JPH05176688A - カゼインホスホペプチドを含有する飼料 - Google Patents
カゼインホスホペプチドを含有する飼料Info
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- JPH05176688A JPH05176688A JP3345213A JP34521391A JPH05176688A JP H05176688 A JPH05176688 A JP H05176688A JP 3345213 A JP3345213 A JP 3345213A JP 34521391 A JP34521391 A JP 34521391A JP H05176688 A JPH05176688 A JP H05176688A
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Abstract
る飼料において、アルカリ性フォスファターゼによる脱
リン酸化が防止され、CPPが有するミネラル可溶化効
果が維持された飼料を提供する。 【構成】 CPPを含有する飼料において、オレアノー
ル酸、ウルソン酸及びベツリン酸からなる群から選ばれ
る1種または2種以上を含有する飼料。
Description
ド(CPP)を含有する飼料に関する。さらに詳しく言
うと、本発明は、CPPを含有する飼料において、オレ
アノール酸、ウルソン酸及びベツリン酸からなる群から
選ばれる1種または2種以上を含有する飼料に関する。
ブロイラー、豚等には急激な成長が求められ、増体の骨
の発育が追いつかずに脚弱、奇形等の問題が起こってい
る。カルシウムは特に、骨・卵殻質改善、乳牛のカルシ
ウム強化、ウナギの骨曲がり防止などで補給されている
が、しかしながらカルシウムは、その利用率が悪いこと
が大きな問題となっている。
ードの普及に伴って、ペットの寿命が伸び、そのため、
経年るよるカルシウムの利用性の低下が原因と考えられ
る骨軟化症や骨粗鬆症等の疾病が増加の傾向にある。さ
らにペットの飼育形態も屋内のみで飼育される割合が増
加しており、それによる運動不足、日光不足のためにビ
タミンD3 の合成が阻害され、それがカルシウムの利用
性を低下させる原因となっている。
ろこし、小麦等、蛋白質として、ミートミール、フィッ
シュミール、脱脂大豆等、脂肪として、動物性/植物性
脂肪、カルシウムとして炭酸カルシウム、リン酸カルシ
ウムなどが配合されるのが一般的であり、カルシウムの
利用性の向上を目的としては、カルシウム配合量の増量
または、給与カルシウム塩の形態などにより、カルシウ
ム吸収量を高めるのが一般的であった。
蛋白質の利用性低下(五島、栄養と食糧、VOL ・ 32、1
〜11(1979))、あるいは他のミネラルの利用性
低下(内藤、日本栄養食糧学会誌、VOL.39, 433−4
39(1986))を引き起こすことが報告されてい
る。CPPは、ミルクカゼインに蛋白分解酵素を作用さ
せて得られるリン酸化セリン含量の高いペプチドである
(内藤、日本栄養食糧学会誌、VOL.39, 433−439
(1986))。このCPPは、カルシウムや鉄などの
ミネラルの可溶化作用を有しており、これらミネラルの
吸収を促進する物質として注目され、食品の分野におい
ては広く利用されている。
ウムの相互作用によりカルシウムの吸収率を改善する報
告もある(特開平1−285158号)。更に、妊娠豚
で、CPPの添加は、母豚の乳汁のカルシウム含量を増
加させ、大きな骨格のしっかりした子豚を作るのに有効
ともいわれている(FEEDING、第31巻、第13
号、33(1991))。
在するアルカリ性フォスファターゼにより容易に脱リン
酸化することが推定され、本発明者らも実際に分解を確
認している(試験例参照)。更に、従来より一種のフォ
スファターゼにより脱リン酸化したCPPは、ミネラル
の可溶化効果が完全に消失することが知られている(斉
藤、ジャパンフードサイエンス、VOL ・ 29, 21−32
(1990))が、このような酵素分解を防止するため
の方法は未だ知られていない。
Pを含有する飼料において、上記酵素分解が防止され、
CPPが有するミネラル可溶化効果が維持された飼料を
提供することが目的とする。
いることができる物質のうち、小腸粘膜に存在するアル
カリ性フォスファターゼによるCPPの脱リン酸化を防
止しうる物質を見出すべく研究を重ねた結果、植物成分
であるオレアノール酸、ウルソン酸及びベツリン酸が有
効であることを見出し、本発明を完成させた。
おいて、オレアノール酸、ウルソン酸及びベツリン酸か
らなる群から選ばれる1種または2種以上を含有する飼
料からなる。オレアノール酸は、構造式(1)で示さ
れ、各種植物に含まれる既知物質である。オリーブ葉、
センブリ、チョウジ、ブドウ果皮に遊離状態で、また、
チクセツニンジン、ニンジン、サトウダイコンなとには
サポニンとして存在し、酸加水分解物からも得られる。
オレアノール酸は、その制癌作用、抗炎症作用、抗リウ
マチ作用、抗糖尿病作用(特開昭55−12271
5)、発癌プロモーター抑制作用(特開昭63−575
19)、う蝕防止作用(特開昭61−36213)が既
に知られているが、本発明のCPPのアルカリフォスフ
ァターゼによる分解抑制作用は知られていない。
において、CPPに対して約0.001〜50倍重量、特
に約0.1〜10倍重量用いることが好ましい。オレアノ
ール酸の使用量がCPPに対して、0.001倍重量より
も少ないと、オレアノール酸を使用する効果があまり期
待できず、また50倍重量よりも多くなると、原材料費
が高くなりすぎるので好ましくない。
ルソール酸ともいい、各種植物に含まれる既知物質であ
る。ウツボグサの花穂、ウワウルシ、シャゼンソウ、ま
たリンゴをはじめ種々の果実や葉の表面のろう様物質な
