JPH05157138A - トルク変動低減機構 - Google Patents
トルク変動低減機構Info
- Publication number
- JPH05157138A JPH05157138A JP32035891A JP32035891A JPH05157138A JP H05157138 A JPH05157138 A JP H05157138A JP 32035891 A JP32035891 A JP 32035891A JP 32035891 A JP32035891 A JP 32035891A JP H05157138 A JPH05157138 A JP H05157138A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- upper shaft
- torque
- shaft
- fixed
- torque fluctuation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ミシンの上軸機構にトルク変動を低減する機
構を少ない部品点数で実現することを目的とする。 【構成】 上軸に対して対称に配置された遊星歯車が、
上軸の回転に伴い上軸回りを公転しながら自転する機構
を構成し、遊星歯車に取り付けた偏心質量に働く遠心力
によりトルクを発生させ、上軸に働くトルク変動を低減
する。
構を少ない部品点数で実現することを目的とする。 【構成】 上軸に対して対称に配置された遊星歯車が、
上軸の回転に伴い上軸回りを公転しながら自転する機構
を構成し、遊星歯車に取り付けた偏心質量に働く遠心力
によりトルクを発生させ、上軸に働くトルク変動を低減
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転機械の軸のトルク
変動低減機構に関する。
変動低減機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばミシンの上軸機構は、図6
に示すように、針棒22、針棒クランクロッド24、針
棒クランク25、からなる針棒機構と、天秤27、天秤
支え28、天秤クランク29、からなる天秤機構とから
構成され、針棒22及び天秤27の往復運動に伴う慣性
力により、上軸20に働くトルクが図7に示すように変
動する。尚、横軸は針棒最上点を基準とした上軸回転角
を表す。この図より針棒最下点(回転角180゜)の前
後でトルクが大きく変動していることがわかる。また、
ミシンの上軸20のトルク変動は、主に上軸回転周波数
の2倍と3倍の周波数の組合せによって表せることもわ
かる。この上軸トルクの変動に伴ってモータに働く負荷
も変動し、そのためモータから発生する振動や騒音が大
きくなる。
に示すように、針棒22、針棒クランクロッド24、針
棒クランク25、からなる針棒機構と、天秤27、天秤
支え28、天秤クランク29、からなる天秤機構とから
構成され、針棒22及び天秤27の往復運動に伴う慣性
力により、上軸20に働くトルクが図7に示すように変
動する。尚、横軸は針棒最上点を基準とした上軸回転角
を表す。この図より針棒最下点(回転角180゜)の前
後でトルクが大きく変動していることがわかる。また、
ミシンの上軸20のトルク変動は、主に上軸回転周波数
の2倍と3倍の周波数の組合せによって表せることもわ
かる。この上軸トルクの変動に伴ってモータに働く負荷
も変動し、そのためモータから発生する振動や騒音が大
きくなる。
【0003】そして、軸のトルク変動を低減する装置と
して、特公平2−14573号公報に、回転する軸によ
って駆動されるトルク伝達ギヤと、前記軸と同心に配設
され且つトルク伝達ギヤによって軸と反対方向に回転駆
動されるリングギヤと、該リングギヤに前記軸の回転中
心に対して対称に位置するように枢支され且つ軸によっ
て回転駆動される一対の回転体と該一対の回転体にそれ
ぞれ取付けた偏心質量とからなることを特徴とする軸系
捩り振動消振機が提案されている。この装置は、1組の
歯車系により軸の回転周波数の
して、特公平2−14573号公報に、回転する軸によ
って駆動されるトルク伝達ギヤと、前記軸と同心に配設
され且つトルク伝達ギヤによって軸と反対方向に回転駆
動されるリングギヤと、該リングギヤに前記軸の回転中
心に対して対称に位置するように枢支され且つ軸によっ
て回転駆動される一対の回転体と該一対の回転体にそれ
ぞれ取付けた偏心質量とからなることを特徴とする軸系
捩り振動消振機が提案されている。この装置は、1組の
歯車系により軸の回転周波数の
