JPH06337277A - マイクロ波検出器 - Google Patents
マイクロ波検出器Info
- Publication number
- JPH06337277A JPH06337277A JP12676593A JP12676593A JPH06337277A JP H06337277 A JPH06337277 A JP H06337277A JP 12676593 A JP12676593 A JP 12676593A JP 12676593 A JP12676593 A JP 12676593A JP H06337277 A JPH06337277 A JP H06337277A
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- JP
- Japan
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- thermistor
- microwave
- leads
- detector
- irradiated
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成で、小型化でき、迅速にマイクロ
波を検出する。 【構成】 マイクロ波検出器15はサーミスタ素体11
にリード12,13が接続されたリード付き第1サーミ
スタ10を備える。リード12,13がマイクロ波Mの
照射される位置に設けられ、マイクロ波照射時に高周波
電流を誘起してサーミスタ素体11を自己発熱させるよ
うに構成される。第1サーミスタ10の近傍のマイクロ
波Mが照射されない位置に第1サーミスタ10と同一構
成の環境温度測定用のリード付き第2サーミスタ20を
設けると、輻射熱等で環境温度が上昇している場合の検
出誤差を取り除くことができる。リード12及び13に
マイクロ波Mが照射されると、リード12,13に高周
波電流が誘起され、この高周波電流によりサーミスタ素
体11が自己発熱し、サーミスタ10の抵抗値が変化す
る。
波を検出する。 【構成】 マイクロ波検出器15はサーミスタ素体11
にリード12,13が接続されたリード付き第1サーミ
スタ10を備える。リード12,13がマイクロ波Mの
照射される位置に設けられ、マイクロ波照射時に高周波
電流を誘起してサーミスタ素体11を自己発熱させるよ
うに構成される。第1サーミスタ10の近傍のマイクロ
波Mが照射されない位置に第1サーミスタ10と同一構
成の環境温度測定用のリード付き第2サーミスタ20を
設けると、輻射熱等で環境温度が上昇している場合の検
出誤差を取り除くことができる。リード12及び13に
マイクロ波Mが照射されると、リード12,13に高周
波電流が誘起され、この高周波電流によりサーミスタ素
体11が自己発熱し、サーミスタ10の抵抗値が変化す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリード付きサーミスタを
備えたマイクロ波検出器に関する。更に詳しくは電子レ
ンジの自動調理用センサに又はマイクロ波を用いた各種
装置に適するマイクロ波検出器に関するものである。
備えたマイクロ波検出器に関する。更に詳しくは電子レ
ンジの自動調理用センサに又はマイクロ波を用いた各種
装置に適するマイクロ波検出器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の検出器として、高周波加
熱装置に設けられ、マグネトロンの発振周波数の1/4
波長より短いアンテナと、このアンテナで受信した電波
を検波する検波回路を備え、これらにより被加熱物の加
熱進行状態を検出する解凍センサが提案されている(特
開平1−248490)。また、導波管の終端に導波管
に対してインピーダンス整合されたサーミスタを取付
け、導波管の伝送電力をこのサーミスタに吸収させ、こ
のサーミスタの温度上昇等からマイクロ波を検出する、
サーミスタによる極超短波電力検出器が開示されている
(例えば「サーミスタとその応用」加藤洋吉著,第10
0頁〜第102頁,昭和30年3月10日発行,OHM
文庫)。更に、本出願人はサーミスタ素子の感温部に電
波吸収体を備えたマイクロ波センサを特許出願した(特
開平5−52889)。このマイクロ波センサはマイク
ロ波照射によって生じる電波吸収体の温度上昇をサーミ
スタで検出するものである。
熱装置に設けられ、マグネトロンの発振周波数の1/4
波長より短いアンテナと、このアンテナで受信した電波
を検波する検波回路を備え、これらにより被加熱物の加
熱進行状態を検出する解凍センサが提案されている(特
