JPH05157633A - 温度検知用のガス放出装置 - Google Patents

温度検知用のガス放出装置

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JPH05157633A
JPH05157633A JP3322992A JP32299291A JPH05157633A JP H05157633 A JPH05157633 A JP H05157633A JP 3322992 A JP3322992 A JP 3322992A JP 32299291 A JP32299291 A JP 32299291A JP H05157633 A JPH05157633 A JP H05157633A
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gas
temperature
coating
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JP3322992A
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English (en)
Inventor
Shoichi Hotta
章一 堀田
Makoto Hayashi
眞 林
Sumio Ohata
澄夫 尾畠
Sumio Nakauchi
澄夫 中内
Michihiro Masuda
道広 増田
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Toa Paint Co Ltd
Fujitsu Network Solutions Ltd
Original Assignee
Toa Paint Co Ltd
Fujitsu Network Solutions Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ケーブルの接続部、電気部品、電気
設備、機械設備、建築物など、種々の機器の異常高温を
検知するために用いられる温度検知用のガス放出装置に
関し、温度監視を行う現場における塗布作業を無くして
作業性及び保守性に優れた温度検知用のガス放出装置を
提供することを目的とする。 【構成】ガス検知器により検知可能なガスを被検知部の
温度上昇にともなって放出する温度検知用のガス放出装
置1であって、取り付け用の穴部25を有した塗布基材
13と、熱伝導性の良好な材料からなり塗布基材13を
支持するための支持部材12とを有し、塗布基材13の
表面には、温度上昇によりガス化する低沸点化合物を含
む塗布剤14が塗布されており、支持部材12は、塗布
基材13の穴部25に挿入される挿入部21と、支持部
材12を被検知部に取り付けるために挿入部21と一体
的に設けられた取付け部22とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブルの接続部、電
気部品、電気設備、機械設備、建築物など、種々の機器
の異常高温を検知するために用いられる温度検知用のガ
ス放出装置に関する。
【0002】受電盤又は分電盤などの電気設備におい
て、遮断器、端子台などへの電力ケーブルの接続のため
に、ボルト、ナットなどのネジ類が多く用いられてい
る。これらのネジが弛むと、その部分の接触抵抗値が上
昇して発熱し易くなり、負荷電流の大きさ及び継続時間
によっては過熱事故に至る可能性がある。
【0003】ビルなどにおける電力系統の巨大化と複雑
化にともなって、ネジの弛み若しくはネジ締め不良、又
は負荷機器の増設などにともなう過電流による過熱事故
が多発する傾向にあり、このような事故を未然に防止す
るための方策が望まれている。
【0004】
【従来の技術】従来において、分電盤などにおける過熱
事故を防止するために、ネジによる接続箇所にロックペ
イントを塗布することによって弛みの防止とネジ締めの
確認とが行われている。
【0005】また、温度上昇により変色する変色テープ
を発熱の可能性のある箇所に予め貼り付けておき、その
変色の有無を目視することにより機器の発熱状態を検知
して過熱事故を防止することが行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の方法で
は、ロックペイントの塗布によってネジの弛みが完全に
防止されない場合もあり、しかも過電流やネジの弛みに
関係しない機器自体の発熱に起因する過熱事故は避け難
い。
【0007】また、後者の方法では、変色テープの変色
の有無を監視員が機器の傍で絶えず監視している必要が
ある。このため、通常必要とされる長期的な監視を後者
の方法により行うことは実際上困難である。
【0008】ちなみに、長期的に温度を監視する方法と
して、発熱の可能性のある箇所に温度センサーを設けて
おく方法が考えられる。しかしこの方法は、多数の温度
センサーと接続のための配線とを必要とし、機器の保全
設備としては極めてコストが高くつくため実用的な方法
とは言い難い。
【0009】上述の事情から、ネジによる接続箇所又は
