JPH05163741A - 仮土留材およびコンクリート壁築造工法 - Google Patents
仮土留材およびコンクリート壁築造工法Info
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- JPH05163741A JPH05163741A JP33475791A JP33475791A JPH05163741A JP H05163741 A JPH05163741 A JP H05163741A JP 33475791 A JP33475791 A JP 33475791A JP 33475791 A JP33475791 A JP 33475791A JP H05163741 A JPH05163741 A JP H05163741A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンクリート壁築造工法において、作業の省
力化と安全性および工事日数の減少を図ること。 【構成】 透水性仮土留材1は築造中のコンクリート壁
と地山法面間の地山床面上に順次積み重ねられるもので
あり、断面略L字型のコンクリートブロックからなる自
立可能な部材であり、貫通孔3および水抜き孔6により
透水性を持たせる。まず、断面略L字状の仮土留材1を
床掘り後の地山床面に自立させ、その仮土留材1上に砕
石などの裏込め材37を入れ、さらにその裏部に背面土
砂36を埋め戻し、この作業と前後して、該仮土留材1
でコンクリート打設用の前型枠を支持させ、仮土留材と
前型枠間にコンクリートを打設して、コンクリート壁を
築造する。
力化と安全性および工事日数の減少を図ること。 【構成】 透水性仮土留材1は築造中のコンクリート壁
と地山法面間の地山床面上に順次積み重ねられるもので
あり、断面略L字型のコンクリートブロックからなる自
立可能な部材であり、貫通孔3および水抜き孔6により
透水性を持たせる。まず、断面略L字状の仮土留材1を
床掘り後の地山床面に自立させ、その仮土留材1上に砕
石などの裏込め材37を入れ、さらにその裏部に背面土
砂36を埋め戻し、この作業と前後して、該仮土留材1
でコンクリート打設用の前型枠を支持させ、仮土留材と
前型枠間にコンクリートを打設して、コンクリート壁を
築造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物造成地、道路構
築等の際に設けるコンクリート壁の築造工法および該築
造工法に用いる仮土留材に関する。
築等の際に設けるコンクリート壁の築造工法および該築
造工法に用いる仮土留材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンクリート擁壁築造工法は、図
5に示すように、まず、地山線30の位置にある地山を
地山切り取り線31の位置に切り取り、床掘りをした後
に高さ約30〜180cmの裏型枠32と前型枠33を
組み上げ、両型枠32、33間にコンクリートを打設
し、一定時間の間コンクリートを硬化させ、コンクリー
ト擁壁35が背面土砂36、グリ石、砕石等からなる裏
込め材37の埋め戻しあるいは締め固めに充分耐えられ
る強度に硬化した後に裏型枠32を解体し、地山切り取
り線31とコンクリート擁壁35間に裏込め材37と背
面土砂36を埋め戻す方法を用いていた。このコンクリ
ート擁壁築造工法の一連の作業を繰り返し、所定の高さ
のコンクリート擁壁35を築造するのが一般的であっ
た。
5に示すように、まず、地山線30の位置にある地山を
地山切り取り線31の位置に切り取り、床掘りをした後
に高さ約30〜180cmの裏型枠32と前型枠33を
組み上げ、両型枠32、33間にコンクリートを打設
し、一定時間の間コンクリートを硬化させ、コンクリー
ト擁壁35が背面土砂36、グリ石、砕石等からなる裏
込め材37の埋め戻しあるいは締め固めに充分耐えられ
る強度に硬化した後に裏型枠32を解体し、地山切り取
り線31とコンクリート擁壁35間に裏込め材37と背
面土砂36を埋め戻す方法を用いていた。このコンクリ
ート擁壁築造工法の一連の作業を繰り返し、所定の高さ
のコンクリート擁壁35を築造するのが一般的であっ
た。
【0003】このとき、打設済みのコンクリート擁壁3
