JPH05174703A - 電界放出型素子とその製造方法 - Google Patents
電界放出型素子とその製造方法Info
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- JPH05174703A JPH05174703A JP7253192A JP7253192A JPH05174703A JP H05174703 A JPH05174703 A JP H05174703A JP 7253192 A JP7253192 A JP 7253192A JP 7253192 A JP7253192 A JP 7253192A JP H05174703 A JPH05174703 A JP H05174703A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電子放出電圧が低く、電気特性が安定した電
界放出型素子を再現性、均一性よく製造する。 【構成】 電界放出型素子を構成する冷陰極10が、そ
の先端部に鋭く尖った突起をもち、該突起と胴体部は連
続曲線状のつながりをもつ形状を有する。その製造方法
は、シリコン基板1上にキャビティを形成し、キャビテ
ィを酸化して形成された鋳型を用いて冷陰極を形成す
る。電界放出型素子の製造は、冷陰極10とゲート電極
11の間隔を酸化シリコン膜9の膜厚などで決め、位置
決めはシリコン基板1中の埋め込み酸化シリコン膜や電
気化学的エッチングによるエッチストップ技術などを用
いて行う。 【効果】 冷陰極の電子放出電圧が低く、電気特性の安
定性、寿命を向上できる。先鋭な冷陰極と、冷陰極から
非常に近い位置に精度よく設置されたゲート電極とをも
つ複数の電界放出型素子を均一に再現性よく製造でき
る。
界放出型素子を再現性、均一性よく製造する。 【構成】 電界放出型素子を構成する冷陰極10が、そ
の先端部に鋭く尖った突起をもち、該突起と胴体部は連
続曲線状のつながりをもつ形状を有する。その製造方法
は、シリコン基板1上にキャビティを形成し、キャビテ
ィを酸化して形成された鋳型を用いて冷陰極を形成す
る。電界放出型素子の製造は、冷陰極10とゲート電極
11の間隔を酸化シリコン膜9の膜厚などで決め、位置
決めはシリコン基板1中の埋め込み酸化シリコン膜や電
気化学的エッチングによるエッチストップ技術などを用
いて行う。 【効果】 冷陰極の電子放出電圧が低く、電気特性の安
定性、寿命を向上できる。先鋭な冷陰極と、冷陰極から
非常に近い位置に精度よく設置されたゲート電極とをも
つ複数の電界放出型素子を均一に再現性よく製造でき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電子信号処理回
路、電子信号増幅器等に用いて好適な、例えば、走査型
電子顕微鏡やブラウン管などに用いられる電界放出型素
子とその製造方法に関する。
路、電子信号増幅器等に用いて好適な、例えば、走査型
電子顕微鏡やブラウン管などに用いられる電界放出型素
子とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路製造プロセス技術を用いてシリ
コン基板やガラス基板上に形成するミクロンサイズの電
界放出型素子は、近年研究が盛んになり、冷陰極、制御
電極及び陽極で構成される真空3極管構造を形成する真
空管集積回路への応用や、平面上に冷陰極を多数配列し
相対向する面に蛍光体を設けたフラットパネルディスプ
レイへの応用など新しい応用が期待されている。
コン基板やガラス基板上に形成するミクロンサイズの電
界放出型素子は、近年研究が盛んになり、冷陰極、制御
電極及び陽極で構成される真空3極管構造を形成する真
空管集積回路への応用や、平面上に冷陰極を多数配列し
相対向する面に蛍光体を設けたフラットパネルディスプ
レイへの応用など新しい応用が期待されている。
【0003】従来の電界放出型素子及びその製造方法と
して、例えば、U.S.Patent 4,307,507(Dec.29, 1981)に
あるGrayの方法や、S.M.Zimmerman,D.B.Colavito及びW.
T.Babie によるDEVELOPMENT PROGRESS TOWARD THE FABR
ICATION OF VACUUM MICROELECTRONIC DEVICES USING CO
NVENTIONAL SEMICONDUCTOR PROCESSING (PROCEEDINGSOF
IEDM90,P.163-P.166(1990)) において提案されたもの
や、WILLIAMJ. ORVIS、CHARLES F. McCONAGHY、DINO R.
CIARLO、JICK H. YEE 及びED W. HEE による"Modeling
and Fabricating Micro-Cavity Integrated VacuumTub
es"(IEEE TRANSACTIONS ON ELECTRON DEVICES VOL.36 N
O.11 NOVEMBER 1989)において提案されたものが知られ
ている。これらの概要を述べると次の通りである。
して、例えば、U.S.Patent 4,307,507(Dec.29, 1981)に
あるGrayの方法や、S.M.Zimmerman,D.B.Colavito及びW.
T.Babie によるDEVELOPMENT PROGRESS TOWARD THE FABR
ICATION OF VACUUM MICROELECTRONIC DEVICES USING CO
NVENTIONAL SEMICONDUCTOR PROCESSING (PROCEEDINGSOF
IEDM90,P.163-P.166(1990)) において提案されたもの
や、WILLIAMJ. ORVIS、CHARLES F. McCONAGHY、DINO R.
CIARLO、JICK H. YEE 及びED W. HEE による"Modeling
and Fabricating Micro-Cavity Integrated VacuumTub
es"(IEEE TRANSACTIONS ON ELECTRON DEVICES VOL.36 N
O.11 NOVEMBER 1989)において提案されたものが知られ
ている。これらの概要を述べると次の通りである。
【0004】最初に、Grayらにより発明された冷陰極と
その製造方法を説明する。この方法は、単結晶シリコン
基板上に形成したエッチングマスク内に、微小な開孔を
単数個、あるいは複数個設け、単結晶シリコン基板をエ
ッチングする際に、結晶方位によってエッチング速度が
異なる異方性エッチング液を利用し、底部が尖った形状
のエッチング孔を再現性よく得るというものである。
その製造方法を説明する。この方法は、単結晶シリコン
基板上に形成したエッチングマスク内に、微小な開孔を
単数個、あるいは複数個設け、単結晶シリコン基板をエ
ッチングする際に、結晶方位によってエッチング速度が
異なる異方性エッチング液を利用し、底部が尖った形状
のエッチング孔を再現性よく得るというものである。
【0005】例えば、(100)基板を利用し、水酸化
カリウム水溶液で上述したようなエッチングを行えば、
四角錐状のエッチング孔が形成される。しかる後、冷陰
極材料を前記エッチング孔を形成した単結晶シリコン基
板上に薄膜として形成する。このとき単結晶シリコン基
板上に、なんらかの保護膜を形成してから冷陰極材料の
形成を行ってもよい。最後に、鋳型として利用した前記
単結晶シリコン基板をエッチング除去することによっ
て、冷陰極を製造する。これによって、四角錐の形状の
冷陰極が得られる。
カリウム水溶液で上述したようなエッチングを行えば、
四角錐状のエッチング孔が形成される。しかる後、冷陰
極材料を前記エッチング孔を形成した単結晶シリコン基
板上に薄膜として形成する。このとき単結晶シリコン基
板上に、なんらかの保護膜を形成してから冷陰極材料の
形成を行ってもよい。最後に、鋳型として利用した前記
単結晶シリコン基板をエッチング除去することによっ
て、冷陰極を製造する。これによって、四角錐の形状の
冷陰極が得られる。
【0006】次に、S.M.Zimmerman らのマイクロ3極管
の製造方法を説明する。図27〜図31は、S.M.Zimmer
man らによって実施されたマイクロ3極管の製造プロセ
スの素子断面図である。まず図27に示すように、単結
晶シリコン基板23を酸化して基板23上に酸化シリコ
ン膜19を形成し、その上にさらに窒化シリコン膜20
及びゲート電極となるポリシリコン膜21を順に堆積す
る。
の製造方法を説明する。図27〜図31は、S.M.Zimmer
man らによって実施されたマイクロ3極管の製造プロセ
スの素子断面図である。まず図27に示すように、単結
晶シリコン基板23を酸化して基板23上に酸化シリコ
ン膜19を形成し、その上にさらに窒化シリコン膜20
及びゲート電極となるポリシリコン膜21を順に堆積す
る。
【0007】次に図28に示すように、ポリシリコン膜
21に例えば一辺が2μm程度の正方形の開口22を形
成し、その開口22を通して窒化シリコン膜20及び酸
化シリコン膜19をエッチングする。
21に例えば一辺が2μm程度の正方形の開口22を形
成し、その開口22を通して窒化シリコン膜20及び酸
化シリコン膜19をエッチングする。
【0008】次に図29に示すように、減圧化学気相成
長法(LPCVD法)で酸化シリコン膜27を基板全面
に堆積すると前記開口部22には逆円錐状に酸化シリコ
ン膜27が形成される。しかるのち、図30に示すよう
にLPCVD法でポリシリコン膜24を基板全面に形成
すると前記逆円錐状の酸化シリコン膜27を鋳型として
ポリシリコン24が逆円錐状に形成されて電子放出銃で
ある冷陰極26が形成される。
長法(LPCVD法)で酸化シリコン膜27を基板全面
に堆積すると前記開口部22には逆円錐状に酸化シリコ
ン膜27が形成される。しかるのち、図30に示すよう
にLPCVD法でポリシリコン膜24を基板全面に形成
すると前記逆円錐状の酸化シリコン膜27を鋳型として
ポリシリコン24が逆円錐状に形成されて電子放出銃で
ある冷陰極26が形成される。
【0009】しかるのち、図31に示すように前記ポリ
シリコンの冷陰極26の近辺のポリシリコン膜24に開
口25を形成し、その開口25を通して最初に形成した
開口22内に堆積された酸化シリコン膜27をエッチン
グ除去することによって空間を形成し、アノード23、
ゲート21及び冷陰極26からなるマイクロ3極管が形
成される。
シリコンの冷陰極26の近辺のポリシリコン膜24に開
口25を形成し、その開口25を通して最初に形成した
開口22内に堆積された酸化シリコン膜27をエッチン
グ除去することによって空間を形成し、アノード23、
ゲート21及び冷陰極26からなるマイクロ3極管が形
成される。
【0010】上述の従来のマイクロ3極管の製造方法に
おいては、冷陰極26を形成する方法として、基板23
上に形成した微小な開口部22に、LPCVD法によっ
て酸化シリコン膜27を形成することにより、酸化シリ
コン膜27の逆円錐状の鋳型を形成し、この鋳型上にポ
リシリコン膜を形成することによって行っている。
おいては、冷陰極26を形成する方法として、基板23
上に形成した微小な開口部22に、LPCVD法によっ
て酸化シリコン膜27を形成することにより、酸化シリ
コン膜27の逆円錐状の鋳型を形成し、この鋳型上にポ
リシリコン膜を形成することによって行っている。
【0011】次に、WILLIAM J. ORVISらのマイクロ3極
管の製造方法を説明する。
管の製造方法を説明する。
【0012】まず、単結晶シリコン基板の全面に酸化シ
リコン膜などのエッチング保護膜を形成した後、このエ
ッチング保護膜をエッチングによりパターニングして例
えば一辺の長さが5μm程度の正方形のパターンを形成
する。
リコン膜などのエッチング保護膜を形成した後、このエ
ッチング保護膜をエッチングによりパターニングして例
えば一辺の長さが5μm程度の正方形のパターンを形成
する。
【0013】次に、このエッチング保護膜をエッチング
マスクとして、例えばエチレンジアミンピロカテコール
水溶液のような、単結晶シリコンに対してエッチング速
度が結晶方位依存性(異方性)を持つ異方性エッチング
液で単結晶シリコン基板をエッチングすることにより、
このエッチング保護膜下にピラミッド型の単結晶シリコ
ンを形成し、これを電子放出銃である冷陰極とする。
マスクとして、例えばエチレンジアミンピロカテコール
水溶液のような、単結晶シリコンに対してエッチング速
度が結晶方位依存性(異方性)を持つ異方性エッチング
液で単結晶シリコン基板をエッチングすることにより、
このエッチング保護膜下にピラミッド型の単結晶シリコ
ンを形成し、これを電子放出銃である冷陰極とする。
【0014】次に、この冷陰極を埋めるようにリンガラ
ス層を形成し、このリンガラス層の上にポリシリコン膜
を形成した後、このポリシリコン層をストライプ状にパ
ターニングしてゲート電極を形成するとともに、冷陰極
の先端部分のポリシリコン層にエッチングにより開口を
形成する。
ス層を形成し、このリンガラス層の上にポリシリコン膜
を形成した後、このポリシリコン層をストライプ状にパ
ターニングしてゲート電極を形成するとともに、冷陰極
の先端部分のポリシリコン層にエッチングにより開口を
形成する。
【0015】次に、このポリシリコン層上及びこのポリ
シリコン層に形成された開口の内部に2層目のリンガラ
ス層を形成し、その上に更にアノード電極となるポリシ
リコン層を形成して、最後に冷陰極の先端とゲート電極
との間及びゲート電極とアノード電極との間のリンガラ
ス層をエッチング除去する。これにより、密閉キャビテ
ィ型マイクロ3極管が形成される。
シリコン層に形成された開口の内部に2層目のリンガラ
ス層を形成し、その上に更にアノード電極となるポリシ
リコン層を形成して、最後に冷陰極の先端とゲート電極
との間及びゲート電極とアノード電極との間のリンガラ
ス層をエッチング除去する。これにより、密閉キャビテ
ィ型マイクロ3極管が形成される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の技術には、以下の課題があった。
ような従来の技術には、以下の課題があった。
