JPH05170754A - モノグリシジルオキシ化合物の製造方法 - Google Patents
モノグリシジルオキシ化合物の製造方法Info
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- JPH05170754A JPH05170754A JP3356448A JP35644891A JPH05170754A JP H05170754 A JPH05170754 A JP H05170754A JP 3356448 A JP3356448 A JP 3356448A JP 35644891 A JP35644891 A JP 35644891A JP H05170754 A JPH05170754 A JP H05170754A
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Epoxy Compounds (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は感熱記録紙の画像保存安定剤とし
て有用なモノグリシジルオキシ化合物の製造方法を提案
する。 【構成】 一般式(II)で表される芳香族ヒドロキシ
化合物と一般式(III)で表されるエピハロヒドリン
とを触媒である4級アンモニウム塩、3級アミン、ホス
ホニウム塩及びスルホニウム塩の内一種以上の存在下で
反応して一般式(IV)で表される2−プロパノール化
合物を製造し、次いで脱ハロゲン化水素剤の存在下で反
応する一般式(I)で表されるモノグリシジルオキシ化
合物の製造方法である。 (上記一般式中において、R1 は低級アルキル基、低級
アルケニル基及び置換基を有していてもよいベンジル
基、フェネチル基及びナフチルメチル基を示し、R2 及
びR3 は低級アルキル基、低級アルコキシ基及び低級ア
ルケニル基を示し、R4 は水素原子及び低級アルキル基
を示し、Xはハロゲン原子を示し、Aは−C(CH 3)
2 −、−CO−,−SO2 −及び−S−を示す。m及び
nは0または4以下の整数を示す。)
て有用なモノグリシジルオキシ化合物の製造方法を提案
する。 【構成】 一般式(II)で表される芳香族ヒドロキシ
化合物と一般式(III)で表されるエピハロヒドリン
とを触媒である4級アンモニウム塩、3級アミン、ホス
ホニウム塩及びスルホニウム塩の内一種以上の存在下で
反応して一般式(IV)で表される2−プロパノール化
合物を製造し、次いで脱ハロゲン化水素剤の存在下で反
応する一般式(I)で表されるモノグリシジルオキシ化
合物の製造方法である。 (上記一般式中において、R1 は低級アルキル基、低級
アルケニル基及び置換基を有していてもよいベンジル
基、フェネチル基及びナフチルメチル基を示し、R2 及
びR3 は低級アルキル基、低級アルコキシ基及び低級ア
ルケニル基を示し、R4 は水素原子及び低級アルキル基
を示し、Xはハロゲン原子を示し、Aは−C(CH 3)
2 −、−CO−,−SO2 −及び−S−を示す。m及び
nは0または4以下の整数を示す。)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱記録紙の画像保存安
定剤として有用なモノグリシジルオキシ化合物の製造方
法に関する。
定剤として有用なモノグリシジルオキシ化合物の製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にグリシジルオキシ基を有する化合
物は複数個のグリシジルオキシ基を有し、主にエポキシ
樹脂の原料として使用されている。そして、それらの製
造方法が数多く提案されている。例えば、触媒として三
フッ化ホウ素エチルエーテルが好ましいとした多価アル
コールとエピハロヒドリンとを反応する製造方法が特開
昭61−178974号で、触媒として第4級アンモニ
ウム塩を使用したアクリルアミド基及び水酸基を1個以
上を有する芳香族環の2核体化合物とエピハロヒドリン
とを反応する製造方法が特公平2−51550号等で開
示されている。一方、本発明の方法で製造されるモノグ
リシジルオキシ化合物は感熱記録紙の発色した画像が包
装用の樹脂によって消色する等を防止する画像保存安定
剤として使用される新規な化合物である。
物は複数個のグリシジルオキシ基を有し、主にエポキシ
