JPH05170852A - 水性分散型アミノ樹脂の製造方法 - Google Patents

水性分散型アミノ樹脂の製造方法

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JPH05170852A
JPH05170852A JP3344806A JP34480691A JPH05170852A JP H05170852 A JPH05170852 A JP H05170852A JP 3344806 A JP3344806 A JP 3344806A JP 34480691 A JP34480691 A JP 34480691A JP H05170852 A JPH05170852 A JP H05170852A
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aqueous dispersion
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resin
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Takeshi Yamashita
武士 山下
Takeshi Masuda
毅 増田
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】予備乳化混合液を加圧下でチャンバー内の流路
に導入し、該混合液を100〜10000Kg/cm2
の圧力で該流路内の平面部に衝突させ、或いは前記圧力
下該流路内で該混合物同志を衝突させることにより乳化
させる装置で水とアミノ樹脂との予備乳化混合液を乳化
することを特徴とする水性分散型アミノ樹脂の製造方
法。 【効果】本発明で得られた水性分散型アミノ樹脂は水性
分散剤の添加なしに、耐アルカリ性、耐水性、基材に対
する付着性に優れ、且つ分散安定性に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規にして有用なる水性
分散型アミノ樹脂の製造方法に関する。さらに詳細に
は、特定の分散装置を用いることにより水性分散剤の添
加なしに、耐アルカリ性、耐水性、基材に対する付着性
に優れ、且つ分散安定性に優れた、水性分散型アミノ樹
脂の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車用塗装、家電用塗装、金
属用塗装、製缶用塗装などには、アミノ/アクリル樹脂
塗料、アミノ/アルキド樹脂塗料、アミノ/ポリエステ
ル樹脂塗料などの有機溶剤型塗料をスプレー塗装、ロー
ルコーター塗装などにより塗装し、焼き付け硬化する方
法が行われている。
【0003】しかし、近年の塗料中の有機溶剤の引火爆
発や大気汚染、労働安全、衛生上の問題等により、有機
溶剤系塗料から水系塗料への転換が急がれている。従
来、水性型塗料に使用されるアミノ樹脂としては、メチ
ルエーテル化アミノ樹脂が使用されているが、塗装時の
作業性、耐水性等が劣るために使用量が限定されてい
る。
【0004】そこで、有機溶剤型塗料に使用されるアミ
ノ樹脂である、ブチルエーテル化アミノ樹脂等の使用が
考えられる。従来ブチルエーテル化アミノ樹脂等の水性
分散化の手段としては、カルボキシル基、ポリエーテル
基等の親水性基を多量導入せしめるとか、あるいは ア
ニオン系、カチオン系、ノニオン系の水分散剤が添加し
て容器内で攪拌しながら水を滴下して分散させる方法が
行われていた。
【0005】しかし、これら親水性成分の導入により生
成塗膜の耐アルカリ性、耐水性、基材への付着性の著し
い低下はまぬがれず、水分散剤による表面張力の低下
は、スプレー塗装、ハケ塗り塗装時あるいは焼付時の発
泡の原因となる。
【0006】以上のとおり、従来のアミノ樹脂の水性化
の手段では数々の欠点を有しているため、汎用的に広く
使用することができなかった。このため、親水成分の添
加量を減らすために、各種の方法が検討されてきた。
【0007】しかし、単に親水成分の量を減らしただけ
では、分散化の時に非常に高粘度になり、分散化が困難
となるので、より強力な剪断力を有する各種の分散機の
