JPH0516285U - 吸水マツト - Google Patents

吸水マツト

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JPH0516285U
JPH0516285U JP7152191U JP7152191U JPH0516285U JP H0516285 U JPH0516285 U JP H0516285U JP 7152191 U JP7152191 U JP 7152191U JP 7152191 U JP7152191 U JP 7152191U JP H0516285 U JPH0516285 U JP H0516285U
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和三 寺尾
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金星製紙株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生魚の切身や生肉のブロックなどからビニル
包装用皿に浸み出る血液や肉汁などを吸水シートに全部
吸収して皿面にはみ出させることなく、しかも吸収され
た姿を直視も透視もされない吸水マットを得る。 【構成】 熱可塑性樹脂の不透明なフィルム10の裏面
に、樹脂系接着剤20を用いパルプ系吸水シート30を
一体的に貼り付け、その表面に多数の小さな凹部11を
エンボス加工により、一部の側壁12と底面13との境
界に切れ目14を発生させて形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、肉や魚の切り身を樹脂製の皿に入れてビニル包装する場合、敷物と して用いる吸水マットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、百貨店やスーパーマーケットなどの量販店において、生肉のブロックや 生魚の切り身などを合成樹脂製の皿に置き、ビニル包装を施して販売しているが 、浸み出た血液や肉汁が皿底に溜って顧客に不潔感、不快感を与えるばかりか、 携行中にビニルが破れて衣服を汚したり、あるいは混載した提げ袋内の他の商品 に付着するなどの不具合を生ずることもある。
【0003】 そこで最近では、皿底面に吸水マットを敷き、血液などを吸着することにより 上記不具合の解消に努めている。 この吸水マット40は、図3に示すように、半透明な合成樹脂のフィルム41 に接着剤42を用いて吸水シート43を貼付したものに多数の丸い小孔44を穿 って形成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来の吸水マットは、フィルム表面から吸水シート裏面に貫通する 小孔が穿設されているため、貫流して皿底面に溜ったり、あるいは小孔内に残留 する血液などが直視されるだけでなく、この小孔周辺の吸水シート部分に吸収さ れて拡散した状態もフィルムが半透明なので視認できるため、不快感などを十分 に回避し得ないという欠点がある。 また、前記小孔は吸水シートまで貫通させてあるため、皿底面に達した血液な どが吸水マットの縁辺から外へはみ出るという不都合もある。
【0005】 本考案は、このような従来技術を背景になされたもので、生魚や生肉から浸み 出た血液などを吸水シートに全部吸収して皿底面へはみ出させることがなく、し かも吸収された姿を直視も透視もされない吸水マットを提供することを目的とす る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、熱可塑性樹脂の不透明なフィルムの裏面に、樹脂系接着剤を用いパ ルプ系吸水シートを一体的に貼り付けてなる吸水マットであって、その表面に、 多数の小さな凹部を、エンボス加工により一部の側壁と底面との境界に切れ目を 生じさせて形成したことを特徴とする吸水マットを提供するものである。
【0007】 また、本考案の吸水マットにおいては、熱可塑性樹脂は、ポリプロピレンであ ることが好ましい。
【0008】 さらに、本考案の吸水マットにおいては、樹脂系接着剤は、エチレン・酢酸ビ ニル共重合樹脂粉末であることが好ましい。
【0009】
【作用】
本考案の吸水マットは、熱可塑性樹脂の不透明なフィルムにパルプ系吸水シー トを貼着したものをエンボス加工を施してフィルム表面に多数の小凹部を形成し たため、エンボスロールの突起の押圧成型に際し、フィルム面の展張が追従でき ず一部の側壁と底面との境界に切れ目が生ずるが、吸水シートは、切れ目を生ず ることなく凹部の全側壁及び底部の裏面に接着状態を維持して追従変形している 。
【0010】 従って、前記血液などは、切れ目を通り吸水シートに効率良く吸収されるだけ でなく、吸水シートの縁辺外や皿底面へはみ出ることもない。また、前記切れ目 は、小凹部の内側面に位置しているため、フィルム上方から直視することはでき ず、フィルムも不透明な質であるので吸水シートに吸収され拡散している状態も 透視されることはなく、顧客に不潔感などを与えることは回避できる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。 この実施例の吸水マット01は、図1Aに示すように、熱可塑性樹脂の不透明 なフィルム10を表面とし、その裏に樹脂系接着剤20を用いてパルプ系の吸水 シート30を貼り付けたものをエンボス加工により、多数の小さな凹部11を形 成している。このエンボス加工に際して凹部11の一部の側壁12と底面13と の境には、フィルム10が成型の際の展張に追従できず切れ目14が生じている 。しかし、吸水シート30の方は柔軟であるため、エンボス加工の成型に追従で き、切れ目が生ずることなくフィルム10の成型に沿い縦断面波形となっている 。 また、凹部11は、同図Bに見られるごとく、個々には平面小判形を呈し、千 鳥がけ模様に配設されており、吸水シート30の裏面も同図Cのように凸部31 が千鳥がけ模様を形成している。
【0012】 なお、本実施例の吸水マット01の各使用材料は、フィルム10にポリプロピ レン(厚さ50μm、目付30g/m2 )を用い、吸水シート30はパルプ系の 不織布(目付40〜70g/m2 )としている。 また、樹脂系接着剤20は、エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂粉末(EVA樹 脂)としており、その粒度は55±5メッシュ、使用量は5g/m2 である。 その他として、吸水マット01の吸水性能を向上するため、吸水ポリマーを必 要に応じて、前記不織布中に使用する。その使用量は0〜3g/m2 である。
【0013】 次に、エンボス加工による本実施例の吸水マット01の製造に関し、図2を参 照しつつ説明する。 全周面に小判型の突起03を千鳥がけ模様に配置突設したエンボスローラ02 (120℃に加熱)を弾性ローラ04(90℃に加熱)にプレス圧2.5〜4. 0kg/cm2 で圧接し回転する間に、上面にEVA樹脂20を散布された吸水シー ト30とフィルム10とが重合して送入される。 そこで、EVA樹脂20が溶かされ、フィルム10と吸水シート30とが密着 するとともに、前記エンボスローラ02の突起03により凹部11と凸部31と が千鳥がけ模様に形成される。この凹部11の形成に際して、フィルム10は裏 面側に膨れ出るわけであるが、小判形凹部11の特に進行方向に位置する側壁1 2には、前記突起03によるフィルム10引き込みの力が働くため、フィルム1 0の展張が追従できず底面13との境に切れ目14が生ずる。ただし、進行逆方 向の側壁に生ずることもある。 また、両ローラ02、04の温度だけではEVA樹脂の溶融の点から加工速度 が非常に遅くなることもあるので、エンボス直前に赤外線照射を行うこととして いる。
【0014】 次に、本考案の実施例の作用を説明する。 本考案の実施例の吸水マット01を樹脂製の皿の底面に敷いて生魚の切身や生 肉のブロックを入れた場合、にじみ出た血液や肉汁は、凹部11の切れ目14を 通って吸水シート30に吸収されるが、凹部11や凸部31により吸水マット0 1は嵩高となっていて収容力も大きくまた、従来品のように吸水シート裏面に開 口する孔もないので、裏面や縁辺から漏れ出すことはない。 特に、切れ目14は側壁の下部に開いた横向きの穴であるため、フィルム10 の上方から見てもその内部は覗くことはできず、さらにフィルム10が不透明で あることから吸水シート30に吸収され拡散状態にある血液なども視認すること は不可能である。
【0015】 以上、本考案の実施例を説明したが、本考案はこの実施例に必ずしも限定され ることはなく、要旨を逸脱しない範囲での設計変更などがあっても本考案に含ま れる。 例えば、実施例では、凹部の平面形状を小判形としたが、矩形でも楕円形でも 円形でも差支えない。 また、フィルム10は、ポリプロピレンに限定されず、ポリエチレン、塩化ビ ニリデンなどの他の素材であってもよい。 さらに、樹脂系接着剤20は、EVA樹脂に限定されず、アクリル系、ウレタ ン系など、他の汎用の接着剤であってもよい。
【0016】
【考案の効果】
本考案の吸水マットは、熱可塑性樹脂の不透明なフィルムの裏面に、樹脂系接 着剤を用いパルプ系吸水シートを一体的に貼り付けてなる吸水マットであって、 その表面に、多数の小さな凹部を、エンボス加工により一部の側壁と底面との境 界に切れ目を生じさせて形成したために、吸水マットは嵩高となって取扱いが容 易となり収容力も増大したので、生魚の切り身や生肉のブロックなどから浸み出 る血液や肉汁は、吸水シートに十分に吸収されるだけでなく裏面や縁辺にはみ出 ることもない。特に凹部の切れ目は横向きの穴となっているので、その内部を見 ることができず、またフィルムも不透明なため、吸水シートに吸収され拡散した 血液なども視認することができず不潔感や不快感を生ずることが無い。 さらになお、本考案の切れ目は分布度合いが極めて密で数が多く、そのため単 位面積当りの流通面積も大となるばかりか、切れ目の直後には吸水シートが待ち 受けているので吸収効率も高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の吸水マットの一部を示す図
で、同図Aは縦断面図、同図Bは平面図、同図Cは底面
図である。
【図2】本考案の実施例の吸水マットをエンボス加工に
より製造する状況を示す説明図である。
【図3】従来の吸水マットの一部を示す図で、同図Aは
縦断面図、同図Bは平面図、同図Cは底面図である。
【符号の説明】
01 吸水マット 10 フィルム 11 凹部 12 側壁 13 底面 14 切れ目 20 樹脂系接着剤 30 吸水シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 33/00 7141−4F