【0017】Grayらの方法においては、シリコン単結晶
を異方性エッチングして形成した鋳型を利用するため、
冷陰極の形状の再現性、均一性は良好であるが、冷陰極
先端の先鋭化、微細化の向上が難しく、冷陰極に近接し
て制御電極を形成することが困難であった。
を異方性エッチングして形成した鋳型を利用するため、
冷陰極の形状の再現性、均一性は良好であるが、冷陰極
先端の先鋭化、微細化の向上が難しく、冷陰極に近接し
て制御電極を形成することが困難であった。
【0018】また、この方法で形成された冷陰極先端の
角度は、異方性エッチングによって露出する結晶面のな
す角度によって決定されるため、冷陰極先端の角度を小
さくし先鋭化することが難しく、電子放出電圧の低電圧
化が困難であった。
角度は、異方性エッチングによって露出する結晶面のな
す角度によって決定されるため、冷陰極先端の角度を小
さくし先鋭化することが難しく、電子放出電圧の低電圧
化が困難であった。
【0019】S.M.Zimmermanらのマイクロ3極管の製造
方法においては、シリコン基板23上の開口22にLP
CVD法によって酸化シリコン膜27を堆積して形成し
た逆円錐状の鋳型は、開口22の大きさや形状、酸化シ
リコン膜27の形成条件、及び膜厚によってその形状が
変化するため、再現性に極めて乏しく、結果として冷陰
極26先端の曲率半径も再現性に乏しい。また冷陰極2
6の先端部の位置も、上述した鋳型の形状の変化のため
に制御することは極めて困難であり、従ってアノード電
極となる単結晶シリコン基板23と冷陰極26間の距離
や、ゲート電極であるポリシリコン膜21と冷陰極26
の位置関係も制御できない。従って電子放出電圧が不均
一になったり、電子走行時間が素子によって異なるなど
の問題が生じ、電気的特性の安定性の面からも問題を有
していた。
方法においては、シリコン基板23上の開口22にLP
CVD法によって酸化シリコン膜27を堆積して形成し
た逆円錐状の鋳型は、開口22の大きさや形状、酸化シ
リコン膜27の形成条件、及び膜厚によってその形状が
変化するため、再現性に極めて乏しく、結果として冷陰
極26先端の曲率半径も再現性に乏しい。また冷陰極2
6の先端部の位置も、上述した鋳型の形状の変化のため
に制御することは極めて困難であり、従ってアノード電
極となる単結晶シリコン基板23と冷陰極26間の距離
や、ゲート電極であるポリシリコン膜21と冷陰極26
の位置関係も制御できない。従って電子放出電圧が不均
一になったり、電子走行時間が素子によって異なるなど
の問題が生じ、電気的特性の安定性の面からも問題を有
していた。
【0020】また、この方法で形成された冷陰極は、胴
体の傾斜角度が小さくなるため、抵抗が高くなりジュー
ル熱の発生により加熱され、冷陰極が破壊するという問
題があった。
体の傾斜角度が小さくなるため、抵抗が高くなりジュー
ル熱の発生により加熱され、冷陰極が破壊するという問
題があった。
【0021】WILLIAM J. ORVISらのマイクロ3極管の製
造方法においては、冷陰極の材料として単結晶シリコン
を使用し、この単結晶シリコンをエッチングすることに
より冷陰極を形成しているが、この従来の方法で製造さ
れる密閉キャビティ型マイクロ3極管は、単結晶シリコ
ンからなる冷陰極の電子放出効率が十分に良好でないこ
とから、実用的な3極管としての特性が得られていな
い。このため、冷陰極の特性の向上が望まれていた。
造方法においては、冷陰極の材料として単結晶シリコン
を使用し、この単結晶シリコンをエッチングすることに
より冷陰極を形成しているが、この従来の方法で製造さ
れる密閉キャビティ型マイクロ3極管は、単結晶シリコ
ンからなる冷陰極の電子放出効率が十分に良好でないこ
とから、実用的な3極管としての特性が得られていな
い。このため、冷陰極の特性の向上が望まれていた。
【0022】一方、冷陰極の特性は、冷陰極の材料と冷
陰極の先端の曲率半径によって主に決定される。この冷
陰極の材料としては、電子放出効率の点ではシリコンよ
りも金属や炭化金属などの方が優れているが、これらの
金属や炭化金属などの材料は、シリコンと同様のエッチ
ング法では電子放出銃の先端の曲率半径を極めて小さく
することは困難である。
陰極の先端の曲率半径によって主に決定される。この冷
陰極の材料としては、電子放出効率の点ではシリコンよ
りも金属や炭化金属などの方が優れているが、これらの
金属や炭化金属などの材料は、シリコンと同様のエッチ
ング法では電子放出銃の先端の曲率半径を極めて小さく
することは困難である。
【0023】本発明は、先端の曲率半径が小さく先端部
が小さな傾斜角度の突起をもった冷陰極を形成し、ま
た、冷陰極とアノード、ゲート間の位置関係を精密に制
御し、更に、冷陰極の材料として電子放出効率の高いも
のを使用できることにより、電子放出電圧が低く、電子
放出効率の高い、電気的特性の安定した電界放出素子
と、素子を均一で再現性よく製造する方法を提供する。
が小さな傾斜角度の突起をもった冷陰極を形成し、ま
た、冷陰極とアノード、ゲート間の位置関係を精密に制
御し、更に、冷陰極の材料として電子放出効率の高いも
のを使用できることにより、電子放出電圧が低く、電子
放出効率の高い、電気的特性の安定した電界放出素子
と、素子を均一で再現性よく製造する方法を提供する。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による電界放出型素子は、先端に鋭く尖った
突起と、該突起と連続曲線状のつながりをもつ形状を有
する胴体部とを備えた冷陰極を有する。
に、本発明による電界放出型素子は、先端に鋭く尖った
突起と、該突起と連続曲線状のつながりをもつ形状を有
する胴体部とを備えた冷陰極を有する。
【0025】また、本発明による冷陰極の製造方法は、
シリコン基板上、または該基板表面に絶縁膜、シリコン
薄膜のサンドイッチ構造を有するシリコン基板上にエッ
チングによりくぼみを形成し、該くぼみを酸化して第1
の酸化シリコン膜を形成する工程と、該第1の酸化シリ
コン膜上に導電膜を形成する工程と、前記第1の酸化シ
リコン膜を除去し、前記導電膜を露出させる工程とを具
備する。
シリコン基板上、または該基板表面に絶縁膜、シリコン
薄膜のサンドイッチ構造を有するシリコン基板上にエッ
チングによりくぼみを形成し、該くぼみを酸化して第1
の酸化シリコン膜を形成する工程と、該第1の酸化シリ
コン膜上に導電膜を形成する工程と、前記第1の酸化シ
リコン膜を除去し、前記導電膜を露出させる工程とを具
備する。
【0026】また、本発明によるマイクロ2極管の製造
方法は、シリコン基板上、または該基板表面に絶縁膜、
シリコン薄膜のサンドイッチ構造を有するシリコン基板
上にエッチングによりくぼみを形成する工程と、該くぼ
みだけを局所的に酸化し、第1の酸化シリコン膜を形成
する工程と、前記シリコン基板の前記くぼみの周囲をエ
ッチングする工程と、前記エッチングされた基板表面を
酸化し、第2の酸化シリコン膜を形成する工程と、第1
の酸化シリコン膜上に第1の導電膜を、第2の酸化シリ
コン膜上に第2の導電膜を形成する工程と、前記第1の
酸化シリコン膜を除去する工程とを具備する。
方法は、シリコン基板上、または該基板表面に絶縁膜、
シリコン薄膜のサンドイッチ構造を有するシリコン基板
上にエッチングによりくぼみを形成する工程と、該くぼ
みだけを局所的に酸化し、第1の酸化シリコン膜を形成
する工程と、前記シリコン基板の前記くぼみの周囲をエ
ッチングする工程と、前記エッチングされた基板表面を
酸化し、第2の酸化シリコン膜を形成する工程と、第1
の酸化シリコン膜上に第1の導電膜を、第2の酸化シリ
コン膜上に第2の導電膜を形成する工程と、前記第1の
酸化シリコン膜を除去する工程とを具備する。
【0027】また、本発明によるマイクロ3極管の製造
方法は、シリコン基板上、または該基板表面に絶縁膜、
シリコン薄膜のサンドイッチ構造を有するシリコン基板
上にエッチングによりくぼみを形成する工程と、該くぼ
みだけを局所的に酸化し、第1の酸化シリコン膜を形成
する工程と、前記シリコン基板の前記くぼみの周囲をエ
ッチングする工程と、前記エッチングされた基板表面を
酸化し、第2の酸化シリコン膜を形成する工程と、第1
の酸化シリコン膜上に第1の導電膜を、第2の酸化シリ
コン膜上に第2の導電膜を形成する工程と、前記第1、
第2の導電膜上に第1、第2の絶縁膜をそれぞれ形成
し、該第1、第2の絶縁膜を開口して前記第1、第2の
導電膜を露出させる工程と、前記開口を通して第1の酸
化シリコン膜を除去する工程と、真空中において絶縁膜
を堆積し、前記開口を封じる工程とを具備する。
方法は、シリコン基板上、または該基板表面に絶縁膜、
シリコン薄膜のサンドイッチ構造を有するシリコン基板
上にエッチングによりくぼみを形成する工程と、該くぼ
みだけを局所的に酸化し、第1の酸化シリコン膜を形成
する工程と、前記シリコン基板の前記くぼみの周囲をエ
ッチングする工程と、前記エッチングされた基板表面を
酸化し、第2の酸化シリコン膜を形成する工程と、第1
の酸化シリコン膜上に第1の導電膜を、第2の酸化シリ
コン膜上に第2の導電膜を形成する工程と、前記第1、
第2の導電膜上に第1、第2の絶縁膜をそれぞれ形成
し、該第1、第2の絶縁膜を開口して前記第1、第2の
導電膜を露出させる工程と、前記開口を通して第1の酸
化シリコン膜を除去する工程と、真空中において絶縁膜
を堆積し、前記開口を封じる工程とを具備する。
【0028】また、本発明によるマイクロ2極管の製造
方法は、表面に絶縁膜、導電性シリコン薄膜のサンドイ
ッチ構造を有するシリコン基板上にエッチングによりく
ぼみを形成し、該くぼみを酸化して第1の酸化シリコン
膜を形成する工程と、前記第1の酸化シリコン膜上に導
電膜を形成する工程と、前記シリコン基板を除去する工
程と、前記第1の酸化シリコン膜を除去し、前記導電膜
を露出させる工程とを具備する。
方法は、表面に絶縁膜、導電性シリコン薄膜のサンドイ
ッチ構造を有するシリコン基板上にエッチングによりく
ぼみを形成し、該くぼみを酸化して第1の酸化シリコン
膜を形成する工程と、前記第1の酸化シリコン膜上に導
電膜を形成する工程と、前記シリコン基板を除去する工
程と、前記第1の酸化シリコン膜を除去し、前記導電膜
を露出させる工程とを具備する。
【0029】また、本発明によるマイクロ2極管の製造
方法は、第1導電層からなるシリコン基板表面に第2導
電層を形成する工程と、該シリコン基板にエッチングに
よりくぼみを形成し、該くぼみを酸化して第1の酸化シ
リコン膜を形成する工程と、前記第1の酸化シリコン膜
上に導電膜を形成する工程と、前記第2導電層を残し第
1導電層からなるシリコン基板だけを除去する工程と、
前記第1の酸化シリコン膜を除去し、前記導電膜を露出
させる工程とを具備する。
方法は、第1導電層からなるシリコン基板表面に第2導
電層を形成する工程と、該シリコン基板にエッチングに
よりくぼみを形成し、該くぼみを酸化して第1の酸化シ
リコン膜を形成する工程と、前記第1の酸化シリコン膜
上に導電膜を形成する工程と、前記第2導電層を残し第
1導電層からなるシリコン基板だけを除去する工程と、
前記第1の酸化シリコン膜を除去し、前記導電膜を露出
させる工程とを具備する。
【0030】また、本発明による冷陰極の製造方法は、
基板をエッチングするか、または該基板上に薄膜を堆積
し、該薄膜を開口することによってくぼみを形成する工
程と、前記基板上に絶縁膜を形成する工程と、該絶縁膜
上にシリコン薄膜を堆積する工程と、該シリコン薄膜を
酸化し、第1の酸化シリコン膜を形成する工程と、該第
1の酸化シリコン膜上に導電膜を形成する工程と、前記
第1の酸化シリコン膜及び前記絶縁膜を除去し、前記導
電膜を露出させる工程とを具備する。
基板をエッチングするか、または該基板上に薄膜を堆積
し、該薄膜を開口することによってくぼみを形成する工
程と、前記基板上に絶縁膜を形成する工程と、該絶縁膜
上にシリコン薄膜を堆積する工程と、該シリコン薄膜を
酸化し、第1の酸化シリコン膜を形成する工程と、該第
1の酸化シリコン膜上に導電膜を形成する工程と、前記
第1の酸化シリコン膜及び前記絶縁膜を除去し、前記導
電膜を露出させる工程とを具備する。
【0031】また、本発明によるマイクロ2極管の製造
方法は、基板表面または、基板上に第1の絶縁膜、第1
の導電膜及び第2の絶縁膜のサンドイッチ構造を形成
し、前記第1の絶縁膜、第1の導電膜及び第2の絶縁膜
のサンドイッチ構造を開口することによってくぼみを形
成する工程と、前記第2の絶縁膜上に第3の絶縁膜を形
成する工程と、前記第3の絶縁膜上にシリコン薄膜を堆
積する工程と、前記シリコン薄膜を酸化し、第1の酸化
シリコン膜を形成する工程と、該第1の酸化シリコン膜
上に第2の導電膜を形成する工程と、前記第1の酸化シ
リコン膜及び前記第3の絶縁膜を除去し、前記第2の導
電膜を露出させる工程とを具備する。
方法は、基板表面または、基板上に第1の絶縁膜、第1
の導電膜及び第2の絶縁膜のサンドイッチ構造を形成
し、前記第1の絶縁膜、第1の導電膜及び第2の絶縁膜
のサンドイッチ構造を開口することによってくぼみを形
成する工程と、前記第2の絶縁膜上に第3の絶縁膜を形
成する工程と、前記第3の絶縁膜上にシリコン薄膜を堆
積する工程と、前記シリコン薄膜を酸化し、第1の酸化
シリコン膜を形成する工程と、該第1の酸化シリコン膜
上に第2の導電膜を形成する工程と、前記第1の酸化シ
リコン膜及び前記第3の絶縁膜を除去し、前記第2の導
電膜を露出させる工程とを具備する。
【0032】また、本発明によるマイクロ3極管の製造
方法は、導電性を有する基板上に第1の窒化シリコン膜
を形成する工程と、前記第1の窒化シリコン膜に第1の
開口を形成する工程と、前記第1の開口を通して前記基
板をエッチングする工程と、前記第1の開口を通して前
記エッチング後の基板を酸化し、第1の酸化シリコン膜
を形成する工程と、前記第1の窒化シリコン膜の残部を
エッチングにより除去する工程と、前記第1の窒化シリ
コン膜の除去により露出した前記基板を所望の深さにエ
ッチングする工程と、前記エッチングされた基板表面を
酸化し、第2の酸化シリコン膜を形成する工程と、前記
第1の酸化シリコン膜及び前記第2の酸化シリコン膜上
に第1の金属膜を形成する工程と、前記基板の全面に第
