JPH0515641U - 溶接機の充電装置 - Google Patents

溶接機の充電装置

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JPH0515641U
JPH0515641U JP6199791U JP6199791U JPH0515641U JP H0515641 U JPH0515641 U JP H0515641U JP 6199791 U JP6199791 U JP 6199791U JP 6199791 U JP6199791 U JP 6199791U JP H0515641 U JPH0515641 U JP H0515641U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は,トランスのタップ切換えを行わず
にバッテリ(11) のトリクル充電ができ,また過電圧入
力を直ちに遮断できる溶接機の充電装置を提供すること
を目的としている。 【構成】 バッテリ駆動の溶接機において,スイッチン
グ素子(3) とアースとの間にシャント抵抗(4) を接続す
ると共に, バッテリ(11) の電圧が低いときには通常の
充電を行い, バッテリ(11)の充電電圧が基準値以上に
なったとき所定期間トリクル充電を行わせるチャージコ
ントロール回路(9) と, 過電圧入力防止回路(10)とを備
えて構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,溶接電流を制御するスイッチング素子とアースとの間にシャント抵 抗が接続された溶接機の充電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来,直接溶接機の電源は図7に示された構成で溶接回路へ電源を供給すると 共に,バッテリ11の充電及び当該電源の過電圧入力防止を行っていた。
【0003】 交流電源12はノーヒューズ・ブレーカ13,リレー14を介してトランス1 5の1次側に供給され,その2次側に発生する電圧がダイオード16,17で整 流され,バッテリ11を充電すると共に,溶接回路へ直流電源を供給している。
【0004】 バッテリ充電を行う場合,その規定電圧に達した後もバッテリ液の比重の安定 化のためにトリクル充電を行う必要があり,リレー14を用いてトランス15の 1次側巻数のタップ切り換えを行い,2次側出力電圧を下げてタイマ等で所定期 間トリクル充電を行うようにしていた。
【0005】 また交流電源12の過電圧に対しては,トランス15の1次側にメイン・スイ ッチを兼ねたノーヒューズ・ブレーカ13を挿入し,例えば100V電源を誤っ て200V電源に接続したとき等バッテリ11,トランス15,ダイオード16 ,17などの破損を防止するようにしていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
リレー14を用いてトランス15の1次側巻数のタップ切り換えを行い,トリ クル充電を行う従来のバッテリ充電法では,リレー14の接点による大幅な信頼 性の低下と共に,トランス15の一次側中間タップ取り出しのため高価格化する 欠点があった。
【0007】 また,メイン・スイッチを兼ねたノーヒューズ・ブレーカ13による過電圧入 力防止法では,ノーヒューズ・ブレーカ13が動作するまでに或る時間がかかり ,その上動作後に使用者が過電圧入力に気付かずノーヒューズ・ブレーカ13を 何回も入れ直すことにより,トランス15,ダイオード16,17等の部品が破 損する欠点があった。
【0008】 本考案は,上記の欠点を解決することを目的としており,トランスのタップ切 り換えを行わずにトリクル充電ができ,また過電圧入力があっても直ちに当該過 電圧の入力を遮断する溶接機の充電装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために,本考案の溶接機の充電装置は一方の電極がアー スされた電源(1)の電圧をオンオフするスイッチング素子(3)と,リアクタ (2)と,シャント抵抗(4)とを備えた溶接機において, バッテリ(11)とチャージコントロール回路(9)の間に挿入した電源スイッ チをオンすることにより電源(1)内のバッテリ(11)の充電を開始させると 共に,バッテリ電圧が予め定められた電圧以下のときには通常のバッテリ充電を 行わせ,バッテリ電圧が予め定められた電圧以上になったとき,その時から所定 期間トリクル充電を行わせるチャージコントロール回路(9)を設け, バッテリの充電を行うようにしたことを特徴としている。
