JPH051724Y2 - - Google Patents

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JPH051724Y2
JPH051724Y2 JP1985190957U JP19095785U JPH051724Y2 JP H051724 Y2 JPH051724 Y2 JP H051724Y2 JP 1985190957 U JP1985190957 U JP 1985190957U JP 19095785 U JP19095785 U JP 19095785U JP H051724 Y2 JPH051724 Y2 JP H051724Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) この考案は、自動変速機の変速制御装置に係
り、特に、変速制御の油圧回路を簡略化し、かつ
制御性能の向上を図るための改良を施した自動変
速機の変速制御装置に関する。 (従来の技術) 従来の自動変速機の変速制御装置としては、例
えば、日産自動車株式会社発行(昭和57年11月)
のL4N71B型およびE4N71B型整備要領書に記載
されているようなものがある。これは、補助変速
装置を構成する複数の油圧式摩擦要素の締結/解
放を、多数のバルブを用いた油圧回路によつて制
御することで変速レンジの切換えを行うものであ
り、油圧回路が複雑になるという問題があつた。 これに対し、本願出願人は、先に、実開昭61−
89544号において、ロータリーバルブを用いるこ
とで、複数の油圧式摩擦要素の締結/解放を、こ
のロータリーバルブひとつで切換えるようにした
ものを提案している。これによれば、油圧回路を
大幅に簡略化できる。 (考案が解決しようとする課題) しかしながら、変速用の油圧式摩擦要素の締
結/解放を、全てひとつのロータリバルブで行お
うとすると、ロータリーバルブの切換えステツプ
(スプールの回転角度により、油路の切換えが行
われ、1回の回転角度を切換えステツプと言う)
の数が増えて、ロータリーバルブが大型化してし
まうし、これにより、ロータリーバルブの駆動モ
ータの出力も大きくしなければならないので、モ
ータも大型化してしまう。 また、ロータリーバルブを小型にしようとする
と、ポート間隔が狭くなり、シール長が不足し
て、バルブブリーク量の増大を招くことになり、
これも好ましくない。 本考案は、どのみちロツクアツプクラツチの締
結、解放制御はロータリーバルブから切り離して
独立にソレノイド式ロツクアツプ制御弁で行なう
必要があり、又ロツクアツプを行なうことのない
レンジ(例えば発進用の1速レンジや、後退レン
ジ)で締結、解放制御すべき或る摩擦要素は、当
該レンジでロツクアツプ制御弁のソレノイドが遊
んでいるため、ロータリーバルブによらずこれに
より締結、解放制御し得るとの観点から、この着
想を具体化してロータリーバルブの切換ステツプ
数の減少を実現することにより、上述の問題を解
消することを目的とする。 (課題を解決するための手段) この目的のため本考案は、トルクコンバータに
ロツクアツプクラツチを具えた自動変速機の制御
を行なう変速制御装置において、 前記摩擦要素のうち、ロツクアツプクラツチが
締結されないレンジ内で締結、解放制御されるべ
き或る摩擦要素を除く、他の複数の摩擦要素を締
結、解放制御すると共に、ロツクアツプクラツチ
の締結が可能なレンジでロツクアツプ要求レンジ
圧を出力するロータリーバルブと、 ロツクアツプソレノイドが発生するロツクアツ
プソレノイド圧により、ロツクアツプクラツチ締
結可能位置へ切り換わるロツクアツプ制御弁と、 前記ロツクアツプソレノイド圧を一方向に受け
て第1位置になり、この位置で前記或る摩擦要素
を締結すると共に、前記ロツクアツプ制御弁のロ
ツクアツプクラツチ締結用ポートをロツクアツプ
クラツチ開放用の回路に切り換え接続し、前記ロ
ツクアツプ要求レンジ圧を他方向に受ける時、前
記ロツクアツプソレノイド圧の存否に関係なく第
2位置になつて、前記或る摩擦要素を開放すると
共に、前記ロツクアツプ制御弁のロツクアツプク
ラツチ締結用ポートをロツクアツプクラツチ締結
用の回路に切り換え接続する油路切換弁とを設け
て構成したものである。 (作用) ロータリーバルブは前記他の複数の摩擦要素を
選択的に締結して対応する伝動経路、つまり変速
段を選択させることができる。 一方、ロツクアツプクラツチの締結、解放はロ