3の酸化シリコン膜を形成する工程と、前記第3の酸化
シリコン膜上に第2の窒化シリコン膜を形成する工程
と、前記第2の窒化シリコン膜に第2の開口を形成する
工程と、前記第2の開口を通じて、前記第3の酸化シリ
コン膜、前記第2の酸化シリコン膜および前記第1の酸
化シリコン膜をエッチングする工程と、前記基板の全面
に真空中において保護膜を形成する工程とを具備する。
方法は、導電性を有する基板上に第1の窒化シリコン膜
を形成する工程と、前記第1の窒化シリコン膜に第1の
開口を形成する工程と、前記第1の開口を通して前記基
板をエッチングする工程と、前記第1の開口を通して前
記エッチング後の基板を酸化し、第1の酸化シリコン膜
を形成する工程と、前記第1の窒化シリコン膜の残部を
エッチングにより除去する工程と、前記第1の窒化シリ
コン膜の除去により露出した前記基板を所望の深さにエ
ッチングする工程と、前記エッチングされた基板表面を
酸化し、第2の酸化シリコン膜を形成する工程と、前記
第1の酸化シリコン膜及び前記第2の酸化シリコン膜上
に第1の金属膜を形成する工程と、前記基板の全面に第
3の酸化シリコン膜を形成する工程と、前記第3の酸化
シリコン膜上に第2の窒化シリコン膜を形成する工程
と、前記第2の窒化シリコン膜に第2の開口を形成する
工程と、前記第2の開口を通じて、前記第3の酸化シリ
コン膜、前記第2の酸化シリコン膜および前記第1の酸
化シリコン膜をエッチングする工程と、前記基板の全面
に真空中において保護膜を形成する工程とを具備する。
【0033】また、本発明による密閉キャビティ型マイ
クロ3極管の製造方法は、導電性を有する基板上に第1
の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜上に第1
の導電膜を形成する工程と、前記第1の導電膜上に第2
の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜、前記第
1の導電膜及び前記第2の絶縁膜に第1の開口を形成す
る工程と、前記第2の絶縁膜上及び前記第1の開口の内
部にシリコン膜を形成する工程と、前記シリコン膜を熱
酸化して酸化シリコン膜にする工程と、前記酸化シリコ
ン膜を所定形状にパターニングする工程と、前記酸化シ
リコン膜上に第2の導電膜を形成する工程と、前記第2
の導電膜に第2の開口を形成する工程と、前記第2の開
口を通して前記酸化シリコン膜をエッチング除去する工
程と、真空中において前記基板の全面に保護膜を形成す
る工程とを具備する。
クロ3極管の製造方法は、導電性を有する基板上に第1
の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜上に第1
の導電膜を形成する工程と、前記第1の導電膜上に第2
の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜、前記第
1の導電膜及び前記第2の絶縁膜に第1の開口を形成す
る工程と、前記第2の絶縁膜上及び前記第1の開口の内
部にシリコン膜を形成する工程と、前記シリコン膜を熱
酸化して酸化シリコン膜にする工程と、前記酸化シリコ
ン膜を所定形状にパターニングする工程と、前記酸化シ
リコン膜上に第2の導電膜を形成する工程と、前記第2
の導電膜に第2の開口を形成する工程と、前記第2の開
口を通して前記酸化シリコン膜をエッチング除去する工
程と、真空中において前記基板の全面に保護膜を形成す
る工程とを具備する。
【0034】
【作用】本発明の冷陰極は、胴体部の傾斜角度(図8θ
1 )を大きくし、抵抗を小さくすることによってジュー
ル熱による冷陰極の加熱を抑制し、冷陰極の破壊、形状
変化や冷陰極表面からの吸着分子の脱離による真空度の
劣化等を防ぐことができる。また、冷陰極の先端部は、
小さな傾斜角度(図8θ2 )をもつ突起形状にして、先
端部への電界集中を増大させ電子放出電圧を低下でき
る。電子放出電圧を低下させることにより、放出電子の
もつエネルギーを低減し、真空中の気体分子の放電によ
る冷陰極の破壊等の問題を防ぐことができる。さらに、
突起と胴体部には連続曲線状のつながりをもたせ、先端
の突起部での急激な抵抗の増加を低減できる。
1 )を大きくし、抵抗を小さくすることによってジュー
ル熱による冷陰極の加熱を抑制し、冷陰極の破壊、形状
変化や冷陰極表面からの吸着分子の脱離による真空度の
劣化等を防ぐことができる。また、冷陰極の先端部は、
小さな傾斜角度(図8θ2 )をもつ突起形状にして、先
端部への電界集中を増大させ電子放出電圧を低下でき
る。電子放出電圧を低下させることにより、放出電子の
もつエネルギーを低減し、真空中の気体分子の放電によ
る冷陰極の破壊等の問題を防ぐことができる。さらに、
突起と胴体部には連続曲線状のつながりをもたせ、先端
の突起部での急激な抵抗の増加を低減できる。
【0035】次に、マイクロ3極管の製造方法を説明す
る。(100)結晶面のSi基板上に複数個の開口を有
する絶縁膜を形成し、この開口を通して水酸化カリウム
水溶液やヒドラジン水溶液等による異方性エッチング液
で単結晶シリコンをエッチングすると、(111)結晶
面のエッチング速度が非常に遅いためこの結晶面で囲ま
れた四角錐のキャビティが再現性よく形成される。四角
錐の幅や高さは、絶縁膜の開口の大きさで調整される。
さらに、このキャビティを酸化して冷陰極の鋳型を形成
する。シリコンを酸素や水蒸気等の酸化性雰囲気中で加
熱し酸化すると、凹形状部では、酸化によって形成され
る酸化膜中及びシリコンと酸化膜界面に応力が生じる。
この応力によって凹部の先端付近に酸化速度の低下や酸
化膜粘性流動が生じ、凹部の先端に近い部分ほど酸化膜
の膜厚が薄くなるため、深いくぼみが形成される(参考
文献 H.UMIMOTO,S.ODANAKA,I.NAKAO NUERICALSIMULATI
ON OF STRESS-DEPENDENT OXIDE GROWTH AT CONVEX AND
CONCAVE CORNERS OF TRENCH STRUCTURES IEEE,ELECTRO
N DEVICE LETTERS,VOL.10,NO.7,1989 pp.330 〜332
)。
る。(100)結晶面のSi基板上に複数個の開口を有
する絶縁膜を形成し、この開口を通して水酸化カリウム
水溶液やヒドラジン水溶液等による異方性エッチング液
で単結晶シリコンをエッチングすると、(111)結晶
面のエッチング速度が非常に遅いためこの結晶面で囲ま
れた四角錐のキャビティが再現性よく形成される。四角
錐の幅や高さは、絶縁膜の開口の大きさで調整される。
さらに、このキャビティを酸化して冷陰極の鋳型を形成
する。シリコンを酸素や水蒸気等の酸化性雰囲気中で加
熱し酸化すると、凹形状部では、酸化によって形成され
る酸化膜中及びシリコンと酸化膜界面に応力が生じる。
この応力によって凹部の先端付近に酸化速度の低下や酸
化膜粘性流動が生じ、凹部の先端に近い部分ほど酸化膜
の膜厚が薄くなるため、深いくぼみが形成される(参考
文献 H.UMIMOTO,S.ODANAKA,I.NAKAO NUERICALSIMULATI
ON OF STRESS-DEPENDENT OXIDE GROWTH AT CONVEX AND
CONCAVE CORNERS OF TRENCH STRUCTURES IEEE,ELECTRO
N DEVICE LETTERS,VOL.10,NO.7,1989 pp.330 〜332
)。
【0036】図8に上述の形状をコンピュータシミュレ
ーションした結果を示す。図中の点線は酸化前の単結晶
シリコンの表面の位置を表している。このV字型の溝を
持つ単結晶シリコンを熱酸化して形成される酸化シリコ
ン膜28によってできる溝先端の角度θ2 は、もともと
のV溝の角度θ1 よりも小さくなり、さらに尖った溝が
形成される。このような溝に冷陰極形成のための鋳型と
して用い、後で酸化シリコン膜28を弗酸水溶液で除去
することによって、先端の鋭く尖った曲率半径の極めて
小さい冷陰極を形成することができる。
ーションした結果を示す。図中の点線は酸化前の単結晶
シリコンの表面の位置を表している。このV字型の溝を
持つ単結晶シリコンを熱酸化して形成される酸化シリコ
ン膜28によってできる溝先端の角度θ2 は、もともと
のV溝の角度θ1 よりも小さくなり、さらに尖った溝が
形成される。このような溝に冷陰極形成のための鋳型と
して用い、後で酸化シリコン膜28を弗酸水溶液で除去
することによって、先端の鋭く尖った曲率半径の極めて
小さい冷陰極を形成することができる。
【0037】上述のキャビティ部のみを局所的に酸化し
た後、絶縁膜を除去しキャビティの周囲の単結晶シリコ
ン基板を水酸化カリウム水溶液、エチレンジアミンピロ
カテコール水溶液、ヒドラジン水溶液等のシリコンエッ
チング液を用いて表面から数μmエッチングする。シリ
コン基板の表面にエッチング深さの位置まで、シリコン
基板と反対の導電型の不純物を導入しpn接合を形成す
るか、または高濃度の不純物を導入した層を形成し、こ
のpn接合を利用した電気化学的なエッチストップ技
術、またはエッチング速度の不純物濃度依存性を利用し
たエッチストップ技術等を利用してエッチング深さの精
度及び再現性を向上させる。このシリコンエッチングに
よってキャビティの周囲に段差が形成されるので、冷陰
極及びゲート電極となる材料を真空蒸着法あるいはスパ
ッタリング法等により堆積すると、電極材料は上述の段
差によってキャビティ上とキャビティの周囲では電気的
に絶縁され、同時に冷陰極とゲート電極が形成される。
さらに、ゲート電極は、冷陰極先端とキャビティ上の酸
化膜の厚さだけ離れた位置に自動的に配置される。
た後、絶縁膜を除去しキャビティの周囲の単結晶シリコ
ン基板を水酸化カリウム水溶液、エチレンジアミンピロ
カテコール水溶液、ヒドラジン水溶液等のシリコンエッ
チング液を用いて表面から数μmエッチングする。シリ
コン基板の表面にエッチング深さの位置まで、シリコン
基板と反対の導電型の不純物を導入しpn接合を形成す
るか、または高濃度の不純物を導入した層を形成し、こ
のpn接合を利用した電気化学的なエッチストップ技
術、またはエッチング速度の不純物濃度依存性を利用し
たエッチストップ技術等を利用してエッチング深さの精
度及び再現性を向上させる。このシリコンエッチングに
よってキャビティの周囲に段差が形成されるので、冷陰
極及びゲート電極となる材料を真空蒸着法あるいはスパ
ッタリング法等により堆積すると、電極材料は上述の段
差によってキャビティ上とキャビティの周囲では電気的
に絶縁され、同時に冷陰極とゲート電極が形成される。
さらに、ゲート電極は、冷陰極先端とキャビティ上の酸
化膜の厚さだけ離れた位置に自動的に配置される。
【0038】次に、上記電極材料上に真空蒸着法あるい
はスパッタリング法等により酸化シリコン膜、窒化シリ
コン膜を順に堆積する。冷陰極に近接した位置のゲート
電極上の酸化シリコン膜、窒化シリコン膜に開口を設
け、この開口を通して弗酸水溶液で酸化シリコン膜をエ
ッチングし、冷陰極下の酸化シリコン膜を除去して冷陰
極を露出させる。最後に、上述の開口を通して開けられ
た空隙を真空状態にした後、真空蒸着法により酸化シリ
コン膜を堆積して開口を封じる。以上のようにして、シ
リコン基板をアノード電極とし、シリコン基板内に真空
に保持された空間をもつマイクロ3極管が製造される。
はスパッタリング法等により酸化シリコン膜、窒化シリ
コン膜を順に堆積する。冷陰極に近接した位置のゲート
電極上の酸化シリコン膜、窒化シリコン膜に開口を設
け、この開口を通して弗酸水溶液で酸化シリコン膜をエ
ッチングし、冷陰極下の酸化シリコン膜を除去して冷陰
極を露出させる。最後に、上述の開口を通して開けられ
た空隙を真空状態にした後、真空蒸着法により酸化シリ
コン膜を堆積して開口を封じる。以上のようにして、シ
リコン基板をアノード電極とし、シリコン基板内に真空
に保持された空間をもつマイクロ3極管が製造される。
【0039】本発明は、電子放出電圧が低く、電気特性
が安定した電界放出素子を再現性、均一性よく製造でき
る。
が安定した電界放出素子を再現性、均一性よく製造でき
る。
【0040】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、実施例の全図において、同一または対応す
る部分には同一の符号を付けてある。
する。なお、実施例の全図において、同一または対応す
る部分には同一の符号を付けてある。
【0041】まず、本発明の一実施例によるマイクロ3
極管の製造工程の概要を説明する。
極管の製造工程の概要を説明する。
【0042】本発明によるマイクロ3極管の製造工程に
おいては、電子放出銃である冷陰極の鋳型を形成するの
に、図3に示すように、Si基板1内にエッチングによ
って鋳型を形成するためのキャビティ3を形成し、図4
に示すように、そのキャビティ3を酸化して酸化シリコ
ン膜5を形成することによって鋳型の形成を行ってい
る。このキャビティ3は、電子放出銃の先端にあたる部
分が凹形でその立体角はなるべく小さく形成されること
が好ましい。Si基板1として面方位が(100)の基
板を利用し、キャビティ3のエッチングに水酸化カリウ
ム水溶液やヒドラジン水溶液等を用いると、エッチング
マスクに開口されたエッチング窓の大きさによって決ま
った形状の逆ピラミッド型のキャビティを非常に再現性
よく形成することができる。
おいては、電子放出銃である冷陰極の鋳型を形成するの
に、図3に示すように、Si基板1内にエッチングによ
って鋳型を形成するためのキャビティ3を形成し、図4
に示すように、そのキャビティ3を酸化して酸化シリコ
ン膜5を形成することによって鋳型の形成を行ってい
る。このキャビティ3は、電子放出銃の先端にあたる部
分が凹形でその立体角はなるべく小さく形成されること
が好ましい。Si基板1として面方位が(100)の基
板を利用し、キャビティ3のエッチングに水酸化カリウ
ム水溶液やヒドラジン水溶液等を用いると、エッチング
マスクに開口されたエッチング窓の大きさによって決ま
った形状の逆ピラミッド型のキャビティを非常に再現性
よく形成することができる。
【0043】さらにキャビティ3の酸化においては、一
般にシリコンの酸化工程では、シリコンの凹部や凸部に
