JPH05154636A - 吸引鋳造装置 - Google Patents
吸引鋳造装置Info
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- JPH05154636A JPH05154636A JP32218191A JP32218191A JPH05154636A JP H05154636 A JPH05154636 A JP H05154636A JP 32218191 A JP32218191 A JP 32218191A JP 32218191 A JP32218191 A JP 32218191A JP H05154636 A JPH05154636 A JP H05154636A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、鋳枠を鋳型押圧方向に移動自在に設
け、差圧を利用して鋳枠本体で鋳型を押圧することによ
り、強力、かつ、効果的な鋳型押さえを行うことを目的
とする。 【構成】複数の型が互いに型合わせされ、その際に、そ
の型合わせ面側にキャビティが形成される鋳型と、この
鋳型の外周部を囲む様に設けられた鋳枠と、前記鋳型及
び前記鋳枠を載置するように設けられた上盤と、前記鋳
枠に設けられた減圧口に連通し、前記鋳枠内を減圧する
減圧装置とで構成される吸引鋳造装置において、前記上
盤と前記鋳枠との当接部に前記鋳枠の弾性支持手段を設
けたことを特徴とする吸引鋳造装置。
け、差圧を利用して鋳枠本体で鋳型を押圧することによ
り、強力、かつ、効果的な鋳型押さえを行うことを目的
とする。 【構成】複数の型が互いに型合わせされ、その際に、そ
の型合わせ面側にキャビティが形成される鋳型と、この
鋳型の外周部を囲む様に設けられた鋳枠と、前記鋳型及
び前記鋳枠を載置するように設けられた上盤と、前記鋳
枠に設けられた減圧口に連通し、前記鋳枠内を減圧する
減圧装置とで構成される吸引鋳造装置において、前記上
盤と前記鋳枠との当接部に前記鋳枠の弾性支持手段を設
けたことを特徴とする吸引鋳造装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳造装置、特に、鋳型
を減圧して溶湯をキャビティ内に注湯する吸引鋳造装置
に関するものである。
を減圧して溶湯をキャビティ内に注湯する吸引鋳造装置
に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、自動車部品であるシリンダブロック
やアルミホイル等を製造する装置として、吸引鋳造方法
が用いられていた。この、吸引鋳造方法とは、一般の重
力鋳造法に比べ、鋳型内のキャビティを減圧し溶湯を注
湯するため、湯の回りが良く、また、溶湯が下方より静
かに注湯されるため、キャビティ内のガスの巻き込みが
少ないという利点を有している。この吸引鋳造装置を量
産に適用する際、鋳型を機密に保持する鋳枠内に納め、
この鋳枠内を減圧することで、鋳型を間接的に減圧する
方法がとられている。しかし、鋳枠内を減圧する際、鋳
枠内の鋳型外側とキャビティ内とに差圧が生じ、鋳枠内
の鋳型外側に比べ、キャビティ内の気圧が高い状態があ
る。完全に、キャビティ内と鋳枠内の鋳型外側とを同一
圧にしてから注湯する場合には、サイクルタイムが長く
なり過ぎることから、キャビティ内の圧が一定圧以下に
なった時点で注湯している。この状態では、鋳型内外の
圧力差により、鋳型に見切り面より開く方向の力が作用
し、開いた見切り面に溶湯が差し込み、湯もれやバリの
発生等の加工不良が生じることがあった。そこで、鋳型
減圧時の鋳型開きを防止する技術として、例えば、実開
昭60−60140に開示されているような装置が用い
られている。その従来技術を図3に基づいて以下に説明
する。図3は従来技術の吸引鋳造装置の構成を表す図で
あり、1は上鋳型で、2は下方に湯口11を有する下鋳
型であり、互いに型合わせされ鋳型10が構成され、こ
の際に、両鋳型1,2の当接面側にキャビティ9が形成
される。そして、鋳型10の外側にはフランジ部18を
有する上鋳枠17と、この上鋳枠17と対応するフラン
ジ部20を有する下鋳枠19が配設されており、前記鋳
型10を囲っている。この上鋳枠17と下鋳枠19は、
フランジ部18とフランジ部20でシール部材21を介