5が自立型でなく、もたれ式のコンクリート擁壁35で
ある場合は、断面的に見て、前面および裏面が地山側へ
傾いた形状となり、コンクリート擁壁35を打ち上げる
につれ、重心位置が地山側へ後退し転倒しやすくなるも
のである。したがって、パイプサポート38等を支保材
として使用して、施工中のコンクリート擁壁35が地山
側へ倒れる限界近くまで打設済みコンクリート支持用の
両型枠32、33を解体しないで、それに上段の両型枠
32、33を継ぎ足す方法がよく採られている。
5が自立型でなく、もたれ式のコンクリート擁壁35で
ある場合は、断面的に見て、前面および裏面が地山側へ
傾いた形状となり、コンクリート擁壁35を打ち上げる
につれ、重心位置が地山側へ後退し転倒しやすくなるも
のである。したがって、パイプサポート38等を支保材
として使用して、施工中のコンクリート擁壁35が地山
側へ倒れる限界近くまで打設済みコンクリート支持用の
両型枠32、33を解体しないで、それに上段の両型枠
32、33を継ぎ足す方法がよく採られている。
【0004】この方法がよく用いられる理由の一つは、
コンクリート打設済みの両型枠32、33を取りはずし
て、改めて寸法を計って両型枠32、33を組み立てる
必要がないからである。また、他の理由は先に述べたよ
うに、コンクリート打設済みの型枠32、33を解体し
て、コンクリート擁壁35裏側に背面土砂36、裏込め
材37を埋め戻すためにはコンクリート擁壁35が埋め
戻し材36、37による荷重に充分耐えられる程に硬化
してなければならないが、そのためには約一週間程度の
コンクリート硬化期間が必要なことにある。そのため、
工事期間を節約する意味でコンクリート硬化期間中に上
段の型枠32、33を組み立てることが行われる。通常
は背面土砂36、裏込め材37を埋め戻さない状態では
パイプサポート38等で地山側へ転倒しないよう地山切
り取り線31から裏型枠32を支持して、コンクリート
擁壁35を約2〜3m程度の高さまでは築造することが
できる。
コンクリート打設済みの両型枠32、33を取りはずし
て、改めて寸法を計って両型枠32、33を組み立てる
必要がないからである。また、他の理由は先に述べたよ
うに、コンクリート打設済みの型枠32、33を解体し
て、コンクリート擁壁35裏側に背面土砂36、裏込め
材37を埋め戻すためにはコンクリート擁壁35が埋め
戻し材36、37による荷重に充分耐えられる程に硬化
してなければならないが、そのためには約一週間程度の
コンクリート硬化期間が必要なことにある。そのため、
工事期間を節約する意味でコンクリート硬化期間中に上
段の型枠32、33を組み立てることが行われる。通常
は背面土砂36、裏込め材37を埋め戻さない状態では
パイプサポート38等で地山側へ転倒しないよう地山切
り取り線31から裏型枠32を支持して、コンクリート
擁壁35を約2〜3m程度の高さまでは築造することが
できる。
【0005】なお、裏込め材37は地山部から出てくる
地下水あるいは降水をコンクリート擁壁35前面に排水
するために必要な部材でコンクリート擁壁35の裏面部
に接するように配置される。そして、前記地下水、降水
は水抜きパイプ47(図3参照)からコンクリート擁壁
35前面に抜き出される。
地下水あるいは降水をコンクリート擁壁35前面に排水
するために必要な部材でコンクリート擁壁35の裏面部
に接するように配置される。そして、前記地下水、降水
は水抜きパイプ47(図3参照)からコンクリート擁壁
35前面に抜き出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図5に示すような従来
のコンクリート擁壁築造工法は型枠32、33の組み立
て、コンクリート打設、型枠32、33の解体、裏込め
材37、背面土砂36の埋め戻しまでの一連の作業を繰
り返して行い、コンクリート擁壁を立ち上げて行くので
ある。この工法ではコンクリート擁壁35背面の埋め戻
しにおいて、裏込め材37、背面土砂36を同時に埋め
戻す必要があるが、どちらか先に投入した埋め戻し材料
36、37の裾部が拡がるため必要な断面寸法の不均質
を招きやすく、それを整え直す作業に多くの人手を要し
ていた。また、コンクリートが充分硬化してない時期に
