JPH05171112A - ロジンエステルの製造法 - Google Patents

ロジンエステルの製造法

Info

Publication number
JPH05171112A
JPH05171112A JP35600091A JP35600091A JPH05171112A JP H05171112 A JPH05171112 A JP H05171112A JP 35600091 A JP35600091 A JP 35600091A JP 35600091 A JP35600091 A JP 35600091A JP H05171112 A JPH05171112 A JP H05171112A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rosin
rosin ester
catalyst
disproportionated
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP35600091A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2795018B2 (ja
Inventor
Masao Maeda
正雄 前田
Koji Yamada
幸治 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arakawa Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Arakawa Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Arakawa Chemical Industries Ltd filed Critical Arakawa Chemical Industries Ltd
Priority to JP35600091A priority Critical patent/JP2795018B2/ja
Priority to EP93900394A priority patent/EP0572680B1/en
Priority to DE69220045T priority patent/DE69220045T2/de
Priority to US08/107,685 priority patent/US5387669A/en
Priority to PCT/JP1992/001653 priority patent/WO1993013180A1/ja
Publication of JPH05171112A publication Critical patent/JPH05171112A/ja
Priority to US08/280,510 priority patent/US5395920A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2795018B2 publication Critical patent/JP2795018B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 不均化ロジンの精製物をアルコールとエステ
ル化反応させ、ついで脱水素化反応させることを特徴と
するロジンエステルの製造法。 【効果】 従来公知のロジンエステルに比較して色調、
臭気、安定性等の諸性能を顕著に改良したロジンエステ
ルを比較的廉価に提供しうる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無色、無臭かつ安定性
の優れたロジンエステルの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりロジンエステルは、粘接着剤用
のタッキファイヤー、ゴム類や各種プラスチック類の改
質剤、トラフィックッペイント用原材料、チューインガ
ム基材等の各種用途に使用されている。しかし、該ロジ
ンエステルは、その外観が黄色ないし黄褐色に着色して
おり、しかも臭気や加熱安定性、耐候性(以下、安定性
という)等の点で満足しうるものではなかった。
【0003】このため、該ロジンエステルの上記欠点を
解消するために、出発原料として熱安定性に優れた不均
化ロジンや水添ロジンを使用することによりえられる不
均化ロジンエステルや水添ロジンエステルも市販されて
いるが、いずれも色調、安定性等の点で不充分である。
【0004】特公昭45−33771号公報及び特公昭
49−20599号公報にはロジンまたはロジン系化合
物を特定の有機硫黄化合物により不均化する方法が記載
されているが、この方法によりえられた不均化ロジンエ
ステルは色調、臭気、安定性の点で不充分である。
【0005】特開昭55−9605号公報には安定性に