使用が検討されてきた。
【0008】例えばホモミキサーを使用して分散する方
法がある。しかし、この場合には剪断力が不十分なため
完全な分散体が得られず、保存中に分離する等の問題が
ある。
【0009】このため、ホモミキサーの代わりに、より
機械的に分散力のある手段として各種のホモジナイザ
ー、コロイドミル、スタテイックミキサー等各種の分散
機の使用が検討されてきた。
【0010】しかし、スタテイックミキサーは比較的親
水性で高粘度の液−液混合の場合の微粒化分散には効果
があるが、親水性成分の添加量を減らす効果は余り認め
られない。
【0011】また高速で回転する円盤と微細なスリット
からなるホモジナイザーも回転速度及びスリット間隔に
限界があり、充分な安定性を有する微粒化は困難であ
る。これらの中では、マントンゴーリン社のコロイドミ
ルが最も微粒化分散の効果があるが、強力なスプリング
の力で押しつけられたスリットの間を高圧の予備分散液
を通す構造であり、安全性の面から付与される圧力が限
定されているため、注入される予備混合液の量は脈動し
ながら注入されるので、スリット間隔が変化し、得られ
る分散液の粒子径がぶれるという問題点がある。
【0012】このため長期の安定性が要求される用途に
は繰り返しスリットを通す必要があり、実際の製造は極
めて困難であった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の溶剤
系の塗料用アミノ樹脂を分散剤の添加なしに水分散性が
良く、長期の保存安定性に優れた水性分散型アミノ樹脂
の製造方法を提供することを目的とする。
【0014】
【発明が解決しょうとする課題】本発明は、従来の溶剤
系の硬化剤として使用されているブチルエーテル化アミ
ノ樹脂等を分散剤の添加なしに水分散性が良く、長期の
保存安定性に優れた水性分散型アミノ樹脂の製造方法を
提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、上
述した如き課題に照準を合わせて鋭意研究を重ねた結
果、特定の乳化装置を用いることにより、親水性基の多
量の導入や分散剤の添加なしに水分散安定性に優れた水
性分散型アミノ樹脂の製造が可能なことを見いだし、本
発明を完成するに至った。
【0016】即ち、本発明は予備乳化混合液を加圧下で
チャンバー内の流路に導入し、該混合液を高圧下該流路
内の平面部に衝突させ、或いは高圧下該流路内で該混合
液同士を衝突させることにより乳化させる装置で水とア
ミノ樹脂との予備乳化混合液を乳化することを特徴とす
る水性分散型アミノ樹脂の製造方法である。
【0017】本発明で得られた水性分散型アミノ樹脂
は、実質的に通常用いられる乳化剤や保護コロイドを含
まないため、生成塗膜の耐水性の著しい低下がなく、且
つ塗装作業性、長期の保存安定性に優れるものである。
【0018】次に、本発明に使用する装置を具体的に説
明する。本発明の装置のチャンバーは図1において抑え
部分1、2と超高圧に耐えるデイスク3、4とからな
る。デイスク3、4には各々貫通孔2孔とそれら2孔を
連結する極めて狭められた連結溝が加工されている。こ
の溝の直径は50〜1000μが好ましい。デイスク3
とデイスク4とは、デイスク3からデイスク4へ流体が
通過するために、二枚のデイスクの連結溝が接するよう
に内向きに、且つ連結溝同士が十字形になるように90
度の位置で組み合わされている。
【0019】デイスクは高圧下に流体を衝突させるのに
耐えることが必要である。このためデイスクの材質は焼
結金属や金属酸化物、ホウ化物、炭化物、窒化物等のセ
ラミック或いはこれらの混合物などの無機系基材で超高
圧に耐えるものが挙げられる。
【0020】次に、図面に基いて本発明を具体的に説明
する。まず、図1、図2及び図3において、予備乳化さ
れた水とアミノ樹脂との混合液を5〜30Kg/cm2
の加圧下でチャンバー内の抑え部分1に供給する。抑え
部分1に入った混合液は流路を2分割され、デイスク3
に導入され、そのままデイスク4の平面部5及び6に衝
突する。平面部に衝突した混合液はデイスク4に接する
側のデイスク3の連結溝7を加速されて中心部に向かっ
