JPH0515523A - X線コンピユータ断層撮影装置 - Google Patents
X線コンピユータ断層撮影装置Info
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- JPH0515523A JPH0515523A JP3172252A JP17225291A JPH0515523A JP H0515523 A JPH0515523 A JP H0515523A JP 3172252 A JP3172252 A JP 3172252A JP 17225291 A JP17225291 A JP 17225291A JP H0515523 A JPH0515523 A JP H0515523A
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- ray
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、回転架台のデータ収集時の振動を十
分抑えることによって、シャワー状アーチファクトの発
生を抑えることができるX線CT装置を提供することを
目的とする。 【構成】本発明はX線管11、X線検出器12の少なく
とも一方を備えた回転架台1が被検体Pの回りを所定の
角速度で回転しながら被検体Pの多方向投影データを収
集しその多方向投影データに基づいて断層像を得るX線
コンピュータ断層撮影装置において、加速期間の前半期
間の前記回転架台の角加速度を時間経過と共に増加さ
せ、加速期間の後半期間の前記回転架台の角加速度を時
間経過と共に減少させるように前記回転架台の回転を制
御する制御信号を記憶しているメモリ3と、前記制御信
号に応じて回転架台1を回転させるサーボモータ7とを
具備することを特徴とする。
分抑えることによって、シャワー状アーチファクトの発
生を抑えることができるX線CT装置を提供することを
目的とする。 【構成】本発明はX線管11、X線検出器12の少なく
とも一方を備えた回転架台1が被検体Pの回りを所定の
角速度で回転しながら被検体Pの多方向投影データを収
集しその多方向投影データに基づいて断層像を得るX線
コンピュータ断層撮影装置において、加速期間の前半期
間の前記回転架台の角加速度を時間経過と共に増加さ
せ、加速期間の後半期間の前記回転架台の角加速度を時
間経過と共に減少させるように前記回転架台の回転を制
御する制御信号を記憶しているメモリ3と、前記制御信
号に応じて回転架台1を回転させるサーボモータ7とを
具備することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線源とX線検出器も
両方、又はX線源とX線検出器の少なくとも一方が被検
体の回りを回転しながら該被検体の断層面の投影データ
を収集する形式のX線コンピュータ断層撮影装置(以下
「X線CT装置」と称する)に関する。
両方、又はX線源とX線検出器の少なくとも一方が被検
体の回りを回転しながら該被検体の断層面の投影データ
を収集する形式のX線コンピュータ断層撮影装置(以下
「X線CT装置」と称する)に関する。
【0002】
【従来の技術】被検体の断層像を得る装置の一例として
X線CT装置がある。このX線CT装置はその走査型式
の違いにより分類されている。現在最も用いいられてい
るX線CT装置は、X線源とX線検出器とが一体となっ
て回転するいわゆる第3世代のX線CT装置と、X線源
のみが回転するいわゆる第4世代のX線CT装置であ
る。第3世代のX線CT装置は扇状のファンビームX線
を爆射するX線源と、このX線を検出する複数のX線検
出素子をファンビームX線の拡がり幅に合わせ並設して
成る多チャンネル型のX線検出器とを被検体を挟んで対
峙させ、且つこれらX線源とX線検出器とを一体として
被検体の位置を中心に所定方向に所定の角速度で回転さ
せながら、所定角度毎にX線爆射を行い被検体の多方向
のX線投影データを収集した後、この多方向のX線投影
データに基づいて再構成処理等の画像処理を行って断層
像を得ることができる。
X線CT装置がある。このX線CT装置はその走査型式
の違いにより分類されている。現在最も用いいられてい
るX線CT装置は、X線源とX線検出器とが一体となっ
て回転するいわゆる第3世代のX線CT装置と、X線源
のみが回転するいわゆる第4世代のX線CT装置であ
る。第3世代のX線CT装置は扇状のファンビームX線
を爆射するX線源と、このX線を検出する複数のX線検
出素子をファンビームX線の拡がり幅に合わせ並設して
成る多チャンネル型のX線検出器とを被検体を挟んで対
峙させ、且つこれらX線源とX線検出器とを一体として
