JPH0516868B2 - - Google Patents
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- JPH0516868B2 JPH0516868B2 JP60119369A JP11936985A JPH0516868B2 JP H0516868 B2 JPH0516868 B2 JP H0516868B2 JP 60119369 A JP60119369 A JP 60119369A JP 11936985 A JP11936985 A JP 11936985A JP H0516868 B2 JPH0516868 B2 JP H0516868B2
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M1/00—Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
- A61M1/34—Filtering material out of the blood by passing it through a membrane, i.e. hemofiltration or diafiltration
- A61M1/3472—Filtering material out of the blood by passing it through a membrane, i.e. hemofiltration or diafiltration with treatment of the filtrate
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
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- A61M1/34—Filtering material out of the blood by passing it through a membrane, i.e. hemofiltration or diafiltration
- A61M1/3472—Filtering material out of the blood by passing it through a membrane, i.e. hemofiltration or diafiltration with treatment of the filtrate
- A61M1/3482—Filtering material out of the blood by passing it through a membrane, i.e. hemofiltration or diafiltration with treatment of the filtrate by filtrating the filtrate using another cross-flow filter, e.g. a membrane filter
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D61/00—Processes of separation using semi-permeable membranes, e.g. dialysis, osmosis or ultrafiltration; Apparatus, accessories or auxiliary operations specially adapted therefor
- B01D61/14—Ultrafiltration; Microfiltration
- B01D61/145—Ultrafiltration
- B01D61/146—Ultrafiltration comprising multiple ultrafiltration steps
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- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- External Artificial Organs (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は血液中の人血漿免疫グロブリンGを効
率よく別除去することのできる血液処理装置に
関するものである。より詳しくは生体腎移植を行
う場合の術前計画輸血(DST:donor−specific
blood transfusion)後、クロスマツチ試験(ド
ナーの血液及びリンパ球に反応する受腎者の抗体
検査)が陽性となつた患者からリンパ球毒素のあ
る免疫グロブリンG領域を選択的に除去して腎移
植を可能とする血液処理装置に関するものであ
る。 (従来の技術) 従来より生体腎移植を行う場合、移植による拒
