JPH05160750A - 受信装置 - Google Patents
受信装置Info
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- JPH05160750A JPH05160750A JP34867091A JP34867091A JPH05160750A JP H05160750 A JPH05160750 A JP H05160750A JP 34867091 A JP34867091 A JP 34867091A JP 34867091 A JP34867091 A JP 34867091A JP H05160750 A JPH05160750 A JP H05160750A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 希望波と強い干渉波を含む主信号から、殆ど
希望波成分を含まない干渉波のみの参照信号を用いて干
渉波を除去するとき、参照信号の位相の変化とは無関係
に干渉波を抑圧する。 【構成】 主信号X(t)と参照信号r(t)をそれぞれ検波
器8a,8bで包絡線検波し、主信号の検波出力を参照
信号の検波出力を用いて割算器9で割算し、主信号に含
まれる干渉波成分が殆ど直流成分に変換されようにし、
該割算器の出力から高域通過フィルタ10で低周波成分
を除去し、次いで該フィルタ出力と主信号X(t)を掛け
算器(又はミキサー)11で掛け算して主信号の干渉波を
抑圧する構成である。
希望波成分を含まない干渉波のみの参照信号を用いて干
渉波を除去するとき、参照信号の位相の変化とは無関係
に干渉波を抑圧する。 【構成】 主信号X(t)と参照信号r(t)をそれぞれ検波
器8a,8bで包絡線検波し、主信号の検波出力を参照
信号の検波出力を用いて割算器9で割算し、主信号に含
まれる干渉波成分が殆ど直流成分に変換されようにし、
該割算器の出力から高域通過フィルタ10で低周波成分
を除去し、次いで該フィルタ出力と主信号X(t)を掛け
算器(又はミキサー)11で掛け算して主信号の干渉波を
抑圧する構成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、干渉波抑圧手段を備え
た受信装置に関する。
た受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、干渉波抑圧手段を備えた受信装置
として、例えば、B.Widrow,“Adaptive Noise Can
celling" Proc. IEEE, vol.63, No.12
(1975)に開示されたものがある。
として、例えば、B.Widrow,“Adaptive Noise Can
celling" Proc. IEEE, vol.63, No.12
(1975)に開示されたものがある。
【0003】図4は上記文献に開示された内容を応用し
た受信装置のブロック図であり、1は受信手段、2は干
渉波抑圧手段である。受信手段1は、希望波S(t)の受
信の時、強い干渉波I(t)が同時に受信される主信号X
(t)と、該主信号X(t)と比較して殆ど希望波成分を含ま
ない干渉波のみの信号である参照信号r(t)の2チャン
ネルを受信するもので、希望波S(t)と干渉波I(t)の両
方を受ける主アンテナ7aと、該主アンテナ7aと比較
して殆ど希望波成分を含まない干渉波I(t)のみを受け
る補助アンテナ7bと、前記主アンテナ7aからの希望
波と干渉波とを含む主信号X(t)及び前記補助アンテナ
7bからの殆ど干渉波のみの参照信号r(t)を受ける受
信機6とを有している。通常、主信号はアンテナ利得の
大きい主アンテナ7aを用い、参照信号はアンテナ利得
の小さい補助アンテナ7bを用いている。また、干渉波
抑圧手段2は、主信号X(t)についての受信機出力をA
/D変換するA/D変換器5aと、参照信号r(t)につ
いての受信機出力をA/D変換するA/D変換器5b
と、参照信号r(t)を主信号X(t)に含まれる干渉波に近
似合成する適応フィルタ3と、主信号X(t)から適応フ
