JPH0516988Y2 - - Google Patents

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JPH0516988Y2
JPH0516988Y2 JP9528790U JP9528790U JPH0516988Y2 JP H0516988 Y2 JPH0516988 Y2 JP H0516988Y2 JP 9528790 U JP9528790 U JP 9528790U JP 9528790 U JP9528790 U JP 9528790U JP H0516988 Y2 JPH0516988 Y2 JP H0516988Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、電気炊飯ジヤー、電気炊飯器、電気
鍋等の加熱調理器に関し、より詳細には、外蓋を
調理器の本体から取り外して水洗いできる加熱調
理器に関するものである。
〈従来の技術〉 例えば電気炊飯ジヤー等においては、炊飯中に
おねばを含んだ蒸気がふきだして外蓋に付着す
る。そこで、付着したおねば等の除去を容易にす
るため、近時、外蓋内に電気部分をなくし、か
つ、外蓋を調理器の本体に対して着脱自在に取り
付けて、本体から取り出した外蓋を水洗いできる
ようにした加熱調理器が提供されている。
外蓋は、通常、内部に断熱材を収容すベく中空
状に形成されており、内部に水が侵入すると衛生
上好ましくないので、断熱材を収容した中空部は
密閉されている必要がある。
上記外蓋は、合成樹脂製の外カバーと内カバー
とからなつており、従来公知の種々の接着方法、
溶着方法によつて、両カバーが密封されていた。
また、近時、誘導加熱を用いた高周波溶着法が採
用されるようになつてきた。この高周波溶着法に
よれば、接着剤を使用しないので安全であると共
に、従来の加熱溶着方法よりも短時間で溶着でき
るという利点がある。
高周波溶着法は、通常、溶着を均一かつ円滑に
行う目的で、両カバーの溶着部分に金属線を介装
した状態で行われる。上記金属線は、高周波電流
の印加によつて加熱されて周囲の合成樹脂を溶融
させ、両カバーの溶着を促進する。特に業務用の
加熱調理器の場合に、両カバーは大型の成形品と
なるため、金属線の介在が必須であつた。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところが、上記の構成では、金属線の分だけ部
品点数が増加する上、金属線の製造工程や、両カ
バー間への金属線の組み込み工程等が必要で、工
数が増加し、結果的に、加熱調理器のコストアツ
プにつながるという問題がある。
また、金属線が正しい位置からずれた状態や、
金属線を介装し忘れた状態で溶着が行われると、
両カバーの溶着が不完全になり、外蓋内部の中空
を完全に密閉できなくなるという問題もある。
本考案は、以上の事情に鑑みてなされたもので
あつて、安価で、耐久性に優れ、しかも、組み立
て時に高周波溶着法を採用しやすい外蓋を備えた
加熱調理器を提供することを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するための、本考案の加熱調理
器は、外蓋が、外面側を形成する金属製の外カバ
ーと、内面側を形成する合成樹脂製の内カバーと
を備え、少なくとも上記外カバーと内カバーとの
接合する周縁部が高周波溶着されていることを特
徴としている。
〈作用〉 上記構成からなる、本考案の加熱調理器におい
ては、外カバーが金属製であるため、金属線等を
必要とせず、しかも、高周波溶着によつて、外カ
バーと内カバーとを確実に密閉することができ
る。
〈実施例〉 以下に、本考案の加熱調理器を、実施例として
の電気炊飯ジヤーを示す図面を参照しつつ説明す
る。
まず、第1図の実施例について説明する。
図の実施例の電気炊飯ジヤーは、内部に内鍋U
を収容する略筒状の本体1と、この本体1の上部
を閉蓋すべく、ヒンジ部2を介して、本体1に開
閉自在に取り付けられた外蓋3とを備えている。