開平1−248490)。また、導波管の終端に導波管
に対してインピーダンス整合されたサーミスタを取付
け、導波管の伝送電力をこのサーミスタに吸収させ、こ
のサーミスタの温度上昇等からマイクロ波を検出する、
サーミスタによる極超短波電力検出器が開示されている
(例えば「サーミスタとその応用」加藤洋吉著,第10
0頁〜第102頁,昭和30年3月10日発行,OHM
文庫)。更に、本出願人はサーミスタ素子の感温部に電
波吸収体を備えたマイクロ波センサを特許出願した(特
開平5−52889)。このマイクロ波センサはマイク
ロ波照射によって生じる電波吸収体の温度上昇をサーミ
スタで検出するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記解凍セン
サは検波回路を必要とし、検出回路が複雑になる欠点が
ある。また上記サーミスタによる極超短波電力検出器は
導波管を要するため小型化できない不具合がある。更に
上記マイクロ波センサは電波吸収体とサーミスタの組合
せにより構成されるため、サーミスタ単体と比較して熱
応答が遅くマイクロ波の検出が迅速でない問題点があっ
た。本発明の目的は、簡単な構成で、小型化でき、迅速
にマイクロ波を検出するマイクロ波検出器を提供するこ
とにある。
サは検波回路を必要とし、検出回路が複雑になる欠点が
ある。また上記サーミスタによる極超短波電力検出器は
導波管を要するため小型化できない不具合がある。更に
上記マイクロ波センサは電波吸収体とサーミスタの組合
せにより構成されるため、サーミスタ単体と比較して熱
応答が遅くマイクロ波の検出が迅速でない問題点があっ
た。本発明の目的は、簡単な構成で、小型化でき、迅速
にマイクロ波を検出するマイクロ波検出器を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】図1及び図3に示すよう
に、本発明のマイクロ波検出器15はサーミスタ素体1
1にリード12,13が接続されたリード付き第1サー
ミスタ10を備える。その特徴ある構成は、リード1
2,13がマイクロ波Mの照射される位置に設けられ、
マイクロ波照射時に高周波電流を誘起してサーミスタ素
体11を自己発熱させるように構成されたことにある。
に、本発明のマイクロ波検出器15はサーミスタ素体1
1にリード12,13が接続されたリード付き第1サー
ミスタ10を備える。その特徴ある構成は、リード1
2,13がマイクロ波Mの照射される位置に設けられ、
マイクロ波照射時に高周波電流を誘起してサーミスタ素
体11を自己発熱させるように構成されたことにある。
【0005】なお、図3に示すように、第1サーミスタ
10の近傍のマイクロ波Mが照射されない位置に第1サ
ーミスタ10と同一構成の環境温度測定用のリード付き
第2サーミスタ20を設けると、輻射熱等で環境温度が
上昇している場合の検出誤差を取り除くことができ、好
ましい。また、これらのサーミスタ10及び20をビー
ド形サーミスタ又はガラス封入サーミスタにより構成す
ると、マイクロ波検出器を小型化でき好ましい。更に、
これらのサーミスタ10及び20のリード12,13及
び22,23をNi58%,Fe42%合金の心金の外
側に20〜28%のCu被覆をしたジュメット線(dumet
wire)により構成するとその熱膨張係数がサーミスタ素
体のそれに近似して好ましい。これらのリードの直径は
少なくとも0.05mm程度、またマイクロ波を受ける
部分のリードの長さはマイクロ波を受けた時にリードが
スパークしにくい長さにする。
10の近傍のマイクロ波Mが照射されない位置に第1サ
ーミスタ10と同一構成の環境温度測定用のリード付き
第2サーミスタ20を設けると、輻射熱等で環境温度が
上昇している場合の検出誤差を取り除くことができ、好
ましい。また、これらのサーミスタ10及び20をビー
ド形サーミスタ又はガラス封入サーミスタにより構成す
ると、マイクロ波検出器を小型化でき好ましい。更に、
これらのサーミスタ10及び20のリード12,13及
び22,23をNi58%,Fe42%合金の心金の外
側に20〜28%のCu被覆をしたジュメット線(dumet
wire)により構成するとその熱膨張係数がサーミスタ素
体のそれに近似して好ましい。これらのリードの直径は
少なくとも0.05mm程度、またマイクロ波を受ける
部分のリードの長さはマイクロ波を受けた時にリードが
スパークしにくい長さにする。
【0006】
【作用】リード12及び13にマイクロ波Mが照射され
ると、リード12,13に高周波電流が誘起される。こ
の高周波電流によりサーミスタ素体11が自己発熱し、
