JPH0516019U - 工具保持装置 - Google Patents
工具保持装置Info
- Publication number
- JPH0516019U JPH0516019U JP5298391U JP5298391U JPH0516019U JP H0516019 U JPH0516019 U JP H0516019U JP 5298391 U JP5298391 U JP 5298391U JP 5298391 U JP5298391 U JP 5298391U JP H0516019 U JPH0516019 U JP H0516019U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clamp rod
- tool
- hole
- piston
- tool body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Gripping On Spindles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 工具本体を迅速かつ確実にクランプすること
ができるようにする。 【構成】 クランプロッドを工具本体側と反対側に向か
って付勢する弾性体と、貫通孔の内側に設けられ加圧流
体が供給される圧力室と、この圧力室に加圧流体が供給
されたときに工具本体側に変位し、クランプロッドを工
具本体側に変位させて弾性体の付勢力を解除するピスト
ンとを備え、ピストンには支持孔が軸方向に貫通して形
成され、この支持孔にはクランプロッドが回転自在に嵌
め込まれ、クランプロッドにはクランプロッドを回転さ
せるモータが連結されている。また、クランプロッドが
工具本体側に所定量変位した状態が検出された後にモー
タを回転させる。
ができるようにする。 【構成】 クランプロッドを工具本体側と反対側に向か
って付勢する弾性体と、貫通孔の内側に設けられ加圧流
体が供給される圧力室と、この圧力室に加圧流体が供給
されたときに工具本体側に変位し、クランプロッドを工
具本体側に変位させて弾性体の付勢力を解除するピスト
ンとを備え、ピストンには支持孔が軸方向に貫通して形
成され、この支持孔にはクランプロッドが回転自在に嵌
め込まれ、クランプロッドにはクランプロッドを回転さ
せるモータが連結されている。また、クランプロッドが
工具本体側に所定量変位した状態が検出された後にモー
タを回転させる。
Description
【0001】
本考案は、旋盤のツールブロックに工具本体を取り付ける際に、工具本体の取 り付けを迅速な操作で行うことができる工具保持装置に関する。
【0002】
従来、このような工具保持装置としては、図6及び図7に示すようなものが ある(特開昭61−236446号公報参照)。
【0003】 このものは、本体4の貫通孔内に先端に係合爪13が形成されたドローパ8が 、軸方向に進退自由にかつ軸方向を中心として回転自由に挿入されており、刃物 モジュール3を脱着する際に、シリンダ室12に作動油15を供給してドローパ 8に一体に形成されたピストン部10に圧力をかけてピストン部10を軸方向に 移動させることによりドローパ8を移動させ皿バネ14の付勢力を解除するとと もに、ラックピニオン機構18を作動させてドローパ8を回転させて係合爪13 を回転させ、刃物モジュール3を回転させることなく係合爪13と刃物モジュー ル3との係脱を行うようにしている(以下、第1従来例という。)。
【0004】 また、従来の工具保持装置としては、図8及び図9に示すようなものがある( 実開昭62−138507号公報参照)。
【0005】 このものは、アダプタ21内にけん引軸24を軸方向に進退自在に挿入し、こ のけん引軸24の先端部には、端面に係止鍔部26が形成された回転スリーブ2 5がけん引軸24に対して回転自在に取り付けられ、回転スリーブ25には、図 9に示すように、ガイド溝27が形成され、このガイド溝27にはアダプタ21 側から突出するガイドキー28が係合されるようになっており、ツールホルダ2 3を脱着する際に、けん引軸24を軸方向に移動させると、回転スリーブ25が 、ガイド溝27とガイドキー28との係合によってけん引軸24の移動に連動し て回転して、回転スリーブ25の端面に形成された係止鍔部26を回転させて、 ツールホルダ23を回転させることなく係合鍔部26とツールホルダ23との係 脱を行うようにしている(以下、第2従来例という。)。
【0006】
しかしながら、第1従来例では、ドローパ8に一体に形成されたピストン部1 0をシリンダ室12内で回転させるようにしているので、回転するピストン部1 0がシリンダ室12内の作動油15との粘性抵抗を受けドローパ8を回転させる 回転力が大きくなり、場合によってはドローパ8が回転不能となり刃物モジュー ル3の着脱が不能となるといった問題がある。