絶反応を抑えるため術前計画輸血が行われてい
る。しかしながらこの方法は輸血後患者に対して
有害な抗体を産生する例があり、このような患者
に対しては移植後に拒絶反応が予想されるためこ
の有害な抗体は免疫グロブリンの主としてIgG分
画にあることが知られている。そのためクロスマ
ツチ試験が陽性となつた患者に対して血漿交換
法、二重過交換法を用いて上記免疫グロブリン
を含む血漿を除去した後腎移植を行つた例があ
る。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら上記血漿交換法では血漿を多量の
凍結血漿と交換するため肝炎罹患の危険性が高
く、また二重過血漿交換法では免疫グロブリン
G(以下IgGという)を除去することはできるが、
IgG領域より分子量の大きい正常な各種蛋白、特
にフイブリノーゲン等の血液凝固蛋白をも除去す
るため手術や術直後に血液凝固能の異常を起して
止血が困難となり患者を出血死に導く危険があ
る。そのためDST後、クロスマツチ試験が陽性
となつた患者に対し有害な抗体を除去した後腎移
植する方法は極めて危険な方法とされ、現在では
ほとんど行われていないのが実情である。 (問題点を解決するための手段) したがつて本発明はDST後クロスマツチ試験
が陽性の患者から有害な抗体である主として人血
漿免疫グロブリンGのみを選択的に除去して、生
体腎移植を安全に行うことのできる血液処理装置
を提供することにある。すなわち本発明は血液体
外循環回路中に、少くとも一表面に均一に分布し
た0.005〜0.45μの微細孔を有し、かつアルブミン
の透過率が50%以上、人血漿免疫グロブリンMの
透過率が40%以下の選択透過性膜を収容した第1
の口過器と、少くとも一表面に均一に分布した
0.005〜0.20μの微細孔を有し、かつアルブミンの
透過率が30〜70%、人血漿免疫グロブリンGの透
過率が10〜50%の選択透過性膜を収容した第2の
口過器を設け、体内から導出された血液を第1の
口過器で免疫グロブリンMを含む濃縮血液と血漿
成分とに分離し、この血漿成分を、さらに第2の
口過器で低分子量蛋白と免疫グロブリンGを含む
高分子量蛋白に分離するとともに、上記濃縮血漿
と低分子量蛋白を混合して体内に返還するよう構
成したことを特徴とする血液処理装置である。 (作用) 本発明においては異なる細孔径を有する2つの
選択透過性膜を収容した2ケの口過器を用いて、
DST後クロスマツチ試験が陽性となつた患者に
産生したリンパ球毒素である免疫グロブリンGの
みを選択的に除去し、その他の正常な各種蛋白は
体内に戻すようにしたため、従来腎移植すること
ができないとされていたDST後、クロスマツチ
試験が陽性となつた患者に対して初めて安全に腎
移植を行うことができるようになつた。 (実施例) 次に本発明装置の一実施例を第1図にて説明す
る。 第1図は、本発明の血液処理用装置の基本的構
成例を示す説明図である。いま、血液の流れにし
たがつて本発明装置を説明すると、血液は血液導
入部の血液入口1から導入され、必要に応じ、例
えばローラーポンプの如きポンプ2により、第1
の口過器3に輸送される。血液を直接導入する場
合は通常シヤント(図示せず)が使用される。 第1の口過器3により分離された血漿は、必要
に応じローラーポンプの如きポンプ7により第2
の口過器4に送られ、ここで血漿中に存在する人
血漿免疫グロブリンGを含む高分子量蛋白が過
残液として除去される。浄化された過血漿は混
合器5に送られ、そこで第1の口過器より導出さ
れた人血漿免疫グロブリンMを含む濃縮された血
液と、第2の口過器4から排出されるIgGを含む
高分子量蛋白と等量の補液(アルブミンを主成分
とした血漿蛋白製剤、凍結血漿など)とが混合さ
れて血液導出口6より体内に返還される。8は補
液容器であり、9は補液ポンプである。 本発明の第1の口過器3に収容される選択透過
性膜は血球成分はもちろんのこと血漿成分中のフ
イブリノーゲンや血漿免疫グロブリンM(分子量
約95万)などの分子量の大きい蛋白を透過させず
に、血漿中の血漿免疫グロブリンG(分子量約16
万)やアルブミンなどの蛋白成分は実質的にすべ
て透過させうる膜が使用されそのため一表面に
0.005〜0.45μの平均細孔径を有し、かつアルブミ
ンの透過率が50%以上、好ましくは95%以上、人
血漿免疫グロブリンMの透過率が40%以下好まし
くは20%以下の膜、例えば特開昭58−155865号に
記載されている膜を用いることができる。 上述の第1の口過器3を用いて、血液の損傷な
しに血液を安定に分離するためには血液の入口と
血漿出口との圧力差を10ないし60mmHgにコント
ロールすることが必要である。 第2の口過器4に収容される選択透過性膜とし
ては、第1の口過器3で分離された血漿成分から
血漿免疫グロブリンGを含む高分子量蛋白を透過
