JPH05163933A - 脱硝装置 - Google Patents
脱硝装置Info
- Publication number
- JPH05163933A JPH05163933A JP35179891A JP35179891A JPH05163933A JP H05163933 A JPH05163933 A JP H05163933A JP 35179891 A JP35179891 A JP 35179891A JP 35179891 A JP35179891 A JP 35179891A JP H05163933 A JPH05163933 A JP H05163933A
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- Japan
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- exhaust gas
- denitration
- gas
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 排ガス温度が低い場合にも脱硝処理を良好に
行うことのできる脱硝装置を得る。 【構成】 触媒に接触させる前の排ガスが所定の温度よ
りも低い場合に該排ガスを昇温する予熱手段を備えたた
めに、例えば発停時のように、排ガスの温度が所定の脱
硝温度よりも低い場合にも、脱硝処理を良好に行うこと
ができる。
行うことのできる脱硝装置を得る。 【構成】 触媒に接触させる前の排ガスが所定の温度よ
りも低い場合に該排ガスを昇温する予熱手段を備えたた
めに、例えば発停時のように、排ガスの温度が所定の脱
硝温度よりも低い場合にも、脱硝処理を良好に行うこと
ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボイラーや焼却炉等の
燃焼装置の排ガス中のNOX を脱硝する脱硝装置に関
し、特に発停時のように排ガス温度が低い場合にも脱硝
処理を良好に行うことのできる脱硝装置の改良に関する
ものである。
燃焼装置の排ガス中のNOX を脱硝する脱硝装置に関
し、特に発停時のように排ガス温度が低い場合にも脱硝
処理を良好に行うことのできる脱硝装置の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】窒素酸化物としては、窒素(N)と酸素
(O)の結合の状態によって数種類の化合物の存在が知
られているが、燃料の燃焼によって発生するものは、一
酸化窒素(NO)と二酸化窒素(NO2 )であり、一般
にこの両者を窒素酸化物(以下、NOX と言う)と呼ん
でいる。ボイラ、ディーゼルエンジン等の燃焼装置で
は、燃焼ガスの排出時点でのNO/NOX は容量比で9
0〜95%程度であり、排ガス中のNOX はほとんどN
Oである。
(O)の結合の状態によって数種類の化合物の存在が知
られているが、燃料の燃焼によって発生するものは、一
酸化窒素(NO)と二酸化窒素(NO2 )であり、一般
にこの両者を窒素酸化物(以下、NOX と言う)と呼ん
でいる。ボイラ、ディーゼルエンジン等の燃焼装置で
は、燃焼ガスの排出時点でのNO/NOX は容量比で9
0〜95%程度であり、排ガス中のNOX はほとんどN
Oである。
【0003】NOは無色無臭の気体で、水には殆ど溶け
ず、NO2 よりは毒性が低いと言われている。NO2 は
NOが主として大気中に存在するオゾン(O3 )により
酸化され生成される。その反応速度は風速、日射量、気
温等の気象条件や他の汚染物質によっても影響を受け
る。NO2 はNOよりも水溶性であり、濃度の高い場合
には赤褐色を呈し、臭気がある。
ず、NO2 よりは毒性が低いと言われている。NO2 は
NOが主として大気中に存在するオゾン(O3 )により
酸化され生成される。その反応速度は風速、日射量、気
温等の気象条件や他の汚染物質によっても影響を受け
る。NO2 はNOよりも水溶性であり、濃度の高い場合
には赤褐色を呈し、臭気がある。
【0004】大気中に存在するNOX の起源としては自
然発生源と人工発生源の両方がある。自然発生源による
ものとしては、雷,火山の噴火,バクテリアの活動等が
主であり、人工発生源はその排出形態から固定発生源,
移動発生源及び群小発生源に分類でき、発生源の種類は
多種多様である。
然発生源と人工発生源の両方がある。自然発生源による
ものとしては、雷,火山の噴火,バクテリアの活動等が
主であり、人工発生源はその排出形態から固定発生源,