【0010】
【実施例】
図1は本考案の一実施例構成を示しており,符号1は電源,2はリアクタ,3 はスイッチング素子,4はシャント抵抗,6は溶接部,7は転流ダイオード,8 はノイズ除去増幅部,9はチャージコントロール回路,10は過電圧入力防止回 路を表している。
【0011】 スイッチング素子(以下の実施例ではトランジスタを例に挙げ説明する)3と アースとの間にシャント抵抗4が接続されており,PWM制御信号によりトラン ジスタ3がオンになると,リアクタ2に流れる溶接電流が当該シャント抵抗4に 流れる。すなわちトランジスタ3がオンになると,電源1,リアクタ2,溶接部 6,トランジスタ3,シャント抵抗4,アース及び電源1の回路で溶接電流が流 れ,シャント抵抗4からトランジスタ3がオンになったときの溶接電流が検出さ れる。
【0012】 トランジスタ3がオフになると,リアクタ2に蓄積されたエネルギーにより, リアクタ2,溶接部6,転流ダイオード7及びリアクタ2の回路で溶接電流が流 れ,溶接部6でのアークの消弧が防止されるようになっている。
【0013】 バッテリ11とチャージコントロール回路9の間に挿入した電源スイッチをオン することにより電源1内のバッテリの充電を開始させると共に,バッテリ電圧が 予め定められた電圧以下のときには通常のバッテリ充電を行わせ,バッテリ電圧 が予め定められた電圧以上になったとき,その時から所定期間トリクル充電を行 わせるようになっている。更にシャント抵抗4に溶接電流が流れている間は,チ ャージコントロール回路9は,ノイズ除去増幅部8を介してこの電流を検出し, 通常のバッテリ充電を行うようにしている。このチャージコントロール回路9の 具体的な回路構成は図3に示されている。
【0014】 電源1内に誤って規定以上の交流電圧が印加されたとき,過電圧入力防止回路 10はこの規定以上の交流電圧の印加を検出し,直ちに交流電圧の印加を遮断さ せ,電源1の保護をはかっている。過電圧入力防止回路10の具体的な回路構成 は図6に示されている。
【0015】 図2は電源の一実施例構成を示している。 図中,符号1,11は図1のものに対応し,12,13,15ないし17は図 7のものに対応している。
【0016】 符号18は検出トランス,19はトライアック,20はフォトカプラ,21, 22はトランジスタ,23は整流器,24,25はダイオード,26はコンデン サ,27ないし32は抵抗を表している。
【0017】 溶接を行っているとき,トランジスタ22はオフ,トランジスタ21はオンで フォトカプラ20を介してトライアック19が常時オンとなるように制御され, トランス15の2次側に発生した交流電圧がダイオード16,17で整流されて バッテリ11を充電するようになっている。
【0018】 バッテリ電圧が予め定められた電圧以上になったとき行われるトリクル充電は ,トランス18,整流器23を用いて交流電源12と同期した電圧を基にトラン ジスタ21をオンオフし,フォトカプラ20を介してトライアック19のスイッ チングを制御することにより行われる。
【0019】 図3はノイズ除去増幅及びチャージコントロール回路の一実施例構成を示して おり,符号3,4,9は図1のものに対応している。 符号33ないし35,37はコンパレータ,36はアンプ,38はバッファ・ アンプ,39はタイマ回路,40,41はフリップフロップ回路,42ないし4 7,78はダイオード,48ないし50はコンデンサ,51は可変抵抗,52な いし65は抵抗を表している。
【0020】 溶接が行われているとき,シャント抵抗4にはトランジスタ3のスイッチング に応じて溶接電流の大きさに比例した波高のパルスが発生する。このパルスのノ イズ成分を抵抗52とコンデンサ48とのフィルタで除去した後,溶接電流のパ ルスはアンプ36で適宜増幅され,コンパレータ33に入力する。
