JPH0517580A - アルデヒド基含有重合体粒子およびその製造方法 - Google Patents
アルデヒド基含有重合体粒子およびその製造方法Info
- Publication number
- JPH0517580A JPH0517580A JP19700991A JP19700991A JPH0517580A JP H0517580 A JPH0517580 A JP H0517580A JP 19700991 A JP19700991 A JP 19700991A JP 19700991 A JP19700991 A JP 19700991A JP H0517580 A JPH0517580 A JP H0517580A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymer particles
- aldehyde group
- reaction
- suspension
- particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
- Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 表面にアルデヒド基を有する重合体粒子とそ
の製造方法を提供すること。 【構成】 アルデヒド基を有するポリ脂肪族ジアルデヒ
ドを表面に有するアルデヒド基含有重合体粒子。重合体
粒子の懸濁液中で脂肪族ジアルデヒドのアルドール重縮
合反応を行なうアルデヒド基含有重合体粒子の製造方
法。
の製造方法を提供すること。 【構成】 アルデヒド基を有するポリ脂肪族ジアルデヒ
ドを表面に有するアルデヒド基含有重合体粒子。重合体
粒子の懸濁液中で脂肪族ジアルデヒドのアルドール重縮
合反応を行なうアルデヒド基含有重合体粒子の製造方
法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粒子表面にアルデヒド
基を含有する重合体粒子に関し、さらに詳しくは、脂肪
族ジアルデヒドのアルドール重縮合物を粒子表面に有す
る複合重合体粒子とその製造方法に関する。
基を含有する重合体粒子に関し、さらに詳しくは、脂肪
族ジアルデヒドのアルドール重縮合物を粒子表面に有す
る複合重合体粒子とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、バイオ産業の発達とともに、生体
の産物である酵素や抗原、抗体に代表されるタンパク質
を化学工業に用いることが盛んに行われ、提案されてき
た。これらのタンパク質を利用するプロセスは、従来の
化学産業のプロセスに比べ、特定の物質に限って作用す
る特異的な選択性を有すること、常温常圧という温和な
条件等でも高い活性が得られること、繰り返し使用可能
という利点があることなどから、いわゆるプロテインエ
ンジニアリングとして注目を集めており、バイオリアク
ターやバイオセンサーへの応用が進められている。
の産物である酵素や抗原、抗体に代表されるタンパク質
を化学工業に用いることが盛んに行われ、提案されてき
た。これらのタンパク質を利用するプロセスは、従来の
化学産業のプロセスに比べ、特定の物質に限って作用す
る特異的な選択性を有すること、常温常圧という温和な
条件等でも高い活性が得られること、繰り返し使用可能
という利点があることなどから、いわゆるプロテインエ
ンジニアリングとして注目を集めており、バイオリアク
ターやバイオセンサーへの応用が進められている。
【0003】酵素などのタンパク質をバイオリアクター
の反応素子などとして使用するためには、何らかの方法
により、不溶性高分子支持体(担体)に固定化されなけ
ればならない。0.05〜30μm程度の粒子径で、か
つ、単分散粒子径を有する重合体粒子は、このような担
体として非常に有用である。
の反応素子などとして使用するためには、何らかの方法
により、不溶性高分子支持体(担体)に固定化されなけ
ればならない。0.05〜30μm程度の粒子径で、か
つ、単分散粒子径を有する重合体粒子は、このような担
体として非常に有用である。
【0004】担体に目的とするタンパク質を固定化する
方法としては、担体の疎水性的性質を利用する物理的吸
着法、イオン交換能を有する担体とタンパク質のもつ荷
電との間に生じる相互作用を利用するイオン結合法、担
体がその表面に有する官能基とタンパク質が有する官能
基との間で化学反応を起こさせる共有結合法等が知られ
ている。これらの固定化法の中でも、担体に対するタン
パク質の結合が強固であること、担体が非特異的にタン
パク質を吸着するのを防止できること、担体に吸着しに
くいタンパク質を固定化できることなどから、共有結合
法が最もよく用いられている。
方法としては、担体の疎水性的性質を利用する物理的吸
着法、イオン交換能を有する担体とタンパク質のもつ荷
電との間に生じる相互作用を利用するイオン結合法、担
体がその表面に有する官能基とタンパク質が有する官能
基との間で化学反応を起こさせる共有結合法等が知られ
ている。これらの固定化法の中でも、担体に対するタン
パク質の結合が強固であること、担体が非特異的にタン
パク質を吸着するのを防止できること、担体に吸着しに
くいタンパク質を固定化できることなどから、共有結合
法が最もよく用いられている。
【0005】共有結合法においては、タンパク質中のア
ミノ基、カルボキシル基、フェノール基、またはイミダ
ゾール基などの官能基を利用し、担体表面の官能基と共
有結合反応させる。ところが、共有結合法は、物理的吸
