JPH0515972Y2 - - Google Patents

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JPH0515972Y2
JPH0515972Y2 JP14976288U JP14976288U JPH0515972Y2 JP H0515972 Y2 JPH0515972 Y2 JP H0515972Y2 JP 14976288 U JP14976288 U JP 14976288U JP 14976288 U JP14976288 U JP 14976288U JP H0515972 Y2 JPH0515972 Y2 JP H0515972Y2
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pipes
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ブームを装備して薬液及び固体散
布物を散布する自走散布車に関するものである。
〔従来の技術〕
実開昭61−95467号公報は、散布物タンクと薬
液タンクとを共に具備して散布物及び薬液を同時
又は個々に散布することができる背負式動力散布
機を開示する。
また、実開昭62−56155号公報では、ブームに
ノズル管及び吐出管を取付けて、ノズル管のノズ
ルから薬液を噴出中、送風機からの加圧空気を吐
出管の噴口から噴出し、この噴出空気が、噴口か
らの薬液と交差し、又はノズルからの噴霧薬液の
一方の側を覆うようにし、薬液の噴霧が自然風に
より遠方へ飛散しないようにし、所望の所へ適切
に到達できるようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
実開昭61−95467号公報では、鉛直方向に対し
て斜めに向けられた噴口から薬液や散布物を噴出
するので、散布むらが生じやすい。
実開昭62−56155号公報の自走散布車では、ブ
ームの長手方向へ適宜間隔で配置したノズルから
薬液を噴出するので、薬液の噴霧に関しては散布
むらが少なくなる。しかし、薬液の噴霧に送風を
利用することは開示するが、散布物の均一な散布
に関してはなんら開示及び示唆を与えていない。
さらに、長尺状噴頭による散布物の散布におい
ては、長尺状噴頭の両端を支持するために、作業
者が最低二人、必要となり、一人で散布物の散布
を行なうことは困難である。
請求項1の考案の目的は、薬液及び固体散布物
の散布を一人の作業者により均一に行なうことが
できるようにすることである。
請求項2の考案の目的は、センタブームとサイ
ドブームとを備える自走散布車において、センタ
ブーム側及びサイドブーム側の吐出管への送風機
からの散布物の分配量を調節可能とすることであ
る。
請求項3の考案の目的は、送風機からの加圧空
気の第2の分岐部において散布物を適切に左右に
振り分けるようにすることである。
請求項4の考案の目的は、請求項1ないし3の
目的に加えてノズルからの薬液の噴霧を適切にす
ることである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使
用して説明する。
請求項1の自走散布車10は、左右方向へ延び
るブーム26,28,30と、このブーム26,
28,30に取付けられブーム26,28,30
に沿つて延びかつ複数個のノズル42を適宜間隔
にもつノズル管38a,38b,38cと、ブー
ム26,28,30に取付けられブーム26,2
8,30に沿つて延びかつ複数個の噴口44を適
宜間隔にもつ吐出管36a,36b,36cと、
ノズル管38a,38b,38cへ送る薬液を貯
蔵する薬液タンク20と、ノズル管38a,38
b,38cへの薬液の供給量を制御する薬液用開
閉弁21と吐出口118を介して吐出管36a,
36b,36cへ空気を圧送する送風機112
と、散布物124を貯蔵する散布物タンク122
と、この散布物タンク122から吐出口118へ
の散布物124の導入量を制御する散布物用開閉
弁128とを有してなる。
請求項2の自走散布車10では、さらに、ブー
ム26,28,30は、センタブーム26と、こ
の両端に配設される第1のサイドブーム28及び
第2のサイドブーム30とを備える。吐出管36
a,36b,36cは、センタブーム26、第1