優れたロジンエステルの製造法として、不均化ロジンを
精製することにより、原料ロジン中に含まれる高分子量
物及び不ケン化物等を除去した後、えられた精製不均化
ロジンとアルコールとをエステル化する方法が記載され
ている。しかし、この方法でえられたロジンエステルは
従来のロジンエステルに比べて淡色かつ安定性であるも
のの、該エステル化工程において着色するとともに、加
熱着色に対する安定性も満足しうるものではなく尚改良
の余地がある。
【0006】更に、特開昭59−230072号公報に
は、淡色かつ安定性良好なロジンエステルの製造方法と
して、不均化能力と淡色化能力を併有する特定の有機硫
黄化合物の共存下に蒸留精製ロジンをアルコールでエス
テル化する方法が記載されているが、この方法によりえ
られたロジンエステルもいまだ色調、安定性の点で不満
足であり、しかも有機硫黄化合物に起因して加熱時の硫
黄臭が強いという問題がある。
【0007】このように、従来のいずれのロジンエステ
ルも色調、臭気、安定性のすべての性能を同時に満足し
うるものではなく、同用途で使用される水添石油樹脂に
比較して到底競合しうるものではなかった。
【0008】ところで、特開昭63−186783号公
報には無色で安定性の良いロジンエステルを製造する方
法が開示されているが、この方法では水素化工程が必須
であるため、高度の耐圧反応装置を使用したり、多量の
水素を消費することから、製造コストが大幅に増大する
不利があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記の
如き実状に鑑み、従来公知のロジンエステルの色調、臭
気、安定性の諸性能を更に改良したロジンエステルを、
比較的廉価に提供しうる新規製造法を開発することを目
的として鋭意検討を行った。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑みて、本発
明者らは出発原料たる原料ロジン種、精製操作、エステ
ル化及び脱水素化反応などの各種条件に着目することに
よって前記諸性能を改良すべく検討を行なった結果、特
定の原料ロジンを使用し、更にこれを精製し、ついで特
定の反応工程を経由せしめることにより、前記課題を解
決して、本目的に合致する優れた諸性能を有するロジン
エステルを収得しうる新規製造法を見い出した。
【0011】すなわち本発明は、不均化ロジンの精製物
をアルコールとエステル化反応させ、ついで脱水素化反
応させることを特徴とするロジンエステルの製造法に係
る。
【0012】本発明は、酸化防止剤、着色防止剤等の何
らの安定化剤を添加することなく、外観がほぼ無色であ
り、加熱時の臭気や安定性の点に優れたロジンエステル
を提供することのできる新規な製造法に関するものであ
り、該方法によってえられるロジンエステルは、従来の
ロジンエステルの諸性能から由来して形成された固定観
念を一掃するものであり、淡色樹脂として代表される水
添石油樹脂と比較して何らの遜色もないものである。し
かもロジン誘導体である特徴(即ち、各種ポリマ−との
幅広い相容性)を保持している。
【0013】本発明は、不均化ロジンの精製工程、各種
アルコールとのエステル化工程及び該エステル化物を脱
水素化する工程の三段階からなる。
【0014】本発明においては、得られるロジンエステ
ルの色調、安定性などの点から、出発原料ロジンとして
不均化ロジンを使用することが必須とされる。該不均化
ロジンとは、アビエチン酸、パラストリン酸、ネオアビ
エチン酸、ピマール酸、イソピマール酸、デヒドロアビ
エチン酸等の樹脂酸を主成分とするガムロジン、ウッド
ロジン、トール油ロジンの不均化反応生成物をいう。
【0015】本発明で用いる不均化ロジンは、原料ロジ
ンを公知の不均化反応に供することにより容易に製造で
きる。即ち、ロジンを不均化触媒の存在下に加熱反応さ
せることにより行なう。不均化触媒としては、パラジウ
ムカーボン、ロジウムカーボン、白金カーボンなどの担
持触媒、ニッケル、白金等の金属粉末、ヨウ素、ヨウ化
鉄等のヨウ化物等の各種公知のものを例示しうる。該触
媒の使用量は、ロジンに対して通常0.01〜5重量
%、好ましくは0.01〜1.0重量%であり、反応温
度は100〜300℃、好ましくは150〜290℃で
ある。
【0016】本発明では、上記不均化ロジンを更に精製
する必要があるが、ここで精製とは不均化前のロジンや
不均化後のロジンに含まれていた過酸化物から生起した
と考えられる高分子量物、及び該ロジンにもともと含ま
れていた不ケン化物を除去することを意味する。具体的
には蒸留、再結晶、抽出等の操作を行なえばよく、工業
的には蒸留による精製が好ましい。蒸留による場合は、
通常は温度200〜300℃、圧力1〜10mmHgの