ータリーバルブと切り離して、ロツクアツプソレ
ノイドによりロツクアツプ制御弁を介して制御さ
れる。 ところで、ロツクアツプクラツチが締結されな
いレンジ内で締結、解放制御すべき前記或る摩擦
要素は、当該レンジでは遊んでいるロツクアツプ
ソレノイドにより油路切換弁を介して締結、解放
する。このため、当該或る摩擦要素を締結、解放
制御する専用の回転位置をロータリーバルブに設
定する必要がなくなり、ロータリーバルブのポー
ト間シール長を十分にとつてもロータリーバルブ
をその駆動モータも含めて小型化することができ
る。 なお、ロツクアツプクラツチの締結が可能なレ
ンジではロータリーバルブからのロツクアツプ要
求レンジ圧で油路切換弁が第1位置にロツクされ
るから、通常のロツクアツプ制御に支障をきたす
ことはない。 (実施例) 第3図は、本考案の一実施例装置によつて制御
される自動変速機の一例を示すスケルトン図であ
る。 この自動変速機1000は、トルクコンバータ
900と、2列の遊星歯車910,920と、変
速用の油圧式摩擦要素として、ロークラツチCL、
ハイクラツチCH、リバースクラツチCR、ロー・
リバースクラツチCLR、バンドブレーキBを備え、
さらに、ワンウエイクラツチSおよび、ロツクア
ツプ動作を行うためのロツクアツプクラツチCLU
を具備している。 そして、上記摩擦要素の締結/解放の組合わせ
を切換えることで変速段の切換えがなされる。こ
の摩擦要素の締結/解放と変速レンジとの関係
は、表1に示すようになる。
【表】 表1において、「N」はニユートラルレンジ、
「P」はパーキングレンジ、「D1」〜「D4」はド
ライブレンジにおける「1速」〜4速」、「1」は
1速固定レンジ、「R」はリバースレンジを示し、
「○」は締結状態、「×」は解放状態を表す。 そして、これらの摩擦要素の締結/解放の制御
は、第1図に示す制御装置100によつて行われ
る。 この制御装置100は、ロータリーバルブ20
0と、油路切換弁300と、ロツクアツプ制御弁
500と、減圧弁600と、流量制御弁700
と、リリーフ弁800とをバルブホデイ400に
1体に収容したものである。第2図に、この制御
装置100を第1図中下方から見た状態を示す。 ロータリーバルブ200は、上記複数の摩擦要
素のうち、ハイクラツクCH、ロークラツチCL、
バンドブレーキB、リバースクラツチCRに通ず
る複数のポートを有する回転スプール201を備
えている。この回転スプール201は、シヤフト
202に連結されたステツプモータ101によつ
て回転される。 ステツプモータ101は、コントローラ200
0によつて、変速レンジに対応した回転角度にシ
ヤフト202を回転させるように制御される。こ
のステツプモータ101の回転角度の制御には、
シヤフト202の回転角度を検出する回転角度セ
ンサ110の検出信号をフイードバツク信号とし
て用いる。 ロツクアツプ制御弁500は、ロツクアツプソ
レノイド(ソレノイドバルブ102のON・OFF
制御により、トルクコンバータ900のロツクア
ツプ室内圧力を変化させることで、ロツクアツプ
クラツチCLUの締結/解放を行わせる。ロツクア
ツプソレノイド102は、コントローラ2000
により、ON・OFF制御がなされる。 リリーフ弁800は、比例ソレノイド103に
与えられる電流値の調整によつて、任意の設定圧
力を発生するもので、オイルポンプ930の吐出
圧を適性値に調整する。 流量制御弁700は、オリフイス940の前後
の差圧に応じてオイルポンプ930の偏心量を調
整し、常に、一定量以下の吐出流量に制限してい
る。 減圧弁600は、トルクコンバータ室内圧力を
ライン圧より低い一定圧に調節して供給するため
のものである。 油路切換弁300は、ロー・リバースクラツチ
CLRの締結/解放の動作にロツクアツプソレノイ
ド102を関与させるためのものである。 上記ロータリーバルブ200の回転スプール2
01は、第1図に示すように、バルブボデイ40
0に圧入されたカラー401の内部に、液密に摺
動回転可能な状態で収容されている。 回転スプール201は、6通りの断面形状を有
しており、各々の断面形状の異なる部分で、異な
るバルブ(ポートバルブの一種)を形成してい
る。これら6つのバルブを、第1図中の上から、
第1バルブ210、第2バルブ220、第3バル
ブ230、第4バルブ240、第5バルブ25
0、第6バルブ260とする。 これらの第1〜第6バルブ210〜260の断
