JPH05164209A - 回転運動を直進運動に変換する動力伝達方法及び装置 - Google Patents
回転運動を直進運動に変換する動力伝達方法及び装置Info
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- JPH05164209A JPH05164209A JP35019891A JP35019891A JPH05164209A JP H05164209 A JPH05164209 A JP H05164209A JP 35019891 A JP35019891 A JP 35019891A JP 35019891 A JP35019891 A JP 35019891A JP H05164209 A JPH05164209 A JP H05164209A
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- Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 回転運動を直進運動に変換するもので、電動
機のトルクと速度をワンモ−ションの中で自動的に可変
制御する動力伝達方式を提供する。 【構成】 電動機2の回転運動をスクリュウ14及びナ
ット17を介して直進運動に変換するもので、電動機と
スクリュウとの間に第1クラッチ8及び第2クラッチ9
を設ける。両クラッチの間に所望のギャ−歯数比を設定
したトルク切換手段21を連結する。ナット末端部を移
動するときは、先ず第2クラッチを切り離し、第1クラ
ッチを連結して、高速度,低トルクの動力を末端部に伝
達する。また、上記末端部が目的物に接したときは、そ
の反力で第1クラッチを切り離し、かつ第2クラッチを
連結して低速度,高トルクの動力を末端部に伝達する。
このように複数のトルク,速度を機械的に一瞬に切換る
ことができ、小さいパワ−で大きいトルクを増幅できる
から、装置の小型化及び軽量化を飛躍的に向上し、駆動
源の省力化を図る。
機のトルクと速度をワンモ−ションの中で自動的に可変
制御する動力伝達方式を提供する。 【構成】 電動機2の回転運動をスクリュウ14及びナ
ット17を介して直進運動に変換するもので、電動機と
スクリュウとの間に第1クラッチ8及び第2クラッチ9
を設ける。両クラッチの間に所望のギャ−歯数比を設定
したトルク切換手段21を連結する。ナット末端部を移
動するときは、先ず第2クラッチを切り離し、第1クラ
ッチを連結して、高速度,低トルクの動力を末端部に伝
達する。また、上記末端部が目的物に接したときは、そ
の反力で第1クラッチを切り離し、かつ第2クラッチを
連結して低速度,高トルクの動力を末端部に伝達する。
このように複数のトルク,速度を機械的に一瞬に切換る
ことができ、小さいパワ−で大きいトルクを増幅できる
から、装置の小型化及び軽量化を飛躍的に向上し、駆動
源の省力化を図る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転運動を直進運動に変
換する動力伝達方法と装置に関するもので、さらに詳し
くは、その動力伝達経路の末端部に置かれた目的物体
(ワ−ク)を移動し、或いは目的物体に対し必要なクラ
ンプ力を与えるなどの駆動源として利用されるもので、
静止状態から目的物体に当接するまでの移動中は、所定
のトルク及び速度にて前進させ、上記末端部が目的物体
に接近あるいは目的物体を拘束した後は上記と異なるト
ルクと速度にて動力を自動的に切換ることができる動力
伝達方法及び装置に関する。
換する動力伝達方法と装置に関するもので、さらに詳し
くは、その動力伝達経路の末端部に置かれた目的物体
(ワ−ク)を移動し、或いは目的物体に対し必要なクラ
ンプ力を与えるなどの駆動源として利用されるもので、
静止状態から目的物体に当接するまでの移動中は、所定
のトルク及び速度にて前進させ、上記末端部が目的物体
に接近あるいは目的物体を拘束した後は上記と異なるト
ルクと速度にて動力を自動的に切換ることができる動力
伝達方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】産業界の生産設備(たとえば工作機械、
溶接機等を含む産業機械)の中で、目的物体を移動した
り、或いはプレス加工したり、クランプしたりするパワ
−源として、一般に空気圧及び油圧系シリンダや電動シ
リンダが使用されてきた。
溶接機等を含む産業機械)の中で、目的物体を移動した
り、或いはプレス加工したり、クランプしたりするパワ
−源として、一般に空気圧及び油圧系シリンダや電動シ
リンダが使用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】空気圧シリンダ及び油
圧シリンダ等のアクチュエ−タは、配管設備やホ−ス交
換等に工数を要するほか、パワ−の敏感な可変制御が困
難であり、伝達経路のエネルギ−ロスも大きい。
圧シリンダ等のアクチュエ−タは、配管設備やホ−ス交
換等に工数を要するほか、パワ−の敏感な可変制御が困
難であり、伝達経路のエネルギ−ロスも大きい。
【0004】一方、電動シリンダの場合は、トルク切換
手段がないため、その電動機の仕様は要求される最大ト
ルクと最大速度で決められる。したがって、たとえば、
条件により一つのモ−ションの中で低トルク,高速度に
よる動力と、目的物体を拘束した状態で高トルク,低速
度にて駆動するような使用方法に対し、電動機容量が著
しく大きくなり、装置が大形,高価なものになる。本発
明は、パワ−容量の小さい電動機でも簡単な方法でしか
も一つのモ−ションの中で複数のトルクと速度を自動的
に制御することができる動力伝達方法及び装置を提供す
ることを目的とするものである。
手段がないため、その電動機の仕様は要求される最大ト
ルクと最大速度で決められる。したがって、たとえば、
条件により一つのモ−ションの中で低トルク,高速度に
よる動力と、目的物体を拘束した状態で高トルク,低速
度にて駆動するような使用方法に対し、電動機容量が著
しく大きくなり、装置が大形,高価なものになる。本発
明は、パワ−容量の小さい電動機でも簡単な方法でしか
も一つのモ−ションの中で複数のトルクと速度を自動的
に制御することができる動力伝達方法及び装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような技術的手段を講じたものであ
る。すなわち、電動機の回転運動をスクリュウ及びナッ
トを介して直進運動に変換する方式において、電動機の
出力軸とスクリュウとの間に、第1クラッチ及び第2ク
ラッチを設け、上記第1クラッチと第2クラッチとの間
には、所望のギャ−歯数比を設定したトルク切換手段を
連結し、その動力伝達経路の末端部を移動するときに、
先ず第2クラッチを切り離し、第1クラッチを連結して
所望の速度,トルクの動力を末端部に伝達し、また上記
末端部が目的物体に接触したときは、その反力で第1ク
ラッチを切り離し、かつ第2クラッチを連結して上記の
動力と異なる速度,トルクの動力を末端部に伝達するこ
とを特徴とする回転運動を直進運動に変換する動力伝達
方法を主要な特徴とするものである。
成するため、次のような技術的手段を講じたものであ
る。すなわち、電動機の回転運動をスクリュウ及びナッ
トを介して直進運動に変換する方式において、電動機の
出力軸とスクリュウとの間に、第1クラッチ及び第2ク
ラッチを設け、上記第1クラッチと第2クラッチとの間
には、所望のギャ−歯数比を設定したトルク切換手段を
連結し、その動力伝達経路の末端部を移動するときに、
先ず第2クラッチを切り離し、第1クラッチを連結して
所望の速度,トルクの動力を末端部に伝達し、また上記
末端部が目的物体に接触したときは、その反力で第1ク
ラッチを切り離し、かつ第2クラッチを連結して上記の
動力と異なる速度,トルクの動力を末端部に伝達するこ
とを特徴とする回転運動を直進運動に変換する動力伝達
方法を主要な特徴とするものである。
【0006】また、本発明方法を実施するための装置と
して、電動機の出力軸に連結した第1クラッチと、この
第1クラッチの回転軸に連結した第2クラッチと、上記
回転軸の先端に連結したスクリュウと、このスクリュウ
に組み込まれた末端部のナットと、上記第1クラッチと
第2クラッチとの間に所望のギャ−歯数比を設定した複
数の歯車を介して連結したトルク切換手段とを有し、上
記切換手段は、第1クラッチ側の歯車には一方向クラッ
チを、また第2クラッチ側の歯車には任意の逃げ角度だ
け自由に揺動し得る歯車を連結し、上記一方向クラッチ
及び任意の逃げ角度だけ自由に揺動し得る歯車は、正転
または逆転時におけるトルク切換時の第1クラッチ及び
第2クラッチの同時噛み合をしたときでも不都合が生じ
ないようにしたことを特徴とするものである。
して、電動機の出力軸に連結した第1クラッチと、この
第1クラッチの回転軸に連結した第2クラッチと、上記
回転軸の先端に連結したスクリュウと、このスクリュウ
に組み込まれた末端部のナットと、上記第1クラッチと
第2クラッチとの間に所望のギャ−歯数比を設定した複
数の歯車を介して連結したトルク切換手段とを有し、上
記切換手段は、第1クラッチ側の歯車には一方向クラッ
チを、また第2クラッチ側の歯車には任意の逃げ角度だ
け自由に揺動し得る歯車を連結し、上記一方向クラッチ
及び任意の逃げ角度だけ自由に揺動し得る歯車は、正転
または逆転時におけるトルク切換時の第1クラッチ及び
第2クラッチの同時噛み合をしたときでも不都合が生じ
ないようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】ナットの末端部が目的物体から離れている場合
は、第1クラッチは連結し、第2クラッチは切り離され
ている。この状態から電動機を作動し正回転すると、そ
の動力は直接第1クラッチの回転軸を回し、スクリュウ
に組み込まれたナットの先端部を前進する。この正回転
時の動力は、一方向クラッチが連結してトルク切換手段
の歯車に伝達するが、第2クラッチは切り離されている
ため、第2クラッチの歯車は回転軸を空転し、第1クラ
ッチの回転を拘束しない。
は、第1クラッチは連結し、第2クラッチは切り離され
ている。この状態から電動機を作動し正回転すると、そ
の動力は直接第1クラッチの回転軸を回し、スクリュウ
に組み込まれたナットの先端部を前進する。この正回転
時の動力は、一方向クラッチが連結してトルク切換手段
の歯車に伝達するが、第2クラッチは切り離されている
ため、第2クラッチの歯車は回転軸を空転し、第1クラ
ッチの回転を拘束しない。
【0008】次に、ナットの端末部が目的物体に接する
と、ナットの前進が停止し、電動機のトルクは引き続き
回転軸を回そうとするが、その時の回転軸に掛かる前進
方向の力が反力となって回転軸を僅かに押戻すと同時
に、第1クラッチが切り離され、瞬時に第2クラッチが
連結し、トルク切換機構の動力が回転軸に伝達される結
果、トルク切換機構のギャ−歯数比に応じた十分な高ト
ルク,低速度の動力を末端部に伝達する。
と、ナットの前進が停止し、電動機のトルクは引き続き
回転軸を回そうとするが、その時の回転軸に掛かる前進
方向の力が反力となって回転軸を僅かに押戻すと同時
に、第1クラッチが切り離され、瞬時に第2クラッチが
連結し、トルク切換機構の動力が回転軸に伝達される結
果、トルク切換機構のギャ−歯数比に応じた十分な高ト
ルク,低速度の動力を末端部に伝達する。
【0009】したがって、ナット端末部が目的物体に接
するまでは、低トルク,高速度で移動し、ナット末端部
が目的物に接した後はその反力で第1クラッチ及び第2
クラッチが切換わって高トルク,低速度の動力を機械的
に自動で切換操作が行われ、要求されるトルクと速度に
変更することができる。
するまでは、低トルク,高速度で移動し、ナット末端部
が目的物に接した後はその反力で第1クラッチ及び第2
クラッチが切換わって高トルク,低速度の動力を機械的
に自動で切換操作が行われ、要求されるトルクと速度に
変更することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明方法を実施するための装置に関
して、最も好ましい実施例を挙げて説明する。図1は本
発明装置の動力伝達経路の末端部が目的物体から離れて
いる始動時前の断面図である。図2は動力伝達経路の末
端部が目的物体に到達しクランプ完了した状態の断面図
である。また図3は本発明装置に内蔵したトルク切換手
段の揺動小歯車の拡大平面図である。
して、最も好ましい実施例を挙げて説明する。図1は本
発明装置の動力伝達経路の末端部が目的物体から離れて
いる始動時前の断面図である。図2は動力伝達経路の末
端部が目的物体に到達しクランプ完了した状態の断面図
である。また図3は本発明装置に内蔵したトルク切換手
段の揺動小歯車の拡大平面図である。
【0011】図中、1はフレ−ム、2はフレ−ムに支持
された電動機で、動力伝達経路の最終端に配置される。
3は電動機の出力軸4にカップリング5を介して連結し
た連結軸で、フレ−ム1の軸受け7を貫通し回転自在に
支持され、後述するトルク切換手段の一構成部品である
小歯車6と一体になっている。8は小歯車6に連結され
ている第1クラッチで、動力伝達経路途中に配置され、
その伝達経路を構成し得る回転軸11と第1クラッチ8
との間には回転軸11を軸心線方向に僅かに浮動可能な
ように、間隔を設けてスプリングSを介装し、常時この
弾力により回転軸11を末端方向に附勢するものであ
る。9は第2クラッチである。10はこの第2クラッチ
9に固定された大歯車で、トルク切換手段の一部を構成
するものである。この大歯車10は第1クラッチ8と第
2クラッチ9とを軸心線上で連結する回転軸11の外周
に嵌入された軸受け12とフレ−ムの軸受け13との間
に回転自在に支持されているものである。14は回転軸
にカップリング15を介して連結されたスクリュウで、
フレ−ムの軸受け16を貫通し支持されている。17は
スクリュウに組み込まれた動力伝達経路の先端に配置さ
れたナットで、フレ−ムのガイドケ−ス18によって摺
動自在に支持されていて、スクリュウの回転運動で直進
する可動部材である。19はナットの先端に廻り止め2
0を設けた動力伝達経路の末端部に相当するガイドで、
その最先端にたとえばドリル,リ−マ,バイト等の切削
工具類、またはプレス用金型類もしくは加圧溶接用電極
類を取りつける。
された電動機で、動力伝達経路の最終端に配置される。
3は電動機の出力軸4にカップリング5を介して連結し
た連結軸で、フレ−ム1の軸受け7を貫通し回転自在に
支持され、後述するトルク切換手段の一構成部品である
小歯車6と一体になっている。8は小歯車6に連結され
ている第1クラッチで、動力伝達経路途中に配置され、
その伝達経路を構成し得る回転軸11と第1クラッチ8
との間には回転軸11を軸心線方向に僅かに浮動可能な
ように、間隔を設けてスプリングSを介装し、常時この
弾力により回転軸11を末端方向に附勢するものであ
る。9は第2クラッチである。10はこの第2クラッチ
9に固定された大歯車で、トルク切換手段の一部を構成
するものである。この大歯車10は第1クラッチ8と第
2クラッチ9とを軸心線上で連結する回転軸11の外周
に嵌入された軸受け12とフレ−ムの軸受け13との間
に回転自在に支持されているものである。14は回転軸
にカップリング15を介して連結されたスクリュウで、
フレ−ムの軸受け16を貫通し支持されている。17は
スクリュウに組み込まれた動力伝達経路の先端に配置さ
れたナットで、フレ−ムのガイドケ−ス18によって摺
動自在に支持されていて、スクリュウの回転運動で直進
する可動部材である。19はナットの先端に廻り止め2
0を設けた動力伝達経路の末端部に相当するガイドで、
その最先端にたとえばドリル,リ−マ,バイト等の切削
工具類、またはプレス用金型類もしくは加圧溶接用電極
類を取りつける。
【0012】21はトルク切換手段で、第1クラッチ8
の小歯車6と第2クラッチの大歯車10との間に、所望
のギャ−歯数比を設定した大歯車22及び小歯車23
を、フレ−ムの軸受け24,25に支持された1本の連
結軸26にそれぞれ連結したものである。すなわち、こ
のトルク切換手段の機構は、第1クラッチ8の小歯車6
に噛み合わせた大歯車22は、連結軸26に設けた一方
向クラッチ27に連結されており、他方の小歯車23は
第2クラッチ9の大歯車10に対しては或る任意の角度
だけ自由に揺動し得る逃げ溝0を有するものである。
の小歯車6と第2クラッチの大歯車10との間に、所望
のギャ−歯数比を設定した大歯車22及び小歯車23
を、フレ−ムの軸受け24,25に支持された1本の連
結軸26にそれぞれ連結したものである。すなわち、こ
のトルク切換手段の機構は、第1クラッチ8の小歯車6
に噛み合わせた大歯車22は、連結軸26に設けた一方
向クラッチ27に連結されており、他方の小歯車23は
第2クラッチ9の大歯車10に対しては或る任意の角度
だけ自由に揺動し得る逃げ溝0を有するものである。
【0013】この実施例では小歯車6,23と大歯車1
0,22の歯数比を1:nに設定したもので、電動機の
トルクに対して2n倍にトルクを増幅することが可能と
なる。連結軸26に介装した一方向クラッチ27は正回
転のときはクラッチ連結し、逆回転のときはクラッチを
切り離しする。また小歯車23は電動機2の逆回転した
時は、瞬間的に第1クラッチ8と第2クラッチ9が同時
に噛み合っても回転を拘束しないように、小歯車23の
揺動角度(α)の許容範囲内で第2クラッチ9の噛み合
いが切り離れる仕組みになっている。Wは目的物体(被
加工物)である。
0,22の歯数比を1:nに設定したもので、電動機の
トルクに対して2n倍にトルクを増幅することが可能と
なる。連結軸26に介装した一方向クラッチ27は正回
転のときはクラッチ連結し、逆回転のときはクラッチを
切り離しする。また小歯車23は電動機2の逆回転した
時は、瞬間的に第1クラッチ8と第2クラッチ9が同時
に噛み合っても回転を拘束しないように、小歯車23の
揺動角度(α)の許容範囲内で第2クラッチ9の噛み合
いが切り離れる仕組みになっている。Wは目的物体(被
加工物)である。
【0014】図1は、ナット末端部が目的物体Wから離
れ、全ての動力伝達経路は戻り(待機)状態にある。こ
の場合、第1クラッチ8は連結し、第2クラッチ9は切
り離されている。末端部を目的物体Wに対し前進させる
場合は、電動機2を正回転すると、その回転トルクによ
って直接第1クラッチの回転軸11を回転し、スクリュ
ウ14及びナット17を介してガイド19を前進する。
この場合、正回転時には一方向クラッチ27が連結して
電動機2の低トルクをトルク切換手段21の歯車6,2
2,23,10の順に一方向の回転を伝達し、第2クラ
ッチ9の歯車10は回転軸11を“空転”し、第1クラ
ッチ8の“連結”を拘束せずに動力伝達経路の末端部に
設定歯数比に対応した低トルク,高速度の動力が伝達さ
れる。この結果、目的物体に対して末端部を早く移動さ
せることができる。
れ、全ての動力伝達経路は戻り(待機)状態にある。こ
の場合、第1クラッチ8は連結し、第2クラッチ9は切
り離されている。末端部を目的物体Wに対し前進させる
場合は、電動機2を正回転すると、その回転トルクによ
って直接第1クラッチの回転軸11を回転し、スクリュ
ウ14及びナット17を介してガイド19を前進する。
この場合、正回転時には一方向クラッチ27が連結して
電動機2の低トルクをトルク切換手段21の歯車6,2
2,23,10の順に一方向の回転を伝達し、第2クラ
ッチ9の歯車10は回転軸11を“空転”し、第1クラ
ッチ8の“連結”を拘束せずに動力伝達経路の末端部に
設定歯数比に対応した低トルク,高速度の動力が伝達さ
れる。この結果、目的物体に対して末端部を早く移動さ
せることができる。
【0015】次に図2は、ナットの末端部が治具に固定
された目的物体Wに接した状態を示す。この場合、ナッ
トの前進が停止し、電動機1のトルクは引き続き回転軸
11を回転しようとし、その前進方向の力が反力となっ
てスプリングSの力に抗して回転軸11を第1クラッチ
8内の余裕隙間分だけ僅かに押戻される一瞬に、第1ク
ラッチ8の噛み合いが切り離され、同時に第2クラッチ
9の回転軸側の歯が連結し、トルク切換機構21の回転
トルクを歯車6,22,23,10の順に一方向の回転
軸11に伝達する。したがって、スクリュウの末端部に
は、ギャ−歯数比1:nの設定により2n倍の高トルク
と低速度の動力を伝達することができる。
された目的物体Wに接した状態を示す。この場合、ナッ
トの前進が停止し、電動機1のトルクは引き続き回転軸
11を回転しようとし、その前進方向の力が反力となっ
てスプリングSの力に抗して回転軸11を第1クラッチ
8内の余裕隙間分だけ僅かに押戻される一瞬に、第1ク
ラッチ8の噛み合いが切り離され、同時に第2クラッチ
9の回転軸側の歯が連結し、トルク切換機構21の回転
トルクを歯車6,22,23,10の順に一方向の回転
軸11に伝達する。したがって、スクリュウの末端部に
は、ギャ−歯数比1:nの設定により2n倍の高トルク
と低速度の動力を伝達することができる。
【0016】次に、末端部をクランプ完了から開放する
際は、極性切換により電動機2を逆回転にする。この逆
回転時にスプリングSにより回転軸11を目的物体の方
向に押し戻す力がかかり、瞬間的には第2クラッチ9と
第1クラッチ8とが同時に噛み合う状態になるが、逆回
転時に噛み合った小歯車23の揺動角度(α)だけ揺動
する余裕も持たせてあるため、両クラッチ間の干渉を揺
動角の許容範囲内にて一瞬に逃がすことが出来るので、
第1クラッチ8と第2クラッチ9の同時噛み合いによる
不都合を防止できる。この結果、第2クラッチ9が切り
離されると同時に第1クラッチ8が連結し回転軸11を
逆転し、低トルク,高速度の動力をナット末端部に伝達
し、目的物体から開放することができる。このようにし
て、動力伝達経路を元位置に待機させて、次の作業に備
える。
際は、極性切換により電動機2を逆回転にする。この逆
回転時にスプリングSにより回転軸11を目的物体の方
向に押し戻す力がかかり、瞬間的には第2クラッチ9と
第1クラッチ8とが同時に噛み合う状態になるが、逆回
転時に噛み合った小歯車23の揺動角度(α)だけ揺動
する余裕も持たせてあるため、両クラッチ間の干渉を揺
動角の許容範囲内にて一瞬に逃がすことが出来るので、
第1クラッチ8と第2クラッチ9の同時噛み合いによる
不都合を防止できる。この結果、第2クラッチ9が切り
離されると同時に第1クラッチ8が連結し回転軸11を
逆転し、低トルク,高速度の動力をナット末端部に伝達
し、目的物体から開放することができる。このようにし
て、動力伝達経路を元位置に待機させて、次の作業に備
える。
【0017】したがって、ナットの末端部が目的物体に
接するまでは低トルク,高速度で移動し、ナットが目的
物に接した後は、その反力で自動的にクラッチの切換が
行われ、要求されるトルクと速度に変更することができ
る。
接するまでは低トルク,高速度で移動し、ナットが目的
物に接した後は、その反力で自動的にクラッチの切換が
行われ、要求されるトルクと速度に変更することができ
る。
【0018】なお、本発明の実施例では、トルク切換方
式を機械的な構造例を挙げたが、この実施例に限定され
ず、たとえば、上記末端部が目的物体に接近または当接
した時に、動力伝達経路となる可動部、たとえば回転軸
11,スクリュウ14、ナット17,ガイド19等の直
進可能な部材の変位量またはモ−タ回転数を位置検出器
により検出し、その検出器の出力信号により第1クラッ
チ(電磁クラッチ)及び/または第2クラッチ(電磁ク
ラッチ)の連結ないし切り離し動作を行うようにしても
よく、あるいはタイマ信号にて行っても、同様の作用が
得られることはいうまでもない。
式を機械的な構造例を挙げたが、この実施例に限定され
ず、たとえば、上記末端部が目的物体に接近または当接
した時に、動力伝達経路となる可動部、たとえば回転軸
11,スクリュウ14、ナット17,ガイド19等の直
進可能な部材の変位量またはモ−タ回転数を位置検出器
により検出し、その検出器の出力信号により第1クラッ
チ(電磁クラッチ)及び/または第2クラッチ(電磁ク
ラッチ)の連結ないし切り離し動作を行うようにしても
よく、あるいはタイマ信号にて行っても、同様の作用が
得られることはいうまでもない。
【0019】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明の方法に
よれば、パワ−容量の小さい電動機でも目的に応じた十
分なトルクを増大することがでるので、空気圧シリンダ
及び油圧シリンダ等の配管設備やホ−ス交換等に要する
工数及び費用を大幅に削減することができる。また、従
来の電動シリンダに比べて、機械的なトルク切換手段が
なかったために、電動機容量が著しく大きくなるという
不都合をなくすことができる。また流体エネルギ−利用
時の配管経路のエネルギ−消費を格段に節減できる。ま
た、動力伝達経路の末端部を目的物体に対し低トルク,
高速度の動力でソフトタッチする場合、またはクランプ
後に拘束した状態でトルク及び速度を一瞬に変更する場
合など、その目的用途は極めて広い分野にわたって応用
できる。
よれば、パワ−容量の小さい電動機でも目的に応じた十
分なトルクを増大することがでるので、空気圧シリンダ
及び油圧シリンダ等の配管設備やホ−ス交換等に要する
工数及び費用を大幅に削減することができる。また、従
来の電動シリンダに比べて、機械的なトルク切換手段が
なかったために、電動機容量が著しく大きくなるという
不都合をなくすことができる。また流体エネルギ−利用
時の配管経路のエネルギ−消費を格段に節減できる。ま
た、動力伝達経路の末端部を目的物体に対し低トルク,
高速度の動力でソフトタッチする場合、またはクランプ
後に拘束した状態でトルク及び速度を一瞬に変更する場
合など、その目的用途は極めて広い分野にわたって応用
できる。
【0020】また本発明装置によればトルク切換手段を
付加するだけであるから、ギャ−比を任意に変化するだ
けで、複数の異なるトルクと速度を一つのモ−ションの
中で得られるほか、機械的なギャ−組み合わせ機構であ
るから、パワ−源のユニット化が確立できる。しかも電
動機を極めて小さいものを使用することができるから、
安価に製作できることは無論のこと、装置全体の小型化
及び軽量化を飛躍的に向上することできる。
付加するだけであるから、ギャ−比を任意に変化するだ
けで、複数の異なるトルクと速度を一つのモ−ションの
中で得られるほか、機械的なギャ−組み合わせ機構であ
るから、パワ−源のユニット化が確立できる。しかも電
動機を極めて小さいものを使用することができるから、
安価に製作できることは無論のこと、装置全体の小型化
及び軽量化を飛躍的に向上することできる。
【図1】本発明の方法を実施するための装置の一例を示
した、動力伝達経路の末端部を前進する場合の始動時前
の断面図である。
した、動力伝達経路の末端部を前進する場合の始動時前
の断面図である。
【図2】本発明の実施例において動力伝達経路の末端部
を目的物体に到達しクランプ完了した状態を示し、その
一部に任意の角度だけ自由に揺動し得る小歯車の平面図
を含む断面図である。
を目的物体に到達しクランプ完了した状態を示し、その
一部に任意の角度だけ自由に揺動し得る小歯車の平面図
を含む断面図である。
【図3】本発明装置に内蔵したトルク切換手段の任意の
角度だけ自由に揺動し得る歯車の拡大平面図である。
角度だけ自由に揺動し得る歯車の拡大平面図である。
1 フレ−ム 2 電動機 6 小歯車 8 第1クラッチ 9 第2クラッチ 10 大歯車 11 回転軸 14 スクリュウ 17 ナット 21 トルク切換手段 22 大歯車 23 小歯車(任意角度を自由に揺動し得る歯車) 26 連結軸 27 一方向クラッチ 0 逃げ溝
Claims (3)
- 【請求項1】 電動機の回転運動をスクリュウ及びナッ
トを介して直進運動に変換する方式において、電動機の
出力軸とスクリュウとの間に、第1クラッチ及び第2ク
ラッチを設け、上記第1クラッチと第2クラッチとの間
には、所望のギャ−歯数比を設定したトルク切換手段を
連結し、その動力伝達経路の末端部を移動するときに、
先ず第2クラッチを切り離し、第1クラッチを連結して
所望の速度,トルクの動力を末端部に伝達し、また上記
末端部が目的物体に接触したときは、その反力で第1ク
ラッチを切り離し、かつ第2クラッチを連結して上記の
動力と異なる速度,トルクの動力を末端部に伝達する回
転運動を直進運動に変換する動力伝達方法。 - 【請求項2】 上記末端部が目的物体に接近または当接
した時に、動力伝達経路となる可動部の変位量を位置検
出器により検出し、その検出器の出力信号により第1ク
ラッチ及び第2クラッチの連結ないし切り離し動作を行
う請求項1に記載された回転運動を直進運動に変換する
動力伝達方法。 - 【請求項3】 電動機の出力軸に連結した第1クラッチ
と、この第1クラッチの回転軸に連結した第2クラッチ
と、上記回転軸の先端に連結したスクリュウと、このス
クリュウに組み込まれたナットの末端部と、上記第1ク
ラッチと第2クラッチとの間に所望のギャ−歯数比を設
定した複数の歯車を介して連結したトルク切換手段とを
有し、上記切換手段は、第1クラッチ側の歯車には一方
向クラッチを、また第2クラッチ側の歯車には任意の逃
げ角度だけ自由に揺動し得る歯車を連結し、上記一方向
クラッチ及び任意の逃げ角度だけ自由に揺動し得る歯車
は、それぞれのトルク切換時の第1クラッチ及び第2ク
ラッチの同時噛み合を逃がすようにしたことを特徴とす
る回転運動を直進運動に変換する動力伝達装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35019891A JPH05164209A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 回転運動を直進運動に変換する動力伝達方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35019891A JPH05164209A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 回転運動を直進運動に変換する動力伝達方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05164209A true JPH05164209A (ja) | 1993-06-29 |
Family
ID=18408883
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35019891A Pending JPH05164209A (ja) | 1991-12-09 | 1991-12-09 | 回転運動を直進運動に変換する動力伝達方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05164209A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006030768A1 (ja) | 2004-09-16 | 2006-03-23 | Scientific Technologies Ltd. | 負荷感応推力増幅機構を持つ動力伝達方法及び装置 |
| RU2752673C1 (ru) * | 2021-01-12 | 2021-07-29 | Акционерное общество "Федеральный научно-производственный центр" Титан-Баррикады" | Линейный исполнительный механизм |
| RU2752672C1 (ru) * | 2021-01-12 | 2021-07-29 | Акционерное общество "Федеральный научно-производственный центр" Титан-Баррикады" | Линейный исполнительный механизм гидросооружений |
-
1991
- 1991-12-09 JP JP35019891A patent/JPH05164209A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006030768A1 (ja) | 2004-09-16 | 2006-03-23 | Scientific Technologies Ltd. | 負荷感応推力増幅機構を持つ動力伝達方法及び装置 |
| US7584678B2 (en) | 2004-09-16 | 2009-09-08 | Scientific Technologies Ltd. | Power transmission method and device having load sensing thrust augmentation mechanism |
| RU2752673C1 (ru) * | 2021-01-12 | 2021-07-29 | Акционерное общество "Федеральный научно-производственный центр" Титан-Баррикады" | Линейный исполнительный механизм |
| RU2752672C1 (ru) * | 2021-01-12 | 2021-07-29 | Акционерное общество "Федеральный научно-производственный центр" Титан-Баррикады" | Линейный исполнительный механизм гидросооружений |
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