JPH05158296A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05158296A
JPH05158296A JP3348934A JP34893491A JPH05158296A JP H05158296 A JPH05158296 A JP H05158296A JP 3348934 A JP3348934 A JP 3348934A JP 34893491 A JP34893491 A JP 34893491A JP H05158296 A JPH05158296 A JP H05158296A
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JP
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electrostatic latent
latent image
photosensitive drum
forming section
image forming
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JP3348934A
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Satoshi Fukushima
聡 福島
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】帯電装置による有害な放電生成物の発生を減少
させるとともに画像ムラ、現像剤のかぶりを防止する。 【構成】一次帯電器2に放電電流を流すことによって帯
電した感光ドラム1を露光手段3によって露光し静電潜
像を形成する。この静電潜像を、現像装置4に現像バイ
アス電圧を印加することによって現像する。一次帯電器
2と現像装置4とに制御装置40を連結する。感光ドラ
ム1には、露光による静電潜像の形成の有無によって静
電潜像形成区間と静電潜像非形成区間とが形成される。
制御装置40は、静電潜像非形成区間に対する放電電流
値および現像バイアス電圧値を、静電潜像形成区間に対
するこれらの値と異なる値に変更する。放電電流を少な
くすることで放電生成物を低減する一方、これにより発
生しがちな画像ムラ、かぶりを、現像バイアス電圧値の
変更で防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電電流によって像担
持体を帯電する帯電装置と、現像バイアス電圧を印加し
て静電潜像を現像する現像装置を備えた画像形成装置に
係り、詳しくは像担持体について静電潜像形成の有無に
よって帯電装置の放電電流や、現像装置の現像バイアス
電圧を変更する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多色電子写真複写装置は種々提案
されている。図2に、回転式現像装置を具備した代表的
な多色電子写真複写装置の像担持体付近の概略を図示す
る。
【0003】このものは、回転自在に軸支され矢印方向
に回転する像担持体、即ち感光ドラム1を有し、その外
周部に画像形成手段が配置されている。この画像形成手
段は任意の手段とし得るが、本例では、感光ドラム1を
均一に帯電する一次帯電器2と、色分解された光像又は
これに相当する光像を照射し、感光ドラム1上に静電潜
像を形成する例えばレーザビーム露光装置等からなる露
光手段3と、感光ドラム1上の静電潜像を可視画像とす
る回転式現像装置4とを具備する。
【0004】この回転式現像装置4は、例えばイエロー
色現像剤、マゼンタ色現像剤、シアン色現像剤、ブラッ
ク色現像剤の4色の現像剤(トナー)を個別に収納する
4個の現像器4Y,4M,4C,4Bと、これら4個の
現像器4Y,4M,4C,4Bを保持しかつ回転自在に
軸支された略円筒形状の筒体4aとから構成されてい
る。前記回転式現像装置4は筒体4aの回転によって所
望の現像器を感光ドラム1の外周面と対向する位置に搬
送し、感光ドラム1上の静電潜像の現像を行う。筒体4
aが1回転することによって4色フルカラーの現像が行
えるように構成されている。
【0005】感光ドラム1上の可視画像、即ちトナー像
は、転写装置5に担持されて搬送される転写材Pに転写
される。本例においては転写装置5は回転自在に軸支さ
れた転写ドラム5aを有する。
【0006】次に、上記構成の多色電子写真複写装置に
よるフルカラー画像の形成工程を簡単に説明する。ま
ず、帯電器2及び露光手段3が駆動されることにより前
記感光ドラム1の外周面上に青の色分解静電潜像が形成
され、該静電潜像は、現像器4Yに収納されているイエ
ロー色の現像剤にて現像される。一方、転写ドラム5a