面図を第4図〜第9図に示す。 各バルブ210〜260の中心、すなわち、回
転スプール201の中心には、第1バルブ210
から第6バルブ260に達するようなライン圧導
入用の貫通孔270が形成されている。 また、第1〜第5バルブの間で、貫通孔270
を挟んで対称となる位置に、2つのドレン孔28
0,281が形成されている。このドレン孔28
0,281は、回転スプール201の第1バルブ
側端面に開口し、バルブボデイ外へドレンするよ
うになつている。 さらに、第5バルブと第6バルブの間には、上
記ドレン孔280,281を結ぶ直線と直交する
直線上で貫通孔270を挟んで対称の位置に2つ
の連通孔282,283が形成されている。 第1バルブ210は、第4図に示すように、ド
レン孔280,281に連通する切欠溝211,
212と、貫通孔270に連通する切欠溝21
3,214が、中心に対して対称となるように形
成されている。これら切欠溝211〜214は、
それぞれ、ベーン215a〜215dで区画され
ている。 第2バルブ220は、第5図に示すように、ド
レン孔280,281に連通する切欠溝221,
222と、貫通孔270に連通する切欠溝22
3,224が中心に対して対称となるように形成
されている。これら切欠溝221〜224は、そ
れぞれ、ベーン225a〜225dで区画されて
いる。 第3バルブ230は、第6図に示すように、全
周囲に切欠溝231が形成されており、この切欠
溝231は、貫通孔270のみに連通している。 第4バルブ240は、第7図に示すように、ド
レン孔280,281に連通する切欠溝241,
242と、貫通孔270に連通する切欠溝24
3,244とは、ベーン245a〜245dで区
画されている。 第5バルブ250は、第8図に示すように、ド
レン孔280,281に連通する切欠溝251,
252と、連通孔282,283に連通するポー
ト253,254と、貫通孔270に連通するポ
ート255〜258が形成されている。これらの
切欠溝251,252およびポート253〜25
8は、ベーン259a〜259hで区画されてい
る。 第6バルブは、第9図に示すように、連通孔2
82,283に連通する切欠溝261,262
と、貫通孔270に連通するポート263,26
4とが形成されている。これらの切欠溝261,
262とポート263,264は、ベーン265
a〜265dで区画されている。 そして、第1バルブ210のカラー401との
摺接面には、ハイクラツチCHに通じるポート4
10が開口している。このポート410は、第4
図に示すように、バルブボデイ400内で2路に
分岐して、回転スプール201の直径方向で対向
する位置に開口している。 同様にして、第2バルブ220には、ロークラ
ツチCLに通じるポート411、第3バルブ23
0には、油路450と油路切換弁300に通じる
ポート412、第4バルブ240には、油路切換
弁300に通じるポート413、第5バルブ25
0には、バンドブレーキBに通じるポート41
4、第6バルブ260には、リバースクラツチ
CRに通じるポート415が開口している。これ
らのポート411〜415の開口位置は、二本の
平行直線上に位置するように設定されている。 ステツプモータ101は、コントローラ200
0の制御により、30°毎に停止位置が設定されて
おり、この停止位置を切換えることで、ロータリ
ーバルブ200の回転スプール201の各バルブ
210〜260の切欠溝およびポートの位置が変
化し、上記摩擦要素の締結/解放の組合わせを切
換えることができる。 以下、このロータリーバルブ200の切換え動
作を、各摩擦要素の制御動作とともに説明する。 今、第4図〜第9図に示すように、2つのドレ
ン孔280,281の中心を結ぶ直線を「A位
置」とし、このA位置から時計回りに30°ずつ回
転した位置を順次「B位置」、「C位置」、「D位
置」、「E位置」、「F位置」とする。 変速レンジをニユートラル「N」、あるいはパ
ーキング「P」にする場合には、コントローラ2
000による制御により、ステツプモータ101
が駆動されて、各ポート410〜415がA位置
で開口するように回転スプール201が位置決め
される。 この状態では、各摩擦要素CH,CL,B,CRへ
の供給圧は、何れもドレン圧となつて、解放状態
になる。これは、表1の論理を満足する。 この「N」レンジあるいは「P」レンジでは、
ロツクアツプ動作は不要であるため、ロツクアツ