して型合わせされ、両鋳枠17,19と鋳型10との間
に気密室26が形成される。そして、下鋳枠19の下部
には、湯口開口部12が形成されており、これに湯口1
1が突出している。この湯口11はストーク(図示せ
ず)に連通し、ストークの先端は図示しない溶解炉内の
溶湯に浸漬されている。また、下鋳枠19には、減圧用
導管25が設けられており、図示しない真空ポンプに連
通している。さらに、上鋳枠17の上面には、開口部2
2が設けられており、開口部22の外周部より上鋳枠1
7内方向に金属ベローズ23が設けられ、金属ベローズ
23の先端部には上鋳型1に圧着する圧着部材24が設
けられている。この金属ベローズ23と圧着部材24に
て鋳型押さえ用の押圧部材27が構成される。
やアルミホイル等を製造する装置として、吸引鋳造方法
が用いられていた。この、吸引鋳造方法とは、一般の重
力鋳造法に比べ、鋳型内のキャビティを減圧し溶湯を注
湯するため、湯の回りが良く、また、溶湯が下方より静
かに注湯されるため、キャビティ内のガスの巻き込みが
少ないという利点を有している。この吸引鋳造装置を量
産に適用する際、鋳型を機密に保持する鋳枠内に納め、
この鋳枠内を減圧することで、鋳型を間接的に減圧する
方法がとられている。しかし、鋳枠内を減圧する際、鋳
枠内の鋳型外側とキャビティ内とに差圧が生じ、鋳枠内
の鋳型外側に比べ、キャビティ内の気圧が高い状態があ
る。完全に、キャビティ内と鋳枠内の鋳型外側とを同一
圧にしてから注湯する場合には、サイクルタイムが長く
なり過ぎることから、キャビティ内の圧が一定圧以下に
なった時点で注湯している。この状態では、鋳型内外の
圧力差により、鋳型に見切り面より開く方向の力が作用
し、開いた見切り面に溶湯が差し込み、湯もれやバリの
発生等の加工不良が生じることがあった。そこで、鋳型
減圧時の鋳型開きを防止する技術として、例えば、実開
昭60−60140に開示されているような装置が用い
られている。その従来技術を図3に基づいて以下に説明
する。図3は従来技術の吸引鋳造装置の構成を表す図で
あり、1は上鋳型で、2は下方に湯口11を有する下鋳
型であり、互いに型合わせされ鋳型10が構成され、こ
の際に、両鋳型1,2の当接面側にキャビティ9が形成
される。そして、鋳型10の外側にはフランジ部18を
有する上鋳枠17と、この上鋳枠17と対応するフラン
ジ部20を有する下鋳枠19が配設されており、前記鋳
型10を囲っている。この上鋳枠17と下鋳枠19は、
フランジ部18とフランジ部20でシール部材21を介
して型合わせされ、両鋳枠17,19と鋳型10との間
に気密室26が形成される。そして、下鋳枠19の下部
には、湯口開口部12が形成されており、これに湯口1
1が突出している。この湯口11はストーク(図示せ
ず)に連通し、ストークの先端は図示しない溶解炉内の
溶湯に浸漬されている。また、下鋳枠19には、減圧用
導管25が設けられており、図示しない真空ポンプに連
通している。さらに、上鋳枠17の上面には、開口部2
2が設けられており、開口部22の外周部より上鋳枠1
7内方向に金属ベローズ23が設けられ、金属ベローズ
23の先端部には上鋳型1に圧着する圧着部材24が設
けられている。この金属ベローズ23と圧着部材24に
て鋳型押さえ用の押圧部材27が構成される。
【0003】この様に構成された従来技術について、作
用を説明する。下鋳枠19内に湯口開口部12と湯口1
1を位置合わせして、鋳型10を載置する。そして、上
鋳枠17と下鋳枠19をフランジ部18とフランジ部2
0で型合わせし、図示しないクランプ装置で密閉する。
次に、図示しない真空ポンプを作動させ、上鋳枠17と
下鋳枠19とで構成される気密室26内を減圧し、間接
的に鋳型10内を減圧することにより、図示しない溶解
炉からストーク(図示せず)及び湯口11を介して、鋳
型10内のキャビティ9に溶湯を導入する。その際、気
密室26内の鋳型10外側とキャビティ9内とに差圧が
生じ、気密室26内の鋳型10外側に比べ、キャビティ
9内の気圧が高くなる。これにより、鋳型10に見切り
面より開く方向の力が作用するが、上鋳枠17に設けら
れた押圧部材27が気密室26内の気圧と大気圧との差
圧によって拡張し、鋳型10に鋳型10が開く力より強
力な押圧力を与え、鋳型10の開きを防止していた。
