JPH05154640A - 弁部材表面多孔質化方法 - Google Patents

弁部材表面多孔質化方法

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JPH05154640A
JPH05154640A JP32024191A JP32024191A JPH05154640A JP H05154640 A JPH05154640 A JP H05154640A JP 32024191 A JP32024191 A JP 32024191A JP 32024191 A JP32024191 A JP 32024191A JP H05154640 A JPH05154640 A JP H05154640A
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JP
Japan
Prior art keywords
valve member
porous
melting point
mold
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP32024191A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Hosoya
耕一 細谷
Seiichi Udagawa
成一 宇田川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁部材の表面を、オイル含浸用に多孔質化す
る方法として、低コストで、無公害で、高材料歩留り
で、且つ、任意の多孔質を形成し得る方法を提供する。 【構成】 弁部材1の摺動部分と型2との間に隙間Sを
形成しつつ弁部材1を前記型2に対して配置する。融点
の異なる複数種の粉体3L,3Hの混合物を前記隙間S
に充填する。然る後、前記混合物を、低融点の粉体3L
の融点以上の温度に加熱して前記低融点の粉体3Lを溶
融させ、その溶融に基づいて、高融点の粉体3H同士を
接着させることにより、前記摺動部分に前記多孔質部分
を形成するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弁部材表面多孔質化方
法に関し、更に詳しくは、互いに摺動自在な弁体と弁座
のうちの少なくとも一方の弁部材に対し、その摺動部分
にオイル含浸用の多孔質部分を形成する弁部材表面多孔
質化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスコック等の弁構造(栓構造)におい
て、弁体と弁座との摺動部分のシールには、グリースが
一般に使用されている。しかし、そのグリースは経年劣
化して硬化し、シール性能が低下するようになる。そこ
で、グリースと相溶性の良いオイル(例えば、ヒマシ油
等)を弁体に含浸させ、その含浸オイルを継続的に滲出
させることにより、前記シール性能の低下を回避するよ
うにしていた。そして、前記弁体へのオイルの含浸は、
従来、弁体の摺動部分に黄銅等の金属を溶射して多孔質
部分を形成し、その多孔質部分にオイルを含浸させるよ
うにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる金属の溶射を実
施することにより、前記弁体等の弁部材の表面にオイル
含浸用の多孔質部分を形成する場合、前記金属を溶射す
るために大掛かりな溶射設備(電源やガス源等の付帯設
備も含む)が必要となるので、前記弁部材等の弁部材の
製造コストが高くなるという問題がある。また、金属の
溶射過程で、前記弁部材の表面に付着しない金属があ
り、材料ロスが生じて歩留りが悪い上、その付着しない
金属が飛散するようになって粉塵公害が発生するという
問題がある。更に、前記弁部材の表面に形成される多孔
質部分の性質を変更したい場合は、金属の溶射条件を根
本的に変更せざるを得ず、その変更は一般に面倒である
という問題があった。本発明は、かかる実情に着目して
なされたものであり、上述の問題を一挙に解消し得る手
段を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る弁部材表面
多孔質化方法は、弁部材における摺動部分と型との間に
隙間を形成しつつ前記弁部材を前記型に対して配置する
と共に、融点の異なる複数種の粉体の混合物を前記隙間
に充填した後、前記混合物を、低融点の粉体の融点以上
の温度に加熱して前記低融点の粉体を溶融させ、その溶
融に基づいて高融点の粉体同士を接着させることによ
り、前記摺動部分に前記多孔質部分を形成することを特
徴構成としている。
【0005】
【作用】かかる本発明方法によれば、前記弁部材の摺動
部分と型との間に前記隙間を形成し、その隙間に前記粉
体の混合物を充填した後、その混合物を上述の如く加熱
することにより、従来の溶射設備のように大掛かりな設
備を使用することなく、前記摺動部分に前記多孔質部分
を簡易に形成することができる。また、前記隙間に充填
された前記混合物は、全て、前記接着によって前記摺動
部分に付着するようになり、従来のような材料ロスの発
生も、材料の飛散も生じない。更に、弁部材の表面に形
成される多孔質部分の性質を変更したい場合は、容易に
変更できる混合物の粒度や混合割合や加熱温度等の条件
を変えるだけで変更することができる。
【0006】
【発明の効果】かくして、従来の溶射設備のような大掛
かりな設備を使用することなく前記多孔質部分を形成す
ることができるので、弁部材の製造コストが従来に比し
て低く抑えられ、従来のコストの問題が解消されるよう
になる。また、前記混合物が前記摺動部分に全て付着す
るようになるので、材料ロスの発生が抑えられ、歩留り
が悪いという従来の問題が解消される上、材料の飛散も
生じないので、粉塵公害も発生しないようになる。更
に、前記容易に変更できる条件を変えるだけで、弁部材
の表面に形成される多孔質部分の性質を変更することが
でき、その性質の変更が簡易に行えるようになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1(イ)において、1は、本発明方法の適用によって摺
動部分にオイル含浸用の多孔質部分が形成される弁部材
の一例としての弁体であり、その弁体1は、全体形状が
略分銅状を呈し且つ中央部横向きに貫通孔1aが存在す
る状態に鋳込まれた鋳物(鋳鉄)にて母体が構成されて
いる。
