JPH0516704A - 車両の制御装置 - Google Patents
車両の制御装置Info
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- JPH0516704A JPH0516704A JP3198584A JP19858491A JPH0516704A JP H0516704 A JPH0516704 A JP H0516704A JP 3198584 A JP3198584 A JP 3198584A JP 19858491 A JP19858491 A JP 19858491A JP H0516704 A JPH0516704 A JP H0516704A
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- clutch
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロックアップクラッチがスリップ状態へ移行
したときのショックを確実に防止し得る車両の制御装置
を提供する。 【構成】 減速運転状態に移行してエンジン回転数Ne
とタービン回転数Nrとの回転数差Sが所定値C2以下
の期間a及び期間bの合計期間が所定時間T2以上にな
り、ロックアップクラッチが確実にスリップ状態になっ
ている状態で燃料カット許可フラグをセットして燃料カ
ットを実行し、スリップ状態になる前におけるエンジン
回転数Neの大幅な低下を防止して、スリップ状態に移
行したときのショックを防止する。エンジン回転数Ne
とタービン回転数Nrとの回転数差Sが所定値以下にな
った状態が所定時間以上継続し、ロックアップクラッチ
が確実にスリップ状態となっている状態で燃料カット許
可フラグをセットして燃料カットを実行する。
したときのショックを確実に防止し得る車両の制御装置
を提供する。 【構成】 減速運転状態に移行してエンジン回転数Ne
とタービン回転数Nrとの回転数差Sが所定値C2以下
の期間a及び期間bの合計期間が所定時間T2以上にな
り、ロックアップクラッチが確実にスリップ状態になっ
ている状態で燃料カット許可フラグをセットして燃料カ
ットを実行し、スリップ状態になる前におけるエンジン
回転数Neの大幅な低下を防止して、スリップ状態に移
行したときのショックを防止する。エンジン回転数Ne
とタービン回転数Nrとの回転数差Sが所定値以下にな
った状態が所定時間以上継続し、ロックアップクラッチ
が確実にスリップ状態となっている状態で燃料カット許
可フラグをセットして燃料カットを実行する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の制御装置に関し、
特にロックアップクラッチの締結力制御手段とエンジン
の燃料カット制御手段とを備えた車両の制御装置に関す
る。
特にロックアップクラッチの締結力制御手段とエンジン
の燃料カット制御手段とを備えた車両の制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動変速機を備えた車両の制
御装置として、低エンジン回転領域においては、エンジ
ンの振動が直接自動変速機側に伝達されることによる乗
り心地性の低下を防止するため、トルクコンバータのロ
ックアップクラッチがスリップ状態(半クラッチ状態)
になるように締結力を制御し、エンジンからの振動を低
減させるようにしたが実用化されている。また、減速時
にロックアップクラッチをスリップ制御してタービン軸
の回転をエンジンの出力軸に伝達させ、出力軸を強制的
に回転させた状態で燃料をカットすることにより、再度
燃料を供給したときにおける着火性を十分に確保しつつ
燃費を向上させ、しかもエンジンブレーキを十分に効か
せるようにしたものも提案されている。
御装置として、低エンジン回転領域においては、エンジ
ンの振動が直接自動変速機側に伝達されることによる乗
り心地性の低下を防止するため、トルクコンバータのロ
ックアップクラッチがスリップ状態(半クラッチ状態)
になるように締結力を制御し、エンジンからの振動を低
減させるようにしたが実用化されている。また、減速時
にロックアップクラッチをスリップ制御してタービン軸
の回転をエンジンの出力軸に伝達させ、出力軸を強制的
に回転させた状態で燃料をカットすることにより、再度
燃料を供給したときにおける着火性を十分に確保しつつ
燃費を向上させ、しかもエンジンブレーキを十分に効か
せるようにしたものも提案されている。
【0003】ところで、減速時に燃料カットする場合、
燃料カット制御による応答性が締結力制御による油圧系
の応答性よりも良いことから、減速運転に移行した後直
ちに双方の制御を実行させると、ロックアップクラッチ
が実際にスリップ状態になるまでに燃料カットによりエ
ンジン回転数が急速に低下し、タービン回転数とエンジ
ン回転数との差が大きくなりすぎて、ロックアップクラ
ッチの締結時にショックが発生したり、ロックアップク
ラッチが締結されずエンジン回転数が低下してエンスト
するという問題が発生する。そこで、特開平2−118
265号公報には、減速開始後ロックアップクラッチの
締結のために必要な所定の遅延時間経過後に燃料カット
を開始させ、ロックアップクラッチがスリップ状態にな
るまでにおけるエンジン回転数の急速な低下を防止する
ようにした車両の制御装置が記載されている。
燃料カット制御による応答性が締結力制御による油圧系
の応答性よりも良いことから、減速運転に移行した後直
ちに双方の制御を実行させると、ロックアップクラッチ
が実際にスリップ状態になるまでに燃料カットによりエ
ンジン回転数が急速に低下し、タービン回転数とエンジ
ン回転数との差が大きくなりすぎて、ロックアップクラ
ッチの締結時にショックが発生したり、ロックアップク
ラッチが締結されずエンジン回転数が低下してエンスト
するという問題が発生する。そこで、特開平2−118
265号公報には、減速開始後ロックアップクラッチの
締結のために必要な所定の遅延時間経過後に燃料カット
を開始させ、ロックアップクラッチがスリップ状態にな
るまでにおけるエンジン回転数の急速な低下を防止する
ようにした車両の制御装置が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載の車両