おいて成長する酸化シリコン膜5内に応力が生じ、その
部分の成長速度が他の平坦な部分よりも遅くなるという
性質を利用している。その結果、図26に示すように逆
ピラミッド型のシリコンキャビティを酸化することによ
って、その酸化によって形成された酸化シリコン膜28
のもつ凹部の角度θ2 は、もともとの逆ピラミッド構造
が持つ先端角度θ1 よりも小さくなり、さらに尖った凹
部構造が形成されることになる。このような凹部に図8
に示すように、冷陰極となる材料10を堆積し、その
後、酸化シリコン膜の鋳型を除去することによって、先
端の鋭く尖った曲率半径の極めて小さい冷陰極を形成す
ることができる。本実施例は、このような特性を有効に
活用したものである。
般にシリコンの酸化工程では、シリコンの凹部や凸部に
おいて成長する酸化シリコン膜5内に応力が生じ、その
部分の成長速度が他の平坦な部分よりも遅くなるという
性質を利用している。その結果、図26に示すように逆
ピラミッド型のシリコンキャビティを酸化することによ
って、その酸化によって形成された酸化シリコン膜28
のもつ凹部の角度θ2 は、もともとの逆ピラミッド構造
が持つ先端角度θ1 よりも小さくなり、さらに尖った凹
部構造が形成されることになる。このような凹部に図8
に示すように、冷陰極となる材料10を堆積し、その
後、酸化シリコン膜の鋳型を除去することによって、先
端の鋭く尖った曲率半径の極めて小さい冷陰極を形成す
ることができる。本実施例は、このような特性を有効に
活用したものである。
【0044】次にゲート電極を形成するために、上記の
鋳型が形成された単結晶シリコン基板1を図6に示すよ
うに表面から数μmエッチングして除去する。このエッ
チングの深さによって、図1のゲート電極11と冷陰極
10の位置関係が決定される。本工程における単結晶シ
リコン基板1のエッチングにおいては、上述した冷陰極
10の鋳型である酸化シリコン膜5をエッチングせず
に、単結晶シリコン基板4のみをエッチングするような
エッチング液を利用する。
鋳型が形成された単結晶シリコン基板1を図6に示すよ
うに表面から数μmエッチングして除去する。このエッ
チングの深さによって、図1のゲート電極11と冷陰極
10の位置関係が決定される。本工程における単結晶シ
リコン基板1のエッチングにおいては、上述した冷陰極
10の鋳型である酸化シリコン膜5をエッチングせず
に、単結晶シリコン基板4のみをエッチングするような
エッチング液を利用する。
【0045】このようなエッチング液には水酸化カリウ
ム水溶液や、エチレンジアミンピロカテコール水溶液、
ヒドラジン水溶液などがある。この工程においては予め
設定した深さだけエッチングするために、pn接合を利
用した電気化学的なエッチストップ及びドーパントの濃
度差を利用したエッチストップなどを利用することが好
ましい。
ム水溶液や、エチレンジアミンピロカテコール水溶液、
ヒドラジン水溶液などがある。この工程においては予め
設定した深さだけエッチングするために、pn接合を利
用した電気化学的なエッチストップ及びドーパントの濃
度差を利用したエッチストップなどを利用することが好
ましい。
【0046】上述の単結晶シリコン基板のエッチングの
後、図7に示すように、ゲート電極とアノード電極とな
る単結晶シリコン基板との間の絶縁層を形成するための
酸化を行い酸化シリコン膜9を形成する。単結晶シリコ
ン基板の酸化は、IC製造において確立された技術であ
り、精密な膜厚制御が可能であるので、ここで行う酸化
工程によってゲート、アノード間の位置関係は精度良く
決定される。
後、図7に示すように、ゲート電極とアノード電極とな
る単結晶シリコン基板との間の絶縁層を形成するための
酸化を行い酸化シリコン膜9を形成する。単結晶シリコ
ン基板の酸化は、IC製造において確立された技術であ
り、精密な膜厚制御が可能であるので、ここで行う酸化
工程によってゲート、アノード間の位置関係は精度良く
決定される。
【0047】以上述べた工程の後に、図8に示すよう
に、冷陰極及びゲート電極となる材料を真空蒸着法ある
いはスパッタリング法などを利用して形成する。この場
合、冷陰極の鋳型部分に堆積されたものは冷陰極10と
なり、それ以外の基板上に堆積された材料はゲート電極
11となる。ここでゲート電極11は冷陰極10に対し
て、冷陰極10の鋳型5がマスクとなり自己整合的に形
成されることになる。従って、例えばプラネタリ方式の
真空蒸着法やスパッタリング法等を利用することによっ
て、基板に対して斜めから蒸着原子が入射するようにす
れば、原理的には冷陰極10から冷陰極10の鋳型の厚
さ程度の位置にゲート電極11の端部を形成することが
可能である。
に、冷陰極及びゲート電極となる材料を真空蒸着法ある
いはスパッタリング法などを利用して形成する。この場
合、冷陰極の鋳型部分に堆積されたものは冷陰極10と
なり、それ以外の基板上に堆積された材料はゲート電極
11となる。ここでゲート電極11は冷陰極10に対し
て、冷陰極10の鋳型5がマスクとなり自己整合的に形
成されることになる。従って、例えばプラネタリ方式の
真空蒸着法やスパッタリング法等を利用することによっ
て、基板に対して斜めから蒸着原子が入射するようにす
れば、原理的には冷陰極10から冷陰極10の鋳型の厚
さ程度の位置にゲート電極11の端部を形成することが
可能である。
【0048】図9に示すように酸化シリコン膜を形成
し、最後に図13に示すように、各電極間の酸化シリコ
ン膜12,5,9を弗酸水溶液でエッチング除去し、真
空となる空間を形成する。
し、最後に図13に示すように、各電極間の酸化シリコ
ン膜12,5,9を弗酸水溶液でエッチング除去し、真
空となる空間を形成する。
【0049】上述のように、本実施例によるマイクロ3
極管の製造方法では、極めて精密に再現性よく各電極の
位置関係及び冷陰極の形状を製造できる。以下に本実施
例をより詳細に説明する。
極管の製造方法では、極めて精密に再現性よく各電極の
位置関係及び冷陰極の形状を製造できる。以下に本実施
例をより詳細に説明する。
【0050】図1は本発明の実施例によるマイクロ3極
管の素子断面図を示す。Si基板1は面方位が(10
0)の基板であり、後述するシリコン基板エッチング時
に電気化学的エッチングストップを利用する場合にはn
型の基板を利用する。他の方法でエッチングストップを
行う場合は必要に応じてn型基板を利用してもp型基板
を利用してもよい。本実施例においては例えば比抵抗が
0.8〜1.2Ωcmのn型基板を用いた。9は酸化シ
リコン膜であり、後述のゲート電極11とSi基板1と
の間の層間絶縁膜である。その膜厚は例えば500nm
とした。
管の素子断面図を示す。Si基板1は面方位が(10
0)の基板であり、後述するシリコン基板エッチング時
に電気化学的エッチングストップを利用する場合にはn
型の基板を利用する。他の方法でエッチングストップを
行う場合は必要に応じてn型基板を利用してもp型基板
を利用してもよい。本実施例においては例えば比抵抗が
0.8〜1.2Ωcmのn型基板を用いた。9は酸化シ
リコン膜であり、後述のゲート電極11とSi基板1と
の間の層間絶縁膜である。その膜厚は例えば500nm
とした。
【0051】10は冷陰極であり、後述のように、ゲー
ト膜11の形成時に同時に形成される。その材質は後述
の酸化シリコン膜アンダーエッチングに利用する弗酸水
溶液に侵されないものならよく、電子放出効率、及び安
定性などを考慮して決定する。具体的には例えばモリブ
デン膜を500nmとした。11はゲート膜であり、前
述のようにその材質、及び膜厚は冷陰極10と同じとな
る。具体的にはモリブデン膜が500nmとなる。
ト膜11の形成時に同時に形成される。その材質は後述
の酸化シリコン膜アンダーエッチングに利用する弗酸水
溶液に侵されないものならよく、電子放出効率、及び安
定性などを考慮して決定する。具体的には例えばモリブ
デン膜を500nmとした。11はゲート膜であり、前
述のようにその材質、及び膜厚は冷陰極10と同じとな
る。具体的にはモリブデン膜が500nmとなる。
【0052】12は酸化シリコン膜であり、ゲート膜1
1と後述の冷陰極10との間の層間絶縁膜である。その
膜厚は例えば700nmとした。13は窒化シリコン膜
であり、酸化シリコン膜エッチング時の保護膜として利
用する。その膜厚は例えば300nmとする。15は冷
陰極用電極膜であり、その材質は弗酸水溶液に侵されな
いものがよく、またその膜厚は冷陰極10と十分なコン
トクトが得られるように設定する。具体的には、モリブ
デンを1μmとした。
1と後述の冷陰極10との間の層間絶縁膜である。その
膜厚は例えば700nmとした。13は窒化シリコン膜
であり、酸化シリコン膜エッチング時の保護膜として利
用する。その膜厚は例えば300nmとする。15は冷
陰極用電極膜であり、その材質は弗酸水溶液に侵されな
いものがよく、またその膜厚は冷陰極10と十分なコン
トクトが得られるように設定する。具体的には、モリブ
デンを1μmとした。
【0053】16は上記の酸化シリコン膜9、酸化シリ
コン膜12及び後述する冷陰極の鋳型として利用する酸
化シリコン膜をアンダーエッチングするためのエッチン
グホールであり、その大きさがエッチング液である弗酸
水溶液の交換が十分に起こるように設定する。冷陰極1
0との距離は可能な限り近い方が好ましいが、リソグラ
フィーのパターニング時におけるマスク合わせ精度など
を考慮して決定する。またその個数は通常冷陰極1個に
対して1個以上のエッチングホールが必ず必要となる
が、レイアウトの方法によっては複数の冷陰極に対して
1個のエッチングホールを設けるようにしてもよい。具
体的には2μm角のエッチングホールを冷陰極10から
2μm離して形成した。
コン膜12及び後述する冷陰極の鋳型として利用する酸
化シリコン膜をアンダーエッチングするためのエッチン
グホールであり、その大きさがエッチング液である弗酸
水溶液の交換が十分に起こるように設定する。冷陰極1
0との距離は可能な限り近い方が好ましいが、リソグラ
フィーのパターニング時におけるマスク合わせ精度など
を考慮して決定する。またその個数は通常冷陰極1個に
対して1個以上のエッチングホールが必ず必要となる
が、レイアウトの方法によっては複数の冷陰極に対して
1個のエッチングホールを設けるようにしてもよい。具
体的には2μm角のエッチングホールを冷陰極10から
2μm離して形成した。
【0054】17はアノード電極用金属膜であり、Si
基板1とオーミック接触が形成される材料でなければな
らない。具体的には、例えばInを200nmとAuを
300nm形成した。
基板1とオーミック接触が形成される材料でなければな
らない。具体的には、例えばInを200nmとAuを
300nm形成した。
【0055】次に、上述のように構成された実施例によ
るマイクロ3極管の製造方法を説明する。
るマイクロ3極管の製造方法を説明する。
【0056】まず図2に示すように、n型のSi(10
0)基板1の表面に具体的には例えば2μm角の開口3
に対して1μmの厚さのp型層4をエピタキシャル成長
法により形成する。次に窒化シリコン膜2を例えばLP
CVD法、スパッタ法、またはプラズマCVD法などに
より形成する。この窒化シリコン膜2の膜厚は、後述の
LOCOS酸化時におけるマスクとして十分な膜厚とす
る。具体的には窒化シリコン膜2の膜厚は300nmと
する。
0)基板1の表面に具体的には例えば2μm角の開口3
に対して1μmの厚さのp型層4をエピタキシャル成長
法により形成する。次に窒化シリコン膜2を例えばLP
CVD法、スパッタ法、またはプラズマCVD法などに
より形成する。この窒化シリコン膜2の膜厚は、後述の
LOCOS酸化時におけるマスクとして十分な膜厚とす
る。具体的には窒化シリコン膜2の膜厚は300nmと
する。
【0057】しかる後、窒化シリコン膜2にフォトリソ
グラフィにより開口3を形成する。窒化シリコン膜2の
エッチングには、リアクティブイオンエッチングが好ま
しいが、熱燐酸などを利用してもよい。開口3の大きさ
は、図3に示すように開口3の部分に形成する逆ピラミ
ッド型のキャビティの大きさを決定するものであるが、
キャビティの深さは後述する冷陰極10と冷陰極用電極
膜15とのコンタクト形成の容易さから、酸化シリコン
膜9とゲート膜11と酸化シリコン膜12の膜厚を加え
た程度が好ましい。従って上述の事項を考慮して開口3
の大きさを決定する。具体的には例えば開口3の大きさ
は2μm角とした。
グラフィにより開口3を形成する。窒化シリコン膜2の
エッチングには、リアクティブイオンエッチングが好ま
しいが、熱燐酸などを利用してもよい。開口3の大きさ
は、図3に示すように開口3の部分に形成する逆ピラミ
ッド型のキャビティの大きさを決定するものであるが、
キャビティの深さは後述する冷陰極10と冷陰極用電極
膜15とのコンタクト形成の容易さから、酸化シリコン
膜9とゲート膜11と酸化シリコン膜12の膜厚を加え
た程度が好ましい。従って上述の事項を考慮して開口3
の大きさを決定する。具体的には例えば開口3の大きさ
は2μm角とした。
【0058】次に図3に示すように、上述の開口3を通
してシリコン基板1をKOH水溶液で異方性エッチング
する。このエッチングはエッチングされたシリコン基板
の側面が全部(111)面になったときに終了する。し
かる後、図4に示すように、上述のKOHエッチングに
よって露出したシリコン基板面を熱酸化し、酸化シリコ
ン膜5を形成する。このとき上述の窒化シリコン膜2が
他の部分のマスクとして働き、開口部3に露出したシリ
コン基板面だけが酸化されることになる。具体的には例
えば酸化シリコン膜5の膜厚は500nmとした。
してシリコン基板1をKOH水溶液で異方性エッチング
する。このエッチングはエッチングされたシリコン基板
の側面が全部(111)面になったときに終了する。し
かる後、図4に示すように、上述のKOHエッチングに
よって露出したシリコン基板面を熱酸化し、酸化シリコ
ン膜5を形成する。このとき上述の窒化シリコン膜2が
他の部分のマスクとして働き、開口部3に露出したシリ
コン基板面だけが酸化されることになる。具体的には例
えば酸化シリコン膜5の膜厚は500nmとした。
【0059】しかる後、熱燐酸で上述の窒化シリコン膜
2をエッチング除去する。これにより、図4に示すよう