どの中に存在する。ウルソン酸には、う蝕防止作用(特
開昭61−36213)、制癌作用(特開平02−17
121)、また乳化剤としての用途が知られているが、
本発明のCPPのアルカリフォスファターゼによる分解
抑制作用は知られていない。
いてCPPに対して、約0.001〜50倍重量、特に約
0.1〜10倍重量用いることが好ましい。ウルソン酸の
使用量がCPPに対して0.001倍重量よりも少ない
と、ウルソン酸を使用する効果があまり期待できず、ま
た50倍重量よりも多くなると、ウルソン酸原材料費が
高くなりすぎるので好ましくない。
種植物の含まれる既知物質である。サネブトナツメ種子
(酸ソウ仁)、アメリカヤマボウシの葉、カユプテ属の
葉等に存在する。
いて、約0.001〜50倍重量、特に約0.1〜10倍重
量用いることが好ましい。ベツリン酸の使用量がCPP
に対して0.001倍重量よりも少ないと、ベツリン酸を
使用する効果が期待できず、また50倍重量よりも多く
なると、経済的でない。一般に飼料には、水分10%程
度のドライフード、水分30%程度のセミモイストフー
ド、水分75%程度の缶詰フードがあるが、本発明はこ
れらのいずれの種類のものでもよい。また、これらの形
態の他、錠菓子、錠剤等のようにいかなる形態を有する
飼料であってもよい。
どの家畜用飼料;鶏、七面鳥、ウズラなどの家禽用飼
料;マス、コイ、アユ、ウナギ、マダイなどの魚用飼
料;イヌ、ネコ、サル、観賞魚などのペットフード及び
昆虫用、カイコ用、動物園用飼料などがあるが、本発明
はこれらいかなる用途の飼料にも利用することができ
る。飼料は、それ自身幾分かのカルシウムや鉄を含んで
いるが、カルシウムを強化添加する場合、そのカルシウ
ム源は天然、合成品を問わず、例えば卵殻、動物の骨、
魚貝類の骨、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、石灰
などを使用することができる。強化添加するカルシウム
量は、特に限定されるものではなく、飼料一般の栄養面
から必要とされる範囲であればよい。既ち、飼料中カル
シウムとして、0.01〜30%程度でよい。
成品を問わず、ヘム鉄、硫酸鉄、フマル酸第一鉄、コハ
ク酸クエン酸鉄ナトリウム、DL−トレオニン鉄などを
使用することができる。強化添加する鉄量は、特に限定
されるものではなく、飼料一般の栄養面から必要とされ
る範囲であればよい。即ち、飼料中鉄として、0.001
〜0.5%程度でよい。
においてCPPが小腸内粘膜に存在するアルカリ性フォ
スファターゼにより容易に脱リン酸化されることがな
く、CPPの有するミネラルの可溶化作用が維持される
ような飼料が提供される。
詳細に説明する。試験例および実施例において、CPP
は明治製菓製のCPP−III を使用した。 試験例1(CPPのアルカリ性フォスファターゼによる
分解) CPPの1mg/m1 を5.5mM塩化マグネシウムを含む55
mMトリス塩酸暖衡液中に溶解し、小牛小腸由来アルカリ
性フォスファターゼ(シグマ社)を添加し、37℃で2
0分間保温した。
脱リンしてきたリン酸をフィスケサバロフの変法により
660nmの吸光度を測定することにより定量した(小河
原、内野、J.Antibiotics 、VOL.38,153−156
(1985))。その結果、下記表1に示すようにCP
Pの分解による明かなリン酸の上昇が観察された。
腸内で酵素分解され、その効果が失われることが容易に
考えられる。 試験例2(オレアノール酸、ウルソン酸、ベツリン酸の
CPP分解防止効果) 試験例1の方法において、上記の各物質を加え、CPP
のアルカリフォスファターゼによる分解の各物質の50
%阻害濃度を求めた。結果を下記表2に示す。
1mmの開口を有する篩を用いて整粒した。得られた組成
物に約27重量%となるように加水し、クッキングエク
ストレーダー(ウエンガー社製)に直径8mmの丸型ダイ
スを装着し、押し出し処理を行い、膨化物を得た。得ら
れた膨化物をベルト式乾燥機にて120℃・20分間乾
燥した後、膨化物95重量部に対し大豆油を5重量部噴
霧して、ドライドッグフードを得た。なお、上記のビタ
ミン・ミネラルミックスには、カルシウム、鉄が含まれ
ている。
1mmの開口を有する篩を用いて整粒した。得られた組成
物に約27重量%となるように加水し、クッキングエク
ストレーダー(ウエンガー社製)に直径8mmの丸型ダイ
スを装着し、押し出し処理を行い、膨化物を得た。得ら
れた膨化物をベルト式乾燥機にて120℃・20分間乾
燥した後、膨化物95重量部に対し大豆油を5重量部噴
霧して、ドライドッグフードを得た。
物を得た。膨化物92重量部に対し、大豆油5重量部と
フイッシュエキス3重量部を噴霧し、ドライキャットフ
ードを得た。
5%食塩水で100℃で10分間蒸煮処理を行った。冷
却後、缶に肉詰めして、缶タイプドッグフードを得た。
缶詰には4号缶を使用し、肉詰重量は300グラム、注
水100グラムとし、120℃にて70分間レトルト殺
菌を行った。
和した後、1.5%食塩水中で100℃で10分間蒸煮処
理を行った。冷却後、缶に肉詰めして缶タイプドッグフ
ードを得た。缶詰は4号缶を使用し、肉詰重量は300
グラム注水100グラムとし、120℃にて70分間レ
トルト殺菌を行った。
とした、上記組成の混和物をフレーク状にして、肉詰重
量は160グラム、注水20グラムとし、110℃にて
80分間レトルト殺菌を行った。 実施例7(肉用牛肥育用配合飼料) 下記の配合で、常法により飼料を製造した。
料) 下記の配合で、常法により飼料を製造した。 原 料 名 配合量(重量%) ────────────────────────────── 圧片とうもろこし 6 0. 3 大麦 2 0 大豆油粕(45%) 3. 5 ふすま 1 2 食塩 0. 3 ミネラル混合物 0. 1 ビタミン混合物 0. 1 卵殻カルシウム 3 CPP 0. 3 ウルソン酸 0. 6