被検体の位置を中心に所定方向に所定の角速度で回転さ
せながら、所定角度毎にX線爆射を行い被検体の多方向
のX線投影データを収集した後、この多方向のX線投影
データに基づいて再構成処理等の画像処理を行って断層
像を得ることができる。
【0003】しかし断層像にはリング状、シャワー状等
の様々なアーチファクト(疑似画像)が発生することが
ある。これらのアーチファクトの内シャワー状のアーチ
ファクトを発生させる原因の一つは、“回転架台の振
動”である。この回転架台の振動の多くは回転架台の加
速期間と、減速期間で発生する。
の様々なアーチファクト(疑似画像)が発生することが
ある。これらのアーチファクトの内シャワー状のアーチ
ファクトを発生させる原因の一つは、“回転架台の振
動”である。この回転架台の振動の多くは回転架台の加
速期間と、減速期間で発生する。
【0004】ところで回転架台はそれだけでも十分に重
いが、X線源とX線検出器とを備えらているためかなり
な重量となり、その慣性モーメントも非常に大きい。そ
のため急激な加速を伴う加速時、又は急激な減速を伴う
減速時に振動が発生することになる。以下に回転架台の
加速時の角速度変化と振動レベル変化との関係に基づい
て回転架台の振動の発生について説明する。
いが、X線源とX線検出器とを備えらているためかなり
な重量となり、その慣性モーメントも非常に大きい。そ
のため急激な加速を伴う加速時、又は急激な減速を伴う
減速時に振動が発生することになる。以下に回転架台の
加速時の角速度変化と振動レベル変化との関係に基づい
て回転架台の振動の発生について説明する。
【0005】図5は回転架台が停止状態から回転開始し
所定の角速度に達するまでの期間における回転架台を回
転駆動するサーボモータに印加されるコントロール電圧
の変位を示した図である。このように該コントロール電
圧は時間経過に比例して直線的に増加される。図6は図
5に示したコントロール電圧が与えられたときの回転架
台の実際の角速度の変化を示した図である。ここで一点
鎖線は回転架台の実際の角速度の変化に伴って生じる回
転架台の振動のレベルの変化を示している。図6に示し
た通り回転架台の振動のレベルは回転架台の起動時と所
定の角速度に達する時に増大する。起動時と所定の角速
度に達する時に増大した振動レベルは、投影データの収
集期間に至っても多少の減衰は見られるものの十分小さ
くはならず、シャワー状アーチファクトを発生させてし
まう。
所定の角速度に達するまでの期間における回転架台を回
転駆動するサーボモータに印加されるコントロール電圧
の変位を示した図である。このように該コントロール電
圧は時間経過に比例して直線的に増加される。図6は図
5に示したコントロール電圧が与えられたときの回転架
台の実際の角速度の変化を示した図である。ここで一点
鎖線は回転架台の実際の角速度の変化に伴って生じる回
転架台の振動のレベルの変化を示している。図6に示し
た通り回転架台の振動のレベルは回転架台の起動時と所
定の角速度に達する時に増大する。起動時と所定の角速
度に達する時に増大した振動レベルは、投影データの収
集期間に至っても多少の減衰は見られるものの十分小さ
くはならず、シャワー状アーチファクトを発生させてし
まう。
【0006】また回転架台の回転方向を所定回転回数毎
に変える必要がある場合には、所定の角速度から一旦停
止させるまでの期間と、その停止状態から他方向の回転
のために再度加速し所定の角速度に達するまでの期間と
で発生した振動が相乗的に強め合う場合があり、その場
合にはシャワー状アーチファクトを強く発生させてしま
う。
に変える必要がある場合には、所定の角速度から一旦停
止させるまでの期間と、その停止状態から他方向の回転
のために再度加速し所定の角速度に達するまでの期間と
で発生した振動が相乗的に強め合う場合があり、その場
合にはシャワー状アーチファクトを強く発生させてしま
う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的は
回転架台のデータ収集時の振動を十分抑えることによっ
て、シャワー状アーチファクトの発生を抑えることがで
きるX線CT装置を提供することである。
回転架台のデータ収集時の振動を十分抑えることによっ
て、シャワー状アーチファクトの発生を抑えることがで
きるX線CT装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るX線CT装
置は、X線管、X線検出器の少なくとも一方を備えた回
転架台が被検体の回りを所定の角速度で回転しながら前
記被検体の多方向投影データを収集し、その多方向投影
データに基づいて断層像を得るX線コンピュータ断層撮