の制御装置では、遅延時間を一律に設定していたので、
ロックアップクラッチがスリップ状態へ移行する前に燃
料がカットされることがあり、燃料をカットしてからス
リップ状態へ移行するまでの期間において、エンジン回
転数が急速に低下しスリップ状態への移行時にショック
が発生することがある。
の制御装置では、遅延時間を一律に設定していたので、
ロックアップクラッチがスリップ状態へ移行する前に燃
料がカットされることがあり、燃料をカットしてからス
リップ状態へ移行するまでの期間において、エンジン回
転数が急速に低下しスリップ状態への移行時にショック
が発生することがある。
【0005】本発明の目的は、ロックアップクラッチが
スリップ状態へ移行したときのショックを確実に防止し
得る車両の制御装置を提供することである。
スリップ状態へ移行したときのショックを確実に防止し
得る車両の制御装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る車両の制
御装置は、エンジンと、ロックアップクラッチを有する
トルクコンバータと、エンジン回転数及びタービン回転
数を夫々検出するエンジン回転数検出手段及びタービン
回転数検出手段と、減速時ロックアップクラッチがスリ
ップ状態となるようにロックアップクラッチの締結力を
制御する締結力制御手段と、エンジンに対する燃料カッ
トを制御する燃料カット制御手段とを備えた車両の制御
装置において、減速時に、エンジン回転数とタービン回
転数との回転数差が所定値以下になった状態が所定時間
以上継続し、ロックアップクラッチが確実にスリップ状
態となったときに燃料カット制御手段に対して燃料カッ
トを許可する燃料カット許可手段を備えたものである。
御装置は、エンジンと、ロックアップクラッチを有する
トルクコンバータと、エンジン回転数及びタービン回転
数を夫々検出するエンジン回転数検出手段及びタービン
回転数検出手段と、減速時ロックアップクラッチがスリ
ップ状態となるようにロックアップクラッチの締結力を
制御する締結力制御手段と、エンジンに対する燃料カッ
トを制御する燃料カット制御手段とを備えた車両の制御
装置において、減速時に、エンジン回転数とタービン回
転数との回転数差が所定値以下になった状態が所定時間
以上継続し、ロックアップクラッチが確実にスリップ状
態となったときに燃料カット制御手段に対して燃料カッ
トを許可する燃料カット許可手段を備えたものである。
【0007】請求項2に係る車両の制御装置は、エンジ
ンと、ロックアップクラッチを有するトルクコンバータ
と、エンジン回転数及びタービン回転数を夫々検出する
エンジン回転数検出手段及びタービン回転数検出手段
と、減速時ロックアップクラッチがスリップ状態になる
ようにロックアップクラッチの締結力を制御する締結力
制御手段と、エンジンに対する燃料カットを制御する燃
料カット制御手段とを備えた車両の制御装置において、
減速時に、エンジン回転数とタービン回転数との回転数
差が所定値以下の期間の合計期間が所定時間以上にな
り、ロックアップクラッチが確実にスリップ状態になっ
たときに燃料カット制御手段に対して燃料カットを許可
する燃料カット許可手段を備えたものである。
ンと、ロックアップクラッチを有するトルクコンバータ
と、エンジン回転数及びタービン回転数を夫々検出する
エンジン回転数検出手段及びタービン回転数検出手段
と、減速時ロックアップクラッチがスリップ状態になる
ようにロックアップクラッチの締結力を制御する締結力
制御手段と、エンジンに対する燃料カットを制御する燃
料カット制御手段とを備えた車両の制御装置において、
減速時に、エンジン回転数とタービン回転数との回転数
差が所定値以下の期間の合計期間が所定時間以上にな
り、ロックアップクラッチが確実にスリップ状態になっ
たときに燃料カット制御手段に対して燃料カットを許可
する燃料カット許可手段を備えたものである。
【0008】
【作用】請求項1に係る車両の制御装置においては、減
速時に、締結力制御手段によりロックアップクラッチが
スリップ状態になるようにロックアップクラッチの締結
力が制御される。そして、エンジン回転数及びタービン
回転数の回転数差が所定値以下の状態が所定時間以上継
続し、ロックアップクラッチが確実にスリップ状態にな
ったときに、燃料カット許可手段が燃料カット制御手段
に対してエンジンに対する燃料カットを許可するので、
減速後ロックアップクラッチがスリップ状態になるまで
の期間内での燃料カットによるエンジン回転数の急速な
低下を確実に防止出来、スリップ状態への移行時におけ
るショックを確実に防止出来る。
速時に、締結力制御手段によりロックアップクラッチが
スリップ状態になるようにロックアップクラッチの締結
力が制御される。そして、エンジン回転数及びタービン
回転数の回転数差が所定値以下の状態が所定時間以上継
続し、ロックアップクラッチが確実にスリップ状態にな
ったときに、燃料カット許可手段が燃料カット制御手段
に対してエンジンに対する燃料カットを許可するので、
減速後ロックアップクラッチがスリップ状態になるまで
の期間内での燃料カットによるエンジン回転数の急速な
低下を確実に防止出来、スリップ状態への移行時におけ
るショックを確実に防止出来る。
【0009】請求項2に係る車両の制御装置において
は、減速時に、締結力制御手段によりロックアップクラ
ッチがスリップ状態になるようにロックアップクラッチ
の締結力が制御される。そして、エンジン回転数及びタ
ービン回転数の回転数差が所定値以下の期間の合計期間
が所定時間以上になり、ロックアップクラッチが確実に
スリップ状態になったときに、燃料カット許可手段が燃
料カット制御手段に対してエンジンに対する燃料カット
を許可するので、減速後ロックアップクラッチがスリッ
プ状態になるまでの期間内での燃料カットによるエンジ
ン回転数の急速な低下を確実に防止出来、スリップ状態
への移行時におけるショックを確実に防止出来る。
は、減速時に、締結力制御手段によりロックアップクラ
ッチがスリップ状態になるようにロックアップクラッチ
の締結力が制御される。そして、エンジン回転数及びタ
ービン回転数の回転数差が所定値以下の期間の合計期間