移動発生源及び群小発生源に分類でき、発生源の種類は
多種多様である。
【0005】NOX の発生を抑制するためには、(1) 有
機窒素化合物を含まない燃料を使用すること、(2) 燃焼
域での酸素濃度を低くすること、(3) 高温域での燃焼ガ
スの対流時間を短くすること、(4) 燃焼温度を低くする
こと(特に局所的高温域をなくす)等のそれぞれの原理
を組合わせ、応用することによってNOX の低減を図っ
ている。
機窒素化合物を含まない燃料を使用すること、(2) 燃焼
域での酸素濃度を低くすること、(3) 高温域での燃焼ガ
スの対流時間を短くすること、(4) 燃焼温度を低くする
こと(特に局所的高温域をなくす)等のそれぞれの原理
を組合わせ、応用することによってNOX の低減を図っ
ている。
【0006】ところで、燃料の燃焼によって生成したN
OX の大部分は反応性の低いNOであるため、その除去
は技術的にかなり難しい。具体的な脱硝法としては適当
な触媒を用い、還元剤を排ガスに添加して、NOX を還
元する接触還元法が多く用いられている。還元剤として
はアンモニア,炭化水素,水素,一酸化炭素等が用いら
れる。
OX の大部分は反応性の低いNOであるため、その除去
は技術的にかなり難しい。具体的な脱硝法としては適当
な触媒を用い、還元剤を排ガスに添加して、NOX を還
元する接触還元法が多く用いられている。還元剤として
はアンモニア,炭化水素,水素,一酸化炭素等が用いら
れる。
【0007】図3は従来の接触還元式脱硝装置の構成を
示す説明図である。図に示す通り、ボイラ,ディーゼル
エンジン等の燃焼装置1から排出される排ガス2は、還
元剤として例えばアンモニア3と所定量混合するアンモ
ニアミキシング装置4を通って、反応器5内で混合ガス
8が触媒と接触して、窒素ガスと水蒸気となって煙突6
から排出される。尚、反応器5を出たガスは排ガスボイ
ラ7で熱を回収される。
示す説明図である。図に示す通り、ボイラ,ディーゼル
エンジン等の燃焼装置1から排出される排ガス2は、還
元剤として例えばアンモニア3と所定量混合するアンモ
ニアミキシング装置4を通って、反応器5内で混合ガス
8が触媒と接触して、窒素ガスと水蒸気となって煙突6
から排出される。尚、反応器5を出たガスは排ガスボイ
ラ7で熱を回収される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述の通り、従来の脱
硝装置では、燃焼装置1より発生する排ガスより昇温さ
れ、ジルコニア等の触媒が反応温度(約300℃以上)
に達してからアンモニアを排ガス中へ噴霧し、触媒内部
で脱硝反応をさせNOX を無公害なN2 ,H2 Oとして
大気へ放出するものであった。
硝装置では、燃焼装置1より発生する排ガスより昇温さ
れ、ジルコニア等の触媒が反応温度(約300℃以上)
に達してからアンモニアを排ガス中へ噴霧し、触媒内部
で脱硝反応をさせNOX を無公害なN2 ,H2 Oとして
大気へ放出するものであった。
【0009】ところで、燃焼装置が始動して1時間位は
安定した脱硝処理ができないために、発停頻度の多い施
設では脱硝設備を十分有効に活用できずNOX を発停時
期には多量に未処理で放出していた。NOX の除去量は
各地方条例により異なるが、始動時と言えどもNOX を
未処理で多量に放出することは許されてないが、現在ま
での脱硝装置では対応ができなかった。
安定した脱硝処理ができないために、発停頻度の多い施
設では脱硝設備を十分有効に活用できずNOX を発停時
期には多量に未処理で放出していた。NOX の除去量は
各地方条例により異なるが、始動時と言えどもNOX を
未処理で多量に放出することは許されてないが、現在ま
での脱硝装置では対応ができなかった。
【0010】本発明は、例えば発停時のように、排ガス
温度が低い場合にも脱硝処理を良好に行うことのできる
脱硝装置を得ることを目的とする。
温度が低い場合にも脱硝処理を良好に行うことのできる
脱硝装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本請求項1に記載された
発明に係る脱硝装置では、燃焼装置から排出される排ガ
ス中のNOX を還元ガスと混合して触媒に接触させて窒
素ガスと水蒸気とに還元する脱硝装置において、前記触
媒に接触させる前の排ガスが所定の温度よりも低い場合
に該排ガスを昇温する予熱手段を備えたものである。
発明に係る脱硝装置では、燃焼装置から排出される排ガ
ス中のNOX を還元ガスと混合して触媒に接触させて窒
