JPH05169051A - 水溶液中の溶存有機物の除去方法及び装置 - Google Patents

水溶液中の溶存有機物の除去方法及び装置

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JPH05169051A
JPH05169051A JP3338731A JP33873191A JPH05169051A JP H05169051 A JPH05169051 A JP H05169051A JP 3338731 A JP3338731 A JP 3338731A JP 33873191 A JP33873191 A JP 33873191A JP H05169051 A JPH05169051 A JP H05169051A
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JP
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aqueous solution
hollow fiber
fiber membrane
porous
water
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JP3338731A
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Hisayoshi Yamamori
久嘉 山森
Makoto Uchida
誠 内田
Hiroshi Tasaka
広 田阪
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Mitsubishi Chemical Corp
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】水中に溶存する有機ハロゲン物質を効率よく除
き長期間使用可能でコスト安で且つコンパクトな水溶液
中の溶存有機物の除去方法及び装置を提供する。 【構成】(1)疎水性高分子よりなり水のぬれ特性がぬれ
角度90°以上であり且つ膜の細孔径が0.05μm以
下である多孔質中空糸膜2の一方を水溶液と接し、他方
を水溶液の温度における飽和水蒸気圧以下に減圧するこ
とにより水溶液中の溶存有機物を除去する方法、(2)均
質層をその両側から多孔質層で挟み込んだ三層構造であ
って、均質層を構成する素材の水蒸気透過速度が3×1
−3(cm3(STP)/cm2・sec・cmHg)以上の性能を有する複
合中空糸膜を用いて、水溶液と接する多孔質層と反対側
の多孔質層側を水溶液の温度における飽和水蒸気圧以下
に減圧することにより水溶液中の溶存有機物を除去する
方法及び(3)これらの方法を実施する装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水道水や井戸水中に溶存
する揮発性の有機物(特にクロロホルム、ブロモホルム
等のトリハロメタンや1,1,1−トリクロロエタン、
1,2−ジクロロエタン等の揮発性の有機ハロゲン物
質)を除去し、安全な飲料水を提供する或いは純度の高
い水を提供する方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、河川水中の有機物濃度の増加にと
もない殺菌あるいは浄化用の塩素を多量に用いる傾向に
あり、有機物と塩素が反応する事により生成される発癌
性のトリハロメタン(クロロホルム等炭素にハロゲン物
質が3つついた有機物)の濃度が増大し水道水中に含ま
れる事が問題となっている。
【0003】またドライクリーニングやポリマーの洗浄
液として1,1,1−トリクロロエタン、1,2−ジク
ロロエタン、トリクロロエチレン等の発癌性の有機ハロ
ゲン物質が工場廃液として地下にしみこみ井戸水中に含
まれることも同時に問題となっている。
【0004】また食品や薬品関係の工業用水中にはこれ
らの有機ハロゲン物質が微量でも存在する事は非常に危
険であり、この分野の業界では水中に溶存する微量の揮
発性有機物を除去する技術が待望されている。
【0005】従来水中に溶存する揮発性の有機物(特に
有機ハロゲン物質)を除去する方法としては、活性炭等
に有機物を吸着させる吸着処理方法、酸化チタンのよう
な半導体触媒を用いて光により分解する光分解方法、鉄
等の金属粉が還元触媒となり例えばトリクロロエチレン
を塩素イオンと化学的に安定なエチレンガスに変換する