ィルタ出力信号j(t)を差し引いて出力信号e(t)を得る
ための複素減算器4とからなり、このような干渉波抑圧
手段2はノイズキャンセラとして知られている。
た受信装置のブロック図であり、1は受信手段、2は干
渉波抑圧手段である。受信手段1は、希望波S(t)の受
信の時、強い干渉波I(t)が同時に受信される主信号X
(t)と、該主信号X(t)と比較して殆ど希望波成分を含ま
ない干渉波のみの信号である参照信号r(t)の2チャン
ネルを受信するもので、希望波S(t)と干渉波I(t)の両
方を受ける主アンテナ7aと、該主アンテナ7aと比較
して殆ど希望波成分を含まない干渉波I(t)のみを受け
る補助アンテナ7bと、前記主アンテナ7aからの希望
波と干渉波とを含む主信号X(t)及び前記補助アンテナ
7bからの殆ど干渉波のみの参照信号r(t)を受ける受
信機6とを有している。通常、主信号はアンテナ利得の
大きい主アンテナ7aを用い、参照信号はアンテナ利得
の小さい補助アンテナ7bを用いている。また、干渉波
抑圧手段2は、主信号X(t)についての受信機出力をA
/D変換するA/D変換器5aと、参照信号r(t)につ
いての受信機出力をA/D変換するA/D変換器5b
と、参照信号r(t)を主信号X(t)に含まれる干渉波に近
似合成する適応フィルタ3と、主信号X(t)から適応フ
ィルタ出力信号j(t)を差し引いて出力信号e(t)を得る
ための複素減算器4とからなり、このような干渉波抑圧
手段2はノイズキャンセラとして知られている。
【0004】ここで、参照信号r(t)と主信号X(t)の伝
搬路の相違を、伝達関数H(t)で表すとすると、適応フ
ィルタ3の伝達関数W(t)がH(t)に一致するように制御
されたとき、干渉波抑圧手段2の出力信号e(t)は、主信
号X(t)から干渉波を抑圧した希望波信号S(t)となる。
搬路の相違を、伝達関数H(t)で表すとすると、適応フ
ィルタ3の伝達関数W(t)がH(t)に一致するように制御
されたとき、干渉波抑圧手段2の出力信号e(t)は、主信
号X(t)から干渉波を抑圧した希望波信号S(t)となる。
【0005】前記適応フィルタ3は段数Mのディジタル
フィルタで構成され、フィルタのインパルス応答値にあ
たるM個の荷重を最小自乗法の適応アルゴリズムに基づ
いて逐次的に制御することによって、その伝達関数W
(t)を上記の伝達関数H(t)に近付けるのであるが、この
ため適応アルゴリズムの収束時間が必要であり、また収
束時間は適応フィルタの必要段数Mの増加とともに大き
くなる。受信環境が早く変化する場合、収束時間が妨げ
となり干渉波の消え残りが存在し、このため希望波S
(t)の観測の障害になっていた。
フィルタで構成され、フィルタのインパルス応答値にあ
たるM個の荷重を最小自乗法の適応アルゴリズムに基づ
いて逐次的に制御することによって、その伝達関数W
(t)を上記の伝達関数H(t)に近付けるのであるが、この
ため適応アルゴリズムの収束時間が必要であり、また収
束時間は適応フィルタの必要段数Mの増加とともに大き
くなる。受信環境が早く変化する場合、収束時間が妨げ
となり干渉波の消え残りが存在し、このため希望波S
(t)の観測の障害になっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の干渉波抑圧手段
を備えた受信装置は、上記のように受信環境の早い変化
に対して、上記収束時間のためフィルタ最適値に追随せ
ず、干渉波に消え残りが生じ、希望波の観測に障害にな
るという課題があった。
を備えた受信装置は、上記のように受信環境の早い変化
に対して、上記収束時間のためフィルタ最適値に追随せ
ず、干渉波に消え残りが生じ、希望波の観測に障害にな
るという課題があった。
【0007】本発明は、上記のような課題に対してなさ
れたもので、上記のような適応フィルタを用いない方式
により、瞬時に干渉波を除去して希望波を観測できる干
渉波抑圧手段を備えた受信装置を提供することを目的と
する。
れたもので、上記のような適応フィルタを用いない方式
により、瞬時に干渉波を除去して希望波を観測できる干