用を説明する。下鋳枠19内に湯口開口部12と湯口1
1を位置合わせして、鋳型10を載置する。そして、上
鋳枠17と下鋳枠19をフランジ部18とフランジ部2
0で型合わせし、図示しないクランプ装置で密閉する。
次に、図示しない真空ポンプを作動させ、上鋳枠17と
下鋳枠19とで構成される気密室26内を減圧し、間接
的に鋳型10内を減圧することにより、図示しない溶解
炉からストーク(図示せず)及び湯口11を介して、鋳
型10内のキャビティ9に溶湯を導入する。その際、気
密室26内の鋳型10外側とキャビティ9内とに差圧が
生じ、気密室26内の鋳型10外側に比べ、キャビティ
9内の気圧が高くなる。これにより、鋳型10に見切り
面より開く方向の力が作用するが、上鋳枠17に設けら
れた押圧部材27が気密室26内の気圧と大気圧との差
圧によって拡張し、鋳型10に鋳型10が開く力より強
力な押圧力を与え、鋳型10の開きを防止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際、
注湯時には、溶湯が鋳型10に衝突する圧力(以下サー
ジ圧とする)がかかり、差圧による鋳型10を開こうと
する力とサージ圧との和が鋳型10を開ける方向にかか
るため、押圧部材27の押圧面積を広げ押圧力をを高め
る必要があり、また、大型部品の成形する場合、当然鋳
型10も大型化するため、押圧部材27の数量を増や
し、総押圧面積を広くする必要がある。さらに、押圧部
材27により鋳型10を部分的に押圧しているため、押
圧部材27を鋳型10の上面に対称的に配置しないと、
片側に押圧力が偏り、非押圧部位側が開き易くなり、効
果的な鋳型10押さえができない。以上のことにより、
鋳型10を開こうとする力(サージ圧と差圧による力と
の和)を考慮して、押圧部材27の押圧面積及び数量を
設定しなければならず、また、鋳型10の押圧部位のバ
ランスを考慮して押圧部位を設定しなければならず、こ
れには、多大な手間及び製作コストがかる。
注湯時には、溶湯が鋳型10に衝突する圧力(以下サー
ジ圧とする)がかかり、差圧による鋳型10を開こうと
する力とサージ圧との和が鋳型10を開ける方向にかか
るため、押圧部材27の押圧面積を広げ押圧力をを高め
る必要があり、また、大型部品の成形する場合、当然鋳
型10も大型化するため、押圧部材27の数量を増や
し、総押圧面積を広くする必要がある。さらに、押圧部
材27により鋳型10を部分的に押圧しているため、押
圧部材27を鋳型10の上面に対称的に配置しないと、
片側に押圧力が偏り、非押圧部位側が開き易くなり、効
果的な鋳型10押さえができない。以上のことにより、
鋳型10を開こうとする力(サージ圧と差圧による力と
の和)を考慮して、押圧部材27の押圧面積及び数量を
設定しなければならず、また、鋳型10の押圧部位のバ
ランスを考慮して押圧部位を設定しなければならず、こ
れには、多大な手間及び製作コストがかる。
【0005】そこで、本発明は、鋳枠を鋳型押圧方向に
移動自在に設け、差圧を利用して鋳枠本体で鋳型を押圧
することにより、強力、かつ、偏りなく均等に効果的な
鋳型押さえを行うことを目的とする。
移動自在に設け、差圧を利用して鋳枠本体で鋳型を押圧
することにより、強力、かつ、偏りなく均等に効果的な
鋳型押さえを行うことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の吸引鋳造装置に
おいては、複数の型が互いに型合わせされ、その際に、
その型合わせ面側にキャビティが形成される鋳型と、こ
の鋳型の外周部を囲む様に設けられた鋳枠と、前記鋳型
及び前記鋳枠を載置するように設けられた上盤と、前記
鋳枠に設けられた減圧口に連通し、前記鋳枠内を減圧す
る減圧装置とで構成される吸引鋳造装置において、前記
上盤と前記鋳枠との当接部に前記鋳枠の弾性支持手段を
設けたものである。
おいては、複数の型が互いに型合わせされ、その際に、
その型合わせ面側にキャビティが形成される鋳型と、こ
の鋳型の外周部を囲む様に設けられた鋳枠と、前記鋳型
及び前記鋳枠を載置するように設けられた上盤と、前記
鋳枠に設けられた減圧口に連通し、前記鋳枠内を減圧す
る減圧装置とで構成される吸引鋳造装置において、前記
上盤と前記鋳枠との当接部に前記鋳枠の弾性支持手段を
設けたものである。