のサイドブーム28及び第2のサイドブーム30
にそれぞれ取付けられる中央吐出管36a、第1
の側方吐出管36b及び第2の側方吐出管36c
を備える。第1の分岐部72は、送風機112か
らの加圧空気がセンタブーム26と第1のサイド
ブーム28との方へ分岐する個所に設けられ、第
2の側方吐出管36cは中央吐出管36aの下流
側端部に接続される。偏向部材76は、変位量に
応じて前記送風機112から第1の側方吐出管3
6b及び中央吐出管36aの一方への加圧空気の
偏向量を変化させるように、第1の分岐部72内
に変位自在に配設されている。
請求項3の自走散布車10では、さらに、送風
機112からの加圧空気を頂点部に受けて左右に
振り分ける三角状衝突部78が第1の分岐部72
より下流の第2の分岐部74に配設されている。
請求項4の自走散布車10では、さらに、吐出
管36a,36b,36cの噴口44からの吐出
される加圧空気がノズル管38a,38b,38
cのノズル42からの噴霧と交差し又は噴霧の一
方側を覆うように、噴口44及びノズル42の位
置関係が規定されている。
〔作用〕
請求項1の考案において、薬液及び散布物12
4の散布中、自走散布車10は所定の速度で走行
される。
薬液の散布を行なう場合は、薬液用開閉弁21
及び散布物用開閉弁128をそれぞれ開及び閉と
する。送風機112は、運転状態及び停止状態の
どちらでもよい。これにより、散布物タンク12
2内の散布物124は、吐出口118へ導入され
ず、送風機112からの加圧空気により吐出管3
6a,36b,36cへ送られることはなく、吐
出管36a,36b,36cの噴口44からの噴
出はない。これに対し、薬液タンク20内の薬液
は、ノズル管38a,38b,38cへ送られ、
ノズル管38a,38b,38cのノズル42か
ら噴霧される。
粉状及び粒状の薬剤、肥料及び種等の散布物1
24を散布する場合は、薬液用開閉弁21及び散
布物用開閉弁128をそれぞれ閉及び開とすると
ともに、送風機112は運転状態とする。これに
より、散布物タンク122内の散布物124は、
吐出口118内に導入され、送風機112からの
加圧空気に搬送されて、吐出管36a,36b,
36cへ至り、吐出管36a,36b,36cの
噴口44から吐出される。
請求項2の考案では、吐出口118内を進行し
て来た加圧空気及び散布物124の一部は、第1
の分岐部72において偏向部材76に衝突し、第
1の側方吐出管36b又は中央吐出管36aへ偏
向され、その後は第1の側方吐出管36b又は中
央吐出管36aへ進む。偏向部材76の変位に応
じて、偏向部材76に衝突して偏向される加圧空
気及び散布物124の量は変化する。
請求項3の考案では、加圧空気及び散布物12
4は、第2の分岐部74において三角状衝突部7
8に衝突し、三角状衝突部78の両斜面部により
左右へ偏向される。
請求項4の考案では、薬液の噴霧中、散布物用
開閉弁128は閉止され、散布物タンク122か
ら吐出口118への散布物124の導入は中止さ
れるが、送風機112は運転状態にされ、加圧空
気は吐出管36a,36b,36cの噴口44か
ら噴出する。噴口44からの噴出空気は、ノズル
42からの薬液の噴霧と衝突し、噴霧を搬送す
る。あるいは、噴口44からの噴出空気は自然風
を噴霧に対して遮断するので、ノズル42からの
噴霧は自然風により遠方へ飛ばされることなく、
進む。
〔実施例〕
以下、この考案を図面の実施例について説明す
る。
第1図、第2図及び第3図は自走散布車10の
平面図、正面図及び後方から見た図である。自走
散布車10は、ステアリングホイール12を備え
る運転席14を中央部に有し、走行用エンジン
(図示せず)からの回転動力により前輪16及び
後輪18を駆動させ、前輪16及び後輪18によ
り自走可能となつている。薬液タンク20は、運
転席14の後ろ側に配設され、薬液を貯蔵する。
薬液用開閉弁21は、運転席14の前側のステア
リングホイール12の下方に配設され、ノズル管
38a,38b,38cへの薬液の供給量を制御
する。ブーム取付用マスト22及び散布機取付用
フレーム24は自走散布車10の前部及び後部に
それぞれ配設される。
第4図は自走散布車10の前部に装備されるブ
ームを自走散布車10の前方から見た図である。
センタブーム26は左右方向へ水平に延び、右サ