【0004】
【数1】
【0005】のトルクを消振するものである。ここで、 R:主ギヤ32のピッチ円半径 r:回転体35、35’のピッチ円半径 x:回転体35、35’の回転中心c,c’よりリング
ギヤのピッチ円qまでの距離 である。
ギヤのピッチ円qまでの距離 である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記装
置を用いて軸の回転周波数の2倍と3倍の周波数で変動
するトルクを消振するには、2個の歯車装置が必要にな
る。このため、部品点数が多く安価に製造できないう
え、装置全体の寸法が大きくなり、例えばミシンフレー
ム内の狭いスペースに収納するのは困難である。
置を用いて軸の回転周波数の2倍と3倍の周波数で変動
するトルクを消振するには、2個の歯車装置が必要にな
る。このため、部品点数が多く安価に製造できないう
え、装置全体の寸法が大きくなり、例えばミシンフレー
ム内の狭いスペースに収納するのは困難である。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、回転機械の軸トルクの変動を低
減する機構を少ない部品点数で実現することを目的とす
る。
になされたものであり、回転機械の軸トルクの変動を低
減する機構を少ない部品点数で実現することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のトルク変動低減機構は、軸と同心に配置され
且つフレームに固定された固定歯車と、前記軸に固定さ
れた回転腕と、該回転腕に回転自在に支承され且つ前記
固定歯車に噛み合い且つ前記軸の回転中心に対して対称
に配置された遊星歯車の組と、該遊星歯車に固定された
偏心質量からなる。
に本発明のトルク変動低減機構は、軸と同心に配置され
且つフレームに固定された固定歯車と、前記軸に固定さ
れた回転腕と、該回転腕に回転自在に支承され且つ前記
固定歯車に噛み合い且つ前記軸の回転中心に対して対称
に配置された遊星歯車の組と、該遊星歯車に固定された
偏心質量からなる。
【0009】
【作用】上記の構成を有する本発明のトルク変動低減機
構は、軸が回転することにより、軸に固定された回転腕
が回転し、回転腕に回転自在に支承された遊星歯車が軸
回りを公転する。さらに該遊星歯車は、軸と同心に配置
され且つフレームに固定された固定歯車に噛み合ってい
るため自転もする。
構は、軸が回転することにより、軸に固定された回転腕
が回転し、回転腕に回転自在に支承された遊星歯車が軸
回りを公転する。さらに該遊星歯車は、軸と同心に配置
され且つフレームに固定された固定歯車に噛み合ってい
るため自転もする。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0011】ミシンの上軸機構に、本発明のトルク変動
低減機構を付加した実施例を図1に、トルク変動低減機
構の詳細図を図2に示す。尚、従来技術の部材と同一の
部材は同一の符号を付け、その詳細な説明は省略する。
低減機構を付加した実施例を図1に、トルク変動低減機
構の詳細図を図2に示す。尚、従来技術の部材と同一の
部材は同一の符号を付け、その詳細な説明は省略する。
【0012】ミシンの上軸機構は、針棒22、針棒クラ
ンクロッド24、針棒クランク25、からなる針棒機構
と、天秤27、天秤支え28、天秤クランク29、から
なる天秤機構からなり、上軸20が回転することによ
り、針棒22および天秤27が往復運動する。
ンクロッド24、針棒クランク25、からなる針棒機構
と、天秤27、天秤支え28、天秤クランク29、から
なる天秤機構からなり、上軸20が回転することによ
り、針棒22および天秤27が往復運動する。
【0013】トルク変動低減機構は、上軸20と同心に
配置されると共に、ミシンフレーム30に固定された固
定歯車10と、上軸20に固定された回転腕11と、そ
の回転腕11に回転自在に支承され且つ固定歯車10に
噛み合い且つ上軸20の回転中心に対して対称に配置さ
れた遊星歯車12、12’の組と、その遊星歯車12、
12’に固定された偏心質量13、13’からなる。
配置されると共に、ミシンフレーム30に固定された固
定歯車10と、上軸20に固定された回転腕11と、そ
の回転腕11に回転自在に支承され且つ固定歯車10に
噛み合い且つ上軸20の回転中心に対して対称に配置さ
れた遊星歯車12、12’の組と、その遊星歯車12、
12’に固定された偏心質量13、13’からなる。
【0014】上軸20が回転することにより、上軸20