【0021】 溶接が行われているときには,当該コンパレータ33に入力される溶接電流の パルスの方が基準電圧のダイオード78の順方向降下電圧よりも遥かに大きいの で,当該コンパレータ33からHレベルのパルスが出力される。このパルスがフ リップフロップ回路40,41にそれぞれリセットを掛け,フリップフロップ回 路40の出力QにはLレベル,フリップフロップ回路41の出力QバーにはHレ ベルをそれぞれ出力させる。
【0022】 フリップフロップ回路40から出力されるこのLレベルは,ダイオード45, 46と抵抗64で構成されるアンド回路に入力し,コンパレータ37から発生す るトリクル充電用の制御パルスの通過を阻止すると共に,バッファ・アンプ38 からLレベルを出力させる。このバッファ・アンプ38のLレベルはダイオード 24,抵抗32を介してトランジスタ22をオフにする。
【0023】 フリップフロップ回路41から出力されるHレベルは抵抗27を介してトラン ジスタ21をオンにする。 従って図2で説明した如く,トライアック19が常時オンに制御され,バッテ リ11は通常の充電が行われる。
【0024】 交流電源12をトランス18で降圧し,整流器23で全波整流された直流電圧 は,さらにチャージコントロール回路9内の抵抗58と59で分圧され,コンパ レータ35に入力してダイオード42の順方向降下電圧と比較される。コンパレ ータ35からは図4に示された如く交流電源12の電源電圧波形に同期した矩形 波が得られる。当該コンパレータ35及びダイオード43,44,抵抗62,6 3,コンデンサ49で鋸歯状波発生回路を構成しているので,次段のコンパレー タ37に上記電源電圧波形に同期した鋸歯状波が入力され,可変抵抗51で設定 される基準電圧Kと比較される。従って当該コンパレータ37から図4に示され たトリクル充電用の制御パルスが発生する。
【0025】 次に説明する様に,バッテリ11が予め定められた電圧以上に充電されると, ダイオード46は逆バイアスされるようになり,チャージコントロール回路9か ら上記のトリクル充電用の制御パルスが電源1内のトランジスタ22に印加され る。その結果当該トランジスタ22のコレクタの点Cには図4に示されたパルス が発生する。
【0026】 次にトリクル充電について図5のタイムチャートを参照しながら説明する。 通常の充電によりバッテリ11が予め定められた電圧以上になると,バッテリ 電圧を監視しているコンパレータ34はフリップフロップ回路40をセットし, タイマ回路39を作動させると共に,ダイオード46のカソードにHレベルを印 加させる。
【0027】 コンパレータ37から発生する上記説明のトリクル充電用の制御パルスは,ダ イオード46のカソードにHレベルが印加されているので,ダイオード45,4 6と抵抗64とのアンド回路を通過し,バッファ・アンプ38を介してチャージ コントロール回路9から出力される。そして電源1内のダイオード24,抵抗3 2を介してトランジスタ22を制御する。
【0028】 従って当該トランジスタ22のコレクタには図5図示のパルスが発生し,フォ トカプラ20を介してトライアック19をスイッチングさせる。つまり交流電源 12の位相制御が行われる。
【0029】 これによりトランス15の2次側に発生する電圧が降下し,バッテリ11を充 電する電流が減少してトリクル充電状態に入る。このトリクル充電電流は可変抵 抗51によって任意に設定される。
【0030】 トリクル充電の開始から所定期間が経過すると,タイマ回路39からHレベル の信号が出力される。このHレベルの信号はコンデンサ50と抵抗65との微分 回路を介してフリップフロップ回路41にセットを掛け,その出力QバーをHレ ベルからLレベルへ反転させる。これにより電源1内のトランジスタ21はオフ となり,フォトカプラ20の動作が阻止され,トライアック19はそのスイッチ ング動作を停止する。すなわちバッテリ11のトリクル充電が終了となる。
【0031】 トリクル充電中或いはトリクル充電終了後に溶接が再開されると,上記説明の 如くフリップフロップ回路40,41がそれぞれリセットされ,通常充電圧を再 開し,更にトリクル充電が行われる。
【0032】 図6は過電圧入力防止回路の一実施例構成を示している。 図中,71はコンパレータ,72はバッファ・アンプ,73はコンデンサ,7 4は可変抵抗,75ないし77は抵抗を表している。