素ガスと水蒸気とに還元する脱硝装置において、前記触
媒に接触させる前の排ガスが所定の温度よりも低い場合
に該排ガスを昇温する予熱手段を備えたものである。
【0012】具体的には、前記還元ガスがアンモニアガ
スであり、前記予熱手段が低NOXバーナを備え、該バ
ーナの燃焼ガスを予熱用ガスとして前記排ガスに導入す
るものを開示するものである。
スであり、前記予熱手段が低NOXバーナを備え、該バ
ーナの燃焼ガスを予熱用ガスとして前記排ガスに導入す
るものを開示するものである。
【0013】
【作用】本発明では、触媒に接触させる前の排ガスが所
定の温度よりも低い場合に該排ガスを昇温する予熱手段
を備えたために、例えば発停時のように、排ガスの温度
が所定の脱硝温度よりも低い場合にも、脱硝処理を良好
に行うことができる。
定の温度よりも低い場合に該排ガスを昇温する予熱手段
を備えたために、例えば発停時のように、排ガスの温度
が所定の脱硝温度よりも低い場合にも、脱硝処理を良好
に行うことができる。
【0014】本発明では、ディーゼルエンジン等のよう
に、高温の排ガスを排出し、始動時より多量のNOX を
発生させる燃焼装置であって、しかも特に発停頻度の多
い装置に設置することが良い。
に、高温の排ガスを排出し、始動時より多量のNOX を
発生させる燃焼装置であって、しかも特に発停頻度の多
い装置に設置することが良い。
【0015】本発明の予熱手段によって触媒に接触する
排ガス温度を昇温させて、排ガス中のNOX は還元剤と
してアンモニアを使用した場合には、次の反応の通り、
窒素ガスと水蒸気に還元される。 4NO +4NH3 +O2 →4N2 +6H2 O …(1) 6NO +4NH3 →5N2 +6H2 O …(2) 6NO2 +8NH3 →7N2 +12H2 O …(3) 尚、触媒に接触する際の温度が350〜400℃付近で
は(1) 式の反応が優先的に進行する。
排ガス温度を昇温させて、排ガス中のNOX は還元剤と
してアンモニアを使用した場合には、次の反応の通り、
窒素ガスと水蒸気に還元される。 4NO +4NH3 +O2 →4N2 +6H2 O …(1) 6NO +4NH3 →5N2 +6H2 O …(2) 6NO2 +8NH3 →7N2 +12H2 O …(3) 尚、触媒に接触する際の温度が350〜400℃付近で
は(1) 式の反応が優先的に進行する。
【0016】具体的な予熱手段としては、排ガスを導入
する配管自体を加熱したり、触媒に接触させる前に排ガ
スを加熱炉に導入してそこであらためて燃焼させたり、
種々の手段が取られるが、特に低NOX バーナを備え、
該バーナの燃焼ガスを予熱用ガスとして前記排ガスに導
入する手段が、既設の脱硝装置に付設することができ、
設備費,燃料費,維持費等に優れている。
する配管自体を加熱したり、触媒に接触させる前に排ガ
スを加熱炉に導入してそこであらためて燃焼させたり、
種々の手段が取られるが、特に低NOX バーナを備え、
該バーナの燃焼ガスを予熱用ガスとして前記排ガスに導
入する手段が、既設の脱硝装置に付設することができ、
設備費,燃料費,維持費等に優れている。
【0017】これらの予熱手段は、脱硝温度よりも排ガ
ス温度が低い場合のみ使用し、排ガス温度が安定して、
脱硝温度以上となったときには、予熱手段を停止する。
以上のように、本発明の装置によれば、燃焼装置の始動
時には低負荷より脱硝反応によりNOX 除去ができる。
特にディーゼルエンジンのように高NOX の燃焼装置、
更に発停頻度の多い装置であって、装置自体の高性を抜
本的に改変することができない既設の脱硝装置に付加さ
せるのに有効である。
ス温度が低い場合のみ使用し、排ガス温度が安定して、
脱硝温度以上となったときには、予熱手段を停止する。
以上のように、本発明の装置によれば、燃焼装置の始動
時には低負荷より脱硝反応によりNOX 除去ができる。
特にディーゼルエンジンのように高NOX の燃焼装置、
更に発停頻度の多い装置であって、装置自体の高性を抜
本的に改変することができない既設の脱硝装置に付加さ
せるのに有効である。
【0018】
【実施例】以下に、本発明の予熱手段を備えた脱硝装置
の概要について説明を行なう。本発明では、ディーゼル
発電装置の排ガス系統ブローに引き続く脱硝装置であ
る。図1は本発明の脱硝装置の一実施例の構成を示す説
明図である。
の概要について説明を行なう。本発明では、ディーゼル
発電装置の排ガス系統ブローに引き続く脱硝装置であ
る。図1は本発明の脱硝装置の一実施例の構成を示す説
明図である。
【0019】図に示す通り、ボイラ,ディーゼルエンジ