影装置において、
置は、X線管、X線検出器の少なくとも一方を備えた回
転架台が被検体の回りを所定の角速度で回転しながら前
記被検体の多方向投影データを収集し、その多方向投影
データに基づいて断層像を得るX線コンピュータ断層撮
影装置において、
【0009】起動時から第1所定時間までの前記回転架
台の角加速度を時間経過と共に増加させ、前記第1所定
時間より後の第2所定時間から前記所定の角速度に達す
る時までの前記回転架台の角加速度を時間経過と共に減
少させるように前記回転架台の回転を制御する制御信号
を記憶しているメモリと、前記制御信号に応じて前記回
転架台を回転させる手段とを具備することを特徴とす
る。
台の角加速度を時間経過と共に増加させ、前記第1所定
時間より後の第2所定時間から前記所定の角速度に達す
る時までの前記回転架台の角加速度を時間経過と共に減
少させるように前記回転架台の回転を制御する制御信号
を記憶しているメモリと、前記制御信号に応じて前記回
転架台を回転させる手段とを具備することを特徴とす
る。
【0010】
【作用】本発明によれば、起動時から第1所定時間まで
の回転架台の角加速度を時間経過と共に増加させ、前記
第1所定時間より後の第2所定時間から前記所定の角速
度に達する時までの回転架台の角加速度を時間経過と共
に減少させるように回転架台の回転を制御することによ
って、回転架台の角速度変化時に発生する振動を十分抑
えることができ、その結果回転架台のデータ収集時の振
動を十分抑えることができる。
の回転架台の角加速度を時間経過と共に増加させ、前記
第1所定時間より後の第2所定時間から前記所定の角速
度に達する時までの回転架台の角加速度を時間経過と共
に減少させるように回転架台の回転を制御することによ
って、回転架台の角速度変化時に発生する振動を十分抑
えることができ、その結果回転架台のデータ収集時の振
動を十分抑えることができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。
る。
【0012】図1は一実施例に係るX線CT装置におけ
る本発明が適用される要部の構成を示す図である。X線
源11は図示しない高圧発生器から印加された高電圧に
より扇状のファンビームX線FXを被検体Pに対して爆
射する。この爆射は連続爆射、あるいは間欠爆射であ
り、この爆射タイミングは図示しないシステム全体の制
御を司るシステム制御部により制御される。複数のX線
検出素子を有する多チャンネル型のX線検出器12はX
線源11から爆射され被検体Pを透過したX線を検出
し、電気信号である投影データに変換して図示しない再
構成部へ出力する。X線源11とX線検出器12とは回
転架台1に互いに対峙して設けられていて、一体で被検
体Pの位置を中心に矢印aの方向に回転する。ここでX
線源11とX線検出器12とは回転架台1に固定して設
けられている場合と、X線源11とX線検出器12とが
互いに所定の距離を保ちながら被検体Pに対する遠近的
な相対位置を変更する場合とがある。後者は一般的にシ
フト機構と呼ばれていて、被検体Pより小さい被検体P
´を撮影する場合にX線が拡がり過ぎて投影データを検
出しないX線検出素子が存在することとなり、その分解
能を最大限活用することができない。その解決策として
X線源11とX線検出器12を矢印cの方向にシフト
し、その位置を点線で示したX線源11´とX線検出器
12´に変更する。そしてX線源11´から放射したフ
ァンビームX線FXの拡がり幅を被検体P´の大きさに
一致させ、全X線を被検体P´に爆射することができ、
その結果小さい撮影対象に対してもその分解能を最大限
活用して鮮明な断層像を得ることができるものである。
しかしこのシフト機構によってシフト位置を変更した場
合には回転架台の重量バランスは変化してしまい、その
重量バランスと回転中心とが一致しなくなり、回転架台
の振動を増大させてしまうことになる。図1においてX
線源11とX線検出器12のシフトの位置をシフトA
と、X線源11´とX線検出器12´のシフトの位置を
シフトBとする。サーボモータ7は印加されたコントロ
ール電圧に応じた回転数で回転し、ベルト8を動力伝達
媒体として回転架台1を回転駆動する。
る本発明が適用される要部の構成を示す図である。X線
源11は図示しない高圧発生器から印加された高電圧に
より扇状のファンビームX線FXを被検体Pに対して爆
射する。この爆射は連続爆射、あるいは間欠爆射であ
り、この爆射タイミングは図示しないシステム全体の制
御を司るシステム制御部により制御される。複数のX線
検出素子を有する多チャンネル型のX線検出器12はX
線源11から爆射され被検体Pを透過したX線を検出