て流れ、デイスク3の中心部8で混合液同士が衝突す
る。この平面への衝突及び液同士の衝突により樹脂粒子
が乳化,分散,破砕されて、超微粒子化される。次に混
合液は90度位相して形成されたデイスク4の連結溝9
を中心部8から外側に向かって流れデイスク4内の2孔
を経由して取り出される。
【0021】混合液がチャンバー内の2分割された流路
及び連結溝を通過する際、混合液は加速されて、圧力が
高くなる。この場合その圧力は100〜10000Kg
/cm2となるように調整するのが好ましい。100K
g/cm2以下では分散が弱く、また10000Kg/
cm2以上にすると基材の摩耗が激しく長期間の使用に
耐えられないからである。アミノ樹脂の組成によっては
二次凝集により水分散安定性が余り良くならない場合が
あるため、圧力は200〜3000Kg/cm 2が特に
好ましい。
【0022】本発明の装置は図1、図2及び図3の構造
に限定されず、該混合液を高圧下にチャンバーの流路内
の所定の平面部に衝突させることができる構造、又は高
圧下にチャンバーの流路内で混合液同士を衝突させるこ
とができる構造であれば、基本的にはいかなる構造のも
のであってもよいが、樹脂粒子の乳化,分散,破砕を充
分に行うには、平面部に液を又は混合液同士を2回以上
衝突させることができる構造のものが好ましい。たとえ
ば、図4のように、1孔を有するデイスク3aと1孔を
有するデイスク4aとが互いに接する面において流路が
連結溝によって連接されているような構造であってもよ
いし、また図5のようにデイスク3bの連結溝の中心部
で衝突した後、デイスク4bの孔10を経由して取り出
せるような構造のものでも構わない。
【0023】本発明に使用される新しい乳化装置の例と
しては米国のマイクロフルイデイック社製のマイクロフ
ルイダイザーや日本のコスモ計装社製のナノマイザー等
が挙げられる。
【0024】本発明において使用されるアミノ樹脂とし
ては、メラミン、ベンゾグアナミン、アセトグアナミ
ン、尿素等のアミノ化合物とホルムアルデヒドとを縮合
または共縮合し、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、n−ブタノール、iso−ブタノール、アミルアル
コール、オクタノール等の炭素数1〜8の一価アルコー
ルの一種類または二種類以上でエーテル化されたアミノ
樹脂、またオキシカルボン酸等で変性されたアニオン化
アミノ樹脂、ポリアルキレンポリアミン等で変性された
カチオン化アミノ樹脂、グリコールエーテル等で変性さ
れたノニオン化アミノ樹脂等が挙げられる。
【0025】本発明に使用される一般的な乳化剤や保護
コロイドとしては、ラウリル硫黄ソーダ、アルキルベン
ゼンスルホン酸ソーダ、ナトリウムジオクチルスルホサ
クシネート、ポリオキシエチレンアルキルフェニールエ
ーテル硫酸塩等のアニオン性乳化剤、アルキルピコルク
ロライド、アルキルトリメチルアンモニウムクロライド
等のカチオン性乳化剤、ポリオキシエチレン−ポリオキ
シプロピレンブロック共重合体のような非イオン性乳化
剤、また水溶性オリゴマーやエチレン性不飽和二重結合
を有する乳化剤、いわゆる反応性乳化剤、ヒドロキシエ
チルセルロース、カルボキシエチルセルロース等の水性
繊維素を適宜選択して使用し得る。
【0026】これらの使用量は極少量に限定すべきであ
り、従来と同じように多量に使用すれば、本発明の意図
する耐アルカリ性、耐水性、基材付着性の改良は不可能
である。従来、一般的な乳化剤、保護コロイドの使用量
は、アルキド樹脂の水性分散液中の固形分100部に対
して、5〜10%の使用が一般的であったが、本発明の
乳化装置を使用すれば、その使用量はアニオン系、カチ
オン系乳化剤では1%以下、より好ましくは0.5%以
下、ノニオン系乳化剤では3%以下、より好ましくは1
%以下とすべきである。
【0027】多くの場合アミノ樹脂と水との予備分散が
容易な様に、アミノ樹脂は有機溶剤で希釈して使用され
ることが多い。有機溶剤としては、トルエン、キシレ
ン、ミネラルスピリット等の非水性有機溶剤、メタノー
ル、エタノール、ブタノール等のアルコール系溶剤;メ