に開口3のキャビティ部分にだけ酸化シリコン膜が形成
され、他の部分はシリコン基板4が露出していることと
なる。
2をエッチング除去する。これにより、図4に示すよう
に開口3のキャビティ部分にだけ酸化シリコン膜が形成
され、他の部分はシリコン基板4が露出していることと
なる。
【0060】次に、図5に示すようにシリコン基板1の
裏面に電極膜6を例えば真空蒸着法などにより形成す
る。その材質はシリコン基板1とオーミック接触が形成
できればよい。具体的には例えばInを200nmとA
uを300nm形成した。次にビニール等のアルカリ水
溶液に侵されない材質で被覆されたリード線8を例えば
銀ペーストで上述の金属膜6に張りつけ、しかる後、や
はりアルカリ水溶液に侵されない材質の保護膜7を、金
属膜6及びシリコン基板1のn型の部分を完全に覆うよ
うに形成する。
裏面に電極膜6を例えば真空蒸着法などにより形成す
る。その材質はシリコン基板1とオーミック接触が形成
できればよい。具体的には例えばInを200nmとA
uを300nm形成した。次にビニール等のアルカリ水
溶液に侵されない材質で被覆されたリード線8を例えば
銀ペーストで上述の金属膜6に張りつけ、しかる後、や
はりアルカリ水溶液に侵されない材質の保護膜7を、金
属膜6及びシリコン基板1のn型の部分を完全に覆うよ
うに形成する。
【0061】次に、KOH水溶液の中でKOH水溶液内
に設けた電極に対して1V程度の正電圧を上記リード線
8に印加してシリコン基板1をエッチングする。このエ
ッチングにおいて、n型のシリコン基板部1は正に加え
られた電圧のためにエッチングされず、一方p型のシリ
コン基板部4は容易にエッチングされる。従って図6に
示すようにp型層のみエッチングされた後、エッチング
は自動的に終了する。また酸化シリコン膜5に対するK
OH水溶液のエッチング速度はシリコン基板4に対する
エッチング速度よりも極めて遅いため、上述のシリコン
基板4のエッチングにおいて酸化シリコン膜5はほとん
どエッチングされずに残ることになる。
に設けた電極に対して1V程度の正電圧を上記リード線
8に印加してシリコン基板1をエッチングする。このエ
ッチングにおいて、n型のシリコン基板部1は正に加え
られた電圧のためにエッチングされず、一方p型のシリ
コン基板部4は容易にエッチングされる。従って図6に
示すようにp型層のみエッチングされた後、エッチング
は自動的に終了する。また酸化シリコン膜5に対するK
OH水溶液のエッチング速度はシリコン基板4に対する
エッチング速度よりも極めて遅いため、上述のシリコン
基板4のエッチングにおいて酸化シリコン膜5はほとん
どエッチングされずに残ることになる。
【0062】p型層4のエッチング後、保護膜7、リー
ド線8及び電極膜6をそれぞれ除去する。これらの除去
はアセトン等の有機溶剤と王水等によって行う。これに
より図6に示すような構造が形成されることとなる。
ド線8及び電極膜6をそれぞれ除去する。これらの除去
はアセトン等の有機溶剤と王水等によって行う。これに
より図6に示すような構造が形成されることとなる。
【0063】次に、図7に示すように熱酸化法により酸
化シリコン膜9を形成し、しかる後、図8に示すよう
に、ゲート膜11及び冷陰極10を例えば真空蒸着法に
より形成する。ゲート膜11及び冷陰極10としては金
属、金属化学物及び各種半導体が利用できる。また、形
成方法として、スパッタ法でも可能である。
化シリコン膜9を形成し、しかる後、図8に示すよう
に、ゲート膜11及び冷陰極10を例えば真空蒸着法に
より形成する。ゲート膜11及び冷陰極10としては金
属、金属化学物及び各種半導体が利用できる。また、形
成方法として、スパッタ法でも可能である。
【0064】プラネタリ方式等によりシリコン基板1に
対して斜めに原子が入射するように真空蒸着することに
より、酸化シリコン膜5で形成された逆ピラミッド型の
冷陰極の鋳型の下部までゲート膜11が形成されるよう
にしたほうが3極管動作上好ましい。本実施例ではプラ
ネタリ方式の真空蒸着装置を利用してゲート膜11及び
冷陰極10を形成した。また、必要に応じてゲート膜1
1のパターニングを行ってもよい。
対して斜めに原子が入射するように真空蒸着することに
より、酸化シリコン膜5で形成された逆ピラミッド型の
冷陰極の鋳型の下部までゲート膜11が形成されるよう
にしたほうが3極管動作上好ましい。本実施例ではプラ
ネタリ方式の真空蒸着装置を利用してゲート膜11及び
冷陰極10を形成した。また、必要に応じてゲート膜1
1のパターニングを行ってもよい。
【0065】しかる後、図9に示すように、酸化シリコ
ン膜12及び窒化シリコン膜13を例えばLPCVD
法、プラズマCVD法またはスパッタ法等により形成す
る。本実施例では、酸化シリコン膜12及び窒化シリコ
ン膜13ともスパッタ法により形成した。
ン膜12及び窒化シリコン膜13を例えばLPCVD
法、プラズマCVD法またはスパッタ法等により形成す
る。本実施例では、酸化シリコン膜12及び窒化シリコ
ン膜13ともスパッタ法により形成した。
【0066】次に、図10に示すように、開口14を形
成する。この形成方法としては、フォトレジストの平坦
化効果を利用し、フォトレジストを全面に回転塗布しベ
ークした後、そのまま全面をCF4 ガスプラズマでリア
クティブイオンエッチングを行うと、セルフアライン的
に冷陰極10が形成されている部分のみ開口14を形成
することができる。すなわち、レジストの回転塗布にお
いては凸部は他の領域よりもレジスト膜厚が小さくなる
ため、リアクティブイオンエッチングにおいてはまずレ
ジストが徐々にエッチングされて行くわけであるが、冷
陰極10が形成されている部分のレジストは他の領域に
比べて薄いためにまっさきにエッチングされ、従って冷
陰極10上の窒化シリコン膜13が露出しエッチングが
始まるわけである。これにより開口14が形成される。
またフォトリソグラフィによってレジストをパターニン
グし、開口14を形成することも可能である。
成する。この形成方法としては、フォトレジストの平坦
化効果を利用し、フォトレジストを全面に回転塗布しベ
ークした後、そのまま全面をCF4 ガスプラズマでリア
クティブイオンエッチングを行うと、セルフアライン的
に冷陰極10が形成されている部分のみ開口14を形成
することができる。すなわち、レジストの回転塗布にお
いては凸部は他の領域よりもレジスト膜厚が小さくなる
ため、リアクティブイオンエッチングにおいてはまずレ
ジストが徐々にエッチングされて行くわけであるが、冷
陰極10が形成されている部分のレジストは他の領域に
比べて薄いためにまっさきにエッチングされ、従って冷
陰極10上の窒化シリコン膜13が露出しエッチングが
始まるわけである。これにより開口14が形成される。
またフォトリソグラフィによってレジストをパターニン
グし、開口14を形成することも可能である。
【0067】次に、図11に示すように冷陰極用電極膜
15を形成し、必要に応じてパターニングを行う。次
に、図12に示すように、フォトリソグラフィ及びリア
クティブイオンエッチング等により冷陰極用電極膜15
と窒化シリコン膜13に開口16を形成し、しかる後、
弗酸水溶液によって酸化シリコン膜12、酸化シリコン
膜5及び酸化シリコン膜9の一部をエッチングする。こ
のエッチングにおいては、少なくとも冷陰極10の先端
部の酸化シリコン膜5と酸化シリコン膜9をエッチング
する。次に、図13に示すように、シリコン基板の裏面
にアノード用電極膜17を形成する。
15を形成し、必要に応じてパターニングを行う。次
に、図12に示すように、フォトリソグラフィ及びリア
クティブイオンエッチング等により冷陰極用電極膜15
と窒化シリコン膜13に開口16を形成し、しかる後、
弗酸水溶液によって酸化シリコン膜12、酸化シリコン
膜5及び酸化シリコン膜9の一部をエッチングする。こ
のエッチングにおいては、少なくとも冷陰極10の先端
部の酸化シリコン膜5と酸化シリコン膜9をエッチング
する。次に、図13に示すように、シリコン基板の裏面
にアノード用電極膜17を形成する。
【0068】最後に、図14に示すように、真空蒸着法
で絶縁膜18、具体的には酸化シリコン膜を堆積し、開
口16を酸化シリコン膜で埋め、真空に密閉されたマイ
クロ3極管の動作領域を形成する。これにより、シリコ
ン基板1を大気中にさらしてもマイクロ3極管の動作領
域は真空に保持されるため、特別な真空装置を用いずに
マイクロ3極管を使用できる。
で絶縁膜18、具体的には酸化シリコン膜を堆積し、開
口16を酸化シリコン膜で埋め、真空に密閉されたマイ
クロ3極管の動作領域を形成する。これにより、シリコ
ン基板1を大気中にさらしてもマイクロ3極管の動作領
域は真空に保持されるため、特別な真空装置を用いずに
マイクロ3極管を使用できる。
【0069】このようにして、本実施例においては、先
端の曲率半径が小さい冷陰極を備え、電極間の位置関係
の精度の高いマイクロ3極管を製造することができる。
端の曲率半径が小さい冷陰極を備え、電極間の位置関係
の精度の高いマイクロ3極管を製造することができる。
【0070】本発明の他の実施例のマイクロ2極管の製
造方法を説明する。
造方法を説明する。
【0071】図15(a)乃至(e)は、本実施例のマ
イクロ2極管の製造方法を示す素子断面図である。
イクロ2極管の製造方法を示す素子断面図である。
【0072】まず、図15(a)に示すように、シリコ
ンの表面より1μmの深さに200nmの厚さの第1酸
化シリコン膜29を形成した(100)n型SIMOX
シリコン基板30にリン塗布拡散剤を塗布し、150℃
窒素雰囲気中で30分間ベークし、次に900℃窒素雰
囲気中で2時間拡散する。これによって、第1酸化シリ
コン膜29上のシリコンにn型導電層を形成し、ゲート
電極31とする。
ンの表面より1μmの深さに200nmの厚さの第1酸
化シリコン膜29を形成した(100)n型SIMOX
シリコン基板30にリン塗布拡散剤を塗布し、150℃
窒素雰囲気中で30分間ベークし、次に900℃窒素雰
囲気中で2時間拡散する。これによって、第1酸化シリ
コン膜29上のシリコンにn型導電層を形成し、ゲート
電極31とする。
【0073】次に、LPCVD法により膜厚が300n
mの窒化シリコン膜32を形成する。しかる後、フォト
リソグラフィ技術を用いて、この窒化シリコン膜32に
2μm角の開口33を形成する。この開口33を通し
て、水酸化カリウム水溶液でシリコン基板30をエッチ
ングする。エッチングは、(111)結晶面34のエッ
チング速度が非常に遅いためこの結晶面34が露出した
ところで停止する。
mの窒化シリコン膜32を形成する。しかる後、フォト
リソグラフィ技術を用いて、この窒化シリコン膜32に
2μm角の開口33を形成する。この開口33を通し
て、水酸化カリウム水溶液でシリコン基板30をエッチ
ングする。エッチングは、(111)結晶面34のエッ
チング速度が非常に遅いためこの結晶面34が露出した
ところで停止する。
【0074】次に、図15b)に示すように、エッチン
グ後、約150℃に加熱された燐酸溶液で窒化シリコン
膜32を完全に除去する。しかる後、1000℃の水蒸
気雰囲気中でシリコン基板30を酸化し、1μmの第2
酸化シリコン膜35を形成する。次に、真空蒸着法によ
り、1μmのタングステン膜36を堆積し、冷陰極37
を形成する。
グ後、約150℃に加熱された燐酸溶液で窒化シリコン
膜32を完全に除去する。しかる後、1000℃の水蒸
気雰囲気中でシリコン基板30を酸化し、1μmの第2
酸化シリコン膜35を形成する。次に、真空蒸着法によ
り、1μmのタングステン膜36を堆積し、冷陰極37
を形成する。
【0075】次に、図15c)に示すように、ガラス基
板38に真空蒸着法により1μmの透明導電膜(ITO
膜)39を堆積する。しかる後、このガラス基板上の透
明導電膜39と前記シリコン基板30上のタングステン
膜36とを銀エポキシ樹脂40により接着する。
板38に真空蒸着法により1μmの透明導電膜(ITO
膜)39を堆積する。しかる後、このガラス基板上の透
明導電膜39と前記シリコン基板30上のタングステン
膜36とを銀エポキシ樹脂40により接着する。
【0076】次に、図15d)に示すように、酸化カリ
ウム水溶液でシリコン基板30の裏側からシリコンをエ
ッチングし、完全除去する。この時、第1酸化シリコン
膜29は、水酸化カリウム水溶液でほとんどエッチング
されない。
ウム水溶液でシリコン基板30の裏側からシリコンをエ
ッチングし、完全除去する。この時、第1酸化シリコン
膜29は、水酸化カリウム水溶液でほとんどエッチング
されない。
【0077】最後に、図15e)に示すように、弗酸水
溶液で第1酸化シリコン膜29及び冷陰極37上の第2
酸化シリコン膜35を除去し、ゲート電極31及び冷陰
極37を露出させることにより、マイクロ2極管が製造
される。
溶液で第1酸化シリコン膜29及び冷陰極37上の第2
酸化シリコン膜35を除去し、ゲート電極31及び冷陰
極37を露出させることにより、マイクロ2極管が製造
される。
【0078】本実施例においては、ゲート電極31と冷
陰極37との間隔を第2酸化シリコン膜35の膜厚によ
り制御でき、またゲート電極31と冷陰極37の先端部
との位置関係を窒化シリコン膜32の開口33幅と第2
酸化シリコン膜35の膜厚により制御できるので、冷陰
極37の非常に近い位置に精度よくゲート電極31を配
置でき、電子放出電圧の低いマイクロ2極管が再現性、
均一性よく製造できる。
陰極37との間隔を第2酸化シリコン膜35の膜厚によ
り制御でき、またゲート電極31と冷陰極37の先端部
との位置関係を窒化シリコン膜32の開口33幅と第2
酸化シリコン膜35の膜厚により制御できるので、冷陰
極37の非常に近い位置に精度よくゲート電極31を配
置でき、電子放出電圧の低いマイクロ2極管が再現性、
均一性よく製造できる。
【0079】本発明の更に他の実施例のマイクロ2極管
の製造方法を説明する。
の製造方法を説明する。
【0080】図16(a)〜(e)は、マイクロ2極管
の製造方法を示す素子断面図である。
の製造方法を示す素子断面図である。
【0081】まず、図16(a)に示すように、(10
0)p型シリコン基板41に燐塗布拡散剤を塗布し、1
50℃窒素雰囲気中で30分間ベークした後、900℃