【0007】 また、第2従来例では、けん引軸24の軸方向への移動に連動して回転スリー ブ25を回転させて係止鍔部26を回転させるようにしているので、以下のよう な問題がある。
【0008】 ツールホルダ25を取り外す場合において、けん引軸24がツールホルダ23 側に移動しきらないうちに係止鍔部26が回転すると、ツールホルダ25の係合 溝に係止鍔部26が圧接された状態で回転し、係止鍔部26やツールホルダ25 の係合溝の摩耗を促進させる。
【0009】 ツールホルダ23を取り付ける場合において、係止鍔部26がツールホルダ2 5の係合溝との係合が完了する前にけん引軸24がツールホルダ23と反対側に 移動すると、係止鍔部26とツールホルダ25の係合溝とが干渉して係合不良が 生ずる。
【0010】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、工具本体を迅速かつ確実にクラ ンプすることができる工具保持装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】 本願の請求項1に記載した工具保持装置は、軸方向に貫通する貫通孔を有する ツールブロック本体と、前記貫通孔の一端側から嵌め込まれる工具本体と、前記 貫通孔に嵌め込まれかつ前記工具本体の一端を前記貫通孔内でクランプするクラ ンプロッドと、このクランプロッドを前記工具本体側と反対側に向かって付勢す る弾性体と、前記貫通孔の内側に設けられ加圧流体が供給される圧力室と、この 圧力室に加圧流体が供給されたときに前記工具本体側に変位し、前記クランプロ ッドを前記工具本体側に変位させて前記弾性体の付勢力を解除するピストンとを 備えた工具保持装置において、前記ピストンには支持孔が軸方向に貫通して形成 され、この支持孔には前記クランプロッドが回転自在に嵌め込まれ、前記クラン プロッドには前記ピストンが前記工具本体側に変位したときに前記ピストンと係 合する係合部が形成され、前記クランプロッドには前記クランプロッドを回転さ せるモータが連結されていることを特徴とする。
【0012】 本願の請求項2に記載した工具保持装置は、軸方向に貫通する貫通孔を有する ツールブロック本体と、前記貫通孔の一端側から嵌め込まれる工具本体と、前記 貫通孔に嵌め込まれかつ前記工具本体の一端を前記貫通孔内でクランプするクラ ンプロッドと、このクランプロッドを前記工具本体側と反対側に向かって付勢す る弾性体と、前記貫通孔の内側に設けられ加圧流体が供給される圧力室と、この 圧力室に加圧流体が供給されたときに前記工具本体側に変位し、前記クランプロ ッドを前記工具本体側に変位させて前記弾性体の付勢力を解除するピストンとを 備えた工具保持装置において、前記クランプロッドに連結されたモータと、前記 クランプロッドの軸方向の変位を検出する軸方向変位検出手段と、前記軸方向変 位検出手段によって前記クランプロッドが前記工具本体側に所定量変位した状態 が検出された後に前記モータを回転させる制御手段とを備えたことを特徴とする 。
【0013】
本願の請求項1に記載した工具保持装置によれば、ピストンを貫通する支持孔 にクランプロッドが回転自在に嵌め込まれているので、油圧室に加圧流体が供給 されてピストンが工具本体側に変位した状態であっても、クランプロッドをピス トンとは独立に回転させることができ、クランプロッドの回転力が加圧流体の圧 力や粘性の影響を受けて大きくなることを抑制することができる。したがって、 小さな回転力でクランプロッドを確実に回転させて、工具本体の脱着を迅速かつ 確実に行うことができる。
【0014】 本願の請求項2に記載した工具保持装置によれば、軸方向変位検出手段によっ てクランプロッドが工具本体側に所定量変位した状態が検出された後にモータを 回転させるようにしているので、クランプロッドが工具本体側に所定量変位した 状態、すなわち、弾性体による付勢力が完全に解除された状態になった後に、ク ランプロッドが回転させられる。したがって、付勢力が完全に解除されていない ときにクランプロッドが回転させられることが防止され、工具本体やクランプロ ッドに摩耗が発生することが防止されるとともに、確実にクランプロッドを回転 させて、工具本体の脱着を迅速かつ確実に行うことができる。
【0015】
以下に、図面を参照して本考案の一実施例の工具保持装置について説明する。
【0016】 図1に示すように、ツールブロック本体30には軸方向に貫通する貫通孔31 が形成され、貫通孔31内にはクランプロッド32が嵌め込まれている。クラン プロッド32の図中左側の端部には、図3に示すように軸線視十字状に配置され た係合爪35が形成されており、この係合爪35は図中で2点鎖線で示す工具本 体33の一端に軸線視十字状に形成された係合溝34内に挿入される。
