JPH05154502A - 溝形鋼の製造方法 - Google Patents
溝形鋼の製造方法Info
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- JPH05154502A JPH05154502A JP34914991A JP34914991A JPH05154502A JP H05154502 A JPH05154502 A JP H05154502A JP 34914991 A JP34914991 A JP 34914991A JP 34914991 A JP34914991 A JP 34914991A JP H05154502 A JPH05154502 A JP H05154502A
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Landscapes
- Metal Rolling (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 形状,寸法精度が高く、かつ変形抵抗の高い
材料を素材とした場合でも表面にロ−ルスリップ疵等が
存在することのない溝形鋼をコスト安く圧延製造し得る
手段を確立する。 【構成】 複数対の水平孔型ロ−ルで順次圧延して溝形
鋼を製造するに際し、図4に示す通り、仕上前パスまで
に被圧延材のウェブ部とフランジ部とに〔ウェブ>フラ
ンジ〕なる板厚差を付与しておくと共に、この仕上前パ
スと最終仕上パスとの間でフランジ部にロ−ルを接触さ
せることなく熱間粗成形を施してフランジの開き角を減
少させ、続いて最終仕上パスを通過させた後、熱間矯正
にて圧延材の曲がり矯正を行う。
材料を素材とした場合でも表面にロ−ルスリップ疵等が
存在することのない溝形鋼をコスト安く圧延製造し得る
手段を確立する。 【構成】 複数対の水平孔型ロ−ルで順次圧延して溝形
鋼を製造するに際し、図4に示す通り、仕上前パスまで
に被圧延材のウェブ部とフランジ部とに〔ウェブ>フラ
ンジ〕なる板厚差を付与しておくと共に、この仕上前パ
スと最終仕上パスとの間でフランジ部にロ−ルを接触さ
せることなく熱間粗成形を施してフランジの開き角を減
少させ、続いて最終仕上パスを通過させた後、熱間矯正
にて圧延材の曲がり矯正を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、所定形状・寸法の溝
形鋼をフランジ部にロ−ルスリップ疵を生じさせること
なく低コストで圧延製造する方法に関する。
形鋼をフランジ部にロ−ルスリップ疵を生じさせること
なく低コストで圧延製造する方法に関する。
【0002】従来、圧延により溝形鋼を製造する場合に
は所定の断面寸法を持つ素材を複数対の水平孔型ロ−ル
で順次圧延して造形する方式が採られてきたが、この場
合、最終仕上パスにおいて溝形鋼のフランジ部に圧延ロ
−ルの“周速度の大きい当て型部分”が接触するためロ
−ルスリップ疵や焼付きが発生するという問題があっ
た。
は所定の断面寸法を持つ素材を複数対の水平孔型ロ−ル
で順次圧延して造形する方式が採られてきたが、この場
合、最終仕上パスにおいて溝形鋼のフランジ部に圧延ロ
−ルの“周速度の大きい当て型部分”が接触するためロ
−ルスリップ疵や焼付きが発生するという問題があっ
た。
【0003】即ち、溝形鋼孔型圧延の仕上パスにおいて
は、本来、圧延後の曲がり防止のためウェブ,フランジ
部共に約15〜20%の同一圧下率で圧下バランスの取
れた圧延が実施されるが、そのため被圧延材の各部に程
度の差はあれ“ロ−ルと被圧延材との強接触によるスリ
ップ疵や焼付”が生じ、特に周速差の大きいフランジ部
はその影響を受けやすかった訳である。
は、本来、圧延後の曲がり防止のためウェブ,フランジ
部共に約15〜20%の同一圧下率で圧下バランスの取
れた圧延が実施されるが、そのため被圧延材の各部に程
度の差はあれ“ロ−ルと被圧延材との強接触によるスリ
ップ疵や焼付”が生じ、特に周速差の大きいフランジ部
はその影響を受けやすかった訳である。
【0004】もっとも、熱間変形抵抗の小さい普通鋼が
素材である場合にはロ−ルスリップ疵や焼付きの問題は