窒素雰囲気中で1時間拡散し、0.5μmのn型導電層
42を形成する。
0)p型シリコン基板41に燐塗布拡散剤を塗布し、1
50℃窒素雰囲気中で30分間ベークした後、900℃
窒素雰囲気中で1時間拡散し、0.5μmのn型導電層
42を形成する。
【0082】次に、LPCVD法により窒化シリコン膜
32を形成し、フォトリソグラフィ技術を用いて、窒化
シリコン膜32に2μm角の第1開口43を形成する。
この第1開口43を通して、水酸化カリウム水溶液でシ
リコン基板41をエッチングする。エッチングは、(1
11)結晶面34のエッチング速度が非常に遅いためこ
の結晶面34が露出したところで停止する。
32を形成し、フォトリソグラフィ技術を用いて、窒化
シリコン膜32に2μm角の第1開口43を形成する。
この第1開口43を通して、水酸化カリウム水溶液でシ
リコン基板41をエッチングする。エッチングは、(1
11)結晶面34のエッチング速度が非常に遅いためこ
の結晶面34が露出したところで停止する。
【0083】次に、図16(b)に示すように、エッチ
ング後、約150℃に加熱された燐酸溶液で窒化シリコ
ン膜32を完全に除去する。しかる後、1000℃の水
蒸気雰囲気中でシリコン基板41を酸化し、0.5μm
の酸化シリコン膜44を形成し、フォトリソグラフィ技
術を用いて、酸化シリコン膜44に1cm角の第2開口
45を形成する。
ング後、約150℃に加熱された燐酸溶液で窒化シリコ
ン膜32を完全に除去する。しかる後、1000℃の水
蒸気雰囲気中でシリコン基板41を酸化し、0.5μm
の酸化シリコン膜44を形成し、フォトリソグラフィ技
術を用いて、酸化シリコン膜44に1cm角の第2開口
45を形成する。
【0084】次に、真空蒸着法により、1μmのタング
ステン膜36を堆積して、冷陰極37を形成し、フォト
リソグラフィ技術を用いて、タングステン膜36をパタ
ーニングし、n型導電層42上のタングステン膜36と
冷陰極37のタングステン膜36とを分離し、電気的に
絶縁する。
ステン膜36を堆積して、冷陰極37を形成し、フォト
リソグラフィ技術を用いて、タングステン膜36をパタ
ーニングし、n型導電層42上のタングステン膜36と
冷陰極37のタングステン膜36とを分離し、電気的に
絶縁する。
【0085】次に、図16(c)に示すように、ガラス
基板38に真空蒸着法により1μmの透明導電膜(IT
O膜)39を堆積する。しかる後、このガラス基板38
上の透明導電膜39と前記シリコン基板30上のタング
ステン膜36と銀エポキシ樹脂40により接着する。
基板38に真空蒸着法により1μmの透明導電膜(IT
O膜)39を堆積する。しかる後、このガラス基板38
上の透明導電膜39と前記シリコン基板30上のタング
ステン膜36と銀エポキシ樹脂40により接着する。
【0086】次に、図16(d)に示すように、ビニー
ル等のアルカリ水溶液に侵されない材質で被覆されたリ
ード線46を銀ペーストでn型導電層42上のタングス
テン膜36に張りつけ、アルカリ水溶液で侵されない材
質の保護膜7でガラス基板38、シリコン基板41表面
及び外周を完全に覆う。
ル等のアルカリ水溶液に侵されない材質で被覆されたリ
ード線46を銀ペーストでn型導電層42上のタングス
テン膜36に張りつけ、アルカリ水溶液で侵されない材
質の保護膜7でガラス基板38、シリコン基板41表面
及び外周を完全に覆う。
【0087】しかる後、リード線46の付いたシリコン
基板41と白金電極を85℃、40%水酸化カリウム水
溶液中に入れ、白金電極に対しリード線46に約1Vの
正電圧を印加して、シリコン基板41を電気化学的にエ
ッチングする。シリコン基板41のエッチングが進行
し、n型導電層42が露出するとn型導電層42が陽極
酸化されシリコンエッチングが自動的にストップするた
め、p型シリコンは完全に除去され、n型導電層42だ
け残る。シリコンエッチング後、加熱したトリクレン中
に入れて保護膜7、リード線46を除去する。
基板41と白金電極を85℃、40%水酸化カリウム水
溶液中に入れ、白金電極に対しリード線46に約1Vの
正電圧を印加して、シリコン基板41を電気化学的にエ
ッチングする。シリコン基板41のエッチングが進行
し、n型導電層42が露出するとn型導電層42が陽極
酸化されシリコンエッチングが自動的にストップするた
め、p型シリコンは完全に除去され、n型導電層42だ
け残る。シリコンエッチング後、加熱したトリクレン中
に入れて保護膜7、リード線46を除去する。
【0088】最後に、図16(e)に示すように、冷陰
極37上の酸化シリコン膜44を除去し、冷陰極37を
露出させることにより、マイクロ2極管が製造される。
極37上の酸化シリコン膜44を除去し、冷陰極37を
露出させることにより、マイクロ2極管が製造される。
【0089】本実施例においては、ゲート電極と冷陰極
37の先端部との位置関係が拡散やイオン注入等の不純
物導入技術をもちいて形成したn型導電層42の厚さ、
窒化シリコン膜32の第1開口43の幅及び酸化シリコ
ン膜44の膜厚により制御できるので、電子放出電圧の
低いマイクロ2極管が再現性、均一性よく製造できる。
37の先端部との位置関係が拡散やイオン注入等の不純
物導入技術をもちいて形成したn型導電層42の厚さ、
窒化シリコン膜32の第1開口43の幅及び酸化シリコ
ン膜44の膜厚により制御できるので、電子放出電圧の
低いマイクロ2極管が再現性、均一性よく製造できる。
【0090】本発明の更にまた他の実施例のマイクロ3
極管の製造方法を説明する。
極管の製造方法を説明する。
【0091】図17乃至図25は、本発明のマイクロ3
極管の断面図を示す。図17において、47はアノード
電極としての基板を示す。この基板47は導電性を有す
ることが必要であるが、アノード電極として働けばよい
ので、全体が導電性材料からなる基板ではなく、例えば
ガラス基板やセラミック基板の全面に金属膜を形成した
ものを用いても良く、更には、上記金属膜をパターニン
グしたものを用いてもよい。本実施例では、この基板4
7として、例えば結晶面方位が(001)で比抵抗が
0.8〜1.2Ωcmのn型単結晶シリコン基板を用い
た。
極管の断面図を示す。図17において、47はアノード
電極としての基板を示す。この基板47は導電性を有す
ることが必要であるが、アノード電極として働けばよい
ので、全体が導電性材料からなる基板ではなく、例えば
ガラス基板やセラミック基板の全面に金属膜を形成した
ものを用いても良く、更には、上記金属膜をパターニン
グしたものを用いてもよい。本実施例では、この基板4
7として、例えば結晶面方位が(001)で比抵抗が
0.8〜1.2Ωcmのn型単結晶シリコン基板を用い
た。
【0092】48は酸化シリコン膜であり、この酸化シ
リコン膜48の膜厚は、後述するゲート膜49とアノー
ド電極としての基板47との間に印加される動作電圧に
対して絶縁破壊に充分に耐えられるような膜厚に設定す
る。具体的には、この酸化シリコン膜48の膜厚は例え
ば500nmとする。なお、酸化シリコン膜48の代わ
りに例えば窒化シリコン膜のような絶縁膜を用いても良
い。
リコン膜48の膜厚は、後述するゲート膜49とアノー
ド電極としての基板47との間に印加される動作電圧に
対して絶縁破壊に充分に耐えられるような膜厚に設定す
る。具体的には、この酸化シリコン膜48の膜厚は例え
ば500nmとする。なお、酸化シリコン膜48の代わ
りに例えば窒化シリコン膜のような絶縁膜を用いても良
い。
【0093】49はゲート膜であり、このゲート膜49
は、後述する酸化シリコン膜56,58(図24参照)
のエッチング時に用いられる弗化水素酸水溶液に容易に
侵されないことが要求される。具体的には、ゲート膜4
9として、例えば膜厚が300nmのポリシリコン膜を
用いる。
は、後述する酸化シリコン膜56,58(図24参照)
のエッチング時に用いられる弗化水素酸水溶液に容易に
侵されないことが要求される。具体的には、ゲート膜4
9として、例えば膜厚が300nmのポリシリコン膜を
用いる。
【0094】50は窒化シリコン膜であり、この窒化シ
リコン膜50は、ゲート膜49と後述の冷陰極との間の
層間絶縁膜となる。この窒化シリコン膜50の膜厚は、
ゲート膜49と冷陰極52aとの間の絶縁耐圧が十分高
くなるように設定する。具体的には、この窒化シリコン
膜50の膜厚は例えば500nmとする。
リコン膜50は、ゲート膜49と後述の冷陰極との間の
層間絶縁膜となる。この窒化シリコン膜50の膜厚は、
ゲート膜49と冷陰極52aとの間の絶縁耐圧が十分高
くなるように設定する。具体的には、この窒化シリコン
膜50の膜厚は例えば500nmとする。
【0095】51は酸化シリコン膜48、ゲート膜49
及び窒化シリコン膜50に形成した開口である。この開
口51は、後述の冷陰極52aの形成時に用いられるも
のであり、その大きさはゲート電極49と冷陰極52a
との位置関係及び全体のプロセスとの兼ね合いから最適
になるように設定する。また、この開口51の形状は、
冷陰極52aの形状をも決定する一つのファクターであ
るので、実験的に最適化する必要がある。具体的には、
この開口51は、例えば一辺が2μmの正方形の形に形
成する。
及び窒化シリコン膜50に形成した開口である。この開
口51は、後述の冷陰極52aの形成時に用いられるも
のであり、その大きさはゲート電極49と冷陰極52a
との位置関係及び全体のプロセスとの兼ね合いから最適
になるように設定する。また、この開口51の形状は、
冷陰極52aの形状をも決定する一つのファクターであ
るので、実験的に最適化する必要がある。具体的には、
この開口51は、例えば一辺が2μmの正方形の形に形
成する。
【0096】52は冷陰極の導電膜である。そして、開
口51の上方の部分におけるこの導電膜52に冷陰極5
2aが形成されている。この冷陰極52a以外の部分の
導電膜52は、冷陰極52aの電極である。この導電膜
52は、冷陰極52aの放出電流を多くするために仕事
関数ができるだけ小さいことが好ましく、更に、後述の
酸化シリコン膜のエッチング時に用いられる弗化水素酸
水溶液に侵されないものを用いる。もちろん、この導電
膜52としては、炭化金属やほう化金属などを用いるこ
とも可能である。
口51の上方の部分におけるこの導電膜52に冷陰極5
2aが形成されている。この冷陰極52a以外の部分の
導電膜52は、冷陰極52aの電極である。この導電膜
52は、冷陰極52aの放出電流を多くするために仕事
関数ができるだけ小さいことが好ましく、更に、後述の
酸化シリコン膜のエッチング時に用いられる弗化水素酸
水溶液に侵されないものを用いる。もちろん、この導電
膜52としては、炭化金属やほう化金属などを用いるこ
とも可能である。
【0097】52bは、後述の冷陰極形成時に鋳型とし
て用いた酸化シリコン膜56及び酸化シリコン膜58
(図24参照)をエッチング除去する際に用いたエッチ
ングホールである。このエッチングホール52bの大き
さ及び個数は、エッチング液の交換が充分に行われるよ
うに設定する。具体的には、このエッチングホール52
bは、例えば開口51の中心から5μm離れた位置に、
一辺3μmの開口を2個対称に形成する。
て用いた酸化シリコン膜56及び酸化シリコン膜58
(図24参照)をエッチング除去する際に用いたエッチ
ングホールである。このエッチングホール52bの大き
さ及び個数は、エッチング液の交換が充分に行われるよ
うに設定する。具体的には、このエッチングホール52
bは、例えば開口51の中心から5μm離れた位置に、
一辺3μmの開口を2個対称に形成する。
【0098】53はパッシベーション及び真空封入のた
めの保護膜であり、この保護膜53としては、できるだ
け高い真空度の真空雰囲気で形成することができ、しか
もクラックなどの発生によって真空が破られることを避
けるために応力が小さいものを用いるのが好ましい。こ
の保護膜53の膜厚は、冷陰極用の導電膜52に形成さ
れた開口52bが完全に封止される膜厚に設定する。具
体的には、この保護膜53として、例えばスパッタリン
グ法により膜厚が2μmの酸化シリコン膜を用いる。
めの保護膜であり、この保護膜53としては、できるだ
け高い真空度の真空雰囲気で形成することができ、しか
もクラックなどの発生によって真空が破られることを避
けるために応力が小さいものを用いるのが好ましい。こ
の保護膜53の膜厚は、冷陰極用の導電膜52に形成さ
れた開口52bが完全に封止される膜厚に設定する。具
体的には、この保護膜53として、例えばスパッタリン
グ法により膜厚が2μmの酸化シリコン膜を用いる。
【0099】54はアノード電極としての基板47のバ
ックコンタクト電極である。基板47としてn型単結晶
シリコン基板を用いる場合には、n型単結晶シリコン基
板とオーミック接合が得られるように、このバックコン
タクト電極54として、例えば膜厚が150nmのイン
ジウム膜と膜厚が300nmの金膜との2層膜を用い
る。なお、ガラス基板などの絶縁性基板上に金属膜を形
成したものを基板47として用いる場合には、表面側か
らこの基板47に対するコンタクトを取ることができる
ので、このバックコンタクト電極54は形成する必要が
ない。
ックコンタクト電極である。基板47としてn型単結晶
シリコン基板を用いる場合には、n型単結晶シリコン基
板とオーミック接合が得られるように、このバックコン
タクト電極54として、例えば膜厚が150nmのイン
ジウム膜と膜厚が300nmの金膜との2層膜を用い
る。なお、ガラス基板などの絶縁性基板上に金属膜を形
成したものを基板47として用いる場合には、表面側か
らこの基板47に対するコンタクトを取ることができる
ので、このバックコンタクト電極54は形成する必要が
ない。
【0100】次に、上述のように構成した本実施例によ
る密閉キャビティ型マイクロ3極管の製造方法を図18
乃至図25を参照して説明する。
る密閉キャビティ型マイクロ3極管の製造方法を図18
乃至図25を参照して説明する。
【0101】まず、図18に示すように、例えばn型単
結晶シリコン基板ような基板47の全面に、例えば熱酸
化法、スパッタ法、減圧CVD法(LPCVD)法、プ
ラズマCVD法などにより酸化シリコン膜48を形成す
る。
結晶シリコン基板ような基板47の全面に、例えば熱酸