外蓋3の内面には、内鍋Uを閉蓋するための内蓋
4が、着脱自在に取り付けられている。
本体1は、薄い金属板で筒状に形成された側板
11と、この側板11の下部に嵌合された合成樹
脂製の底部材12と、上記側板11の上部に嵌合
された、本体1の肩部を構成する合成樹脂製の肩
部材13とを備えている。
肩部材13の上面には、内鍋Uの口縁部U1を
下方から支持する、耐熱性樹脂からなる肩リング
14が嵌合されており、この肩リング14の外方
には、内蓋4を加熱する発熱体としての、環状の
肩ヒータH1が埋め込まれている。肩ヒータH1
は、同図に示すように、外蓋3を閉蓋した際に、
内蓋4の縁部41が当接されることで、この内蓋
4を加熱して、保温時等に結露が発生するのを防
止したり、内鍋Uを上面から加温したりするため
に使用される。
肩部材13の一端部には、前記ヒンジ部2が設
けられており、肩部材13のヒンジ部2と反対側
には、外蓋3に設けられてたロツク手段5のロツ
クレバー51が係合される突起13aが突設され
ている。
ヒンジ部2は、肩部材13の側面に突設された
基部20と、この基部20にヒンジピン21を介
して回動自在に支持された嵌合部材22とを備え
ている。嵌合部材22は、外蓋3の後端部側に形
成された嵌合凹部3aに、図中白矢印で示す方向
に挿抜自在に設けられている。この嵌合部材22
は、第2図に示すように中空状に形成されてお
り、その内部には、下面側に形成された貫通孔2
2aに半球状の先端部23aを進退自在に挿通し
た係止部材23と、上記先端部23aを貫通孔2
2aから嵌合部材22の外へ突出させる方向に、
係止部材23を弾発付勢するコイルバネ24とが
配置されている。一方、嵌合凹部3aの底面に
は、嵌合部材22が嵌合凹部3aに嵌合された際
に、上記係止部材23の先端部23aと係合し
て、嵌合部材22の嵌合凹部3aからの抜け出し
を防止するすりばち状の被係止凹部3bが形成さ
れている。
なお、図において、符号23bは、係止部材2
3の外周に突設された、コイルバネ23からの付
勢力を受けるための鍔部、22bは、上記係止部
材23を進退方向にガイドするべく嵌合部材22
内に設けられた筒部を示している。
上記係止部材23は、図中黒矢印で示すよう
に、嵌合凹部3aから嵌合部材22を抜き取る方
向に一定の抜き取り力(操作者が外蓋3を抜き出
すことができる強さ)を作用させた際に、コイル
バネ24のバネ力に抗して、被係止凹部3bの斜
面にしたがつて、当該被係止凹部3bから押し出
されて後退し、それによつて被係止凹部3bとの
係合が解除できるように、コイルバネ24による
弾発付勢力が設定されている。
したがつて、上記構造においては、外蓋3を差
し込む作業だけで、係止部材23と被係止凹部3
bとを係合させて、外蓋3を本体1に取り付ける
ことができるだけでなく、外蓋3を抜き取る作業
だけで、係止部材23と被係止凹部3bとの係合
状態を解除して、外蓋3を本体1から取り外すこ
とができる。
外蓋3は、外面側を形成する金属製の外カバー
31と、内面側を形成する合成樹脂製の内カバー
32とによつて中空構造に形成されていると共
に、当該外カバー31と内カバー32とを、その
外周縁、並びに外蓋3の中央に形成された、蒸気
排出筒6が嵌合される通孔3cの内周縁で、高周
波溶着によつて気密性良好に溶着、一体化するこ
とで構成されている。より詳細には、外カバー3
1の両周縁の端部31a,31bと、当該端部3
1a,31bに対応する、内カバー32の両周縁
に設けた環状の受部32a,32bとに高周波電
流を印加しつつ、上記端部31a,31bを受部
32a,32bの方向に押圧すると、端部31
a,31bの加熱によつて受部32a,32bの
合成樹脂が溶融して、端部31a,31bが受部
32a,32bに圧入され、外カバー31と内カ
バー32とが溶着、一体化される。
上記のように、外カバー31と内カバー32と
を溶着、一体化して形成された外蓋3の中空部に
は、断熱材8が収容されている。
また、外蓋3の前端部には、前記ロツクレバー