させずに、血漿中のアルブミンを含む低分子量蛋
白を実質的にすべて透過させうる膜が使用され、
そのため一表面に0.005〜0.20μの平均細孔径を有
し、かつアルブミンの透過率が30〜70%、好まし
くは80%以上人血漿免疫グロブリンGの透過率が
10〜50%、好ましくは30%以下の膜、例えば「医
科器械学」Vol49,Suppl(1979)、第259〜261頁
に記載された膜、特開昭56−75163号、同56−
75164号に記載された膜を用いることができる。 本発明の第1の口過器及び第2の口過器で用い
る膜は膜の表裏に貫通した細孔が膜の表面にほぼ
均一に分布した構造であつてもよく、また膜の外
表面に緻密層を有し、膜の内部および内表面に多
孔層を有する構造、膜の内表面に緻密層を有し、
膜の内部および外表面に多孔層を有する構造ある
いは膜の内表面および外表面に緻密層を有し、膜
の内部に多孔層を有する構造である。これらのう
ち膜の外表面に緻密層を有し、膜の内部および内
表面に多孔層を有する非対称構造の膜は内部およ
び内表面の多孔層がプレフイルター的な役割を果
し、外表面の緻密層の目詰りを防止する効果を発
揮し、安定な高分画性と高透水性を有するので最
良である。 本願発明において用いられる選択透過性膜の素
材としてポリビニルアルコール、エチレン−ビニ
ルアルコール系共重合体などのビニルアルコール
系重合体、ポリアクリロニトリル、ポリメチルメ
タクリート、セルロース(銅安セルロース、酢酸
セルロースなど)、ポリスルホンなどがあげられ
るが、このうちエチレン−ビニルアルコール系共
重合体が好適に使用される。 本発明に用いられる混合器5は、過された血
漿と濃縮された血液とを混合するためのものであ
り、通常ドリツプチヤンバーが用いられる。 補充液としては通常血漿蛋白製剤が用いられる
が、フイブリノーゲンの低下による出血傾向を防
ぐために凍結血漿を使用することが好ましい。 クロスマツチ試験が陽性の患者に本発明装置を
適用して患者の血液中のIgGを選択的に除去する
ためには1回当りの血漿処理量を患者の血漿量の
1/2〜2倍とすることが好ましい。1回当りの血
漿処理が患者の血漿量の1/2以下では抗体価の低
下が充分でなく、また、1回当りの処理量が患者
血漿の2倍を越すと、抗体の低下は大きくなるが
処理に要する時間が長時間となり患者の肉体的負
担が大きくなり好ましくない。1回の処理で抗体
価が十分に低下しない場合には、継続的に数回行
なうことが適当である。またロ過器よりの廃液量
は患者の血漿の性状やロ過器の目詰りの状態によ
つて処理量の0〜30%の範囲とすることが好まし
い。これより多くすると補充液量が多くなり好ま
しくない。 次に実施例により本発明をさらに具体的に述べ
る。 実施例 1 表面に均一に分布した0.005〜0.45μの微細孔を
有し、かつアルブミンの透過率が50%以上、IgM
の透過率が40%以下、透水率100ml/m2・hr・mm
Hg以上のエチレン−ビニルアルコール系共重合
体からなる膜厚50μ、内径200μの非対称中空繊維
膜を収容した膜面積2m2の第1のロ過器((株)クラ
レ EVAFLUX4A)と表面に均一に分布した
0.005〜0.20μの微細孔を有し、かつアルブミンの
透過率が30〜70%,IgGの透過率が10〜50%のエ
チレン−ビニルアルコール系共重合体からなる膜
厚50μ、内径200μの非対称中空繊維膜を収容した
膜面積2m2の第2のロ過器((株)クラレ
EVAFLUX2A)を用い第1図に示す装置((株)ク
ラレ 二重過血漿交換装置KM−8500)に組み
込み、ACD添加牛血液を用いてin vitro試験を行
つた。牛血液のヘマトクリツト値は40%とし、恒
温槽中に入れたビーカーに3を入れ攪拌しなが
らポンプにより100ml/分の速度で第1のロ過器
に供給した。該第1のロ過器から30ml/分の血漿
を抜き取り、この抜き取つた血漿を第2のロ過器
に供給した。第2のロ過器では6ml/分の速度で
高分子量蛋白を廃棄し、その廃棄量と等量の生理
食塩水を補充液として第1のロ過器で分離された
濃縮血液及び第2のロ過器で分離された低分子量
蛋白とともに恒温槽中のビーカー内に戻した。第
2のロ過器に供給した血漿の総量は2であつ
た。 上記試験による牛血中の蛋白濃度の変化と低下
率を表−1に示す。
率よく別除去することのできる血液処理装置に
関するものである。より詳しくは生体腎移植を行
う場合の術前計画輸血(DST:donor−specific
blood transfusion)後、クロスマツチ試験(ド
ナーの血液及びリンパ球に反応する受腎者の抗体
検査)が陽性となつた患者からリンパ球毒素のあ
る免疫グロブリンG領域を選択的に除去して腎移
植を可能とする血液処理装置に関するものであ
る。 (従来の技術) 従来より生体腎移植を行う場合、移植による拒