化法、スパッタ法、減圧CVD法(LPCVD)法、プ
ラズマCVD法などにより酸化シリコン膜48を形成す
る。
【0102】次に、酸化シリコン膜48の全面に、LP
CVD法、スパッタリング法などによりゲート膜49を
形成した後、例えば、後に3極管の電気特性を調べるた
めに外部電極とのコンタクトを取ることができるように
このゲート膜49をリソグラフィ及びエッチングにより
所定形状にパターニングする。なお、3極管の電気特性
を調べる必要がない場合には、このゲート膜49のパタ
ーニングを行う必要はない。
CVD法、スパッタリング法などによりゲート膜49を
形成した後、例えば、後に3極管の電気特性を調べるた
めに外部電極とのコンタクトを取ることができるように
このゲート膜49をリソグラフィ及びエッチングにより
所定形状にパターニングする。なお、3極管の電気特性
を調べる必要がない場合には、このゲート膜49のパタ
ーニングを行う必要はない。
【0103】次に、図19に示すように、窒化シリコン
膜50を基板全面にLPCVD法、スパッタリング法な
どにより形成する。
膜50を基板全面にLPCVD法、スパッタリング法な
どにより形成する。
【0104】次に、図20に示すように、この窒化シリ
コン膜50上に、冷陰極形成用の開口51に対応する部
分が開口したレジストパターン55をリソグラフィによ
り形成する。
コン膜50上に、冷陰極形成用の開口51に対応する部
分が開口したレジストパターン55をリソグラフィによ
り形成する。
【0105】次に、このレジストパターン55をマスク
として窒化シリコン膜50、ゲート膜49及び酸化シリ
コン膜48を例えばリアクティブイオンエッチング(R
IE)法により順次エッチングして、図21に示すよう
に、開口51を形成する。
として窒化シリコン膜50、ゲート膜49及び酸化シリ
コン膜48を例えばリアクティブイオンエッチング(R
IE)法により順次エッチングして、図21に示すよう
に、開口51を形成する。
【0106】次に、このレジストパターン55を除去し
た後、図22に示すように、基板全面に酸化シリコン膜
56をスパッタリング法、LPCVD法などにより形成
する。この酸化シリコン膜56は、後述のシリコン膜5
7の酸化時に、開口51の側壁に露出しているゲート膜
49の保護膜として用いられるものである。従って、こ
の酸化シリコン膜56の膜厚は、この酸化時に酸化反応
種がゲート膜49に達しないような膜厚に設定する。具
体的には、この酸化シリコン膜56の膜厚は例えば50
0nmとする。
た後、図22に示すように、基板全面に酸化シリコン膜
56をスパッタリング法、LPCVD法などにより形成
する。この酸化シリコン膜56は、後述のシリコン膜5
7の酸化時に、開口51の側壁に露出しているゲート膜
49の保護膜として用いられるものである。従って、こ
の酸化シリコン膜56の膜厚は、この酸化時に酸化反応
種がゲート膜49に達しないような膜厚に設定する。具
体的には、この酸化シリコン膜56の膜厚は例えば50
0nmとする。
【0107】次に、ポリシリコン膜あるいはアモルファ
スシリコン膜のようなシリコン膜57を基板全面に例え
ばCVD法により形成する。このシリコン膜57の膜厚
は、前述の開口51の径及び深さに応じて最適に設計す
る必要があり、後述のようにこのシリコン膜57を酸化
したときに、開口51が逆錐状に埋められるような膜厚
に設定する。具体的には、このシリコン膜57の膜厚は
例えば500nmとする。
スシリコン膜のようなシリコン膜57を基板全面に例え
ばCVD法により形成する。このシリコン膜57の膜厚
は、前述の開口51の径及び深さに応じて最適に設計す
る必要があり、後述のようにこのシリコン膜57を酸化
したときに、開口51が逆錐状に埋められるような膜厚
に設定する。具体的には、このシリコン膜57の膜厚は
例えば500nmとする。
【0108】次に、図23に示すように、シリコン膜5
7を全て熱酸化して酸化シリコン膜58とする。この熱
酸化は、例えば1100℃のバーニング酸化を20分行
う。この場合、開口51の側面から成長してくる酸化シ
リコン膜58が出会う場所では、この酸化シリコン膜5
8に大きな応力が生じること及びこの酸化シリコン膜5
8の表面からシリコン膜57までの距離が長くなるため
に酸化反応種の供給が少なくなることにより、成長速度
が遅くなる。その結果、開口51の部分におけるこの酸
化シリコン膜58の表面には、先端が極めて鋭い逆錐状
の凹部が形成される。この逆錐状の形状の凹部の部分の
酸化シリコン膜58が冷陰極形成用の鋳型となる。
7を全て熱酸化して酸化シリコン膜58とする。この熱
酸化は、例えば1100℃のバーニング酸化を20分行
う。この場合、開口51の側面から成長してくる酸化シ
リコン膜58が出会う場所では、この酸化シリコン膜5
8に大きな応力が生じること及びこの酸化シリコン膜5
8の表面からシリコン膜57までの距離が長くなるため
に酸化反応種の供給が少なくなることにより、成長速度
が遅くなる。その結果、開口51の部分におけるこの酸
化シリコン膜58の表面には、先端が極めて鋭い逆錐状
の凹部が形成される。この逆錐状の形状の凹部の部分の
酸化シリコン膜58が冷陰極形成用の鋳型となる。
【0109】次に、図24に示すように、開口51を含
む犠牲層となる領域のみ残すように酸化シリコン膜56
及び酸化シリコン膜58をフォトリソグラフィ及びエッ
チングによりパターニングする。この犠牲層となる領域
の大きさは、この犠牲層を除去したときに、後述するエ
ッチングホール52bと開口51とがつながるように設
定する。
む犠牲層となる領域のみ残すように酸化シリコン膜56
及び酸化シリコン膜58をフォトリソグラフィ及びエッ
チングによりパターニングする。この犠牲層となる領域
の大きさは、この犠牲層を除去したときに、後述するエ
ッチングホール52bと開口51とがつながるように設
定する。
【0110】次に、冷陰極及びその電極となる導電膜5
2を基板全面に、例えば電子ビーム(EB)蒸着法、ス
パッタリング法などにより形成した後、この導電膜52
のパターニングを行う。このパターニングは、上述の犠
牲層となる領域の酸化シリコン膜56及び酸化シリコン
膜58を導電膜52が完全に被覆するように行う。次
に、リソグラフィ及びエッチングにより、この導電膜5
2にエッチングホール52bを形成する。
2を基板全面に、例えば電子ビーム(EB)蒸着法、ス
パッタリング法などにより形成した後、この導電膜52
のパターニングを行う。このパターニングは、上述の犠
牲層となる領域の酸化シリコン膜56及び酸化シリコン
膜58を導電膜52が完全に被覆するように行う。次
に、リソグラフィ及びエッチングにより、この導電膜5
2にエッチングホール52bを形成する。
【0111】次に、導電膜52をマスクとして、エッチ
ングホール52bを通して、弗化水素酸水溶液でエッチ
ングを行うことにより、図25に示すように、犠牲層
(酸化シリコン膜56及び酸化シリコン膜58)をすべ
てエッチング除去する。
ングホール52bを通して、弗化水素酸水溶液でエッチ
ングを行うことにより、図25に示すように、犠牲層
(酸化シリコン膜56及び酸化シリコン膜58)をすべ
てエッチング除去する。
【0112】次に、図17に示すように、基板全面にス
パッタリング法、EB蒸着法などにより例えば酸化シリ
コン膜のような保護膜53を形成して、真空封止及びパ
ッシベーションを行う。この後、基板47の裏面に例え
ばインジウムと金を蒸着法により形成してバックコンタ
クト電極54を形成する。これにより、目的とする倒立
型の密閉キャビティ型マイクロ3極管が完成される。
パッタリング法、EB蒸着法などにより例えば酸化シリ
コン膜のような保護膜53を形成して、真空封止及びパ
ッシベーションを行う。この後、基板47の裏面に例え
ばインジウムと金を蒸着法により形成してバックコンタ
クト電極54を形成する。これにより、目的とする倒立
型の密閉キャビティ型マイクロ3極管が完成される。
【0113】以上に説明したように、本実施例によれ
ば、シリコン膜57を熱酸化することにより形成される
酸化シリコン膜58のうち開口51の内部の表面に、先
端が極めて鋭い逆錐状の形状のホールが形成され、この
ホールを鋳型として冷陰極52aが形成されるので、先
端の曲率半径が極めて小さい冷陰極52aを形成するこ
とができるとともに、冷陰極52aの材料として金属や
炭化金属等の電子放出効率が高いものを用いることがで
きる。これにより、極めて電子放出効率の高い冷陰極を
形成することができ、従って、特性の優れたマイクロ3
極管を製造することができる。
ば、シリコン膜57を熱酸化することにより形成される
酸化シリコン膜58のうち開口51の内部の表面に、先
端が極めて鋭い逆錐状の形状のホールが形成され、この
ホールを鋳型として冷陰極52aが形成されるので、先
端の曲率半径が極めて小さい冷陰極52aを形成するこ
とができるとともに、冷陰極52aの材料として金属や
炭化金属等の電子放出効率が高いものを用いることがで
きる。これにより、極めて電子放出効率の高い冷陰極を
形成することができ、従って、特性の優れたマイクロ3
極管を製造することができる。
【0114】上述のようにして製造した密閉キャビティ
型マイクロ3極管の電気特性を測定したところ、例え
ば、相互コンダクタンスが25μS、電流増幅率が20
程度の値が得られた。
型マイクロ3極管の電気特性を測定したところ、例え
ば、相互コンダクタンスが25μS、電流増幅率が20
程度の値が得られた。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の冷陰極
は、先端部に胴体部よりも鋭い突起を設けることによ
り、電子放出電圧を低電圧化し、冷陰極本体の電気抵抗
を小さくできるので、放出電子のエネルギーを小さくで
き、高エネルギー電子の衝突によるアノード電極材料か
らの吸着分子や電極材料の脱離による真空度の劣化、高
エネルギー電子と気体分子の衝突による放電等による冷
陰極の損傷や破壊、ジュール熱による冷陰極の加熱から
生じる吸着分子の脱離、冷陰極先端部の形状の変形や破
壊等防ぐことができ、電界放出素子の電気特性の安定性
や寿命を向上させることができる。
は、先端部に胴体部よりも鋭い突起を設けることによ
り、電子放出電圧を低電圧化し、冷陰極本体の電気抵抗
を小さくできるので、放出電子のエネルギーを小さくで
き、高エネルギー電子の衝突によるアノード電極材料か
らの吸着分子や電極材料の脱離による真空度の劣化、高
エネルギー電子と気体分子の衝突による放電等による冷
陰極の損傷や破壊、ジュール熱による冷陰極の加熱から
生じる吸着分子の脱離、冷陰極先端部の形状の変形や破
壊等防ぐことができ、電界放出素子の電気特性の安定性
や寿命を向上させることができる。
【0116】また、本発明の電界放出型素子の製造方法
は、冷陰極を異方性エッチングによるエッチストップ及
びシリコンの酸化を用いて形成することにより、冷陰極
形状の再現性、均一性をよくし、冷陰極先端の先鋭化を
実現できる。また、ゲート電極と冷陰極の間隔を酸化シ
リコン膜の膜厚で制御し、ゲート電極と冷陰極の先端部
の位置関係がシリコン基板中の埋め込み酸化シリコン膜
や電気化学的エッチングによるエッチストップ技術等を
用いて制御するので、冷陰極から非常に近い位置に精度
よくゲート電極を配置でき、電子放出電圧の低いマイク
ロ2極管が再現性、均一性よく製造できる。さらに、電
子放出効率の優れた金属や炭化金属等の各種の電界放出
素子に最も適した冷陰極材料を利用することができる。
は、冷陰極を異方性エッチングによるエッチストップ及
びシリコンの酸化を用いて形成することにより、冷陰極
形状の再現性、均一性をよくし、冷陰極先端の先鋭化を
実現できる。また、ゲート電極と冷陰極の間隔を酸化シ
リコン膜の膜厚で制御し、ゲート電極と冷陰極の先端部
の位置関係がシリコン基板中の埋め込み酸化シリコン膜
や電気化学的エッチングによるエッチストップ技術等を
用いて制御するので、冷陰極から非常に近い位置に精度
よくゲート電極を配置でき、電子放出電圧の低いマイク
ロ2極管が再現性、均一性よく製造できる。さらに、電
子放出効率の優れた金属や炭化金属等の各種の電界放出
素子に最も適した冷陰極材料を利用することができる。
【図1】本発明の一実施例により製造されるマイクロ3
極管を示す素子断面図である。
極管を示す素子断面図である。
【図2】本発明の一実施例のマイクロ3極管の製造方法
の工程を示す素子断面図である。
の工程を示す素子断面図である。
【図3】本発明の一実施例のマイクロ3極管の製造方法
の工程を示す素子断面図である。
の工程を示す素子断面図である。
【図4】本発明の一実施例のマイクロ3極管の製造方法
の工程を示す素子断面図である。
の工程を示す素子断面図である。
【図5】本発明の一実施例のマイクロ3極管の製造方法
の工程を示す素子断面図である。
の工程を示す素子断面図である。
【図6】本発明の一実施例のマイクロ3極管の製造方法
の工程を示す素子断面図である。
の工程を示す素子断面図である。
【図7】本発明の一実施例のマイクロ3極管の製造方法
の工程を示す素子断面図である。
の工程を示す素子断面図である。
【図8】本発明の一実施例のマイクロ3極管の製造方法
の工程を示す素子断面図である。
の工程を示す素子断面図である。
【図9】本発明の一実施例のマイクロ3極管の製造方法
の工程を示す素子断面図である。
の工程を示す素子断面図である。
【図10】本発明の一実施例のマイクロ3極管の製造方
法の工程を示す素子断面図である。
法の工程を示す素子断面図である。
【図11】本発明の一実施例のマイクロ3極管の製造方
法の工程を示す素子断面図である。
法の工程を示す素子断面図である。
【図12】本発明の一実施例のマイクロ3極管の製造方
法の工程を示す素子断面図である。
法の工程を示す素子断面図である。
【図13】本発明の一実施例のマイクロ3極管の製造方
法の工程を示す素子断面図である。
法の工程を示す素子断面図である。
【図14】本発明の一実施例のマイクロ3極管の製造方
法の工程を示す素子断面図である。
法の工程を示す素子断面図である。
【図15】本発明の他の実施例のマイクロ2極管の製造
方法の工程を示す素子断面図である。
方法の工程を示す素子断面図である。
【図16】本発明の更に他の実施例のマイクロ2極管の