機器自体の過熱事故を有効且つ経済的に防止し得る温度
検知装置の出現が望まれていた。本出願人らは、このよ
うな要望に応えるために、発熱の可能性のある箇所に塗
布することによって異常高温を監視することのできる温
度監視用のガス放出体を、特願平3ー195756号と
して先に提案した。
【0010】それによると、過熱などによって一定の高
温以上になったときに、温度監視用のガス放出体からガ
スが放出されるので、これを分電盤などの内部に設置し
たガス検知器が検知し、警報などを発することによって
過熱事故が未然に防止される。
【0011】ところが、このガス放出体は塗布剤として
構成されており、現場において作業員がネジや機器など
に塗布するものであるため、塗布を行う箇所(被検知
部)の構造の違いや作業員の個人差などによって塗布量
又は塗布状態にバラツキが生じる。また、ガス放出体の
経年変化によって再塗布を行う必要があるが、そのよう
な保守作業を簡便に行う上でも若干の問題が残ってい
た。
【0012】本発明は、上述の問題に鑑み、温度監視を
行う現場における塗布作業を無くして作業性及び保守性
に優れた温度検知用のガス放出装置を提供することを目
的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るガ
ス放出装置1は、上述の課題を解決するため、図1、図
4及び図5に示すように、ガス検知器81により検知可
能なガスを被検知部70の温度上昇にともなって放出す
る温度検知用のガス放出装置1であって、取り付け用の
穴部25を有した塗布基材13と、熱伝導性の良好な材
料からなり前記塗布基材13を支持するための支持部材
12とを有し、前記塗布基材13の表面には、温度上昇
によりガス化する低沸点化合物31を含む塗布剤14が
塗布されており、前記支持部材12は、前記塗布基材1
3の穴部25に挿入される挿入部21と、当該支持部材
12を前記被検知部70に取り付けるために前記挿入部
21と一体的に設けられた取付け部22とから構成され
る。
【0014】請求項2の発明に係るガス放出装置1は、
前記塗布基材13は絶縁材料によって筒状に形成され、
その中空部が前記穴部25となっており、前記支持部材
12は、その挿入部21が前記穴部25に挿入されたと
きに前記塗布基材13の内周面と弾性的に接触するとと
もに、その取付け部22に取り付けのための穴23が設
けられて構成される。
【0015】
【作用】被検知部の温度が上昇すると、その熱が支持部
材12及び塗布基材13を経てガス放出塗布剤14に伝
わり、ガス放出塗布剤14の温度が上昇する。ガス放出
塗布剤14に含まれた低沸点化合物31が沸点に達する
と、低沸点化合物31が気化して外部へ放出される。
【0016】低沸点化合物31のガス濃度が上昇したこ
とをガス検知器によって検知し、これによって例えば警
報が発せられる。
【0017】
【実施例】図1は本発明に係るガス放出装置1の斜視
図、図2は本発明に係るガス放出装置1のラグ型支持部
材12の展開図、図3は本発明に係るガス放出装置1の
使用状態の一例を示す断面側面図である。
【0018】ガス放出装置1は、熱感知ガス放出部材1
1と、熱感知ガス放出部材11を支持するためのラグ型
支持部材12とから構成されている。熱感知ガス放出部
材11は、塗布基材13と、その表面に塗布されたガス
放出塗布剤14とからなっている。
【0019】ラグ型支持部材12は、熱伝導性に優れた
材料、例えば銅、銅合金、アルミニウム合金などの金属
材料からなり、塗布基材13の穴部25に挿入される挿
入部21と、当該ラグ型支持部材12を被検知部に取り
付けるために挿入部21と一体的に設けられた取付け部
22とからなる。
【0020】挿入部21は、図2に示されるようにほぼ
中央部が若干細くなるように帯板状に形成されたもの
を、その中央部(矢印CC)において180度折り曲げ
ることによって形成されている。矢印CC部が若干細く
なっているため塗布基材13の挿入が容易である。挿入
部21は、塗布基材13の穴部25を手で挿入し又は引
き抜くことが可能なように、且つ挿入した状態では適当
な強さで塗布基材13の内周面と広い面積で弾性的に接
触して容易には移動脱落しないように、その寸法形状が
選定されている。
【0021】取付け部22には、被検知部の接続に用い
られるネジ71が余裕を持って挿通可能なように適当な
直径の穴23が設けられている。また、挿入部21と取
付け部22とのつけ根近辺(矢印DD)において45度
程度折り曲げられている。
【0022】塗布基材13は、絶縁性と熱伝導性に優れ
たアルミナ(Al2O3)又は窒化アルミニウム(Al
N)などのセラミック材料からなり、中央部に長手方向
に延びる穴部25を有した四角筒状に形成されている。
塗布基材13は、例えば押出し成形したものを一定の長
さに切断することによって得られる。なお塗布基材13
の材料は、塗料(ガス放出塗布剤14)の付着性、絶縁
性、熱伝導性、強度、製作の容易性、経済性などを考慮
して選定される。
【0023】次に、ガス放出塗布剤14について説明す