【0007】
【作用】減圧装置を作動させ、減圧口を介して鋳枠内を
減圧する。これにより、鋳枠の外側が大気圧であるのに
対して、鋳枠の内側が減圧されているため、鋳枠の外側
と内側とに差圧が生じ、この差圧により鋳枠は、鋳型方
向への圧力を受ける。また、鋳枠は、上盤に弾性支持さ
れているため、この圧力により鋳型方向に移動し、鋳型
を鋳枠本体で押圧する。これにより、鋳型は、差圧と鋳
枠の鋳型押圧面の表面積を掛け合わせた力に鋳枠の自重
に加えた押圧力を鋳型の上面で受ける。
減圧する。これにより、鋳枠の外側が大気圧であるのに
対して、鋳枠の内側が減圧されているため、鋳枠の外側
と内側とに差圧が生じ、この差圧により鋳枠は、鋳型方
向への圧力を受ける。また、鋳枠は、上盤に弾性支持さ
れているため、この圧力により鋳型方向に移動し、鋳型
を鋳枠本体で押圧する。これにより、鋳型は、差圧と鋳
枠の鋳型押圧面の表面積を掛け合わせた力に鋳枠の自重
に加えた押圧力を鋳型の上面で受ける。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図1及び図2に基づいて
以下に説明する。図1及び図2は本発明の構成を表す図
であり、鋳型10は上鋳型1と下鋳型2を型合わせして
構成されており、内部にキャビティ9が形成されてい
る。前記下鋳型2には、注湯時に溶湯をキャビティ9内
へ導入させる通路である湯口11が形成されている。前
記鋳型10は、上盤6上に載置されており、上盤6に穿
設された湯口開口部12と前記下鋳型2の湯口11は、
連通するように位置決めされている。この湯口開口部1
2には、ストーク3が設置されており、このストーク3
の先端部は、図示しない溶解炉内の溶湯に浸漬されてい
る。この上盤6には、鋳型10の周に渡って溝8が穿設
されており、この溝8には、上盤6を貫通する空気孔1
3が穿設されている。前記溝8の内側の側壁14と外側
の側壁15には、それぞれ、断面台形状の内側シール材
7aと外側シール材7bが向かい合う様に溝8の周に渡
って設けられている。4は鋳枠であり、鋳型10の外周
を覆う様に設けられており、この鋳枠4の下端周縁部
は、前記内側シール材7aと前記外側シール材7bとで
挟持されており、この鋳枠4内は、気密が保たれてい
る。この鋳枠4には、減圧口5が設けられており、図示
しない減圧装置に連通している。また、鋳枠4の上面に
は、鋳枠4をクランプする鋳枠クランプ装置16が設置
されており、図示しないアクチュエーターにて上下動自
在に設けられている。以上のように構成された吸引鋳造
装置において、以下に作用を説明する。
以下に説明する。図1及び図2は本発明の構成を表す図
であり、鋳型10は上鋳型1と下鋳型2を型合わせして
構成されており、内部にキャビティ9が形成されてい
る。前記下鋳型2には、注湯時に溶湯をキャビティ9内
へ導入させる通路である湯口11が形成されている。前
記鋳型10は、上盤6上に載置されており、上盤6に穿
設された湯口開口部12と前記下鋳型2の湯口11は、
連通するように位置決めされている。この湯口開口部1
2には、ストーク3が設置されており、このストーク3
の先端部は、図示しない溶解炉内の溶湯に浸漬されてい
る。この上盤6には、鋳型10の周に渡って溝8が穿設
されており、この溝8には、上盤6を貫通する空気孔1
3が穿設されている。前記溝8の内側の側壁14と外側
の側壁15には、それぞれ、断面台形状の内側シール材
7aと外側シール材7bが向かい合う様に溝8の周に渡
って設けられている。4は鋳枠であり、鋳型10の外周
を覆う様に設けられており、この鋳枠4の下端周縁部
は、前記内側シール材7aと前記外側シール材7bとで
挟持されており、この鋳枠4内は、気密が保たれてい
る。この鋳枠4には、減圧口5が設けられており、図示
しない減圧装置に連通している。また、鋳枠4の上面に
は、鋳枠4をクランプする鋳枠クランプ装置16が設置
されており、図示しないアクチュエーターにて上下動自
在に設けられている。以上のように構成された吸引鋳造
装置において、以下に作用を説明する。
【0009】上盤6上に、湯口11と湯口開口部12の
位置決めを行って鋳型10を載置する。そして、図示し
ないアクチュエーターを作動させ、鋳枠クランプ装置1
6にクランプされた鋳枠4を下降させ、鋳枠4の下端周