へと送給された転写材Pは、グリッパ5cにて把持さ
れ、転写ドラム5aの回転に伴って前記感光ドラム1の
外周面上に形成されたトナー像に当接される。該トナー
像は、前記転写帯電器5bの作動により前記転写材P上
に転写される。
【0007】上記画像形成及び転写動作は、マゼンタ、
シアン、ブラックの各色についても繰り返し行われ、4
色目の転写動作が終了するまで上記転写帯電器5bの作
動も繰り返し行われる。4色分の可視画像の転写材Pへ
の重ね転写が終了すると、該転写材Pは内側帯電器5d
及び外側帯電器5eにて除電され、その後転写ドラム5
aから分離爪8によって分離され、熱ローラ定着器6で
定着されて装置外へと排出される。一方、感光ドラム1
上の残留トナーはクリーナ7にて除去され、さらに感光
ドラム1は除電ランプ9にて除電され、次の画像形成プ
ロセスが行える状態となる。
【0008】上記構成の多色電子写真複写装置は極めて
好適に作動するものである。しかしながら、静電潜像を
形成する区間以外の区間においても、即ち転写材Pの給
紙から排紙に至るまでの間前記感光ドラム1を所望の電
位に維持するために、前記一次帯電器2を動作させる。
このため該一次帯電器の放電によるO3 、NOX 等の放
電生成物による種々の問題点、即ち、放電電極への生成
物付着による画像ムラの発生、放電生成物による感光ド
ラム1の劣化、放電生成物による環境の汚染、消費電力
の増大等の問題点を増大させていた。
【0009】このような問題点を軽減させるために、前
記一次帯電器の一次放電電流値を低く設定した場合に
は、安定な放電が行われず、画像ムラが発生するという
問題があり、また、静電潜像形成区間以外で帯電を行わ
ない場合、前記感光ドラム1に現像器4からの現像剤、
もしくは浮遊状態の現像剤が付着してしまうという問題
があった。特に多色画像の形成を行う場合、一つの画像
形成工程に含まれる静電潜像を形成しない区間が長くな
るために、上記の問題点がより顕著に現われた。
【0010】このような問題点を軽減させるために、感
光ドラム1上に静電潜像を形成しない区間(以下、静電
潜像非形成区間という)の一部または全部について、感
光ドラム1上に静電潜像を形成する区間(以下、静電潜
像形成区間という)における一次帯電器2の放電電流値
と異なった放電電流値を用いることが行われた。即ち、
静電潜像非形成区間において、静電潜像形成区間よりも
低い放電電流値を用いることにより、画像形成工程全体
での総放電電流量を減少させ、放電生成物の発生量を低
減させることにより上述したごとき種々の問題点を抑制
することが可能となった。
【0011】図11は前記一次帯電器2の総放電電流値
と感光ドラム1の表面電位との関係を示したものであ
る。上述した画像形成装置においては、例えば静電潜像
形成区間では一次帯電器2の放電電流値は−800μA
に設定され、感光ドラム1は一次帯電器2により−60
0Vの表面電位に帯電される。現像電界を形成するため
の前記現像装置4に印加する電圧(以下、現像バイアス
電圧という)は−450Vに設定され、感光ドラム1の
帯電電位−600Vと現像バイアス電圧−450Vとの
差分の150Vはかぶり取り電圧であり、この電位差に
よって形成される電界によりトナーは現像装置4の現像
スリーブに常に吸引され、感光ドラム1に付着すること
がない。
【0012】また、静電潜像非形成区間においては、一
次帯電器2の放電電流は−400μAに設定されるた
め、前記感光ドラム1は若干低い電位に帯電される。本
例においては静電潜像形成区間が−600Vに帯電され
るのに対し、静電潜像非形成区間では−500Vと帯電
される。しかしながら現像バイアス電圧は−450Vに
設定されており、感光ドラム1の帯電電位と現像バイア
ス電圧との差分の50Vにより現像電界は形成されず、
トナーは感光ドラム1に現像されることはない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記感
光ドラム1は画像形成工程を繰り返し行うに伴い前記ク
リーナ7との摺擦等によりその表面が削られてゆき、膜
厚が減少していく。特に感光ドラム1として有機光導伝
体を用いた場合に顕著であり、本例の画像形成装置にお
いては前記感光ドラム1の光導伝層の膜厚が、画像形成
工程を1万回繰り返すことにより約2/3、2万回繰り
返すことにより約1/3となる。この結果、図11に示
すように、感光ドラム1の被帯電性が著しく低下し、例
えば画像形成工程を1万回繰り返すことにより、一次帯
電器2の総放電電流値が−400μAに設定されている
静電潜像非形成区間では感光ドラム1の表面電位は約−
380Vにまで絶対値が低下してしまい、この結果、現
像電界が形成され感光ドラム1にトナーが付着してしま
