JPH05169348A - 放電加工データの処理方法 - Google Patents

放電加工データの処理方法

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JPH05169348A
JPH05169348A JP35487691A JP35487691A JPH05169348A JP H05169348 A JPH05169348 A JP H05169348A JP 35487691 A JP35487691 A JP 35487691A JP 35487691 A JP35487691 A JP 35487691A JP H05169348 A JPH05169348 A JP H05169348A
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data
machining
processing
ideal
shape
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JP35487691A
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English (en)
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Hiroshi Harada
広 原田
Koichi Hirako
光一 平子
Hajime Katono
一 上遠野
Kazuhiko Taira
一彦 平
Susumu Endo
享 遠藤
Manabu Ajimizu
学 味水
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 金型などの放電加工を、蓄積されたノウハウ
に基づいて常に最適な条件により行えるようにする 【構成】 CADシステム10による完成品の寸法数値
がデータ変換されてそのデータから放電加工すべき箇所
の形状が認識される。次に判断基準登録ファイル16か
ら順次判断基準データが読み出される。この判断基準デ
ータは、前記の認識された加工すべき箇所の形状に基づ
いて、どの寸法数値データを見て、どのようなデータ処
理を施し、その答えをどうするかなどの制御を行うため
のものである。この判断基準データに基づく処理におい
ては、理想条件登録ファイル17から引出した理想条件
のデータを参照しあるいは計算し、理想となる加工条件
を導きだす。この理想条件のデータの組み合わせにより
電極の形状寸法や加工プログラムなどが決定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばダイカスト鋳造
用の金型などをNC形彫放電加工により加工するに際
し、CADなどによる完成品の図面データに基づいて、
最適な加工用電極の形状や最適な加工条件を設定する放
電加工データの処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、ダイカスト鋳造などに使用され
る金型を示したものであり、同図(A)は平面図、
(B)はその断面図である。同図に示す金型1の凹部1
aを電極2により放電加工する場合、電極2の形状、電
極2の分割方法、使用する電極2の本数、電極2と凹部
1aの内面との最適なクリアランス、電極2による加工
方向、電極2に与えられる加工電気条件、加工レイアウ
トなどの種々の設定条件が必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記各
設定条件は、図4に示す金型1の設計者や、放電加工の
工程設計者、または実際に加工にたずさわる作業者の個
々の経験や勘に頼った設定が行われており、よって個人
の経験や技能により、作業精度にばらつきが生じやす
く、例えば金型設計や金型加工において蓄積されている
ノウハウなどが実際の加工作業に反映されにくいのが現
状である。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、加工のノウハウとなっている判断基準や理想条件
を独自に構築して、常に高精度な加工条件を設定できる
ようにした放電加工データの処理方法を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による放電加工デ
ータの処理方法は、設計図面の寸法数値から完成品の形
状を認識する過程と、認識された完成品の形状に応じて
加工に使用される電極の形状および加工条件をどのよう
