JPH05172883A - マイクロ波センサ - Google Patents
マイクロ波センサInfo
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- JPH05172883A JPH05172883A JP3357057A JP35705791A JPH05172883A JP H05172883 A JPH05172883 A JP H05172883A JP 3357057 A JP3357057 A JP 3357057A JP 35705791 A JP35705791 A JP 35705791A JP H05172883 A JPH05172883 A JP H05172883A
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- JP
- Japan
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- microwave
- wave absorber
- radio wave
- thermistor element
- microwave sensor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造が単純でサイズが小さく、被加熱物に
吸収されるマイクロ波のエネルギ量を直接かつ簡便に検
出する。また電波吸収効率及び放熱性が高く、応答速度
に優れ、端子電極間又はリード間の放電による破壊が生
じない。 【構成】 マイクロ波センサ10がサーミスタ素子1
1の感温部11aに電波吸収体12を備える。電波吸収
体12は少なくともサーミスタ素子11の感温部11a
より広い面積を有する平板状に形成され、この電波吸収
体12の一方の面12aがマイクロ波吸収面であって、
この電波吸収体12の他方の面12bにサーミスタ素子
11がマイクロ波を受けないようにその感温部11aが
接着される。マイクロ波を受けると電波吸収体12が発
熱し、サーミスタ素子11の抵抗値が変化する。
吸収されるマイクロ波のエネルギ量を直接かつ簡便に検
出する。また電波吸収効率及び放熱性が高く、応答速度
に優れ、端子電極間又はリード間の放電による破壊が生
じない。 【構成】 マイクロ波センサ10がサーミスタ素子1
1の感温部11aに電波吸収体12を備える。電波吸収
体12は少なくともサーミスタ素子11の感温部11a
より広い面積を有する平板状に形成され、この電波吸収
体12の一方の面12aがマイクロ波吸収面であって、
この電波吸収体12の他方の面12bにサーミスタ素子
11がマイクロ波を受けないようにその感温部11aが
接着される。マイクロ波を受けると電波吸収体12が発
熱し、サーミスタ素子11の抵抗値が変化する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子レンジのようなマイ
クロ波加熱装置において被加熱体の加熱状況又は仕上り
状況を検出するに適したマイクロ波センサに関するもの
である。
クロ波加熱装置において被加熱体の加熱状況又は仕上り
状況を検出するに適したマイクロ波センサに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電子レンジにはマイクロ波加熱による冷
凍食品の解凍機能、冷えた食品の温め機能等各種機能が
装備されている。電子レンジではこの種の食品の加熱状
況又は仕上り状況をセンサにより検出してマイクロ波を
発生するマグネトロンの出力を自動的に制御している。
従来、マイクロ波加熱装置にはこのマグネトロンを制御
するセンサとして、被加熱物で吸収されずに透過又は
反射されたマイクロ波をアンテナを用いて検出する装置
を備えたもの(例えば特開昭59−207595,同5
9−207596,同62−79394)、排気ダク
トにおいて食品より発生する水蒸気を検出する湿度セン
サを備えたもの(例えば特開昭62−123226)、
或いは加熱室の温度を検出するサーミスタからなる温
度センサを備えたもの(例えば特開昭60−17018
8,特開昭61−263092)等が提案されている。
凍食品の解凍機能、冷えた食品の温め機能等各種機能が
装備されている。電子レンジではこの種の食品の加熱状
況又は仕上り状況をセンサにより検出してマイクロ波を