し、電気信号である投影データに変換して図示しない再
構成部へ出力する。X線源11とX線検出器12とは回
転架台1に互いに対峙して設けられていて、一体で被検
体Pの位置を中心に矢印aの方向に回転する。ここでX
線源11とX線検出器12とは回転架台1に固定して設
けられている場合と、X線源11とX線検出器12とが
互いに所定の距離を保ちながら被検体Pに対する遠近的
な相対位置を変更する場合とがある。後者は一般的にシ
フト機構と呼ばれていて、被検体Pより小さい被検体P
´を撮影する場合にX線が拡がり過ぎて投影データを検
出しないX線検出素子が存在することとなり、その分解
能を最大限活用することができない。その解決策として
X線源11とX線検出器12を矢印cの方向にシフト
し、その位置を点線で示したX線源11´とX線検出器
12´に変更する。そしてX線源11´から放射したフ
ァンビームX線FXの拡がり幅を被検体P´の大きさに
一致させ、全X線を被検体P´に爆射することができ、
その結果小さい撮影対象に対してもその分解能を最大限
活用して鮮明な断層像を得ることができるものである。
しかしこのシフト機構によってシフト位置を変更した場
合には回転架台の重量バランスは変化してしまい、その
重量バランスと回転中心とが一致しなくなり、回転架台
の振動を増大させてしまうことになる。図1においてX
線源11とX線検出器12のシフトの位置をシフトA
と、X線源11´とX線検出器12´のシフトの位置を
シフトBとする。サーボモータ7は印加されたコントロ
ール電圧に応じた回転数で回転し、ベルト8を動力伝達
媒体として回転架台1を回転駆動する。
【0013】コンソール5は撮影開始前にシフト位置、
スライス厚、スキャン時間、データ収集時の角速度(但
し、スキャン時間の設定によってデータ収集時の角速度
が自動的に設定される場合もある)等の撮影条件を設定
する各種操作スイッチを有していて、シフト位置情報を
シフト制御部6へ、シフト位置情報と角速度情報を回転
制御部2へ、スライス厚情報を図示しない寝台駆動部へ
出力する。シフト制御部6はコンソール5から入力した
シフト位置情報に基づいてX線源11とX線検出器12
を移動する。ここでシフト位置は予め幾つかのプリセッ
ト値を記憶しておきその中から所望のプリセット値を選
択することにより設定してもよいし、オペレータが任意
に移動させシフト位置を設定してもよいが、通常は前者
の場合が多い。また角速度も予め設定された幾つかのプ
リセット値から選択して、設定する。
スライス厚、スキャン時間、データ収集時の角速度(但
し、スキャン時間の設定によってデータ収集時の角速度
が自動的に設定される場合もある)等の撮影条件を設定
する各種操作スイッチを有していて、シフト位置情報を
シフト制御部6へ、シフト位置情報と角速度情報を回転
制御部2へ、スライス厚情報を図示しない寝台駆動部へ
出力する。シフト制御部6はコンソール5から入力した
シフト位置情報に基づいてX線源11とX線検出器12
を移動する。ここでシフト位置は予め幾つかのプリセッ
ト値を記憶しておきその中から所望のプリセット値を選
択することにより設定してもよいし、オペレータが任意
に移動させシフト位置を設定してもよいが、通常は前者
の場合が多い。また角速度も予め設定された幾つかのプ
リセット値から選択して、設定する。
【0014】メモリ3は回転架台1が起動時からデータ
収集時の角速度に達するまでの加速期間において最も振
動が発生しないような起動時から微小時間経過毎の角速
度と、前記データ収集時の角速度から停止時までの減速
期間において最も振動が発生しないような減速開始時か
ら微小時間経過毎の角速度とを記憶している。例えば図
2において起動時からt1 時間経過時の角速度はS1 で
あって、起動時からt2 時間経過時の角速度はS2 であ
るように、起動時からの微小時間経過毎の角速度を記憶
している。減速期間も同様である。図2は回転架台1が
起動時からデータ収集時の角速度に達するまでの加速期
間において最も振動が発生しないような微小時間経過毎
の角速度を示している。この微小時間経過毎の角速度
(以下「加速曲線」と称する)は、起動時から回転架台
の角速度が所定の角速度に達するまでの加速期間の前半
期間は回転架台1の角速度の変化率、すなわち角加速度
を時間経過と共に序々に増加させ、さらに加速期間の後
半期間は回転架台1の角加速度を時間経過と共に序々に
減少させるような変位である。また加速曲線はシフト位
置、データ収集時の角速度によって異なるので、シフト
位置とデータ収集時の角速度毎に予め設定し記憶してい
る。この加速曲線はデータ収集時の角速度が同じであっ
てもシフト位置をシフトAからシフトBに変更した場