に決めるかの判断基準を判断基準登録ファイルから読み
出す過程と、前記判断基準に基づいて決められるべき条
件を理想条件登録ファイルから読み出す過程と、前記完
成品の形状の認識および判断基準に基づいて決められた
理想条件にしたがって最適な電極の形状、加工条件を出
力する過程とを含むことを特徴とするものである。
【0006】また、前記判断基準と理想条件はそれぞれ
のファイルに登録可能となっているものである。
【0007】
【作用】上記手段では、CADなどによる金型などの完
成品の設計データがデータ変換されてそのデータから放
電加工すべき箇所の形状が認識される。次に判断基準登
録ファイルから順次判断基準データが読み出される。こ
の判断基準データは、前記の認識された加工すべき箇所
の形状に基づいて、どの寸法数値データを見て、どのよ
うなデータ処理を施し、その答えをどうするかなどの制
御を行うためのものである。この判断基準データに基づ
く処理においては、理想条件登録ファイルから引出した
理想条件のデータを参照しあるいは計算し、理想となる
加工条件を導きだす。そしてこの理想条件のデータの組
み合わせにより電極の形状寸法や種々の加工条件などを
決定し、その結果を例えば電極図面やNC用の加工プロ
グラム、加工指示書などの形で出力する。
【0008】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の放電加工データの処理方法を行う制
御装置の機能構造を示す説明図、図2は基本動作のフロ
ーチャート、図3以下は個々の処理動作の例を示すもの
である。図1に示す制御装置はCAM(content address
ed memory)システムであり、CPU、種々の制御を行う
アプリケーションプログラムを記憶するRAM、判断基
準データや理想条件データを所定のフォーマットにて記
憶するハードディスクドライブ装置やFDドライブ装置
などの記憶装置、判断基準データや登録条件データなど
を登録する入力装置、さらに電極図面や加工プログラム
などを出力する画像装置やプリンタなどから構成されて
いる。
【0009】上記制御装置における各機能部を説明する
と、ダイカスト鋳造などに使用される金型図面は金型設
計用CAD(computer aided disign)システム10によ
りデータ群として作成される。このCADシステム10
のデータは、データ変換機能部11によりデータ変換さ
れ、形状認識機能部12により放電加工を行うべき被加
工部の形状が認識される。判断基準ファイル読み出し機
能部13では、予め登録されている判断基準登録ファイ
ル16から判断基準データが順次呼び出される。理想条
件ファイル読み出し機能部14では、前記判断基準によ
り判断すべき条件が理想条件登録ファイル17から読み
出される。
【0010】そして条件の組み合わせ機能部15にて、
判断基準に基づいて引出された理想条件が組み合わさ
れ、且つ最適な組み合わせが生成され、形状認識機能部
12において認識された被加工箇所の加工条件が設定さ
れ、あるいは算出される。これにより電極の形状、電極
の分割方法、電極の本数、加工クリアランス、電極の揺
動量(追い込み量)、加工レイアウト、加工方向、加工
電気条件などが最適なものとして設定され、これが自動
出力部19において、画像装置やプリンタなどにより出
力される。この出力されるものは例えば、電極図面2
0、加工電気条件を含んだ加工プログラム21、レイア
ウトや加工方法などの加工指示書22などである。
【0011】図2は図1の制御装置における基本的な制
御動作を示すフローチャートである。この装置では、そ
れまでの金型設計または放電加工において蓄積されたノ
ウハウを判断基準登録ファイル16ならびに理想条件登
録ファイル17に随時登録できるようになっている。図
2のフローチャートにおいて、ステップSAは判断基準
データの登録処理過程を示し、ステップSBは理想条件
データの登録処理過程を示し、ステップSCは加工条件
設定の処理過程をそれぞれ示している。
【0012】ここで「判断基準」とは、被加工箇所の形
状認識データに基づいて、そのデータのうちのどれを判
断対象とし、どのような処理を行い、その答えをどうす
るのかの判断を行う「制御文」などであり、これが蓄積
されたノウハウに基づいて判断基準ファイル16に登録
される。その手順は、 ステップSA1: 登録しようとする判断基準データ
(制御文)のタイプを指示(宣言)する。 ステップSA2: 登録しようとする判断基準データ