る。なお、ガス放出塗布剤14については特願平3ー1
95756号に詳しいので、ここではその概略のみを説
明する。
【0024】図4は本発明に係るガス放出塗布剤14を
示す断面図である。ガス放出塗布剤14は、ガス検知器
により検知可能なガスを温度上昇により放出するもので
あり、低沸点化合物31を封入したカプセル32と示温
顔料61とが塗料33の中に分散して一体化されてい
る。
【0025】低沸点化合物31としては、温度検知の対
象となる機器などの種類、定格温度、耐熱温度、動作条
件、ガス検知器の検知方式、感度、その他の動作条件、
環境条件などによって異なるが、一般的には沸点が摂氏
30〜200度程度の範囲、好ましくは摂氏60〜12
0度の範囲の液体が用いられる。
【0026】低沸点化合物31の具体例としては、ブタ
ン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタンなどの脂
肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族炭化水素類、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブ
チルアルコール、イソブチルアルコール、t−ブチルア
ルコール、アミルアルコール、イソアミルアルコールな
どのアルコール類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロ
ピル、酢酸ブチルなどのエステル類、アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン
類、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコール
モノメチルエーテルなどのグリコールエーテル類などが
挙げられる。これらは、一種単独で用いてもよく、必要
に応じて適宜二種以上併用してもよい。
【0027】低沸点化合物31は、それとカプセル32
との総重量に対して、通常10〜90%、好ましくは4
0〜70%程度の量が封入される。カプセル32の壁材
は、内部に封入される低沸点化合物31の温度が沸点を
越えると、内圧の上昇により破壊するような材質で構成
される。かかるカプセル32の壁材としては、従来公知
の種々の有機材料及び無機材料を用いることができる。
有機材料としては、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹
脂、ビニリデン系樹脂、ゼラチン、ポリビニルアルコー
ルのアセタール化物、塩化ビニル系樹脂が例示される。
また、無機材料としては、金属酸化物、例えばケイ酸ナ
トリウム、ケイ酸カリウムなどのケイ酸塩化合物が例示
される。カプセル32の平均粒径は10〜40μm程度
が一般に好適である。
【0028】低沸点化合物31を封入したカプセル32
は、ガス放出塗布剤14の乾燥塗膜中に通常10〜90
%、好ましくは50〜80%程度含まれるように配合さ
れる。以上のような低沸点化合物31を内包したカプセ
ル32は、インサイト重合法、界面重合法などの従来公
知の種々の製法を用いて作製される。
【0029】示温顔料61は、機器の発熱に伴う温度上
昇により呈色又は変色する物質であり、染料、顔料、コ
レステリック液晶などの化合物がある。示温顔料61
は、ガス放出塗布剤14の乾燥塗膜中に通常2〜50重
量%、好ましくは5〜20重量%程度の量が含まれるよ
うに配合される。
【0030】塗料33は、結合剤などを含有しており、
これにより適当数のカプセル32と示温顔料61とが一
体化して塗布基材13に付着される。塗料33として
は、カプセル32から放出されたガスの塗膜外への放出
を可能にするために、ポーラスな塗膜を形成するもの
や、カプセル32の破壊に伴って塗膜が破壊するものが
用いられる。
【0031】結合剤としては、酢酸ビニルエマルショ
ン、酢酸ビニル−アクリルエマルション、酢酸ビニル−
ベオバエマルション、アクリルエマルション、スチレン
−アクリルエマルション、エポキシエマルション、ウレ
タンエマルションなどが好適に用いられる。また、低沸
点化合物の代わりに低温分解性物質が用いられる場合
は、溶解性の関係で、結合剤として溶剤型の塗料用樹脂
も用いられる。
【0032】結合剤は、ガス放出塗布剤14の乾燥塗膜
中に通常5〜50重量%、好ましくは10〜20重量%
程度の量が含まれるように、塗料33に配合される。5
%未満であると各成分の結合が不充分となり、また50
%を越えるとガスの放出が抑制されるので、ともに好ま
しくない。
【0033】ガス放出塗布剤14には、乾燥塗膜中に5
0重量%を越えない程度の量で非示温顔料が配合されて
もよく、必要に応じてタレ止めのための増粘剤や安定剤
などの種々の添加剤が配合されてもよい。
【0034】ガス放出塗布剤14の塗布方法としては、
例えばガス放出塗布剤14の中に塗布基材13を一端部
を残して漬けることによって塗布を行う。これによっ
て、塗布基材13の外周面及び一方の端面を被覆するよ