【0017】 クランプロッド32の図中左側の端部付近には、工具を冷却するための空気又 は冷却油等の冷却剤が供給される冷却剤通路36が形成され、冷却剤通路36は ツールブロック本体30に形成されたポート37に連通している。冷却剤通路3 6の入口付近のクランプロッド32には、冷却剤の漏れを防止するXリング38 が装着されている。このXリング38はクランプロッド32が回転したときでも シール性が確保できるようにしたものである。
【0018】 クランプロッド32の図中右側の端部付近には、一対の環状のバネ受け板39 ,40が取り付けられており、バネ受け板40はクランプロッド32に対して軸 方向に相対移動可能に挿入されており、バネ受け板39はナット41をクランプ ロッド32に形成したネジ部に螺合することによりクランプロッド32の軸方向 に移動可能になっている。バネ受け板39,40との間には複数の皿バネ42が 圧縮状態で介装されている。したがって、クランプロッド32は皿バネ42の反 発力によって図中右側に移動するように付勢されている。なお、バネ受け板40 とツールブロック本体30の貫通孔31との間にはスラストベアリング43が介 装されている。
【0019】 クランプロッド32の図中中間部には、軸方向に貫通する支持孔44が形成さ れた筒状のピストン45が軸方向に移動可能に取り付けられており、クランプロ ッド32は支持孔44内に同軸状に挿入されている。ピストン45の図中右側の 端面とツールブロック本体30の貫通孔31の内壁面とによって圧力室46が形 成されている。この圧力室46にはツールブロック本体30に形成されたポート 47が連通しており、ポート47は電磁弁50を介してポンプ51に接続されて いる。ピストン45には、軸方向に離れた2箇所にシールリング48,49が取 り付けられており、圧力室46のシールを図っている。ピストン45は、スラス トベアリング52を介して、クランプロッド32に形成された段付部(係合部) 53に当接している。
【0020】 ツールブロック本体30の図中右側の端部付近には、近接スイッチ57と、近 接スイッチ58とが取り付けられている。近接スイッチ57は、クランプロッド 32が図中右側に移動したときに、クランプロッド32に螺合されたナット41 に対峙するようになっており、近接スイッチ58は、クランプロッド32が図中 左側に移動したときにクランプロッド32に螺合されたナット41に対峙するよ うになっている。ここで、近接スイッチ57,58は、本考案の軸方向変位検出 手段を構成する。
【0021】 ツールブロック本体30の図中右側の端面には、油圧モータ55が取り付けら れており、この油圧モータ55の回転軸はキーを介してクランプロッド32に連 結されている。油圧モータ55は電磁弁56を介してポンプ51に接続されてい る。油圧モータ55の内部には、回転軸が45゜回転したときに回転軸が当接す る図示しないストッパが設けられている。図2に示すように、回転軸の外端には 板状部材61が取り付けられおり、板状部材61の外周には平面部59,60が 形成されている。また、2個の近接スイッチ62と近接スイッチ63とが、周方 向に離れた2箇所において板状部材61の外周に対峙して取り付けられている。 図2の状態では、近接スイッチ62により平面部60が検出されており、この状 態から油圧モータ55の回転軸を45゜回転させると、平面部59が近接スイッ チ63により検出される。
【0022】 本実施例の工具保持装置には制御装置65が設けられている。制御装置65に は近接スイッチ57,58,62,63の出力端が接続され、制御装置65は電 磁弁50,56のソレノイドと接続されている。制御装置65は、マイクロコン ピュータに記憶されたプログラムに従って、近接スイッチ57,58,62,6 3の出力に基づいて電磁弁50,56に制御信号を発するようになっている。
【0023】 次に、図4及び図5に基づいて本実施例の工具保持装置の作動について説明す る。
【0024】 まず、図4に示すフローチャートに従って工具本体33をツールブロック本体 30に取り付ける場合について説明する。
【0025】 ステップ1(図中ではS1と記載する。以下同様である。)では、制御装置6 5から電磁弁50のソレノイドに切換信号を発し、圧力室46に加圧された作動 油を供給する。これにより、作動油の圧力によりピストン45が図中左側に移動 し、クランプロッド32が段付部53を介して図中左側に移動させられて、皿バ ネ42による付勢力が解除される。