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂の不透明なフィルムの裏面
    に、樹脂系接着剤を用いパルプ系吸水シートを一体的に
    貼り付けてなる吸水マットであって、その表面に、多数
    の小さな凹部を、エンボス加工により一部の側壁と底面
    との境界に切れ目を発生させて形成したことを特徴とす
    る吸水マット。
  2. 【請求項2】 前記熱可塑性樹脂がポリプロピレンであ
    る請求項1記載の吸水マット。
  3. 【請求項3】 前記樹脂系接着剤がエチレン・酢酸ビニ
    ル共重合樹脂粉末である請求項1または2に記載の吸水
    マット。
JP7152191U 1991-08-13 1991-08-13 吸水マット Expired - Lifetime JPH074912Y2 (ja)

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JP7152191U JPH074912Y2 (ja) 1991-08-13 1991-08-13 吸水マット

Applications Claiming Priority (1)

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JP7152191U JPH074912Y2 (ja) 1991-08-13 1991-08-13 吸水マット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0516285U true JPH0516285U (ja) 1993-03-02
JPH074912Y2 JPH074912Y2 (ja) 1995-02-08

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006056582A (ja) * 2004-08-23 2006-03-02 Hokuto Kagaku Kogyo Kk 不透水性吸収シート及び生鮮食品保冷方法

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JPH074912Y2 (ja) 1995-02-08

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