うに塗布される。刷毛塗り、スプレー塗り等の通常の塗
布方法でもよい。塗布基材13の表面にプライマー処理
を行った上で塗布してもよい。この場合には熱伝導性が
低下することのないようにプライマーを薄く塗布するこ
とが肝要である。
【0035】上述のように構成されたガス放出装置1
は、例えば図3に示すように、分電盤内に取り付られた
被検知部である端子台70に、ネジ71によって一次側
のケーブル72とともに取り付けられる。
【0036】ネジ71の弛み又は過電流などによって端
子台70における接続部が発熱すると、その熱がラグ型
支持部材12を経て塗布基材13に伝わり、ガス放出塗
布剤14の温度が上昇する。低沸点化合物31が沸点に
達すると、低沸点化合物31は気化し、カプセル32の
内圧が上昇し、これによってカプセル32が破壊し、気
化した低沸点化合物31は塗料33の塗膜を透過して外
部へ放出される。低沸点化合物31のガス濃度が上昇す
ると、分電盤内に設置されたガス検知器がこれを検知
し、警報などを発する。
【0037】示温顔料61は、上述と同様に呈色温度又
は変色温度に達すると、結晶水の脱離、成分間の化学反
応、電子の授受など、それぞれのメカニズムに従い呈色
又は変色する。
【0038】次に、ガス放出装置1の使用方法について
説明する。図5は本発明に係るガス放出装置1を用いて
温度監視を行う場合の異常高温監視システムTMSの一
例を示す図である。
【0039】異常高温監視システムTMSは、分電盤5
に設けられた端子台70(接続部)の異常高温を監視す
るものであり、図3に示すように端子台70の一次側に
それぞれ取り付けられた多数のガス放出装置1、分電盤
5の内壁上部に取り付けられて分電盤5内に発生したガ
スを検知し信号を出力するガス検知器81、ガス検知器
81からの出力信号を受信して信号処理を行う感知装置
82、分電盤5の扉5aに取り付けられ感知装置82か
らの警報信号によって表示を行い且つ警報音を発する警
報出力部83からなっている。
【0040】感知装置82は、ガス検知器81からの出
力信号がガス濃度に対応する設定値を越えると警報信号
を警報出力部83に出力する。また、感知装置82から
の警報信号は、ケーブル又は通信回線などを経て遠隔監
視装置に出力される。
【0041】このような異常高温監視システムTMS
は、例えば分電盤5の製造メーカの工場内において取り
付け又は組み立てが行われる。分電盤5は、例えば工場
や事務所などの使用場所において取り付けられ、その端
子台70の二次側にケーブル73がネジ71によって接
続される。
【0042】以上のような異常高温監視システムTMS
において、分電盤5の使用中にケーブル73又はケーブ
ル72のネジ71が弛み又は過電流が流れて発熱する
と、ガス放出装置1のガス放出塗布剤14からガスが放
出され、そのガスが分電盤5内に充満する。
【0043】ガス検知器81は、分電盤5内のガス濃度
を検知しており、ガス濃度に応じた出力信号を出力して
いる。この出力信号が予め設定されたレベルを越える
と、感知装置82から警報信号が出力される。
【0044】これによって、分電盤5に異常高温が発生
したことを容易に知ることができるとともに、当該分電
盤5や負荷の点検、当該分電盤5への送電停止、又は当
該負荷の切り離しなど、適切な処置を行って過熱事故を
未然に防止することができる。
【0045】ここにおいて、ガス放出塗布剤14には示
温顔料61が配合されているので、ガスの放出とともに
呈色又は変色する。したがって、警報を受けた係員が現
場にかけつけ、分電盤5内において変色した部分を発見
することにより、分電盤5内のいずれの箇所に異常高温
が発生したかを容易且つ迅速に特定することができ、そ
の後の復旧作業及び必要な処置を迅速に行うことができ
る。
【0046】上述の実施例によると、ガス放出装置1に
はガス放出塗布剤14が予め塗布されており、ガス放出
装置1をネジ71などによって取り付けるだけでよいの
で、その取り付け作業が容易であるとともに、現場にお
ける塗布作業を要しないので、塗布量又は塗布状態にバ
ラツキが生じることがなく均一なものとすることがで
き、異常高温を確実に検知することができる。
【0047】また、熱感知ガス放出部材11が容易に交
換可能であるので、使用済の熱感知ガス放出部材11の
交換、又は定期的な熱感知ガス放出部材11の交換が容
易であり、保守性に優れる。また、熱感知ガス放出部材
11の交換は、塗布基材13が絶縁性に優れるので、活
線状態でも容易に行うことができる。
【0048】さらに、ガス放出塗布剤14をネジなどに
直接に塗布する場合と比較して、塗布の仕上がりを美し
くすることができるため、ガス放出装置1の取り付け方
向や取り付け位置を統一することによって全体を優美に
纏めることができる。
【0049】上述の実施例においては、塗布基材13を
四角筒状としたが、他の多角筒状又は円筒状としてもよ
い。取付け部22及び穴23の大きさの異なる種々のラ
グ型支持部材12を準備しておくことによって、種々の
大きさのネジに適用できる。その場合において、挿入部
21の寸法形状を同じにしておくと熱感知ガス放出部材