着法やイオン結合法などに比べて、反応操作が複雑であ
り、しかも比較的激しい処理を行なうために、活性中心
の一部破壊やタンパク質の高次構造の変化などを起こし
易い欠点がある。特に、高温等の厳しい反応条件下で
は、タンパク質は、変性し、その活性を失うことがあ
る。
ミノ基、カルボキシル基、フェノール基、またはイミダ
ゾール基などの官能基を利用し、担体表面の官能基と共
有結合反応させる。ところが、共有結合法は、物理的吸
着法やイオン結合法などに比べて、反応操作が複雑であ
り、しかも比較的激しい処理を行なうために、活性中心
の一部破壊やタンパク質の高次構造の変化などを起こし
易い欠点がある。特に、高温等の厳しい反応条件下で
は、タンパク質は、変性し、その活性を失うことがあ
る。
【0006】したがって、固定化条件が比較的温和で、
操作も簡単な共有結合反応を利用した固定化法が望まれ
ている。そこで、タンパク質中のアミノ基と比較的温和
な条件下で共有結合反応を行なうことのできるアルデヒ
ド基を表面に有する重合体粒子を合成できるならば、担
体粒子として極めて有用である。
操作も簡単な共有結合反応を利用した固定化法が望まれ
ている。そこで、タンパク質中のアミノ基と比較的温和
な条件下で共有結合反応を行なうことのできるアルデヒ
ド基を表面に有する重合体粒子を合成できるならば、担
体粒子として極めて有用である。
【0007】表面にアルデヒド基を有する粒子の製造方
法として、ラジカル重合性不飽和二重結合とアルデヒド
基の両者を有するアクロレインを水系分散重合する方法
が提案されている〔J.Polym.Sci.Poly
m.Chem.Ed.,22,3521(198
4)〕。しかし、この方法では、大量の界面活性剤を使
用するため、その除去を必要とし、また、重合時の濃度
が低いため、生産性に難点があり工業的ではない。しか
も、この方法では、粒子径を制御することが困難であ
り、単分散重合体粒子を得ることが困難である。
法として、ラジカル重合性不飽和二重結合とアルデヒド
基の両者を有するアクロレインを水系分散重合する方法
が提案されている〔J.Polym.Sci.Poly
m.Chem.Ed.,22,3521(198
4)〕。しかし、この方法では、大量の界面活性剤を使
用するため、その除去を必要とし、また、重合時の濃度
が低いため、生産性に難点があり工業的ではない。しか
も、この方法では、粒子径を制御することが困難であ
り、単分散重合体粒子を得ることが困難である。
【0008】米国特許第4,563,431号には、ポ
リスチレンビーズ上にメチルアミドアセトアルデヒドを
グラフトさせる方法が開示されている。しかし、この方
法においては、界面活性剤を添加することが必要であ
り、また、重合の間、アルデヒド基をアセタール化して
ブロック(保護)し、重合後に脱ブロックする操作が必
要である。さらに、得られた粒子は、タンパク質固定の
間に凝集体を形成するおそれがある。
リスチレンビーズ上にメチルアミドアセトアルデヒドを
グラフトさせる方法が開示されている。しかし、この方
法においては、界面活性剤を添加することが必要であ
り、また、重合の間、アルデヒド基をアセタール化して
ブロック(保護)し、重合後に脱ブロックする操作が必
要である。さらに、得られた粒子は、タンパク質固定の
間に凝集体を形成するおそれがある。
【0009】特開平2−114180号には、表面にア
ルデヒド基を有し、かつ、ベンズアルデヒド反復単位を
含む非孔質、単分散、界面活性剤非含有ポリマー粒子
と、該ポリマー粒子がアルデヒド基を介して共有結合し
た免疫物質を含む分析要素について開示されている。こ
のアルデヒド基を有するポリマー粒子は、ビニルベンジ
ルハライド反復単位を有するポリマー粒子とアルカンニ
トロネート塩およびアルコキシド塩とを、水および水混
和性有機溶媒の存在下において反応させて、ベンジルハ
ライド反復単位をベンズアルデヒド単位に変換すること
によって製造される。この方法には、ビニルベンジルハ
ライド単量体の入手が困難であること、ポリマー粒子に
分散安定性を付与するためにイオン性または他の親水性
基を有するモノマーを共重合する必要があり手間がかか
ること等の問題点がある。
ルデヒド基を有し、かつ、ベンズアルデヒド反復単位を
含む非孔質、単分散、界面活性剤非含有ポリマー粒子
と、該ポリマー粒子がアルデヒド基を介して共有結合し
た免疫物質を含む分析要素について開示されている。こ
のアルデヒド基を有するポリマー粒子は、ビニルベンジ
ルハライド反復単位を有するポリマー粒子とアルカンニ
トロネート塩およびアルコキシド塩とを、水および水混
和性有機溶媒の存在下において反応させて、ベンジルハ
ライド反復単位をベンズアルデヒド単位に変換すること
によって製造される。この方法には、ビニルベンジルハ
ライド単量体の入手が困難であること、ポリマー粒子に
分散安定性を付与するためにイオン性または他の親水性
基を有するモノマーを共重合する必要があり手間がかか
ること等の問題点がある。
【0010】このように、表面にアルデヒド基を有する
重合体粒子、特に、単分散の粒子径分布を有する重合体
粒子を簡易に得る方法が望まれているが、従来法では、
不充分である。
重合体粒子、特に、単分散の粒子径分布を有する重合体
粒子を簡易に得る方法が望まれているが、従来法では、
不充分である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、表面
にアルデヒド基を有する重合体粒子とその製造方法を提
供することにある。また、本発明の目的は、特に、単分
散の粒子径分布を有し、かつ、表面にアルデヒド基を有