と、その判断により引出すべき理想条件のデータとの関
係を指示する。 ステップSA3: 判断基準のデータのタイプと理想条
件のデータとの関係などの定義が完了したか否かを確認
し、定義が完了していれば、ステップSA4に移行す
る。 ステップSA4: 判断基準データ(制御文)と、これ
と理想条件データとの関係などが判断基準登録ファイル
16に登録される。
【0013】次に、「理想条件」は、前記判断基準デー
タの制御文などにより導かれる条件をデータテーブルあ
るいは関数として表わしたものである。その理想条件登
録ファイル17への登録手順は、 ステップSB1: 登録しようとする理想条件データ
(テーブルまたは関数など)のタイプを指示(宣言)す
る。 ステップSB2: 登録しようとする理想条件データ
と、この条件を引出すための前記判断基準データ(制御
文)との関係を指示する。 ステップSB3: 理想条件のデータのタイプと、これ
と判断基準データとの関係の定義が完了したか否かを確
認し、定義が完了していれば、ステップSB4に移行す
る。 ステップSB4: 理想条件のデータおよびこれと判断
基準との関係などが理想条件登録ファイル17に登録さ
れる。
【0014】次に加工条件の設定処理のステップSCの
流れは、 ステップSC1: 金型設計用CADシステム10にお
けるCAD設計データを、データ変換機能部11によ
り、図1の制御装置用の書式データに変換する。 ステップSC2: 形状認識機能部12において、ステ
ップSC1により変換されたデータから被加工箇所の形
状を認識し、その形状の各基礎変数(幅寸法、深さ寸
法、公差など)を、予め決められたテーブル上のパラメ
ータに代入する。
【0015】ステップSC3: 判断基準登録ファイル
16から、条件設定のための判断基準(制御文など)を
順番に読み出し、理想条件登録ファイル17に登録され
ている理想条件のデータテーブルを参照するなどして、
加工条件を決め、あるいは理想条件の関数に基づいて加
工条件の算出などを行う。 ステップSC4: 判断基準登録ファイル16に登録さ
れている全ての判断基準に対して、加工条件(答え)を
導きだしたか否かの判断を行い、判断基準登録ファイル
16に登録されている全ての判断基準に対して加工条件
を導きだしたときには、ステップSC5に移行する。 ステップSC5: ステップSC3にて導きだした各判
断基準ごとに参照しまたは算出した理想条件(加工条
件)の結果により、加工シミュレーションを行い、この
加工シミュレーションの結果を例えば画像装置に表示す
るなどし、その後の補正処理が必要か否か、操作者の判
断を待つ。 ステップSC6: ステップSC5によるシミュレーシ
ョンの結果、最適な加工条件が設定されたことが確認さ
れた時点で、自動出力部19から、電極図面20、加工
プログラム21、加工指示書22などを出力する。
【0016】次に上記各ステップにおいて使用されるデ
ータやデータ処理方法などをさらに詳しく説明する。ま
ず前記ステップSC1におけるデータ変換では、図3に
示すように、CADシステム10から得られたCADデ
ータを中間フォーマットにより中間言語に翻訳し、図1
に示すCAMシステムの機械用語に翻訳する。この翻訳
は図1に示すデータ変換機能部11において行われる。
【0017】次に、ステップSC2における形状の認識
について説明する。この形状の認識は、図1に示すデー
タ変換機能部11において変換されたデータを用いて被
加工箇所の形状認識が行われる。ここでは、CADデー
タから送られた完成品(金型)の形状が例えば図4
(A)(B)に示すものである場合について、その被加
工箇所(凹部1a)の形状認識機能について説明する。
形状認識機能部12では、データ変換機能部11により
変換されたCAM用の言語に基づき2・1/2次元法によ
り擬似的に形状認識を行う。2・1/2次元法により形状
認識を行うことにより、3次元以上のデータを変換した
場合に比べて処理データ量を減らして計算時間などの処
理時間を短縮することができる。また2・1/2次元法を
用いることにより、完成寸法A,Bなどに対する公差
a,bを別個にデータとして持つことが可能になる。
【0018】例えばCADデータとして送られた完成品
(金型)の形状と寸法が図4(A)(B)に示すような
形状である場合、2・1/2次元法により以下の(1)か
ら(15)までのパラメータ(X,Yなど)が導きださ