プソレノイド102は、コントローラ2000に
よる制御によつて、OFF状態にされる。 これにより、ロツクアツプ制御弁500のポー
ト501はドレン圧となるので、このポート50
1に連通する油路切換弁300のポート301も
ドレン圧になる。 従つて、油路切換弁300は、リターンスプリ
ング310のセツト荷重により、第1図中の右半
位置に示す状態になる。これにより、ポート30
2はドレンポート303と連通する。 ポート302は、ロー・リバースクラツチCLR
に連通しているので、ロー・リバースクラツチ
CLRも解放状態になる。 また、ロツクアツプ制御弁500は、リターン
スプリング510のセツト荷重により、第1図中
の左半位置に示す状態になる。これにより、トル
クコンバータin圧を導くポート502と、ロツク
アツプピストン室CLURに連通するポート503と
が互いに連通するため、ロツクアツプクラツチ
CLUは解放状態になる。 次に、変速レンジ「D1」レンジにする場合に
は、各ポート410〜415がB位置で開口する
ように、回転スプール201を回転位置決めす
る。 この状態では、ロー・クラツチCLにはライン
圧が供給されて締結がなされ、ハイクラツチCH
とバンドブレーキBとリバースクラツチCRへの
供給圧はドレン圧となつて解放状態となる。 また、油路切換弁300とロツクアツプ制御弁
500は、上記「N」、「P」レンジの場合と同一
の状態にあるため、ロー・リバースクラツチCLR
およびロツクアツプクラツチCLUは、共に解放状
態となる。 次に、変速レンジを「D2」レンジする場合に
は、各ポート410〜415がC位置で開口する
ように、回転スプール201を回転位置決めす
る。 この状態では、ロークラツチCLとバンドブレ
ーキBにライン圧が供給されて締結がなされ、ハ
イクラツチCHとリバースクラツチCRへの供給圧
はドレン圧となつて解放状態となる。 また、ポート413に連通する油路切換弁30
0のポート304にもライン圧が供給される。 この状態でロツクアツプソレノイド102が
OFFであれば、油路切換弁300とロツクアツ
プ制御弁500は、上記「N」、「P」レンジのと
きと同じ状態になるため、ロー・リバースクラツ
チCLRとロツクアツプクラツチCLUは解放状態にな
る。 また、ロツクアツプソレノイド102がONで
あれば、ポート501およびポート301はライ
ン圧となる。このときポート304もライン圧で
あるため、やはり、リターンスプリング310の
セツト荷重により、油路切換弁300は、第1図
の右半位置に示す状態にある。 一方、ロツクアツプ制御弁500は、リターン
スプリング510のセツト荷重に抗して押し下げ
られ、第1図中の右半位置に示す状態となる。こ
れにより、ロツクアツプピストン室CLURに連通す
るポート503はポート504と連通する。この
ポート504は、油路切換弁300のポート30
5に連通しており、今、このポート305はドレ
ンポート306と連通しているので、ロツクアツ
プピストン室CLURの作動油圧はドレンされて、ロ
ツクアツプクラツチCLUは締結される。(ロツクア
ツプ動作が行われる)。 従つて、このD2レンジでは、ロツクアツプソ
レノイド102のON・OFFは、ロツクアツプク
ラツチCLU締結/解放の動作にのみ関与すること
になる。 次に、変速レンジを「D3」レンジにする場合
には、各ポート410〜415がD位置で開口す
るように、回転スプール201を回転位置決めす
る。 この状態では、ハイクラツチCHとロークラツ
チCLにライン圧が供給されて締結がなされ、リ
バースクラツチCRとバンドブレーキBへの供給
圧がドレン圧となつて解放状態となる。 また、ポート413と連通する油路切換弁30
0のポート304にもライン圧が供給される。こ
のため、油路切換弁300は、ポート301に加
わる圧力がライン圧であつてもドレン圧であつて
も(すなわち、ロツクアツプソレノイド102の
ON・OFFに拘らず)リターンスプリング310
のセツト荷重により、上方に押上げられ、第1図
中の右半位置に示す状態に保持される。 これにより、ポート302は、ドレン圧とな
り、ロー・リバースクラツチCLRは解放状態とな
る。 一方、ロツクアツプ制御弁500は、ロツクア
ツプソレノイド102をOFFにすれば、ポート
501はドレン圧となり、リターンスプリング5
10の設定荷重により上方へ押上げられ、第1図
中の左半位置に示す状態になる。これにより、ト