う問題が生じる。更に、感光ドラム1は画像形成工程を
繰り返し行うことにより疲労していき、表面電位の暗減
衰、即ち一次帯電器2により帯電されてから、現像領域
に至るまでの表面電位の減衰量が増加し、結果として、
現像装置4の現像領域における前記感光ドラム1の表面
電位は前述した電位よりさらに低下してしまうという問
題も生じる。
【0014】そこで、本発明は、像担持体の静電潜像形
成区間と、静電潜像非形成区間とに対し、帯電装置の放
電電流を変更するに加え、現像装置の現像バイアス電圧
値を変更することにより、画像形成工程を繰り返し行っ
ても常に前記画像ムラ、感光ドラム1に対するトナー付
着等の問題を生じることなく、前記放電生成物による種
々の問題点を軽減させ得る画像形成装置を提供すること
を目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、帯電装置に放電電流を流す
ことによって感光体を帯電する帯電装置と、前記感光体
の静電潜像形成区間と静電潜像非形成区間とのうち前記
静電潜像形成区間に露光して静電潜像を形成する露光手
段と、前記感光体との間に現像バイアス電圧を印加して
前記静電潜像を現像する現像装置と、を備える画像形成
装置において、前記静電潜像非形成区間の一部または全
部と、前記静電潜像形成区間とに対し、前記帯電装置の
放電電流値を変更するとともに前記現像装置の現像バイ
アス電圧を変更してなる制御装置を備える、ことを特徴
とする。
【0016】この場合、前記制御装置が、前記静電潜像
非形成区間の一部または全部に対し、前記静電潜像形成
区間に対して印加する現像バイアス電圧よりも高い電圧
値を印加するようにしてもよい。
【0017】
【作用】以上構成に基づき、感光体の静電潜像形成区間
と、静電潜像非形成区間とについて、帯電装置の放電電
位を変更することにより、最終的な画像形成物(コピ
ー)の画像品質を損なうことなく、O3 、NOX 等の有
害性生物の発生を減少させることができる。
【0018】ところがこれだけだと、例えば、長期使用
によって感光体が劣化し、その感光特性が変化したとき
には、必ずしも十分な画像品質を得ることができない。
【0019】そこで、帯電装置の放電電圧を変更するに
加え、静電潜像形成区域と静電潜像非形成区域とにおい
て現像装置の現像バイアス電圧を変更する。これによ
り、感光体のその時点での感光特性をも考慮に入れた画
像形成が行われ、安定した高画質なコピーが得られる。
【0020】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。
【0021】まず、図2に本発明に係る画像形成装置と
して多色電子写真複写装置の像担持体(感光ドラム)1
近傍を図示する。
【0022】この多色電子写真複写装置の構成及び作用
は基本的には上述の通りであるので詳細には説明しない
が、本実施例においては感光ドラム1は矢印方向に回転
され、除電ランプ9により感光ドラム1の表面を除電し
た後で一次帯電器2によりその表面を−300〜−90
0Vに帯電する。感光ドラム1の表面電位はドラム表面
電位センサ10によりモニタされ、適正な感光ドラム表
面電位が計算される。露光手段3としてはレーザビーム
露光装置を使用している。回転現像装置4の各現像器4
Y、4M、4C、4Bはマイナスに帯電したイエロー、
マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナーを有し、こ
のトナーを担持して感光ドラム1と近接する現像領域へ
と搬送する現像スリーブに印加される電圧(以下、現像
バイアス電圧という)と、感光ドラム1の電位とにより
形成される現像電界によって、反転現像にてトナーを感
光ドラム1上に形成された静電潜像に付着させ、可視化
する。これら一次帯電器2及び現像装置4には、制御装
置40が連結され、この制御装置40によって後述の放
電電流値及び現像バイアス電圧が変更される。
【0023】更に、本実施例では、図5に示すように、
一次帯電器2としてスコロトロンタイプのコロナ放電器
を使用し、高圧電源20から印加される高電圧によって
放電する帯電線21の放電量を、グリッドバイアス電源
22からグリッド線23に所定の制御電圧を印加するこ
とによって制御し、上記感光ドラム1の表面を所望の電
位に帯電させている。
【0024】上記構成の多色電子写真複写装置におい
て、本実施例では感光ドラム1上に静電潜像を形成しな
い区間(静電潜像非形成区間)、例えば、転写材Pを前
記転写ドラム5に把持する等の画像形成のための準備工
程を行う区間、また第1色目の画像露光を行って静電潜
像を形成した後、第2色目の画像露光を行って静電潜像