渉波抑圧手段を備えた受信装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の受信装置は、殆ど干渉波のみの第1の受信
信号及び希望波と干渉波とを含む第2の受信信号の包絡
線をそれぞれ検波する検波器と、これら検波器の出力を
入力とする信号処理器と、該信号処理器の出力の低周波
成分を除去する高域通過フィルタと、該高域通過フィル
タの出力と前記第2の受信信号を掛算する掛算器又はミ
キサーとを有する干渉波抑圧手段を備えた構成となって
いる。前記信号処理器は両方の検波出力を受けて干渉波
成分を低周波に落とす信号処理を実行できるものであっ
て、例えば、割算器を含むもの等が採用できる。
に、本発明の受信装置は、殆ど干渉波のみの第1の受信
信号及び希望波と干渉波とを含む第2の受信信号の包絡
線をそれぞれ検波する検波器と、これら検波器の出力を
入力とする信号処理器と、該信号処理器の出力の低周波
成分を除去する高域通過フィルタと、該高域通過フィル
タの出力と前記第2の受信信号を掛算する掛算器又はミ
キサーとを有する干渉波抑圧手段を備えた構成となって
いる。前記信号処理器は両方の検波出力を受けて干渉波
成分を低周波に落とす信号処理を実行できるものであっ
て、例えば、割算器を含むもの等が採用できる。
【0009】
【作用】本発明の受信装置においては、主信号の包絡線
検波信号に含まれる主な干渉波成分を、参照波の包絡線
検波波形で割るか、これと実質的に等価な処理を実行す
ることにより、ほぼ直流に帯域圧縮して高域通過フィル
タで除去した後、該高域通過フィルタ出力を掛算器又は
ミキサーにより元の主信号と掛けることにより、瞬時に
干渉波を抑圧することが可能である。
検波信号に含まれる主な干渉波成分を、参照波の包絡線
検波波形で割るか、これと実質的に等価な処理を実行す
ることにより、ほぼ直流に帯域圧縮して高域通過フィル
タで除去した後、該高域通過フィルタ出力を掛算器又は
ミキサーにより元の主信号と掛けることにより、瞬時に
干渉波を抑圧することが可能である。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る受信装置の実施例を図面
に従って説明する。
に従って説明する。
【0011】図1は本発明の受信装置の一実施例を示す
構成図である。この図において、受信手段1は図4の従
来の場合と同様であって、主信号X(t)と参照信号r(t)
の2チャンネルを受信するもので、希望波S(t)と干渉
波I(t)の両方を受ける主アンテナ7aと、該主アンテ
ナ7aと比較して殆ど希望波成分を含まない干渉波I
(t)のみを受ける補助アンテナ7bと、前記主アンテナ
7aからの主信号X(t)及び前記補助アンテナ7bから
の参照信号r(t)を受ける受信機6とを有している。ま
た、干渉波抑圧手段2は、主信号X(t)についての受信
機出力を包絡線検波する自乗検波器(包絡線検波器)8
aと、参照信号r(t)についての受信機出力を包絡線検
波する自乗検波器(包絡線検波器)8bと、割算器9
と、高域通過フィルタ(H.P.F.)10と、掛算器又
はミキサー11とを有している。
構成図である。この図において、受信手段1は図4の従
来の場合と同様であって、主信号X(t)と参照信号r(t)
の2チャンネルを受信するもので、希望波S(t)と干渉
波I(t)の両方を受ける主アンテナ7aと、該主アンテ
ナ7aと比較して殆ど希望波成分を含まない干渉波I
(t)のみを受ける補助アンテナ7bと、前記主アンテナ
7aからの主信号X(t)及び前記補助アンテナ7bから
の参照信号r(t)を受ける受信機6とを有している。ま
た、干渉波抑圧手段2は、主信号X(t)についての受信
機出力を包絡線検波する自乗検波器(包絡線検波器)8
aと、参照信号r(t)についての受信機出力を包絡線検
波する自乗検波器(包絡線検波器)8bと、割算器9
と、高域通過フィルタ(H.P.F.)10と、掛算器又
はミキサー11とを有している。
【0012】前記主信号X(t)は、希望波S(t)と干渉波