する重合体粒子を提供することにある。
にアルデヒド基を有する重合体粒子とその製造方法を提
供することにある。また、本発明の目的は、特に、単分
散の粒子径分布を有し、かつ、表面にアルデヒド基を有
する重合体粒子を提供することにある。
【0012】本発明者らは、前記従来技術の有する問題
点を克服するために鋭意研究した結果、重合体粒子の懸
濁液中で、脂肪族ジアルデヒドのアルドール重縮合反応
を行なうことにより、アルデヒド基を有するポリ脂肪族
ジアルデヒドを表面に有する重合体粒子(複合粒子)の
得られることを見出した。
点を克服するために鋭意研究した結果、重合体粒子の懸
濁液中で、脂肪族ジアルデヒドのアルドール重縮合反応
を行なうことにより、アルデヒド基を有するポリ脂肪族
ジアルデヒドを表面に有する重合体粒子(複合粒子)の
得られることを見出した。
【0013】この方法によれば、単分散重合体粒子を用
いることにより、その単分散性を実質的に損なうことな
く、その表面にアルデヒド基を導入することができる。
本発明は、これらの知見に基づいて完成するに至ったも
のである。
いることにより、その単分散性を実質的に損なうことな
く、その表面にアルデヒド基を導入することができる。
本発明は、これらの知見に基づいて完成するに至ったも
のである。
【0014】
【課題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、アルデヒド基を有するポリ脂肪族ジアルデヒドを表
面に有することを特徴とするアルデヒド基含有重合体粒
子が提供される。また、本発明によれば、重合体粒子の
懸濁液中で脂肪族ジアルデヒドのアルドール重縮合反応
を行なうことを特徴とするアルデヒド基含有重合体粒子
の製造方法が提供される。以下、本発明について詳述す
る。
ば、アルデヒド基を有するポリ脂肪族ジアルデヒドを表
面に有することを特徴とするアルデヒド基含有重合体粒
子が提供される。また、本発明によれば、重合体粒子の
懸濁液中で脂肪族ジアルデヒドのアルドール重縮合反応
を行なうことを特徴とするアルデヒド基含有重合体粒子
の製造方法が提供される。以下、本発明について詳述す
る。
【0015】(脂肪族ジアルデヒド)本発明で使用する
脂肪族ジアルデヒドは、炭素数4〜12を有する脂肪族
ジアルデヒドであれば、特に限定されないが、反応の制
御がし易いことおよび工業的に入手が容易なことから、
炭素数4〜8のものが好ましく、特にグルタルアルデヒ
ドが好ましい。
脂肪族ジアルデヒドは、炭素数4〜12を有する脂肪族
ジアルデヒドであれば、特に限定されないが、反応の制
御がし易いことおよび工業的に入手が容易なことから、
炭素数4〜8のものが好ましく、特にグルタルアルデヒ
ドが好ましい。
【0016】(重合体粒子)本発明において使用する重
合体粒子の組成は、特に限定されない。重合体粒子の合
成に使用される単量体としては、例えば、スチレン、α
−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ハロゲン化ス
チレン等の芳香族ビニル単量体;アクリロニトリル等の
エチレン性不飽和ニトリル;メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アク
リレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、
グリシジル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステ
ル;ブタジエン、イソプレン等の共役ジエン;アクリル
酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸等のエチレン
性不飽和カルボン酸;(メタ)アクリルアミド、N−メ
チロール(メタ)アクリルアミド等の(メタ)アクリル
アミド誘導体;ジビニルベンゼン等の非共役ジビニル化
合物;ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート
等のジ(メタ)アクリレート;トリメチロールプロパン
トリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ
(メタ)アクリレート等のトリ(メタ)アクリレート等
の多官能性単量体を挙げることができるが、これらに限
定はされない。これらの単量体は、それぞれ単独で、あ
るいは2種以上を組み合わせて使用することができる。
これらの単量体の中でも、芳香族ビニル単量体、特にス
チレンが好ましい。
合体粒子の組成は、特に限定されない。重合体粒子の合
成に使用される単量体としては、例えば、スチレン、α
−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ハロゲン化ス
チレン等の芳香族ビニル単量体;アクリロニトリル等の
エチレン性不飽和ニトリル;メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アク
リレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、
グリシジル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸エステ
ル;ブタジエン、イソプレン等の共役ジエン;アクリル
酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸等のエチレン