縁部を内側シール材7aと外側シール材7bとの対向部
に挿入し、溝8の底面より鋳枠4の下端周縁部を所定距
離(鋳枠のストロークよりやや長い距離)離間させて、
内側シール材7aと外側シール材7bにて、鋳枠4の下
端周縁部を挟持し、鋳枠4内を気密に保つ。このとき、
鋳枠4の挿入抵抗を低減するため内側シール材7aと外
側シール材7bの断面形状は、台形状に形成されてい
る。鋳枠4が内側シール材7aと外側シール材7bに挟
持されると、鋳枠クランプ装置のクランプを開放してお
く。次に、図示しない減圧装置である真空ポンプを作動
させ、減圧口5を介して、鋳枠4内を減圧する。これに
より、鋳枠4の内側と鋳枠4の外側とに差圧が生じ、こ
の差圧により、鋳枠4が、内側シール材7aと外側シー
ル材7bの挟持力に逆らって、鋳型10方向へ移動す
る。このとき、溝8に空気孔13が穿設されているの
で、溝8内に溜まっている空気は、空気孔13より排出
される。移動した鋳枠4が鋳型10に当接し、鋳枠4の
表面積と差圧を掛け合わせた力に鋳枠4の自重を加えた
圧力が鋳型10に押圧力として掛かる。
位置決めを行って鋳型10を載置する。そして、図示し
ないアクチュエーターを作動させ、鋳枠クランプ装置1
6にクランプされた鋳枠4を下降させ、鋳枠4の下端周
縁部を内側シール材7aと外側シール材7bとの対向部
に挿入し、溝8の底面より鋳枠4の下端周縁部を所定距
離(鋳枠のストロークよりやや長い距離)離間させて、
内側シール材7aと外側シール材7bにて、鋳枠4の下
端周縁部を挟持し、鋳枠4内を気密に保つ。このとき、
鋳枠4の挿入抵抗を低減するため内側シール材7aと外
側シール材7bの断面形状は、台形状に形成されてい
る。鋳枠4が内側シール材7aと外側シール材7bに挟
持されると、鋳枠クランプ装置のクランプを開放してお
く。次に、図示しない減圧装置である真空ポンプを作動
させ、減圧口5を介して、鋳枠4内を減圧する。これに
より、鋳枠4の内側と鋳枠4の外側とに差圧が生じ、こ
の差圧により、鋳枠4が、内側シール材7aと外側シー
ル材7bの挟持力に逆らって、鋳型10方向へ移動す
る。このとき、溝8に空気孔13が穿設されているの
で、溝8内に溜まっている空気は、空気孔13より排出
される。移動した鋳枠4が鋳型10に当接し、鋳枠4の
表面積と差圧を掛け合わせた力に鋳枠4の自重を加えた
圧力が鋳型10に押圧力として掛かる。
【0010】これにより、鋳型10を鋳枠4自身の上面
で押圧するため、鋳型10の総押圧面積を広く取ること
ができ、強力な押圧力が得られ、溶湯の鋳型見切り面へ
の差し込みによる加工不良を防止することができる。ま
た、押圧部材を設ける必要がなく、押圧部位の設定も必
要でなくなるため、手間が省け、生産性の向上及び製作
コストの低減が図れる。さらに、鋳枠4が鋳型10に近
接して設けられているので、減圧する容積が小さくなる
ため、減圧速度を早めることができ、真空ポンプの小型
化が図れ、設備コストの低減も図れる。このような吸引
鋳造装置において、鋳型10の押さえ面積の差による溶
湯の差し込みの有無を実験した結果を表1に示す。
で押圧するため、鋳型10の総押圧面積を広く取ること
ができ、強力な押圧力が得られ、溶湯の鋳型見切り面へ
の差し込みによる加工不良を防止することができる。ま
た、押圧部材を設ける必要がなく、押圧部位の設定も必
要でなくなるため、手間が省け、生産性の向上及び製作
コストの低減が図れる。さらに、鋳枠4が鋳型10に近
接して設けられているので、減圧する容積が小さくなる
ため、減圧速度を早めることができ、真空ポンプの小型
化が図れ、設備コストの低減も図れる。このような吸引
鋳造装置において、鋳型10の押さえ面積の差による溶
湯の差し込みの有無を実験した結果を表1に示す。
【0011】
【表1】
【0012】以上の実験結果により、従来技術において
は、吸引速度の増加によるサージ圧に起因して溶湯の差
し込みが起こるが、本発明においては、鋳型10押さえ
面積を格段に広くとれることにより、溶湯の差し込みを
防止することができる。
は、吸引速度の増加によるサージ圧に起因して溶湯の差
し込みが起こるが、本発明においては、鋳型10押さえ
面積を格段に広くとれることにより、溶湯の差し込みを
防止することができる。
【0013】
【発明の効果】以上に説明したように、鋳枠を鋳型押圧