I(t)の和であり、次式で表せる。 X(t)=I(t)cos{ω1t+θ1(t)}+S(t)cos{ωst+θs(t)} …(1) ここで、S(t),ωst及びθs(t)は、希望波の振幅、角
周波数及び位相をそれぞれ表し、また、I(t),ω1及び
θ1(t)は、干渉波の振幅、角周波数及び位相をそれぞれ
表す。θ1(t)は0から2πまで一様に分布しているもの
とし、また希望波と干渉波は互いに独立であり、さら
に、希望波及び干渉波の位相と振幅は互いに独立である
とする。上式はさらに次のように書ける。
I(t)の和であり、次式で表せる。 X(t)=I(t)cos{ω1t+θ1(t)}+S(t)cos{ωst+θs(t)} …(1) ここで、S(t),ωst及びθs(t)は、希望波の振幅、角
周波数及び位相をそれぞれ表し、また、I(t),ω1及び
θ1(t)は、干渉波の振幅、角周波数及び位相をそれぞれ
表す。θ1(t)は0から2πまで一様に分布しているもの
とし、また希望波と干渉波は互いに独立であり、さら
に、希望波及び干渉波の位相と振幅は互いに独立である
とする。上式はさらに次のように書ける。
【数1】 本発明の場合、干渉波発生源が不特定ではなく、特定さ
れている場合を対象としており、干渉波の信号波形が既
知の情報として得ることが出来るため、参照信号r(t)
は、 r(t)=k・Ia(t)cos{ω1t+θ1(t)+θ} …(3) となる。ここで、k及びθはそれぞれ主信号X(t)に含ま
れる干渉波と参照信号との振幅比及び位相差を表し、I
a(t)はI(t)とほぼ同一波形と考えることができる。干
渉波の包絡線波形は参照信号の自乗検波器8bの出力k2
Ia2(t)/2から得ることができる。そして、割算器9
を用いて主信号X(t)についての自乗検波器8aの出力
A2を参照信号についての自乗検波器8bの出力で割
る。このとき、割算器9の出力は、 A1(t)=2A2(t)/k2Ia2(t) =2I2(t)/k2Ia2(t)+2S2(t)/k2Ia2(t) +2{2S(t)I(t)/k2Ia2(t)}cos{Δωt+θ1(t)−θs(t)}…(4) となる。但し、kIa(t)≠0とする。ここで、I(t)と
Ia(t)がほぼ同一波形であるから、自乗検波信号A2(t)
のI2(t)項はほとんど直流成分に帯域圧縮されるため、
A1(t)の直流成分を高域通過フィルタ10により遮断す
ることによって除去できる。ここで干渉波の振幅が希望
波に比較して非常に大きいとすると、図1の高域通過フ
ィルタ10の出力A2(t)は次のように近似できる。 A2(t)={4S(t)/k2I(t)}cos{Δωt+θ1(t)−θs(t)} …(5)
れている場合を対象としており、干渉波の信号波形が既
知の情報として得ることが出来るため、参照信号r(t)
は、 r(t)=k・Ia(t)cos{ω1t+θ1(t)+θ} …(3) となる。ここで、k及びθはそれぞれ主信号X(t)に含ま
れる干渉波と参照信号との振幅比及び位相差を表し、I
a(t)はI(t)とほぼ同一波形と考えることができる。干
渉波の包絡線波形は参照信号の自乗検波器8bの出力k2
Ia2(t)/2から得ることができる。そして、割算器9
を用いて主信号X(t)についての自乗検波器8aの出力
A2を参照信号についての自乗検波器8bの出力で割
る。このとき、割算器9の出力は、 A1(t)=2A2(t)/k2Ia2(t) =2I2(t)/k2Ia2(t)+2S2(t)/k2Ia2(t) +2{2S(t)I(t)/k2Ia2(t)}cos{Δωt+θ1(t)−θs(t)}…(4) となる。但し、kIa(t)≠0とする。ここで、I(t)と
Ia(t)がほぼ同一波形であるから、自乗検波信号A2(t)
のI2(t)項はほとんど直流成分に帯域圧縮されるため、
A1(t)の直流成分を高域通過フィルタ10により遮断す
ることによって除去できる。ここで干渉波の振幅が希望
波に比較して非常に大きいとすると、図1の高域通過フ
ィルタ10の出力A2(t)は次のように近似できる。 A2(t)={4S(t)/k2I(t)}cos{Δωt+θ1(t)−θs(t)} …(5)