樹脂の原料として使用されている。そして、それらの製
造方法が数多く提案されている。例えば、触媒として三
フッ化ホウ素エチルエーテルが好ましいとした多価アル
コールとエピハロヒドリンとを反応する製造方法が特開
昭61−178974号で、触媒として第4級アンモニ
ウム塩を使用したアクリルアミド基及び水酸基を1個以
上を有する芳香族環の2核体化合物とエピハロヒドリン
とを反応する製造方法が特公平2−51550号等で開
示されている。一方、本発明の方法で製造されるモノグ
リシジルオキシ化合物は感熱記録紙の発色した画像が包
装用の樹脂によって消色する等を防止する画像保存安定
剤として使用される新規な化合物である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般式(I)で表され
るモノグリシジルオキシ化合物を収率良く製造する方法
である。
るモノグリシジルオキシ化合物を収率良く製造する方法
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は一般式(II)
で表される芳香族ヒドロキシ化合物と一般式(III)
で表されるエピハロヒドリンとを触媒である4級アンモ
ニウム塩、3級アミン、ホスホニウム塩及びスルホニウ
ム塩の内一種以上の存在下で反応して一般式(IV)で
表される2−プロパノール化合物を製造し、次いで脱ハ
ロゲン化水素剤の存在下で反応する一般式(I)で表さ
れるモノグリシジルオキシ化合物の製造方法である。 (上記一般式中において、R1 は低級アルキル基、低級
アルケニル基及び置換基を有していてもよいベンジル
基、フェネチル基及びナフチルメチル基を示し、R2 及
びR3 は低級アルキル基、低級アルコキシ基及び低級ア
ルケニル基を示し、R4 は水素原子及び低級アルキル基
を示し、Xはハロゲン原子を示し、Aは−C(CH 3)
2 −、−CO−,−SO2 −及び−S−を示す。m及び
nは0または4以下の整数を示す。) 本発明の一般式中の置換基において、低級アルキル基と
あるはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ア
ミル基、イソアミル基等の側鎖を有していてもよい炭素
原子数1〜5のアルキル基を意味しており、低級アルケ
ニル基とあるはビニル基、2−プロペニル基、1−プロ
ペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテ
ニル基、イソブテニル基等の側鎖を有していてもよい炭
素原子数2〜5のアルケニル基を意味しており、低級ア
ルコキシ基とあるはメトキシ基、エトキシ基、プロポキ
シ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ
基、tert−ブトキシ基、アミルオキシ、イソアミル
オキシ基等の側鎖を有していてもよい炭素原子数1〜5
のアルコキシ基を意味している。置換基を有していても
よいベンジル基、フェネチル基及びナフチルメチル基の
置換基としては上記と同意の低級アルキル基、低級アル
コキシ基及びハロゲン原子を意味している。そのナフチ
ルメチル基にはα−ナフチルメチル基及びβ−ナフチル
メチル基がある。
で表される芳香族ヒドロキシ化合物と一般式(III)
で表されるエピハロヒドリンとを触媒である4級アンモ
ニウム塩、3級アミン、ホスホニウム塩及びスルホニウ
ム塩の内一種以上の存在下で反応して一般式(IV)で
表される2−プロパノール化合物を製造し、次いで脱ハ
ロゲン化水素剤の存在下で反応する一般式(I)で表さ
れるモノグリシジルオキシ化合物の製造方法である。 (上記一般式中において、R1 は低級アルキル基、低級
アルケニル基及び置換基を有していてもよいベンジル
基、フェネチル基及びナフチルメチル基を示し、R2 及
びR3 は低級アルキル基、低級アルコキシ基及び低級ア
ルケニル基を示し、R4 は水素原子及び低級アルキル基
を示し、Xはハロゲン原子を示し、Aは−C(CH 3)
2 −、−CO−,−SO2 −及び−S−を示す。m及び
nは0または4以下の整数を示す。) 本発明の一般式中の置換基において、低級アルキル基と
あるはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ア
ミル基、イソアミル基等の側鎖を有していてもよい炭素