製造方法の工程を示す素子断面図である。
製造方法の工程を示す素子断面図である。
【図17】本発明の更にまた他の実施例による製造され
るマイクロ3極管を示す素子断面図である。
るマイクロ3極管を示す素子断面図である。
【図18】本発明の更にまた他の実施例のマイクロ3極
管の製造方法の工程を示す素子断面図である。
管の製造方法の工程を示す素子断面図である。
【図19】本発明の更にまた他の実施例のマイクロ3極
管の製造方法の工程を示す素子断面図である。
管の製造方法の工程を示す素子断面図である。
【図20】本発明の更にまた他の実施例のマイクロ3極
管の製造方法の工程を示す素子断面図である。
管の製造方法の工程を示す素子断面図である。
【図21】本発明の更にまた他の実施例のマイクロ3極
管の製造方法の工程を示す素子断面図である。
管の製造方法の工程を示す素子断面図である。
【図22】本発明の更にまた他の実施例のマイクロ3極
管の製造方法の工程を示す素子断面図である。
管の製造方法の工程を示す素子断面図である。
【図23】本発明の更にまた他の実施例のマイクロ3極
管の製造方法の工程を示す素子断面図である。
管の製造方法の工程を示す素子断面図である。
【図24】本発明の更にまた他の実施例のマイクロ3極
管の製造方法の工程を示す素子断面図である。
管の製造方法の工程を示す素子断面図である。
【図25】本発明の更にまた他の実施例のマイクロ3極
管の製造方法の工程を示す素子断面図である。
管の製造方法の工程を示す素子断面図である。
【図26】逆ピラミッド型凹部への酸化シリコン膜の形
成を説明する素子断面図である。
成を説明する素子断面図である。
【図27】従来の製造方法の工程を示す素子断面図であ
る。
る。
【図28】従来の製造方法の工程を示す素子断面図であ
る。
る。
【図29】従来の製造方法の工程を示す素子断面図であ
る。
る。
【図30】従来の製造方法の工程を示す素子断面図であ
る。
る。
【図31】従来の製造方法の工程を示す素子断面図であ
る。
る。
1 n型Si(100)基板 2 第1の窒化シリコン膜 3 第1の開口 4 p型Si層 5 第1の酸化シリコン膜 6 金属膜 7 保護膜 8 リード線 9 第2の酸化シリコン膜 10 冷陰極 11 ゲート膜 12 第3の酸化シリコン膜 13 窒化シリコン膜 14 第2の開口 15 冷陰極用電極膜 16 第3の開口 17 アノード電極用金属膜 18 絶縁膜 19 酸化シリコン膜 20 窒化シリコン膜 21 ポリシリコン膜 22 冷陰極形成用開口 23 シリコン基板 24 ポリシリコン膜 25 エッチング用開口 26 冷陰極 27 酸化シリコン膜 28 酸化シリコン膜 29 第1酸化シリコン膜 30 (100)n型SIMOXシリコン基板 31 ゲート電極 32 窒化シリコン膜 33 開口 34 (111)結晶面 35 第2酸化シリコン膜 36 タングステン膜 37 冷陰極 38 ガラス基板 39 透明導電膜(ITO膜) 40 銀エポキシ樹脂 41 (100)p型シリコン基板 42 n型導電層 43 第1開口 44 酸化シリコン膜 45 第2開口 46 リード線 47 基板 48 酸化シリコン膜 49 ゲート膜 50 窒化シリコン膜 51 開口 52 導電膜 52a 冷陰極 53 保護膜 56 酸化シリコン膜 57 シリコン膜 58 酸化シリコン膜
フロントページの続き (72)発明者 河村 和彦 川崎市中原区井田1618番地 新日本製鐵株 式会社先端技術研究所内
Claims (10)
- 【請求項1】 先端に鋭く尖った突起と、該突起と連続
曲線状のつながりをもつ形状を有する胴体部とを備えた
冷陰極を有する電界放出型素子。 - 【請求項2】 シリコン基板上、または該基板表面に絶
縁膜、シリコン薄膜のサンドイッチ構造を有するシリコ
ン基板上にエッチングによりくぼみを形成し、該くぼみ
を酸化して第1の酸化シリコン膜を形成する工程と、 該第1の酸化シリコン膜上に導電膜を形成する工程と、 前記第1の酸化シリコン膜を除去し、前記導電膜を露出
させる工程とを具備することを特徴とする冷陰極の製造
方法。 - 【請求項3】 シリコン基板上、または該基板表面に絶
縁膜、シリコン薄膜のサンドイッチ構造を有するシリコ
ン基板上にエッチングによりくぼみを形成する工程と、 該くぼみだけを局所的に酸化し、第1の酸化シリコン膜
を形成する工程と、 前記シリコン基板の前記くぼみの周囲をエッチングする
工程と、 前記エッチングされた基板表面を酸化し、第2の酸化シ
リコン膜を形成する工程と、 第1の酸化シリコン膜上に第1の導電膜を、第2の酸化
シリコン膜上に第2の導電膜を形成する工程と、 前記第1の酸化シリコン膜を除去する工程とを具備する
ことを特徴とするマイクロ2極管の製造方法。 - 【請求項4】 シリコン基板上、または該基板表面に絶
縁膜、シリコン薄膜のサンドイッチ構造を有するシリコ
ン基板上にエッチングによりくぼみを形成する工程と、 該くぼみだけを局所的に酸化し、第1の酸化シリコン膜
を形成する工程と、 前記シリコン基板の前記くぼみの周囲をエッチングする
工程と、 前記エッチングされた基板表面を酸化し、第2の酸化シ
リコン膜を形成する工程と、 第1の酸化シリコン膜上に第1の導電膜を、第2の酸化
シリコン膜上に第2の導電膜を形成する工程と、 前記第1、第2の導電膜上に第1、第2の絶縁膜をそれ
ぞれ形成し、該第1、第2の絶縁膜を開口して前記第
1、第2の導電膜を露出させる工程と、 前記開口を通して第1の酸化シリコン膜を除去する工程
と、 真空中において絶縁膜を堆積し、前記開口を封じる工程
とを具備することを特徴とするマイクロ3極管の製造方
法。 - 【請求項5】 表面に絶縁膜、導電性シリコン薄膜のサ
ンドイッチ構造を有するシリコン基板上にエッチングに
よりくぼみを形成し、該くぼみを酸化して第1の酸化シ
リコン膜を形成する工程と、 前記第1の酸化シリコン膜上に導電膜を形成する工程
と、 前記シリコン基板を除去する工程と、 前記第1の酸化シリコン膜を除去し、前記導電膜を露出
させる工程とを具備することを特徴とするマイクロ2極
管の製造方法。 - 【請求項6】 第1導電層からなるシリコン基板表面に
第2導電層を形成する工程と、 該シリコン基板にエッチングによりくぼみを形成し、該
くぼみを酸化して第1の酸化シリコン膜を形成する工程
と、 前記第1の酸化シリコン膜上に導電膜を形成する工程
と、 前記第2導電層を残し第1導電層からなるシリコン基板
だけを除去する工程と、 前記第1の酸化シリコン膜を除去し、前記導電膜を露出
させる工程とを具備することを特徴とするマイクロ2極
管の製造方法。 - 【請求項7】 基板をエッチングするか、または該基板
上に薄膜を堆積し、該薄膜を開口することによってくぼ
みを形成する工程と、 前記基板上に絶縁膜を形成する工程と、 該絶縁膜上にシリコン薄膜を堆積する工程と、 該シリコン薄膜を酸化し、第1の酸化シリコン膜を形成
する工程と、 該第1の酸化シリコン膜上に導電膜を形成する工程と、 前記第1の酸化シリコン膜及び前記絶縁膜を除去し、前
記導電膜を露出させる工程とを具備することを特徴とす
る冷陰極の製造方法。 - 【請求項8】 基板表面または、基板上に第1の絶縁
膜、第1の導電膜及び第2の絶縁膜のサンドイッチ構造
を形成し、前記第1の絶縁膜、第1の導電膜及び第2の
絶縁膜のサンドイッチ構造を開口することによってくぼ
みを形成する工程と、 前記第2の絶縁膜上に第3の絶縁膜を形成する工程と、 前記第3の絶縁膜上にシリコン薄膜を堆積する工程と、 前記シリコン薄膜を酸化し、第1の酸化シリコン膜を形
成する工程と、 該第1の酸化シリコン膜上に第2の導電膜を形成する工
程と、 前記第1の酸化シリコン膜及び前記第3の絶縁膜を除去
し、前記第2の導電膜を露出させる工程とを具備するこ
とを特徴とするマイクロ2極管の製造方法。 - 【請求項9】 導電性を有する基板上に第1の窒化シリ
コン膜を形成する工程と、 前記第1の窒化シリコン膜に第1の開口を形成する工程
と、 前記第1の開口を通して前記基板をエッチングする工程
と、 前記第1の開口を通して前記エッチング後の基板を酸化
し、第1の酸化シリコン膜を形成する工程と、 前記第1の窒化シリコン膜の残部をエッチングにより除
去する工程と、 前記第1の窒化シリコン膜の除去により露出した前記基
板を所望の深さにエッチングする工程と、 前記エッチングされた基板表面を酸化し、第2の酸化シ
リコン膜を形成する工程と、 前記第1の酸化シリコン膜及び前記第2の酸化シリコン
膜上に第1の金属膜を形成する工程と、 前記基板の全面に第3の酸化シリコン膜を形成する工程
と、 前記第3の酸化シリコン膜上に第2の窒化シリコン膜を
形成する工程と、 前記第2の窒化シリコン膜に第2の開口を形成する工程
と、 前記第2の開口を通じて、前記第3の酸化シリコン膜、
前記第2の酸化シリコン膜および前記第1の酸化シリコ
ン膜をエッチングする工程と、 前記基板の全面に真空中において保護膜を形成する工程
とを具備することを特徴とするマイクロ3極管の製造方
法。 - 【請求項10】 導電性を有する基板上に第1の絶縁膜
を形成する工程と、 前記第1の絶縁膜上に第1の導電膜を形成する工程と、 前記第1の導電膜上に第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記第1の絶縁膜、前記第1の導電膜及び前記第2の絶
縁膜に第1の開口を形成する工程と、 前記第2の絶縁膜上及び前記第1の開口の内部にシリコ
ン膜を形成する工程と、 前記シリコン膜を熱酸化して酸化シリコン膜にする工程
と、 前記酸化シリコン膜を所定形状にパターニングする工程
と、 前記酸化シリコン膜上に第2の導電膜を形成する工程
と、 前記第2の導電膜に第2の開口を形成する工程と、 前記第2の開口を通して前記酸化シリコン膜をエッチン
グ除去する工程と、 真空中において前記基板の全面に保護膜を形成する工程
とを具備する密閉キャビティ型マイクロ3極管の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7253192A JPH05174703A (ja) | 1991-02-27 | 1992-02-21 | 電界放出型素子とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5607591 | 1991-02-27 | ||
| JP30235391 | 1991-10-22 | ||
| JP3-302353 | 1991-10-22 | ||
| JP3-56075 | 1991-10-22 | ||
| JP7253192A JPH05174703A (ja) | 1991-02-27 | 1992-02-21 | 電界放出型素子とその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05174703A true JPH05174703A (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=27295794
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7253192A Withdrawn JPH05174703A (ja) | 1991-02-27 | 1992-02-21 | 電界放出型素子とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05174703A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5401963A (en) * | 1993-11-01 | 1995-03-28 | Rosemount Analytical Inc. | Micromachined mass spectrometer |
| US5599749A (en) * | 1994-10-21 | 1997-02-04 | Yamaha Corporation | Manufacture of micro electron emitter |
| US5720642A (en) * | 1995-09-08 | 1998-02-24 | Yamaha Corporation | Manufacture of electron emitter utilizing reaction film |
| US5795208A (en) * | 1994-10-11 | 1998-08-18 | Yamaha Corporation | Manufacture of electron emitter by replica technique |
-
1992
- 1992-02-21 JP JP7253192A patent/JPH05174703A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5401963A (en) * | 1993-11-01 | 1995-03-28 | Rosemount Analytical Inc. | Micromachined mass spectrometer |
| US5541408A (en) * | 1993-11-01 | 1996-07-30 | Rosemount Analytical Inc. | Micromachined mass spectrometer |
| US5795208A (en) * | 1994-10-11 | 1998-08-18 | Yamaha Corporation | Manufacture of electron emitter by replica technique |
| US5599749A (en) * | 1994-10-21 | 1997-02-04 | Yamaha Corporation | Manufacture of micro electron emitter |
| US5720642A (en) * | 1995-09-08 | 1998-02-24 | Yamaha Corporation | Manufacture of electron emitter utilizing reaction film |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |