JPH0517414A - エチレンアミンの製造法 - Google Patents

エチレンアミンの製造法

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JPH0517414A
JPH0517414A JP3189571A JP18957191A JPH0517414A JP H0517414 A JPH0517414 A JP H0517414A JP 3189571 A JP3189571 A JP 3189571A JP 18957191 A JP18957191 A JP 18957191A JP H0517414 A JPH0517414 A JP H0517414A
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JP
Japan
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nickel
titanium
catalyst
ethyleneamine
reaction
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JP3189571A
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Nobutaka Nagasaki
順隆 長崎
Toshio Hironaka
敏夫 弘中
Yasushi Hara
靖 原
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Tosoh Corp
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Tosoh Corp
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 【構成】 水素存在下、アンモニア及び/又はエチレ
ンアミンをエタノールアミンと反応させ、エチレン鎖の
数の増加したエチレンアミンを製造する際、触媒として
ニッケル及びチタンを使用する。 【効果】 高活性、高選択率でエチレンアミンを得る
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエチレンアミンの製造
法、特にニッケル及びチタンを触媒として使用すること
を特徴とするエチレンアミンの製造法に関する。
【0002】エチレンアミンは農薬,キレート剤,エポ
キシ硬化剤,湿潤紙力増強剤,潤滑油添加剤等に使用さ
れる有用な脂肪族アミン化合物である。
【0003】
【従来の技術】エチレンアミンを製造する従来法とし
て、二塩化エチレンを原料とし、これにアンモニアを反
応させる方法がある。この方法は広く実施されており、
環状体の少ない工業的に有用な品質のエチレンアミンが
製造できるが、副生物として多量の食塩が生じ、この分
離及び処理に費用がかかるという欠点を有する。
【0004】副生物を生じない製造法として、モノエタ
ノールアミンを原料とし、水素存在下、アンモニアと反
応させる方法が広く実施されている。この方法は、触媒
を使用することが特徴であり、各種の触媒が提案されて
いる。
【0005】従来知られている触媒の一部を列挙すれ
ば、Ni−Cu−Cr系触媒(例えば米国特許3151
115号等)、Ni−Fe系触媒(例えば米国特許37
66184号等),Ni−Cu系触媒(例えば特開昭5
4−88892号公報等),Ni−Co−Cu系触媒
(例えば米国特許4014933号等),Ni−Re系
触媒(例えば特開昭56−108534号公報等)等が
ある。これらの触媒はいずれもニッケルを含有してお
り、触媒の性能を改善するために、第二,第三成分を添
加している。しかし、これらの触媒では、ピペラジン等
の環状体及び水酸基を含有したアミンが多く生成するた
め、選択性の点で十分ではなく、また活性に関しても工
業的に満足できる水準にあるとは言えない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、副生物
を生じないモノエタノールアミンを原料とするエチレン
アミンの製造法において用いる触媒に関しては、多数開
示されているが、これらの触媒は活性が低く、また環状
体及び水酸基含有アミンが多く副生するため、工業的に
満足できる触媒とは言えない。
【0007】したがって、ニッケルよりも活性,選択性
が大幅に向上した高性能触媒を使用したエチレンアミン