原子数1〜5のアルキル基を意味しており、低級アルケ
ニル基とあるはビニル基、2−プロペニル基、1−プロ
ペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテ
ニル基、イソブテニル基等の側鎖を有していてもよい炭
素原子数2〜5のアルケニル基を意味しており、低級ア
ルコキシ基とあるはメトキシ基、エトキシ基、プロポキ
シ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ
基、tert−ブトキシ基、アミルオキシ、イソアミル
オキシ基等の側鎖を有していてもよい炭素原子数1〜5
のアルコキシ基を意味している。置換基を有していても
よいベンジル基、フェネチル基及びナフチルメチル基の
置換基としては上記と同意の低級アルキル基、低級アル
コキシ基及びハロゲン原子を意味している。そのナフチ
ルメチル基にはα−ナフチルメチル基及びβ−ナフチル
メチル基がある。
【0005】次いで、一般式(III)で表されるエピ
ハロヒドリンとしては、エピクロロヒドリン、エピブロ
モヒドリン、エピヨージドヒドリン、2−メチルエピク
ロロヒドリン、2−エチルエピクロロヒドリン、2−プ
ロピルエピクロロヒドリン、2−メチルエピブロモヒド
リン、2−エチルエピブロモヒドリン、2−プロピルエ
ピブロモヒドリン、2−メチルエピヨージドヒドリン、
2−エチルエピヨージドヒドリン、2−プロピルエピヨ
ージドヒドリン等が代表例として挙げられる。
ハロヒドリンとしては、エピクロロヒドリン、エピブロ
モヒドリン、エピヨージドヒドリン、2−メチルエピク
ロロヒドリン、2−エチルエピクロロヒドリン、2−プ
ロピルエピクロロヒドリン、2−メチルエピブロモヒド
リン、2−エチルエピブロモヒドリン、2−プロピルエ
ピブロモヒドリン、2−メチルエピヨージドヒドリン、
2−エチルエピヨージドヒドリン、2−プロピルエピヨ
ージドヒドリン等が代表例として挙げられる。
【0006】触媒である4級アンモニウム塩、3級アミ
ン、ホスホニウム塩及びスルホニウム塩の代表的なもの
としては次の例が挙げられる。4級アンモニウム塩とし
ては、例えば塩化アンモニウム、テトラメチルアンモニ
ウムクロリド、テトラメチルアンモニウムブロミド、テ
トラメチルアンモニウムヨージド、テトラエチルアンモ
ニウムクロリド、テトラエチルアンモニウムブロミド、
テトラエチルアンモニウムヨージド、テトラブチルアン
モニウムクロリド、テトラブチルアンモニウムブロミ
ド、テトラブチルアンモニウムヨージド、テトラヘキシ
ルアンモニウムヨージド、ベンジルトリエチルアンモニ
ウムクロリド、トリオクチルメチルアンモニウムクロリ
ド、ベンジルトリブチルアンモニウムクロリド、ジエタ
ノールメチルデカンアンモニウムブロミド、ジメタノー
ルメチルデカンアンモニウムブロミド等が挙げられる。
3級アミンとしては、例えば4−ジメチルアミノピリジ
ン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、ピリジ
ン、ピコリン類等が挙げられる。ホスホニウム塩及びス
ルホニウム塩としては、例えばテトラブチルホスホニウ
ムブロマイド、トリメチルスルホニウムヨージド等が挙
げられる。
ン、ホスホニウム塩及びスルホニウム塩の代表的なもの
としては次の例が挙げられる。4級アンモニウム塩とし
ては、例えば塩化アンモニウム、テトラメチルアンモニ
ウムクロリド、テトラメチルアンモニウムブロミド、テ
トラメチルアンモニウムヨージド、テトラエチルアンモ
ニウムクロリド、テトラエチルアンモニウムブロミド、
テトラエチルアンモニウムヨージド、テトラブチルアン
モニウムクロリド、テトラブチルアンモニウムブロミ
ド、テトラブチルアンモニウムヨージド、テトラヘキシ
ルアンモニウムヨージド、ベンジルトリエチルアンモニ
ウムクロリド、トリオクチルメチルアンモニウムクロリ
ド、ベンジルトリブチルアンモニウムクロリド、ジエタ
ノールメチルデカンアンモニウムブロミド、ジメタノー
ルメチルデカンアンモニウムブロミド等が挙げられる。
3級アミンとしては、例えば4−ジメチルアミノピリジ
ン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、ピリジ
ン、ピコリン類等が挙げられる。ホスホニウム塩及びス
ルホニウム塩としては、例えばテトラブチルホスホニウ