はこれら埋め戻し材料36、37を投入したり、振動機
等で締め固める作業ができなかった。また、コンクリー
ト硬化期間を含めて、多大な工事日数を必要としてい
た。
のコンクリート擁壁築造工法は型枠32、33の組み立
て、コンクリート打設、型枠32、33の解体、裏込め
材37、背面土砂36の埋め戻しまでの一連の作業を繰
り返して行い、コンクリート擁壁を立ち上げて行くので
ある。この工法ではコンクリート擁壁35背面の埋め戻
しにおいて、裏込め材37、背面土砂36を同時に埋め
戻す必要があるが、どちらか先に投入した埋め戻し材料
36、37の裾部が拡がるため必要な断面寸法の不均質
を招きやすく、それを整え直す作業に多くの人手を要し
ていた。また、コンクリートが充分硬化してない時期に
はこれら埋め戻し材料36、37を投入したり、振動機
等で締め固める作業ができなかった。また、コンクリー
ト硬化期間を含めて、多大な工事日数を必要としてい
た。
【0007】さらに、コンクリート擁壁35の背面部に
作業員が入っての裏型枠32の組み立て、解体、裏型枠
32の材料の搬入と搬出、埋め戻し材料36、37の搬
入にも多くの人手を要していた。そのうえ、数段に亙っ
てコンクリート支持型枠32、33を継ぎ足してコンク
リート擁壁35を築造する場合には、高さが約3mにも
立ち上がったコンクリート擁壁35と地山切り取り線3
1との間に作業員が入っての型枠32、33の組み立
て、解体作業および裏込め材37、背面土砂36の埋め
戻し作業が行われる。そのため、もたれ式のコンクリー
ト擁壁35等の断面においては、重心位置が高く、しか
も、それが地山側にあるため、非常に倒れやすいコンク
リート擁壁35の裏部での裏型枠32の解体作業はパイ
プサポート38等での支保材を付け替えながらの作業と
なり、多くの危険をはらんでいる。そして本来土留壁が
必要な状態の地山は、地山切り取り線31でコンクリー
ト擁壁35の施工上、一時的に床堀りするために非常に
不安定な状態となっている。その地山の切り取り法面か
ら転石、地山崩壊の危険が常にあり、裏込め材37、背
面土砂36の埋め戻し作業中に地山からの転石等のた
め、逃げ場所がなくなった作業員の人身事故がしばしば
発生していた。
作業員が入っての裏型枠32の組み立て、解体、裏型枠
32の材料の搬入と搬出、埋め戻し材料36、37の搬
入にも多くの人手を要していた。そのうえ、数段に亙っ
てコンクリート支持型枠32、33を継ぎ足してコンク
リート擁壁35を築造する場合には、高さが約3mにも
立ち上がったコンクリート擁壁35と地山切り取り線3
1との間に作業員が入っての型枠32、33の組み立
て、解体作業および裏込め材37、背面土砂36の埋め
戻し作業が行われる。そのため、もたれ式のコンクリー
ト擁壁35等の断面においては、重心位置が高く、しか
も、それが地山側にあるため、非常に倒れやすいコンク
リート擁壁35の裏部での裏型枠32の解体作業はパイ
プサポート38等での支保材を付け替えながらの作業と
なり、多くの危険をはらんでいる。そして本来土留壁が
必要な状態の地山は、地山切り取り線31でコンクリー
ト擁壁35の施工上、一時的に床堀りするために非常に
不安定な状態となっている。その地山の切り取り法面か
ら転石、地山崩壊の危険が常にあり、裏込め材37、背
面土砂36の埋め戻し作業中に地山からの転石等のた
め、逃げ場所がなくなった作業員の人身事故がしばしば
発生していた。
【0008】そこで、本発明は上記従来技術の欠点を解
決し、コンクリート壁築造工法において、作業の省力化
と安全性および工事日数の減少を図ることを目的として
いる。
決し、コンクリート壁築造工法において、作業の省力化
と安全性および工事日数の減少を図ることを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は次の
構成によって達成される。すなわち、地山床面上にコン
クリート壁を築造し、地山法面とコンクリート壁間に裏
込め材と背面土砂とからなる埋め戻し材料を埋め戻すコ
ンクリート壁築造工法に用いる築造中のコンクリート壁
と地山法面間の地山床面上に順次積み重ねられる仮土留
材であって、断面略L字型のコンクリートブロックから
なる自立可能な背面土砂支持用および硬化中のコンクリ