絶反応を抑えるため術前計画輸血が行われてい
る。しかしながらこの方法は輸血後患者に対して
有害な抗体を産生する例があり、このような患者
に対しては移植後に拒絶反応が予想されるためこ
の有害な抗体は免疫グロブリンの主としてIgG分
画にあることが知られている。そのためクロスマ
ツチ試験が陽性となつた患者に対して血漿交換
法、二重過交換法を用いて上記免疫グロブリン
を含む血漿を除去した後腎移植を行つた例があ
る。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら上記血漿交換法では血漿を多量の
凍結血漿と交換するため肝炎罹患の危険性が高
く、また二重過血漿交換法では免疫グロブリン
G(以下IgGという)を除去することはできるが、
IgG領域より分子量の大きい正常な各種蛋白、特
にフイブリノーゲン等の血液凝固蛋白をも除去す
るため手術や術直後に血液凝固能の異常を起して
止血が困難となり患者を出血死に導く危険があ
る。そのためDST後、クロスマツチ試験が陽性
となつた患者に対し有害な抗体を除去した後腎移
植する方法は極めて危険な方法とされ、現在では
ほとんど行われていないのが実情である。 (問題点を解決するための手段) したがつて本発明はDST後クロスマツチ試験
が陽性の患者から有害な抗体である主として人血
漿免疫グロブリンGのみを選択的に除去して、生
体腎移植を安全に行うことのできる血液処理装置
を提供することにある。すなわち本発明は血液体
外循環回路中に、少くとも一表面に均一に分布し
た0.005〜0.45μの微細孔を有し、かつアルブミン
の透過率が50%以上、人血漿免疫グロブリンMの
透過率が40%以下の選択透過性膜を収容した第1
の口過器と、少くとも一表面に均一に分布した
0.005〜0.20μの微細孔を有し、かつアルブミンの
透過率が30〜70%、人血漿免疫グロブリンGの透
過率が10〜50%の選択透過性膜を収容した第2の
口過器を設け、体内から導出された血液を第1の
口過器で免疫グロブリンMを含む濃縮血液と血漿
成分とに分離し、この血漿成分を、さらに第2の
口過器で低分子量蛋白と免疫グロブリンGを含む
高分子量蛋白に分離するとともに、上記濃縮血漿
と低分子量蛋白を混合して体内に返還するよう構
成したことを特徴とする血液処理装置である。 (作用) 本発明においては異なる細孔径を有する2つの
選択透過性膜を収容した2ケの口過器を用いて、
DST後クロスマツチ試験が陽性となつた患者に
産生したリンパ球毒素である免疫グロブリンGの
みを選択的に除去し、その他の正常な各種蛋白は
体内に戻すようにしたため、従来腎移植すること
ができないとされていたDST後、クロスマツチ
試験が陽性となつた患者に対して初めて安全に腎
移植を行うことができるようになつた。 (実施例) 次に本発明装置の一実施例を第1図にて説明す
る。 第1図は、本発明の血液処理用装置の基本的構
成例を示す説明図である。いま、血液の流れにし
たがつて本発明装置を説明すると、血液は血液導
入部の血液入口1から導入され、必要に応じ、例
えばローラーポンプの如きポンプ2により、第1
の口過器3に輸送される。血液を直接導入する場
合は通常シヤント(図示せず)が使用される。 第1の口過器3により分離された血漿は、必要
に応じローラーポンプの如きポンプ7により第2
の口過器4に送られ、ここで血漿中に存在する人
血漿免疫グロブリンGを含む高分子量蛋白が過
残液として除去される。浄化された過血漿は混
合器5に送られ、そこで第1の口過器より導出さ
れた人血漿免疫グロブリンMを含む濃縮された血
液と、第2の口過器4から排出されるIgGを含む
高分子量蛋白と等量の補液(アルブミンを主成分
とした血漿蛋白製剤、凍結血漿など)とが混合さ
れて血液導出口6より体内に返還される。8は補
液容器であり、9は補液ポンプである。 本発明の第1の口過器3に収容される選択透過
性膜は血球成分はもちろんのこと血漿成分中のフ
イブリノーゲンや血漿免疫グロブリンM(分子量
約95万)などの分子量の大きい蛋白を透過させず
に、血漿中の血漿免疫グロブリンG(分子量約16
万)やアルブミンなどの蛋白成分は実質的にすべ
て透過させうる膜が使用されそのため一表面に
0.005〜0.45μの平均細孔径を有し、かつアルブミ
ンの透過率が50%以上、好ましくは95%以上、人
血漿免疫グロブリンMの透過率が40%以下好まし
くは20%以下の膜、例えば特開昭58−155865号に
記載されている膜を用いることができる。 上述の第1の口過器3を用いて、血液の損傷な
しに血液を安定に分離するためには血液の入口と
血漿出口との圧力差を10ないし60mmHgにコント
ロールすることが必要である。 第2の口過器4に収容される選択透過性膜とし
ては、第1の口過器3で分離された血漿成分から
血漿免疫グロブリンGを含む高分子量蛋白を透過