ムブロマイド、トリメチルスルホニウムヨージド等が挙
げられる。
【0007】本発明の製造方法は、触媒の存在下で一般
式(II)で表される芳香族ヒドロキシ化合物に一般式
(III)で表されるエピハロヒドリンを付加反応して
一般式(IV)で表される2−プロパノール化合物を製
造し、次いで脱ハロゲン化水素剤でエポキシ環化して一
般式(I)で表されるモノグリシジルオキシ化合物を製
造する二つの反応からなる。これらの反応を詳細に説明
する。
式(II)で表される芳香族ヒドロキシ化合物に一般式
(III)で表されるエピハロヒドリンを付加反応して
一般式(IV)で表される2−プロパノール化合物を製
造し、次いで脱ハロゲン化水素剤でエポキシ環化して一
般式(I)で表されるモノグリシジルオキシ化合物を製
造する二つの反応からなる。これらの反応を詳細に説明
する。
【0008】第一反応は、使用する触媒が生成した一般
式(IV)の2−プロパノール化合物の脱ハロゲン化水
素反応を促す触媒効果をも合わせて有し、該2−プロパ
ノール化合物の一部が目的化合物の一般式(I)のモノ
グリシジルオキシ化合物に成る特徴を有している。この
特徴は好ましく考えられるが、工業的には遊離したハロ
ゲン化水素が次にエピハロヒドリンに付加してエポキシ
環を開き、高価なエピハロヒドリンを消耗してしまいむ
しろ欠点となる。発明者らは、エポキシ環を開いたハロ
ゲン化水素−エピハロヒドリン付加化合物が常圧下で沸
点温度に加熱すると脱ハロゲン化水素を起してもとのエ
ピハロヒドリンになることを見出した。尚、遊離したハ
ロゲン化水素は先の特徴と逆の反応を起こし、該モノグ
リシジルオキシ化合物に付加して該2−プロパノール化
合物を生成している。本発明では高価なエピハロヒドリ
ンを大量に使用したとしても、反応に関与しないエピハ
ロヒドリンを高回収率で得る製造方法を完成した。即
ち、第一反応は、芳香族ヒドロキシ化合物の1重量部を
エピハロヒドリンの4重量部以上、好ましくは6〜8重
量部に溶解あるいは分散し、触媒を加え、反応温度70
〜130℃で2〜24時間反応し、反応終了後過剰のエ
ピハロヒドリンを常圧下で回収して完了する方法であ
る。この場合、触媒の使用割合は芳香族ヒドロキシ化合
物の100重量部に対し10〜0.01重量部であり、
好ましくは5.0〜0.05重量部である。本反応は、
例えばトルエン、キシレン、クメン、クロロベンゼン、
ジクロロベンゼン等の不活性な有機溶媒中で行うことも
出来る。しかし、有機溶媒中では反応速度が低下するこ
と、エピハロヒドリンの回収が難しくなる等から好まし
い方法とは言えない。
式(IV)の2−プロパノール化合物の脱ハロゲン化水
素反応を促す触媒効果をも合わせて有し、該2−プロパ
ノール化合物の一部が目的化合物の一般式(I)のモノ
グリシジルオキシ化合物に成る特徴を有している。この
特徴は好ましく考えられるが、工業的には遊離したハロ
ゲン化水素が次にエピハロヒドリンに付加してエポキシ
環を開き、高価なエピハロヒドリンを消耗してしまいむ
しろ欠点となる。発明者らは、エポキシ環を開いたハロ
ゲン化水素−エピハロヒドリン付加化合物が常圧下で沸
点温度に加熱すると脱ハロゲン化水素を起してもとのエ
ピハロヒドリンになることを見出した。尚、遊離したハ
ロゲン化水素は先の特徴と逆の反応を起こし、該モノグ
リシジルオキシ化合物に付加して該2−プロパノール化
合物を生成している。本発明では高価なエピハロヒドリ
ンを大量に使用したとしても、反応に関与しないエピハ
ロヒドリンを高回収率で得る製造方法を完成した。即
ち、第一反応は、芳香族ヒドロキシ化合物の1重量部を
エピハロヒドリンの4重量部以上、好ましくは6〜8重
量部に溶解あるいは分散し、触媒を加え、反応温度70
〜130℃で2〜24時間反応し、反応終了後過剰のエ
ピハロヒドリンを常圧下で回収して完了する方法であ
る。この場合、触媒の使用割合は芳香族ヒドロキシ化合
物の100重量部に対し10〜0.01重量部であり、
好ましくは5.0〜0.05重量部である。本反応は、
例えばトルエン、キシレン、クメン、クロロベンゼン、
ジクロロベンゼン等の不活性な有機溶媒中で行うことも
出来る。しかし、有機溶媒中では反応速度が低下するこ
と、エピハロヒドリンの回収が難しくなる等から好まし
い方法とは言えない。
【0009】次いで第二反応はエピハロヒドリンを回収