を形成するまでの間の区間等に対しては、前記一次帯電
器2の総コロナ放電電流値を、静電潜像形成区間におけ
る総コロナ放電電流値に対して異なる値を用いている。
より具体的には前記一次帯電器2の静電潜像形成区間に
おける総コロナ放電電流値は−800μAに設定し、静
電潜像非形成区間における総コロナ放電電流値は−25
0μAに設定している。更に、上述したごとき前記一次
帯電器2の総コロナ放電電流値の切り換えに伴って、現
像バイアス電圧値の切り換えも行う。即ち静電潜像非形
成区間においては前記現像バイアス電圧値を、静電潜像
形成区間における現像バイアス電圧値に対して異なる値
を用いている。より具体的には、例えば静電潜像形成区
間における現像バイアス電圧が−450Vに設定し、静
電潜像非形成区間における現像バイアス電圧値は−25
0Vに設定する。
【0025】図1に本発明による画像形成装置の感光ド
ラムの位置に対応した作動シーケンスを示す。図1を参
照すると理解されるように、本実施例においては、画像
形成のシーケンスが開始されてから静電潜像の形成が始
まるまでの間、一次帯電器2の総コロナ放電電流値は−
250μAに設定されており、また現像バイアス電圧値
は−250Vに設定されている。続いて、静電潜像の形
成の開始に同期して前記一次帯電器2の総放電電流値は
−800μAに切り換わり、それに伴って現像バイアス
電圧値は−450Vに切り換わり、更に静電潜像の形式
終了に同期して再び前記総放電電流値は−250μAに
切り換わり、それに伴って現像バイアス電圧値も再び−
250Vに切り換わる。更に、上記工程が4色の画像形
成が終了するまで繰り返される。
【0026】更に詳しく説明するために、図3及び図4
に本実施例における感光ドラム1の表面電位の推移を前
記一次帯電器2の総放電電流値、現像バイアス電圧値及
び画像形成工程に対応させて示す。図3に示すように、
静電潜像形成区間においては、感光ドラム1は除電ラン
プ9により表面電位がほぼ0Vになるまで除電された
後、一次帯電器2により−600Vの表面電位に帯電さ
れる。現像電界を形成するための現像バイアス電圧は同
図の一点鎖線で示すように−450Vに設定された。感
光ドラム1の帯電電位−600Vと現像バイアス電圧−
450Vとの差分の150Vはかぶり取り電圧であり、
この電位差により形成される電界によりトナーは現像ス
リーブに常に吸引され、感光ドラム1に付着することな
く画像の白部ではかぶりのない良好な画像を得ることが
できる。一方、感光ドラム1の画像パターンに対応する
部分はその画像濃度に対応した強度でレーザビームが照
射されるから、このレーザビームにより露光された部分
の電位は現像バイアス電圧より低い電位に下がり、現像
バイアス電圧と露光された部分の感光ドラム表面電位と
で形成される電界によりトナーが感光ドラム1に付着
し、トナー像が形成される。上記画像露光により感光ド
ラム表面電位が−250Vに下がった部分を図3に点線
で示す。
【0027】また、図4に示すように、静電潜像非形成
区間においては、感光ドラム1は除電ランプ9により表
面電位がほぼ0Vになるまで除電された後、一次帯電器
2により帯電されるが、図4の点線で示すように、現像
バイアス電圧値が−450Vに設定されたままの場合、
前記一次帯電器2の総放電電流値が静電潜像形成区間の
−800μAに対して−250μAと少なく設定されて
いるために、低い電位に帯電され、静電潜像形成区間が
−600Vに帯電されるのに対し、静電潜像非形成区間
では−400Vに帯電される。このままでは現像バイア
ス電圧は−450Vに設定されているため、感光ドラム
1の帯電電位と現像バイアス電圧との差分の50Vによ
り現像電界が形成され、トナーが感光ドラム1に現像さ
れてしまう。
【0028】また、本実施例においては、静電潜像非形
成区間で前記一次帯電器2の総放電電流値が−800μ
Aより−250μAに切り換わることに合わせて、図4
の一点鎖線で示すように、現像バイアス電圧値が−25
0Vに切り換わる。これにより、感光ドラム1の帯電電
位−400Vと現像バイアス電圧−250Vとの電位差
により形成される電界により、トナーが感光ドラム1に
付着することがない。
【0029】ところで、一次帯電器2の総放電電流値を
低下させることは放電の均一性を低下させることになる
が、本発明においては、上述したように、静電潜像非形
成区間においてのみ上記切り換えを行っているために画
像形成への影響は生じることがない。
【0030】更に、図12は本実施例の画像形成装置お
いて、画像形成工程を2万回行った後の感光ドラムの静
電潜像非形成区間の表面電位の推移を示す。図11に示
すように、画像形成工程を繰り返すことにより、感光ド
ラム1の帯電性能が低下していき、特に静電潜像非形成