発生するマグネトロンの出力を自動的に制御している。
従来、マイクロ波加熱装置にはこのマグネトロンを制御
するセンサとして、被加熱物で吸収されずに透過又は
反射されたマイクロ波をアンテナを用いて検出する装置
を備えたもの(例えば特開昭59−207595,同5
9−207596,同62−79394)、排気ダク
トにおいて食品より発生する水蒸気を検出する湿度セン
サを備えたもの(例えば特開昭62−123226)、
或いは加熱室の温度を検出するサーミスタからなる温
度センサを備えたもの(例えば特開昭60−17018
8,特開昭61−263092)等が提案されている。
【0003】しかし、上記のマイクロ波検出装置によ
り検出する場合、検出回路が複雑で値段が高くなり、セ
ンサが加熱室に取付けられるため熱的に破壊し易く、し
かもアンテナによる指向性が強く被加熱物の形状により
検出出力が影響を受け易い問題点があった。また上記
の湿度センサにより検出する場合、被加熱物をラップ類
やアルミ箔で包んだときには加熱状況を正確に検出でき
ない不具合があった。更に上記の温度センサにより検
出する場合、温度センサが被加熱物から離れているため
被加熱物の温度を直接計ることができず、温度センサは
調理の目安にしか過ぎない欠点があった。上記種々の問
題点を解決するため、本出願人はサーミスタ素子の感温
部に電波吸収体を備えたマイクロ波センサを特許出願し
た(特願平3−244449)。図3に示すように、こ
のマイクロ波センサ10は感温部11aの両端に形成さ
れた端子電極11bに一対のリード11cが取付けられ
たサーミスタ素子11をリード11cを残して電波吸収
体粉末と有機物質又は無機物質とを樹脂とともに混練し
て調製されたコーティング液に浸漬して作られる。これ
によりサーミスタ素子11の感温部11aが電波吸収体
粉末を含有した物質12aで被覆される。このマイクロ
波センサ10はマイクロ波が到来するとこの物質12a
が発熱し、サーミスタ素子11の抵抗値が変化すること
によりマイクロ波のエネルギ量を直接検出する。
り検出する場合、検出回路が複雑で値段が高くなり、セ
ンサが加熱室に取付けられるため熱的に破壊し易く、し
かもアンテナによる指向性が強く被加熱物の形状により
検出出力が影響を受け易い問題点があった。また上記
の湿度センサにより検出する場合、被加熱物をラップ類
やアルミ箔で包んだときには加熱状況を正確に検出でき
ない不具合があった。更に上記の温度センサにより検
出する場合、温度センサが被加熱物から離れているため
被加熱物の温度を直接計ることができず、温度センサは
調理の目安にしか過ぎない欠点があった。上記種々の問
題点を解決するため、本出願人はサーミスタ素子の感温
部に電波吸収体を備えたマイクロ波センサを特許出願し
た(特願平3−244449)。図3に示すように、こ
のマイクロ波センサ10は感温部11aの両端に形成さ
れた端子電極11bに一対のリード11cが取付けられ
たサーミスタ素子11をリード11cを残して電波吸収
体粉末と有機物質又は無機物質とを樹脂とともに混練し
て調製されたコーティング液に浸漬して作られる。これ
によりサーミスタ素子11の感温部11aが電波吸収体
粉末を含有した物質12aで被覆される。このマイクロ
波センサ10はマイクロ波が到来するとこの物質12a
が発熱し、サーミスタ素子11の抵抗値が変化すること
によりマイクロ波のエネルギ量を直接検出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記製法で作
られたマイクロ波センサは次の未だ改善すべき点があっ
た。第一に有機物質又は無機物質の存在により電波吸収
効率が高くない。第二に外形が卵形又は球形をなすた
め、マイクロ波を受ける面積が十分に広くなくかつ放熱
性が低く、これに起因して応答速度が遅い。第三にリー
ドがマイクロ波を受け易く、これによりリード間で放電
を起こしてセンサが壊れ易い。本発明の目的は、被加熱
物に吸収されるマイクロ波のエネルギ量を直接かつ簡便
に検出することができ、構造が単純で小型のマイクロ波
センサを提供することにある。本発明の別の目的は、電
波吸収効率及び放熱性が高く、応答速度に優れ、端子電
極間又はリード間の放電による破壊が生じないマイクロ
波センサを提供することにある。
られたマイクロ波センサは次の未だ改善すべき点があっ
た。第一に有機物質又は無機物質の存在により電波吸収
効率が高くない。第二に外形が卵形又は球形をなすた
め、マイクロ波を受ける面積が十分に広くなくかつ放熱
性が低く、これに起因して応答速度が遅い。第三にリー
ドがマイクロ波を受け易く、これによりリード間で放電
を起こしてセンサが壊れ易い。本発明の目的は、被加熱
物に吸収されるマイクロ波のエネルギ量を直接かつ簡便
に検出することができ、構造が単純で小型のマイクロ波
センサを提供することにある。本発明の別の目的は、電
波吸収効率及び放熱性が高く、応答速度に優れ、端子電
極間又はリード間の放電による破壊が生じないマイクロ
波センサを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、図1に示すように本発明のマイクロ波センサ10は
サーミスタ素子11の感温部11aに電波吸収体12を
備える。その特徴ある構成は、電波吸収体12が少なく
ともサーミスタ素子11の感温部11aより広い面積を
有する平板状に形成され、この電波吸収体12の一方の
面12aがマイクロ波吸収面であって、この電波吸収体
12の他方の面12bにサーミスタ素子11がマイクロ
波を受けないようにその感温部11aが接着されたこと
にある。
に、図1に示すように本発明のマイクロ波センサ10は
サーミスタ素子11の感温部11aに電波吸収体12を
備える。その特徴ある構成は、電波吸収体12が少なく
ともサーミスタ素子11の感温部11aより広い面積を
有する平板状に形成され、この電波吸収体12の一方の
面12aがマイクロ波吸収面であって、この電波吸収体
12の他方の面12bにサーミスタ素子11がマイクロ
波を受けないようにその感温部11aが接着されたこと
にある。
【0006】以下、本発明を詳述する。本発明のマイク
ロ波センサは、サーミスタ素子と電波吸収体により構成
される。サーミスタ素子には、ビード型、ディスク型、
ロッド型、厚膜型、薄膜型、チップ型、電極一体型等の
公知の素子を用いることができる。電波吸収体は磁性又
は誘電性のいずれか一方又は双方を有するセラミックス
である。磁性を有する電波吸収体としてはフェライト又
はフェライトを主成分とするセラミックスがあり、誘電
性を有する電波吸収体としてはSiC,Al2O3,B4
C,SrTiO3,ZrO2,Y2O3,PZT及びPLZ
Tからなる群より選ばれた1種又は2種以上のセラミッ
クスが挙げられる。また磁性及び誘電性を兼備する電波
吸収体としては、特開平1−291406公報に開示さ
れる、粒径が50μm以下のフェライト微粉末を含む磁
性材料粉末と、粒径が10μm以上のBaTiO3のよ
うなペロブスカイト型化合物を含む誘電材料粉末とを混
合し、この混合物を1000〜1500℃で焼成した材
料であって、フェライト粒子間又はフェライト粒子とペ
ロブスカイト型化合物粒子との間に反応相を形成して、
磁性損失と非常に大きな誘電損失を併せもつセラミック
スが挙げられる。
ロ波センサは、サーミスタ素子と電波吸収体により構成
される。サーミスタ素子には、ビード型、ディスク型、
ロッド型、厚膜型、薄膜型、チップ型、電極一体型等の
公知の素子を用いることができる。電波吸収体は磁性又
は誘電性のいずれか一方又は双方を有するセラミックス
である。磁性を有する電波吸収体としてはフェライト又
はフェライトを主成分とするセラミックスがあり、誘電
性を有する電波吸収体としてはSiC,Al2O3,B4
C,SrTiO3,ZrO2,Y2O3,PZT及びPLZ
Tからなる群より選ばれた1種又は2種以上のセラミッ
クスが挙げられる。また磁性及び誘電性を兼備する電波
吸収体としては、特開平1−291406公報に開示さ
れる、粒径が50μm以下のフェライト微粉末を含む磁
性材料粉末と、粒径が10μm以上のBaTiO3のよ
うなペロブスカイト型化合物を含む誘電材料粉末とを混
合し、この混合物を1000〜1500℃で焼成した材
料であって、フェライト粒子間又はフェライト粒子とペ
ロブスカイト型化合物粒子との間に反応相を形成して、
磁性損失と非常に大きな誘電損失を併せもつセラミック
スが挙げられる。
【0007】図1に示すように、マイクロ波センサ10
は上述したサーミスタ素子11の感温部11aにこの感
温部11aより広い面積のマイクロ波吸収面12aを有
する電波吸収体12が接着されて構成される。この電波
吸収体12は、上述した磁性材料、誘電性材料のセラミ