した後に、例えばトルエン、キシレン、クメン、クロロ
ベンゼン、ジクロロベンゼン等の不活性な有機溶媒で加
熱溶解・分散し、脱ハロゲン化水素剤の固体又はその水
溶液を加えて加熱し、2−プロパノール化合物を完全に
エポキシ環化してモノグリシジル化合物を製造する。こ
こで使用する脱ハロゲン化水素剤としては、例えば水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム等のアルカリ金属塩類等が好ましく、その使用
量としては芳香族ヒドロキシ化合物の1.0重量部に対
し、1.0〜1.3重量部が好ましい。この様にして製
造した一般式(I)で表されるモノグリシジル化合物は
純度の高い白色結晶であり、それらは感熱記録材料の画
像保存安定剤として有効なものであった。
した後に、例えばトルエン、キシレン、クメン、クロロ
ベンゼン、ジクロロベンゼン等の不活性な有機溶媒で加
熱溶解・分散し、脱ハロゲン化水素剤の固体又はその水
溶液を加えて加熱し、2−プロパノール化合物を完全に
エポキシ環化してモノグリシジル化合物を製造する。こ
こで使用する脱ハロゲン化水素剤としては、例えば水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム等のアルカリ金属塩類等が好ましく、その使用
量としては芳香族ヒドロキシ化合物の1.0重量部に対
し、1.0〜1.3重量部が好ましい。この様にして製
造した一般式(I)で表されるモノグリシジル化合物は
純度の高い白色結晶であり、それらは感熱記録材料の画
像保存安定剤として有効なものであった。
【0010】以下、実施例をもって本発明を詳細に説明
するが、これによって本発明が限定されることはない。 実施例1 300mlコルベンに4−ヒドロキシ−4’−ベンジル
オキシジフェニルスルホン34g(0.1モル)、2−
メチルエピクロロヒドリン85.3g(0.8モル)及
びテトラブチルアンモニウムブロマイド1.0g(0.
003モル)を加え、85〜90℃の反応温度で6時間
加熱攪拌して反応した。反応終了後、溶媒として使用し
た過剰の2−メチルエピクロロヒドリンを常圧で回収し
た。その回収率は反応に関与しない量の95%であっ
た。次いで、生成物にトルエン200mlを加えて加熱
溶解した。20%水酸化ナトリウム水溶液22gを加
え、1時間加熱還流した。トルエン層を水洗した後、濃
縮冷却、濾過乾燥して4−(2−メチルグリシジル)オ
キシ−4’−ベンジルオキシジフェニルスルホンの白色
結晶、融点160〜162℃、38.2gを得た。4−
ヒドロキシ−4’−ベンジルオキシジフェニルスルホン
からの収率は93%であった。 実施例2 実施例1のテトラブチルアンモニウムブロマイドの代わ
りに、トリエタノールアミン0.13g(0.09モ
ル)を使用し、反応温度100℃で、以下実施例1と同
様に反応して、4−(2−メチルグリシジル)オキシ−
4’−ベンジルオキシジフェニルスルホンの白色結晶、
融点160〜162℃、37.8gを得た。この場合の
収率は92%であった。 実施例3 実施例1のテトラブチルアンモニウムブロマイドの代わ
りに、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド0.7
g(0.003モル)を使用し、以下実施例1と同様に
反応して、4−(2−メチルグリシジル)オキシ−4’
−ベンジルオキシジフェニルスルホンの白色結晶、融点
160〜162℃、38.1gを得た。この場合の収率
は93%であった。 実施例4 実施例1と同様にして、4−ヒドロキシ−4’−イソプ
ロポキシジフェニルスルホン29.3g(0.1モル)
とエピクロロヒドリン55.0g(0.6モル)とを使
用し、触媒のトリメチルスルホニウムヨージド1.0g
(0.0049モル)の存在下で反応して、4−グリシ
ジルオキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン
の白色結晶、融点132.8〜133.9℃、32.3
gを得た。この場合の収率は93%であった。
するが、これによって本発明が限定されることはない。 実施例1 300mlコルベンに4−ヒドロキシ−4’−ベンジル
オキシジフェニルスルホン34g(0.1モル)、2−
メチルエピクロロヒドリン85.3g(0.8モル)及
びテトラブチルアンモニウムブロマイド1.0g(0.