【0026】 ステップ2では、クランプロッド32が図中左側に所定量移動した状態(アン クランプ状態)か否かを、近接スイッチ57,58の出力により判定する。近接 スイッチ57がオフ、近接スイッチ58がオンとなったら、クランプロッド32 が図中左側に所定量移動したと判定する(クランプロッド32が図中左側に所定 量移動すると、近接スイッチ57はクランプロッド32の螺合したナット41と は対峙しなくなり出力はオフとなり、近接スイッチ58はナット41に対峙する ので出力はオンとなる。)。ステップ2を設けたのは、圧力室46に作動油を供 給してもすぐにはクランプロッド32が完全に図中左側に移動しないので、クラ ンプロッド32が完全に移動したことを確認するためである。
【0027】 ステップ3では、電磁弁56を切り換えて油圧モータ55に油圧を供給してク ランプロッド32を回転させ、クランプロッド32の先端に形成された係合爪3 5を取り付けるべき工具本体33の係合溝34と位相が合致する方向(アンクラ ンプ側)に回転させる。
【0028】 ステップ4では、油圧モータ55の回転軸、すなわち、クランプロッド32が 45゜回転した(アンクランプ状態)か否かを、近接スイッチ62,63の出力 により判定する。近接スイッチ62がオン、近接スイッチ63がオフとなったら 、クランプロッド32が45゜回転したと判定する。ステップ4を設けたのは、 油圧モータ55に油圧を供給してもクランプロッド32がすぐには回転しないの で、クランプロッド32が完全に回転しアンクランプ状態になったことを確認す るためである。
【0029】 ステップ5では、図示しない工具着脱装置に、工具保持装置において工具本体 33を取り付けられる状態になった旨の信号を送信する。
【0030】 ステップ6では、工具着脱装置により取り付けるべき工具本体33を搬送し、 工具本体33の係合溝34が形成された側をツールブロック本体30の貫通孔3 1内に挿入して、工具本体33を保持する。
【0031】 ステップ7では、制御装置65から電磁弁56のソレノイドに切換信号を発し 、油圧モータ55に油圧を供給して、クランプロッド32を回転させ、クランプ ロッド32の先端に形成された係合爪35を工具本体33の係合溝34と位相が ずれる方向(クランプ側)に回転させる。
【0032】 ステップ8では、油圧モータ55の回転軸、すなわち、クランプロッド32が 前記ステップ4とは反対方向に45゜回転した(クランプ状態)か否かを、近接 スイッチ62,63の出力により判定する。近接スイッチ62がオフ、近接スイ ッチ63がオンとなったら、クランプロッド32が45゜回転したと判定する。 ステップ8を設けたのは、ステップ4と同様に、油圧モータ55に油圧を供給し てもクランプロッド32がすぐには回転しないので、クランプロッド32が完全 に回転してクランプ状態になったことを確認するためである。
【0033】 ステップ9では、制御装置65から切換信号を電磁弁50のソレノイドに発し 、 圧力室46への作動油の供給を停止する。これにより、ピストン45に作用して いた油圧がなくなるので、皿バネ42による付勢力がクランプロッド32に作用 し、クランプロッド32が図中右側に移動させられて、工具本体33を貫通孔3 1の内部に引き込み付勢される。
【0034】 ステップ10では、クランプロッド32が図中右側に所定量移動した状態(ク ランプ状態)か否かを、近接スイッチ57,58の出力により判定する。近接ス イッチ57がオンとなったら、クランプロッド32が図中右側に所定量移動した と判定する(近接スイッチ57はクランプロッド32に螺合されたナット41に 対峙するので出力はオンとなる。)。ステップ10を設けたのは、ステップ2と 同様に、圧力室46に作動油の供給を停止してもすぐにはクランプロッド32が 完全に図中右側に移動しないので、クランプロッド32が完全に移動したことを 確認するためである。ステップ10でクランプ状態になったことが検出されると 完全に工具本体33が工具保持装置に保持された状態になる。
【0035】 次に、図5に示すフローチャートに従って工具本体33をツールブロック本体 30から取り外す場合について説明する。
【0036】 ステップ11では、ステップ1と同様に、制御装置65から電磁弁50のソレ ノイドに切換信号を発し、圧力室46に作動油を供給する。これにより、作動油 の圧力によりピストン45が図中左側に移動し、クランプロッド32が段付部5 3を介して図中左側に移動させられて、皿バネ42による付勢力が解除される。
【0037】 ステップ12では、ステップ2と同様に、クランプロッド32が図中左側に所 定量移動した状態(アンクランプ状態)か否かを、近接スイッチ57,58の出 力により判定する。近接スイッチ57がオフ、近接スイッチ58がオンとなった ら、クランプロッド32が図中左側に所定量移動したと判定する。