が所定時間以上になり、ロックアップクラッチが確実に
スリップ状態になったときに、燃料カット許可手段が燃
料カット制御手段に対してエンジンに対する燃料カット
を許可するので、減速後ロックアップクラッチがスリッ
プ状態になるまでの期間内での燃料カットによるエンジ
ン回転数の急速な低下を確実に防止出来、スリップ状態
への移行時におけるショックを確実に防止出来る。
【0010】
【発明の効果】前記作用の項で詳細に説明したよう次の
ような効果が得られる。請求項1に係る車両の制御装置
によれば、燃料カット許可手段を設けたことにより、減
速後ロックアップクラッチがスリップ状態になるまでの
期間内での燃料カットによるエンジン回転数の急速な低
下を確実に防止出来、スリップ状態への移行時における
ショックを確実に防止出来る。
ような効果が得られる。請求項1に係る車両の制御装置
によれば、燃料カット許可手段を設けたことにより、減
速後ロックアップクラッチがスリップ状態になるまでの
期間内での燃料カットによるエンジン回転数の急速な低
下を確実に防止出来、スリップ状態への移行時における
ショックを確実に防止出来る。
【0011】請求項2に係る車両の制御装置によれば、
減速後ロックアップクラッチがスリップ状態になるまで
の期間内での燃料カットによるエンジン回転数の急速な
低下を確実に防止出来、スリップ状態への移行時におけ
るショックを確実に防止出来る。
減速後ロックアップクラッチがスリップ状態になるまで
の期間内での燃料カットによるエンジン回転数の急速な
低下を確実に防止出来、スリップ状態への移行時におけ
るショックを確実に防止出来る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例は、4気筒直列エンジン及び自動変速機
を備えた自動車の制御装置に本発明を適用した場合のも
のである。図1に示すように、エンジンEは一般的な構
成の4気筒直列エンジンで、その4つの気筒1に夫々連
なる吸気分岐管2の下流端部にはインジェクタ3が夫々
装着され、エンジンEの出力軸4はトルクコンバータ5
を備えた自動変速機と差動装置などを介して左右の駆動
輪に連結されている。
する。本実施例は、4気筒直列エンジン及び自動変速機
を備えた自動車の制御装置に本発明を適用した場合のも
のである。図1に示すように、エンジンEは一般的な構
成の4気筒直列エンジンで、その4つの気筒1に夫々連
なる吸気分岐管2の下流端部にはインジェクタ3が夫々
装着され、エンジンEの出力軸4はトルクコンバータ5
を備えた自動変速機と差動装置などを介して左右の駆動
輪に連結されている。
【0013】前記自動変速機のトルクコンバータ5の構
成について説明すると、図1・図2に示すように、トル
クコンバータ5は、出力軸4に結合されたポンプカバー
6の一側部内に設けられ出力軸4と一体的に回転数する
ポンプインペラ7と、ポンプカバー6内にポンプインペ
ラ7と対向状に回転自在に設けられたタービンランナ8
と、ポンプインペラ7とタービンランナ8間に介設され
両者の回転速度比が所定値以下のときにトルクを増大さ
せるステータ9と、タービンランナ8とポンプカバー6
間に介設されたロックアップクラッチ10とを備えてい
る。タービンランナ8はタービン軸11を介して図示外
の変速歯車機構に連結され、ステータ9はワンウェイク
ラッチ12を介してミッションケース13に固定され、
ロックアップクラッチ10はタービン軸11に対してス
ライド可能に取付けられ、ポンプカバー6内はロックア
ップクラッチ10を介してコンバータフロント室10a
とコンバータリヤ室10bとに仕切られている。前記ロ
ックアップクラッチ10は、コンバータ・フロント室1
0aとコンバータ・リヤ室10bへの油圧の導入或いは
排出により、ポンプカバー6と接触してこれと一体化さ
れるロックアップ状態と、ポンプカバー6から離間する
コンバータ状態と、ポンプカバー6とスリップ可能に接
触するスリップ状態とに選択的に位置切換えされ、出力
軸4とタービン軸11とは、ロックアップ状態において
は流体を介することなく直結され、コンバータ状態にお
いては流体を介して連結され、スリップ状態においては
ロックアップクラッチ10とポンプカバー6間にスリッ
プ可能に連結される。
成について説明すると、図1・図2に示すように、トル
クコンバータ5は、出力軸4に結合されたポンプカバー
6の一側部内に設けられ出力軸4と一体的に回転数する
ポンプインペラ7と、ポンプカバー6内にポンプインペ
ラ7と対向状に回転自在に設けられたタービンランナ8
と、ポンプインペラ7とタービンランナ8間に介設され
両者の回転速度比が所定値以下のときにトルクを増大さ
せるステータ9と、タービンランナ8とポンプカバー6
間に介設されたロックアップクラッチ10とを備えてい
る。タービンランナ8はタービン軸11を介して図示外
の変速歯車機構に連結され、ステータ9はワンウェイク
ラッチ12を介してミッションケース13に固定され、
ロックアップクラッチ10はタービン軸11に対してス
ライド可能に取付けられ、ポンプカバー6内はロックア
ップクラッチ10を介してコンバータフロント室10a
とコンバータリヤ室10bとに仕切られている。前記ロ
ックアップクラッチ10は、コンバータ・フロント室1
0aとコンバータ・リヤ室10bへの油圧の導入或いは
排出により、ポンプカバー6と接触してこれと一体化さ
れるロックアップ状態と、ポンプカバー6から離間する
コンバータ状態と、ポンプカバー6とスリップ可能に接
触するスリップ状態とに選択的に位置切換えされ、出力
軸4とタービン軸11とは、ロックアップ状態において
は流体を介することなく直結され、コンバータ状態にお
いては流体を介して連結され、スリップ状態においては
ロックアップクラッチ10とポンプカバー6間にスリッ
プ可能に連結される。
【0014】次に、前記トルクコンバータ5へ作動油を
供給する油圧回路について、図1・図2に基づいて説明
する。トルクコンバータ5のコンバータ・フロント室1
0aには、オイルポンプ(図示略)に連結されたメイン
ライン14からロックアップバルブ15及びコンバータ
インライン16を介して作動油が導入され、この作動油
の圧力によりロックアップクラッチ10が常時締結方向
に付設され、コンバータ・リヤ室10bはロックアップ