範囲から蒸留時間を考慮して適宜選択される。再結晶の
場合は例えば不均化ロジンを良溶媒に溶解し、ついで溶
媒を留去して濃厚な溶液となし、この溶液に貧溶媒を添
加することにより行なうことができる。良溶媒としては
ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロホルム、低級ア
ルコール、アセトン等のケトン類、酢酸エチル等の酢酸
低級アルキル等が挙げられ、貧溶媒としてはn−ヘキサ
ン、n−ヘプタン、シクロヘキサン、イソオクタン等が
挙げられる。更に前記精製は原料ロジンをアルカリ水を
用いてアルカリ水溶液となし、不溶性の不ケン化物を有
機溶媒により抽出したのち水層を中和して精製原料ロジ
ンをうることもできる。
【0017】本発明では、ついで、前記精製不均化ロジ
ンと各種アルコールとのエステル化工程に付される。該
エステル化反応は通常の条件をそのまま採用できる。例
えば、不活性ガス気流下に精製不均化ロジンと以下の各
種アルコールとを通常150〜300℃に加熱し、生成
水を系外に除去することにより行なえばよい。ここで使
用されるアルコールとしては、n−オクチルアルコー
ル、2−エチルヘキシルアルコール、デシルアルコー
ル、ラウリルアルコールのような1価アルコール;エチ
レングリコール、ジエチレングリコール、プロピレング
リコール、ネオペンチルグリコール等の2価アルコー
ル;グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパン、シクロヘキサンジメタノール等の3価アル
コール;ペンタエリスリトール、ジグリセリン等の4価
アルコールが挙げられる。尚、反応に際しては、必ずし
もエステル化触媒を必要としないが、反応時間の短縮の
ために酢酸、パラトルエンスルホン酸等の酸触媒、水酸
化カルシウム等のアルカリ金属の水酸化物、酸化カルシ
ウム、酸化マグネシウム等の金属酸化物等を使用するこ
ともできる。
【0018】前記工程を経由してえられる精製不均化ロ
ジンのエステル化物を脱水素化する最終工程に付すこと
により、本発明の目的物をえることができる。ここに脱
水素化とは、該不均化ロジンエステル中の樹脂酸成分で
あるジヒドロアビエチン酸、デヒドロアビエチン酸の組
成比が変化すること、具体的にはジヒドロアビエチン酸
成分が脱水素されてデヒドロアビエチン酸となり、デヒ
ドロアビエチン酸の含有率が増加することを意味する。
上記脱水素化反応によれば、ジヒドロアビエチン酸成分
1モルから水素2モルが生成するため、該生成水素は精
製不均化ロジンのエステル化物に微量に存在する過酸化
物を有効に還元する能力を有する。すなわち該還元作用
に基づき、ほぼ無色のロジンエステルが得られるのであ
る。
【0019】該脱水素化反応条件も、特に制限はされず
通常の条件を採用できる。例えば該ロジンエステルを脱
水素化触媒の存在下、密閉容器中で水素初圧が10Kg
/cm2 未満、好ましくは5Kg/cm2 未満、反応温
度が100〜300℃、好ましくは200〜280℃の
範囲で加熱すればよい。脱水素化反応であるため実質的
には水素は不必要であるが、前記のように生成水素を過
酸化物の還元に利用する意図から、水素初圧を10Kg
/cm2 未満としたものであり、生成水素の自圧によ
り、または若干水素を外部より供給することにより圧力
調整すれば良い。る。上記脱水素化触媒としては特に制
限なく各種公知のものが使用できるが、好ましくはパラ
ジウム系、ロジウム系、白金系の触媒を例示できる。該
触媒は通常シリカ、アルミナ、カーボンなどの担体に担
持して使用される。また該触媒の使用量(金属量換算)
はロジンエステルに対して通常0.01〜5重量%程
度、好ましくは0.1〜3重量%とされる。
【0020】上記方法で得られるロジンエステルの樹脂
酸組成は、水素供給圧により若干変化するが、通常はジ
ヒドロ体15〜35重量%、デヒドロアビエチン酸85
〜65重量%となる。また、得られるロジンエステルの
過酸化物価は通常1以下となる。
【0021】本発明の方法でえられたロジンエステル
は、その外観がほとんど無色に近い色調をしており、し
かも加熱時の臭気、安定、相溶性等の諸性能に優れてい
るため、感圧性接着剤またはホットメルト接着剤用のタ
ッキファイヤー、ゴム類や各種プラスチック類の改質
剤、トラフィックッペイント用原材料、チューインガム
基材、インキ・塗料の改質剤等として好適に使用でき、
これら用途における最終製品の商品価値を向上しうる。
【0022】
【発明の効果】本発明により、従来公知のロジンエステ
ルに比較して色調、臭気、安定性等の諸性能を顕著に改
良したロジンエステルを比較的廉価に提供しうる。
【0023】
【実施例】以下、実施例及び比較例をあげて本発明方法
を更に詳しく説明するが、本発明がこれらに限定されな
いことはもとよりである。
【0024】実施例1 (1)不均化反応 酸価172、軟化点75℃、色調ガードナー6の未精製
中国産ガムロジン1000gに触媒として5%パラジウ
ムカーボン0.3gを加え、窒素シール下、280℃で
4時間撹拌して不均化反応を行ない、酸価157、軟化
点77℃、色調ガードナー8の不均化ロジンをえた。 (2)精製 前記不均化ロジンを窒素シール下に3mmHgの減圧下
で蒸留し、えられた主留を精製不均化ロジンとした。
【0025】
【表1】
【0026】(3)エステル化 前記蒸留でえられた酸価178、軟化点83℃、色調ガ
ードナー4の精製不均化ロジン500gを1リットルの
フラスコに取り、窒素シール下に180℃に昇温し、溶
融撹拌下に200℃でグリセリン60gを加えたのち2
80℃まで昇温し、同温度で12時間エステル化反応を
行ない、酸価3.4、軟化点99℃、色調ガードナー5
の精製不均化ロジンエステル515gをえた。
【0027】(4)脱水素化 前記(3)でえられた精製不均化ロジンエステル200
gと5%パラジウムカーボン1gを1リットル振とう式
オートクレーブに仕込み、系内の酸素を除去した後、系
内を水素にて0.5Kg/cm2 に加圧し270℃まで
昇温し、同温度で3時間脱水素化反応を行ない、酸価
8.5、軟化点99℃、色調ガードナー1以下(ハーゼ
ンカラー150)のロジンエステル197gをえた。
【0028】実施例2 (1)実施例1の(2)でえた精製不均化ロジン500
gを1リットルのフラスコに取り、窒素シール下に18
0℃に昇温し、溶融撹拌下に200℃でグリセリン43
g及びジエチレングリコール33gを加えたのち270
℃まで昇温し、同温度で12時間エステル化反応を行な
い、酸価3.7、軟化点75℃、色調ガードナー5の精
製不均化ロジンエステル517gをえた。 (2)実施例2の(1)でえた精製不均化ロジン200
gと5%パラジウムカーボン1gを1リットルの振とう
式オートクレーブに仕込み、実施例1の(4)と同様の
条件で脱水素化反応を行ない、酸価7.6、軟化点74
℃、色調ガードナー1以下(ハーゼンカラー120)の
ロジンエステル198gをえた。
【0029】実施例3 (1)実施例1の(2)でえた精製不均化ロジン500
gを1リットルのフラスコに取り、窒素シール下に18
0℃に昇温し、溶融撹拌下に200℃でジグリセリン7
9gを加えたのち280℃まで昇温し、同温度で13時
間エステル化反応を行ない、酸価5.5、軟化点103
℃、色調ガードナー7の精製不均化ロジンエステル51
7gをえた。 (2)実施例3の(1)でえた精製不均化ロジン200
gと5%パラジウムカーボン1gを1リットルの振とう
式オートクレーブに仕込み、実施例1の(4)と同様の
条件で脱水素化反応を行ない、酸価9.8、軟化点10
4℃、色調ガードナー1以下(ハーゼンカラー170)
のロジンエステル198gをえた。
【0030】比較例1 実施例1の(1)でえた未精製不均化ロジンを実施例1
の(3)と同様にしてエステル化反応を行ない、酸価
4.5、軟化点93℃、色調ガードナー10の未精製不
均化ロジンエステル505gをえた。ついで該未精製不
均化ロジンエステルを実施例1の(4)と同様にして脱
水素化反応を行ない、酸価8.5、軟化点95℃、色調
ガードナー7のロジンエステル197gをえた。
【0031】諸性能の測定方法は以下の通りである。結
果は表2および表3に示す。 (過酸化物価)日本油脂化学協会の基準油脂分析試験法
(2・4・12−86)に準拠。 (ロジンエステル中の樹脂酸組成)脱水素化反応前後の
各ロジンエステルを加水分解し、該加水分解物をAST
MD3008−82に準拠してガスクロマトグラフィー
測定した。 (加熱安定性)内径1.5cm、高さ15cmの試験管
にサンプル10gを入れ、蓋をしないまま200℃の循
風乾燥器に静置して経時による色調(ガ−ドナ−)の変
化を観察した。 (耐候性)60〜100メッシュの粒度に揃えた樹脂
2.0gを内径5.6cm、高さ1cmの軟膏缶に入
れ、400W水銀灯を40cmの距離から15時間照射
したときの重量増加(酸素吸収量)及び色調(ガ−ドナ
−)の変化を観察した。尚、色調は50%トルエン溶液
中での評価による。
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】該脱水素化反応条件も、特に制限はされず
通常の条件を採用できる。例えば該ロジンエステルを脱
水素化触媒の存在下、密閉容器中で水素初圧が10Kg
/cm未満、好ましくは5Kg/cm未満、反応温
度が100〜300℃、好ましくは200〜280℃の
範囲で加熱すればよい。脱水素化反応であるため実質的
には水素は不必要であるが、前記のように生成水素を過
酸化物の還元に利用する意図から、水素初圧を10Kg