イドブーム28及び左サイドブーム30は、基端
部側の支点32において揺動自在にセンタブーム
26の右端部及び左端部にそれぞれ配設される。
油圧シリンダ34は、右サイドブーム28及び左
サイドブーム30に対応して設けられ、伸縮によ
り右サイドブーム28及び左サイドブーム30
を、X字状に交差する格納位置及び左右水平方向
へ張り出す水平位置との間で揺動させる。第4図
は右サイドブーム28及び左サイドブーム30が
格納位置にあるときを示し、右サイドブーム28
及び左サイドブーム30はセンタブーム26のブ
ーム受け35に受けられている。吐出管36a,
36b,36c及びノズル管38a,38b,3
8cは、センタブーム26、右サイドブーム28
及び左サイドブーム30の下面側の位置となるよ
うに、ステー40を介してこれらセンタブーム2
6、右サイドブーム28及び左サイドブーム30
にそれぞれ取付けられ、複数個のノズル42が、
ノズル管38a,38b,38cの長手方向へ適
宜間隔にノズル管38a,38b,38cに取付
けられている。
第5図は吐出管36a及びノズル管38a等の
取付構造及び位置関係を示す横断面図である。複
数個の噴口44は、吐出管36a,36b,36
cの長手方向へ適宜間隔で吐出管36a,36
b,36cの下面に形成されている。ノズル42
からの薬液の噴霧Aは、噴口44から噴出される
加圧空気Bと交差するように、ノズル42及び噴
口44の向きが設定されている。加圧空気Bは、
噴霧Aと衝突して、噴霧Aを作物等の被散布物へ
搬送する。したがつて、自然風があつても、噴霧
Aを被散布物へ適切に到達させることができる。
加圧空気Bが噴霧Aに適切に衝突するために、噴
口44に案内部材46を取付けてもよい。また、
加圧空気Bは、噴霧Aと交差することなく、噴霧
Aの片側を覆うようにし、自然風が噴霧Aに当た
るのを、あるいは噴霧Aが加圧空気Bを越えて自
然風により運ばれるのを阻止することにしてもよ
い。
第6図はセンタブーム26の上下動機構の構造
図である。油圧シリンダ48は、上下方向へ延
び、上下の端部においてピン49を介してそれぞ
れセンタブーム26の上部構造体50及びブーム
取付用マスト22に結合している。ステー52は
センタブーム26に固定され、ローラ54は、ス
テー52の端部に回動自在に取付けられ、油圧シ
リンダ48の伸縮に伴つてブーム取付用マスト2
2の側面を転動して、センタブーム26を上下方
向へ案内する。
第9図は動力散布機56の垂直断面図である。
動力散布機56は周知の背負動力散布機から背負
枠を取り外された構造とされる。動力散布機56
は、エンジン(図示せず)により駆動されて加圧
空気を生成する羽根車112を備えている。フア
ンケース114は、内部に羽根車112を収容す
るとともに、羽根車112の周囲に渦状に延びて
径を徐々に増大する送風路116を形成し、送風
路116はフアンケース114の加圧空気出口1
18へ至つている。曲がり管120は、ほぼ直角
に曲げられ、上端において水平方向の角度範囲に
おいて回転自在に加圧空気出口118に結合して
いる。散布物タンク122は、フアンケース11
4の上側に配設され、粒状及び粉状の薬剤、肥料
又は種子等の散布物を内部に貯留する。シヤツタ
ケース126は上下方向に関してフアンケース1
14と散布物タンク122との間に介在し、シヤ
ツタ128は、シヤツタケース126内に配設さ
れるとともに、シヤツタケース126に回動自在
に軸支され、シヤツタレバー60(第1図)によ
り開度を調整されて、散布物タンク122からの
散布物の導出量を調整する。シヤツタカバー13
0は、シヤツタ128から離れてシヤツタ128
の上方を覆うように、散布物タンク122内に配
設されている。吐出管132は、送風路116内
の下流範囲に延び、上流及び下流の端部において
それぞれシヤツタ128の下方及び加圧空気出口
118の近傍に開口している。
第1図ないし第3図に戻つて、動力散布機56
は散布機取付用フレーム24に取付けられる。ス
ロツトルレバー58及びシヤツタレバー60は、
散布機取付用フレーム24の近傍に配設され、手
動操作されて、動力散布機56のエンジンのスロ
ツトル開度及びシヤツタ128の開度を調整す
る。ダクト62は、自走散布車10の右側側辺に
沿つて自走散布車10の後端部から前端部まで延
び、後端部において蛇腹管64を介して動力散布
機56の吐出口118へ接続され、前端部におい
て分岐管66を介してセンタブーム26及び右サ
イドブーム28の吐出管36a及び36bへ接続
されている。
第10図は送風機取付フレーム24の構造を自
走散布車10の側方から見て示す図である。送風
機取付フレーム24は、自走散布車10の後方へ
向けられている支持枠138と、自走散布車10
の左右方向へ向けられている移動枠140とを備
え、支持枠138は、自走散布車10の左右方向
へ水平に延びる上側水平レール144及び下側水
平レール146と、鉛直方向へ延びて上側水平レ
ール144及び下側水平レール146を結合する
鉛直部148とを備え、後方から見て長方形の枠
を形成し、下部において自走散布車10の台車フ
レーム150の後端部に固定されている。移動枠
140は、自走散布車10の側方から見て長方形
の枠を形成し、動力散布機56を取付けられる取
付け枠部152と、支持枠138に対峙する対峙
部154とを備えている。動力散布機56は、エ
ンジンとは反対側の面を、すなわち動力散布機5
6を背負動力散布機として使用したとき作業者の
背中へ向けられる方の面を、取付け枠部152へ
向けられて、取付け枠部152に固定される。挿
通孔155は、取付け枠部152に形成され、動
力散布機56を取付け枠部152に固定するため
のボルトを挿通される。ボルト156は、対峙部
154を挿通されてから内側カラー158を貫装
される。内側カラー158の外周側には、対峙部
154に近い方から順番に外側カラー160、座
金162、ローラ164及び座金166が貫装さ
れる。ばね座金168は内側カラー158よりさ
らに先端側においてボルト156に貫装され、ナ
ツト170は、ボルト156の先端部に螺合し
て、内側カラー158を台車フレーム150の対
峙部154の方へ締め付け、ボルト156からの
外側カラー160、座金162、ローラ164及
び座金166の抜けを阻止する。こうして、上下
のローラ164は、それぞれ上側水平レール14
4の上面及び下側水平レール146の下面を転動
し、移動枠140は、支持枠138の左右方向へ
移動可能となり、自走散布車10に対する動力散
布機56の左右方向の位置を調整自在となる。支
持枠138と移動枠140との固定は、上側水平
レール144に適宜間隔で穿設された孔167と
移動枠140に穿けられた通孔とに固定ピン16
9を挿通し、Rピン171で抜け止めをすること
によつて行なう。
第7図は分岐管66の断面図である。芯管68
は、テーパ状の両端部を有し、一端部において分
岐管66の各端部に固定され、他端部側からダク
ト62の前端部、右サイドブーム28の吐出管3
6bの基端部及びセンタブーム26の吐出管36
aの右端部をそれぞれ嵌合されている。図示は省
略されているが、左サイドブーム30の吐出管3
6cの右端部は吐出管36aの左端部に接続され
ている。ストツプリング70は、ダクト62の前
端部、吐出管36bの基端部及び吐出管36aの
右端部の外面側からそれらを芯管68に締め付け
ている。側方分岐部72は吐出管36bの方へ分
岐し、左右分岐部74は吐出管36aの延び方向
左右に分岐している。偏向板76は、側方分岐部
72においてダクト62の中心線77に対して吐
出管36b側へ偏倚して配設され、ダクト62の
方からの加圧空気及び散布物124との衝突によ
り加圧空気及び散布物124を吐出管36bの方
へ偏向させる。三角状衝突部78は、左右分岐部
74におけるダクト62からの加圧空気及び散布
物124との衝突部において中心線77に対して
吐出管36b側へ偏倚して設けられ、斜面部への
加圧空気及び散布物124の衝突により加圧空気
及び散布物124を適切な分配比で左右へ振り分
ける。
第8図は第7図の−線に沿う断面図であ
る。回転軸80は、分岐管66の円形横断面の中
心に対して吐出管36bの方へ少し偏倚した位置
において鉛直方向へ分岐管66を貫通し、分岐管
66の管壁に回転自在に軸支され、偏向板76と
一体的に回転する。分岐管66における回転軸8
0の貫通部にはOリング82が設けられ、回転軸
80の回転に対する気密を保持している。レバー
84及びロツクナツト86は回転軸80の上下の
端部に一体回転的に結合し、レバー84の回転操
作により偏向板76の回転位置を調整され、ロツ
クナツト86により偏向板76の回転位置が固定
される。
実施例の作用について説明する。
薬液及び散布物124の散布中、作業者は、自
走散布車10の運転席14に乗り込み、散布場所
において自走散布車10を所定の速度で走行させ
る。
薬液の散布を行なう場合は、薬液を薬液タンク
20からノズル管38へ圧送する図示しないポン
プを駆動させるとともに、薬液用開閉弁21及び
シヤツタ128をそれぞれ開及び閉とする。動力
散布機56の羽根車112は、運転状態及び停止
状態のいずれであつてもよい。これにより、散布
物タンク122内の散布物124は、吐出口11
8及びダクト62へ導入されず、羽根車112か
らの加圧空気により吐出管36aへ送られること
はなく、吐出管36a,38b,38cの噴口4
4からの噴出はない。これに対し、薬液タンク2
0内の薬液は、ポンプによりノズル管38a,3
8b,38cへ送られ、ノズル管38a,38
b,38cのノズル42から噴霧される。第5図
に関連して既に説明したように、羽根車112が
駆動され、吐出管36a,36b,36cの噴口
44から加圧空気Bが噴出する場合には、加圧空
気Bが、ノズル42からの噴霧Aと衝突して、下
方に搬送し、又は噴霧Aに対して自然風を遮断
し、又は自然風により噴霧Aの飛散を加圧空気B
の個所で阻止し、これにより、噴霧Aを被散布物
へ適切に到達させ、遠方への飛散を防止する。
粉状及び粒状の薬剤、肥料及び種等の散布物1
24を散布する場合は、薬液用開閉弁及びシヤツ
タ128をそれぞれ閉及び開とするとともに、羽
根車112は運転状態とする。これにより、散布
物タンク122内の散布物124は、吐出口11
8内に導入され、羽根車112からの加圧空気に
搬送されて、ダクト62及び分岐管66を経てセ
ンタブーム26、右サイドブーム28及び左サイ
ドブーム30の吐出管36a,36b,36cへ
至り、吐出管36a,36b,36cの噴口44
から吐出される。
ダクト62内を進行して来た加圧空気及び散布
物124は、その一部が、分岐管66の側方分岐
部72において偏向板76に衝突し、吐出管36
bの方へ偏向されるので、側方分岐部72におい
て吐出管36b,36cの方と吐出管36aの方
とへ分かれる。この分配比は、レバー84を手動
により回転操作して、偏向板76の回転位置、す
なわちダクト62の方からの加圧空気及び散布物
124の進行方向に対する偏向板76の投影面積
を偏向することにより、適当に調整される。
側方分岐部72を吐出管36aの方へ進行して
来た加圧空気及び散布物124は、左右分岐部7
4において三角状衝突部78の両斜面部に衝突
し、自走散布車10の左右へ偏向され、分かれ
る。三角状衝突部78の頂点は、中心線77に対
して自走散布車10の右側へ偏倚した位置にある
ので、三角状衝突部78により自走散布車10の
左側へ偏向される加圧空気等の量は、自走散布車
10の右側へ偏向される量に比して十分に多い。
〔考案の効果〕
請求項1の自走散布車では、ブームにはノズル
管と共に吐出管が取付けられ、散布物タンク内の
散布物を、送風機により生成された加圧空気に搬
送させ、吐出管の噴口から噴出させる。吐出管
は、ブームに沿つて延び、かつ適宜間隔で噴口を
もつので、散布物の散布を均一にすることができ
るとともに、一人の作業者で散布物の散布を行な
うことができる。
請求項2の考案では、変位に応じて加圧空気及
び散布物との衝突量、したがつてセンタブーム又
は第1のサイドブームへの加圧空気及び散布物の
偏向量を調整する偏向部材が第1の分岐部に変位
自在に配設される。したがつて、センタブーム及
び第1のサイドブームへの加圧空気及び散布物の
分配量を適切に調整することができる。
請求項3の考案では、加圧空気及び散布物は、
三角状衝突部に衝突して、左右に振り向けられ
る。これにより、左右への散布物の分配量を適切
にすることができる。
請求項4の考案では、吐出管の噴口からの加圧
空気の噴出により、ノズル管のノズルからの薬液
噴霧へ自然風が与える影響を排除することができ
る。したがつて、噴霧を遠方へ飛散させることな
く、適切に散布することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例に関し、第1図、第2
図及び第3図は自走散布車の平面図、正面図及び