チルエーテル、エチルエーテル等のエーテル系溶剤;ア
セトン、メチルエチルチトン、メチルイソブチルケトン
等のケトン系溶剤;エチルセロソルブ、ブチルセロソル
ブ、セロソルブアセテート等のエチレングリコール系溶
剤;プロピレングリコールモノブチルエーテル等のプロ
ピレングリコール系溶剤;ブチルカルビトール等のジエ
チレン系溶剤等の水性有機溶剤が挙げられる。これらの
公知の水性有機溶剤を任意の割合にて使用することがで
きる。
【0028】非水性有機溶剤は、水分散安定性が悪いた
め、親水性有機溶剤を使用するのが好ましい。またその
使用量は特に限定されるものではないが、通常全固形分
100重量部当たり1〜10重量部の範囲で使用され
る。
【0029】得られたアミノ樹脂溶液は水を加えること
により粗乳化され、次いで本発明の乳化装置を通すこと
により乳化される。かかる水性分散型アミノ樹脂は各種
着色顔料、体質顔料等を直接混練りすることが可能であ
り、配合液の分散安定性、機械的安定性に優れ、また発
泡の問題が極めて少ないという特質を有している。
【0030】
【実施例】以下本発明を実施例により具体的に説明す
る。なお特にことわりのないかぎり部及び%は重量基準
である。
【0031】製造例1:ブチルエーテル化メラミン樹脂
の調整例 攪拌機、温度制御装置、水追い出し用コンデンサーを備
えた2リットルのコルベンにブチルアルコール444部
(6.0モル)、80%パラホルムアルデヒド187.
5部(5.0モル)、メラミン126部(1.0モ
ル)、蟻酸0.3部を仕込み1時間かけて昇温して還流
状態とした。次いで、還流状態で水を抜き取りながら4
時間反応させた後、減圧下70℃〜80℃で過剰のブチ
ルアルコールを留去して不揮発分を60%にした。
【0032】以上のようにして得られたブチルエーテル
化メラミン樹脂は、不揮発分60.2%、ガードナー粘
度でHであった。 製造例2:ブチルエーテル化ベンゾグアナミン樹脂の調
整例 攪拌機、温度制御装置、水追い出し用コンデンサーを備
えた2リットルのコルベンにブチルアルコール370部
(5.0モル)、80%パラホルムアルデヒド112.
5部(3.0モル)、ベンゾグアナミン187部(1.
0モル)、蟻酸0.3部を仕込み1時間かけて昇温して
還流状態とした。次いで、還流状態で水を抜き取りなが
ら4時間反応させた後、減圧下70℃〜80℃で過剰の
ブチルアルコールを留去して不揮発分を60%にした。
【0033】以上のようにして得られたブチルエーテル
化ベンゾグアナミン樹脂は、不揮発分60.2%、ガー
ドナー粘度でAであった。 製造例3:ブチルエーテル化尿素樹脂の調整例 攪拌機、温度制御装置、水追い出し用コンデンサーを備
えた2リットルのコルベンにブチルアルコール370部
(5.0モル)、80%パラホルムアルデヒド150部
(4.0モル)、尿素120部(2.0モル)10%苛
性ソーダ0.3部を仕込み、1時間かけて昇温して還流
状態とした。次いで、還流状態で水を抜き取りながら2
時間反応させた後、50%燐酸にてPH4.5に調整
し、さらに、還流状態で水を抜き取りながら5時間反応
後、減圧下70℃〜80℃で過剰のブチルアルコールを
留去して不揮発分を60%にした。
【0034】以上のようにして得られたブチルエーテル
化尿素樹脂は、不揮発分60.0%、ガードナー粘度で
Yであった。 製造例4:アミルエーテル化メラミン樹脂の調整例 攪拌機、温度制御装置、水追い出し用コンデンサーを備
えた2リットルのコルベンにアミルアルコール28.9
部(6.0モル)、80%パラホルムアルデヒド18
7.5部(5.0モル)、メラミン126部(1.0モ
ル)、蟻酸0.3部を仕込み、1時間かけて昇温して還
流状態とした。次いで、還流状態で水を抜き取りながら
2時間反応させた後、減圧下80℃〜90℃で過剰のア
ミルアルコールを留去して不揮発分を60%にした。
【0035】以上のようにして得られたアミルエーテル
化メラミン樹脂は、不揮発分60.5%、ガードナー粘
度でTであった。 製造例5:アミルエーテル化ベンゾグアナミン樹脂の調
整例 攪拌機、温度制御装置、水追い出し用コンデンサーを備
えた2リットルのコルベンにアミルアルコール440.