性不飽和カルボン酸;(メタ)アクリルアミド、N−メ
チロール(メタ)アクリルアミド等の(メタ)アクリル
アミド誘導体;ジビニルベンゼン等の非共役ジビニル化
合物;ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート
等のジ(メタ)アクリレート;トリメチロールプロパン
トリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ
(メタ)アクリレート等のトリ(メタ)アクリレート等
の多官能性単量体を挙げることができるが、これらに限
定はされない。これらの単量体は、それぞれ単独で、あ
るいは2種以上を組み合わせて使用することができる。
これらの単量体の中でも、芳香族ビニル単量体、特にス
チレンが好ましい。
【0017】本発明において用いられる重合体粒子の製
造方法は、特に限定されず、公知の乳化重合法、懸濁重
合法等を用いることができる。また、重合方式について
も、バッチ式、セミバッチ式、連続式等のいずれを採用
してもよい。触媒、界面活性剤、または乳化重合用重合
副資材等も、通常使用されるものでよい。
造方法は、特に限定されず、公知の乳化重合法、懸濁重
合法等を用いることができる。また、重合方式について
も、バッチ式、セミバッチ式、連続式等のいずれを採用
してもよい。触媒、界面活性剤、または乳化重合用重合
副資材等も、通常使用されるものでよい。
【0018】さらに、界面活性剤を使用しないソープフ
リー重合法、分散重合法(特開平1−249806号
報)、アルコール、界面活性剤を併用し、モノマーの微
小液滴を直接重合させて粒子を得るミニエマルジョン重
合法(マイクロエマルジョン重合法)、別途合成された
ポリマーを直接乳化分散させて微粒子を得る直接乳化法
等により重合体粒子を作製することができる。重合後、
一旦分離した重合体粒子を再懸濁させて使用することも
できる。
リー重合法、分散重合法(特開平1−249806号
報)、アルコール、界面活性剤を併用し、モノマーの微
小液滴を直接重合させて粒子を得るミニエマルジョン重
合法(マイクロエマルジョン重合法)、別途合成された
ポリマーを直接乳化分散させて微粒子を得る直接乳化法
等により重合体粒子を作製することができる。重合後、
一旦分離した重合体粒子を再懸濁させて使用することも
できる。
【0019】重合体粒子は、平均粒子径が0.05〜3
0μmの範囲内で、単分散の粒子径分布(重量平均粒子
径/数平均粒子径<1.2)を有するものが、バイオリ
アクターやバイオセンサー等の用途に特に好ましい。
0μmの範囲内で、単分散の粒子径分布(重量平均粒子
径/数平均粒子径<1.2)を有するものが、バイオリ
アクターやバイオセンサー等の用途に特に好ましい。
【0020】(脂肪族ジアルデヒドのアルドール重縮合
反応)本発明においては、重合体粒子の懸濁液中に脂肪
族ジアルデヒドを添加し、重合体粒子表面で脂肪族ジア
ルデヒドのアルドール重縮合反応を行わせることによ
り、アルデヒド基を含有するポリ脂肪族ジアルデヒドを
重合体粒子表面に導入する。ポリ脂肪族ジアルデヒド
は、重合体粒子表面で、3次元架橋体を形成しているも
のと推定される。
反応)本発明においては、重合体粒子の懸濁液中に脂肪
族ジアルデヒドを添加し、重合体粒子表面で脂肪族ジア
ルデヒドのアルドール重縮合反応を行わせることによ
り、アルデヒド基を含有するポリ脂肪族ジアルデヒドを
重合体粒子表面に導入する。ポリ脂肪族ジアルデヒド
は、重合体粒子表面で、3次元架橋体を形成しているも
のと推定される。
【0021】脂肪族ジアルデヒドの重合反応には、アル
ドール縮合による重合反応ばかりでなく、ティッシェン
コ(Tischenko)反応による重合反応、カルボ
ニル重合による重合反応、および環化重合反応等が知ら
れている〔J.Polym.Sci.,Al,2831
(1963)〕。アルドール縮重合反応によれば、重合
体骨格にアルデヒド基が結合した形の重縮合物を得るこ
とができるが、それ以外の重合反応では、アルデヒド基
を有する重合体を得ることができない。したがって、反
応条件を適切に設定してアルドール重縮合反応を優先的
に行なわせることが重要である。
ドール縮合による重合反応ばかりでなく、ティッシェン
コ(Tischenko)反応による重合反応、カルボ
ニル重合による重合反応、および環化重合反応等が知ら
れている〔J.Polym.Sci.,Al,2831
(1963)〕。アルドール縮重合反応によれば、重合
体骨格にアルデヒド基が結合した形の重縮合物を得るこ
とができるが、それ以外の重合反応では、アルデヒド基
を有する重合体を得ることができない。したがって、反
応条件を適切に設定してアルドール重縮合反応を優先的
に行なわせることが重要である。
【0022】重合体粒子の懸濁液中で脂肪族ジアルデヒ
ドのアルドール重縮合反応を行わせる好ましい反応条件
は、次のとおりである。 (a)重合体粒子の懸濁液中に添加する脂肪族ジアルデ
ヒドの量は、重合体粒子100重量部に対して、通常1
0〜200重量部、好ましくは20〜150重量部であ
る。10重量部未満では充分な量のアルデヒド基を導入
できず、他方、200重量部を超えて使用すると脂肪族
ジアルデヒドに由来する新粒子が発生してしまう。新粒
子が発生すると、重合体粒子の単分散性が損なわれる。
ドのアルドール重縮合反応を行わせる好ましい反応条件
は、次のとおりである。 (a)重合体粒子の懸濁液中に添加する脂肪族ジアルデ
ヒドの量は、重合体粒子100重量部に対して、通常1
0〜200重量部、好ましくは20〜150重量部であ