ート壁支持用の透水性仮土留材、または、上下方向から
埋め戻し材料により締め固め得る位置に展開可能な網体
を取り付けた上記仮土留材、または、前記の仮土留材を
コンクリート壁の裏面側に配置して、コンクリート壁築
造用の裏型枠として用い、かつ、該透水性仮土留材でコ
ンクリート壁築造用の前型枠を支持するコンクリート壁
築造工法である。なお、本発明でいう地山とは自然の地
山のみならず、平地に土を盛り上げた盛土を含むものと
する。
構成によって達成される。すなわち、地山床面上にコン
クリート壁を築造し、地山法面とコンクリート壁間に裏
込め材と背面土砂とからなる埋め戻し材料を埋め戻すコ
ンクリート壁築造工法に用いる築造中のコンクリート壁
と地山法面間の地山床面上に順次積み重ねられる仮土留
材であって、断面略L字型のコンクリートブロックから
なる自立可能な背面土砂支持用および硬化中のコンクリ
ート壁支持用の透水性仮土留材、または、上下方向から
埋め戻し材料により締め固め得る位置に展開可能な網体
を取り付けた上記仮土留材、または、前記の仮土留材を
コンクリート壁の裏面側に配置して、コンクリート壁築
造用の裏型枠として用い、かつ、該透水性仮土留材でコ
ンクリート壁築造用の前型枠を支持するコンクリート壁
築造工法である。なお、本発明でいう地山とは自然の地
山のみならず、平地に土を盛り上げた盛土を含むものと
する。
【0010】
【作用】コンクリート擁壁築造工法においては、まず、
断面略L字状の仮土留材を床掘り後の地山床面に自立さ
せ、その仮土留材上に砕石などの裏込め材を入れ、さら
にその裏部に背面土砂を埋め戻し、この作業と前後し
て、該仮土留材でコンクリート打設用の前型枠を支持さ
せ、仮土留材と前型枠間にコンクリートを打設する。こ
のとき、裏込め材および背面土砂によるコンクリートに
かかる荷重は仮土留材により軽減され、硬化中のコンク
リート内部の応力の発生を抑えることができる。
断面略L字状の仮土留材を床掘り後の地山床面に自立さ
せ、その仮土留材上に砕石などの裏込め材を入れ、さら
にその裏部に背面土砂を埋め戻し、この作業と前後し
て、該仮土留材でコンクリート打設用の前型枠を支持さ
せ、仮土留材と前型枠間にコンクリートを打設する。こ
のとき、裏込め材および背面土砂によるコンクリートに
かかる荷重は仮土留材により軽減され、硬化中のコンク
リート内部の応力の発生を抑えることができる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照しながら説明
する。まず、透水性仮土留材1について説明する。図1
に本実施例の仮土留材1を用いる仮土留壁の積み上げ途
中の状態図を示す。仮土留材1は断面略L字状のコンク
リートブロックである。該コンクリートブロックの底面
部2は排水と金網固定を兼ねた貫通孔3を適宜個数設け
てある。底面部2の幅は作業上仮土留材1が目的の施工
サイクル((仮土留材の設置→裏込め材の投入→前型枠
の組み立て)の一連の作業を繰り返し、仮土留材1と前
型枠の間へコンクリートを打設する。)間における背土
圧に対して、自立し得る長さが必要であり、約30cm
以上であることが好ましい。また、前面部5の高さはコ
ンクリート壁築造に際しての裏型枠兼用の先行仮土留材
として作業性のよい任意の高さでよい。また、仮土留材
1の底面部2と前面部5間には補強用の控部4を適宜の
個数設ける。
する。まず、透水性仮土留材1について説明する。図1
に本実施例の仮土留材1を用いる仮土留壁の積み上げ途
中の状態図を示す。仮土留材1は断面略L字状のコンク
リートブロックである。該コンクリートブロックの底面
部2は排水と金網固定を兼ねた貫通孔3を適宜個数設け
てある。底面部2の幅は作業上仮土留材1が目的の施工
サイクル((仮土留材の設置→裏込め材の投入→前型枠
の組み立て)の一連の作業を繰り返し、仮土留材1と前
型枠の間へコンクリートを打設する。)間における背土
圧に対して、自立し得る長さが必要であり、約30cm
以上であることが好ましい。また、前面部5の高さはコ
ンクリート壁築造に際しての裏型枠兼用の先行仮土留材
として作業性のよい任意の高さでよい。また、仮土留材
1の底面部2と前面部5間には補強用の控部4を適宜の
個数設ける。
【0012】そして、仮土留材1の前面部5と底面部2