に固定された回転腕11が回転し、回転腕11に対し支
承軸14により回転自在に支承された遊星歯車12、1
2’が上軸10回りを公転する。さらに遊星歯車12、
12’は、軸20と同心に配置され且つミシンフレーム
30に固定された固定歯車10に噛み合っているため自
転もする。
に固定された回転腕11が回転し、回転腕11に対し支
承軸14により回転自在に支承された遊星歯車12、1
2’が上軸10回りを公転する。さらに遊星歯車12、
12’は、軸20と同心に配置され且つミシンフレーム
30に固定された固定歯車10に噛み合っているため自
転もする。
【0015】前記のように構成されたトルク変動低減機
構の発生するトルクを図3を参照して説明する。偏心質
量13の重心の位置は、上軸軸心を原点とし空間に固定
されたX−Y座標系における座標値(X,Y)で表す
と、
構の発生するトルクを図3を参照して説明する。偏心質
量13の重心の位置は、上軸軸心を原点とし空間に固定
されたX−Y座標系における座標値(X,Y)で表す
と、
【0016】
【数2】
【0017】となる。ここで、 Θ:上軸20の回転角 θ:回転腕11に対する遊星歯車12の回転角 α:初期位置(Θ=0)に於ける回転腕11に対する遊
星歯車12の角度 R:固定歯車11のピッチ円半径 r:遊星歯車12のピッチ円半径 e:偏心質量13の偏心量 である。次に、上軸軸心を原点とし上軸に固定されたx
−y座標系における偏心質量13の重心の加速度
(ax,ay)は、次式のようになる。
星歯車12の角度 R:固定歯車11のピッチ円半径 r:遊星歯車12のピッチ円半径 e:偏心質量13の偏心量 である。次に、上軸軸心を原点とし上軸に固定されたx
−y座標系における偏心質量13の重心の加速度
(ax,ay)は、次式のようになる。
【0018】
【数3】
【0019】ここで、 Ω:上軸20の回転角速度、Ω=dΘ/dt n:固定歯車11と遊星歯車12のピッチ円半径の比、
n=R/r である。偏心質量13、13’は上軸20の回転中心に
対称に配置されているため、偏心質量が加速度運動をす
ることにより発生する慣性力のうち、x方向の成分は打
ち消され、y方向の成分は回転腕11に偶力を与える。
この偶力Tは、次式で表される。
n=R/r である。偏心質量13、13’は上軸20の回転中心に
対称に配置されているため、偏心質量が加速度運動をす
ることにより発生する慣性力のうち、x方向の成分は打
ち消され、y方向の成分は回転腕11に偶力を与える。
この偶力Tは、次式で表される。
【0020】
【数4】
【0021】ここで、 m:偏心質量13、13’の質量 である。上式からわかるように、nの値を変えることに
より、発生するトルクの周波数を変えることができ、例
えば、n=2とすれば上軸回転周波数の2倍の周波数の
トルクが発生する。また、トルクの大きさは式(6)より
m、eの値で調整することができる。異なるピッチ円半
径を持つ遊星歯車の複数組を対称に配置することで、1
つの装置で複数の周波数のトルクを発生することができ
る。
より、発生するトルクの周波数を変えることができ、例
えば、n=2とすれば上軸回転周波数の2倍の周波数の
トルクが発生する。また、トルクの大きさは式(6)より
m、eの値で調整することができる。異なるピッチ円半
径を持つ遊星歯車の複数組を対称に配置することで、1
つの装置で複数の周波数のトルクを発生することができ
る。
【0022】R,n,e,mの値及び偏心質量13,1
3’の初期位置αを適切に選ぶことにより、針棒22及
び天秤27の往復運動に伴う慣性力により発生した上軸
トルクを、前述の機構により発生するトルクにより打ち
消すことができる。
3’の初期位置αを適切に選ぶことにより、針棒22及
び天秤27の往復運動に伴う慣性力により発生した上軸
トルクを、前述の機構により発生するトルクにより打ち
消すことができる。
【0023】実施例2として、図4の様にピッチ円半径
R=12mmの固定歯車11と、ピッチ円半径r1=6mm
の遊星歯車15a、15bと、偏心量e1=2mm、質量
m1=18gの偏心質量16a、16bと、ピッチ円半
径r2=4mmの遊星歯車15c、15dと、偏心量e2=
2mm、質量m2=12gの偏心質量16c、16dを用
いて、上軸トルク変動低減機構を構成したときの上軸ト
ルクの変動の解析結果を図5に示す。横軸は針棒最上点
からの上軸回転角を、縦軸は上軸トルクを表す。破線は
トルク変動低減装置の無い上軸機構による解析結果を示
す。なお、解析で用いた針棒、針棒クランク、天秤、天
秤支えの質量はそれぞれ54.5、7.1、11.1、5.