ック粉末を結合材とともに平板状に圧縮成形して成形体
を焼成するか、或いは上記セラミック粉末を結合材と溶
剤とともに混練してスラリーを調製し、このスラリーを
バルク型サーミスタ素子と同様にシート状に成形した
後、角板状又は円板状に打抜き、焼成して所定のサイズ
に作られる。
は上述したサーミスタ素子11の感温部11aにこの感
温部11aより広い面積のマイクロ波吸収面12aを有
する電波吸収体12が接着されて構成される。この電波
吸収体12は、上述した磁性材料、誘電性材料のセラミ
ック粉末を結合材とともに平板状に圧縮成形して成形体
を焼成するか、或いは上記セラミック粉末を結合材と溶
剤とともに混練してスラリーを調製し、このスラリーを
バルク型サーミスタ素子と同様にシート状に成形した
後、角板状又は円板状に打抜き、焼成して所定のサイズ
に作られる。
【0008】マイクロ波センサ10の製造方法は、サー
ミスタ素子11の感温部11aをエポキシ樹脂のような
熱伝導性、耐熱性に優れた絶縁性接着剤により平板状の
電波吸収体12の片面12bに接着する。サーミスタ素
子11にリードがない場合にはその端子電極11bが、
また端子電極11bにリード11cが接続されている場
合にはこのリード11cがそれぞれマイクロ波を受けな
い位置にサーミスタ素子11の感温部11aを接着す
る。本発明のマイクロ波センサは電子レンジのような家
庭用マイクロ波加熱装置に限らず、工業用マイクロ波加
熱装置のマイクロ波検出にも適用することができる。
ミスタ素子11の感温部11aをエポキシ樹脂のような
熱伝導性、耐熱性に優れた絶縁性接着剤により平板状の
電波吸収体12の片面12bに接着する。サーミスタ素
子11にリードがない場合にはその端子電極11bが、
また端子電極11bにリード11cが接続されている場
合にはこのリード11cがそれぞれマイクロ波を受けな
い位置にサーミスタ素子11の感温部11aを接着す
る。本発明のマイクロ波センサは電子レンジのような家
庭用マイクロ波加熱装置に限らず、工業用マイクロ波加
熱装置のマイクロ波検出にも適用することができる。
【0009】
【作用】マイクロ波センサ10に高周波の電波が到来す
ると、電波吸収体12の平らな電波吸収面12aがこれ
を吸収して発熱する。マイクロ波エネルギ量に相応して
この発熱量は変化し、マイクロ波センサ10を構成する
サーミスタ素子11の電気抵抗値が変化する。電波吸収
体12はセラミックスからなるため熱伝導性、即ち熱応
答性が高く、耐熱性に優れる。特にSiC,Al2O3等
の高耐熱材料を用いれば高温においても熱的衝撃を受け
ることがなく、信頼性が高い。また端子電極11b又は
リード11cが電波吸収体12の陰に隠れてマイクロ波
を受けないため、電極間又はリード間に放電による破壊
が発生せず、マイクロ波センサ10はマイクロ波エネル
ギ量を安定して検出する。
ると、電波吸収体12の平らな電波吸収面12aがこれ
を吸収して発熱する。マイクロ波エネルギ量に相応して
この発熱量は変化し、マイクロ波センサ10を構成する
サーミスタ素子11の電気抵抗値が変化する。電波吸収
体12はセラミックスからなるため熱伝導性、即ち熱応
答性が高く、耐熱性に優れる。特にSiC,Al2O3等
の高耐熱材料を用いれば高温においても熱的衝撃を受け
ることがなく、信頼性が高い。また端子電極11b又は
リード11cが電波吸収体12の陰に隠れてマイクロ波
を受けないため、電極間又はリード間に放電による破壊
が発生せず、マイクロ波センサ10はマイクロ波エネル
ギ量を安定して検出する。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。図2に示すように、この例ではマイクロ波
加熱装置は電子レンジである。電子レンジ本体13の前
面には扉14が開閉可能に設けられる。電子レンジの加
熱室17の天井部には2つのマイクロ波センサ10,1
0が並設される。これらのマイクロ波センサ10はサー
ミスタ素子11の感温部11aに平板状の電波吸収体1
2が接着される。一方のマイクロ波センサ10は天井部
のフレーム15に形成されたスリット16内に加熱室1
7に臨んで固定され、他方のマイクロ波センサ10はフ
レーム15の背面に固定される。センサ10のリード1
1cは後述するマグネトロン18からのマイクロ波を受
けない位置に設けられる。
く説明する。図2に示すように、この例ではマイクロ波
加熱装置は電子レンジである。電子レンジ本体13の前
面には扉14が開閉可能に設けられる。電子レンジの加
熱室17の天井部には2つのマイクロ波センサ10,1
0が並設される。これらのマイクロ波センサ10はサー
ミスタ素子11の感温部11aに平板状の電波吸収体1
2が接着される。一方のマイクロ波センサ10は天井部
のフレーム15に形成されたスリット16内に加熱室1
7に臨んで固定され、他方のマイクロ波センサ10はフ
レーム15の背面に固定される。センサ10のリード1
1cは後述するマグネトロン18からのマイクロ波を受
けない位置に設けられる。
【0011】サーミスタ素子11は1.4mmφ×1.
5mmのサイズのガラス封入型素子であって、Mn,C
o,Niを主成分とする金属酸化物の焼結体からなる感
温部11aを有し、その両端にリード11cがはんだ付
けされる。このサーミスタ素子11の25℃における抵
抗値は100kΩであって、B定数は3960Kであ
る。電波吸収体12はSiCの焼結体であって、長さ1
0mm、幅5mm、厚さ0.5mmのサイズに作られ
る。この電波吸収体12の一方の面の中央に上記リード
付きサーミスタ素子11の感温部11aがエポキシ樹脂
により接着される。
5mmのサイズのガラス封入型素子であって、Mn,C
o,Niを主成分とする金属酸化物の焼結体からなる感
温部11aを有し、その両端にリード11cがはんだ付
けされる。このサーミスタ素子11の25℃における抵
抗値は100kΩであって、B定数は3960Kであ
る。電波吸収体12はSiCの焼結体であって、長さ1
0mm、幅5mm、厚さ0.5mmのサイズに作られ
る。この電波吸収体12の一方の面の中央に上記リード
付きサーミスタ素子11の感温部11aがエポキシ樹脂
により接着される。
【0012】加熱室17の奥部には2450MHzのマ
イクロ波を発生するマグネトロン18が、またその背後
にはブロアファン19及びファンモータ20がそれぞれ
設けられる。加熱室17の底部には水の入ったビーカ2
1を載せてモータ23により回転するターンテーブル2
2が設けられる。ファンモータ20の近傍には吸気口2
4が、また加熱室17の天井部には排気口26がそれぞ
れ設けられる。
イクロ波を発生するマグネトロン18が、またその背後
にはブロアファン19及びファンモータ20がそれぞれ
設けられる。加熱室17の底部には水の入ったビーカ2
1を載せてモータ23により回転するターンテーブル2
2が設けられる。ファンモータ20の近傍には吸気口2
4が、また加熱室17の天井部には排気口26がそれぞ
れ設けられる。
【0013】次に、このように構成された電子レンジを
用いて、ビーカ21内の水量を0,100,200,3
00,400,500mLと5段階に変化させていった
ときの2つのマイクロ波センサ10,10を構成するサ
ーミスタ素子11,11の各抵抗値を温度に換算した。
マイクロ波を60秒間照射した後のスリット16内に加
熱室17に臨んで固定されたマイクロ波センサ10の検
出値から求められた温度をT1、フレーム15の背面に
固定されたマイクロ波センサ10の検出値から求められ
た温度をT2とした。温度T2は被加熱物である水入りビ
ーカ21の発熱による輻射熱を表わし、温度T1はマイ
クロ波の吸収に伴う発熱と水入りビーカ21の輻射熱を
合せた熱を表わす。従って温度T1−T2はマイクロ波を
受波したことによる温度上昇分を表わす。その結果を表
1に示す。
用いて、ビーカ21内の水量を0,100,200,3
00,400,500mLと5段階に変化させていった
ときの2つのマイクロ波センサ10,10を構成するサ
ーミスタ素子11,11の各抵抗値を温度に換算した。
マイクロ波を60秒間照射した後のスリット16内に加
熱室17に臨んで固定されたマイクロ波センサ10の検
出値から求められた温度をT1、フレーム15の背面に
固定されたマイクロ波センサ10の検出値から求められ
た温度をT2とした。温度T2は被加熱物である水入りビ
ーカ21の発熱による輻射熱を表わし、温度T1はマイ
クロ波の吸収に伴う発熱と水入りビーカ21の輻射熱を
合せた熱を表わす。従って温度T1−T2はマイクロ波を
受波したことによる温度上昇分を表わす。その結果を表
1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】表1から明らかなように、ビーカ21内の