との境界部に比較的径の大きい水抜き孔6を設ける。該
水抜き孔6には目詰り防止用の例えばプラスチック性、
耐食性金属からなる透水マット(図示せず。)を配置し
てもよい。そして、前面部5の上端前面と底面部2の前
面部5側への延長部に相当する箇所に若干突出した形状
の突出部7をそれぞれ設ける。この突出部7には図2の
詳細断面図に示すように、下段にある仮土留材1の突出
部7と上段の仮土留材1の突出部7にそれぞれ設けられ
た連結穴10に止め具9を差し込み、上段と下段の仮土
留材1を連結する。なお、止め具9はボルトナット9a
と前型枠固定用棒材11に溶着された鋼材9bとからな
る。
との境界部に比較的径の大きい水抜き孔6を設ける。該
水抜き孔6には目詰り防止用の例えばプラスチック性、
耐食性金属からなる透水マット(図示せず。)を配置し
てもよい。そして、前面部5の上端前面と底面部2の前
面部5側への延長部に相当する箇所に若干突出した形状
の突出部7をそれぞれ設ける。この突出部7には図2の
詳細断面図に示すように、下段にある仮土留材1の突出
部7と上段の仮土留材1の突出部7にそれぞれ設けられ
た連結穴10に止め具9を差し込み、上段と下段の仮土
留材1を連結する。なお、止め具9はボルトナット9a
と前型枠固定用棒材11に溶着された鋼材9bとからな
る。
【0013】また、コンクリート壁築造現場の状況に応
じて仮土留材1の前面部5と底面部2のなす角度が、最
適なものを選択できるように、前記角度の異なる数種類
のものを用意しておく。
じて仮土留材1の前面部5と底面部2のなす角度が、最
適なものを選択できるように、前記角度の異なる数種類
のものを用意しておく。
【0014】なお、前記止め具9の鋼材9bに固着され
前型枠固定用棒材(セパレートタイ)11は、後述する
コンクリート壁を築造するときに用いる前型枠33(図
3)支持用のフォームタイ26(図3)の支持部材とし
ても用いる。
前型枠固定用棒材(セパレートタイ)11は、後述する
コンクリート壁を築造するときに用いる前型枠33(図
3)支持用のフォームタイ26(図3)の支持部材とし
ても用いる。
【0015】この仮土留材1を使用したコンクリート壁
築造法で得られるコンクリート壁面部断面図を図3に示
す。まず、床掘りをした地山に床平面23を造る。床平
面23上に図1に示す仮土留材1の前面部5を前面に向
って配置し、仮土留材1内に砕石、グリ石またはれき石
混り土など透水性のある裏込め材37を埋込む。そし
て、背面土砂36を仮土留材1の裏面部に埋め込む。こ
のとき、裏込め材37を埋め込むに際して、背面土砂3
6を同時に埋め込み、これら裏込め材37と背面土砂3
6間に抜き型枠50を配置する。この抜き型枠50は仮
土留材1を一段積み重ねる毎に抜き上げてもよいし、透
水性のものならそのまま残しておいてもよい。
築造法で得られるコンクリート壁面部断面図を図3に示
す。まず、床掘りをした地山に床平面23を造る。床平
面23上に図1に示す仮土留材1の前面部5を前面に向
って配置し、仮土留材1内に砕石、グリ石またはれき石
混り土など透水性のある裏込め材37を埋込む。そし
て、背面土砂36を仮土留材1の裏面部に埋め込む。こ
のとき、裏込め材37を埋め込むに際して、背面土砂3
6を同時に埋め込み、これら裏込め材37と背面土砂3
6間に抜き型枠50を配置する。この抜き型枠50は仮
土留材1を一段積み重ねる毎に抜き上げてもよいし、透
水性のものならそのまま残しておいてもよい。
【0016】次に、こうしてできた仮土留材1に一端部
を支持されたセパレートタイ11によりコンクリート打
設用の前型枠33を支持させ、仮土留材1および前型枠
33間にコンクリートを打設する。このコンクリート打
設作業の後、コンクリート硬化中に、次の段の仮土留材
1の前面部5を下段の仮土留材1の前面部5と面一にな
るように配置し、止め具9(図2参照)で締結する。ま
た、止め具9はそのままにしておき、底面部2からコン
クリート壁側に突出させておき、コンクリート擁壁35
と仮土留材1とを一体化させるためのアンカーとしても
利用できる。こうして順次、高さ150cm程度毎にこ
の作業を繰り返し、所定の高さのコンクリート擁壁35
を築造することができる。
を支持されたセパレートタイ11によりコンクリート打