【0038】 ステップ13では、ステップ3と同様に、電磁弁56を切り換えて油圧モータ 55に油圧を供給してクランプロッド32を回転させ、クランプロッド32の先 端に形成された係合爪35を取り付けられた工具本体33の係合溝34と位相が 合致する方向(アンクランプ側)に回転させる。
【0039】 ステップ14では、ステップ4と同様に、油圧モータ55の回転軸、すなわち 、クランプロッド32が45゜回転した(アンクランプ状態)か否かを、近接ス イッチ62,63の出力により判定する。近接スイッチ62がオン、近接スイッ チ63がオフとなったら、クランプロッド32が45゜回転したと判定する。
【0040】 ステップ15では、図示しない工具着脱装置に、工具保持装置において工具本 体33を取り外すことができる状態になった旨の信号を送信する。
【0041】 ステップ16では、工具着脱装置によりツールブロック本体30の貫通孔31 内から工具本体33を取り外す。
【0042】 ステップ17では、制御装置65から電磁弁50,56のソレノイドに切換信 号を発する。これにより、圧力室46への作動油の供給が停止され、ピストン4 5に作用していた油圧がなくなるので、皿バネ42による付勢力がクランプロッ ド32に作用し、クランプロッド32が図中右側に移動させられる。さらに、油 圧モータ55に油圧を供給して、クランプロッド32を回転させ、クランプロッ ド32の先端に形成された係合爪35を次に取り付けられる工具本体33の係合 溝34と位相がずれる方向に回転させる。
【0043】 本実施例では、電磁弁50を切り換えて、圧力室46に油圧を作用させて、ク ランプロッド32が図中左側に完全に移動したことを近接スイッチ57,58に より確認した後に、電磁弁56を切り換えて、油圧モータ55に油圧を供給して 、クランプロッド32を回転させるようにしているので、クランプロッド32が 図中左側に完全に移動して皿バネ42による付勢力が完全に解除された状態でク ランプロッド32を回転させることができる。したがって、クランプロッド32 に付勢力がかかった状態(クランプロッド32に形成された係合爪35と工具本 体33に形成された係合溝34とが付勢力で圧接された状態)でクランプロッド 32を回転させることを未然に防止することができ、係合爪35や係合溝34の 摩耗を未然に防止することができるとともに、係合爪35と係合溝34との圧接 によってクランプロッド32が回転不能となることを未然に防止することができ 、確実に係合爪35と係合溝35とを係合させることができる。
【0044】 本実施例では、電磁弁56を切り換えて、油圧モータ55に油圧を作用させて 、クランプロッド32が所定角回転しその係合爪35が工具本体33の係合溝3 4の位相と完全にずれた状態になったことを近接スイッチ62,63によって確 認した後に、電磁弁50を切り換えて圧力室46への作動油の供給を停止して皿 バネ42の付勢力をクランプロッド32に伝達させるようにしているので、クラ ンプロッド32が所定角回転してクランプできる状態になってから付勢力を工具 本体33に伝達させることができる。したがって、クランプロッド32の回転が 不完全な状態で皿バネ42の付勢力が伝達されることを防止することができ、ク ランプロッド32の係合爪35と工具本体30の係合溝34との係合不良を未然 に防止することができ、工具本体33を確実に保持することができる。
【0045】 本実施例では、ツールブロック本体30の貫通孔31内に支持孔44を有する 筒状のピストン45を軸方向に移動可能に挿入するともに、このピストン45の 支持孔44内にクランプロッド32を回転自在に挿入したので、ピストン45に 隣接する圧力室46に作動油を供給してピストン45を軸方向に移動させた状態 でも、クランプロッド32をピストン45とは独立に回転させることができる。 したがって、クランプロッド32を圧力室46に供給された作動油の粘性抵抗を 受けることなく回転させることができ、第1従来例のようにクランプロッド32 の回転力が作動油の粘性抵抗によって大きくなることを防止することができると ともに、小さな回転力によって確実にクランプロッド32を回転させることがで きる。これにより、クランプロッド32の係合爪35を確実に回転させて工具本 体33の係合溝34と確実にかつ迅速に係合させることができる。
【0046】 本実施例では、圧力室46がシールリング48,49によりシールされており 、圧力室46がピストン45の支持孔44と遮蔽されているので、ピストン45 の支持孔44内にクランプロッド32が回転自在に挿入されていても、圧力室4 6に供給された作動油が支持孔44とクランプロッド32との接触部分から漏れ ることを防止することができる。
【0047】