の製造法が望まれている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、この現状
に鑑み、エチレンアミンの製造法について、鋭意検討し
た結果、ニッケルにチタンを添加することにより、ニッ
ケルにチタンを添加しなかった場合よりも触媒が極めて
高い活性及び選択性を示すという新規な事実を見出し、
本発明を完成させるに至った。
【0009】即ち、本発明は、水素存在下、アンモニア
及び/又はエチレンアミンをエタノールアミンと反応さ
せ、原料のアンモニア及び/又はエチレンアミンよりエ
チレン鎖の数が増加したエチレンアミンを製造する方法
において、ニッケル及びチタンを触媒として使用するこ
とを特徴とするエチレンアミンの製造法である。
【0010】以下に本発明を更に詳しく説明する。
【0011】本発明の方法において使用される触媒は、
ニッケル及びチタンである。本発明の方法において、ニ
ッケルとはニッケル元素単体及びニッケル元素を含む化
合物を意味する。具体的には、金属ニッケル,ニッケル
酸化物,ニッケル水酸化物,ニッケル塩,ニッケルアル
コキシド,ニッケル錯体などを例示することができる
が、反応条件に安定なニッケル金属,ニッケル酸化物が
好ましい。
【0012】一方、チタンとはチタン元素単体及びチタ
ン元素を含む化合物を意味する。具体的には、チタン酸
化物,金属チタン,チタン塩,チタンアルコキシド,チ
タン水酸化物などを例示することができるが、反応条件
に安定な金属チタン,チタン酸化物が好ましい。
【0013】本発明の方法においては、ニッケル及びチ
タンは、活性を向上させるため、通常、担体に担持して
使用されるが、担体に担持しなくても一向に差支えな
い。
【0014】又、ニッケル及びチタンの担持量は、特に
限定されないが、触媒の0.1重量%以上80重量%以
下が好ましく、1重量%以上70重量%以下がさらに好
ましい。
【0015】担体に担持する場合、担体としては、シリ
カ,アルミナ,チタニア,ジルコニア,マグネシア,カ
ルシア,トリア,酸化ニオブ,酸化亜鉛,希土類金属の
酸化物などの金属酸化物,シリカ−カルシア,シリカ−
マグネシア,シリカ−アルミナ,ゼオライト,軽石,ケ
イソウ土,酸性白土等の複合酸化物,炭化ケイ素,多孔
質ガラスあるいは活性炭などが使用できる。担体によっ
ては、ニッケル及びチタンと相互作用を有し、相互作用
の強いものはニッケル,チタンと担体の間に化学結合が
生じ、活性,選択性,耐熱性,触媒寿命が変化するもの
がある。担体にニッケル及びチタンを担持する場合は、
ニッケル及びチタンを同時に担持しても、別々に担持し
ても良い。担持方法については特に限定されないが、あ
えて例示すると、 1)一般に含浸担持法と呼ばれている方法であり、ニッ
ケル及びチタンの溶液を担体に含浸させる方法、 2)一般に共沈法と呼ばれている方法であり、ニッケル
及びチタンの溶液と、担体成分を溶解した溶液を混合
し、これに、沈殿剤を加え分解する方法、 3)一般に沈着法と呼ばれている方法であり、ニッケル
及びチタンの溶液に担体を浸漬した後、撹拌しながら沈
殿剤を加え、担体上にニッケル及びチタンの沈殿を作る
方法、 4)一般に混練法と呼ばれている方法であり、ニッケル
及びチタンの溶液に沈殿剤を加え沈殿を作った後、これ
に担体の粉末,ヒドロゲル,ヒドロゾルを加えて混練す
る方法 などがあるが、その他の方法で調製しても一向に差支え
ない。
【0016】ニッケル及びチタンの溶液は、ニッケル及
びチタンの可溶性の塩又は錯体を溶媒に溶解して調製す
ればよい。例えば、ニッケルの可溶性の塩又は錯体とし
ては硝酸ニッケル,硫酸ニッケル,塩化ニッケル,臭化
ニッケル,ヨウ化ニッケル,酢酸ニッケル,ギ酸ニッケ
ル,シュウ酸ニッケル,ニッケルアルコキシド,ニッケ
ルアセチルアセトナート,ニッケルカルボニル等が使用
でき、チタンの可溶性の塩又は錯体としては、チタンア
ルコキシド,塩化チタン,フッ化チタン,硫酸チタン,
硝酸チタン等が使用できる。
【0017】ニッケル及びチタンは担体に担持した後、
加水分解及び/又は焼成により酸化物とすることがで
き、還元により金属とすることができる。焼成及び還元
の条件については、ニッケル及びチタンの種類,担体の
種類及び担持方法などによって大幅に変化するため限定
することは困難であるが、あえて活性アルミナ担体を使
用した場合について以下に例示する。
【0018】焼成温度に関しては、ニッケルの原料とし
て硝酸塩及び/又は酢酸塩を使用し、チタンの原料とし
てアルコキシドを使用するときは、200℃以上700
℃以下が好ましい。200℃未満の温度では、ニッケル
の硝酸塩及び/又は酢酸塩とチタンアルコキシドの分解
速度が遅く、700℃を越える温度で焼成すると、ニッ
ケル及びチタンの凝集が起こり、触媒活性が低くなる
し、ニッケルがニッケルアルミネートとなるため、還元
性が低下する。
【0019】焼成の雰囲気ガスとしては、空気,窒素な
どが使用できる。水素ガスで還元する場合の還元温度に
関しては、300℃以上650℃以下が好ましい。30
0℃未満の温度ではニッケルの還元速度が遅くなり、6
50℃を越える温度では、ニッケル及びチタンの凝集が
起こるため、触媒の活性が低下する。ただし、活性アル
ミナよりも、ニッケル,チタンとの相互作用の弱いシリ
カ,α−アルミナ,ケイソウ土,ガラス等の担体を使用
する場合には200℃以下の温度でも十分金属ニッケル
に還元される場合がある。
【0020】本発明の方法において、ニッケルに対する
チタンの比率は、原子比でNi/Tiが0.01以上1
00以下が好ましく、0.05以上50以下がさらに好
ましい。Ni/Tiが0.01未満あるいは100を越
えると、触媒の活性及び選択性は低下する。
【0021】本発明の方法において使用される触媒は粉
末状で使用しても良く、顆粒状,球状,円柱状,円筒
状,ペレット状又は不定形に成型して使用しても良い。
触媒の成型は、成型した担体にニッケル及びチタンを担
持する方法,粉末状のニッケル及びチタンもしくは粉末
状の担体にニッケル及びチタンを担持し、打錠成型,押
出し成型,噴霧乾燥,転動造粒など種々の方法で実施す
ることができる。懸濁床の場合は、粉末状あるいは顆粒
状に成型した触媒を使用でき、固定床の場合は、ペレッ
ト状,タブレット状,球状、顆粒状などに成型した触媒
が使用できる。触媒を成型する際に、アルミナゾル,シ
リカゾル,チタニアゾル,酸性白土,粘土などのバイン
ダーを加えても良い。
【0022】本発明の方法における触媒の使用量は反応
を工業的に有意な速度で進行させるのに必要な量であれ
ば良い。反応形式が懸濁床か固定床かによって、使用す
る量は変動するため限定することは困難であるが、懸濁
床の場合、原料の総重量に対して、0.1重量%以上2
0重量%以下の触媒が通常使用される。0.1重量%未
満の場合は、十分な反応速度が得られず、20重量%を
越えると触媒を増やした効果は小さい。
【0023】本発明の方法において使用される原料は、
エタノールアミン、アンモニア及び/又はエチレンアミ
ンである。
【0024】本発明において、エタノールアミンとは、
エチレン鎖を有する分子であり、分子中に水酸基及びア
ミノ基を有する化合物を言い、モノエタノールアミン,
ジエタノールアミン,トリエタノールアミン,N−(2
−アミノエチル)エタノールアミン,N−(2−ヒドロ
キシエチル)ピペラジンなどが例示される。
【0025】また、本発明において、エチレンアミンと
はエチレン鎖の両端にアミノ基を有する化合物を言い、
エチレンジアミン,ジエチレントリアミン,トリエチレ
ンテトラミン,テトラエチレンペンタミン,ペンタエチ
レンヘキサミン,ピペラジン,N−(2−アミノエチ
ル)ピペラジン,トリエチレンジアミンなどが例示され
る。アンモニアは、水を含まない状態で使用しても、ア
ンモニア水の状態で使用しても良い。
【0026】本発明の方法において使用される原料の組
合せは、 (1)アンモニア及びエタノールアミン、 (2)エチレンアミン及びエタノールアミン、 (3)アンモニア,エチレンアミン及びエタノールアミ
ンである。
【0027】本発明の方法における反応は、逐次反応で
あり、生成したアミン類がさらに原料となり反応する。
エタノールアミンとしてモノエタノールアミン,エチレ
ンアミンとして最も低級なエチレンジアミンを原料とし
て使用した場合は、(1)の原料の組合せでは、エチレ
ンジアミンが生成するが、生成したエチレンジアミンが
さらに反応して、ジエチレントリアミン,トリエチレン
テトラミン,ピペラジン,N−(2−アミノエチル)ピ
ペラジンも生成する。(2)では、ジエチレントリアミ
ン,トリエチレンテトラミン,テトラエチレンペンタミ
ン,ピペラジン,N−(2−アミノエチル)ピペラジン
が生成し、(3)では、エチレンジアミン,ジエチレン
トリアミン,トリエチレンテトラミン,ピペラジン,N
−(2−アミノエチル)ピペラジンが生成する。すなわ
ち原料のアンモニア,エチレンアミンよりエチレン鎖の
数の増加したエチレンアミンが生成する。また、エチレ
ン鎖の数の増加したエタノールアミン類も副生するが、
これらも逐次反応であるため、消費される。
【0028】本発明の方法において使用される原料の比
は、モル比で、エチレンアミン/エタノールアミンは
0.1以上20以下が好ましく、0.5以上10以下が
さらに好ましい。アンモニア/エタノールアミン比は1
以上50以下が好ましく、5以上30以下がさらに好ま
しい。エタノールアミンがアンモニア及びエチレンアミ
ンに比べ少なすぎると、反応圧力が高くなりすぎるため
実用的ではなく、エタノールアミンがアンモニア及びエ
チレンアミンに比べ多すぎると、工業的に好ましくない
ピペラジン等の環状アミン及びエチレンアミン以外のエ
タノールアミン類の副生が多くなる。
【0029】本発明の方法においては、反応は水素の存
在下に行われるが、水素の供給量はモル比で、水素/エ
タノールアミン比が0.01以上5以下が好ましく、
0.02以上4以下がさらに好ましい。この比が上記範
囲よりも小さい場合あるいは大きい場合は反応速度が低
下する。
【0030】本発明の方法においては、反応は通常11
0℃以上290℃以下、好ましくは140℃以上260
℃以下の温度で実施される。110℃未満の温度では、
反応速度が著しく低く、290℃を越えると、圧力が高
くなると共に、アミンの分解が生じるため実用的ではな
い。
【0031】本発明の方法においては、反応は液相で実
施しても気相で実施しても良いが、高品質のエチレンア
ミンを製造するには液相で反応した方が良い。
【0032】本発明の方法においては、圧力は、原料,
反応温度などによって大きく変動するため限定すること
は困難であるが、エタノールアミン及びエチレンアミン
を液相に維持できる圧力であれば良い。
【0033】本発明の方法においては、溶媒を使用する
こともできる。溶媒としては、エチレンアミン及びアン
モニアを溶解できるものが良く、水,ジオキサン,ジエ
チレングリコールジメチルエーテル,トリエチレングリ
コールジメチルエーテル等が例示できるが、その他の溶
媒を使用しても一向に差支えない。
【0034】本発明の方法においては、反応方法に特に
制限はない。懸濁床による回分,半回分,連続反応,あ
るいは、固定床,流動床,移動床による連続反応のどれ
を実施しても一向に差支えない。
【0035】本発明の方法においては、通常、反応液は
触媒と分離した後、未反応の原料を蒸留によって分離・
回収する。また生成したエチレンアミンも蒸留によって
各成分に分離される。蒸留はバッチ式で実施しても連続
式で実施しても一向に差支えない。
【0036】本発明の方法においては、原料及び生成し
たエチレンアミンは必要に応じて再び反応帯域に循環す
ることができる。生成したエチレンアミンを反応帯域に
循環することにより、エチレンアミンの生成物組成を変
化させることが可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明は、エタノールアミンからエチレ
ンアミンを製造する方法において、高活性かつ高選択性
のニッケル及びチタンを触媒として使用する方法を提供
するものであり、工業的に極めて有用である。
【0038】
【実施例】以下、本発明を具体的に実施例にて説明する
が、本発明はこれらの実施例にのみ特に限定されるもの
ではない。
【0039】表現の簡略化のため、エチレンアミン及び
エタノールアミンは以下のような記号にて略記する。
【0040】EDA :エチレンジアミン DETA:ジエチレントリアミン TETA:トリエチレンテトラミン TEPA:テトラエチレンペンタミン PIP :ピペラジン AEP :N−(2−アミノエチル)ピペラジン MEA :モノエタノールアミン AEEA:N−(2−アミノエチル)エタノールアミン また、以下の実施例中で示す選択率は次式で表される。
【0041】 選択率(%) = 生成物のモル数 × 生成物が有す
るエチレン鎖数÷消費されたMEAのモル数×100 実施例1 8.48gの酢酸ニッケル(II)・四水和物と1.1
9gのチタンイソプロポキシドを28.5gのエタノ−
ルに溶解し、これに7.8gの粉末シリカゲルを加え1
時間浸漬した。これをエバポレーターで乾燥した後12
0℃で一晩乾燥した。次に200ml/minの乾燥空
気流通下、180℃で1時間及び400℃で1時間焼成
した。焼成後、30ml/minの水素及び30ml/
minの窒素の流通下、400℃で2時間還元した。焼
成及び還元の際は、昇温速度は10℃/minとした。
得られた触媒を触媒Aとする。この触媒のニッケル担持
量は20重量%であり、Ni/Tiの原子比は、8.1
4であった。
【0042】200mlの電磁撹拌式ステンレス製オー
トクレーブに18gのMEA及び1.5gの触媒Aを入
れ、窒素置換した後、52gのアンモニアを添加し、室
温下での水素分圧が20kg/cmとなるように、水
素を導入した。その後、200℃に昇温し、3時間この
温度に維持した。反応終了後、反応液をガスクロマトグ
ラフィーにより分析した。その結果、MEA転化率は6
2.9%であり、選択率に関しては、EDAが56.8
%,PIPが14.2%,DETAが6.7%,AEE
Aが9.1%,AEPが2.4%,TETAが1.0%
であった。なお,PIPに代表される環状体及びAEE
Aに代表される水酸基含有アミンの様な好ましくない生
成物に対するEDAの様に好ましい生成物の比率を示す
EDA/(PIP+AEEA)の値は2.44であっ
た。
【0043】比較例1 チタンを添加しなかった他は触媒Aと同じ方法で比較触
媒を調製した。即ち、8.48gの酢酸ニッケル(I
I)・四水和物を28.5gのエタノ−ルに溶解し、こ
れに8.0gの粉末シリカゲルを加え1時間浸漬した。
これをエバポレーターで乾燥した後、120℃で一晩乾
燥した。これを200ml/minの乾燥空気流通下、
180℃で1時間及び400℃で1時間焼成した。焼成
後、30ml/minの水素及び30ml/minの窒
素の流通下、400℃で2時間還元した。焼成及び還元
の際は、昇温速度は10℃/minとした。得られた触
媒を比較触媒Aとする。この触媒のニッケル担持量は2
0重量%であった。
【0044】触媒Aの代わりに比較触媒Aを使用した他
は実施例1と全く同じ方法で反応を行った。その結果、
MEA転化率は33.0%であり、選択率に関しては、
EDAが51.1%,PIPが8.8%,DETAが
4.7%,AEEAが16.3%,AEPが1.0%,
TETAが0.3%であった。なおEDA/(PIP+
AEEA)の値は2.08であった。
【0045】実施例2 200mlの電磁攪拌式ステンレス製オ−トクレ−ブに
18gのMEA及び2.0gの触媒Aを入れ窒素置換し
た後、52gのアンモニアを添加し。室温下での水素分
圧が20Kg/cmになるように水素を導入した。そ
の後、180℃に昇温し、3時間この温度を維持した。
反応終了後、反応液をガスクロマトグラフィ−により分
析した。その結果、MEA転化率は、32.1%であ
り、選択率に関しては、EDAが69.2%,PIPが
6.9%,DETAが、5.3%,AEEAが14.5
%,TETAが0.5%であった。尚、EDA/(PI
P+AEEA)の値は、3.23であった。
【0046】比較例2 比較例1の比較触媒Aを用いた以外は、実施例2と同様
の方法で反応を行った。その結果、MEA転化率は、1
3.2%であり、選択率に関しては、EDAが、66.
8%であり、PIPが7.2%,DETAが5.6%,
AEEAが16.5%,TETAが0.3%であった。
尚、EDA/(PIP+AEEA)の値は、2.82で
あった。
【0047】実施例3 8.48gの酢酸ニッケル(II)・四水和物と1.1
9gのチタンイソプロポキシドを28.5gのエタノ−
ルに溶解し、これに7.8gの活性アルミナ粉末を加え
1時間浸漬した。これをエバポレ−タ−で乾燥した後、
120℃で一晩乾燥した。次に、200ml/minの
乾燥空気流通下、180℃で1時間及び400℃で1時
間焼成した。焼成後、30ml/minの水素及び30
ml/minの窒素の流通下、400℃で2時間還元し
た。焼成及び還元の際は、昇温速度は、10℃/min
とした。得られた触媒を触媒Bとする。この触媒のニッ
ケル担持量は、20重量%であり、Ni/Tiの原子比
は、8.14であった。
【0048】200mlの電磁撹拌式ステンレス製オー
トクレーブに18gのMEA及び1.5gの触媒Bを入
れ、窒素置換した後、52gのアンモニアを添加し、室
温下での水素分圧が20kg/cmとなるように、水
素を導入した。その後、200℃に昇温し、3時間この
温度に維持した。反応終了後、反応液をガスクロマトグ
ラフィーにより分析した。その結果、MEA転化率は5
8.7%であり、選択率に関しては、EDAが54.6
%,PIPが13.7%,DETAが6.5%,AEE
Aが10.5%,AEPが3.3%,TETAが1.1
%であった。なおEDA/(PIP+AEEA)の値は
2.26であった。
【0049】実施例4 9.91gの硝酸ニッケル・六水和物と0.40gの四
塩化チタンを3.44gの13N硝酸と28.5gの水
の混合液に溶解し、これに7.9gの粉末シリカゲルを
加え1時間浸漬した。これをエバポレ−タ−で乾燥した
後、120℃で一晩乾燥した。
【0050】次に、200ml/Minの乾燥空気流通
下、180℃で1時間及び400℃で1時間焼成した。
焼成後、30ml/minの水素及び30ml/min
の窒素の流通下、400℃で2時間還元した。焼成及び
還元の際は、昇温速度は、10℃/minとした。得ら
れた触媒を触媒Cとする。この触媒のニッケル担持量
は、10重量%でありNi/Tiの原子比は、16.2
であった。
【0051】200mlの電磁攪拌式ステンレス製オ−
トクレ−ブに18gのMEA及び1.5gの触媒Cを入
れ、窒素置換した後、52gのアンモニアを添加し、室
温下での水素分圧が20Kg/cmとなるように水素
を導入した。その後、200℃に昇温し、3時間この温
度に維持した。
【0052】反応終了後、反応液をガスクロマトグラフ
ィ−により分析した。その結果、MEA転化率は、5
3.2%であり、選択率に関しては、EDAが59.5
%,PIPが13.2%,DETAが5.6%,AEE
Aが15.2%,AEPが0.6%,TETAが0.3
%であった。なお、PIPに代表される環状体及びAE
EAに代表される水酸基含有アミンの様な好ましくない
生成物に対するEDAの様な好ましい生成物の比率を示
すEDA/(PIP+AEEA)の値は、2.10であ
った。
【0053】実施例5 9.91gの硝酸ニッケル・六水和物を28.5gの水
に溶解し、これに8.00gの粉末チタニアを加え1時
間浸漬した。これをエバポレ−タ−で乾燥した後、12
0℃で一晩乾燥した。次に、200ml/minの乾燥
空気流通下、400℃で1時間焼成した。焼成後、30
ml/minの水素及び30ml/minの窒素の流通
下、400℃で2時間焼成した。焼成及び還元の際は、
昇温速度は、10℃/minとした。得られた触媒を触
媒Dとする。この触媒のニッケル担持量は、20重量%
であり、Ni/Tiの原子比は、0.34であった。
【0054】200mlの電磁攪拌式ステンレス製オ−
トクレ−ブに18gのMEA及び1.5gの触媒Dを入
れ窒素置換した後、52gのアンモニアを添加し、室温
下での水素分圧が20Kg/cmとなるように水素を
導入した。その後、200℃に昇温し、3時間この温度
に維持した。反応終了後、反応液をガスクロマトグラフ
ィ−により分析した。その結果、MEA転化率は、4
8.9%であり、選択率に関しては、EDAが、64.
2%,PIPが8.9%,DETAが4.8%,AEE
Aが、20.3%,AEPが0.5%,TETAが0.
1%であった。なお、PIPに代表される環状体及びA
EEAに代表される水酸基含有アミンの様な好ましくな
い生成物に対するEDAの様に好ましい生成物の比率を
示すEDA/(PIP+AEEA)の値は、2.20で
あった。
【0055】実施例6 200mlの電磁攪拌式ステンレス製オ−トクレ−ブに
60gのEDA,30gのMEA及び1gの触媒Bを入
れ200℃に加熱した。3時間この温度に維持し、冷却
した後。反応液をガスクロマトグラフィ−で分析した。
その結果、MEA転化率は、17.5%であり、原料及
び生成水を除いた生成物の組成は、PIPが、21.4
重量%,DETAが60.6重量%,AEEAが7.8
重量%,AEPが1.5重量%,TETAが3.5重量
%であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 水素存在下、アンモニア及び/又はエチ
    レンアミンをエタノールアミンと反応させ、原料のアン
    モニア及び/又はエチレンアミンよりエチレン鎖の数が
    増加したエチレンアミンを製造する方法において、ニッ
    ケル及びチタンを触媒として使用することを特徴とする
    エチレンアミンの製造法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6153049A (en) * 1998-03-25 2000-11-28 The Dow Chemical Company Method for inhibiting the deposition of white pitch in paper production using ethylene amine compound

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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