/cm未満としたものであり、生成水素の自圧によ
り、または若干水素を外部より供給することにより圧力
調整すれば良い。上記脱水素化触媒としては特に制限な
く各種公知のものが使用できるが、好ましくはパラジウ
ム系、ロジウム系、白金系の触媒を例示できる。該触媒
は通常シリカ、アルミナ、カーボンなどの担体に担持し
て使用される。また該触媒の使用量(金属量換算)はロ
ジンエステルに対して通常0.01〜5重量%程度、好
ましくは0.1〜3重量%とされる。なお、脱水素化反
応に際しては、シクロヘキサノン、デカリン等の脂環族
炭化水素や、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素等
の溶媒を適宜使用することもできる。
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】該脱水素化反応条件も、特に制限はされず
通常の条件を採用できる。例えば該ロジンエステルを脱
水素化触媒の存在下、密閉容器中で水素初圧が10Kg
/cm未満、好ましくは5Kg/cm未満、反応温
度が100〜300℃、好ましくは200〜280℃の
範囲で加熱すればよい。脱水素化反応であるため実質的
には水素は不必要であるが、前記のように生成水素を過
酸化物の還元に利用する意図から、水素初圧を10Kg
/cm未満としたものであり、生成水素の自圧によ
り、または若干水素を外部より供給することにより圧力
調整すれば良い。上記脱水素化触媒としては特に制限な
く各種公知のものが使用できるが、好ましくはパラジウ
ム系、ロジウム系、白金系の触媒を例示できる。該触媒
は通常シリカ、アルミナ、カーボンなどの担体に担持し
て使用される。また該触媒の使用量(金属量換算)はロ
ジンエステルに対して通常0.01〜5重量%程度、好
ましくは0.1〜3重量%とされる。なお、脱水素化反
応に際しては、シクロヘキサン、デカリン等の脂環族炭
化水素や、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素等の
溶媒を適宜使用することもできる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不均化ロジンの精製物をアルコールとエ
    ステル化反応させ、ついで脱水素化反応させることを特
    徴とするロジンエステルの製造法。
  2. 【請求項2】 脱水素化反応触媒がパラジウム、ロジウ
    ムまたは白金系触媒である請求項1のロジンエステルの
    製造法。
  3. 【請求項3】 脱水素化反応において、反応圧力が10
    Kg/cm2 未満である請求項1のロジンエステルの製
    造法。
  4. 【請求項4】 脱水素化反応後のロジンエステルにおけ
    る樹脂酸組成が、ジヒドロ体15〜35重量%、デヒド
    ロアビエチン酸85〜65重量%である請求項1のロジ
    ンエステルの製造法。
JP35600091A 1991-12-21 1991-12-21 ロジンエステルの製造法 Expired - Lifetime JP2795018B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35600091A JP2795018B2 (ja) 1991-12-21 1991-12-21 ロジンエステルの製造法
EP93900394A EP0572680B1 (en) 1991-12-21 1992-12-17 Process for producing rosin ester and colorless rosin
DE69220045T DE69220045T2 (de) 1991-12-21 1992-12-17 Verfahren zur herstellung von kolophoniumester und farblosem kolophonium
US08/107,685 US5387669A (en) 1991-12-21 1992-12-17 Process for preparing rosin ester and colorless rosin
PCT/JP1992/001653 WO1993013180A1 (fr) 1991-12-21 1992-12-17 Procede d'obtention d'esters de colophane et de colophane incolore
US08/280,510 US5395920A (en) 1991-12-21 1994-07-26 Process for preparing rosin and colorless rosin comprising disproportionation and dehydrogenation