れる。 (1) 部品名称 (2) 材質: 鉄 (3) 個数: 1ないしn (4) 形状: 四面体 (5) 被加工箇所の絶対位置寸法: X,Y (6) 被加工箇所の横幅寸法: A (7) 被加工箇所の縦幅寸法: B (8) 被加工箇所の深さ寸法: C (9) 横幅公差量: a (10)縦幅公差量: b (11)深さ公差量: c (12)側面コーナのR寸法: Rs1ないしRsn (13)底面コーナのR寸法: Rb1ないしRbn (14)側面コーナエッジの必要性 (15)底面コーナエッジの必要性
【0019】すなわち形状認識プロセスでは、前記
(1)ないし(15)のように予め決められているパラ
メータ(:の右の欄の各数値代入箇所)X,Y,A,
B,a,bに実際の寸法数値(基礎変数)が代入され、
この代入された数値に基づいて、以下の処理が行われ
る。
【0020】上記の各形状寸法などが判断基準データに
基づいて処理され応用変数が得られるが、この処理プロ
セスおよび判断基準データおよび理想条件データの具体
的な内容について説明する。判断基準登録ファイル16
には、種々の判断基準データが登録されており、個々の
判断基準データは優先順位ごとに判断基準ファイル読み
出し機能部13により読み出され、ステップSC3によ
り処理される。まず判断基準データのうち一義的に決定
されるものとしては、加工面積などの応用変数の算出が
ある。これは判断基準データにより簡単な数式(乗算)
を与えることにより簡単に実行できる。例えば図4
(A)における被加工箇所(凹部1a)の加工面積の算
出は、 加工面積(D)=A×B により算出できる。すなわち判断基準データの優先順位
の早いものの中に上記応用変数(D)を算出する制御文
を与えておくことにより、上記の加工面積の算出ができ
る。
【0021】また判断基準データ(制御文)により一義
的な数式算出ができない場合があり、この場合には判断
基準データ(制御文)に基づいて、理想条件データを参
照して結果を求めなければならない場合がある。この例
としては、最終的な仕上げのときに、公差に基づいて、
電極に与えるべき最小加工電流値Iminと、そのときの
電極と被加工面との対向ギャップGminとの関係値を求
める場合がある。この場合には判断基準データとして、
例えば 「TBL,1,(a/Imin,Gmin)」 の制御文が与えられる。この制御文に基づいて理想条件
登録ファイル17に登録されているデータが参照され
る。この理想条件データは例えば図5に示すようなデー
タ・テーブル(TABLE,1)であり、前記制御文に
より例えば公差a=±2μmが与えられると、最小加工
電流値0.5A(アンペア)と対向ギャップ5μmが理
想条件として与えられる。
【0022】また、判断基準データに基づいて理想条件
値を求める場合、上記のようなテーブルに記録された一
義的な数値を求めることができない場合がある。例えば
前記加工面積の広狭により最大加工電流値を決めなけれ
ばならないが、この決定には理想条件データとして、図
7に示すような一次関数が与えられ、判断基準データに
基づくプロセスにより図7に示す一次関数から加工に適
用する最適グレードの判断がなされる。すなわちステッ
プSC3では判断基準データの制御文に基づいて、理想
条件が図5に示すテーブルや図7に示す関数から導き出
され、さらには関数による計算が実行されて、最大加工
電流から最小加工電流までの電流値の組み合わせや、最
小電流値により加工する場合の電極と被加工面との対向
ギャップなどが算出され、またそれぞれの加工電流を流
した場合の電極の送り量などが設定される。この最小ギ
ャップと電極の送り量が求まれば、最終的な電極の形状
が算出できる。同時に種々の加工条件が決まるため、加
工プログラムも生成できることになる。
【0023】(具体的な加工処理)次ぎに、予め判断基
準登録ファイル16と理想条件登録ファイル17にて登
録された理想条件に応じて、電極形状と加工プログラム
などを生成する具体例を簡単な完成品(金型)を想定し
て説明する。CADシステムから送られた完成品の形状
が図8(A)と(B)に示す形状で且つ同図に示す寸法
であるとする。
【0024】まず、図2に示すステップSC1によりC
ADデータの数値が変換され、形状が認識されて「20
mm」などの基礎変数が前記X,Yなどにより示したパ
ラメータに代入される。パラメータに代入された結果、 (1) 部品名称 (2) 材質: 鉄 (3) 個数: 1ないしn (4) 形状: 四面体 (5) 被加工箇所の絶対位置寸法: X,Y (6) 被加工箇所の横幅寸法: A=20 (7) 被加工箇所の縦幅寸法: B=5 (8) 被加工箇所の深さ寸法: C=10 (9) 横幅公差量: a=10 (10)縦幅公差量: b=10 (11)深さ公差量: c=10 (12)側面コーナのR寸法: Rs1ないしRsn=