水量が増えるに従って温度T1−T2が小さくなった。こ
のことからスリット16内のマイクロ波センサ10に到
来するマイクロ波エネルギ量、即ち被加熱物に吸収され
ずに漏れたマイクロ波エネルギ量は水量に対応し、セン
サ10がマグネトロン18から発生するマイクロ波を的
確に検出していることが判る。またセンサ10のリード
11cをマイクロ波を受けない位置に設けたので、リー
ド11c間で放電は全く起こらず、安定した出力が得ら
れた。
水量が増えるに従って温度T1−T2が小さくなった。こ
のことからスリット16内のマイクロ波センサ10に到
来するマイクロ波エネルギ量、即ち被加熱物に吸収され
ずに漏れたマイクロ波エネルギ量は水量に対応し、セン
サ10がマグネトロン18から発生するマイクロ波を的
確に検出していることが判る。またセンサ10のリード
11cをマイクロ波を受けない位置に設けたので、リー
ド11c間で放電は全く起こらず、安定した出力が得ら
れた。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のマイクロ波
センサによれば、マイクロ波エネルギ量を電波吸収体で
熱エネルギに変えてから、これをサーミスタ素子で検出
するため、被加熱物に吸収されるマイクロ波のエネルギ
量を直接かつ簡便に検出することができる。このマイク
ロ波センサは従来のようなアンテナや導波管を必要とし
ないため、構造が単純で小型化することができる。また
電波吸収体がセラミックスからなるため熱伝導性、即ち
熱応答性が高く、耐熱性に優れる。特にSiC,Al2
O3等の高耐熱材料を用いれば高温においても熱的衝撃
を受けることがなく、信頼性が高い。またサーミスタ素
子は電波吸収体の陰に隠れてマイクロ波を受けないた
め、マイクロ波センサはマイクロ波エネルギ量を安定し
て検出する。
センサによれば、マイクロ波エネルギ量を電波吸収体で
熱エネルギに変えてから、これをサーミスタ素子で検出
するため、被加熱物に吸収されるマイクロ波のエネルギ
量を直接かつ簡便に検出することができる。このマイク
ロ波センサは従来のようなアンテナや導波管を必要とし
ないため、構造が単純で小型化することができる。また
電波吸収体がセラミックスからなるため熱伝導性、即ち
熱応答性が高く、耐熱性に優れる。特にSiC,Al2
O3等の高耐熱材料を用いれば高温においても熱的衝撃
を受けることがなく、信頼性が高い。またサーミスタ素
子は電波吸収体の陰に隠れてマイクロ波を受けないた
め、マイクロ波センサはマイクロ波エネルギ量を安定し
て検出する。
【図1】本発明のマイクロ波センサの断面図。
【図2】本発明実施例のマイクロ波加熱装置の構成図。
【図3】従来例のマイクロ波センサの断面図。
10 マイクロ波センサ 11 サーミスタ素子 11a 感温部 11b 端子電極 11c リード 12 電波吸収体 12a 電波吸収体の一方の面 12b 電波吸収体の他方の面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 栄 埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬2270番地 三 菱マテリアル株式会社セラミックス研究所 内
Claims (5)
- 【請求項1】 サーミスタ素子(11)の感温部(11a)に電
波吸収体(12)を備えたマイクロ波センサであって、 前記電波吸収体(12)が少なくとも前記サーミスタ素子(1
1)の感温部(11a)より広い面積を有する平板状に形成さ
れ、 前記電波吸収体(12)の一方の面(12a)がマイクロ波吸収
面であって、 前記電波吸収体(12)の他方の面(12b)に前記サーミスタ
素子(11)がマイクロ波を受けないように前記感温部(11
a)が接着されたことを特徴とするマイクロ波センサ。 - 【請求項2】 電波吸収体(12)が磁性又は誘電性のいず
れか一方又は双方を有するセラミックスからなる請求項
1記載のマイクロ波センサ。 - 【請求項3】 磁性を有するセラミックスがフェライト
である請求項2記載のマイクロ波センサ。 - 【請求項4】 誘電性を有するセラミックスがSiC,
Al2O3,B4C,SrTiO3,ZrO2,Y2O3,P
ZT及びPLZTからなる群より選ばれた1種又は2種
以上のセラミックスである請求項2記載のマイクロ波セ