【0013】次に、これを掛算器又はミキサー11を用
いて主信号X(t)と掛けると、出力Ya(t)は Ya(t)={2S(t)/k}[cos{ωst+θs(t)}+cos{ω1t+Δωt+2θ1(t) −θs(t)}] …(6) となる。上式の第1項は希望波の成分であり、第2項は
雑音成分である。上式から出力の信号対干渉波比はほぼ
1に近く、非常に大きな干渉波除去を示すことが分か
る。これは主信号の自乗検波信号を参照信号の振幅波形
で帯域圧縮したものを、高域通過フィルタ10で除去し
たことが本質的な役割をしている。
いて主信号X(t)と掛けると、出力Ya(t)は Ya(t)={2S(t)/k}[cos{ωst+θs(t)}+cos{ω1t+Δωt+2θ1(t) −θs(t)}] …(6) となる。上式の第1項は希望波の成分であり、第2項は
雑音成分である。上式から出力の信号対干渉波比はほぼ
1に近く、非常に大きな干渉波除去を示すことが分か
る。これは主信号の自乗検波信号を参照信号の振幅波形
で帯域圧縮したものを、高域通過フィルタ10で除去し
たことが本質的な役割をしている。
【0014】一般に、レーダや通信のように希望波の変
調形式が既知の場合は、希望波をスプレッド・スペクト
ラム信号にし、これを復調することにより干渉波の中か
らさらに希望波のみを抽出することができる。このた
め、図1の出力の信号対干渉波比が1であることは実用
的な問題はない。
調形式が既知の場合は、希望波をスプレッド・スペクト
ラム信号にし、これを復調することにより干渉波の中か
らさらに希望波のみを抽出することができる。このた
め、図1の出力の信号対干渉波比が1であることは実用
的な問題はない。
【0015】また、図1の回路の主信号の干渉波成分と
参照信号との振幅の大きさの比kの値が急に変化したと
き、A1(t)のうちの第1項2I2(t)/k2Ia2(t)は高域
通過フィルタ10で完全に除去されず、過渡的に大きな
値が通過する。この過渡応答はA1(t)が通過する高域通
過フィルタ10の特性に依存する。しかし、図1の回路
の主信号の干渉波成分と参照信号との位相の差θの値が
急に変化しても過渡的な変化は存在しない。これはA
1(t)がθに無関係な関数であるため、位相θの変化に対
して干渉波除去特性は過渡的な劣化を示すことはない。
この結果、提案回路は、振幅比kが一定であれば干渉波
の大きさが変化しても、また、位相差θが変化しても瞬
時に干渉波を除去できるものである。
参照信号との振幅の大きさの比kの値が急に変化したと
き、A1(t)のうちの第1項2I2(t)/k2Ia2(t)は高域
通過フィルタ10で完全に除去されず、過渡的に大きな
値が通過する。この過渡応答はA1(t)が通過する高域通
過フィルタ10の特性に依存する。しかし、図1の回路
の主信号の干渉波成分と参照信号との位相の差θの値が
急に変化しても過渡的な変化は存在しない。これはA
1(t)がθに無関係な関数であるため、位相θの変化に対
して干渉波除去特性は過渡的な劣化を示すことはない。
この結果、提案回路は、振幅比kが一定であれば干渉波
の大きさが変化しても、また、位相差θが変化しても瞬
時に干渉波を除去できるものである。
【0016】上で述べた解析結果を定性的に証明するた
めマイクロ波による実験結果の一例を図2及び図3に示
す。但し、図2は主信号X(t)、図3は干渉波抑圧手段
の出力Ya(t)を示す。この実験では、希望波は、中心周
波数9000MHz、パルス幅4μS、繰り返し周波数
50kHzの安定した信号を与え、また、干渉波は中心周
波数は9000.01MHzであり、希望波の中心周波数
に非常に接近しており、希望波の持つパルス帯域内に含
まれている。干渉波の一部は参照信号として受信する。
主信号と参照信号は受信機により中心周波数が5MHz
の中間周波数に変換し、干渉波抑圧手段の入力となる。
これら2チャンネルの信号はディジタル信号として記録
し、コンピュータにより干渉波抑圧手段をシミュレート
した。図2は干渉波が変調周波数10kHzで変調度20
