着色
面、内面画像等と同一のインキを同量用いる
と、吸水時に表面画像と着色面、内面画像等と
の色彩が重なつて濃くなるため、色彩の同調作
用が生ぜず本発明の目的を達成することはでき
ない。従つて本発明において表面画像と着色
面、内面画像等とに同系色のインキを用いる場
合はもちろん、使用可能なすべての色彩の組合
せにおいて、特定の色差を設けることが要求さ
れる。この色差は30ないし60DNS単位
(National Bureau of Standard Unit)の範
囲にあることが必要である。表面画像の色濃度
が高くなり色差が30以下になると吸水により同
調しにくくなる。また表面画像の色濃度を次第
にうすくし色差を60以上にすると同調作用は大
きいが乾燥状態における表面画像が見えにくく
なる。吸水により同調した状態では前記色差は
6DNS単位以下になる。 前記した“同系色”とは、JIS Z 8102−
1985に記載されているように、基本色名と修飾
語とからなる色名のグループを指し、無彩色も
含まれる。たとえば、青系統色には、青、緑み
の青、紫みのさえた青など23の一般色名が示さ
れている。本発明においては、これら同系色の
なかから選ばれた所定の色差を有するインキを
用いることが好適である。なお、色彩科学の分
野には黒の背景色に緑みの青の文字を配色した
場合や、基本色名が隣接する黄赤と赤のよう
に、一般に判読性が劣るといわれている色彩の
組合せが存在する。これら基本色名の異なる色
彩間でも、前記要件を具備する場合には本発明
の技術的思想に含まれる。着色面5b、水像6
b等は透明なフイルムおよび透明化された塗布
層を介して透視されるため、通常くすみ勝ちに
見える。それ故、台紙面の色彩は好ましくは表
面画像よりも明るい色とされる。 第1〜第3図は、上記のように色差を特定し
て表面画像を設けた例である。説明の便宜上、
これらの図には表面画像と着色面とが同調する
構造のものを示したが、表面画像と内面画像と
が同調する態様のもの、または、表面画像と着
色面および内面画像とが同調する態様のものを
つくることも可能である。なお、表面画像用の
インキとしては耐水性の被膜を形成する市販の
インキはすべて用いることができる。印刷方式
にも制限はないが、オフセツト印刷、グラビア
印刷、スクリーン印刷等が印刷版の網点、メツ
シユ等の選定により吸水性のインキ被膜の形成
が容易であるので特に好ましい。 インキの配合の特定 屈折率の高い顔料を主たる顔料として用いる
通常のインキにかえ、前記した低屈折率の白色
顔料を主たる顔料として用い、これに塗布層の
項で述べたのと同様の結合剤、および適量の着
色顔料または染料(以下、着色料という)を添
加して作られた水性インキ、またはアマニ油型
ビヒクルのような公知の結合剤の乾燥により低
屈折率白色顔料および着色料を固着するいわゆ
る油性インキ、を表面画像用インキとして用い
て印刷した表面画像は、吸水により透明とな
り、かつ色感が殆ど失われ、前記色彩が同調し
た場合と同じ効果をもたらす。該着色料はイン
キ固形分の3ないし10重量%の範囲で用いるこ
とができる。従つて、この場合の表面画像は着
色面および内面画像による色彩の制約を受けず
に設けることができる。ただし、前記色差を有
する色彩を選択することが一層望ましい。第4
〜第6図は、上記のようにインキの配合を特定
して表面画像を設けた例であつて、表面画像が
着色面および内面画像に重なる態様のものを示
している。吸水したときに表面画像と着色面と
の間で同調作用を起こすのに有効な色差の範囲
は、例えば次の実施例のようにして知ることが
できる。 実験例 1 本例は同一色インキを用いた場合である。台紙
としては坪量127g/m2の片面キヤストコート紙
(エスプリコート 、山陽国策パルプ(株))を用い、
この台紙のキヤストコート面に墨、紅の2種の印
刷インキ(いずれもNo.2合成紙用油性インキ、東
華色素化学工業(株))を用いて、各色とも平方米あ
たり約2.5g/m2を均一に印刷した。透明なフイ
ルムとしては25μm厚さのポリエステルフイルム
を用いた。第1表に示した処方の塗料を用い、2
層構造の塗布層を設けて水像用フイルムは調製し
た。部はいずれも乾燥固形分重量部である。