8部(5.0モル)、80%パラホルムアルデヒド11
2.5部(3.0モル)、ベンゾグアナミン187部
(1.0モル)、蟻酸0.3部を仕込み、1時間かけて
昇温して還流状態とした。次いで、還流状態で水を抜き
取りながら6時間反応させた後、減圧下80℃〜90℃
で過剰のアミルアルコールを留去して不揮発分を60%
にした。
【0036】以上のようにして得られたアミルエーテル
化ベンゾグアナミン樹脂は、不揮発分60.7%、ガー
ドナー粘度でA1であった。 実施例1 製造例1のブチルエーテル化メラミン樹脂200部、イ
オン交換水100部を0.5リットルビーカーに仕込み
ガラス棒にて粗乳化液を作成する。次いで得られた粗乳
化液をマイクロフルイダイザーM−110Y(マイクロ
フルイデイック社製型)を用い、閉塞された流路内を通
過する時の圧力を2600Kg/cm2で通過させると
乳白色の安定な水性分散液が得られた。得られた水性分
散型ブチルエーテル化メラミン樹脂は、表2のとおり、
不揮発分39.9%、粘度250cps、粒子径0.6
ミクロンであり、3カ月室温にて保存しても沈降は認め
られなかつた。
【0037】実施例2、3、4、5および比較例1、2 実施例2〜5においては、実施例1と同様のマイクロフ
ルイダイザーにて水性分散型アミノ樹脂を製造した。得
られた水分散液の性状及び貯蔵安定性は、表2に示すと
おりである。
【0038】比較例1、2では、乳化装置としてマント
ンゴーリンコロイドミルTYPEー15M(ラボラトリ
型、マントンゴーリン社製)350Kg/cm2で5回
通過させて分散乳化した。得られた水分散液は、表3に
示すとおり、比較例1では分散不良であったが、比較例
2では安定であった。なお、比較例2については、混合
液を調製する際に、ハイテノールN−08(第1工業製
薬社製 アニオン系乳化分散剤)3部を使用した。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】評価方法 ◎;優れる ×;不可
【0042】
【表3】 製造例6:水性アクリル樹脂の調整例 攪拌機、窒素導入管、温度制御装置、コンデンサー、減
圧装置を備えた4リットルのコルベンにイソプロピルア
ルコール500部、メチルエチルケトン500部を仕込
み80℃に加熱し、更にスチレン100部、メチルメタ
クリレート390部、メタクリル酸80部、t−ブチル
パーオクトエート20部から成るモノマー溶液を4時間
で適下した後、更に80℃8時間反応を行った。次に、
ジメチルエタノールアミン80部と脱イオン水100部
を加えた後、60℃〜80℃に加熱しながら減圧下でイ
ソプロピルアルコールとメチルエチルケトンを除去し不
揮発分50.0%溶剤組成水/イソプロピルアルコール
/メチルエチルケトン=89/6/5、重量平均分子量
18000の水性アクリル樹脂を得た。
【0043】応用例1 実施例1の水性分散型アミノ樹脂300部と製造例6で
得られた水性アクリル樹脂560部を配合した塗料組成
物をイオン交換水で希釈してフォードカップ#4(20
℃)で25秒に調整した。次に脱脂を施したダル鋼板
に、タレ性試験の場合硬化塗膜厚50μm、その他の試
験の場合硬化塗膜厚30μmとなるようにエアースプレ
ー塗装を行い、20℃で10分間セッティングしたの
ち、140℃で30分間焼付けして硬化塗膜を得、得ら
れた塗膜の性能評価を行った。
【0044】応用例2、3、4、5、比較応用例1、