還元処理方法、活性汚泥等の生物により分解する生物処
理方法、また水中に多量のガスを送り込み液相中に溶存
する揮発性の有機物を気相側へガス分圧差により移動さ
せガスとして追い出す曝気方法等が知られている。
【0006】吸着処理方法は吸着剤の吸着能力以上吸着
する事ができず大量に用いる必要性あるいは再賦活させ
る必要性がありコスト高になるばかりでなく、目的とす
る除去物質よりも吸着能力の高い物質が吸着剤近傍に存
在するときは、目的とする除去物質を放出してより吸着
力の高い物質を吸着してしまう危険性も考えられる。
【0007】また光分解方法は水中の汚濁物質が光の透
過を遮り、揮発性有機物質に均一に光を当て分解するた
めには長い反応時間を要する。還元処理方法は触媒であ
る金属粉の触媒活性を維持する事が困難であるばかりで
なく水中に触媒である金属粉が混入する危険性もある。
【0008】また生物処理方法は均一に分解し、処理後
の物質も化学的に安定した物質となる利点はあるが処理
速度が非常に遅く実用的ではない。唯一実用化に近い曝
気方法も気相側へ追い出すためのガスを大量に必要とす
るため装置が大型となってしまうだけでなく、例えばテ
トラクロロエチレン等の揮発性の低い有機物を除去する
ことは困難である。
【0009】一方水溶液中に溶存する酸素を効率よく除
去する方法としてチューブもしくは中空糸膜を用いて脱
気する方法が特開昭57−165007号、特開昭60
−25514号、特開平2−303587号、実公平2
−48003号、また複合中空糸膜を用いた脱気方法及
び装置が実開平3−7908号、特開平3−16930
3号各公報に提案されている。どの方法にも真空度を水
溶液の温度における飽和水蒸気圧以下に減圧する必要性
が記されておらず、この方法のまま通常の水封式ポンプ
等の減圧ポンプを用いても水溶液中の水との相互作用の
強いトリハロメタンのような有機物を除去することはで
きない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は水中に
溶存する有機ハロゲン物質を効率よく除き長期間使用可
能でコスト安で且つコンパクトな水溶液中の溶存有機物
の除去方法及び装置を提供する事にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、(1) 疎
水性高分子よりなり水のぬれ特性がぬれ角度90°以上
であり且つ膜の細孔径が0.05μm以下である多孔質
中空糸膜の一方を水溶液と接し、他方を水溶液の温度に
おける飽和水蒸気圧以下に減圧することにより水溶液中
の溶存有機物を除去する方法、(2) 均質層をその両側か
ら多孔質層で挟み込んだ三層構造であって、均質層を構
成する素材の水蒸気透過速度が3×10-3(cm3(STP)/c
m2・sec ・cmHg) 以上の性能を有する複合中空糸膜を用
いて、水溶液と接する多孔質層と反対側の多孔質層側を
水溶液の温度における飽和水蒸気圧以下に減圧すること
により水溶液中の溶存有機物を除去する方法及び(3) こ
れらの方法を実施する装置にある。
【0012】本発明によると水溶液中の溶存有機物の中
でも、気/液平衡における気相の濃度が高い揮発性の有
機物を効率的に除去できる。更に揮発性有機物の中でも
特に極性の強い有機ハロゲン物質が水分子と弱い相互作
用を持つために水蒸気と共に効率的に除去できる。
【0013】本発明に用いる多孔質中空糸膜はポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリ4−メチルペンテン−1等
のポリオレフィン、テトラフルオロエチレンやフッ化ビ
ニリデン等のフッ素系ポリマー、ポリスチレン、ポリエ
ーテルエーテルケトン、ポリエーテルケトン等の疎水性
高分子よりなるものであり該中空糸膜の細孔内部に水が
浸入することを防ぐために表面の水のぬれ特性がぬれ角
度が高いほど良く90°以上であることが必要である。
【0014】さらには該中空糸膜の細孔径は長期間使用
することを目的とすると、小さいほど水の表面張力が高
いために水が浸入し難いことから細孔径が0.05μm
以下の多孔質中空糸膜が好ましい。
【0015】これら疎水性の多孔質中空糸膜は長時間使
用すると水蒸気が疎水性中空糸膜細孔内部に凝縮して細
孔内部が完全に水で埋もれてしまい、その結果水が中空
糸膜から洩れてしまう危険性がある。中空糸膜構造とし
ては8μm以下の膜厚の均質膜(A)及び補強機能を受