ン等の燃焼装置11から排出される排ガス12は、還元
剤として例えばアンモニア13と所定量混合するアンモ
ニアミキシング装置14を通って、反応器15内で混合
ガス18が触媒と接触して、窒素ガスと水蒸気となって
煙突16から排出される。尚、反応器15を出たガスは
排ガスボイラ17で熱を回収される。この装置のアンモ
ニアミキシング装置14手前の配管に低NOX バーナ2
0の燃焼ガス21を予熱用ガスとして排ガス12に導入
する予熱装置22が設けられている。低NOX バーナ2
0の燃焼度合は反応器15内の排ガス温度によって制御
装置23によって制御される。
ン等の燃焼装置11から排出される排ガス12は、還元
剤として例えばアンモニア13と所定量混合するアンモ
ニアミキシング装置14を通って、反応器15内で混合
ガス18が触媒と接触して、窒素ガスと水蒸気となって
煙突16から排出される。尚、反応器15を出たガスは
排ガスボイラ17で熱を回収される。この装置のアンモ
ニアミキシング装置14手前の配管に低NOX バーナ2
0の燃焼ガス21を予熱用ガスとして排ガス12に導入
する予熱装置22が設けられている。低NOX バーナ2
0の燃焼度合は反応器15内の排ガス温度によって制御
装置23によって制御される。
【0020】以上のような脱硝装置の操作手順は、反応
器15内の触媒が完全に冷め切った場合の起動(例え
ば、ブラックスタート又は長期間停止後のスタート)で
は、まず予熱装置22を始動し、排ガスラインを400
〜500℃の排ガスで予熱すると、350℃位の温度で
反応器15内の触媒が活性化されるので、アンモニア水
13をアンモニアミキシング装置14に必要量注入すれ
ば脱硝が可能となる。この状態でディーゼルエンジン
(図示せず)を始動し、徐々に負荷を上げて行く、これ
と平行して予熱装置22の燃料も増加させ、反応器15
内の触媒の反応温度を確保する。
器15内の触媒が完全に冷め切った場合の起動(例え
ば、ブラックスタート又は長期間停止後のスタート)で
は、まず予熱装置22を始動し、排ガスラインを400
〜500℃の排ガスで予熱すると、350℃位の温度で
反応器15内の触媒が活性化されるので、アンモニア水
13をアンモニアミキシング装置14に必要量注入すれ
ば脱硝が可能となる。この状態でディーゼルエンジン
(図示せず)を始動し、徐々に負荷を上げて行く、これ
と平行して予熱装置22の燃料も増加させ、反応器15
内の触媒の反応温度を確保する。
【0021】図2は予熱装置を駆動した又は駆動しなか
った際の反応器出口のNOX 量(A)と反応器温度及び
エンジン出力(B)の経時変化を示した線図である。縦
軸は各々NOX 量,温度及びエンジン出力率、横軸は時
間であり、は予熱装置を駆動した場合の反応器出口N
OX 量,は予熱装置を駆動しなかった場合の反応器出
口NOX 量,は予熱装置を駆動させた場合の反応器出
口温度,は予熱装置を駆動しなかった場合の反応器出
口温度,は予熱装置を駆動させなかった場合の反応器
入口温度,はエンジン出口温度,はエンジン出力を
示す。尚、反応器の容量により時間は種々延びるため、
あくまで参考時間である。
った際の反応器出口のNOX 量(A)と反応器温度及び
エンジン出力(B)の経時変化を示した線図である。縦
軸は各々NOX 量,温度及びエンジン出力率、横軸は時
間であり、は予熱装置を駆動した場合の反応器出口N
OX 量,は予熱装置を駆動しなかった場合の反応器出
口NOX 量,は予熱装置を駆動させた場合の反応器出
口温度,は予熱装置を駆動しなかった場合の反応器出
口温度,は予熱装置を駆動させなかった場合の反応器
入口温度,はエンジン出口温度,はエンジン出力を
示す。尚、反応器の容量により時間は種々延びるため、
あくまで参考時間である。
【0022】図に示す通り、予熱装置を駆動しなかった
場合は、NOX 量変化及び温度変化,から判るよ
うに、エンジンを始動して徐々にエンジン出力を100
%に近付けるため、反応器15の出口温度が脱硝反応温
度以上となって、反応器15の触媒が活性化されるまで
の時間が必要となる(約36分)。一方、NOX 量は起
動後10分で既に800ppm を越えているのに除去でき
ず、排ガスとして放出される。また、エンジン停止操作
時でも同様にエンジンの出力を下げることにより排ガス
温度が下がり、300℃以下では反応はほとんどできな
いのでアンモニア水の注入をストップする。このためN
OX はこれ以後排ガスとして放出される。
場合は、NOX 量変化及び温度変化,から判るよ