%の振幅変調波の場合で、入力の信号対干渉波比が−3
0dBにおけるときのX(t)であり、図3はそのときの干
渉波抑圧手段の出力Ya(t)の波形である。この波形は記
録した参照信号の位相を途中で180°変転しても同じ
波形を示す。このことから本発明が瞬時に干渉波を殆ど
抑圧することができることが判る。
めマイクロ波による実験結果の一例を図2及び図3に示
す。但し、図2は主信号X(t)、図3は干渉波抑圧手段
の出力Ya(t)を示す。この実験では、希望波は、中心周
波数9000MHz、パルス幅4μS、繰り返し周波数
50kHzの安定した信号を与え、また、干渉波は中心周
波数は9000.01MHzであり、希望波の中心周波数
に非常に接近しており、希望波の持つパルス帯域内に含
まれている。干渉波の一部は参照信号として受信する。
主信号と参照信号は受信機により中心周波数が5MHz
の中間周波数に変換し、干渉波抑圧手段の入力となる。
これら2チャンネルの信号はディジタル信号として記録
し、コンピュータにより干渉波抑圧手段をシミュレート
した。図2は干渉波が変調周波数10kHzで変調度20
%の振幅変調波の場合で、入力の信号対干渉波比が−3
0dBにおけるときのX(t)であり、図3はそのときの干
渉波抑圧手段の出力Ya(t)の波形である。この波形は記
録した参照信号の位相を途中で180°変転しても同じ
波形を示す。このことから本発明が瞬時に干渉波を殆ど
抑圧することができることが判る。
【0017】なお、図1の受信手段1の参照信号を受信
するアンテナ7bの代わりに、干渉する送信源から相互
にケーブル、又は無線で接続されたシステムとして参照
信号を得るようにしても同様の効果を示す。
するアンテナ7bの代わりに、干渉する送信源から相互
にケーブル、又は無線で接続されたシステムとして参照
信号を得るようにしても同様の効果を示す。
【0018】また、本発明の干渉波抑圧手段をディジタ
ル処理でも実施出来ること、また、本発明は電波応用に
限らず音波応用に利用できることは言うまでもない。
ル処理でも実施出来ること、また、本発明は電波応用に
限らず音波応用に利用できることは言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
干渉波抑圧手段として、主信号と参照信号をそれぞれ包
絡線検波する検波器と、主信号及び参照信号の検波出力
を信号処理して干渉波成分を低周波に落とす割算器等の
信号処理器と、該信号処理器の出力の低周波成分を除去
する高域通過フィルタと、該フィルタ出力と主信号を掛
算する掛算器(又はミキサー)を有する干渉波抑圧手段を
備えており、前記主信号の自乗検波信号を参照信号の振
幅波形で帯域圧縮し、殆ど直流成分に変換されたものを
高域フィルタで除去した後、これを掛算器(又はミキサ
ー)により元の主信号と掛けることにより、瞬時に干渉
波を抑圧することができる干渉波抑圧手段を備えた受信
装置を得ることが出来る。本発明では、位相処理が不要
で回路構成が簡単となる利点もある。
干渉波抑圧手段として、主信号と参照信号をそれぞれ包
絡線検波する検波器と、主信号及び参照信号の検波出力
を信号処理して干渉波成分を低周波に落とす割算器等の
信号処理器と、該信号処理器の出力の低周波成分を除去
する高域通過フィルタと、該フィルタ出力と主信号を掛
算する掛算器(又はミキサー)を有する干渉波抑圧手段を
備えており、前記主信号の自乗検波信号を参照信号の振
幅波形で帯域圧縮し、殆ど直流成分に変換されたものを
高域フィルタで除去した後、これを掛算器(又はミキサ
ー)により元の主信号と掛けることにより、瞬時に干渉
波を抑圧することができる干渉波抑圧手段を備えた受信
装置を得ることが出来る。本発明では、位相処理が不要
で回路構成が簡単となる利点もある。
【図1】本発明に係る受信装置の一実施例の構成ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】図1の実施例の場合の実験結果であって主信号
X(t)を示す波形図である。
X(t)を示す波形図である。