ンサ。 - 【請求項5】 磁性及び誘電性を兼備するセラミックス
がフェライトとBaTiO3の複合体である請求項2記
載のマイクロ波センサ。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3357057A JPH05172883A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | マイクロ波センサ |
| US07/989,173 US5378875A (en) | 1991-12-25 | 1992-12-11 | Microwave oven with power detecting device |
| TW081110030A TW207569B (ja) | 1991-12-25 | 1992-12-15 | |
| CA002085527A CA2085527C (en) | 1991-12-25 | 1992-12-16 | Microwave power detecting device |
| NL9202189A NL193485C (nl) | 1991-12-25 | 1992-12-17 | Microgolfoven. |
| DE4243597A DE4243597C2 (de) | 1991-12-25 | 1992-12-22 | Mikrowellenleistungs-Erfassungsvorrichtung |
| GB9226657A GB2263173B (en) | 1991-12-25 | 1992-12-22 | Microwave power detecting device |
| FR9215873A FR2685772A1 (fr) | 1991-12-25 | 1992-12-23 | Dispositif detecteur d'energie micro-onde. |
| KR1019920025659A KR970002015B1 (ko) | 1991-12-25 | 1992-12-24 | 마이크로파전력 검출장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3357057A JPH05172883A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | マイクロ波センサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05172883A true JPH05172883A (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=18452166
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3357057A Withdrawn JPH05172883A (ja) | 1991-12-25 | 1991-12-25 | マイクロ波センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05172883A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112386113A (zh) * | 2020-11-13 | 2021-02-23 | 深圳市火王燃器具有限公司 | 一种烹饪温度控制方法和装置 |
-
1991
- 1991-12-25 JP JP3357057A patent/JPH05172883A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112386113A (zh) * | 2020-11-13 | 2021-02-23 | 深圳市火王燃器具有限公司 | 一种烹饪温度控制方法和装置 |
| CN112386113B (zh) * | 2020-11-13 | 2022-01-25 | 深圳市火王燃器具有限公司 | 一种烹饪温度控制方法和装置 |
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|---|---|---|---|
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