区間においては前記一次帯電器の総放電電流値が−25
0μAと低く設定されているためより顕著に影響を受
け、前記感光ドラム1の表面電位が初期に対して約80
V低下する。しかしながら、総放電電流値の切り換えに
合わせて、結果として、現像バイアス電圧は−250V
に設定されているので、感光ドラム1の帯電電位と現像
バイアス電圧との差分70Vにより依然として現像電界
は形成されず、トナーは感光ドラム1に現像されること
なく、良好な画像形成を保つことができる。
【0031】また、本実施例の画像形成装置では、静電
潜像非形成領域にて現像バイアス電圧値を切り換えるこ
とにより、従来例では静電潜像非形成領域での総放電電
流値を−400μA程度までしか下げることができなか
ったのに対し、−250μAに下げることができ、前述
したごとき諸問題に対しより効果を上げることができ
る。
【0032】更に、前記一次帯電器2の総放電電流値及
び現像バイアス電圧値の切り換えのタイミングについて
より詳しく説明すると、本実施例においては、前記総放
電電流値の切り換えを行ってから感光ドラム1の表面電
位が安定するまでに要する時間、具体的には0.2se
c、静電潜像形成区間に対して早く前記総放電電流値の
切り換えを行っている。また現像バイアス電圧値は静電
潜像が一次帯電位置より現像位置に移動するのに要する
時間約0.4sec、上記総放電電流の切り換えに対し
て遅らせて切り換えを行っている。
【0033】以上説明したように、一次帯電器2の総放
電電流値を静電潜像形成区間に対して静電潜像非形成区
間において絶対値の低い値に設定し、それに合わせて現
像バイアス電圧値を絶対値の低い値に設定することによ
り、画像形成数万個繰り返した後にも初期同様、静電潜
像非形成区間において感光ドラムにトナーが現像されて
しまうといった問題を生じることなく、静電潜像形成区
間においては均一で安定な帯電による良好な画像形成を
行いつつ、画像形成工程1回あたりの一次帯電器2の総
放電電流の積算値を大幅に低く抑えることが可能となっ
た。これにより、放電による03 ,NOX 等の放電生成
物の生成量が大幅に低減し、放電電極の汚れ、感光ドラ
ム1の劣化を抑制することが可能となり、特に画像形成
工程を数千回繰り返した際に発生する画像ムラ等の画像
品質の劣化を防止することができ、結果として前記放電
電極及び感光ドラム1の寿命を大幅に延ばすことができ
た。具体的には、従来、平均感光ドラムについては約8
000回、放電電極については約9000回の画像形成
工程の繰り返しにより交換寿命となったのに対し、本実
施例においてはそれぞれ平均感光ドラム約25000
回、放電電極約20000回と交換寿命を延ばすことが
可能となった。
【0034】また、副次的に放電生成物による環境の汚
染を低減することができ、また消費電力も低減させるこ
とが可能となった。一例として、図10に本実施例の電
子写真複写装置を連続動作させた場合の周囲環境のO3
濃度を、静電潜像非形成区間の前記一次帯電器総放電電
流量を静電潜像形成区間と同じ−800μAとした場合
と−400μA,−250μAに切り換えた場合につい
てそれぞれ示す。図10から理解されるように、本発明
に従って前記総放電電流量を切り換えることにより、O
3 濃度を低減することができる。
【0035】本発明は、図6に示すような複数の画像形
成ステイションI、II、III 、IVを具備した多色電子写
真複写装置においても好適に実現することができる。
【0036】図6を参照して簡単に説明すると、この形
式の多色電子写真複写装置は、画像形成ステイションI
〜IV中に、矢印方向に回転する4本の感光ドラム11
a、11b、11c、11dを有し、その外周部に画像
形成手段が配置されている。本例では感光ドラム11a
〜11dを均一に帯電する一次帯電器12a〜12d
と、色分解された光像またはこれに相当する光像を照射
し、感光ドラム11a〜11dに静電潜像を形成する、
例えばレーザビーム露光装置等からなる露光手段13a
〜13dと、感光ドラム11a〜11d上の静電潜像を
可視画像とする現像器14a〜14dとを具備する。こ
の現像器14a〜14dは、例えばイエロー色現像剤、
マゼンタ色現像剤、シアン色現像剤、ブラック色現像剤
の4色の現像剤をそれぞれ収納し、感光ドラム11a〜
11d上の静電潜像の現像をそれぞれ行う。なお、同図
中M15a〜15dは転写帯電器、16a〜16dはク
リーナ、18は給紙ローラ、19a〜19dは分離帯電
器を図示している。
【0037】感光ドラム11a〜11d上の可視画像、
即ち4色分のトナー像は転写装置17に担持されて搬送
される転写材Pに順次転写され、転写材P上にフルカラ
ー画像が形成される。本例においては、転写装置17は
無端転写ベルトとされる。
【0038】上記構成の多色電子写真複写装置による画
像形成工程は基本的には前記第1実施例と同様であるの
で詳細には説明しないが、本実施例においても、前記一
次帯電器12a〜12dの総放電電流値はそれぞれ静電
潜像形成区間は−800μA、静電潜像非形成区間は−
250μAに設定され、それに合わせて、現像バイアス
電圧もそれぞれ−450V,−250Vに設定されてい
る。
【0039】図7に本実施例における多色電子写真複写
装置の感光ドラムの位置に対応した作動シーケンスを示
す。図7を参照すると理解されるように、本実施例にお
いても、画像形成のシーケンスが開始されてから感光ド
ラム11a〜11dに対する静電潜像の形成がそれぞれ
始まるまでの間、一次帯電器12a〜12dの各々の総
コロナ放電電流値は−250μA、現像バイアス電圧値
は−250Vに設定されており、続いて感光ドラム11
a〜11dのそれぞれの静電潜像の形成の開始に同期し
て前記総放電電流値は800μA、現像バイアス電圧値
は−450Vに切り換わる。
【0040】上述したごとき画像形成工程を行うことに
より、前記第1実施例と同様に本第2実施例において
も、画像ムラ、感光ドラム11a〜11dに対するトナ
ー付着等の問題を生じることなく、前記放電生成物によ
る種々の問題点を軽減させることができる。
【0041】本発明は図8に示すような、例えば白黒電
子写真プリンタにおいても好適に実現することができ
る。
【0042】図8を参照して第3実施例を簡単に説明す
ると、本画像形成装置は、感光ドラム1を有し、その回
りに除電ランプ9、一次帯電器2、露光手段のレーザビ
ームスキャナ3、現像装置4、転写帯電器35、クリー
ナ7が配置される。除電ランプ9、一次帯電器2、レー
ザビームスキャナ3、現像器4の作動により感光ドラム
1上に形成された反転現像によるトナー像は、給紙ロー
ラ36等で給紙して搬送された転写材Pと感光ドラム1
とが当接する転写部で転写帯電器35が作動することに
より、転写材P上に転写される。
【0043】図9に本実施例における画像形成装置の感
光ドラム1の位置に対応した作動シーケンスを示す。本
実施例においては、前記一次帯電器2の総放電電流値及
び現像バイアス電圧値はそれぞれ静電潜像形成区間は−
750μA,−400V、静電潜像非形成区間は−25
0μA,−250Vに設定されている。図9を参照する
と理解されるように、本実施例においても、画像形成シ
ーケンスが開始されてから感光ドラム1に対する静電潜
像の形成が始まるまでの間、一次帯電器2の総コロナ放
電電流値は−250μA、現像バイアス電圧は−250
Vに設定されており、続いて感光ドラム1への静電潜像
の形成の開始に同期して前記放電電流値は−750μ
A、現像バイアス電圧値は−400Vに切り換わる。ま
た、図9に示す連続シーケンスを参照すれば、感光ドラ
ム1に対し連続画像形成に対応した静電潜像を形成する
場合に、各々のプリント間と対応する静電潜像非形成区
間においては、前記放電電流値は再び−250μA、現
像バイアス電圧値は−250Vに切り換わる。
【0044】上述したごとき画像形成工程を行うことに
より、本実施例においても、画像ムラ、感光ドラムに対
するトナー付着等の問題を生じることなく、前記放電生
成物による種々の問題点を軽減させることができる。
【0045】前記第1実施例においては、感光ドラム1
の表面電位を静電潜像形成区間において−600Vに帯
電させた場合について説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、感光ドラム1の表面電位を他の異
なった値、例えば前記実施例にて説明した多色電子写真
複写装置においては−300V〜−900Vに帯電させ
た場合についても同様の効果を得ることができる。
【0046】また、感光ドラム1の表面電位を測定し、
その測定値に応じて適当な現像バイアス電圧値を求め
る、もしくは画像形成を行う際に用いる明部電位及び暗
部電位の差であるコントラスト電位等の様々なパラメー
タに応じて一次帯電器の総放電電流値及び現像バイアス
電圧値を適当な値に制御することによってより良好な効
果を得ることができる。
【0047】前記実施例においては、一次帯電器2の総
放電電流値を、静電潜像形成区間では−800μA、静
電潜像非形成区間では−250μA等に設定したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、本発明に係る画
像形成装置の構成に応じて適当な任意の値を採用するこ
とができる。
【0048】更に、上記各実施例における一次帯電後の
感光ドラム表面電位、レーザビーム露光後の表面電位、