【図3】図1の実施例の場合の実験結果であって干渉波
抑圧手段の出力Ya(t)を示す波形図である。
抑圧手段の出力Ya(t)を示す波形図である。
【図4】従来の受信装置の構成ブロック図である。
1 受信手段 2 干渉波抑圧手段 3 適応フィルタ 4 複素減算器 8 自乗検波器 9 割算器 10 高域通過フィルタ 11 掛算器
Claims (2)
- 【請求項1】 干渉波抑圧手段を備えた受信装置におい
て、殆ど干渉波のみの第1の受信信号及び希望波と干渉
波とを含む第2の受信信号の包絡線をそれぞれ検波する
検波器と、これら検波器の出力を入力とする信号処理器
と、該信号処理器の出力の低周波成分を除去する高域通
過フィルタと、該高域通過フィルタの出力と前記第2の
受信信号を掛算する掛算器又はミキサーとを有する干渉
波抑圧手段を備えて構成されたことを特徴とする受信装
置。 - 【請求項2】 前記信号処理器が一方の検波器出力で他
方の検波器出力を割算する割算器を含むものである請求
項1記載の受信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3348670A JPH0775326B2 (ja) | 1991-12-07 | 1991-12-07 | 受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3348670A JPH0775326B2 (ja) | 1991-12-07 | 1991-12-07 | 受信装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05160750A true JPH05160750A (ja) | 1993-06-25 |
| JPH0775326B2 JPH0775326B2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=18398568
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3348670A Expired - Lifetime JPH0775326B2 (ja) | 1991-12-07 | 1991-12-07 | 受信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0775326B2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56136039A (en) * | 1980-03-28 | 1981-10-23 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Interference compensator |
| JPS63215122A (ja) * | 1987-03-03 | 1988-09-07 | Fujitsu Ltd | 干渉検出装置 |
-
1991
- 1991-12-07 JP JP3348670A patent/JPH0775326B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56136039A (en) * | 1980-03-28 | 1981-10-23 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Interference compensator |
| JPS63215122A (ja) * | 1987-03-03 | 1988-09-07 | Fujitsu Ltd | 干渉検出装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0775326B2 (ja) | 1995-08-09 |
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Legal Events
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