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35600091A JP2795018B2 (ja) 1991-12-21 1991-12-21 ロジンエステルの製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05171112A true JPH05171112A (ja) 1993-07-09
JP2795018B2 JP2795018B2 (ja) 1998-09-10

Family

ID=18446818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35600091A Expired - Lifetime JP2795018B2 (ja) 1991-12-21 1991-12-21 ロジンエステルの製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2795018B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103627326A (zh) * 2013-11-28 2014-03-12 普洱科茂林化有限公司 一种松香酯的制备方法
CN104371547A (zh) * 2014-11-05 2015-02-25 广东科茂林产化工股份有限公司 一种松香酯的制备方法
JP2016538352A (ja) * 2013-09-27 2016-12-08 アリゾナ・ケミカル・カンパニー・エルエルシー ロジンエステル及びその組成物
JP2018009153A (ja) * 2016-06-16 2018-01-18 荒川化学工業株式会社 粘着付与樹脂、粘着付与樹脂エマルジョン、水系接着剤組成物、ポリクロロプレンラテックス系接着剤組成物
WO2018074273A1 (ja) * 2016-10-17 2018-04-26 荒川化学工業株式会社 複合プラスチック成形物
CN112521862A (zh) * 2020-12-14 2021-03-19 广东科茂林产化工股份有限公司 一种丙烯酸酯压敏胶用松香树脂及其制备方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101868052B1 (ko) * 2016-05-09 2018-06-18 주식회사 엘에스켐코리아 로진 에스테르 조성물의 제조 방법, 로진 에스테르 조성물 및 상기 로진 에스테르 조성물을 포함한 화장품용 조성물

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016538352A (ja) * 2013-09-27 2016-12-08 アリゾナ・ケミカル・カンパニー・エルエルシー ロジンエステル及びその組成物
CN103627326A (zh) * 2013-11-28 2014-03-12 普洱科茂林化有限公司 一种松香酯的制备方法
CN104371547A (zh) * 2014-11-05 2015-02-25 广东科茂林产化工股份有限公司 一种松香酯的制备方法
CN104371547B (zh) * 2014-11-05 2016-08-17 广东科茂林产化工股份有限公司 一种松香酯的制备方法
JP2018009153A (ja) * 2016-06-16 2018-01-18 荒川化学工業株式会社 粘着付与樹脂、粘着付与樹脂エマルジョン、水系接着剤組成物、ポリクロロプレンラテックス系接着剤組成物
WO2018074273A1 (ja) * 2016-10-17 2018-04-26 荒川化学工業株式会社 複合プラスチック成形物
CN109844034A (zh) * 2016-10-17 2019-06-04 荒川化学工业株式会社 复合塑料成形物
CN109844034B (zh) * 2016-10-17 2021-07-27 荒川化学工业株式会社 复合塑料成形物
CN112521862A (zh) * 2020-12-14 2021-03-19 广东科茂林产化工股份有限公司 一种丙烯酸酯压敏胶用松香树脂及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2795018B2 (ja) 1998-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2539811B2 (ja) ロジンエステルの製造法
US5387669A (en) Process for preparing rosin ester and colorless rosin
JP3371982B2 (ja) 無色ロジンの製造法
JP2666651B2 (ja) 無色ロジン誘導体およびその製造法
EP2749614B1 (en) Method for purification of rosin
JP2795018B2 (ja) ロジンエステルの製造法
JP3371985B2 (ja) 無色ロジンエステルの製造法
US4906733A (en) Process for preparing colorless rosin
JP2539851B2 (ja) 無色ロジンの製造法
JP2790404B2 (ja) 水素添加ロジンの製造方法
JP3371972B2 (ja) ロジンエステルの製造法
JP2953187B2 (ja) 無色ロジンの製造法
JPH0586333A (ja) 無色ロジンエステル誘導体およびその製造法
JP2001316330A (ja) 無色ロジンエステルの製造法
JP2980009B2 (ja) ロジン誘導体およびその製造方法
JPH0264182A (ja) ロジンエステルの製造方法
JPH05271621A (ja) 無色ロジンの製造法
JPH072935B2 (ja) 無色ロジン係化合物の製造法
JPH08277364A (ja) 安定化ロジン金属塩と安定化ロジンエステルからなる淡色混合物の製造法
JPH08231927A (ja) 無色ロジンの製造法
JPH0362191B2 (ja)
JPH08170053A (ja) 淡色ロジン金属塩の製造法
JP3922470B2 (ja) 淡色ロジン金属塩の製造方法
JPH08311409A (ja) ロジン樹脂の色調安定性の改良方法
JPH08253688A (ja) 安定化ロジン金属塩と安定化ロジンエステルからなる淡色混合物の製造法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090626

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090626

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090626

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100626

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100626

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110626

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110626

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120626

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120626

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120626

Year of fee payment: 14