解放ライン17を介してロックアップバルブ15に接続
され、このライン17からコンバータ・リヤ室10bに
作動油が導入されると、ロックアップクラッチ10が左
方へスライドしてロックアップクラッチ10が解放され
る。また、コンバータ・フロント室10aには、保圧弁
18を介してオイルクーラ19に作動油を送り出すコン
バータアウトライン20が接続されている。前記ロック
アップバルブ15について説明すると、スプール15a
がスプリング15bを介してして右方へ付勢され、ロッ
クアップ解放ライン17が接続されたポート15cの両
側には調圧ポート15dとドレーンポート15eとが設
けられ、メインライン14は調圧ポート15dに接続さ
れ、ロックアップバルブ15の右端部にはスプール15
aにパイロット圧を作用させるための制御ライン21が
接続され、制御ライン21から分岐されたドレーンライ
ン22にはデューティソレノイド式の制御バルブ23が
介設されている。
供給する油圧回路について、図1・図2に基づいて説明
する。トルクコンバータ5のコンバータ・フロント室1
0aには、オイルポンプ(図示略)に連結されたメイン
ライン14からロックアップバルブ15及びコンバータ
インライン16を介して作動油が導入され、この作動油
の圧力によりロックアップクラッチ10が常時締結方向
に付設され、コンバータ・リヤ室10bはロックアップ
解放ライン17を介してロックアップバルブ15に接続
され、このライン17からコンバータ・リヤ室10bに
作動油が導入されると、ロックアップクラッチ10が左
方へスライドしてロックアップクラッチ10が解放され
る。また、コンバータ・フロント室10aには、保圧弁
18を介してオイルクーラ19に作動油を送り出すコン
バータアウトライン20が接続されている。前記ロック
アップバルブ15について説明すると、スプール15a
がスプリング15bを介してして右方へ付勢され、ロッ
クアップ解放ライン17が接続されたポート15cの両
側には調圧ポート15dとドレーンポート15eとが設
けられ、メインライン14は調圧ポート15dに接続さ
れ、ロックアップバルブ15の右端部にはスプール15
aにパイロット圧を作用させるための制御ライン21が
接続され、制御ライン21から分岐されたドレーンライ
ン22にはデューティソレノイド式の制御バルブ23が
介設されている。
【0015】制御バルブ23は、制御ユニット35から
の駆動信号に応じたデューティ率で繰返しON/OFF
され、ドレーンライン22を極く短い周期で開閉して制
御ライン21内のパイロット圧をデューティ率に対応す
る値に設定する。そして、このパイロット圧が、ロック
アップバルブ15のスプール15aにスプリング15b
の付勢力と対抗する方向に作用するとともに、スプール
15aにはスプリング15bの付勢力と同方向のロック
アップ解放ライン17内の解放圧が作用し、これら油圧
ないし付勢力の力関係によってスプール15aが移動し
て、ロックアップ解放ライン17がメインライン14
(調圧ポート15d)又はドレーンポート15eに連通
され、ロックアップ解放圧がパイロット圧、即ち制御バ
ルブ23のデューティ率に対応する値に制御される。こ
こでデューティ率が最大値のときに制御ライン23から
のドレーン量が最大となって、パイロット圧ないし解放
圧が最小となることによりロックアップクラッチ10が
完全に締結され、またデューティ率が最小値のときにド
レーン量が最小となって、パイロット圧ないし解放圧が
最大となることによりロックアップクラッチ10が完全
に解放され、最大値と最小値の中間のデューティ率で
は、ロックアップクラッチ10がスリップ状態となり、
この状態で解放圧がデューティ率に応じて調整されるこ
とにより、ロックアップクラッチ10のスリップ量が制
御される。
の駆動信号に応じたデューティ率で繰返しON/OFF
され、ドレーンライン22を極く短い周期で開閉して制
御ライン21内のパイロット圧をデューティ率に対応す
る値に設定する。そして、このパイロット圧が、ロック
アップバルブ15のスプール15aにスプリング15b
の付勢力と対抗する方向に作用するとともに、スプール
15aにはスプリング15bの付勢力と同方向のロック
アップ解放ライン17内の解放圧が作用し、これら油圧
ないし付勢力の力関係によってスプール15aが移動し
て、ロックアップ解放ライン17がメインライン14
(調圧ポート15d)又はドレーンポート15eに連通
され、ロックアップ解放圧がパイロット圧、即ち制御バ
ルブ23のデューティ率に対応する値に制御される。こ
こでデューティ率が最大値のときに制御ライン23から
のドレーン量が最大となって、パイロット圧ないし解放
圧が最小となることによりロックアップクラッチ10が
完全に締結され、またデューティ率が最小値のときにド
レーン量が最小となって、パイロット圧ないし解放圧が
最大となることによりロックアップクラッチ10が完全
に解放され、最大値と最小値の中間のデューティ率で
は、ロックアップクラッチ10がスリップ状態となり、
この状態で解放圧がデューティ率に応じて調整されるこ
とにより、ロックアップクラッチ10のスリップ量が制
御される。
【0016】次に、前記エンジンE及びトルクコンバー
タ5の制御系の構成について、図1を参照しながら説明
する。エンジンEの制御するための制御ユニット30に
は、エンジンEの出力軸4の回転数Neを検出する回転
数センサ31と、タービン軸11の回転数Nrを検出す
る回転数センサ32と、スロットル開度TVOを検出す
る開度センサ33と、車速Vを検出する車速センサ34
などの各種センサ類が接続されるととに、4つのインジ
ェクタ3などが接続され、各種センサ類から入力された
種々の検出信号に基づいて4つのインジェクタ4への駆
動電流を制御する。制御ユニット30は、アナログの各
種検出信号をA/D変換するA/D変換器、各種検出信
号の必要なものを波形整形する回路、入出力インターフ
ェイス、マイクロコンピュータ、4つのインジェクタ3
へ駆動電流を夫々供給する為の駆動回路などを備え、制
御ユニット30のマイクロコンピュータのROMには、
運転状態に応じて燃料噴射量を演算し燃料噴射を実行す
る燃料噴射制御の制御プログラムと、これらに付随する
種々のマップやテーブルや演算式などが予め格納されて