方向に移動自在に設け、差圧を利用して鋳枠本体で鋳型
を押圧するようにしたことにより、鋳型の総押圧面積広
くとることができ、強力な鋳型押さえができ、溶湯の鋳
型見切り面への差し込みによる加工不良を防止すること
ができる。また、押圧部材を設ける必要がなく、押圧部
位の設定も必要でなくなるため、手間が省け、生産性の
向上及び製作コストの低減が図れる。
方向に移動自在に設け、差圧を利用して鋳枠本体で鋳型
を押圧するようにしたことにより、鋳型の総押圧面積広
くとることができ、強力な鋳型押さえができ、溶湯の鋳
型見切り面への差し込みによる加工不良を防止すること
ができる。また、押圧部材を設ける必要がなく、押圧部
位の設定も必要でなくなるため、手間が省け、生産性の
向上及び製作コストの低減が図れる。
【図1】本発明の構成を表す正面図である。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】従来技術の構成を表す正面図である。
1 ・・・上鋳型 2 ・・・下鋳型 3 ・・・ストーク 4 ・・・鋳枠 5 ・・・減圧口 6 ・・・上盤 7a・・・内側シール部材 7b・・・外側シール部材 8 ・・・溝 9 ・・・キャビティ 10・・・鋳型 11・・・湯口 12・・・湯口開口部 13・・・空気孔 14・・・内側の側壁 15・・・外側の側壁 16・・・鋳枠クランプ装置 17・・・上鋳枠 18・・・フランジ部 19・・・下鋳枠 20・・・フランジ部 21・・・シール部材 22・・・開口部 23・・・金属ベローズ 24・・・圧着部材 25・・・減圧用導管 26・・・気密室 27・・・押圧部材
Claims (1)
- 【請求項1】複数の型が互いに型合わせされ、その際
に、その型合わせ面側にキャビティが形成される鋳型
と、この鋳型の外周部を囲む様に設けられた鋳枠と、前
記鋳型及び前記鋳枠を載置するように設けられた上盤
と、前記鋳枠に設けられた減圧口に連通し、前記鋳枠内
を減圧する減圧装置とで構成される吸引鋳造装置におい
て、前記上盤と前記鋳枠との当接部に前記鋳枠の弾性支
持手段を設けたことを特徴とする吸引鋳造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32218191A JPH05154636A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 吸引鋳造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32218191A JPH05154636A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 吸引鋳造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05154636A true JPH05154636A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18140853
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32218191A Pending JPH05154636A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 吸引鋳造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05154636A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107745098A (zh) * | 2017-10-09 | 2018-03-02 | 铜陵安东铸钢有限责任公司 | 一种铁模覆砂砂箱 |
-
1991
- 1991-12-06 JP JP32218191A patent/JPH05154636A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107745098A (zh) * | 2017-10-09 | 2018-03-02 | 铜陵安东铸钢有限责任公司 | 一种铁模覆砂砂箱 |
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