Claims (2)
- 【請求項1】 カゼインホスホペプチド(CPP)を含
有する飼料において、オレアノール酸、ウルソン酸、及
びベツリン酸からなる群から選ばれる1種または2種以
上を含有する飼料。 - 【請求項2】 カルシウム及び/または鉄で強化された
請求項1に記載の飼料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3345213A JP3068692B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | カゼインホスホペプチドを含有する飼料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3345213A JP3068692B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | カゼインホスホペプチドを含有する飼料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05176688A true JPH05176688A (ja) | 1993-07-20 |
| JP3068692B2 JP3068692B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=18375068
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3345213A Expired - Lifetime JP3068692B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | カゼインホスホペプチドを含有する飼料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3068692B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0717983A1 (en) | 1994-12-20 | 1996-06-26 | Unilever Plc | Cosmetic compositions containing betulinic acid |
| US6124362A (en) * | 1998-07-17 | 2000-09-26 | The Procter & Gamble Company | Method for regulating hair growth |
| US6482857B1 (en) | 1998-07-17 | 2002-11-19 | The University Of Texas Southwestern Medical Center | Compositions which contain triterpenes for regulating hair growth |
| CN106508811A (zh) * | 2016-12-30 | 2017-03-22 | 枞阳县恒祥生态农业有限公司 | 一种营养型肉鸡的养殖方法 |
| JP2017063790A (ja) * | 2015-06-05 | 2017-04-06 | Fsk三昭株式会社 | 飼料及び飼料生産装置 |
| JP2021061803A (ja) * | 2019-10-16 | 2021-04-22 | 出 角田 | 水産生物用組成物、水産生物の育成方法、及びオリーブ採油粕発酵物の使用 |
| CN113163803A (zh) * | 2018-11-20 | 2021-07-23 | 纽崔克Ip资产有限公司 | 喂养妊娠动物的组合物 |
| JP2022510917A (ja) * | 2018-11-30 | 2022-01-28 | シージェイ チェイルジェダン コーポレーション | 飼料添加剤組成物、及びそれを含む飼料組成物 |
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|---|---|---|---|---|
| JP6054635B2 (ja) * | 2012-05-25 | 2016-12-27 | 恵和株式会社 | 防水用シート及び防水用シートの製造方法 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP3345213A patent/JP3068692B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| JP2022510917A (ja) * | 2018-11-30 | 2022-01-28 | シージェイ チェイルジェダン コーポレーション | 飼料添加剤組成物、及びそれを含む飼料組成物 |
| US12290085B2 (en) | 2018-11-30 | 2025-05-06 | Cj Cheiljedang Corporation | Feed additive composition and feed composition comprising the same |
| JP2021061803A (ja) * | 2019-10-16 | 2021-04-22 | 出 角田 | 水産生物用組成物、水産生物の育成方法、及びオリーブ採油粕発酵物の使用 |
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| JP3068692B2 (ja) | 2000-07-24 |
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