いる。
タ5の制御系の構成について、図1を参照しながら説明
する。エンジンEの制御するための制御ユニット30に
は、エンジンEの出力軸4の回転数Neを検出する回転
数センサ31と、タービン軸11の回転数Nrを検出す
る回転数センサ32と、スロットル開度TVOを検出す
る開度センサ33と、車速Vを検出する車速センサ34
などの各種センサ類が接続されるととに、4つのインジ
ェクタ3などが接続され、各種センサ類から入力された
種々の検出信号に基づいて4つのインジェクタ4への駆
動電流を制御する。制御ユニット30は、アナログの各
種検出信号をA/D変換するA/D変換器、各種検出信
号の必要なものを波形整形する回路、入出力インターフ
ェイス、マイクロコンピュータ、4つのインジェクタ3
へ駆動電流を夫々供給する為の駆動回路などを備え、制
御ユニット30のマイクロコンピュータのROMには、
運転状態に応じて燃料噴射量を演算し燃料噴射を実行す
る燃料噴射制御の制御プログラムと、これらに付随する
種々のマップやテーブルや演算式などが予め格納されて
いる。
【0017】一方、自動変速機を制御する制御ユニット
35には、制御ユニット30を経由して各種検出信号が
入力され、制御ユニット35からはロックアップクラッ
チ10のための制御バルブ23を含む自動変速機のコン
トロールバルブユニットの複数の制御バルブなどへ駆動
電流が出力される。制御ユニット35は、マイクロコン
ピュータ、複数の制御バルブへ駆動電流を夫々供給する
為の複数の駆動回路などを備え、制御ユニット35のマ
イクロコンピュータのROMには、シフトレバーの操作
に応じてコントロールバルブユニットの複数の制御バル
ブを制御するための制御プログラムと、これに付随する
種々のマップやテーブルや演算式などが予め格納されて
いるとともに、後述の締結力制御の制御プログラムと、
これに付随する種々のマップやテーブルや演算式などが
予め格納されている。
35には、制御ユニット30を経由して各種検出信号が
入力され、制御ユニット35からはロックアップクラッ
チ10のための制御バルブ23を含む自動変速機のコン
トロールバルブユニットの複数の制御バルブなどへ駆動
電流が出力される。制御ユニット35は、マイクロコン
ピュータ、複数の制御バルブへ駆動電流を夫々供給する
為の複数の駆動回路などを備え、制御ユニット35のマ
イクロコンピュータのROMには、シフトレバーの操作
に応じてコントロールバルブユニットの複数の制御バル
ブを制御するための制御プログラムと、これに付随する
種々のマップやテーブルや演算式などが予め格納されて
いるとともに、後述の締結力制御の制御プログラムと、
これに付随する種々のマップやテーブルや演算式などが
予め格納されている。
【0018】ところで、運転状態が減速運転状態に移行
したときには、燃料噴射制御によりエンジンEに対する
燃料をカットするとともに、締結力制御によりロックア
ップクラッチ10をスリップ状態してタービン軸11の
回転をエンジンEの出力軸4に伝達させ、出力軸を強制
的に回転させることにより、燃費を向上させつつ再度燃
料を供給したときにおける着火性を十分に確保してある
が、燃料噴射制御による燃料系の応答性が締結力制御に
よる油圧系の応答性よりも良いことから、減速運転に移
行した後直ちに双方の制御を実行させると、ロックアッ
プクラッチ10が実際にスリップ状態になるまでに燃料
カットによりエンジン回転数Neが急速に低下し、ター
ビン回転数Nrとエンジン回転数Neとの差が大きくな
りすぎて、ロックアップクラッチ10の締結時にショッ
クが発生したり、ロックアップクラッチ10が締結され
ずエンジン回転数Neが低下してエンストするという問
題が発生する。そこで、本願の車両の制御装置では、運
転状態が減速運転状態に移行したときに先ず締結力制御
のスリップ制御を実行させ、その後エンジン回転数Ne
とタービン回転数Nrとの回転数差Sが所定値以下の期
間の合計期間が所定時間以上になったとき、つまりロッ
クアップクラッチ10が確実にスリップ状態になったと
きに、燃料噴射制御に対して燃料カットを許可するよう
にしてある。
したときには、燃料噴射制御によりエンジンEに対する
燃料をカットするとともに、締結力制御によりロックア
ップクラッチ10をスリップ状態してタービン軸11の
回転をエンジンEの出力軸4に伝達させ、出力軸を強制
的に回転させることにより、燃費を向上させつつ再度燃
料を供給したときにおける着火性を十分に確保してある
が、燃料噴射制御による燃料系の応答性が締結力制御に
よる油圧系の応答性よりも良いことから、減速運転に移
行した後直ちに双方の制御を実行させると、ロックアッ
プクラッチ10が実際にスリップ状態になるまでに燃料
カットによりエンジン回転数Neが急速に低下し、ター
ビン回転数Nrとエンジン回転数Neとの差が大きくな
りすぎて、ロックアップクラッチ10の締結時にショッ
クが発生したり、ロックアップクラッチ10が締結され
ずエンジン回転数Neが低下してエンストするという問
題が発生する。そこで、本願の車両の制御装置では、運
転状態が減速運転状態に移行したときに先ず締結力制御
のスリップ制御を実行させ、その後エンジン回転数Ne
とタービン回転数Nrとの回転数差Sが所定値以下の期
間の合計期間が所定時間以上になったとき、つまりロッ
クアップクラッチ10が確実にスリップ状態になったと
きに、燃料噴射制御に対して燃料カットを許可するよう
にしてある。
【0019】次に、前記締結力制御及び燃料噴射制御に
ついて、図3・図4のフローチャートを参照しながら説
明する。尚、図中Si(i=1、2、3、・・・)は各
ステップを示すものである。先ず、締結力制御について
説明すると、図3のフローチャートに示すように、イグ
ニションキーの投入とともにこの制御が開始され、スリ
ップモードフラグMFと燃料カット許可フラグCFとタ
イマTM(但し、その計時内容をTMとする)とをリセ
ットするなどの所期設定が実行され(S1)、車速Vと
タービン回転数Nrとエンジン回転数Neとスロットル
開度TVOがエンジンEの制御ユニット30から読込ま
れる(S2)。尚、ステップS2以下のルーチンは、例
えば25msec毎に繰返し実行される。次に、減速運
転状態か否か、即ち車速Vが所定値以上、スロットル開