1g、上軸回転速度は710rpmである。この例では、
上軸トルクの最大値と最小値との差がトルク変動低減機
構のない時の21.5kgfmmから4.4kgfmmと約80%の
低減が可能である。
R=12mmの固定歯車11と、ピッチ円半径r1=6mm
の遊星歯車15a、15bと、偏心量e1=2mm、質量
m1=18gの偏心質量16a、16bと、ピッチ円半
径r2=4mmの遊星歯車15c、15dと、偏心量e2=
2mm、質量m2=12gの偏心質量16c、16dを用
いて、上軸トルク変動低減機構を構成したときの上軸ト
ルクの変動の解析結果を図5に示す。横軸は針棒最上点
からの上軸回転角を、縦軸は上軸トルクを表す。破線は
トルク変動低減装置の無い上軸機構による解析結果を示
す。なお、解析で用いた針棒、針棒クランク、天秤、天
秤支えの質量はそれぞれ54.5、7.1、11.1、5.
1g、上軸回転速度は710rpmである。この例では、
上軸トルクの最大値と最小値との差がトルク変動低減機
構のない時の21.5kgfmmから4.4kgfmmと約80%の
低減が可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のトルク変動低減機構は、少ない部品点数で軸トル
ク変動をかなり低減することができる。
発明のトルク変動低減機構は、少ない部品点数で軸トル
ク変動をかなり低減することができる。
【図1】実施例1のミシンの上軸機構図である。
【図2】図2a 実施例1のトルク変動低減機構図の正
面図である。 図2b 実施例1のトルク変動低減機構図の側面図であ
る。
面図である。 図2b 実施例1のトルク変動低減機構図の側面図であ
る。
【図3】実施例1の発生トルクの算出に用いる説明図で
ある。
ある。
【図4】実施例2のトルク変動低減機構図である。
【図5】実施例2の上軸トルク解析結果図である。
【図6】従来のミシンの上軸機構図である。
【図7】従来の上軸トルク解析結果図である。
【図8】従来の軸系捩り振動消振機の回転体の角速度算
出に用いる説明図である。
出に用いる説明図である。
10 固定歯車 11 回転腕 12、12’ 遊星歯車 13、13’ 偏心質量 20 上軸 30 ミシンフレーム
Claims (1)
- 【請求項1】 軸と同心に配置され且つフレームに固定
された固定歯車と、前記軸に固定された回転腕と、該回
転腕に回転自在に支承され且つ前記固定歯車に噛み合い
且つ前記軸の回転中心に対して対称に配置された遊星歯
車の組と、該遊星歯車に固定された偏心質量からなるト
ルク変動低減機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32035891A JPH05157138A (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | トルク変動低減機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32035891A JPH05157138A (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | トルク変動低減機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05157138A true JPH05157138A (ja) | 1993-06-22 |
Family
ID=18120588
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32035891A Pending JPH05157138A (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | トルク変動低減機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05157138A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013106597A (ja) * | 2011-11-24 | 2013-06-06 | Yanmar Co Ltd | 苗移植機 |
| CN104120569A (zh) * | 2014-07-21 | 2014-10-29 | 诸暨市乐业机电有限公司 | 一种电脑绣花机用减振机架 |
| CN106567779A (zh) * | 2015-10-07 | 2017-04-19 | 德纳有限公司 | 半主动转矩消除方案 |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP32035891A patent/JPH05157138A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013106597A (ja) * | 2011-11-24 | 2013-06-06 | Yanmar Co Ltd | 苗移植機 |
| CN104120569A (zh) * | 2014-07-21 | 2014-10-29 | 诸暨市乐业机电有限公司 | 一种电脑绣花机用减振机架 |
| CN104120569B (zh) * | 2014-07-21 | 2016-05-04 | 诸暨市乐业机电有限公司 | 一种电脑绣花机用减振机架 |
| CN106567779A (zh) * | 2015-10-07 | 2017-04-19 | 德纳有限公司 | 半主动转矩消除方案 |
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