殆ど起きることは無かったが、ステンレス鋼等のような
熱間変形抵抗の大きい材料ではロ−ルスリップ疵や焼付
は無視できない程顕著に現れがちであった。
素材である場合にはロ−ルスリップ疵や焼付きの問題は
殆ど起きることは無かったが、ステンレス鋼等のような
熱間変形抵抗の大きい材料ではロ−ルスリップ疵や焼付
は無視できない程顕著に現れがちであった。
【0004】そこで、一般には、ロ−ル周速差を小さく
することによって前記問題を軽減すべく、図6に示すよ
うに、仕上ロ−ル孔型にθなる角度を設ける手立てが講
じられているが(θが大きい程スリップ疵や焼付きは少
なくなる)、その効果は十分に満足できるものではなか
った。
することによって前記問題を軽減すべく、図6に示すよ
うに、仕上ロ−ル孔型にθなる角度を設ける手立てが講
じられているが(θが大きい程スリップ疵や焼付きは少
なくなる)、その効果は十分に満足できるものではなか
った。
【0005】このため、最近では次のような対応もなさ
れている。 a) 仕上圧延を水平,竪型コンビネ−ションスタンドロ
−ルによって行う。 b) 図7に示す如く、仕上圧延でフランジ開度の大きい
(前記θの大きい)溝形鋼に仕上げ、これに続いてロ−
ル成形機で形状修正する工程を採る。
れている。 a) 仕上圧延を水平,竪型コンビネ−ションスタンドロ
−ルによって行う。 b) 図7に示す如く、仕上圧延でフランジ開度の大きい
(前記θの大きい)溝形鋼に仕上げ、これに続いてロ−
ル成形機で形状修正する工程を採る。
【0006】この内、上記a)項で示した対処法は設備が
高価となって実用的とは言えなかったが、設備的に対応
がし易いb)項に示した対処法は、ロ−ル成形を熱間,温
間,冷間と何れの条件下で行うにせよ前述の問題点を解
消するのに極めて有効な手段であって、特にステンレス
鋼等の変形抵抗の高い高合金鋼を素材とする場合には非
常な効を奏するものであった。
高価となって実用的とは言えなかったが、設備的に対応
がし易いb)項に示した対処法は、ロ−ル成形を熱間,温
間,冷間と何れの条件下で行うにせよ前述の問題点を解
消するのに極めて有効な手段であって、特にステンレス
鋼等の変形抵抗の高い高合金鋼を素材とする場合には非
常な効を奏するものであった。
【0007】しかしながら、一方で、ロ−ル成形機を組
み合わせる上記方式には「ロ−ル成形過程での“ウェ
ブ,フランジ部と接触する成形ロ−ルによる曲げ加工”
により製品の形状(平坦度)や表面品質が損なわれがち
である」という欠点があり、これを防止すべくロ−ラ−
形状,ロ−ラ−材質等に工夫が施されてはいるが、それ
でも設備コスト,製品の形状・精度の点で十分に満足で
きるとは言えなかった。
み合わせる上記方式には「ロ−ル成形過程での“ウェ
ブ,フランジ部と接触する成形ロ−ルによる曲げ加工”
により製品の形状(平坦度)や表面品質が損なわれがち
である」という欠点があり、これを防止すべくロ−ラ−
形状,ロ−ラ−材質等に工夫が施されてはいるが、それ
でも設備コスト,製品の形状・精度の点で十分に満足で
きるとは言えなかった。
【0008】このようなことから、本発明が目的とした
のは、形状・寸法精度が高く、かつ変形抵抗の高い材料
を素材とした場合でも表面にロ−ルスリップ疵等が存在
することのない溝形鋼をコスト安く圧延製造し得る手段
を確立することであった。
のは、形状・寸法精度が高く、かつ変形抵抗の高い材料
を素材とした場合でも表面にロ−ルスリップ疵等が存在
することのない溝形鋼をコスト安く圧延製造し得る手段
を確立することであった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成すべく数多くの実験を繰り返しながら行われた本発明
者等の研究結果等に基づいて完成されたものであり、 「複数対の水平孔型ロ−ルで順次圧延して溝形鋼を製造
するに際し、 仕上前パスまでに被圧延材のウェブ部とフ
ランジ部とに〔ウェブ>フランジ〕なる板厚差を付与し
ておくと共に、 この仕上前パスと最終仕上パスとの間で
フランジ部にロ−ルを接触させることなく熱間粗成形を
施してフランジの開き角を減少させ、 続いて最終仕上パ