る。10重量部未満では充分な量のアルデヒド基を導入
できず、他方、200重量部を超えて使用すると脂肪族
ジアルデヒドに由来する新粒子が発生してしまう。新粒
子が発生すると、重合体粒子の単分散性が損なわれる。
【0023】(b)重合体粒子の懸濁液のpHは、通常
8〜12、好ましくは9〜11の範囲に保持する。反応
系のpHが8未満では、アルドール重縮合反応よりも他
の重合反応が優勢となる。また、pHが12を超える範
囲では、反応系中の塩基濃度が高すぎるため、重合体粒
子が凝集し易くなる。反応系のpH調整には、通常、塩
基性化合物が使用される。使用される塩基性化合物は、
特に限定されず、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等のアルカリ金属水酸化物;アンモニア;ジメチ
ルアミン、ジエタノールアミン等のアミン化合物;等を
例示することができる。
8〜12、好ましくは9〜11の範囲に保持する。反応
系のpHが8未満では、アルドール重縮合反応よりも他
の重合反応が優勢となる。また、pHが12を超える範
囲では、反応系中の塩基濃度が高すぎるため、重合体粒
子が凝集し易くなる。反応系のpH調整には、通常、塩
基性化合物が使用される。使用される塩基性化合物は、
特に限定されず、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等のアルカリ金属水酸化物;アンモニア;ジメチ
ルアミン、ジエタノールアミン等のアミン化合物;等を
例示することができる。
【0024】(c)脂肪族ジアルデヒドを重合体粒子の
懸濁液中に添加する方法は、特に限定されず、例えば、
一括添加法、逐次連続添加法等のいずれでもよいが、反
応中にpHを塩基性側に制御する必要があるため、その
容易さから逐次連続添加法が好ましい。
懸濁液中に添加する方法は、特に限定されず、例えば、
一括添加法、逐次連続添加法等のいずれでもよいが、反
応中にpHを塩基性側に制御する必要があるため、その
容易さから逐次連続添加法が好ましい。
【0025】(d)脂肪族ジアルデヒドの重縮合反応に
おける反応温度は、通常0〜80℃である。反応温度が
低過ぎると、重合速度が遅く実用的でないばかりか、新
粒子が生成し易くなる。また、反応温度が高過ぎると、
アルドール重縮合反応以外の各重合反応が競争的に進
み、アルデヒド基を有する重縮合物を得ることが困難で
ある。アルドール重縮合反応を優先的に行なわせるに
は、反応温度を、好ましくは15〜50℃、より好まし
くは15〜40℃の範囲とすることが望ましい。つま
り、室温付近の温和な温度で反応させることにより、ア
ルドール重縮合反応を円滑に進行させることができる。
おける反応温度は、通常0〜80℃である。反応温度が
低過ぎると、重合速度が遅く実用的でないばかりか、新
粒子が生成し易くなる。また、反応温度が高過ぎると、
アルドール重縮合反応以外の各重合反応が競争的に進
み、アルデヒド基を有する重縮合物を得ることが困難で
ある。アルドール重縮合反応を優先的に行なわせるに
は、反応温度を、好ましくは15〜50℃、より好まし
くは15〜40℃の範囲とすることが望ましい。つま
り、室温付近の温和な温度で反応させることにより、ア
ルドール重縮合反応を円滑に進行させることができる。
【0026】(e)反応時間は、特に限定されないが、
通常、0.5〜15時間である。
通常、0.5〜15時間である。
【0027】(f)アルドール重縮合反応は、炭酸ガス
によるアルデヒド基の酸化を防止するため、窒素ガス、
アルゴン等の雰囲気下で行なうことが望ましい。
によるアルデヒド基の酸化を防止するため、窒素ガス、
アルゴン等の雰囲気下で行なうことが望ましい。
【0028】(g)溶媒としては、水、または水と水混
和性有機溶媒との混合物が挙げられる。懸濁液中の重合
体粒子の濃度(固型分濃度)は、特に限定されないが、
通常1〜30重量%、好ましくは5〜20重量%程度で
ある。なお、アルドール重縮合反応は、撹拌しながら行
なうことが好ましい。
和性有機溶媒との混合物が挙げられる。懸濁液中の重合
体粒子の濃度(固型分濃度)は、特に限定されないが、
通常1〜30重量%、好ましくは5〜20重量%程度で
ある。なお、アルドール重縮合反応は、撹拌しながら行
なうことが好ましい。
【0029】
【実施例】以下、本発明について、実施例および比較例
を挙げて具体的に説明するが、本発明は、これらの実施
例のみに限定されるものではない。なお、実施例中の部
および%は、特に断りのない限り、重量基準である。
を挙げて具体的に説明するが、本発明は、これらの実施
例のみに限定されるものではない。なお、実施例中の部
および%は、特に断りのない限り、重量基準である。
【0030】物性等の測定法は、下記のとおりである。
〈重合転化率〉重量法で測定した。
【0031】〈重合体粒子の粒子径〉重合体粒子の懸濁
液を遠心分離によって精製した後、透過型電子顕微鏡に
より写真撮影を行ない、200個の粒子の粒子径の平均
値を算出した。
液を遠心分離によって精製した後、透過型電子顕微鏡に
より写真撮影を行ない、200個の粒子の粒子径の平均
値を算出した。
【0032】〈脂肪族ジアルデヒドの重合転化率〉反応
終了後、懸濁液の遠心分離を行ない、その上澄み液中の
アルデヒド濃度をガスクロマトグラフィーにより測定
し、仕込み脂肪族ジアルデヒドに対する割合を算出する
方法により求めた。ガスグロマトラフィー条件:エチレ
ングリコール20M(20%溶液)、80−100メッ
シュ、インジェクション温度200℃、カラム恒温槽温