51を含む、外蓋3を閉蓋状態にロツクするため
のロツク手段5が設けれている。ロツク手段5
は、外蓋3の外カバー31にスポツト溶接され
た、金属製のレバー軸受50と、このレバー軸受
50に、レバピン52を介して回動自在に支持さ
れた、全体が合成樹脂からなるロツクレバー51
と、このロツクレバー51の先端に設けられた係
合突起51aが、前記肩部材13の突起13aと
係合する方向に、ロツクレバー51を回動、付勢
する捩じりバネ53とを備えている。上記ロツク
手段5は、ロツクレバー51の把手51bを把持
して、ロツクレバー51を、捩じりバネ53によ
る付勢力に抗して反対方向に回動させて、係合突
起51aと突起13aとの係合を解除すれば、外
蓋3の本体1へのロツクを解除することができ
る。
内蓋4は、外蓋3の中央に形成された通孔3c
に着脱自在に嵌め合される蒸気排出筒6の下端部
に、リベツトr,r……によつて固定されてお
り、この蒸気排出筒6と共に、外蓋3の内面側
に、着脱自在に取り付けられている。
蒸気排出筒6は、外周面に環状の凸条61を備
えており、内カバー32側から通孔3c内に挿入
された際に、通孔3cの入口近傍に設けた、上気
凸条61の外径よりも内径が僅かに小さいゴム製
のパツキンリング7に凸条61を圧入して通過さ
せることで、通孔3cに嵌合される。
内蓋4の下面には、外蓋3を本体1に閉蓋した
際に、当該本体1内に収容された内鍋Uの口縁部
に当接して、内鍋Uと内蓋4との間をシールする
環状のパツキン部材P1が取り付けられている。
また、外蓋3の下面には、蒸気排出筒6の外蓋3
への嵌合によつて、当該外蓋3の下面に装着され
た内蓋4との間をシールする環状のパツキン部材
P2が取り付けられている。このパツキン部材P
2は、前記パツキンリング7と共に、内カバー3
2の下面にネジN,N……によつて固定された環
状の取り付け座9によつて、内カバー32に固定
されている。
蒸気排出筒6は、炊飯時に発生した蒸気を外部
に逃すためのもので、蒸気は、第1図中に一点鎖
線で示すように、内蓋4に設けられた通孔42,
42……から、蒸気排出筒6の下部側面に設けら
れた通孔62,62……、および、外蓋3の上面
に露出された蒸気排出筒6の先端の通孔63,6
3……を通して、外部に排出される。
上記各部からなる、この実施例の電気炊飯ジヤ
ーにおいては、金属製の外カバ31と合成樹脂製
の内カバー32とを、外周縁、並びに通孔3cの
内周縁において、高周波溶着によつて溶着、一体
化することで外蓋3が構成されているので、この
外蓋3は、溶着時に金属線等を必要とせず、しか
も、高周波溶着によつて確実に密閉されたものと
なる。また、上記実施例においては、外蓋3を閉
蓋状態にロツクするロツク手段のレバー軸受50
を、外カバー31にスポツト溶接によつて固定し
ているので、当該レバー軸受50の固定に手間が
かからない上、ロツク手段5の外蓋3への固定強
度が高くなる。さらに、上記ロツク手段5は、図
に見るように、外蓋3に外付けされており、単純
で開放的な構造に形成されている。また、ヒンジ
部2の嵌合部材22が嵌合される嵌合凹部3aは
単なる溝である。このため、外蓋3は、水洗いす
る際の水はけが良く、衛生的である。しかも、外
蓋3は、上記のように外カバー31が金属製であ
るため、強度が高く、かつ傷が付きにくい等、耐
久性および耐熱性に優れる上、拭き取りによつて
ある程度の汚れを除去できる等、手入れし易く取
扱が便利である。
次に、第3図a〜cに示す変形例について説明
する。
図の変形例においては、ヒンジ部2の構造と、
ロツク手段5のロツクレバー51とが、先の実施
例と相違している。その他の部分については、先
の実施例とほぼ同様であるので、同じ符号を付し
て、説明を省略する。
すなわち、ヒンジ部2は、上カバー31にスポ
ツト溶接されたヒンジ軸受25と、このヒンジ軸
受25にかしめ止めされたヒンジピン26と、本
体1の肩部材13に設けられた、ヒンジピン26
が回転自在に嵌合される溝27aを有する受部材
27とを備えている。受部材27は、第4図に示