ルクコンバータin901に連通するポート502
と、ロツクアツプピストン室CLURに連通するポー
ト503が連通してロツクアツプクラツチCLUは
解放状態になる。また、ロツクアツプソレノイド
102をONにすれば、ポート501はライン圧
となり、ロツクアツプ制御弁500は、リターン
スプリング510に抗して下降し、第1図中の右
半位置に示す状態になる。これにより、ポート5
03とポート504が連通し、ポート504が油
路切換弁300のドレン圧となつているポート3
05に連通していることから、ロツクアツプクラ
ツチCLUは、締結状態になる。 次に、変速レンジを「D4」レンジにする場合
には、各ポート410〜415がE位置で開口す
るように、回転スプール201を回転位置決めす
る。 この状態では、ハイクラツチCHとバンドブレ
ーキBへライン圧が供給されて締結がなされ、ロ
ークラツチCLとリバースクラツチCRへの供給圧
がドレン圧となつて解放状態になる。 また、ポート413もライン圧になつているの
で、前記「D3」レンジの場合と同様に、ロー・
リバースクラツチCLRは、ロツクアツプソレノイ
ド102のON・OFFに拘らず解放状態に保持さ
れる。 そして、ロツクアツプクラツチCLUは、ロツク
アツプソレノイド102のON・OFFによつて、
締結/解放の切換えが行なえる状態になつてい
る。 次に、変速レンジを「R」レンジにする場合に
は、各ポート410〜415がF位置で開口する
ように、回転スプール201を回転位置決めする
とともに、ロツクアツプソレノイド102をON
にする。 この状態では、ハイクラツチCHとロークラツ
チCLおよびバンドブレーキBへの供給圧がドレ
ン圧となつて解放され、リバースクラツチCRに
はライン圧が供給されて締結状態になる。 また、ポート413はドレン圧となるため、油
路切換弁300は、リターンスプリング310に
抗して下方へ押されて第1図中の左半位置に示す
状態となる。これにより、ロー・リバースクラツ
チCLRに連通するポート302がポート307と
連通し、このポート307は、ライン圧が導かれ
ているポート412と連通しているので、ロー・
リバースクラツチ弁CLRにはライン圧が供給され
て締結がなされる。 一方、ロツクアツプソレノイド102がONの
ときには、ロツクアツプ制御弁500は、第1図
中の右半位置に示す状態となり、ロツクアツプピ
ストン室CLURに連通するポート503はポート5
04と連通し、さらに、このポート504は、油
路切換弁300のポート305を介してポート3
08に通じている。このポート308にはトルク
コンバータin圧が導かれているため、ロツクアツ
プクラツチCLUは解放状態に保持される。 従つて、この「R」レンジの場合には、ロツク
アツプソレノイド102のON・OFF動作は、ロ
ツクアツプクラツチCLUの締結/解放の動作には
関与せず、ロー・リバースクラツチCLRの締結/
解放の動作に関与することになる。 次に、変速レンジを「1」レンジにする場合に
は、各ポート401〜415がB位置で開口する
ように、回転スプール201を回転位置決めす
る。これは、「D1」レンジの場合と同じ位置であ
る。但し、この「1」レンジの場合は、ロツクア
ツプソレノイド102をONにすることが「D1」
レンジの場合とは異なる。 ロツクアツプソレノイド102がONにされる
ことで、上記「R」レンジで説明したように、ロ
ー・リバースクラツチCLRが締結され、ロツクア
ツプクラツチCLUは解放される。 上記ロー・リバースクラツチCLRの締結/解放
は、上記ポート410〜415がB位置で開口し
ているときの補助変速装置において、エンジンブ
レーキの作動/非作動を決定する要因となつてい
る。 従つて、「D1」レンジでは、エンジンブレーキ
は効かない状態になり、「1」レンジでは、エン
ジンブレーキが効く状態になる。 また、このことから、「D1」レンジと「1」レ
ンジにおいても、ロツクアツプソレノイド102
のON・OFF動作は、ロツクアツプクラツチCLU
の締結/解放の動作には関与せず、ロー・リバー
スクラツチCLRの締結/解放の動作に関与してい
ることになる。 このように、本実施例では、1つのロータリー
バルブ200を用いて、変速レンジの切換えを行
うとともに、所定の変速レンジ、すなわち
「D1」、「1」、「R」の各レンジにおいては、ロ
ー・リバースクラツチCLRの締結/解放をロツク
アツプソレノイド102のON・OFFにより行う
ようにしたことで、ロータリーバルブ200でロ
ー・リバースクラツチCLRの結合/解放を行う必
要がなくなる。 また、「D1」、「1」、「R」の各レンジでは、ロ
ツクアツプ動作は不要(低速走行のため)である
ため、従来のロツクアツプ式自動変速機では、ロ
ツクアツプソレノイド102は、OFFのままで
あつた。これに対し、本実施例は、この遊んでい
る状態のロツクアツプソレノイド102を、有効
に利用することで、ローリバースクラツチCLRの
締結/解放を行うことができる。 さらに、油圧回路を大幅に簡略化できるため、
第1図および第2図に現れているように、制御装
置全体を小型のユニツトに収容することができ
る。 又、「1」レンジをロータリーバルブ200の
D1レンジB位置とロツクアツプソレノイド10
2とで達成し得るため、ロータリーバルブに
「1」レンジ専用の回転位置を設定する必要がな
く、その分ロータリーバルブを駆動モータ101
と共に小型化することができる。 (考案の効果) 以上説明したように本考案は、 ロツクアツプクラツチを具えた自動変速機の変
速を行う油圧式摩擦要素のうち、ロツクアツプク
ラツチが締結がされないレンジ内で締結、解放制
御されるべき或る摩擦要素(図示例ではロー・リ
バースクラツチCLR)を除く、他の複数の摩擦要
素の締結、解放を、上記のようなロータリーバル
ブを用いて行うが、 上記或る摩擦要素の締結、解放を、当該レンジ
では遊んでいるロツクアツプソレノイドにより行
なうようにしたことで、 ロータリーバルブに上記或る摩擦要素のための
専用の回転位置(図示例では「1」レンジ位置)
を設定する必要がなく、ロータリーバルブ及びそ
の駆動モータを小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成を示す断面
図、第2図はその底面図、第3図は同実施例によ
つて制御される自動変速機の一例を示すスケルト
ン図、第4図〜第9図は第1図中のロータリーバ
ルブの回転スプールに形成された6種のバルブの
形状を示す断面図である。 100……制御装置、101……ステツプモー
タ、102……ロツクアツプソレノイド(ソレノ
イドバルブ)、200……ロータリーバルブ、2
01……回転スプール、210……第1バルブ、
220……第2バルブ、230……第3バルブ、
240……第4バルブ、250……第5バルブ、
260……第6バルブ、300……油路切換弁、
500……ロツクアツプ制御弁、1000……自
動変速機、2000……コントローラ(ソレノイ
ドバルブコントローラおよびモータコントロー
ラ)、CLU……ロツクアツプクラツチ、CHハイク
ラツチ、CL……ロークラツチ、CR……リバース
クラツチ、B……バンドブレーキ、CLR……ロ
ー・リバースクラツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 トルクコンバータにロツクアツプクラツチを具
    えた自動変速機の制御を行なう変速制御装置にお
    いて、 前記摩擦要素のうち、ロツクアツプクラツチが
    締結されないレンジ内で締結、解放制御されるべ
    き或る摩擦要素を除く、他の複数の摩擦要素を締
    結、解放制御すると共に、ロツクアツプクラツチ
    の締結が可能なレンジでロツクアツプ要求レンジ
    圧を出力するロータリーバルブと、 ロツクアツプソレノイドが発生するロツクアツ
    プソレノイド圧により、ロツクアツプクラツチ締
    結可能位置へ切り換わるロツクアツプ制御弁と、 前記ロツクアツプソレノイド圧を一方向に受け
    て第1位置になり、この位置で前記或る摩擦要素
    を締結すると共に、前記ロツクアツプ制御弁のロ
    ツクアツプクラツチ締結用ポートをロツクアツプ
    クラツチ開放用の回路に切り換え接続し、前記ロ
    ツクアツプ要求レンジ圧を他方向に受ける時、前
    記ロツクアツプソレノイド圧の存否に関係なく第
    2位置になつて、前記或る摩擦要素を開放すると
    共に、前記ロツクアツプ制御弁のロツクアツプク
    ラツチ締結用ポートをロツクアツプクラツチ締結
    用の回路に切り換え接続する油路切換弁と を設けたことを特徴とする自動変速機の変速制御
    装置。
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