度150℃、検出部温度200℃
終了後、懸濁液の遠心分離を行ない、その上澄み液中の
アルデヒド濃度をガスクロマトグラフィーにより測定
し、仕込み脂肪族ジアルデヒドに対する割合を算出する
方法により求めた。ガスグロマトラフィー条件:エチレ
ングリコール20M(20%溶液)、80−100メッ
シュ、インジェクション温度200℃、カラム恒温槽温
度150℃、検出部温度200℃
【0033】〈重合体粒子表面のアルデヒド基の量〉得
られた表面にアルデヒド基を有する重合体粒子の懸濁液
を、3回遠心分離して精製した後、固形分濃度を10%
に調整し、その30ミリリットルと0.5Nヒドロキシ
ルアミン塩酸塩水溶液30ミリリットルとを、いずれも
1N塩酸水溶液でpH2.5に調整して混合し、マグネ
チックスターラーで室温1時間撹拌した。
られた表面にアルデヒド基を有する重合体粒子の懸濁液
を、3回遠心分離して精製した後、固形分濃度を10%
に調整し、その30ミリリットルと0.5Nヒドロキシ
ルアミン塩酸塩水溶液30ミリリットルとを、いずれも
1N塩酸水溶液でpH2.5に調整して混合し、マグネ
チックスターラーで室温1時間撹拌した。
【0034】アルデヒド基とヒドロキシルアミン塩酸塩
との反応によって発生した塩酸について、0.05N水
酸化ナトリウム水溶液を使用して電位差滴定を行ない、
得られた滴定曲線のpH2.5となった時点における水
酸化ナトリウムの滴下量を読み取り、これから重合体粒
子単位表面積当りのアルデヒド基量を計算した。
との反応によって発生した塩酸について、0.05N水
酸化ナトリウム水溶液を使用して電位差滴定を行ない、
得られた滴定曲線のpH2.5となった時点における水
酸化ナトリウムの滴下量を読み取り、これから重合体粒
子単位表面積当りのアルデヒド基量を計算した。
【0035】〈赤外線吸収スペクトルの測定〉アルデヒ
ド基が導入されたことを確認するために、原料の重合体
粒子とアルドール重縮合反応後の重合体粒子について、
KBr錠剤法によりフーリエ変換赤外線吸収(FT−I
R)分光装置(島津製作所社製、FT−IR 420
0)を用いて、赤外線吸収スペクトルを測定した。
ド基が導入されたことを確認するために、原料の重合体
粒子とアルドール重縮合反応後の重合体粒子について、
KBr錠剤法によりフーリエ変換赤外線吸収(FT−I
R)分光装置(島津製作所社製、FT−IR 420
0)を用いて、赤外線吸収スペクトルを測定した。
【0036】原料の重合体粒子とアルドール重縮合反応
後の重合体粒子との差スペクトルは、後者のスペクトル
から前者のそれを差し引くことにより作成した。その
際、実施例および比較例では、重合体粒子のポリスチレ
ン中のベンゼン環の倍音に帰属される1700〜200
0cm-1のピーク群が消去されるようにした。
後の重合体粒子との差スペクトルは、後者のスペクトル
から前者のそれを差し引くことにより作成した。その
際、実施例および比較例では、重合体粒子のポリスチレ
ン中のベンゼン環の倍音に帰属される1700〜200
0cm-1のピーク群が消去されるようにした。
【0037】[参考例1]
(重合体粒子の作製)撹拌翼、冷却用コンデンサー、窒
素ガス導入管および温度計を装着した2リットルの反応
器の内部を窒素置換した後、脱イオン水1407gおよ
びスチレン160gを投入して撹拌混合し、さらに窒素
でバブリングした。次に、混合液を70℃に加温し、
2.4%過硫酸カリウム水溶液33.3ミリリットルを
加えて反応を開始させ、そのまま44時間保った後、
2.4%過硫酸カリウム水溶液をさらに20.0ミリリ
ットル加えて、40時間反応を続行してポリスチレン懸
濁液を得た。スチレンの重合転化率は99.8%であっ
た。得られたポリスチレン粒子は、平均粒子径が0.4
0μmで、CV値(co−efficient of
variance)が約3.8%の球状単分散粒子であ
った。
素ガス導入管および温度計を装着した2リットルの反応
器の内部を窒素置換した後、脱イオン水1407gおよ
びスチレン160gを投入して撹拌混合し、さらに窒素
でバブリングした。次に、混合液を70℃に加温し、
2.4%過硫酸カリウム水溶液33.3ミリリットルを
加えて反応を開始させ、そのまま44時間保った後、
2.4%過硫酸カリウム水溶液をさらに20.0ミリリ
ットル加えて、40時間反応を続行してポリスチレン懸
濁液を得た。スチレンの重合転化率は99.8%であっ
た。得られたポリスチレン粒子は、平均粒子径が0.4
0μmで、CV値(co−efficient of
variance)が約3.8%の球状単分散粒子であ
った。
【0038】[実施例1]
(アルデヒド基含有重合体粒子の作製)予め窒素置換し
た撹拌翼、冷却用コンデンサー、分液ロウトおよび温度
計を装着した500ミリリットルの反応器に、参考例1
で得たポリスチレン懸濁液100ミリリットル(固形分
濃度10%に調整)を加え、1N水酸化ナトリウム水溶
液で懸濁液のpHを11に調整した。
た撹拌翼、冷却用コンデンサー、分液ロウトおよび温度
計を装着した500ミリリットルの反応器に、参考例1
で得たポリスチレン懸濁液100ミリリットル(固形分
濃度10%に調整)を加え、1N水酸化ナトリウム水溶
液で懸濁液のpHを11に調整した。
【0039】次に、懸濁液を30℃に加温した後、pH
スタットを用いて1N水酸化ナトリウムでpHを11に
保ちながら、グルタルアルデヒド(ナカライテスク社
製;電子顕微鏡用特性試薬、25%水溶液)20ミリリ
ットルを、4ミリリットル/時間の滴下速度で連続滴下
し、滴下終了後、さらに1時間反応を継続した。得られ
た重合体粒子の懸濁液を蒸留水で3回遠心洗浄した後、
デカンテーションにより重合体粒子を回収した。
スタットを用いて1N水酸化ナトリウムでpHを11に
保ちながら、グルタルアルデヒド(ナカライテスク社
製;電子顕微鏡用特性試薬、25%水溶液)20ミリリ
ットルを、4ミリリットル/時間の滴下速度で連続滴下
し、滴下終了後、さらに1時間反応を継続した。得られ
た重合体粒子の懸濁液を蒸留水で3回遠心洗浄した後、
デカンテーションにより重合体粒子を回収した。
【0040】グルタルアルデヒドの転化率は85%であ
った。得られた重合体粒子のIRスペクトルと原料ポリ
スチレン粒子とのIRスペクトルの差スペクトルから、
アルデヒド基に起因する1680cm-1の吸収が認めら
れ、アルデヒド基が導入されていることが確認された。
った。得られた重合体粒子のIRスペクトルと原料ポリ
スチレン粒子とのIRスペクトルの差スペクトルから、
アルデヒド基に起因する1680cm-1の吸収が認めら
れ、アルデヒド基が導入されていることが確認された。
【0041】得られた重合体粒子は、粒子単位表面積当
り、6.5×106モル/m2のアルデヒド基を有するこ
とが分かった。また、得られた重合体粒子の透過型電子
顕微鏡による観察の結果、原料ポリスチレン粒子の粒子
径の実質的な増大は認められなかった。
り、6.5×106モル/m2のアルデヒド基を有するこ
とが分かった。また、得られた重合体粒子の透過型電子
顕微鏡による観察の結果、原料ポリスチレン粒子の粒子
径の実質的な増大は認められなかった。
【0042】[実施例2]グルタルアルデヒドを一括添
加した以外は、実施例1と同様にして重合体粒子を得
た。グルタルアルデヒドの転化率は95%であり、得ら
れた重合体粒子の単位表面積当りのアルデヒド基は、
5.0×106モル/m2であった。
加した以外は、実施例1と同様にして重合体粒子を得
た。グルタルアルデヒドの転化率は95%であり、得ら
れた重合体粒子の単位表面積当りのアルデヒド基は、
5.0×106モル/m2であった。
【0043】[実施例3]グルタルアルデヒドの量を4
0ミリリットルとした以外は、実施例1と同様にして重
合体粒子を得た。グルタルアルデヒドの転化率は93%
であり、得られた重合体粒子の単位表面積当りのアルデ
ヒド基は、9.4×106モル/m2導入されていた。
0ミリリットルとした以外は、実施例1と同様にして重
合体粒子を得た。グルタルアルデヒドの転化率は93%
であり、得られた重合体粒子の単位表面積当りのアルデ
ヒド基は、9.4×106モル/m2導入されていた。
【0044】[比較例1]グルタルアルデヒドの量を4
ミリリットルとした以外は、実施例1と同様にして重合
体粒子を得た。グルタルアルデヒドの転化率は93%で
あったが、得られた重合体粒子にはアルデヒド基は検出
されなかった。
ミリリットルとした以外は、実施例1と同様にして重合
体粒子を得た。グルタルアルデヒドの転化率は93%で
あったが、得られた重合体粒子にはアルデヒド基は検出
されなかった。
【0045】[実施例4]市販のポリスチレンラテック
ス(日本ゼオン株式会社製、ニポールLX303)を使
用して、実施例1と同様にして重合体粒子を得た。グル
タルアルデヒドの転化率は93%であり、得られた重合
体粒子の単位表面積当りのアルデヒド基は、6.3×1
06モル/m2であった。
ス(日本ゼオン株式会社製、ニポールLX303)を使
用して、実施例1と同様にして重合体粒子を得た。グル
タルアルデヒドの転化率は93%であり、得られた重合
体粒子の単位表面積当りのアルデヒド基は、6.3×1
06モル/m2であった。
【0046】[実施例5]市販のポリスチレンラテック
ス(日本ゼオン株式会社製、ニポールLX303)を使
用して、反応温度を変化させた以外は、実施例1と同様
にして重合体粒子を得た。反応温度と得られた重合体粒
子の単位表面積当りのアルデヒド基の量との関係につい
て、表1に示す。
ス(日本ゼオン株式会社製、ニポールLX303)を使
用して、反応温度を変化させた以外は、実施例1と同様
にして重合体粒子を得た。反応温度と得られた重合体粒
子の単位表面積当りのアルデヒド基の量との関係につい
て、表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、従来公知の
アルデヒド基含有粒子の製造方法に比べ、重合体粒子の
組成、粒子径、粒子形状等に拘らず、容易に粒子表面に
アルデヒド基を導入することができる。本発明の粒子表
面にアルデヒド基を有する重合体粒子は、そのアルデヒ
ド基を利用して、酵素や抗原、抗体などのタンパク質と
比較的温和な条件下で共有結合反応させることができる
ため、タンパク質固定化用の担体として好適である。
アルデヒド基含有粒子の製造方法に比べ、重合体粒子の
組成、粒子径、粒子形状等に拘らず、容易に粒子表面に
アルデヒド基を導入することができる。本発明の粒子表
面にアルデヒド基を有する重合体粒子は、そのアルデヒ
ド基を利用して、酵素や抗原、抗体などのタンパク質と
比較的温和な条件下で共有結合反応させることができる
ため、タンパク質固定化用の担体として好適である。
Claims (2)
- 【請求項1】 アルデヒド基を有するポリ脂肪族ジアル
デヒドを表面に有することを特徴とするアルデヒド基含
有重合体粒子。 - 【請求項2】 重合体粒子の懸濁液中で脂肪族ジアルデ
ヒドのアルドール重縮合反応を行なうことを特徴とする