合、すなわち回転架台の回転中心位置とその重心位置と
が大きくずれた場合には図2に示したように前記前半期
間と前記後半期間との角速度の変化をより緩やかにす
る。
収集時の角速度に達するまでの加速期間において最も振
動が発生しないような起動時から微小時間経過毎の角速
度と、前記データ収集時の角速度から停止時までの減速
期間において最も振動が発生しないような減速開始時か
ら微小時間経過毎の角速度とを記憶している。例えば図
2において起動時からt1 時間経過時の角速度はS1 で
あって、起動時からt2 時間経過時の角速度はS2 であ
るように、起動時からの微小時間経過毎の角速度を記憶
している。減速期間も同様である。図2は回転架台1が
起動時からデータ収集時の角速度に達するまでの加速期
間において最も振動が発生しないような微小時間経過毎
の角速度を示している。この微小時間経過毎の角速度
(以下「加速曲線」と称する)は、起動時から回転架台
の角速度が所定の角速度に達するまでの加速期間の前半
期間は回転架台1の角速度の変化率、すなわち角加速度
を時間経過と共に序々に増加させ、さらに加速期間の後
半期間は回転架台1の角加速度を時間経過と共に序々に
減少させるような変位である。また加速曲線はシフト位
置、データ収集時の角速度によって異なるので、シフト
位置とデータ収集時の角速度毎に予め設定し記憶してい
る。この加速曲線はデータ収集時の角速度が同じであっ
てもシフト位置をシフトAからシフトBに変更した場
合、すなわち回転架台の回転中心位置とその重心位置と
が大きくずれた場合には図2に示したように前記前半期
間と前記後半期間との角速度の変化をより緩やかにす
る。
【0015】振動センサ4は回転架台1の一部、又はガ
ントリー部のハウジングの一部に配置されていて、回転
架台1の回転により発生した振動のレベルに応じた電気
信号を検出し、その電気信号を回転制御部2へ出力す
る。
ントリー部のハウジングの一部に配置されていて、回転
架台1の回転により発生した振動のレベルに応じた電気
信号を検出し、その電気信号を回転制御部2へ出力す
る。
【0016】図3はメモリ3から読み出した加速曲線に
応じて回転制御部2からサーボモータ7に印加されるコ
ントロール電圧の変位を示している。回転制御部2はコ
ンソール5から入力したシフト位置情報と角速度情報と
に応じた加速曲線をメモリ3から読みだし、その加速曲
線に応じたコントロール電圧をサーボモータ7に対して
印加することによって、サーボモータ7の回転数を制御
する。ここで、振動センサ4から入力した電気信号に基
づいたコントロール電圧の補正について説明する。図4
はメモリ3に記憶されている加速曲線に応じた角速度変
化(実線)と、振動レベルの変化(一点鎖線)と、コン
トロール電圧を補正した後の角速度変化(点線)とを示
している。回転制御部2はサーボモータ7にコントロー
ル電圧を変化させながら印加している最中(加速期間、
減速期間)に振動センサ4から振動のレベルを示す電気
信号を入力すると、メモリ3の加速曲線に応じて設定し
たコントロール電圧を該振動のレベルに応じて補正し、
その補正されたコントロール電圧をサーボモータ7に印
加することになる。その補正後のコントロール電圧(図
4の点線部)は補正前のコントロール電圧(図4の実線
部)より小さくされる。そのために回転架台1の実際の
角速度の変化は加速曲線に応じた角速度の変化より緩や
かになり振動のレベルは減少することとなる。そして、
その振動のレベルの減少に応じて、コントロール電圧の
補正量も減少していき、コントロール電圧は加速曲線に
近似することとなる。
応じて回転制御部2からサーボモータ7に印加されるコ
ントロール電圧の変位を示している。回転制御部2はコ
ンソール5から入力したシフト位置情報と角速度情報と
に応じた加速曲線をメモリ3から読みだし、その加速曲
線に応じたコントロール電圧をサーボモータ7に対して
印加することによって、サーボモータ7の回転数を制御
する。ここで、振動センサ4から入力した電気信号に基
づいたコントロール電圧の補正について説明する。図4
はメモリ3に記憶されている加速曲線に応じた角速度変
化(実線)と、振動レベルの変化(一点鎖線)と、コン
トロール電圧を補正した後の角速度変化(点線)とを示
している。回転制御部2はサーボモータ7にコントロー
ル電圧を変化させながら印加している最中(加速期間、
減速期間)に振動センサ4から振動のレベルを示す電気
信号を入力すると、メモリ3の加速曲線に応じて設定し
たコントロール電圧を該振動のレベルに応じて補正し、
その補正されたコントロール電圧をサーボモータ7に印
加することになる。その補正後のコントロール電圧(図