設用の前型枠33を支持させ、仮土留材1および前型枠
33間にコンクリートを打設する。このコンクリート打
設作業の後、コンクリート硬化中に、次の段の仮土留材
1の前面部5を下段の仮土留材1の前面部5と面一にな
るように配置し、止め具9(図2参照)で締結する。ま
た、止め具9はそのままにしておき、底面部2からコン
クリート壁側に突出させておき、コンクリート擁壁35
と仮土留材1とを一体化させるためのアンカーとしても
利用できる。こうして順次、高さ150cm程度毎にこ
の作業を繰り返し、所定の高さのコンクリート擁壁35
を築造することができる。
【0017】また、仮土留材1はコンクリート壁前面側
からみて互いに千鳥配列状に積み重ねる。なお、積み上
げた後の仮土留材1の適宜の箇所の水抜き孔6に連通
し、コンクリート壁を貫通する水抜きパイプ47を設け
ておく。
からみて互いに千鳥配列状に積み重ねる。なお、積み上
げた後の仮土留材1の適宜の箇所の水抜き孔6に連通
し、コンクリート壁を貫通する水抜きパイプ47を設け
ておく。
【0018】また、図4に示すように、例えば図1に示
した仮土留材1の底面部2に金属製または合成樹脂製の
網体28を取り付け、埋め戻し材料36、37を埋め戻
すときに、網体28を水平方向に延ばし、埋め戻し材料
36、37でサンドウィッチ状に挟むことが好ましい。
埋め戻し材料36、37を締め固めながら埋め戻すと網
体28の引張り抵抗により、埋め戻し材料36、37の
せん断による地山法面破壊が防止できるとともに網体2
8の引き抜き抵抗により仮土留材1のいわゆる、はらみ
出しを抑えることができる。網体28は図4に示すよう
に、底面部2の穴3に、例えば図示のようにコ字状の固
定金具29で取り付けるなど適宜の方法を採用し得る。
また、網体28の幅および奥行も埋め戻し材料36、3
7の性状および仮土留材1の施工高さにより適宜の長さ
とし得る。この仮土留材1に網体28を付設する工法は
種々の仮土留にも適用でき、地山切り取り線31にコン
クリート壁を築造する場合に用いてもよいが、盛土部に
コンクリート壁を築造する場合に特に有効である。
した仮土留材1の底面部2に金属製または合成樹脂製の
網体28を取り付け、埋め戻し材料36、37を埋め戻
すときに、網体28を水平方向に延ばし、埋め戻し材料
36、37でサンドウィッチ状に挟むことが好ましい。
埋め戻し材料36、37を締め固めながら埋め戻すと網
体28の引張り抵抗により、埋め戻し材料36、37の
せん断による地山法面破壊が防止できるとともに網体2
8の引き抜き抵抗により仮土留材1のいわゆる、はらみ
出しを抑えることができる。網体28は図4に示すよう
に、底面部2の穴3に、例えば図示のようにコ字状の固
定金具29で取り付けるなど適宜の方法を採用し得る。
また、網体28の幅および奥行も埋め戻し材料36、3
7の性状および仮土留材1の施工高さにより適宜の長さ
とし得る。この仮土留材1に網体28を付設する工法は
種々の仮土留にも適用でき、地山切り取り線31にコン
クリート壁を築造する場合に用いてもよいが、盛土部に
コンクリート壁を築造する場合に特に有効である。
【0019】こうして、本実施例の仮土留材1を設置後
に、裏込め材37、背面土砂36を振動機等で締め固め
ても、仮土留材1により支持されている硬化中のコンク
リート擁壁35には水平方向の荷重がかかりにくい。そ
のため、硬化中のコンクリート擁壁35は次の上段部に
打設されるコンクリートによる垂直荷重に耐える強度が
あれば、コンクリート硬化期間中に、次の透水性仮土留
材1を自立させ、直ちに次の段のコンクリート壁の打設
作業が行える。
に、裏込め材37、背面土砂36を振動機等で締め固め
ても、仮土留材1により支持されている硬化中のコンク
リート擁壁35には水平方向の荷重がかかりにくい。そ
のため、硬化中のコンクリート擁壁35は次の上段部に
打設されるコンクリートによる垂直荷重に耐える強度が
あれば、コンクリート硬化期間中に、次の透水性仮土留
材1を自立させ、直ちに次の段のコンクリート壁の打設
作業が行える。
【0020】また、本実施例の仮土留材1は自立可能の
ため、仮土留材1の背面部に埋め戻し材料36、37を
埋め戻し、仮土留材1の前面部にコンクリートを打ち込
むことで、裏型枠32が不要となり、材料節約のみなら