させずに、血漿中のアルブミンを含む低分子量蛋
白を実質的にすべて透過させうる膜が使用され、
そのため一表面に0.005〜0.20μの平均細孔径を有
し、かつアルブミンの透過率が30〜70%、好まし
くは80%以上人血漿免疫グロブリンGの透過率が
10〜50%、好ましくは30%以下の膜、例えば「医
科器械学」Vol49,Suppl(1979)、第259〜261頁
に記載された膜、特開昭56−75163号、同56−
75164号に記載された膜を用いることができる。 本発明の第1の口過器及び第2の口過器で用い
る膜は膜の表裏に貫通した細孔が膜の表面にほぼ
均一に分布した構造であつてもよく、また膜の外
表面に緻密層を有し、膜の内部および内表面に多
孔層を有する構造、膜の内表面に緻密層を有し、
膜の内部および外表面に多孔層を有する構造ある
いは膜の内表面および外表面に緻密層を有し、膜
の内部に多孔層を有する構造である。これらのう
ち膜の外表面に緻密層を有し、膜の内部および内
表面に多孔層を有する非対称構造の膜は内部およ
び内表面の多孔層がプレフイルター的な役割を果
し、外表面の緻密層の目詰りを防止する効果を発
揮し、安定な高分画性と高透水性を有するので最
良である。 本願発明において用いられる選択透過性膜の素
材としてポリビニルアルコール、エチレン−ビニ
ルアルコール系共重合体などのビニルアルコール
系重合体、ポリアクリロニトリル、ポリメチルメ
タクリート、セルロース(銅安セルロース、酢酸
セルロースなど)、ポリスルホンなどがあげられ
るが、このうちエチレン−ビニルアルコール系共
重合体が好適に使用される。 本発明に用いられる混合器5は、過された血
漿と濃縮された血液とを混合するためのものであ
り、通常ドリツプチヤンバーが用いられる。 補充液としては通常血漿蛋白製剤が用いられる
が、フイブリノーゲンの低下による出血傾向を防
ぐために凍結血漿を使用することが好ましい。 クロスマツチ試験が陽性の患者に本発明装置を
適用して患者の血液中のIgGを選択的に除去する
ためには1回当りの血漿処理量を患者の血漿量の
1/2〜2倍とすることが好ましい。1回当りの血
漿処理が患者の血漿量の1/2以下では抗体価の低
下が充分でなく、また、1回当りの処理量が患者
血漿の2倍を越すと、抗体の低下は大きくなるが
処理に要する時間が長時間となり患者の肉体的負
担が大きくなり好ましくない。1回の処理で抗体
価が十分に低下しない場合には、継続的に数回行
なうことが適当である。またロ過器よりの廃液量
は患者の血漿の性状やロ過器の目詰りの状態によ
つて処理量の0〜30%の範囲とすることが好まし
い。これより多くすると補充液量が多くなり好ま
しくない。 次に実施例により本発明をさらに具体的に述べ
る。 実施例 1 表面に均一に分布した0.005〜0.45μの微細孔を
有し、かつアルブミンの透過率が50%以上、IgM
の透過率が40%以下、透水率100ml/m2・hr・mm
Hg以上のエチレン−ビニルアルコール系共重合
体からなる膜厚50μ、内径200μの非対称中空繊維
膜を収容した膜面積2m2の第1のロ過器((株)クラ
レ EVAFLUX4A)と表面に均一に分布した
0.005〜0.20μの微細孔を有し、かつアルブミンの
透過率が30〜70%,IgGの透過率が10〜50%のエ
チレン−ビニルアルコール系共重合体からなる膜
厚50μ、内径200μの非対称中空繊維膜を収容した
膜面積2m2の第2のロ過器((株)クラレ
EVAFLUX2A)を用い第1図に示す装置((株)ク
ラレ 二重過血漿交換装置KM−8500)に組み
込み、ACD添加牛血液を用いてin vitro試験を行
つた。牛血液のヘマトクリツト値は40%とし、恒
温槽中に入れたビーカーに3を入れ攪拌しなが
らポンプにより100ml/分の速度で第1のロ過器
に供給した。該第1のロ過器から30ml/分の血漿
を抜き取り、この抜き取つた血漿を第2のロ過器
に供給した。第2のロ過器では6ml/分の速度で
高分子量蛋白を廃棄し、その廃棄量と等量の生理
食塩水を補充液として第1のロ過器で分離された
濃縮血液及び第2のロ過器で分離された低分子量
蛋白とともに恒温槽中のビーカー内に戻した。第
2のロ過器に供給した血漿の総量は2であつ
た。 上記試験による牛血中の蛋白濃度の変化と低下
率を表−1に示す。
【表】
実施例 2
術前計画輸血によるクロスマツチ試験が陽性と
なつた患者に実施例1と同一の装置に実施例1と
同一のロ過器を組み込んで延6回の血液処理を行
つた。1回の処理における血液流量は100ml/分、
過血漿量は30ml/分であつた。また第2のロ過
器からの高分子量蛋白の廃棄量は7ml/分であつ
た。補充液としては凍結血漿を用いた。リンパ球
毒素は処理回数を重ねる毎に減少し、計6回の処
理でクロスマツチ試験が陰性となつた。クロスマ
ツチ試験が陰性となつたところで移植を行つたと