4の点線部)は補正前のコントロール電圧(図4の実線
部)より小さくされる。そのために回転架台1の実際の
角速度の変化は加速曲線に応じた角速度の変化より緩や
かになり振動のレベルは減少することとなる。そして、
その振動のレベルの減少に応じて、コントロール電圧の
補正量も減少していき、コントロール電圧は加速曲線に
近似することとなる。
【0017】次に以上のように構成されたX線CT装置
の動作について説明する。まず撮影開始前にオペレータ
がコンソール5を操作してシフト位置、スライス厚、ス
キャン時間、データ収集時の角速度等の撮影条件を設定
する。例えばシフト位置を図1に示したシフトAに、デ
ータ収集時の角速度をSa に設定したとする。その後撮
影開始の指示操作をすると、回転制御部2はコンソール
5から供給されたシフトA、角速度Sa の情報に応じた
加速曲線を読みだし、その加速曲線に示された起動後か
ら微小時間経過時点t1 の角速度S1を発生させるコン
トロール電圧V1 をt1 時にサーボモータ7に印加す
る。前記微小時間経過時点t1 からさらに次の微小時間
経過時点t2 の角速度S2 を発生させるコントロール電
圧V2 をt2 時にサーボモータ7に印加する。このよう
に起動時から微小時間経過毎にコントロール電圧を変位
させることによりメモリ3に記憶されている速度曲線と
同じように実際の回転架台1の角速度を緩やかに変化さ
せ、急激な加速によって発生する振動を抑えることがで
きる。さらに、サーボモータの出力特性のばらつき等予
想し得ない理由によりメモリ3の速度曲線によっても振
動が発生してしまう場合には前記コントロール電圧を振
動センサで得た振動レベルに応じて小さくすることがで
き、すなわち回転架台1の角速度をさらに緩やかに変化
させることによって、振動を抑えることができる。上述
の説明は回転架台の加速期間についての説明に終始した
が、もちろんデータ収集時の角速度から停止するまでの
減速期間についても加速曲線と同様に、すなわちその減
速期間の前半期間において回転架台の角加速度を時間経
過と共に増加させ、また減速期間の後半期間において回
転架台の角加速度を時間経過と共に減少させるような減
速曲線がメモリ3に記憶されていて、減速期間にはその
減速曲線に基づいて回転架台の振動の発生を抑えながら
減速させることができる。
の動作について説明する。まず撮影開始前にオペレータ
がコンソール5を操作してシフト位置、スライス厚、ス
キャン時間、データ収集時の角速度等の撮影条件を設定
する。例えばシフト位置を図1に示したシフトAに、デ
ータ収集時の角速度をSa に設定したとする。その後撮
影開始の指示操作をすると、回転制御部2はコンソール
5から供給されたシフトA、角速度Sa の情報に応じた
加速曲線を読みだし、その加速曲線に示された起動後か
ら微小時間経過時点t1 の角速度S1を発生させるコン
トロール電圧V1 をt1 時にサーボモータ7に印加す
る。前記微小時間経過時点t1 からさらに次の微小時間
経過時点t2 の角速度S2 を発生させるコントロール電
圧V2 をt2 時にサーボモータ7に印加する。このよう
に起動時から微小時間経過毎にコントロール電圧を変位
させることによりメモリ3に記憶されている速度曲線と
同じように実際の回転架台1の角速度を緩やかに変化さ
せ、急激な加速によって発生する振動を抑えることがで
きる。さらに、サーボモータの出力特性のばらつき等予
想し得ない理由によりメモリ3の速度曲線によっても振
動が発生してしまう場合には前記コントロール電圧を振
動センサで得た振動レベルに応じて小さくすることがで
き、すなわち回転架台1の角速度をさらに緩やかに変化
させることによって、振動を抑えることができる。上述
の説明は回転架台の加速期間についての説明に終始した
が、もちろんデータ収集時の角速度から停止するまでの
減速期間についても加速曲線と同様に、すなわちその減
速期間の前半期間において回転架台の角加速度を時間経
過と共に増加させ、また減速期間の後半期間において回
転架台の角加速度を時間経過と共に減少させるような減
速曲線がメモリ3に記憶されていて、減速期間にはその
減速曲線に基づいて回転架台の振動の発生を抑えながら
減速させることができる。
【0018】次に他の実施例について説明する。図5は
本実施例装置の加速期間のコントロール電圧の変化(実
線)、速度変化(点線)、振動レベルの変化(一点鎖
線)を示している。本実施例装置の構成は図1に示した
先の実施例の構成と同様であるので説明は省略する。た
だしメモリ3に記憶されている速度曲線は図5に示した
ようなコントロール電圧の変化をもたらすような速度曲
線である。すなわちコントロール電圧はメモリ3から供