2、3 応用例2〜5では、実施例2〜5で得られた水性分散型
アミノ樹脂を、比較応用例1、2では、比較例1、2で
得られた水性分散型アミノ樹脂を、比較応用例3では、
メチルエーテル化メラミン樹脂を表4及び表5に示すご
とく配合し応用例1と同様な試験条件にて塗料の塗装試
験、塗装焼付け硬化後の性能評価を行い、その結果を表
4及び表5に示した。
【0045】なお、表中塗装性タレは塗装後塗装パネル
を垂直に立て焼付けし、焼付け後の塗膜のタレを判定し
た。また塗装性ハジキは焼付け後の塗装面のハジキ状態
を判定した。鉛筆硬度は塗膜の鉛筆硬度を測定した。加
工性は2mmφの屈曲試験後の塗膜のクラックを判定し
た。耐水性は塗装パネルを水中に浸漬し、100℃−3
0分間の熱処理を行った後、塗膜の白化状態を評価し
た。
【0046】
【表4】
【0047】
【表5】 サイメル303;三井サイアナミッド社製 メチルエー
テル化メラミン樹脂 評価方法;◎:優れる、×:不可 表1、表2、表3、表4及び表5から、ブチルエーテル
化アミノ樹脂等は従来の分散機のコロイドミルでは乳化
分散することができず、乳化分散剤を加えることにより
従来の分散機で一応乳化することができるが、その塗膜
の性状は著しく劣り、一方本発明の製造方法によって得
られる水性分散型アミノ樹脂は、その性状が優れ、貯蔵
安定性が良く、その樹脂分散液の塗膜特性も極めて優れ
ていることが明らかである。
【0048】
【発明の効果】本発明の製造方法により得られた水性分
散型アミノ樹脂は、分散安定性に優れ、塗料用に使用さ
れれている種々水溶性樹脂、たとえば、水性アルキド樹
脂、水性アクリル樹脂、水性ポリエステル樹脂などと併
用して、硬化させた場合その塗膜は硬度、耐水性に優れ
た性能が得られ、さらに塗装時の塗膜のタレ、焼付後の
塗膜ピンホール等の作業性に対しても優れた性能を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本装置のチャンバーの分解斜視図。
【図2】本装置のチャンバーの断面図。
【図3】本装置のチャンバーのデイスクの組立斜視図。
【図4】本装置のチャンバーのデイスクの組立斜視図。
【図5】本装置のチャンバーのデイスクの組立斜視図。
【符号の説明】
1,2 抑え部 3,3a,3b,4,4a,4b デイスク 5,6 デイスクの平面部 7 デイスクの連結溝 8 連結溝の中心部 9 デイスクの連結溝 10 デイスクの孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予備乳化混合液を加圧下でチャンバー内の
    流路に導入し、該混合液を高圧下該流路内の平面部に衝
    突させ、或いは高圧下該流路内で該混合物同志を衝突さ
    せることにより乳化させる装置で水とアミノ樹脂との予
    備乳化混合液を乳化することを特徴とする水性分散型ア
    ミノ樹脂の製造方法。
  2. 【請求項2】衝突時の圧力が100〜10000Kg/
    cm2であることを特徴とする請求項1記載の水性分散
    型アミノ樹脂の製造方法。
  3. 【請求項3】アミノ樹脂がブチルエーテル化アミノ樹脂
    であることを特徴とする請求項1又は2記載の水性分散
    型アミノ樹脂の製造方法。
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