すように、上記溝27a,27aが形成された左
右一対のリブ27b,27bを備えている。溝2
7aは、外蓋3の開閉時にヒンジピン26が不用
意に外れることを防止するため、これらの図に示
すように、入り口が高く、奥が低くなるように傾
斜させて形成されている。
上記各部からなるヒンジ部2においては、外蓋
3を本体1から取り外す際には、外蓋3を溝27
aに沿つて引き出せば良い。
ロツク手段5のロツクレバー51は、変形例の
場合、1枚の金属板で形成されており、肩部材1
3の突起13aに対応する先端部に、上記突起1
3aと係合する孔51cが形成されている点が、
先の実施例におけるロツクレバーと相違してい
る。
上記構成では、前述した特徴に加えて、ヒンジ
部2の構造を簡略化できるという利点がある。ま
た、上記ヒンジ部2は、ロツク手段5と同じく、
外蓋3に外付けされており、単純で開放的な構造
に形成されているため、水洗いする際の水はけが
良く、衛生的である。しかも、上記ヒンジ部2の
ヒンジ軸受25を、外カバー31にスポツト溶接
によつて固定しているので、当該ヒンジ軸受25
の固定に手間がかからない上、ヒンジ部2の外蓋
3への固定強度が高くなる。ロツク手段5は、外
蓋3を開蓋する際に力が加えられるロツクレバー
51を金属板で形成しているので、信頼性が向上
する。
なお、本考案の加熱調理器は、上記実施例、変
形例に限定されるものではなく、本考案の要旨を
変更しない範囲で種々の設計変更を施すことがで
きる。
例えば、ロツク手段5やヒンジ部2は、外蓋3
に溶接されるのでなく、ネジ止め等によつて固定
されていても良い。
内蓋4は、蒸気排出筒6を介して外蓋3に取り
付けられるのでなく、蒸気排出筒6とは別個に取
り付けられるようになつていても良い。
蒸気排出筒6の位置は、外蓋3の中央でなくて
も良い。
本考案の構成は、電気鍋や、保温機能を有さな
い電気炊飯器等、実施例で説明した電気炊飯ジヤ
ー以外の加熱調理器に適用することができる。
〈考案の効果〉 本考案の加熱調理器は、以上のように構成され
ており、外面側を形成する金属製の外カバーと、
内面側を形成する合成樹脂製の内カバーとの少な
くとも周縁部が高周波溶着された外蓋が採用され
ている。したがつて、本考案の加熱調理器の外蓋
は、溶着時に金属線等を必要とせず、簡単かつ容
易に製造できる。しかも、外蓋は、高周波溶着に
よつて中空部が確実に密閉される。また、外蓋
は、その外カバーが金属製のため、耐熱性、耐久
性に優れ、しかも手入れがしやすい。さらに、外
蓋は、中空部が密閉されており、丸洗いしても差
し支えない。よつて、当該外蓋が採用された加熱
調理機は、取扱の容易なものになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の加熱調理器の一実施例として
の電気炊飯ジヤーを示す一部欠截側面図、第2図
は上記実施例におけるヒンジ部に拡大断面図、第
3図aは変形例の要部としての外蓋の一部欠截側
面図、第3図bは上記変形例におけるヒンジ部の
外蓋側の部分の分解斜視図、第3図cは上記変形
例におけるロツク手段の分解斜視図、第4図は上
記変形例におけるヒンジ部のうち本体側の部分の
斜視図である。 1……本体、3……外蓋、31……外カバー、
32……内カバー、U……内鍋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内鍋を収容する本体に対して外蓋を着脱自在に
    設けた加熱調理器において、上記外蓋が、外面側
    を形成する金属製の外カバーと、内面側を形成す
    る合成樹脂製の内カバーとを備え、少なくとも上
    記外カバーと内カバーとの接合する周縁部が高周
    波溶着されていることを特徴とする加熱調理器。
JP9528790U 1990-09-10 1990-09-10 Expired - Lifetime JPH0516988Y2 (ja)

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