サーミスタ10の抵抗値が変化する。マイクロ波検出器
の出力は、好ましくは2つのサーミスタ10及び20を
それぞれ抵抗計に接続し、サーミスタの各抵抗値を温度
に変換することにより検出する。図2に示すようなブリ
ッジ回路を構成して、電圧出力からマイクロ波検出器の
出力を求めてもよい。
ると、リード12,13に高周波電流が誘起される。こ
の高周波電流によりサーミスタ素体11が自己発熱し、
サーミスタ10の抵抗値が変化する。マイクロ波検出器
の出力は、好ましくは2つのサーミスタ10及び20を
それぞれ抵抗計に接続し、サーミスタの各抵抗値を温度
に変換することにより検出する。図2に示すようなブリ
ッジ回路を構成して、電圧出力からマイクロ波検出器の
出力を求めてもよい。
【0007】なお、マイクロ波Mが構成する直線偏波の
電界の方向Eに対してリード12及び13の配線方向が
なす角度φが0゜から60゜の範囲にあるとき、この角
度φが0゜のときが高周波電流は最も多く誘起され、6
0゜のときが高周波電流は少なくなる。60゜を越える
と高周波電流は殆ど流れなくなりマイクロ波検出機能が
低下する。
電界の方向Eに対してリード12及び13の配線方向が
なす角度φが0゜から60゜の範囲にあるとき、この角
度φが0゜のときが高周波電流は最も多く誘起され、6
0゜のときが高周波電流は少なくなる。60゜を越える
と高周波電流は殆ど流れなくなりマイクロ波検出機能が
低下する。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳し
く説明する。図1及び図3に示すように、マイクロ波検
出器15は2つのリード付きサーミスタ10及び20を
備え、電子レンジの筺体30の窓孔31に取付けられ
る。サーミスタ10はマイクロ波Mが照射される位置
に、サーミスタ20は環境温度測定用であってマイクロ
波Mが照射されない位置にそれぞれ配置される。具体的
には、中央に横長の角孔41が形成されたガラス布エポ
キシ基板のプリント基板40にこの角孔41を縦断する
ようにサーミスタ10及び20が配設される。
く説明する。図1及び図3に示すように、マイクロ波検
出器15は2つのリード付きサーミスタ10及び20を
備え、電子レンジの筺体30の窓孔31に取付けられ
る。サーミスタ10はマイクロ波Mが照射される位置
に、サーミスタ20は環境温度測定用であってマイクロ
波Mが照射されない位置にそれぞれ配置される。具体的
には、中央に横長の角孔41が形成されたガラス布エポ
キシ基板のプリント基板40にこの角孔41を縦断する
ようにサーミスタ10及び20が配設される。
【0009】これらのサーミスタ10及び20は、小型
のNTCビード形サーミスタであって互いに同一に構成
される。ビード形のサーミスタ素体11及び21の両端
には一対のジュメット線からなるリード12,13及び
22,23がそれぞれ接続される。この例ではこれらは
それぞれ三菱マテリアル(株)製のGA13シリーズの
サーミスタであって、25℃における抵抗値は2kΩで
あって、B定数は3470Kである。サーミスタ素体1
1及び21はそれぞれ直径1.6mmで長さ2.5mm
の寸法を有し、リードを含めたサーミスタの全長は20
mmである。
のNTCビード形サーミスタであって互いに同一に構成
される。ビード形のサーミスタ素体11及び21の両端
には一対のジュメット線からなるリード12,13及び
22,23がそれぞれ接続される。この例ではこれらは
それぞれ三菱マテリアル(株)製のGA13シリーズの
サーミスタであって、25℃における抵抗値は2kΩで
あって、B定数は3470Kである。サーミスタ素体1
1及び21はそれぞれ直径1.6mmで長さ2.5mm
の寸法を有し、リードを含めたサーミスタの全長は20
mmである。
【0010】角孔41のz方向の中央にサーミスタ素体
11及び21が配置され、リード12,13及び22,
23の各端部は基板40上の電極パッド42及び43に
それぞれはんだ付けされる。これらのリード12,13
及び22,23は電子レンジの高さ方向、即ち図ではz
方向に平行(図4参照、φ=0゜)に配置される。この
リード12,13の角孔41から露出する部分は、後述
するボックス50の角孔51の孔のz方向の長さより大
きい。2組の電極パッド42及び43には基板40に垂
直に4本のエナメル被覆のリード44がそれぞれはんだ
付けされる。
11及び21が配置され、リード12,13及び22,
23の各端部は基板40上の電極パッド42及び43に
それぞれはんだ付けされる。これらのリード12,13
及び22,23は電子レンジの高さ方向、即ち図ではz