うに、エンジンを始動して徐々にエンジン出力を100
%に近付けるため、反応器15の出口温度が脱硝反応温
度以上となって、反応器15の触媒が活性化されるまで
の時間が必要となる(約36分)。一方、NOX 量は起
動後10分で既に800ppm を越えているのに除去でき
ず、排ガスとして放出される。また、エンジン停止操作
時でも同様にエンジンの出力を下げることにより排ガス
温度が下がり、300℃以下では反応はほとんどできな
いのでアンモニア水の注入をストップする。このためN
OX はこれ以後排ガスとして放出される。
【0023】予熱装置を駆動させた場合には、エンジン
起動前に予熱装置を駆動させ、反応器15内の触媒を所
定の温度に昇温させているため、起動後すぐに(5分)
アンモニアを注入して、脱硝反応を開始することがで
き、エンジンの出力が上昇するに従い予熱装置の出力を
下げていき、エンジンの排ガスのみで脱硝反応を行うこ
とができる時に予熱装置を停止する。また、エンジン停
止操作時でも、出力を下げ始めた時点で予熱装置を再起
動し、反応温度を確保しながらエンジン出力を下げるの
に合せて低NOX バーナーの燃料量も徐々に絞って行
き、前のグラフのエンジン始動時点と同じ状態となる。
起動前に予熱装置を駆動させ、反応器15内の触媒を所
定の温度に昇温させているため、起動後すぐに(5分)
アンモニアを注入して、脱硝反応を開始することがで
き、エンジンの出力が上昇するに従い予熱装置の出力を
下げていき、エンジンの排ガスのみで脱硝反応を行うこ
とができる時に予熱装置を停止する。また、エンジン停
止操作時でも、出力を下げ始めた時点で予熱装置を再起
動し、反応温度を確保しながらエンジン出力を下げるの
に合せて低NOX バーナーの燃料量も徐々に絞って行
き、前のグラフのエンジン始動時点と同じ状態となる。
【0024】また、排ガスを排出する装置が短期間停止
する場合には、エンジンを停止した後に、反応器の温度
があまり低下しないように、予熱装置を予熱運転状態に
しておき、触媒温度を300〜400℃(排ガスは50
0℃位)で温度コントロールしてもよい。また、長期間
停止する場合や、10時間以上停止する場合は予熱装置
も停止する。尚、ディーゼルエンジンの発電装置等の殆
どは、排熱回収ボイラーを装備しているため予熱装置で
発生するエネルギーの60〜70%は回収できるためエ
ネルギーの無駄にはあまりならない。
する場合には、エンジンを停止した後に、反応器の温度
があまり低下しないように、予熱装置を予熱運転状態に
しておき、触媒温度を300〜400℃(排ガスは50
0℃位)で温度コントロールしてもよい。また、長期間
停止する場合や、10時間以上停止する場合は予熱装置
も停止する。尚、ディーゼルエンジンの発電装置等の殆
どは、排熱回収ボイラーを装備しているため予熱装置で
発生するエネルギーの60〜70%は回収できるためエ
ネルギーの無駄にはあまりならない。
【0025】また、低NOX バーナーのガス量はエンジ
ンの定格出力時のガス量の1/2〜1/3程度でガス温
は500℃(max)であればよい。尚、必要ガス量は
次式で得られる。 必要ガス量(kg/h)=1.5〜2(kg/h)×定格出力
(ps) 尚、エンジン停止中の予熱用熱量は、排ガス管及びNO
X 反応器の放熱分をカバーできるものでもよい。
ンの定格出力時のガス量の1/2〜1/3程度でガス温
は500℃(max)であればよい。尚、必要ガス量は
次式で得られる。 必要ガス量(kg/h)=1.5〜2(kg/h)×定格出力
(ps) 尚、エンジン停止中の予熱用熱量は、排ガス管及びNO
X 反応器の放熱分をカバーできるものでもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明では触媒に接
触させる前の排ガスが所定の温度よりも低い場合に該排
ガスを昇温する予熱手段を備えたために、例えば発停時
のように、排ガスの温度が所定の脱硝温度よりも低い場
合にも、脱硝処理を良好に行うことができる。
触させる前の排ガスが所定の温度よりも低い場合に該排
ガスを昇温する予熱手段を備えたために、例えば発停時
のように、排ガスの温度が所定の脱硝温度よりも低い場
合にも、脱硝処理を良好に行うことができる。
【0027】また、具体的な予熱手段としては、排ガス
を導入する配管自体を加熱したり、触媒に接触させる前
に排ガスを燃焼装置に導入してそこであらためて燃焼さ
せたり、種々の手段が取られるが、特に低NOX バーナ
を備え、該バーナの燃焼ガスを予熱用ガスとして前記排
ガスに導入する手段が、既設の脱硝装置に付設すること