ずこれらの型材の組み立て、解体、抜き取り仮設材の搬
入、搬出作業がいらなくなる。
ため、仮土留材1の背面部に埋め戻し材料36、37を
埋め戻し、仮土留材1の前面部にコンクリートを打ち込
むことで、裏型枠32が不要となり、材料節約のみなら
ずこれらの型材の組み立て、解体、抜き取り仮設材の搬
入、搬出作業がいらなくなる。
【0021】さらに、コンクリート擁壁35の築造中の
不安定な地山を早い時点で仮に土留をすることができ、
地山の大きな崩壊を防止できる。また、コンクリート擁
壁35築造時に型枠32、33の組み立て、解体作業
を、出来上がったコンクリート擁壁35と地山間で行う
必要がなくなるので、背面土砂の崩壊、落石による人身
事故を防ぐことができる。
不安定な地山を早い時点で仮に土留をすることができ、
地山の大きな崩壊を防止できる。また、コンクリート擁
壁35築造時に型枠32、33の組み立て、解体作業
を、出来上がったコンクリート擁壁35と地山間で行う
必要がなくなるので、背面土砂の崩壊、落石による人身
事故を防ぐことができる。
【0022】さらに、本実施例の仮土留材1は災害復旧
に有効である。特に二次崩壊を起こし易い地山を掘削し
ながら施工できる。従来の土のうによる仮土留材1は本
工事の時に解体撤去する必要があったが、本実施例の仮
土留材1はその必要がない。また、掘削した土砂を背面
埋め戻し材料36、37として用いてもよく、このとき
は狭少現場における掘削土砂の仮置、持ち逃げ量を減ら
すことができる。
に有効である。特に二次崩壊を起こし易い地山を掘削し
ながら施工できる。従来の土のうによる仮土留材1は本
工事の時に解体撤去する必要があったが、本実施例の仮
土留材1はその必要がない。また、掘削した土砂を背面
埋め戻し材料36、37として用いてもよく、このとき
は狭少現場における掘削土砂の仮置、持ち逃げ量を減ら
すことができる。
【0023】
【発明の効果】本発明の仮土留材により支持されている
硬化中のコンクリートは次の上段部に打設されるコンク
リートによる垂直荷重に耐える強度があれば、コンクリ
ート硬化期間中に、直ちに次の段のコンクリート壁の打
設作業が行える。また、本発明の仮土留材は自立可能の
ため、裏型枠が不要となり、材料節約のみならず、型材
の組み立て、解体、抜き取り仮設材の搬入、搬出作業が
いらなくなるのので工事日数が短縮化できる。また、型
枠の組み立て、解体作業を、出来上がったコンクリート
壁と地山間で行う必要がなくなるので、背面土砂の崩
壊、落石による人身事故を防ぐことができる。
硬化中のコンクリートは次の上段部に打設されるコンク
リートによる垂直荷重に耐える強度があれば、コンクリ
ート硬化期間中に、直ちに次の段のコンクリート壁の打
設作業が行える。また、本発明の仮土留材は自立可能の
ため、裏型枠が不要となり、材料節約のみならず、型材
の組み立て、解体、抜き取り仮設材の搬入、搬出作業が
いらなくなるのので工事日数が短縮化できる。また、型
枠の組み立て、解体作業を、出来上がったコンクリート
壁と地山間で行う必要がなくなるので、背面土砂の崩
壊、落石による人身事故を防ぐことができる。
【0024】さらに、コンクリート擁壁築造中の不安定
な地山を早い時点で仮に土留をすることができ、地山の
大きな崩壊を防止でき、特に、災害復旧に有効である。
な地山を早い時点で仮に土留をすることができ、地山の
大きな崩壊を防止でき、特に、災害復旧に有効である。
【図1】 本発明の実施例の仮土留材を用いたコンクリ
ート壁築造の途中の断面図である。
ート壁築造の途中の断面図である。
【図2】 図1の上位と下位の仮土留材の接合部を示す
図である。
図である。
【図3】 本発明の実施例の仮土留材を用いたコンクリ
ート壁築造工法により得られるコンクリート擁壁の断面
図である。
ート壁築造工法により得られるコンクリート擁壁の断面
図である。
【図4】 本発明の実施例の網体を取り付けた仮土留材
を用いたコンクリート壁部の概略図である。
を用いたコンクリート壁部の概略図である。
【図5】 従来の断面L字状コンクリートブロックを積
み重ねないで用いるコンクリート壁築造工法で得られる
壁面断面図である。
み重ねないで用いるコンクリート壁築造工法で得られる
壁面断面図である。