【表】 表面画像の印刷には、台紙に用いたインキと同
一のインキを用い、各色とも第1図4に示す欧文
字をオフセツト印刷した。そして各色につき、イ
ンキ付着量を変化させた表面画像を数種類作つ
た。これらの試料を用い、以下に述べる手順で試
験を行い色差を測定した。 測定装置としては、JIS Z 8722に適合するデ
イジタル測色色差計算機(スガ試験機(株)SM−3
型)を用いた。色差△E(デルタ−E)は、JIS
Z 8730に示されている色差の表示方法のうち、
Lab系による色差△E(NBS単位)で表示した。
△Eは△aと△bからハンターの色差式に従つて
計算される。Lは明度、abは色相と彩度を表わ
す色度、aとbはそれぞれ色の方向を示す。測定
手順と測定結果は次のとおりである。 試料を20℃、65%RHの室内で平衡させた後、
比色し色差△Eを測定した。次いで台紙に水像用
フイルムを張り合わせた後、塗布層面に吸水さ
せ、表面画像と透視される着色面との色差△Eを
測定した。他方、吸水前後のこれら試料を2.5m
の距離をおいて肉眼観察し、乾燥状態において判
読性がよく、吸水状態において事実上判読できな
い試料を選び出した。第2表、第3表はこれらに
ついての測定結果である。
【表】
【表】 上記各表のうち、たとえば第3表(紅色)につ
いていえば乾燥状態における色差は55.54であつ
た。吸水状態においても5.53の色差が存在する
が、この程度の色差は2.5m離れると事実上判別
できない。その他の色についても同様に理解され
る。なお、本発明お水像シートは前記したよう
に、通常は表面画像の色彩よりも台紙の着色面の
色彩の方を明るくする。従つて、通常の場合に
は、同一のインキを用いたこの試験結果に比べる
と色差は大きくなる傾向を示す。この点を考慮す
ると本発明の水像シートに必要な色差は30ないし
60DNS単位とすることができる。 実験例 2 本例では基本色名が異なる色彩のインキを用い
た場合である。No.2合成紙用油性インキ黄および
紅(東華色素化学工業(株))をインキ重量比40:1
に混合し蜜柑色(黄赤)のインキを作り、実験例
1と同様にして台紙に印刷した。次に上記インキ
黄および紅をインキ重量比200:1に混合し卵色
(赤みのうすい黄)のインキを作り、実験例1と
同様にして水像用フイルムにオフセツト印刷し
た。インキ付着量を変化させた表面画像を数種類
作り、台紙に水像用フイルムを貼り合わせた後、
乾燥状態において判読性がよく、吸水状態におい
て事実上判読できない試料を実験例1と同様にし
て選び出し、色差を測定し結果を第4表に示し
た。
【表】 第4表によれば基本色名の異なる色彩、即ち蜜
柑色と卵色間でも好適な色差が、本発明の特定す
る範囲内にあることが判る。なお第2表、第3表
および第4表から吸水状態において同調した場合
の色差を6.0以下にすることができる。次に、本
発明を実施例によつて具体的に説明する。部は重
量部である。 実施例 1 厚さ30μのポリプロピレンフイルムに予めコロ
ナ放電をして表面張力を45ダイン/cmとした基材
に、前記実験例第1表の塗料組成からなる表面張
力35ダイン/cmの下部塗布液を、メイヤーバーを
用いて10g/m2塗布し、100℃の熱風で乾燥した。
次いでさらにその上に、表面張力が下部塗布液と
殆んど同一の上部塗布液(第1表)を、メイヤー
バーを用いて15g/m2塗布し、100℃の熱風で乾
燥することによつて、水像用フイルムを作成し
た。塗布層面にはオフセツト印刷により緑みの青
色の表面画像を印刷した。そのインキとしては東
華色素化学工業(株)製、No.2合成紙用インキを用い
た。倍率10倍のルーペで画像表面を観察したとこ
ろ、全面に印刷版の網点が見られた。台紙として
は、紫みのさえた青(群青色)の地にオレンジ色
の内面画像を設けた合成紙(王子ユポ を用い
た。表面画像と台紙の着色面との色差はスガ試験
機(株)製の測色色差計算機SM−3型で測定し第5
表に示した。これらをアクリル系の接着剤を用い
て貼り合わせた。その構造は既に第1、第2図に
示したとおりである。
【表】 第5表に示すごとく台紙の着色面と表面画像と
の色差は49.51であつた。得られた本発明水像シ
ートは着色面および内面画像とも事実上隠蔽され
ている。水に濡らすと直ちに、第3図に示すよう