け持つ多孔質膜(B)からなる多層複合中空糸膜であっ
て、均質膜(A)と多孔質膜(B)は交互に積層され、
該多層複合中空糸膜の水溶液と接する側の層が均質膜
(A)あるいは多孔質膜(B)であり水溶液と接しない
側の層が多孔質膜(B)である構造を有し且つ該均質膜
(A)の水蒸気透過速度が3×10-3(cm3(STP)/cm2
sec ・cmHg) 以上の性能を有する複合膜が本発明では更
に好ましい中空糸膜である。水蒸気透過速度が3×10
-3(cm3(STP)/cm2・sec ・cmHg) 未満では水中に溶存す
る有機物の均質膜を透過する透過速度が遅く効率的に有
機物を除去することができない。
【0016】このような複合膜は例えば多重円筒型の紡
糸ノズルを用いて均質膜Aを形成するポリマーと多孔質
膜Bを形成するポリマーとを交互に配置し溶融紡糸し、
次いで均質膜Aを多孔質化することなく多孔質膜Bだけ
を多孔質化する条件で延伸する方法により製造される。
【0017】本発明の装置に組み込む減圧機は、該装置
内に水が流れている状態で、減圧する空間を飽和水蒸気
圧以下にする事が可能な装置であることが必要条件であ
る。飽和水蒸気圧以上の減圧度では水蒸気と相互作用の
ある物質を除去することは困難である。
【0018】飽和水蒸気圧以下の真空度に減圧する真空
ポンプはダイヤフラム式ポンプ等であるが、長期間真空
を保つと、水蒸気が凝縮し、ダイヤフラム内に水が留
り、ポンプが破損する危険性がある。従って、例えばダ
イヤフラム式ポンプを用いる時は、ダイヤフラム内に湿
度の低い空気を微かにリークさせる弁(スローリーク
弁)を接続したり、塩化リチウム、臭化リチウム等の吸
湿性の塩が充填された容器を減圧機と、モジュールの間
に接続する等の方法があるが、特にこれらの方法にはと
らわれない。
【0019】図1は本発明の水溶液中の溶存有機物を除
去するのに適する装置の一例であり、1は気密性及び水
密性を有する容器であり、該容器の内部には多数本の中
空糸膜2が所定の間隔をおいてその両端部がポッティン
グ剤3により支持固定されるように配設されている。ま
た容器1の両端には前記ポッティング剤により支持固定
された中空糸膜2と容器1の内壁間に形成される空間部
にそれぞれ連通する揮発性有機物を含む水溶液の導入口
4及び導出口5が設けてある。
【0020】前記ポッティング剤により、前記多数本の
中空糸膜2,2,・・・,2間に形成される空間と前記
揮発性有機物を含む水溶液の導入口4及び導出口5とを
遮断する隔壁3を形成する。更に容器1の周面の一部に
は、前記中空糸膜2,2,・・・,2間に形成される空
間とを連通する脱揮発性有機物及び水蒸気口6が形成さ
れ、該脱揮発性有機物及び水蒸気口6は真空ポンプ7と
接続されている。
【0021】本発明者らは、水溶液中の溶存有機物を除
去する装置を用いて検討を行った結果、驚くべきことに
水溶液の水温における飽和水蒸気圧以下の真空度に制御
することにより除去効率が極端に向上することを見出し
たものである。
【0022】
【作用】かかる構成により、本発明の方法及び装置によ
れば揮発性有機物を含む水溶液は中空糸膜の中空部(ま
たは外表面)を流れると同時に中空糸膜の外表面(また
は中空部)が減圧されているため前記揮発性有機物はガ
スとなって中空糸膜を透過し外部に排出される。
【0023】従って本発明の装置を流れる水には外気の
浸入や薬品の投入がないので空気中の細菌や薬物が混入
することがない。また曝気法のように大量のガスを送り
込む必要がないために省エネルギーであり、更に中空糸
膜を用いるために水のガス側との接触面積が大きく装置
を小型化することが可能である。また長時間使用しても
有機ハロンの除去能力は活性炭吸着のように低下せず安
定して有機ハロン濃度の低い水を供給できる。
【0024】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に説明す
る。「クロロホルム除去率」は次式より計算した。 クロロホルム除去率(%)={1−(Ci−Co)/Ci}×100 Ci:装置に入る水の中に含まれるクロロホルム濃度 Co:装置から出る水の中に含まれるクロロホルム濃度 「中空糸膜の水蒸気透過速度」はガスクロマトグラフィ
ーにより測定した。 参考例1 同心円状に配置された3つの吐出口を有する中空糸製造
用ノズルに対し、内層と外層に供給するポリマー素材と
して高密度ポリエチレン(三井石油化学工業(株)製