度TVOが所定値以下、エンジン回転数Neが所定値以
上の3つの条件を満足したか否かが判定される(S
3)。
ついて、図3・図4のフローチャートを参照しながら説
明する。尚、図中Si(i=1、2、3、・・・)は各
ステップを示すものである。先ず、締結力制御について
説明すると、図3のフローチャートに示すように、イグ
ニションキーの投入とともにこの制御が開始され、スリ
ップモードフラグMFと燃料カット許可フラグCFとタ
イマTM(但し、その計時内容をTMとする)とをリセ
ットするなどの所期設定が実行され(S1)、車速Vと
タービン回転数Nrとエンジン回転数Neとスロットル
開度TVOがエンジンEの制御ユニット30から読込ま
れる(S2)。尚、ステップS2以下のルーチンは、例
えば25msec毎に繰返し実行される。次に、減速運
転状態か否か、即ち車速Vが所定値以上、スロットル開
度TVOが所定値以下、エンジン回転数Neが所定値以
上の3つの条件を満足したか否かが判定される(S
3)。
【0020】減速運転状態の場合にはスリップ制御が実
行され(S4)、エンジン回転数Neとタービン回転数
Nrとの回転数差(スリップ量)Sが所定回転以内とな
るように、制御バルブ23のデューティ率がフィードバ
ック制御され、ロックアップクラッチ10の締結力が調
整される。但し、油圧系の応答遅れから、実際にロック
アップクラッチ10がスリップ状態へ移行してスリップ
制御が実質的に実行されるのは制御を開始してから所定
時間経過後になる。次に、スリップモードフラグMFが
リセットされているか否かが判定され(S5)、減速運
転状態への移行時には初期設定の段階でリセットされて
いるので、スリップモードフラグMFがセットされ(S
6)、タイマTMに所定値C1(例えば、C1=4)が
セットされる(S7)。次に、エンジン回転数Neとタ
ービン回転数Nrとの回転数差SがS=Ne−Nrの式
で演算され(S8)、この回転数差Sが零よりも小さく
且つその絶対値が所定値C2以下か否かが判定され(S
9)、Yesの場合にはタイマTMがカウトダウンされ
る。尚、ステップS2以下のルーチンが、25msec
毎に繰返し実行される場合には、25msec経過する
毎にタイマTMがカウントダウンされる。
行され(S4)、エンジン回転数Neとタービン回転数
Nrとの回転数差(スリップ量)Sが所定回転以内とな
るように、制御バルブ23のデューティ率がフィードバ
ック制御され、ロックアップクラッチ10の締結力が調
整される。但し、油圧系の応答遅れから、実際にロック
アップクラッチ10がスリップ状態へ移行してスリップ
制御が実質的に実行されるのは制御を開始してから所定
時間経過後になる。次に、スリップモードフラグMFが
リセットされているか否かが判定され(S5)、減速運
転状態への移行時には初期設定の段階でリセットされて
いるので、スリップモードフラグMFがセットされ(S
6)、タイマTMに所定値C1(例えば、C1=4)が
セットされる(S7)。次に、エンジン回転数Neとタ
ービン回転数Nrとの回転数差SがS=Ne−Nrの式
で演算され(S8)、この回転数差Sが零よりも小さく
且つその絶対値が所定値C2以下か否かが判定され(S
9)、Yesの場合にはタイマTMがカウトダウンされ
る。尚、ステップS2以下のルーチンが、25msec
毎に繰返し実行される場合には、25msec経過する
毎にタイマTMがカウントダウンされる。
【0021】次に、タイマTMがTM=0か否か、即ち
ステップS9の条件を満足している期間の合計期間が所
定時間(C1=4と設定した場合には100msec)
を経過したか否かが判定され(S11)、経過した場合
にはスリップ制御により実質的にスリップ状態になって
いるので、燃料カット許可フラグCFがセットされる
(S12)。S13ではその他の制御が実行された後S
2に戻り、減速運転状態が解除されるまで、S2〜S1
3が繰返して実行される。尚、減速運転状態が解除され
ると、S14へ移行して燃料カット許可フラグCFとス
リップモードフラグMFとタイマTMがリセットされ
る。
ステップS9の条件を満足している期間の合計期間が所
定時間(C1=4と設定した場合には100msec)
を経過したか否かが判定され(S11)、経過した場合
にはスリップ制御により実質的にスリップ状態になって
いるので、燃料カット許可フラグCFがセットされる
(S12)。S13ではその他の制御が実行された後S
2に戻り、減速運転状態が解除されるまで、S2〜S1
3が繰返して実行される。尚、減速運転状態が解除され
ると、S14へ移行して燃料カット許可フラグCFとス
リップモードフラグMFとタイマTMがリセットされ
る。
【0022】次に、前記燃料噴射制御について、図4の
フローチャートに基づいて説明する。イグニションキー
の投入とともにこの制御が開始されると必要な初期設定
が実行され(S20)、車速Vとタービン回転数Nrと
エンジン回転数Neとスロットル開度TVOが読込まれ
る(S21)。次に、締結力制御と同様にして減速運転
状態か否かが判定され(S22)、減速運転状態でない
場合には、通常の燃料噴射量演算制御が実行されて運転
状態に応じた燃料噴射量が演算される(S23)。一
方、減速運転状態の場合には燃料カット許可フラグCF
がセットされているか否かが判定され(S24)、Ye
sの場合にはスリップ制御が実質的に実行されており、
燃料をカットしてもエンジン回転数Neが急速に低下す
ることはないので、燃料噴射量が零にセットされる(S
25)。次に、噴射制御が実行され(S26)、設定さ
れた燃料噴射量に応じてインジェクタ3が駆動される。
フローチャートに基づいて説明する。イグニションキー
の投入とともにこの制御が開始されると必要な初期設定
が実行され(S20)、車速Vとタービン回転数Nrと
エンジン回転数Neとスロットル開度TVOが読込まれ
る(S21)。次に、締結力制御と同様にして減速運転
状態か否かが判定され(S22)、減速運転状態でない
場合には、通常の燃料噴射量演算制御が実行されて運転
状態に応じた燃料噴射量が演算される(S23)。一
方、減速運転状態の場合には燃料カット許可フラグCF
がセットされているか否かが判定され(S24)、Ye