以上説明したように、本願の請求項1に記載した工具保持装置によれば、ピス トンを貫通する支持孔にクランプロッドが回転自在に嵌め込まれているので、油 圧室に加圧流体が供給されてピストンが工具本体側に変位した状態であっても、 クランプロッドをピストンとは独立に回転させることができ、クランプロッドの 回転力が加圧流体の圧力や粘性の影響を受けて大きくなることを抑制することが できる。したがって、小さな回転力でクランプロッドを確実に回転させて、工具 本体の脱着を迅速かつ確実に行うことができる。
【0048】 本願の請求項2に記載した工具保持装置によれば、軸方向変位検出手段によっ てクランプロッドが工具本体側に所定量変位した状態が検出された後にモータを 回転させるようにしているので、クランプロッドが工具本体側に所定量変位した 状態、すなわち、弾性体による付勢力が完全に解除された状態になった後に、ク ランプロッドが回転させられる。したがって、付勢力が完全に解除されていない ときにクランプロッドが回転させられることが防止され、工具本体やクランプロ ッドに摩耗が発生することが防止されるとともに、確実にクランプロッドを回転 させて、工具本体の脱着を迅速かつ確実に行うことができる。
【図1】本考案の一実施例の工具保持装置を示す断面図
である。
である。
【図2】図1を右側から見た側面図である。
【図3】図1を左側から見た側面図である。
【図4】本考案の一実施例の工具保持装置を用いて工具
本体を取り付ける場合の処理を示すフローチャートであ
る。
本体を取り付ける場合の処理を示すフローチャートであ
る。
【図5】本考案の一実施例の工具保持装置を用いて工具
本体を取り外す場合の処理を示すフローチャートであ
る。
本体を取り外す場合の処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】従来の工具保持装置を示す断面図である。
【図7】図6に示す工具保持装置の回転機構を示す図で
ある。
ある。
【図8】従来の工具保持装置を示す断面図である。
【図9】図8に示す工具保持装置に用いられる回転スリ
ーブを示す平面図である。
ーブを示す平面図である。
30 ツールブロック本体 31 貫通孔 32 クランプロッド 33 工具本体 34 係合溝 35 係合爪 42 皿バネ(弾性体) 44 支持孔 45 ピストン 46 圧力室 53 段付部(係合部) 55 油圧モータ 57,58 近接スイッチ(軸方向変位検出手段) 65 制御装置(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐伯 幸洋 東京都品川区西品川1丁目27番20号 三菱 マテリアル株式会社東京製作所内 (72)考案者 坂本 知良 東京都品川区西品川1丁目27番20号 三菱 マテリアル株式会社東京製作所内 (72)考案者 松浦 好明 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 軸方向に貫通する貫通孔を有するツール
ブロック本体と、前記貫通孔の一端側から嵌め込まれる
工具本体と、前記貫通孔に嵌め込まれかつ前記工具本体
の一端を前記貫通孔内でクランプするクランプロッド
と、このクランプロッドを前記工具本体側と反対側に向
かって付勢する弾性体と、前記貫通孔の内側に設けられ
加圧流体が供給される圧力室と、この圧力室に加圧流体
が供給されたときに前記工具本体側に変位し、前記クラ
ンプロッドを前記工具本体側に変位させて前記弾性体の
付勢力を解除するピストンとを備えた工具保持装置にお
いて、前記ピストンには支持孔が軸方向に貫通して形成
され、この支持孔には前記クランプロッドが回転自在に
嵌め込まれ、前記クランプロッドには前記ピストンが前
記工具本体側に変位したときに前記ピストンと係合する
係合部が形成され、前記クランプロッドには前記クラン
プロッドを回転させるモータが連結されていることを特
徴とする工具保持装置。 - 【請求項2】 軸方向に貫通する貫通孔を有するツール
ブロック本体と、前記貫通孔の一端側から嵌め込まれる
工具本体と、前記貫通孔に嵌め込まれかつ前記工具本体
の一端を前記貫通孔内でクランプするクランプロッド
と、このクランプロッドを前記工具本体側と反対側に向
かって付勢する弾性体と、前記貫通孔の内側に設けられ
加圧流体が供給される圧力室と、この圧力室に加圧流体
が供給されたときに前記工具本体側に変位し、前記クラ
ンプロッドを前記工具本体側に変位させて前記弾性体の
付勢力を解除するピストンとを備えた工具保持装置にお
いて、前記クランプロッドに連結されたモータと、前記
クランプロッドの軸方向の変位を検出する軸方向変位検
出手段と、前記軸方向変位検出手段によって前記クラン
プロッドが前記工具本体側に所定量変位した状態が検出
された後に前記モータを回転させる制御手段とを備えた