に、表面画像は着色面と同調して殆ど見えなくな
り鮮明な内面画像が着色面とともにあらわれた。
第5表の△Eの欄の4.77なる数値は、吸水状態に
おいて表面画像と着色面との間に僅かな色差が測
定器により測定できたことを意味する。 この物品は所定の寸法に切り、サバイバルゲー
ムの標的用に数米の距離をおいて使用されたが、
繰返し使用によつても前記の機能が低下すること
はなかつた。 実施例 2 厚さ50μで表面処理していない硬質塩化ビニル
フイルム(表面張力40ダイン/cm)および実施例
1におけるのと同一の塗布液を用いて、水像用フ
イルムを作成した。表面画像は、実施例1に述べ
た上部塗布液と同じ組成の塗料に黄緑色顔料(ハ
ンザイエロー…アゾ系顔料)を加えたインキでフ
レキソ印刷した。インキ固形分に対する黄緑色顔
料の重量比は4.33%であつた。台紙としては黄緑
色地に赤味の黄赤色の欧文字と数字とを印刷した
合成紙(王子ユポ )を用いた。両面像および着
色面の特性値を第6表に示す。
〔発明の効果〕
以上に詳述したところから理解し得るように、
本発明の水像シートは、表面画像の消失と水像の
出現という現象を同時に、もしくは引続いて生ず
るから、表面画像による既成観念が水像によつて
変化できるという効果をもたらし、従つて、幼児
および児童向けに限られず成人社会の各種の用途
に供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る水像シートの一例を示す
平面図、第2図はそのA−A線切断断面図、第3
図は吸水状態における平面図、第4〜第6図は本
発明の他の例示であり、第4図は平面図、第5図
は第4図のB−B線切断断面図、第6図は吸水状
態における平面図である。 1……透明なフイルム、2……吸水性の塗布
層、3……台紙、4……表面画像、5……台紙の
着色面、6……着色面の画像、5b……台紙の着
色面(吸水状態)、6b……着色面の画像(吸水
状態)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 屈折率が1.7以下の白色顔料を主体として含
    む吸水性の塗布層が、透明なフイルムの片側表面
    に形成された不透明なフイルムと、着色された面
    に画像を有する台紙とを貼り合わせ、さらに前記
    塗布層に表面画像を設けて成る水像シートであつ
    て、吸水により前記表面画像が事実上消失し、か
    つ前記台紙の着色面および/又は画像が透視され
    ることを特徴とする水像シート。 2 表面画像が、吸水により透視される台紙の着
    色面および/又は画像の色彩と、相互に同調する
    色彩の画像である特許請求の範囲第1項記載の水
    像シート。 3 表面画像と台紙の着色面および/又は画像と
    の色差が30〜60DNS単位である特許請求の範囲
    第1項または第2項記載の水像シート。 4 表面画像が、屈折率が1.7以下の白色顔料を
    主体とする顔料と着色料および結合剤とから成る
    ものである特許請求の範囲第1項記載の水像シー
    ト。 5 表面画像と台紙の着色面および/又は画像と
    の色差が、吸水状態において6DNS単位以下であ
    る特許請求の範囲第1項ないし第3項記載の水像
    シート。
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EP1091039A2 (en) 1999-10-05 2001-04-11 The Pilot Ink CO., Ltd. Water-metachromatic cloth sheet, toy set using the same, and writing instrument for water-metachromatic members

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Publication number Publication date
JPS63260476A (ja) 1988-10-27

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