【0033】 電源1内の交流電源12に高電圧が印加された場合,例えば定格100Vの交 流電源に誤って200Vの交流電源が接続されたとき,200Vの高電圧はトラ ンス18を介して整流器23で整流され,抵抗75と76で分圧された電圧とな ってコンパレータ71に入力する。コンパレータ71ではこの入力電圧と可変抵 抗74によって設定されたカットされるべき電圧の基準電圧とが比較され,当該 コンパレータ71からHレベルの信号が出力される。
【0034】 このHレベルの信号はコンデンサ73を充電すると共に,バッファ・アンプ7 2を介して電源1に入力し,ダイオード25,抵抗32を介してトランジスタ2 2をオンにする。従ってフォトカプラ20はオフとなり,トライアック19の動 作が阻止される。すなわち交流電源12の正波又は負波の次の負波又は正波から 当該トライアック19によって高電圧は遮断される。
【0035】 トランス18の巻線仕様及び整流器23は過電圧に対して十分余裕を持たせて おかれる。 以上の説明から判るように,ノーヒューズ・ブレーカ13はメイン・スイッチ の機能を果たすだけとなる。
【0036】
【考案の効果】
以上説明した如く,本考案によれば, 請求項1の場合は, リレーなどの機械的な接点がないため,信頼性が大幅に向上すると共に,トリ クル充電の際可変抵抗によりバッテリに最適な電流値が設定でき,またトランス に一次側中間タップを必要としないので,安価となる。
【0037】 請求項2の場合は, 電子回路で過電圧の印加を遮断するようにしたので,極短時間で過電をカット でき,そのため各部品の負担が軽くなる。そしてカット電圧も可変抵抗により容 易に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例構成を示す。
【図2】電源の一実施例構成を示す。
【図3】チャージコントロール回路の一実施例構成を示
す。
【図4】トリクル充電用の制御パルス発生波形説明図を
示す。
【図5】トリクル充電の一実施例タイムチャートを示
す。
【図6】過電圧入力防止回路の一実施例構成を示す。
【図7】従来の溶接機の電源構成を示す。
【符号の説明】
1 電源 2 リアクタ 3 スイッチング素子(トランジスタ) 4 シャント抵抗 6 溶接部 7 転流ダイオード 8 ノイズ除去増幅部 9 チャージコントロール回路 10 過電圧入力防止回路 11 バッテリ 12 交流電源 13 ノーヒューズ・ブレーカ 15 トランス 16,17 ダイオード 19 トライアック

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の電極がアースされた電源(1)の
    電圧をオンオフするスイッチング素子(3)と,リアク
    タ(2)と,シャント抵抗(4)とを備えた溶接機にお
    いて, バッテリ(11)とチャージコントロール回路(9)の間
    に挿入した電源スイッチをオンすることにより電源
    (1)内のバッテリ(11)の充電を開始させると共に,
    バッテリ電圧が予め定められた電圧以下のときには通常
    のバッテリ充電を行わせ,バッテリ電圧が予め定められ
    た電圧以上になったとき,その時から所定期間トリクル
    充電を行わせるチャージコントロール回路(9)を設
    け, バッテリの充電を行うようにしたことを特徴とする溶接
    機の充電装置。
  2. 【請求項2】 一方の電極がアースされた電源(1)の
    電圧をオンオフするスイッチング素子(3)と,リアク
    タ(2)と,シャント抵抗(4)とを備えた溶接機にお
    いて, バッテリ(11)とチャージコントロール回路(9)の間
    に挿入した電源スイッチをオンすることにより電源
    (1)内のバッテリ(11)の充電を開始させると共に,
    バッテリ電圧が予め定められた電圧以下のときには通常
    のバッテリ充電を行わせ,バッテリ電圧が予め定められ
    た電圧以上になったとき,その時から所定期間トリクル
    充電を行わせるチャージコントロール回路(9)を設
    け, さらに,電源(1)内に過電圧の交流電圧が印加された
    とき,当該交流電圧を遮断させる過電圧入力防止回路
    (10)を設け, 電源(1)を保護するようにしたことを特徴とする溶接
    機の充電装置。
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