ことを特徴とする工具保持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991052983U JP2543915Y2 (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 工具保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991052983U JP2543915Y2 (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 工具保持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0516019U true JPH0516019U (ja) | 1993-03-02 |
| JP2543915Y2 JP2543915Y2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=12930145
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991052983U Expired - Lifetime JP2543915Y2 (ja) | 1991-07-09 | 1991-07-09 | 工具保持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2543915Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0470410U (ja) * | 1990-10-24 | 1992-06-22 |
-
1991
- 1991-07-09 JP JP1991052983U patent/JP2543915Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0470410U (ja) * | 1990-10-24 | 1992-06-22 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2543915Y2 (ja) | 1997-08-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8235370B2 (en) | Clamp device | |
| GB2307430A (en) | Chuck with an integrated rotary union for fluid flow | |
| KR20100035686A (ko) | 공작기계용 회전 분할 장치를 위한 클램프 장치 | |
| JP2000326167A (ja) | クランプ装置 | |
| US11766754B2 (en) | Conveyance apparatus | |
| KR20090032956A (ko) | 공작기계용의 회전분할장치를 위한 클램프장치 | |
| JPH02311206A (ja) | スピンドル装置 | |
| JPS591522B2 (ja) | 工作物用自動チヤツク | |
| CN101272878B (zh) | 用于机床的同步夹紧卡盘 | |
| EP0846524B1 (en) | Changeable chuck system | |
| JP3713190B2 (ja) | 円テーブル装置 | |
| JP2543915Y2 (ja) | 工具保持装置 | |
| EP0578989B1 (en) | Cam clamp with a swinging clamp arm | |
| CN204053505U (zh) | 机床的工具保持件装拆结构 | |
| US4852428A (en) | Indexing device | |
| US3798722A (en) | Coupling assembly | |
| WO2020249551A1 (en) | Clamping device for tool holder | |
| JPS6341711B2 (ja) | ||
| CN107866680A (zh) | 旋转台装置及夹紧单元 | |
| JP3829034B2 (ja) | 固定用バンド締付装置および方法 | |
| US4505488A (en) | Automatic indexing chuck | |
| JP3249129U (ja) | クランプシステム | |
| JPH0861379A (ja) | 軸受固定装置 | |
| JP3456341B2 (ja) | 主軸チャックのワーク着座検出装置 | |
| JPH0131373Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970325 |