スを通過させた後、 熱間矯正にて圧延材の曲がり矯正を
行うことにより、 形状・寸法精度が良好で表面性状にも
優れた溝形鋼を低コストで製造できるようにした点」に
大きな特徴を有している。
成すべく数多くの実験を繰り返しながら行われた本発明
者等の研究結果等に基づいて完成されたものであり、 「複数対の水平孔型ロ−ルで順次圧延して溝形鋼を製造
するに際し、 仕上前パスまでに被圧延材のウェブ部とフ
ランジ部とに〔ウェブ>フランジ〕なる板厚差を付与し
ておくと共に、 この仕上前パスと最終仕上パスとの間で
フランジ部にロ−ルを接触させることなく熱間粗成形を
施してフランジの開き角を減少させ、 続いて最終仕上パ
スを通過させた後、 熱間矯正にて圧延材の曲がり矯正を
行うことにより、 形状・寸法精度が良好で表面性状にも
優れた溝形鋼を低コストで製造できるようにした点」に
大きな特徴を有している。
【0010】上述のように、本発明は、孔型ロ−ルによ
る最終仕上パスの前に簡単な“折り曲げ粗成形工程”を
加えることで、最終仕上パスに送る被圧延材のフランジ
の開き角をできるだけ小さくして最終形状に近似させ、
後の成形が軽度で済むようにして製品形状・品質の改善
を図ると共に、これに続いてウェブ圧下を主体とした偏
圧延を行うことにより仕上ロ−ルにおけるフランジ部の
折り曲げ,圧下を極力軽減しつつ溝形鋼を製造し、スリ
ップ疵や焼付の解消とロ−ル原単位の改善を図ろうとす
るものであるが、以下、工程を追って本発明に係わる溝
形鋼の製造方法を各工程での作用と共に詳述する。
る最終仕上パスの前に簡単な“折り曲げ粗成形工程”を
加えることで、最終仕上パスに送る被圧延材のフランジ
の開き角をできるだけ小さくして最終形状に近似させ、
後の成形が軽度で済むようにして製品形状・品質の改善
を図ると共に、これに続いてウェブ圧下を主体とした偏
圧延を行うことにより仕上ロ−ルにおけるフランジ部の
折り曲げ,圧下を極力軽減しつつ溝形鋼を製造し、スリ
ップ疵や焼付の解消とロ−ル原単位の改善を図ろうとす
るものであるが、以下、工程を追って本発明に係わる溝
形鋼の製造方法を各工程での作用と共に詳述する。
【0011】
【作用】さて、従来通りに複数対の水平孔型ロ−ルを使
用して熱間変形抵抗の高いステンレス鋼やそれに類する
高合金製溝形鋼を製造する場合、本発明では、仕上スタ
ンド2パスにおいて次の手立てを施す。
用して熱間変形抵抗の高いステンレス鋼やそれに類する
高合金製溝形鋼を製造する場合、本発明では、仕上スタ
ンド2パスにおいて次の手立てを施す。
【0012】まず、最終仕上圧延前の被圧延材形状(即
ち仕上前パスを出た時の被圧延材形状)を、図1に示し
たように、ウェブ,フランジの各板厚が「ウェブ厚>フ
ランジ厚」となる如くに孔型圧延の調整を行う。
ち仕上前パスを出た時の被圧延材形状)を、図1に示し
たように、ウェブ,フランジの各板厚が「ウェブ厚>フ
ランジ厚」となる如くに孔型圧延の調整を行う。
【0013】次いで、この仕上前パスを出た造形形状中
間製品を熱間にて粗成形し、フランジの開き角θ1 をθ
2 にまで詰める(図2参照),ここで、上記粗成形は上
下ロ−ルのみによる成形とし、サイドロ−ラは使用しな
い。なぜなら、サイドロ−ルを使用した場合にはフラン
ジの開き角が大きくなると被圧延材−ロ−ル間にスリッ
プが目立つようになって焼付が生じ、この焼付が製品表
面性状やロ−ル面に悪影響を及ぼすからである。
間製品を熱間にて粗成形し、フランジの開き角θ1 をθ
2 にまで詰める(図2参照),ここで、上記粗成形は上
下ロ−ルのみによる成形とし、サイドロ−ラは使用しな
い。なぜなら、サイドロ−ルを使用した場合にはフラン
ジの開き角が大きくなると被圧延材−ロ−ル間にスリッ
プが目立つようになって焼付が生じ、この焼付が製品表
面性状やロ−ル面に悪影響を及ぼすからである。
【0014】なお、前記フランジの開き角θ2 は8〜1
2°の範囲に調整するのが良い。これは、θ2 が8°未
満であると粗成形ロ−ルによる成形疵がウェブ部に発生
し、θ2 が12°を超えると仕上ロ−ルとフランジ部と
の間に焼付が生じる傾向となるためである。
2°の範囲に調整するのが良い。これは、θ2 が8°未