003モル)を加え、85〜90℃の反応温度で6時間
加熱攪拌して反応した。反応終了後、溶媒として使用し
た過剰の2−メチルエピクロロヒドリンを常圧で回収し
た。その回収率は反応に関与しない量の95%であっ
た。次いで、生成物にトルエン200mlを加えて加熱
溶解した。20%水酸化ナトリウム水溶液22gを加
え、1時間加熱還流した。トルエン層を水洗した後、濃
縮冷却、濾過乾燥して4−(2−メチルグリシジル)オ
キシ−4’−ベンジルオキシジフェニルスルホンの白色
結晶、融点160〜162℃、38.2gを得た。4−
ヒドロキシ−4’−ベンジルオキシジフェニルスルホン
からの収率は93%であった。 実施例2 実施例1のテトラブチルアンモニウムブロマイドの代わ
りに、トリエタノールアミン0.13g(0.09モ
ル)を使用し、反応温度100℃で、以下実施例1と同
様に反応して、4−(2−メチルグリシジル)オキシ−
4’−ベンジルオキシジフェニルスルホンの白色結晶、
融点160〜162℃、37.8gを得た。この場合の
収率は92%であった。 実施例3 実施例1のテトラブチルアンモニウムブロマイドの代わ
りに、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド0.7
g(0.003モル)を使用し、以下実施例1と同様に
反応して、4−(2−メチルグリシジル)オキシ−4’
−ベンジルオキシジフェニルスルホンの白色結晶、融点
160〜162℃、38.1gを得た。この場合の収率
は93%であった。 実施例4 実施例1と同様にして、4−ヒドロキシ−4’−イソプ
ロポキシジフェニルスルホン29.3g(0.1モル)
とエピクロロヒドリン55.0g(0.6モル)とを使
用し、触媒のトリメチルスルホニウムヨージド1.0g
(0.0049モル)の存在下で反応して、4−グリシ
ジルオキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン
の白色結晶、融点132.8〜133.9℃、32.3
gを得た。この場合の収率は93%であった。
【0011】実施例5 実施例1の4−ヒドロキシ−4’−ベンジルオキシジフ
ェニルスルホンに代わる種々の化合物と2−メチルエピ
クロロヒドリンとを、実施例1に従って製造した。その
化合物と融点を下記に示した。尚、これらの収率は90
〜95%であった。 4−(2−メチルグリシジル)オキシ−4’−(2−クロロベンジル)オキシ ジフェニルスルホン 融点 139〜145℃ 4−(2−メチルグリシジル)オキシ−4’−(4−クロロベンジル)オキシ ジフェニルスルホン 融点 164〜166℃ 4−(2−メチルグリシジル)オキシ−4’−(4−メチルベンジル)オキシ ジフェニルスルホン 融点 143〜145℃ 実施例6 実施例1の4−ヒドロキシ−4’−ベンジルオキシジフ
ェニルスルホンに代わる種々の化合物とエピクロロヒド
リンとを、実施例1に従って製造した。その化合物と融
点を下記に示した。尚、これらの収率は90〜95%で
あった。 4−グリシジルオキシ−4’−(4−クロロベンジル)オキシジフェニルスル ホン 融点 140〜141℃ 4−グリシジルオキシ−4’−(4−メチルベンジル)オキシジフェニルスル ホン 融点 126〜127℃ 4−グリシジルオキシ−4’−アリルオキシジフェニルスルホン 融点 164〜165℃ 4−グリシジルオキシ−4’−(α−ナフチルメチル)オキシジフェニルスル ホン 融点 193〜194℃ 比較例1 実施例1のテトラブチルアンモニウムブロマイドを使用
しないで、以下実施例1と同様にして反応して、4−
(2−メチルグリシジル)オキシ−4’−ベンジルオキ
シジフェニルスルホンの白色結晶、融点159〜162
℃、19.0gを得た。この場合の収率は46%であ
り、触媒を使用しない方法では収率が大幅に低下した。
ェニルスルホンに代わる種々の化合物と2−メチルエピ
クロロヒドリンとを、実施例1に従って製造した。その
化合物と融点を下記に示した。尚、これらの収率は90
〜95%であった。 4−(2−メチルグリシジル)オキシ−4’−(2−クロロベンジル)オキシ ジフェニルスルホン 融点 139〜145℃ 4−(2−メチルグリシジル)オキシ−4’−(4−クロロベンジル)オキシ ジフェニルスルホン 融点 164〜166℃ 4−(2−メチルグリシジル)オキシ−4’−(4−メチルベンジル)オキシ ジフェニルスルホン 融点 143〜145℃ 実施例6 実施例1の4−ヒドロキシ−4’−ベンジルオキシジフ
ェニルスルホンに代わる種々の化合物とエピクロロヒド
リンとを、実施例1に従って製造した。その化合物と融
点を下記に示した。尚、これらの収率は90〜95%で
あった。 4−グリシジルオキシ−4’−(4−クロロベンジル)オキシジフェニルスル ホン 融点 140〜141℃ 4−グリシジルオキシ−4’−(4−メチルベンジル)オキシジフェニルスル ホン 融点 126〜127℃ 4−グリシジルオキシ−4’−アリルオキシジフェニルスルホン 融点 164〜165℃ 4−グリシジルオキシ−4’−(α−ナフチルメチル)オキシジフェニルスル ホン 融点 193〜194℃ 比較例1 実施例1のテトラブチルアンモニウムブロマイドを使用