方向に平行(図4参照、φ=0゜)に配置される。この
リード12,13の角孔41から露出する部分は、後述
するボックス50の角孔51の孔のz方向の長さより大
きい。2組の電極パッド42及び43には基板40に垂
直に4本のエナメル被覆のリード44がそれぞれはんだ
付けされる。
【0011】サーミスタ10及び20を搭載したプリン
ト基板40はボックス50の底面に接着剤により接着さ
れる。このボックス50は内側の寸法が縦40mm、横
40mm、厚さ10mmである。このボックス50はサ
ーミスタ20に対してマイクロ波の遮蔽板としての機能
を具備するために、電気伝導性の良い銅,ステンレスス
チール,アルミニウム等から選ばれる。この例ではアル
ミニウム製である。ボックス50の底面は電子レンジの
内部に面し、そこにはプリント基板40の角孔41より
小さい、サーミスタ10のみ露出させるための角孔51
が形成される。角孔51は図のz方向(リード方向)の
長さが5〜15mmで、図のy方向の長さが10mm〜
30mmである。この例では角孔51の寸法は10mm
(z方向)×15mm(y方向)である。
ト基板40はボックス50の底面に接着剤により接着さ
れる。このボックス50は内側の寸法が縦40mm、横
40mm、厚さ10mmである。このボックス50はサ
ーミスタ20に対してマイクロ波の遮蔽板としての機能
を具備するために、電気伝導性の良い銅,ステンレスス
チール,アルミニウム等から選ばれる。この例ではアル
ミニウム製である。ボックス50の底面は電子レンジの
内部に面し、そこにはプリント基板40の角孔41より
小さい、サーミスタ10のみ露出させるための角孔51
が形成される。角孔51は図のz方向(リード方向)の
長さが5〜15mmで、図のy方向の長さが10mm〜
30mmである。この例では角孔51の寸法は10mm
(z方向)×15mm(y方向)である。
【0012】ボックス50の底面はその外側からプレー
ト60で被覆される。このプレート60はマイクロ波を
透過する耐熱性のある薄板であって、マイカ、テフロ
ン、ポリスチレン等から選ばれる。この例ではマイカで
ある。プレート60は電子レンジ内で生じた水蒸気、油
滴等がサーミスタ10に付着するのを防止する。またボ
ックス50の開口部は塵埃等がボックス内に入ってサー
ミスタ10,20に付着しないように、絶縁性材料から
なる蓋70で被覆される。蓋70は前述したリード44
が挿通する直径1mmの孔71を4個有する。
ト60で被覆される。このプレート60はマイクロ波を
透過する耐熱性のある薄板であって、マイカ、テフロ
ン、ポリスチレン等から選ばれる。この例ではマイカで
ある。プレート60は電子レンジ内で生じた水蒸気、油
滴等がサーミスタ10に付着するのを防止する。またボ
ックス50の開口部は塵埃等がボックス内に入ってサー
ミスタ10,20に付着しないように、絶縁性材料から
なる蓋70で被覆される。蓋70は前述したリード44
が挿通する直径1mmの孔71を4個有する。
【0013】プレート60とボックス50と蓋70のそ
れぞれ四隅に4本のボルト81を貫通してナット82で
螺合することにより、マイクロ波検出器15が組立てら
れる。この組立てられたマイクロ波検出器15は、検出
器の外形と同一の面積を有する電子レンジの筺体30の
窓孔31にはめ込まれる。具体的には、窓孔31の孔縁
には上フランジ34及び下フランジ35がネジ32及び
33で固着され、これらのフランジ34及び35にボッ
クス50を挿入した後、ボックス50の上面及び下面に
フランジ34及び35を介してそれぞれネジ36及び3
7を締付けることによりマイクロ波検出器15は窓孔3
1に固着される。
れぞれ四隅に4本のボルト81を貫通してナット82で
螺合することにより、マイクロ波検出器15が組立てら
れる。この組立てられたマイクロ波検出器15は、検出
器の外形と同一の面積を有する電子レンジの筺体30の
窓孔31にはめ込まれる。具体的には、窓孔31の孔縁
には上フランジ34及び下フランジ35がネジ32及び
33で固着され、これらのフランジ34及び35にボッ
クス50を挿入した後、ボックス50の上面及び下面に
フランジ34及び35を介してそれぞれネジ36及び3
7を締付けることによりマイクロ波検出器15は窓孔3
1に固着される。
【0014】次に、蓋70の孔71から引き出した2対
のリード44,44をそれぞれ抵抗計(図示せず)に接
続した。そして図示しない電子レンジのマグネトロンか
らマイクロ波検出器15にマイクロ波Mを照射した。こ
こで電子レンジの出力を50W,100W,200W及
び460Wの4段階に切換えてマイクロ波Mをそれぞれ
1分間ずつ照射した。マイクロ波の照射によりこれらの
リード12及び13に高周波電流が誘起され、サーミス
タ10のサーミスタ素体11は電子レンジの出力に応じ
て自己発熱し抵抗値が低下した。一方、サーミスタ20
のサーミスタ素体21はサーミスタ10近傍の環境温度
の上昇によりその抵抗値が低下した。抵抗計でサーミス
タ10及び20の抵抗を測定し、サーミスタ特性から温
度を求めた。検出器の出力はサーミスタ10の温度から
サーミスタ20の温度を差し引いた値とした。これらの
結果を図6に示す。
のリード44,44をそれぞれ抵抗計(図示せず)に接
続した。そして図示しない電子レンジのマグネトロンか
らマイクロ波検出器15にマイクロ波Mを照射した。こ
こで電子レンジの出力を50W,100W,200W及
び460Wの4段階に切換えてマイクロ波Mをそれぞれ
1分間ずつ照射した。マイクロ波の照射によりこれらの
リード12及び13に高周波電流が誘起され、サーミス
タ10のサーミスタ素体11は電子レンジの出力に応じ
て自己発熱し抵抗値が低下した。一方、サーミスタ20
のサーミスタ素体21はサーミスタ10近傍の環境温度
の上昇によりその抵抗値が低下した。抵抗計でサーミス
タ10及び20の抵抗を測定し、サーミスタ特性から温
度を求めた。検出器の出力はサーミスタ10の温度から
サーミスタ20の温度を差し引いた値とした。これらの
結果を図6に示す。
【0015】また、サーミスタ10のサーミスタ素体1
1の自己発熱程度を調べるため、電子レンジの高さ方
向、即ち図ではz方向(マイクロ波Mの電界の方向E)
に対するサーミスタ10のリード12及び13の配線方
向のなす角φが図4に示される0゜,図5に示される4
5゜及び図示しない90゜になるように検出器の取付け
角度を変え、それぞれ電子レンジの出力を50W,10
0W,200W及び460Wの4段階に切換えてマイク
ロ波Mをそれぞれ1分間ずつ照射した。これらの結果を
図7に示す。図6及び図7から明かなように、φ=0゜
及びφ=45゜では、電子レンジの出力の増加に対して
検出器の出力が非直線的ではあるが増加しており、実施
例の検出器15がマイクロ波検出器として機能している
ことが判明した。なお、上記例では検出器の出力を調べ
るため、2対のリード44,44に抵抗計をそれぞれ接
続したが、図2に示すブリッジ回路により検出器の出力
を測定してもよい。この回路では、サーミスタ10に抵
抗R1を、サーミスタ20に抵抗R2をそれぞれ直列に接
続し、これらを並列に接続してその両端子aとbを入力
端子とする。またサーミスタ10と抵抗R1の接続点B
に端子cを接続し、サーミスタ20と抵抗R2の接続点
Cに端子dを接続し、両端子cとdを出力端子とする。
入力端子aとbに直流電圧VINを印加し、この時の出力
端子cとdの出力電圧VOUTを測定することにより2つ
のサーミスタ10,20の抵抗値の差、即ち実質的なマ
イクロ波による温度上昇値が求められる。
1の自己発熱程度を調べるため、電子レンジの高さ方
向、即ち図ではz方向(マイクロ波Mの電界の方向E)
に対するサーミスタ10のリード12及び13の配線方
向のなす角φが図4に示される0゜,図5に示される4
5゜及び図示しない90゜になるように検出器の取付け
角度を変え、それぞれ電子レンジの出力を50W,10
0W,200W及び460Wの4段階に切換えてマイク
ロ波Mをそれぞれ1分間ずつ照射した。これらの結果を
図7に示す。図6及び図7から明かなように、φ=0゜
及びφ=45゜では、電子レンジの出力の増加に対して
検出器の出力が非直線的ではあるが増加しており、実施
例の検出器15がマイクロ波検出器として機能している
ことが判明した。なお、上記例では検出器の出力を調べ
るため、2対のリード44,44に抵抗計をそれぞれ接
続したが、図2に示すブリッジ回路により検出器の出力
を測定してもよい。この回路では、サーミスタ10に抵
抗R1を、サーミスタ20に抵抗R2をそれぞれ直列に接
続し、これらを並列に接続してその両端子aとbを入力
端子とする。またサーミスタ10と抵抗R1の接続点B
に端子cを接続し、サーミスタ20と抵抗R2の接続点
Cに端子dを接続し、両端子cとdを出力端子とする。
入力端子aとbに直流電圧VINを印加し、この時の出力
端子cとdの出力電圧VOUTを測定することにより2つ
のサーミスタ10,20の抵抗値の差、即ち実質的なマ
イクロ波による温度上昇値が求められる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、従来のマイクロ波検
出器が複雑な検波回路やスペースを多く占める導波管を
必要としたのに対して、本発明のマイクロ波検出器はそ
の基本構成がリード付きサーミスタだけであるため、簡
単な回路構成で僅かなスペースで済む優れた効果があ
る。また、リードに高周波電流を誘起させてサーミスタ
素体を自己発熱させてその抵抗値の変化量からマイクロ
波強度を検出するため、従来の電波吸収体を用いた検出
器と異なり迅速にマイクロ波を検出できる。
出器が複雑な検波回路やスペースを多く占める導波管を
必要としたのに対して、本発明のマイクロ波検出器はそ
の基本構成がリード付きサーミスタだけであるため、簡
単な回路構成で僅かなスペースで済む優れた効果があ
る。また、リードに高周波電流を誘起させてサーミスタ
素体を自己発熱させてその抵抗値の変化量からマイクロ
波強度を検出するため、従来の電波吸収体を用いた検出
器と異なり迅速にマイクロ波を検出できる。
【図1】本発明実施例のマイクロ波検出器の縦断面図。
【図2】そのマイクロ波検出器を含む検出回路図。
【図3】そのマイクロ波検出器の組立斜視図。
【図4】図1のA矢視図。
【図5】そのマイクロ波検出器をz方向に対して45゜
傾斜させた図4に対応する図。
傾斜させた図4に対応する図。
【図6】その電子レンジ出力に対するマイクロ波検出器
の出力特性図。
の出力特性図。
【図7】そのマイクロ波検出器をz方向に対して傾斜さ
せたときの検出器の出力特性図。
せたときの検出器の出力特性図。
M マイクロ波 E マイクロ波の電界の方向 10 リード付き第1サーミスタ 11 サーミスタ素体 12,13 リード 15 マイクロ波検出器 20 リード付き第2サーミスタ 21 サーミスタ素体 22,23 リード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 越村 正己 埼玉県秩父郡横瀬町大字横瀬2270番地 三 菱マテリアル株式会社セラミックス研究所 内
Claims (4)
- 【請求項1】 サーミスタ素体(11)にリード(12,13)が
接続されたリード付き第1サーミスタ(10)を備え、 前記リード(12,13)がマイクロ波(M)の照射される位置に
設けられ、前記マイクロ波照射時に高周波電流を誘起し
て前記サーミスタ素体(11)を自己発熱させるように構成
されたことを特徴とするマイクロ波検出器。 - 【請求項2】 第1サーミスタ(10)の近傍のマイクロ波
(M)が照射されない位置に前記第1サーミスタ(10)と同
一構成の環境温度測定用のリード付き第2サーミスタ(2
0)が設けられた請求項1記載のマイクロ波検出器。 - 【請求項3】 第1及び第2サーミスタ(10,20)がビー
ド形サーミスタ又はガラス封入サーミスタである請求項
2記載のマイクロ波検出器。 - 【請求項4】 第1サーミスタ(10)のリード(12,13)及
び第2サーミスタ(20)のリード(22,23)がそれぞれジュ
メット線からなる請求項3記載のマイクロ波検出器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12676593A JPH06337277A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | マイクロ波検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12676593A JPH06337277A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | マイクロ波検出器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06337277A true JPH06337277A (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=14943377
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12676593A Withdrawn JPH06337277A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | マイクロ波検出器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06337277A (ja) |
-
1993
- 1993-05-28 JP JP12676593A patent/JPH06337277A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000801 |