アルデヒド基含有重合体粒子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19700991A JPH0517580A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | アルデヒド基含有重合体粒子およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19700991A JPH0517580A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | アルデヒド基含有重合体粒子およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0517580A true JPH0517580A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=16367271
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19700991A Pending JPH0517580A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | アルデヒド基含有重合体粒子およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0517580A (ja) |
-
1991
- 1991-07-11 JP JP19700991A patent/JPH0517580A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Ding et al. | Temperature control of biotin binding and release with a streptavidin-poly (N-isopropylacrylamide) site-specific conjugate | |
| US4678814A (en) | Polyacrolein microspheres | |
| US4622362A (en) | Polyacrolein microspheres | |
| US4413070A (en) | Polyacrolein microspheres | |
| JP3269554B2 (ja) | アズラクトン官能性の高分子担体に共有結合で固定化した生理活性物質とその製法 | |
| Haupt et al. | Molecularly imprinted polymers | |
| JP2536995B2 (ja) | 酵素固定法 | |
| EP0392735A2 (en) | Polymeric supports | |
| CN111285951A (zh) | 一种脂肪酶/聚离子液体-苯乙烯微球/水凝胶催化材料及其制备方法和应用 | |
| US4170685A (en) | Polyvinyl pyridine microspheres | |
| CA2058507C (en) | Succinimide containing polymers and lattices prepared from same | |
| US4259223A (en) | Cross-linked polyvinyl pyridine coated glass particle catalyst support and aqueous composition or polyvinyl pyridine adducted microspheres | |
| JPH0517580A (ja) | アルデヒド基含有重合体粒子およびその製造方法 | |
| JPH0782302A (ja) | ポリマーで保護被覆されたフェライト被覆磁性粒子及びその製造法 | |
| US5780578A (en) | Synthetic polymer exhibiting hydrolytic activity, its preparation and use for conversion of esters and amides to the corresponding alcohol and amine | |
| JPH0563220B2 (ja) | ||
| JP4929635B2 (ja) | マレイミド基含有多孔質架橋ポリスチレン粒子及びその製造方法 | |
| EP0466220B1 (en) | Carboxy containing monomers and polymers and latices prepared from same | |
| Zubov et al. | Modification of solids with polymer nanolayers as a process for manufacture of novel biomaterials | |
| US4224359A (en) | Polyvinyl pyridine microspheres | |
| JP4113950B2 (ja) | 微粒子の片側のみをビオチン化した異方性ビチオン化ラテックス微粒子 | |
| CA1218185A (en) | Acrolein microspheres | |
| JPS61162750A (ja) | 光学分割用充填剤 | |
| JPS635019A (ja) | 生体成分を担持したマイクロカプセル化磁性体超微粒子 | |
| JP4543163B2 (ja) | 酵素とビオチンを異方的に担持したラテックス微粒子 |