満であると粗成形ロ−ルによる成形疵がウェブ部に発生
し、θ2 が12°を超えると仕上ロ−ルとフランジ部と
の間に焼付が生じる傾向となるためである。
【0015】そして、上述のようにフランジの開き角を
θ2 にまで詰めて小さくすると、造形形状中間製品の形
状がスリップ疵や焼付を伴うことなく最終形状に近付
き、続く最終仕上パスでの成形が軽度で済むようになっ
て製品品質が改善される。
θ2 にまで詰めて小さくすると、造形形状中間製品の形
状がスリップ疵や焼付を伴うことなく最終形状に近付
き、続く最終仕上パスでの成形が軽度で済むようになっ
て製品品質が改善される。
【0016】続いて、粗成形によりフランジの開き角が
詰められた粗成形中間製品は、最終仕上パスにてイ ) フランジ部は極軽圧下(軽度の折り曲げ成形程
度),ロ ) ウェブ部は軽圧下, なる条件でウェブ圧下を主体とした偏圧延が行われ、ウ
ェブ肉厚,断面形状ともほぼ最終製品通りの溝形鋼とさ
れる。この際、フランジ部の折り曲げ加工度や圧下が極
力軽減された圧延にて仕上げがなされるためフランジ部
にスリップ疵や焼付が発生することはなく、従ってロ−
ルの表面疵も防止されるのでロ−ル原単位も改善され
る。
詰められた粗成形中間製品は、最終仕上パスにてイ ) フランジ部は極軽圧下(軽度の折り曲げ成形程
度),ロ ) ウェブ部は軽圧下, なる条件でウェブ圧下を主体とした偏圧延が行われ、ウ
ェブ肉厚,断面形状ともほぼ最終製品通りの溝形鋼とさ
れる。この際、フランジ部の折り曲げ加工度や圧下が極
力軽減された圧延にて仕上げがなされるためフランジ部
にスリップ疵や焼付が発生することはなく、従ってロ−
ルの表面疵も防止されるのでロ−ル原単位も改善され
る。
【0017】この際の圧下率については、ウェブ部で1
3〜15%,フランジ部で4〜6%程度とし、両者の比
は「フランジ部圧下率/ウェブ部圧下率≧0.26」とする
のが良い。なぜなら、フランジ部の圧下率を0にする
と、ロ−ルが一対の簡易成形機(矯正機)では矯正する
ことができない程の曲がりを生じる傾向がある。また、
ウェブ部の圧下率を大きくし過ぎると仕上ロ−ルストッ
プが発生する。更に、ウェブ部圧下率に対するフランジ
部圧下率の比を極端に小さくするとネジレ曲げが発生
し、かつ最終仕上パスに至るまでの造形パス回数を増や
さなければならない結果となって不利であった。
3〜15%,フランジ部で4〜6%程度とし、両者の比
は「フランジ部圧下率/ウェブ部圧下率≧0.26」とする
のが良い。なぜなら、フランジ部の圧下率を0にする
と、ロ−ルが一対の簡易成形機(矯正機)では矯正する
ことができない程の曲がりを生じる傾向がある。また、
ウェブ部の圧下率を大きくし過ぎると仕上ロ−ルストッ
プが発生する。更に、ウェブ部圧下率に対するフランジ
部圧下率の比を極端に小さくするとネジレ曲げが発生
し、かつ最終仕上パスに至るまでの造形パス回数を増や
さなければならない結果となって不利であった。
【0018】なお、上記最終仕上パスでは、フランジ部
のスリップ疵をより確実に防止するため、図3で示すフ
ランジの開き角をθ3 は 1.5〜 1.9°に調整するのが好
ましい。なぜなら、フランジの開き角をθ3 が 1.5°未
満であると最終仕上パスでフランジのスリップ疵や焼付
発生の危惧が完全に払拭されず、またθ3 が 1.9°を超
えていると最終仕上パス以降での成形ロ−ル疵が心配さ
れるからである。
のスリップ疵をより確実に防止するため、図3で示すフ
ランジの開き角をθ3 は 1.5〜 1.9°に調整するのが好
ましい。なぜなら、フランジの開き角をθ3 が 1.5°未
満であると最終仕上パスでフランジのスリップ疵や焼付
発生の危惧が完全に払拭されず、またθ3 が 1.9°を超
えていると最終仕上パス以降での成形ロ−ル疵が心配さ
れるからである。
【0019】つまり、適度なθ2 ,θ3 を取ることによ
って粗成形,仕上成形での各ロ−ルの負担が最小限に止
まり、これらによる製品への影響が少なくなる上、最終
仕上ロ−ルでのウェブ,フランジ各部の負担を平均化し
て総合的な良品質製品が得られる訳である。
って粗成形,仕上成形での各ロ−ルの負担が最小限に止