現像バイアス電圧等は静電潜像形成区間、静電潜像非形
成区間の両方とも上記値に限定されるものではなく、周
囲環境の変化等に応じて種々の値をとることができる。
勿論、露光もレーザビーム露光に限られるものではな
い。また、本発明は多色電子写真複写装置以外の電子写
真方式、静電記録方式等の種々の複写機、プリンタ等の
画像形成装置に等しく適用できるものである。
【0049】本発明における現像バイアス電圧として
は、DC電圧のみまたはDC電圧にAC電圧を重畳した
電圧等を用いることができ、特にDC電圧にAC電圧を
重畳した現像バイアス電圧を用いる場合には、DC成分
値を切り換えると同時にAC成分の周波数、ピーク電圧
の設定値を切り換えることもできる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
像担持体の静電潜像形成区間と静電潜像非形成区間とに
ついて、両者に対して帯電装置の放電電流値を変更する
のに加えて、現像装置の現像バイアス電圧を変更するこ
とにより、コロナ放電生成物による放電電極の劣化、像
担持体の劣化、環境の汚染等を防止しつつ、画像ムラ、
像担持体の不用な箇所への現像剤の付着(かぶり)等を
有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の作動シーケンスを示す説明図。
【図2】第1実施例の感光ドラム近傍の概略を示す縦断
面図。
【図3】静電潜像形成区間における感光ドラムの表面電
位の推移を示す図。
【図4】静電潜像非形成区間における感光ドラムの表面
電位の推移を示す図。
【図5】スコロトロンタイプの帯電装置を示す縦断面
図。
【図6】第2実施例を示す概略構成図。
【図7】第2実施例の作動シーケンスを示す説明図。
【図8】第3実施例を示す概略構成図。
【図9】第3実施例の作動シーケンスを示す説明図。
【図10】帯電装置の放電電流値とO3 濃度との関係を
表す図。
【図11】帯電装置の放電電流値と感光ドラムの表面電
位との関係を表す図。
【図12】静電潜像形成区間における感光ドラムの表面
電位の推移を示す図。
【符号の説明】
1 像担持体(感光ドラム) 2 帯電装置(一次帯電器) 3 露光手段(レーザビーム露光装置) 4 現像装置 40 制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電電流を流すことによって像担持体を
    帯電する帯電装置と、前記像担持体の静電潜像形成区間
    と静電潜像非形成区間とのうち前記静電潜像形成区間に
    露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体
    との間に現像バイアス電圧を印加して前記静電潜像を現
    像する現像装置と、を備える画像形成装置において、 前記静電潜像非形成区間の一部または全部と、前記静電
    潜像形成区間とに対し、前記帯電装置の放電電流値を変
    更するとともに前記現像装置の現像バイアス電圧を変更
    する制御装置を備える、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御装置が、前記静電潜像非形成区
    間の一部または全部に対し、前記静電潜像形成区間に対
    して印加する現像バイアス電圧よりも高い電圧値を印加
    する、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
JP3348934A 1991-12-05 1991-12-05 画像形成装置 Pending JPH05158296A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8682186B2 (en) 2010-06-11 2014-03-25 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming device comprising charging device having plural discharge portions

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US8682186B2 (en) 2010-06-11 2014-03-25 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming device comprising charging device having plural discharge portions

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