ころ拒絶反応もなく、また出血や感染も発生せず
腎は生着した。 本発明装置に適用する前と適用後のIgG,IgM
及びフイブリノーゲンの除去率はそれぞれ42%,
−9%,2%であつた。フイブリノーゲンが本発
明に適用後上昇しているのは凍結血漿を補充液と
して使用したことに起因するものと思われる。 (発明の効果) 以上のようにDST後にクロスマツチ試験が陽
性となつた患者に対して本発明装置を適用するこ
とにより、リンパ球毒素であるIgGを選択的に除
去することができるとともにフイブリノーゲンな
どの正常な蛋白の減少がないため移植及び術後経
過においても出血傾向もなく安全に治療すること
が可能となつたのである。
なつた患者に実施例1と同一の装置に実施例1と
同一のロ過器を組み込んで延6回の血液処理を行
つた。1回の処理における血液流量は100ml/分、
過血漿量は30ml/分であつた。また第2のロ過
器からの高分子量蛋白の廃棄量は7ml/分であつ
た。補充液としては凍結血漿を用いた。リンパ球
毒素は処理回数を重ねる毎に減少し、計6回の処
理でクロスマツチ試験が陰性となつた。クロスマ
ツチ試験が陰性となつたところで移植を行つたと
ころ拒絶反応もなく、また出血や感染も発生せず
腎は生着した。 本発明装置に適用する前と適用後のIgG,IgM
及びフイブリノーゲンの除去率はそれぞれ42%,
−9%,2%であつた。フイブリノーゲンが本発
明に適用後上昇しているのは凍結血漿を補充液と
して使用したことに起因するものと思われる。 (発明の効果) 以上のようにDST後にクロスマツチ試験が陽
性となつた患者に対して本発明装置を適用するこ
とにより、リンパ球毒素であるIgGを選択的に除
去することができるとともにフイブリノーゲンな
どの正常な蛋白の減少がないため移植及び術後経
過においても出血傾向もなく安全に治療すること
が可能となつたのである。
第1図は本発明装置のフロー図である。
3……第1のロ過器、4……第2のロ過器。
Claims (1)
- 1 血液体外循環回路中に、少くとも一表面に均
一に分布した0.005〜0.45μの微細孔を有し、かつ
アルブミンの透過率が50%以上、人血漿免疫グロ
ブリンMの透過率が40%以下の選択透過性膜を収
容した第1の口過器と、少くとも一表面に均一に
分布した0.005〜0.20μの微細孔を有し、かつアル
ブミンの透過率が30〜70%、人血漿免疫グロブリ
ンGの透過率が10〜50%の選択透過性膜を収容し
た第2の口過器を設け、体内から導出された血液
を第1の口過器で人血漿免疫グロブリンMを含む
濃縮血液と血漿成分とに分離し、この血漿成分
を、さらに第2の口過器で低分子量蛋白と人血漿
免疫グロブリンGを含む高分子量蛋白に分離する
とともに、上記濃縮血液と低分子量蛋白を混合し
て体内に返還するよう構成したことを特徴とする
血液処理装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60119369A JPS61276561A (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 | 血液処理装置 |
| US06/868,267 US4839055A (en) | 1985-05-31 | 1986-05-29 | Method for treating blood and apparatus therefor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60119369A JPS61276561A (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 | 血液処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61276561A JPS61276561A (ja) | 1986-12-06 |
| JPH0516868B2 true JPH0516868B2 (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=14759794
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60119369A Granted JPS61276561A (ja) | 1985-05-31 | 1985-05-31 | 血液処理装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
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Also Published As
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