給された速度曲線に応じた回転制御部2の制御を受け
て、起動時から所定時間経過(時刻tm )までは急激に
変化し、時刻tm から所望の角速度に達する(時刻ti
)までは緩やかに変化する。このコントロール電圧を
受けて回転架台1の角速度は加速期間の初期(時刻t0
から時刻tm まで)には急激に上昇し、加速期間の後期
(時刻tm から時刻ti まで)には緩やかに変化し、所
望の角速度Sa に達する。
本実施例装置の加速期間のコントロール電圧の変化(実
線)、速度変化(点線)、振動レベルの変化(一点鎖
線)を示している。本実施例装置の構成は図1に示した
先の実施例の構成と同様であるので説明は省略する。た
だしメモリ3に記憶されている速度曲線は図5に示した
ようなコントロール電圧の変化をもたらすような速度曲
線である。すなわちコントロール電圧はメモリ3から供
給された速度曲線に応じた回転制御部2の制御を受け
て、起動時から所定時間経過(時刻tm )までは急激に
変化し、時刻tm から所望の角速度に達する(時刻ti
)までは緩やかに変化する。このコントロール電圧を
受けて回転架台1の角速度は加速期間の初期(時刻t0
から時刻tm まで)には急激に上昇し、加速期間の後期
(時刻tm から時刻ti まで)には緩やかに変化し、所
望の角速度Sa に達する。
【0019】次にこのような回転架台の角速度変化に伴
う振動のレベルの変化について説明する。回転架台1は
急激に加速される加速期間の初期にはその急激な加速に
よって振動が強く発生する。もちろんこの加速期間の初
期に発生する振動のレベルは、先の実施例における加速
期間の初期に発生する振動のレベルより強くなる。しか
しこの強く発生した振動レベルは、十分長い加速期間の
後期の間に、データ収集開始時にアーチファクトを発生
させない程度まで十分弱くなるまで減衰する。前記加速
期間の後期を十分長い期間にすることができる理由は、
加速期間の初期における角加速度を急激にすればするほ
ど加速期間の後期に充当することができる期間をより長
くすることができるためである。
う振動のレベルの変化について説明する。回転架台1は
急激に加速される加速期間の初期にはその急激な加速に
よって振動が強く発生する。もちろんこの加速期間の初
期に発生する振動のレベルは、先の実施例における加速
期間の初期に発生する振動のレベルより強くなる。しか
しこの強く発生した振動レベルは、十分長い加速期間の
後期の間に、データ収集開始時にアーチファクトを発生
させない程度まで十分弱くなるまで減衰する。前記加速
期間の後期を十分長い期間にすることができる理由は、
加速期間の初期における角加速度を急激にすればするほ
ど加速期間の後期に充当することができる期間をより長
くすることができるためである。
【0020】このように本実施例によれば、先の実施例
と同様にデータ収集開始時の回転架台の振動レベルをア
ーチファクトを発生させない程度まで十分弱くすること
ができる。
と同様にデータ収集開始時の回転架台の振動レベルをア
ーチファクトを発生させない程度まで十分弱くすること
ができる。
【0021】本発明は上記実施例に限定されるものでは
ない。上記実施例に係るX線CT装置は、X線管とX線
検出器とが一体となって被検体の回りを回転する型式の
いわゆる第3世代のX線CT装置であるが、X線管のみ
が被検体の回りを回転する型式のいわゆる第4世代のX
線CT装置であってもよい。
ない。上記実施例に係るX線CT装置は、X線管とX線
検出器とが一体となって被検体の回りを回転する型式の
いわゆる第3世代のX線CT装置であるが、X線管のみ
が被検体の回りを回転する型式のいわゆる第4世代のX
線CT装置であってもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
転架台の角速度変化時に発生する振動を十分抑えること
ができ、シャワー状のアーチファクトの発生を抑えるこ
とができるX線CT装置を提供することができる。
転架台の角速度変化時に発生する振動を十分抑えること
ができ、シャワー状のアーチファクトの発生を抑えるこ
とができるX線CT装置を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例に係るX線CT装置の構成を
示す図。
示す図。
【図2】図1に示したX線CT装置の回転架台の角速度
変化を示す図。
変化を示す図。
【図3】図1に示したサーボモータに印加するコントロ
ール電圧の変化を示す図。
ール電圧の変化を示す図。
【図4】図1に示したX線CT装置の回転架台の角速度
変化と、振動レベルの変化と、前記角速度変化を振動の
レベルに応じて補正した場合の角速度変化とを示す図。