まり、これらによる製品への影響が少なくなる上、最終
仕上ロ−ルでのウェブ,フランジ各部の負担を平均化し
て総合的な良品質製品が得られる訳である。
【0020】ただ、最終仕上パスを通過して得られる製
品は、ウェブ,フランジの圧下率バランスの差があるた
めに“下曲がり”となって仕上パス出口側から出てく
る。従って、仕上パス出側に簡易矯正ピンチガイド(簡
易熱間圧延機)を直結して熱間での曲がり(下曲がり)
矯正と、必要により軽度の折り曲げ成形とが施される。
この熱間矯正時に軽度の折り曲げ成形が行われたとして
も、最終仕上パスから出てくる溝形鋼は最終製品に限り
なく近い断面形状を有しているため、成形ロ−ル疵が発
生する恐れはない。
品は、ウェブ,フランジの圧下率バランスの差があるた
めに“下曲がり”となって仕上パス出口側から出てく
る。従って、仕上パス出側に簡易矯正ピンチガイド(簡
易熱間圧延機)を直結して熱間での曲がり(下曲がり)
矯正と、必要により軽度の折り曲げ成形とが施される。
この熱間矯正時に軽度の折り曲げ成形が行われたとして
も、最終仕上パスから出てくる溝形鋼は最終製品に限り
なく近い断面形状を有しているため、成形ロ−ル疵が発
生する恐れはない。
【0021】続いて、本発明を実施例によって説明す
る。
る。
【実施例】SUS304ステンレス鋼を素材とし、4対
の水平孔型ロ−ル(造形ロ−ル)を備えた連続圧延ライ
ンにより溝形鋼(ウェブ幅:100mm,フランジ幅:5
0ミリ,厚さ:6mm)の製造試験を実施した。なお、上
記連続圧延ラインでは、造形パスたる仕上前パスと最終
仕上パスの間に上下一対の粗成形ロ−ルスタンドを挿入
し、かつ最終仕上パスの後に上下一対のロ−ルを有した
簡易矯正ピンチガイド(簡易熱間圧延機)を直結した。
の水平孔型ロ−ル(造形ロ−ル)を備えた連続圧延ライ
ンにより溝形鋼(ウェブ幅:100mm,フランジ幅:5
0ミリ,厚さ:6mm)の製造試験を実施した。なお、上
記連続圧延ラインでは、造形パスたる仕上前パスと最終
仕上パスの間に上下一対の粗成形ロ−ルスタンドを挿入
し、かつ最終仕上パスの後に上下一対のロ−ルを有した
簡易矯正ピンチガイド(簡易熱間圧延機)を直結した。
【0022】この時の 「仕上前パス形状」, 「粗成形形
状」 及び 「最終仕上パス形状」 は図4に示した通りであ
った。ここで、粗成形は上下ロ−ラ−による成形とし、
サイドロ−ラは使用しなかった。また、簡易矯正ピンチ
ガイドでは最終仕上パスを通過してきた溝形鋼の下曲が
りを一対の簡易成形ロ−ラ−により矯正すると共に、図
4で示す寸法Lの熱間成形矯正を行うが、その矯正状況
を図5に略示した。
状」 及び 「最終仕上パス形状」 は図4に示した通りであ
った。ここで、粗成形は上下ロ−ラ−による成形とし、
サイドロ−ラは使用しなかった。また、簡易矯正ピンチ
ガイドでは最終仕上パスを通過してきた溝形鋼の下曲が
りを一対の簡易成形ロ−ラ−により矯正すると共に、図
4で示す寸法Lの熱間成形矯正を行うが、その矯正状況
を図5に略示した。
【0023】この熱間連続圧延による溝形鋼の製造試験
により、形状・寸法精度並びに真直度が良好で、ウエブ
及びフランジの肌品質にも優れる(ロ−ルスリップ疵や
焼付がない)SUS304ステンレス鋼製溝形鋼を、ロ
−ルの肌荒れを生ずることなく安定して製造できること
が確認された。
により、形状・寸法精度並びに真直度が良好で、ウエブ
及びフランジの肌品質にも優れる(ロ−ルスリップ疵や
焼付がない)SUS304ステンレス鋼製溝形鋼を、ロ
−ルの肌荒れを生ずることなく安定して製造できること
が確認された。
【0024】
【効果の総括】以上に説明した如く、本発明によれば、
形状精度,寸法精度,肌品質が共に優れた高合金鋼製溝
形鋼をも簡易かつ低コストで量産することが可能となる
など、産業上有用な効果がもたらされる。
形状精度,寸法精度,肌品質が共に優れた高合金鋼製溝
形鋼をも簡易かつ低コストで量産することが可能となる
など、産業上有用な効果がもたらされる。
【図1】本発明に係わる仕上前パスを出た被圧延材形状
の説明図である。
の説明図である。
【図2】本発明に係わる熱間粗成形後での被圧延材形状