しないで、以下実施例1と同様にして反応して、4−
(2−メチルグリシジル)オキシ−4’−ベンジルオキ
シジフェニルスルホンの白色結晶、融点159〜162
℃、19.0gを得た。この場合の収率は46%であ
り、触媒を使用しない方法では収率が大幅に低下した。
【0012】
【発明の効果】感熱記録紙の画像安定剤である一般式
(I)で表されるモノグリシジルオキシ化合物を製造す
るに際し、触媒に4級アンモニウム塩、3級アミン、ホ
スホニウム塩及びスルホニウム塩の内一種以上を使用し
て反応することにより、芳香族ヒドロキシ化合物からの
収率が90〜95%の高収率で得ることができた。また
高価なエピハロヒドリンを溶媒として使用したとしても
高回収率で得ることのできる経済的に優れた製造方法で
ある。
(I)で表されるモノグリシジルオキシ化合物を製造す
るに際し、触媒に4級アンモニウム塩、3級アミン、ホ
スホニウム塩及びスルホニウム塩の内一種以上を使用し
て反応することにより、芳香族ヒドロキシ化合物からの
収率が90〜95%の高収率で得ることができた。また
高価なエピハロヒドリンを溶媒として使用したとしても
高回収率で得ることのできる経済的に優れた製造方法で
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 一般式(II)で表される芳香族ヒドロ
キシ化合物と一般式(III)で表されるエピハロヒド
リンとを触媒である4級アンモニウム塩、3級アミン、
ホスホニウム塩及びスルホニウム塩の内一種以上の存在
下で反応して一般式(IV)で表される2−プロパノー
ル化合物を製造し、次いで脱ハロゲン化水素剤の存在下
で反応する一般式(I)で表されるモノグリシジルオキ
シ化合物の製造方法。 (上記一般式中において、R1 は低級アルキル基、低級
アルケニル基及び置換基を有していてもよいベンジル
基、フェネチル基及びナフチルメチル基を示し、R2 及
びR3 は低級アルキル基、低級アルコキシ基及び低級ア
ルケニル基を示し、R4 は水素原子及び低級アルキル基
を示し、Xはハロゲン原子を示し、Aは−C(CH 3)
2 −、−CO−,−SO2 −及び−S−を示す。m及び
nは0または4以下の整数を示す。) - 【請求項2】 一般式中においてAが−SO2 −である
特許請求範囲第1項記載の一般式(I)で表されるモノ
グリシジルオキシ化合物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3356448A JPH05170754A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | モノグリシジルオキシ化合物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3356448A JPH05170754A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | モノグリシジルオキシ化合物の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05170754A true JPH05170754A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=18449062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3356448A Pending JPH05170754A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | モノグリシジルオキシ化合物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05170754A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004087644A1 (en) * | 2003-03-31 | 2004-10-14 | Council Of Scientific And Industrial Research | Mercapto-phenyl-naphthyl-methane derivatives and preparation thereof |
-
1991
- 1991-12-25 JP JP3356448A patent/JPH05170754A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004087644A1 (en) * | 2003-03-31 | 2004-10-14 | Council Of Scientific And Industrial Research | Mercapto-phenyl-naphthyl-methane derivatives and preparation thereof |
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