Hizex2200J)を、中間層に供給するポリマー素材として
セグメント化ポリウレタン(Thermedics Inc. 製 Tecof
lexEG80A) を用い、吐出温度165℃、巻き取り速度1
80m/min で紡糸した。
【0025】得られた中空未延伸糸を100℃で1時間
アニール処理をした。次いでアニール処理糸を室温下で
80%延伸し、引き続き105℃に加熱された加熱炉中
で熱延伸倍率が130%になるまで熱延伸を行って、複
合中空糸膜を得た。
【0026】得られた複合中空糸膜は、図2に示すよう
な最内層から順次多孔質層、均質層、多孔質層の三層構
造であり、内径が200μm、厚さが最内層から25μ
m、1μm、30μmの同心円状であった。該複合中空
糸膜の多孔質層表面を走査型電子顕微鏡で観察した結
果、幅0.06〜0.09μm、長さ0.1〜0.5μ
mのスリット状の孔が形成されていた。この中空糸膜の
水蒸気透過速度(P/L)は8×10-3(cm3(STP)/cm2
・sec ・cmHg) であった。
【0027】参考例2 同心円状に配置された吐出口を有する中空糸製造用ノズ
ルに対し、供給するポリマー素材として高密度ポリエチ
レン(三井石油化学工業(株)製 Hizex2200J)を用い、
吐出温度155℃、巻き取り速度150m/min で紡糸し
た。得られた中空未延伸糸を110℃で1時間アニール
処理をした。次いでアニール処理糸を室温下で150%
延伸し、引き続き115℃に加熱された加熱炉中で熱延
伸倍率が200%になるまで熱延伸を行って中空糸膜を
得た。
【0028】得られた中空糸膜は内径が200μm、厚
さが60μmの同心円状であった。該中空糸膜の多孔質
層表面を走査型電子顕微鏡で観察した結果、幅0.04
〜0.08μm、長さ0.1〜0.2μmのスリット状
の孔が形成されていた。またこの中空糸膜をエタノール
に浸漬し空気が透過する圧力(バブルポイント)をAS
TM F316−80に準じ測定した結果20kg/cm2
であり、この値から孔サイズは約0.023μmであっ
た。この中空糸膜の水蒸気透過速度(P/L)は1×1
-2(cm3(STP)/cm2・sec ・cmHg) であった。
【0029】参考例3 同心円状に配置された3つの吐出口を有する中空糸製造
用ノズルに対し、内層と外層に供給するポリマー素材と
して高密度ポリエチレン(三井石油化学工業(株)製
Hizex2200J)を、中間層に供給するポリマー素材として
セグメント化ポリウレタン(Thermedics Inc. 製 Tecof
lexEG80A) を用い、吐出温度165℃、巻き取り速度1
80m/min で紡糸した。得られた中空未延伸糸を100
℃で1時間アニール処理をした。次いでアニール処理糸
を室温下で80%延伸し、引き続き105℃に加熱され
た加熱炉中で熱延伸倍率が130%になるまで熱延伸を
行って、複合中空糸膜を得た。
【0030】得られた複合中空糸膜は、最内層から順次
多孔質層、均質層、多孔質層の三層構造であり、内径が
200μm、厚さが最内層から25μm、20μm、3
0μmの同心円状であった。該複合中空糸膜の多孔質層
表面を走査型電子顕微鏡で観察した結果、幅0.06〜
0.09μm、長さ0.1〜0.5μmのスリット状の
孔が形成されていた。この中空糸膜の水蒸気透過速度
(P/L)は2×10-4(cm3(STP)/cm2・sec ・cmHg)
であった。
【0031】参考例4 同心円状に配置された吐出口を有する中空糸製造用ノズ
ルに対し、供給するポリマー素材として高密度ポリエチ
レン(三井石油化学工業(株)製 Hizex2200J)を用
い、吐出温度155℃、巻き取り速度150m/min で紡
糸した。得られた中空未延伸糸を110℃で1時間アニ
ール処理をした。次いでアニール処理糸を室温下で80
%延伸し、引き続き115℃に加熱された加熱炉中で熱
延伸倍率が400%になるまで熱延伸を行って中空糸膜
を得た。
【0032】得られた中空糸膜は、内径が200μm、
厚さが60μmの同心円状であった。該中空糸膜の多孔
質層表面を走査型電子顕微鏡で観察した結果、幅0.1
2〜0.2μm、長さ0.3〜0.8μmのスリット状
の孔が形成されていた。この中空糸膜の孔径を実施例2
と同様にバブルポイントを測定し計算した結果0.2μ
mであった。この中空糸膜の水蒸気透過速度(P/L)
は5×10-2(cm3(STP)/cm2・sec ・cmHg) であった。