11を共用できる。その他、ラグ型支持部材12及び塗
布基材13の形状を種々変更することができる。
【0050】上述の実施例においては、示温顔料61を
含んだガス放出塗布剤14を用いたが、示温顔料61を
含まないものでもよい。その場合に、塗布基材13の表
面の一部分にガス放出塗布剤14に代えて示温顔料を塗
布するか、又は既存の示温テープを貼り付けておいても
よい。
【0051】上述の実施例においては、分電盤5の上部
にガス検知器81を取り付けたが、ガス放出装置1から
放出されるガスを収集するために、漏斗を逆様にしたよ
うなカバー84(図5参照)を端子台70の上部近傍に
取り付け、そこにガス検知器81を取り付けてもよい。
このようにすると、ガス検知器81によるガスの検知感
度が向上して検知がより確実となる。
【0052】上述の実施例において、低沸点化合物31
の種類、カプセル32の寸法、形状、材質、又はガス放
出塗布剤14の構成などは、種々変更することができ
る。低沸点化合物のカプセルの代わりに、検知可能なガ
ス、例えばアンモニアガスを放出する低温分解性物質、
例えばアンモニウム塩類を塗膜中に分散させ、基材に塗
布しておくことと、熱分解して発生するガスを検知する
センサーをボックス内に装着することによって、警報信
号回路を構成することも可能である。
【0053】本発明に係るガス放出装置1は、端子台7
0以外に、サーキットブレーカ、リレーなどの配電機
器、電動機その他の電気機器、エレベータなどの電気設
備、工作機などの機械設備、自動車、航空機、船舶、又
は建築物など、種々の機器の異常高温の検知又は監視に
用いることができる。
【0054】
【発明の効果】本発明によると、温度監視を行う現場に
おける塗布作業を無くして作業性及び保守性に優れた温
度検知用のガス放出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガス放出装置の斜視図である。
【図2】本発明に係るガス放出装置のラグ型支持部材の
展開図である。
【図3】本発明に係るガス放出装置の使用状態の一例を
示す断面側面図である。
【図4】本発明に係るガス放出塗布剤を示す断面図であ
る。
【図5】本発明に係るガス放出装置を用いて温度監視を
行う場合の異常高温監視システムの一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ガス放出装置 12 ラグ型支持部材(支持部材) 13 塗布基材 14 ガス放出塗布剤(塗布剤) 21 挿入部 22 取付け部 23 穴 25 穴部 70 端子台(被検知部) 81 ガス検知器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 眞 東京都品川区大井1丁目20番10号 富士通 システムコンストラクション株式会社内 (72)発明者 尾畠 澄夫 東京都品川区大井1丁目20番10号 富士通 システムコンストラクション株式会社内 (72)発明者 中内 澄夫 東京都品川区大井1丁目20番10号 富士通 システムコンストラクション株式会社内 (72)発明者 増田 道広 大阪府大阪市此花区高見1丁目3番18号 東亞ペイント株式会社大阪工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス検知器(81)により検知可能なガス
    を被検知部(70)の温度上昇にともなって放出する温
    度検知用のガス放出装置(1)であって、 取り付け用の穴部(25)を有した塗布基材(13)
    と、熱伝導性の良好な材料からなり前記塗布基材(1
    3)を支持するための支持部材(12)とを有し、 前記塗布基材(13)の表面には、温度上昇によりガス
    化する低沸点化合物(31)を含む塗布剤(14)が塗
    布されており、 前記支持部材(12)は、前記塗布基材(13)の穴部
    (25)に挿入される挿入部(21)と、当該支持部材
    (12)を前記被検知部(70)に取り付けるために前
    記挿入部(21)と一体的に設けられた取付け部(2
    2)とからなることを特徴とする温度検知用のガス放出
    装置。
  2. 【請求項2】前記塗布基材(13)は絶縁材料によって
    筒状に形成され、その中空部が前記穴部(25)となっ
    ており、 前記支持部材(12)は、その挿入部(21)が前記穴
    部(25)に挿入されたときに前記塗布基材(13)の
    内周面と弾性的に接触するとともに、その取付け部(2
    2)に取り付けのための穴(23)が設けられてなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の温度検知用のガス放出装
    置。
JP3322992A 1991-12-06 1991-12-06 温度検知用のガス放出装置 Pending JPH05157633A (ja)

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