sの場合にはスリップ制御が実質的に実行されており、
燃料をカットしてもエンジン回転数Neが急速に低下す
ることはないので、燃料噴射量が零にセットされる(S
25)。次に、噴射制御が実行され(S26)、設定さ
れた燃料噴射量に応じてインジェクタ3が駆動される。
【0023】次に、前記締結力制御及び燃料噴射制御の
作用に、図5・図6のタイムチャートを参照しながら説
明する。ロックアップクラッチ10がコンバータ状態の
ときに減速運転状態に移行すると、図5に示すように、
移行と同時にスリップ制御が実行されるが、油圧系の応
答遅れから、ロックアップクラッチ10が実質的にスリ
ップ状態になるのは、スリップ制御が実行されてから所
定時間T1経過後なので、それまではエンジンEに供給
される燃料の減少によりエンジン回転数Neが低下す
る。但し、燃料がカットされる訳ではないので、エンジ
ン回転数Neの低下速度は比較的緩やかなものとなる。
そして、減速運転状態に移行してエンジン回転数Neが
低下し、回転数差Sが零以下で且つその絶対値が所定値
C2以下になる期間aと、ロックアップクラッチ10が
スリップ状態になってエンジン回転数Neが上昇し、再
度回転数差Sが零以下で且つその絶対値が所定値C2以
下になる期間bとの合計期間が、所定時間T2(例え
ば、T2=100msec)以上になったときに燃料カ
ットが実行される。
作用に、図5・図6のタイムチャートを参照しながら説
明する。ロックアップクラッチ10がコンバータ状態の
ときに減速運転状態に移行すると、図5に示すように、
移行と同時にスリップ制御が実行されるが、油圧系の応
答遅れから、ロックアップクラッチ10が実質的にスリ
ップ状態になるのは、スリップ制御が実行されてから所
定時間T1経過後なので、それまではエンジンEに供給
される燃料の減少によりエンジン回転数Neが低下す
る。但し、燃料がカットされる訳ではないので、エンジ
ン回転数Neの低下速度は比較的緩やかなものとなる。
そして、減速運転状態に移行してエンジン回転数Neが
低下し、回転数差Sが零以下で且つその絶対値が所定値
C2以下になる期間aと、ロックアップクラッチ10が
スリップ状態になってエンジン回転数Neが上昇し、再
度回転数差Sが零以下で且つその絶対値が所定値C2以
下になる期間bとの合計期間が、所定時間T2(例え
ば、T2=100msec)以上になったときに燃料カ
ットが実行される。
【0024】一方、ロックアップ状態から減速運転状態
に移行した場合には、図6に示すように、移行と同時に
スリップ制御が実行されるとともにタイマTMがセット
され、回転数差Sが零以下で且つその絶対値が所定値C
2以下なのでタイマTMによる計時が開始される。この
とき、スリップ制御の制御上では、図7に示すように、
ロックアップクラッチ10は一旦コンバータ状態に制御
されるが、油圧系の応答遅れから、実質的にコンバータ
状態になることなくそのままスリップ状態に移行する。
このため、エンジン回転数Neは殆ど低下することはな
く、継続して回転数差Sが零以下で且つその絶対値が所
定値C2以下となり、減速運転状態に移行してから所定
時間T2(例えば、100msec)以上経過したとき
に燃料カットが実行される。このように、ロックアップ
クラッチ10が確実にスリップ状態に移行した後に燃料
カットを実行するので、ロックアップクラッチ10がス
リップ状態に移行したときにおけるエンジン回転数Ne
とタービン回転数Nrの回転数差Sを小さく出来、スリ
ップ状態への移行がスムーズに行われていることが判
る。
に移行した場合には、図6に示すように、移行と同時に
スリップ制御が実行されるとともにタイマTMがセット
され、回転数差Sが零以下で且つその絶対値が所定値C
2以下なのでタイマTMによる計時が開始される。この
とき、スリップ制御の制御上では、図7に示すように、
ロックアップクラッチ10は一旦コンバータ状態に制御
されるが、油圧系の応答遅れから、実質的にコンバータ
状態になることなくそのままスリップ状態に移行する。
このため、エンジン回転数Neは殆ど低下することはな
く、継続して回転数差Sが零以下で且つその絶対値が所
定値C2以下となり、減速運転状態に移行してから所定
時間T2(例えば、100msec)以上経過したとき
に燃料カットが実行される。このように、ロックアップ
クラッチ10が確実にスリップ状態に移行した後に燃料
カットを実行するので、ロックアップクラッチ10がス
リップ状態に移行したときにおけるエンジン回転数Ne
とタービン回転数Nrの回転数差Sを小さく出来、スリ
ップ状態への移行がスムーズに行われていることが判
る。
【0025】次に、前記締結制御の変形例について、図
8のフローチャートを参照しながら説明すると、S9に
おける判定の結果、回転数差Sが零以下で且つその絶対
値が所定値C2以下の条件を満足しない場合には、タイ
マTMに再び所定値C1がセットされる(S30)。即
ち、回転数差Sが零以下で且つその絶対値が所定値C2
以下の状態が所定時間T2以上継続した場合に、燃料カ
ット許可フラグCFがセットされることになる。但し、
この場合における所定時間T2は図5における期間aよ
りも多少長い時間に設定するとよい。尚、ロックアップ
状態から減速運転状態へ移行したときには、前述のよう
にロックアップクラッチ10がコンバータ状態になるこ
となくそのままスリップ状態に移行し、エンジン回転数
Neが急速に低下することはないので、図6に2点鎖線
で示すように、減速運転状態に移行すると同時に燃料カ
ットを実行させてもよい。尚、本実施例では、4気筒直
列エンジンを備えた自動車に本発明を適用したが、その
他の形式のエンジンに対しても本発明を同様に適用する
ことが出来る。
8のフローチャートを参照しながら説明すると、S9に
おける判定の結果、回転数差Sが零以下で且つその絶対
値が所定値C2以下の条件を満足しない場合には、タイ
マTMに再び所定値C1がセットされる(S30)。即
ち、回転数差Sが零以下で且つその絶対値が所定値C2
以下の状態が所定時間T2以上継続した場合に、燃料カ
ット許可フラグCFがセットされることになる。但し、
この場合における所定時間T2は図5における期間aよ
りも多少長い時間に設定するとよい。尚、ロックアップ
状態から減速運転状態へ移行したときには、前述のよう
にロックアップクラッチ10がコンバータ状態になるこ
となくそのままスリップ状態に移行し、エンジン回転数
Neが急速に低下することはないので、図6に2点鎖線
で示すように、減速運転状態に移行すると同時に燃料カ
ットを実行させてもよい。尚、本実施例では、4気筒直
列エンジンを備えた自動車に本発明を適用したが、その
他の形式のエンジンに対しても本発明を同様に適用する
ことが出来る。
【図1】エンジン及びトルクコンバータの制御系の全体
構成図である。
構成図である。
【図2】トルクコンバータの縦断面図及び油圧回路であ
る
る
【図3】締結制御のルーチンのフローチャートである。
【図4】燃料噴射制御のルーチンのフローチャートであ
る。
る。
【図5】コンバータ状態から減速運転状態へ移行したと
きのタイムチャートである。
きのタイムチャートである。
【図6】ロックアップ状態から減速運転状態へ移行した
ときのタイムチャートである。
ときのタイムチャートである。
【図7】ロックアップクラッチの作動状態の説明図であ
る。
る。
【図8】変形例に係る締結制御のルーチンのフローチャ
ートである。
ートである。
E エンジン
5 トルクコンバータ
10 ロックアップクラッチ
32・31 回転数センサ
Claims (2)
- 【請求項1】 エンジンと、ロックアップクラッチを有
するトルクコンバータと、エンジン回転数及びタービン
回転数を夫々検出するエンジン回転数検出手段及びター
ビン回転数検出手段と、減速時ロックアップクラッチが
スリップ状態となるようにロックアップクラッチの締結
力を制御する締結力制御手段と、エンジンに対する燃料
カットを制御する燃料カット制御手段とを備えた車両の
制御装置において、 減速時に、エンジン回転数とタービン回転数との回転数
差が所定値以下になった状態が所定時間以上継続し、ロ
ックアップクラッチが確実にスリップ状態となったとき
に燃料カット制御手段に対して燃料カットを許可する燃
料カット許可手段を備えたことを特徴とする車両の制御
装置。 - 【請求項2】 エンジンと、ロックアップクラッチを有
するトルクコンバータと、エンジン回転数及びタービン
回転数を夫々検出するエンジン回転数検出手段及びター
ビン回転数検出手段と、減速時ロックアップクラッチが
スリップ状態になるようにロックアップクラッチの締結
力を制御する締結力制御手段と、エンジンに対する燃料
カットを制御する燃料カット制御手段とを備えた車両の
制御装置において、 減速時に、エンジン回転数とタービン回転数との回転数
差が所定値以下の期間の合計期間が所定時間以上にな
り、ロックアップクラッチが確実にスリップ状態になっ
たときに燃料カット制御手段に対して燃料カットを許可
する燃料カット許可手段を備えたことを特徴とする車両
の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3198584A JPH0516704A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 車両の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3198584A JPH0516704A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 車両の制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0516704A true JPH0516704A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=16393610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3198584A Pending JPH0516704A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 車両の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0516704A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6478717B1 (en) * | 1999-10-29 | 2002-11-12 | Hyundai Motor Company | Damper clutch control method for automatic transmission |
| JP2012018028A (ja) * | 2010-07-07 | 2012-01-26 | East Japan Railway Co | ガード・フランジ巾測定器 |
| CN115123247A (zh) * | 2021-03-26 | 2022-09-30 | 丰田自动车株式会社 | 车辆的控制装置 |
-
1991
- 1991-07-11 JP JP3198584A patent/JPH0516704A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6478717B1 (en) * | 1999-10-29 | 2002-11-12 | Hyundai Motor Company | Damper clutch control method for automatic transmission |
| DE10052181B4 (de) * | 1999-10-29 | 2005-06-02 | Hyundai Motor Company | Verfahren zur Steuerung einer Dämpferkupplung eines Automatikgetriebes |
| JP2012018028A (ja) * | 2010-07-07 | 2012-01-26 | East Japan Railway Co | ガード・フランジ巾測定器 |
| CN115123247A (zh) * | 2021-03-26 | 2022-09-30 | 丰田自动车株式会社 | 车辆的控制装置 |
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