変化と、振動レベルの変化と、前記角速度変化を振動の
レベルに応じて補正した場合の角速度変化とを示す図。
【図5】本発明の他の実施例によるX線CT装置のサー
ボモータに印加されるのコントロール電圧の変化と、回
転架台のの角速度変化と、振動レベルの変化とを示す
図。
ボモータに印加されるのコントロール電圧の変化と、回
転架台のの角速度変化と、振動レベルの変化とを示す
図。
【図6】従来のX線CT装置におけるサーボモータに印
加するコントロール電圧の変化を示す図。
加するコントロール電圧の変化を示す図。
【図7】従来のX線CT装置の回転架台の角速度変化と
振動の変化とを示す図。
振動の変化とを示す図。
1…回転架台、2…回転制御部、3…メモリ、4…振動
センサ、5…コンソール、6…シフト制御部、7…サー
ボモータ、8…ベルト、11a…X線管、12a…X線
検出器。
センサ、5…コンソール、6…シフト制御部、7…サー
ボモータ、8…ベルト、11a…X線管、12a…X線
検出器。
Claims (2)
- 【請求項1】 X線管、X線検出器の少なくとも一方を
備えた回転架台が被検体の回りを所定の角速度で回転し
ながら前記被検体の多方向投影データを収集し、その多
方向投影データに基づいて断層像を得るX線コンピュー
タ断層撮影装置において、 起動時から第1所定時間までの前記回転架台の角加速度
を時間経過と共に増加させ、前記第1所定時間より後の
第2所定時間から前記所定の角速度に達する時までの前
記回転架台の角加速度を時間経過と共に減少させるよう
に前記回転架台の回転を制御する制御信号を記憶してい
るメモリと、 前記制御信号に応じて前記回転架台を回転させる手段と
を具備することを特徴とするX線コンピュータ断層撮影
装置。 - 【請求項2】 X線管、X線検出器の少なくとも一方を
備えた回転架台が被検体の回りを所定の角速度で回転し
ながら前記被検体の多方向投影データを収集し、その多
方向投影データに基づいて断層像を得るX線コンピュー
タ断層撮影装置において、 前記所定の角速度に達している時から第1所定時間まで
の前記回転架台の角加速度を時間経過と共に増加させ、
前記第1所定時間より後の第2所定時間から停止時まで
の前記回転架台の角加速度を時間経過と共に減少させる
ように前記回転架台の回転を制御する制御信号を記憶し
ているメモリと、 前記制御信号に応じて前記回転架台を回転させる手段と
を具備することを特徴とするX線コンピュータ断層撮影
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3172252A JPH0515523A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | X線コンピユータ断層撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3172252A JPH0515523A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | X線コンピユータ断層撮影装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0515523A true JPH0515523A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=15938448
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3172252A Pending JPH0515523A (ja) | 1991-07-12 | 1991-07-12 | X線コンピユータ断層撮影装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0515523A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000287963A (ja) * | 1999-04-02 | 2000-10-17 | Toshiba Corp | X線コンピュータ断層撮影装置 |
-
1991
- 1991-07-12 JP JP3172252A patent/JPH0515523A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000287963A (ja) * | 1999-04-02 | 2000-10-17 | Toshiba Corp | X線コンピュータ断層撮影装置 |
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