1…仮土留材、2…底面部、3…貫通孔、4…控部、5
…前面部、6…水抜き孔、7…突出部、9…止め具、1
0…連結穴、11…前型枠固定用棒材(セパレートタ
イ)、28…網体、32…裏型枠、33…前型枠、35
…コンクリート擁壁、36…背面土砂、37…裏込め材
…前面部、6…水抜き孔、7…突出部、9…止め具、1
0…連結穴、11…前型枠固定用棒材(セパレートタ
イ)、28…網体、32…裏型枠、33…前型枠、35
…コンクリート擁壁、36…背面土砂、37…裏込め材
Claims (3)
- 【請求項1】 地山床面上にコンクリート壁を築造し、
地山法面とコンクリート壁間に裏込め材と背面土砂とか
らなる埋め戻し材料を埋め戻すコンクリート壁築造工法
に用いる築造中のコンクリート壁と地山法面間の地山床
面上に順次積み重ねられる仮土留材であって、断面略L
字型のコンクリートブロックからなる自立可能な背面土
砂支持用および硬化中のコンクリート壁支持用の透水性
仮土留材。 - 【請求項2】 上下方向から埋め戻し材料により締め固
め得る位置に展開可能な網体を取り付けたことを特徴と
する請求項1記載の仮土留材。 - 【請求項3】 請求項1記載の仮土留材をコンクリート
壁の裏面側に配置して、打ち込みコンクリート壁築造用
の裏型枠として用い、かつ、該透水性仮土留材でコンク
リート壁築造用の前型枠を支持することを特徴とするコ
ンクリート壁築造工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33475791A JPH0786238B2 (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 仮土留材およびコンクリート壁築造工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33475791A JPH0786238B2 (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 仮土留材およびコンクリート壁築造工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05163741A true JPH05163741A (ja) | 1993-06-29 |
| JPH0786238B2 JPH0786238B2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=18280892
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33475791A Expired - Lifetime JPH0786238B2 (ja) | 1991-12-18 | 1991-12-18 | 仮土留材およびコンクリート壁築造工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0786238B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100712338B1 (ko) * | 2005-01-21 | 2007-05-02 | 한국델파이주식회사 | 마스터 실린더 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104358273B (zh) * | 2014-10-13 | 2015-12-30 | 杭州江润科技有限公司 | 一种现浇预制组合式挡土墙结构的施工方法 |
-
1991
- 1991-12-18 JP JP33475791A patent/JPH0786238B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100712338B1 (ko) * | 2005-01-21 | 2007-05-02 | 한국델파이주식회사 | 마스터 실린더 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0786238B2 (ja) | 1995-09-20 |
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