【0033】実施例1 図1に示す装置を使用して、クロロホルム除去率の測定
を行った。
【0034】有機ハロンとしてクロロホルムを100pp
b 含んだ水を0.51/min/m2 の流速で流した。参考例
1〜4より得られた中空糸膜を用いて評価した結果を表
1に、また図3に参考例1及び参考例2の中空糸膜を用
いた系での各真空度におけるクロロホルムの除去率を示
した。この評価を行ったときの水温は30℃(飽和水蒸
気圧31.8mmHg) であった。
【0035】参考例1の中空糸膜を用い各水温において
除去率が80%の時の真空度と30%の時の真空度を測
定した結果を図4に示した。容器内の真空度が各水溶液
の温度における飽和水蒸気圧以下の時に80%、飽和水
蒸気圧以上の時に30%の領域があった。
【0036】
【効果】本発明は水蒸気透過速度が高い中空糸膜を用い
て水溶液中の溶存有機物を除去でき、更に本発明の装置
の容器内の減圧度を飽和水蒸気圧以下にする事により有
機ハロンの代表物質であるクロロホルムを効率よく除去
できる。
【0037】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水溶液中の溶存有機物の除去装置の一
例を示す模式図である。
【図2】多孔質層、均質層、多孔質層の三層構造からな
る複合中空糸膜の模式図である。
【図3】参考例1,2の中空糸膜での各真空度における
脱クロロホルム率との関係を示すグラフである。
【図4】参考例1の中空糸膜での各水温における真空度
との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 容器 2 中空糸膜 3 接着部 4 水導入口 5 水導出口 6 ガス導出口 7 真空ポンプ 8 スローリーク弁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 疎水性高分子よりなり、水のぬれ特性が
    ぬれ角度90°以上であり且つ膜の細孔径が0.05μ
    m以下である多孔質中空糸膜の一方を水溶液と接し、他
    方を水溶液の温度における飽和水蒸気圧以下に減圧する
    ことを特徴とする水溶液中の溶存有機物の除去方法。
  2. 【請求項2】 均質層をその両側から多孔質層で挟み込
    んだ三層構造であって、均質層を構成する素材の水蒸気
    透過速度が3×10-3(cm3(STP)/cm2・sec・cmHg) 以
    上の性能を有する複合中空糸膜を用いて、水溶液と接す
    る多孔質層と反対側の多孔質層側を水溶液の温度におけ
    る飽和水蒸気圧以下に減圧することを特徴とする水溶液
    中の溶存有機物の除去方法。
  3. 【請求項3】 水溶液中に溶存する有機物が有機ハロゲ
    ン物質であることを特徴とする請求項1又は2の方法。
  4. 【請求項4】 容器と該容器内に位置する中空糸膜と、
    該中空糸膜の端部を支持し、中空糸膜の中空部に連通す
    る空間と中空糸膜の外表面に連通する空間とを隔離する
    隔壁とを有し、中空糸膜の外表面と容器の内壁面とで構
    成される空間に揮発性の溶存有機物を含む水溶液を流す
    ための導入口及び導出口または該空間を飽和水蒸気圧以
    下に減圧にするための減圧口と、中空糸膜の中空部に揮
    発性の溶存有機物を含む水溶液を流すための導入口及び
    導出口または該中空部を減圧状態にするための脱気口と
    を設けたことを特徴とする水溶液中の溶存有機物の除去
    装置。
  5. 【請求項5】 減圧機が装置内に水溶液が流れている状
    態で減圧する空間を水溶液の温度における飽和水蒸気圧
    以下にする事が可能な装置である事を特徴とする請求項
    4記載の装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023176565A1 (ja) * 2022-03-17 2023-09-21 日東電工株式会社 膜分離システム、及び膜分離装置の運転方法

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WO2023176565A1 (ja) * 2022-03-17 2023-09-21 日東電工株式会社 膜分離システム、及び膜分離装置の運転方法

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