の説明図である。
の説明図である。
【図3】本発明に係わる最終仕上パスを出た被圧延材形
状の説明図である。
状の説明図である。
【図4】実施例で採用された 「仕上前パス形状」, 「粗成
形形状」 及び 「最終仕上パス形状」 の説明図である。
形形状」 及び 「最終仕上パス形状」 の説明図である。
【図5】実施例で採用された簡易矯正ピンチガイド(簡
易熱間圧延機)での矯正状況の説明図である。
易熱間圧延機)での矯正状況の説明図である。
【図6】従来のロ−ルスリップ疵や焼付の防止手段に係
わる説明図である。
わる説明図である。
【図7】従来のロ−ルスリップ疵,焼付防止手段の別例
に係わる説明図である。
に係わる説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数対の水平孔型ロ−ルで順次圧延して
溝形鋼を製造するに際し、仕上前パスまでに被圧延材の
ウェブ部とフランジ部とに〔ウェブ>フランジ〕なる板
厚差を付与しておくと共に、この仕上前パスと最終仕上
パスとの間でフランジ部にロ−ルを接触させることなく
熱間粗成形を施してフランジの開き角を減少させ、続い
て最終仕上パスを通過させた後、熱間矯正にて圧延材の
曲がり矯正を行うことを特徴とする溝形鋼の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34914991A JPH05154502A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 溝形鋼の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34914991A JPH05154502A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 溝形鋼の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05154502A true JPH05154502A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18401810
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34914991A Pending JPH05154502A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 溝形鋼の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05154502A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114472603A (zh) * | 2022-01-28 | 2022-05-13 | 中信重工机械股份有限公司 | 一种大型压制槽钢的矫正工艺 |
| KR20220104804A (ko) | 2020-01-10 | 2022-07-26 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 강 시트 파일의 제조 방법 및 강 시트 파일 제조용의 압연 설비열 |
-
1991
- 1991-12-06 JP JP34914991A patent/JPH05154502A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20220104804A (ko) | 2020-01-10 | 2022-07-26 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 강 시트 파일의 제조 방법 및 강 시트 파일 제조용의 압연 설비열 |
| CN114472603A (zh) * | 2022-01-28 | 2022-05-13 | 中信重工机械股份有限公司 | 一种大型压制槽钢的矫正工艺 |
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