0 (13)底面コーナのR寸法: Rb1ないしRbn=
0 (14)側面コーナエッジの必要性: 0 (15)底面コーナエッジの必要性: 0 以上の形状認識データが得られる。この形状認識データ
に基づいてステップSC3では判断基準データが優先順
位から順番に呼び出され、この判断基準データの制御処
理プロセスにより理想条件データから数値が決められ
る。以下では判断基準の呼出し優先順位の順番により処
理過程を(a)(b)(c)…により示す。
【0025】(a)応用変数の定義 最初に加工面積を算出するデータが判断基準として呼び
出される。この判断基準データは乗算式である。この乗
算式により、 加工面積(D)=A×B =20×5=100(平方mm) が算出される。
【0026】(b)加工グレードの決定 上記の加工面積が算出された後、判断基準データにより
図9と図10に示す関数(理想条件登録ファイル17に
登録されている)から加工グレードが決定される。この
判断基準データのプロセスは次のルールにしたがって行
われる。 (ルール1)もし、加工面積が小さすぎると、電極と被
加工面との間でアークが生じやすい。 (ルール2)もし、被加工部の深さ寸法Cが加工面積D
の平方根よりも大きい場合には、電極と被加工面との間
でアークが生じやすい。 (ルール3)もし、アークしやすい場合には加工電流I
を下げる。
【0027】判断基準のデータが持つ上記ルールにした
がって、理想条件登録ファイル17に記録されている図
9と図10に示す関数が参照される。まず図9は加工面
積Dに関する一次関数であるが、この関数に前記加工面
積D=100を代入すると、加工面積の「かなり広い」
のグレード「0.3」が決められ、「狭い」のグレード
「0.7」が決められる。また加工深さC=10を加工
面積A=100の平方根「10」で割ったものが「1」
であるから、図10に示す関数から加工深さの標準のグ
レード「1.0」が決められる。
【0028】(c)電流制御関数の決定 次に上記の加工グレードの決定に基づいて、電流制御関
数Fzが決められる。この電流制御関数を決めるために
理想条件登録ファイルには図11に示す制御ルール値の
テーブルが記録されている。まず前記加工グレードに基
づいて判断基準データの制御文により図11のテーブル
から制御ルール値が読み出される。図示のテーブルにお
いて、加工面積の「かなり狭い」と加工深さの「標準」
との比から得られる制御ルール値は「0.5」である。
また加工面積の「狭い」と加工深さの「標準」との比か
ら得られる制御ルール値は「0.25」である。
【0029】そこで判断基準データの計算プロセスによ
り次の計算が行われて、電流制御関数Fzが決められ
る。 (加工面積の「かなり狭い」のグレード)×(加工深さ
の「標準」のグレード)×(制御ルール値)=0.3×
1.0×0.5=0.15 (加工面積の「狭い」のグレード)×(加工深さの「標
準」のグレード)×(制御ルール値)=0.7×1.0
×0.25=0.175 よって、電流制御関数Fz=0.15+0.175 =0.325 すなわち、求められた電流制御関数Fzは「0.32
5」である。
【0030】(d)最大加工電流Imaxの決定 次に、判断基準データにより最大加工電流Imaxが算出
される。この算出では、まず理想条件登録ファイル17
から材質が鉄である場合の理論的最大電流密度が読み出
される。この理論的最大電流密度が「120mA/平方
mm」と登録されていた場合には、まず加工面積が10
0(平方mm)であるから、最大電流、 120×100=12(A) が算出される。ここで前記電流制御関数Fzから次の補
正計算が行われる。 Imax =(最大電流)×(1−Fz) =12×(1−0.325)=約8(A) この8A(アンペア)が最大加工電流Imaxである。
【0031】(e)テーブルの参照 ここで、上記最大加工電流Imaxにより加工を行ったと
きに必要となる電極と被加工面とのギャップGmaxを求
める。これは判断基準データの制御文により、理想条件
登録ファイル17に登録されている図6に示すデータ・
テーブル(TABLE,Nx)から該当する数値を読み
出すことにより行われる。図6に示すテーブルでは最大
加工電流Imaxが8Aの場合、Gmaxは150μmであ
る。同様に仕上げ公差に基づいて、最終の仕上げ加工に
おける最小電流Iminとそのときの電極と被加工面との