【0008】前記弁体1の外周部分1bは、弁座(図
外)との摺動部分に相当するようになっており、前記弁
体1及び弁座は、その両者の摺動部分同士が接する状態
に組み立てられ、もって、ガスコック等の弁構造(栓構
造)が構成されるようになっている。尚、前記弁座に
は、円周2箇所(180度ずれた対向位置2箇所)に前
記弁体1の貫通孔1aに対応する貫通孔が開設されてい
る。
【0009】かかる構成の弁構造を開閉操作する場合に
は、固定状態の弁座に対して前記弁体1を適宜回転させ
ることにより、前記弁体1の貫通孔1aと前記弁座の貫
通孔とを一致させた状態(開栓状態)と、前記弁体1の
貫通孔1aと前記弁座の貫通孔とを一致させない状態
(閉栓状態)とを選択的に現出させ、前記開閉操作が行
われるようになっている。
【0010】前記弁体1と弁座との摺動部分のシールに
はグリースが使用されるが、そのグリースの経年劣化
(硬化)を抑えてシール性能の低下を防止するのに、前
記弁体1の摺動部分に多孔質部分を形成し、その多孔質
部分に、グリースと相溶性の良いオイル(例えば、ヒマ
シ油等)を含浸させ、その含浸オイルを継続的に滲出さ
せるようにする。前記弁体1の摺動部分に多孔質部分を
形成するのは、図1(ロ)(ハ)に示す手順によって行
われる。
【0011】先ず、本発明方法を実施するために型2が
準備される。その型2は、耐熱性の素材を用いて上面開
口の容器状に形成された金型よりなる。その金型2の内
面形状は、その金型2内に前記弁体1が配置された状態
の両者間に前記多孔質部分が形成されるべきスペースと
なる隙間Sが形成されるように設定されている。
【0012】前記金型2内へ図1(ロ)に示す如く前記
弁体1を装入することにより、前記弁体1と前記金型2
との間に前記隙間Sを形成する。そして、その隙間Sに
融点の異なる複数種の粉体3L,3Hの混合物を図1
(ハ)に示す如く充填する。その混合物は、例えば、粒
径が10μm程度の黄銅(融点:895〜955°C)
の粉体3H、及び、粒径が10μm程度で且つ黄銅より
も融点の低い亜鉛(融点:419°C)の粉体3Lの2
種の粉体の混合物である。尚、その混合比率は、黄銅が
体積比で半分以上となるように設定する。そして、低融
点の粉体3Lの融点以上の温度(低融点の粉体3Lが亜
鉛粉体である場合、419°C以上)に加熱して前記低
融点の粉体3Lを溶融させ、その溶融に基づいて高融点
の粉体3H同士を接着させることにより、前記弁体1の
外周面1b(即ち、前記摺動部分)に前記多孔質部分を
形成した後、その多孔質部分が形成された弁体1を前記
金型2から取り出す。その結果、図2に示す如く摺動部
分が多孔質化された弁体1が得られる。
【0013】尚、前記混合物の加熱に際してその混合物
を加圧するようにすると、前記多孔質部分が前記弁体1
に対してよく密着するようになり、その密着性が向上す
るようになる。また、前記加熱に際し、前記混合物にお
ける温度勾配を、弁体1の外周面1bから金型2の内周
面にかけて低くなるように付けることとすると、前記弁
体1と前記多孔質部分との融合がよくなる上、前記多孔
質部分が表層において崩れない状態に形成されるように
なる。また、前記混合物の混合比率を任意に変えること
により、任意の多孔質部分が形成されるようになる。
【0014】次に、別実施例について説明する。前記摺
動部分にオイル含浸用の多孔質部分が形成される弁部材
は、弁座の方であってもよい。それが弁座である場合、
その弁座を台上に、漏れ防止状態(弁座と台との隙間か
らの前記混合物の漏れを防止し得る状態)に載置し、そ
の弁座の内側に中子状の型を配置して前記隙間Sを形成
し、その隙間S内へ、前記混合物を充填するようにす
る。その充填後は、上述の場合と同様の手順の処理を行
うようにする。
【0015】前記混合物が3種以上の粉体よりなる混合
物である場合も考えられる。その場合、融点が最も低い
粉体の融点以上の温度に加熱し、その最低融点の粉体を
溶融させることにより、他の粉体同士を接着させるよう
にする。
【0016】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の実施手順を示す縦断面図
【図2】摺動部分が多孔質化された弁体を示す縦断面図
【符号の説明】
1 弁部材 2 型 3L,3H 粉体 S 隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに摺動自在な弁体と弁座のうちの少
    なくとも一方の弁部材(1)に対し、その摺動部分にオ
    イル含浸用の多孔質部分を形成する弁部材表面多孔質化
    方法であって、 前記弁部材(1)の摺動部分と型(2)との間に隙間
    (S)を形成しつつ前記弁部材(1)を前記型(2)に
    対して配置すると共に、融点の異なる複数種の粉体(3
    L),(3H)の混合物を前記隙間(S)に充填した後、
    前記混合物を、低融点の粉体(3L)の融点以上の温度
    に加熱して前記低融点の粉体(3L)を溶融させ、その
    溶融に基づいて高融点の粉体(3H)同士を接着させる
    ことにより、前記摺動部分に前記多孔質部分を形成する
    弁部材表面多孔質化方法。
JP32024191A 1991-12-04 1991-12-04 弁部材表面多孔質化方法 Pending JPH05154640A (ja)

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JPH05154640A true JPH05154640A (ja) 1993-06-22

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JP (1) JPH05154640A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5409976A (en) * 1992-04-24 1995-04-25 Minnesota Mining And Manufacturing Company Simple two-component zero-halogen flame retardant

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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