後方から見た図、第4図は自走散布車の前部に装
備されるブームを自走散布車の前方から見た図、
第5図は吐出管及びノズル管等の取付構造及び位
置関係を示す横断面図、第6図はセンタブームの
上下動機構の構造図、第7図は分岐管の断面図、
第8図は第7図の−線に沿う断面図、第9図
は動力散布機の垂直断面図、第10図は送風機取
付フレームの構造を自走散布車の側方から見て示
す図である。 10……自走散布車、20……薬液タンク、2
1……薬液用開閉弁、26……センタブーム(ブ
ーム)、28……右サイドブーム(ブーム、第1
のサイドブーム)、30……左サイドブーム(ブ
ーム、第2のサイドブーム)、36a……吐出管
(中央吐出管)、36b……吐出管(第1の側方吐
出管)、36c……吐出管(第2の側方吐出管)、
38a,38b,38c……ノズル管、42……
ノズル、44……噴口、72……側方分岐部(第
1の分岐部)、74……左右分岐部(第2の分岐
部)、76……偏向板、78……三角状衝突部、
112……羽根車(送風機)、116……送風路、
118……加圧空気出口、122……散布物タン
ク、124……散布物、128……シヤツタ(散
布物用開閉弁)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 左右方向へ延びるブーム26,28,30
    と、このブーム26,28,30に取付けられ
    前記ブーム26,28,30に沿つて延びかつ
    複数個のノズル42を適宜間隔にもつノズル管
    38a,38b,38cと、前記ブーム26,
    28,30に取付けられ前記ブーム26,2
    8,30に沿つて延びかつ複数個の噴口44を
    適宜間隔にもつ吐出管36a,36b,36c
    と、前記ノズル管38a,38b,38cへ送
    る薬液を貯蔵する薬液タンク20と、前記ノズ
    ル管38a,38b,38cへの薬液の供給量
    を制御する薬液用開閉弁21と、吐出口118
    を介して前記吐出管36a,36b,36cへ
    空気を圧送する送風機112と、散布物124
    を貯蔵する散布物タンク122と、この散布物
    タンク122から前記吐出口118への散布物
    124の導入量を制御する散布物用開閉弁12
    8とを有してなることを特徴とする自走散布
    車。 (2) 前記ブーム26,28,30が、センタブー
    ム26と、この両端に配設される第1のサイド
    ブーム28及び第2のサイドブーム30とを備
    え、前記吐出管36a,36b,36cが、前
    記センタブーム26、前記第1のサイドブーム
    28及び前記第2のサイドブーム30にそれぞ
    れ取付けられる中央吐出管36a、第1の側方
    吐出管36b及び第2の側方吐出管36cを備
    え、第1の分岐部72は、前記送風機112か
    らの加圧空気が前記センタブーム26と前記第
    1のサイドブーム28との方へ分岐する個所に
    設けられ、前記第2の側方吐出管36cは前記
    中央吐出管36aの下流側端部に接続され、偏
    向部材76が、変位量に応じて前記送風機11
    2から前記第1の側方吐出管36b及び前記中
    央吐出管36aの一方への加圧空気の偏向量を
    変化させるように、前記第1の分岐部72内に
    変位自在に配設されていることを特徴とする請
    求項1記載の自走散布車。 (3) 前記送風機112からの加圧空気を頂点部に
    受けて左右に振り分ける三角状衝突部78が前
    記第1の分岐部72より下流の第2の分岐部7
    4に配設されていることを特徴とする請求項2
    記載の自走散布車。 (4) 前記吐出管36a,36b,36cの前記噴
    口44からの吐出される加圧空気が前記ノズル
    管38a,38b,38cの前記ノズル42か
    らの噴霧と交差し又は噴霧の一方側を覆うよう
    に、前記噴口44及び前記ノズル42の位置関
    係が規定されていることを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載の自走散布車。
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