ができ、設備費,燃料費,維持費等に優れている。
を導入する配管自体を加熱したり、触媒に接触させる前
に排ガスを燃焼装置に導入してそこであらためて燃焼さ
せたり、種々の手段が取られるが、特に低NOX バーナ
を備え、該バーナの燃焼ガスを予熱用ガスとして前記排
ガスに導入する手段が、既設の脱硝装置に付設すること
ができ、設備費,燃料費,維持費等に優れている。
【図1】本発明の脱硝装置の一実施例の構成を示す説明
図である。
図である。
【図2】予熱装置を駆動した又は駆動しなかった際の反
応器出口のNOX量(A)と反応器温度及びエンジン出
力(B)の経時変化を示した線図である。
応器出口のNOX量(A)と反応器温度及びエンジン出
力(B)の経時変化を示した線図である。
【図3】従来の接触還元式脱硝装置の構成を示す説明図
である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 燃焼装置から排出される排ガス中のNO
X を還元ガスと混合して触媒に接触させて窒素ガスと水
蒸気とに還元する脱硝装置において、 前記触媒に接触させる前の排ガスが所定の温度よりも低
い場合に該排ガスを昇温する予熱手段を備えたことを特
徴とする脱硝装置。 - 【請求項2】 前記予熱手段が低NOX バーナを備え、
該バーナの燃焼ガスを予熱用ガスとして前記排ガスに導
入することを特徴とする請求項1に記載の脱硝装置。 - 【請求項3】 前記還元ガスがアンモニアガスであるこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載の脱硝装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35179891A JPH05163933A (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | 脱硝装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35179891A JPH05163933A (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | 脱硝装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05163933A true JPH05163933A (ja) | 1993-06-29 |
Family
ID=18419681
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35179891A Pending JPH05163933A (ja) | 1991-12-16 | 1991-12-16 | 脱硝装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05163933A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010045285A3 (en) * | 2008-10-16 | 2010-07-08 | Cummins Filtration Ip Inc. | Detachable decomposition reactor with an integral mixer |
| US8114364B2 (en) | 2009-02-02 | 2012-02-14 | Cummins Filtration Ip, Inc. | Increased reductant decomposition reactor robustness through the use of a hydrolytic catalyst coating |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61198711A (ja) * | 1985-02-28 | 1986-09-03 | Toshiba Corp | 半導体集積回路装置 |
| JPH03260313A (ja) * | 1990-03-09 | 1991-11-20 | Nippon Steel Corp | 内燃機関の排ガス脱硝方法 |
-
1991
- 1991-12-16 JP JP35179891A patent/JPH05163933A/ja active Pending
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