最小ギャップGminを求める。これは判断基準データの
制御文により図5に示す(TABLE,1)から該当す
る数値を読み出すことにより行われる。図8に示す完成
品の場合、公差は10μmであるから、最小加工Imin
が2Aで、そのときの電極と被加工面との対向ギャップ
Gminは30μmである。
【0032】(f)電極の追い込み量の決定 前記のテーブルの参照により、図8に示す完成品の加工
では、仕上げ加工時の加工電流がImin=2Aでそのと
きに電極と被加工面との対向ギャップGminが30μm
であり、加工に使用できる最大加工電流Imaxが8Aで
この場合の対向ギャップGmaxが150μmであること
がわかった。そこで、次の判断基準データの制御文で
は、理想条件登録ファイル17に登録されているデータ
テーブルから、荒加工から仕上げ加工までの電流の減衰
比率と、それぞれの減衰された電流により電極をどれだ
け被加工面に対し追い込んで加工するかの算出を行う。
【0033】そして、電極の全追い込み量と最終的な仕
上げ加工におけるギャップGminから、電極の外形と図
8における被加工部の寸法とのクリアランスが決定され
る。このクリアランスの決定により、電極の外形が決ま
り、電極図面20が作成され、また前記加工条件(電流
や追い込み量など)の決定により加工プログラム21と
加工指示書22の作成が可能となる。なお上記実施例で
は、放電加工により製造される完成品として金型を示し
たが、完成品は金型以外の製品であってもよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、判断基準
と理想条件をノウハウに基づいて設定登録しておくこと
が可能であるため、常に最適な条件により、放電加工が
行われるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法に使用される制御装置の機能ブロ
ック図、
【図2】制御方法の全体の処理動作を示すフローチャー
ト、
【図3】データ変換機能部の具体的な構成を示すブロッ
ク図、
【図4】(A)は完成品の一例を示す平面図、(B)は
その断面図、
【図5】理想条件のデータ・テーブルの一例を示す説明
図、
【図6】同じく理想条件のデータ・テーブルの一例を示
す説明図、
【図7】理想条件の関数テーブルの一例を示す説明図、
【図8】(A)は具体的な処理を説明するための完成品
の平面図、(B)はその断面図、
【図9】具体的な処理を説明するための関数テーブルの
説明図、
【図10】同じく具体的な処理を説明するための関数テ
ーブルの説明図、
【図11】具体的な処理を説明するための電流制御ルー
ルのテーブル、
【符号の説明】
10 CADシステム 11 データ変換機能部 12 形状認識機能部 13 判断基準ファイル読み出し機能部 14 理想条件ファイル読み出し機能部 15 条件組合わせ機能部 16 判断基準登録ファイル 17 理想条件登録ファイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平 一彦 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 (72)発明者 遠藤 享 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 (72)発明者 味水 学 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設計図面の寸法数値から完成品の形状を
    認識する過程と、認識された完成品の形状に応じて加工
    に使用される電極の形状および加工条件をどのように決
    めるかの判断基準を判断基準登録ファイルから読み出す
    過程と、前記判断基準に基づいて決められるべき条件を
    理想条件登録ファイルから読み出す過程と、前記完成品
    の形状の認識および判断基準に基づいて決められた理想
    条件にしたがって最適な電極の形状、加工条件を出力す
    る過程とを含むことを特徴とする放電加工データの処理
    方法。
  2. 【請求項2】 判断基準と理想条件はそれぞれのファイ
    ルに登録可能となっている請求項1記載の放電加工デー
    タの処理方法。
JP35487691A 1991-12-18 1991-12-18 放電加工データの処理方法 Pending JPH05169348A (ja)

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