JPH05177364A - 摩擦圧接機 - Google Patents

摩擦圧接機

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JPH05177364A
JPH05177364A JP173892A JP173892A JPH05177364A JP H05177364 A JPH05177364 A JP H05177364A JP 173892 A JP173892 A JP 173892A JP 173892 A JP173892 A JP 173892A JP H05177364 A JPH05177364 A JP H05177364A
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Masakatsu Uchida
昌克 内田
Mizukado Tomikawa
水門 冨川
Hajime Adachi
元 足立
Kimitoshi Iwai
公利 岩井
Hiroshi Nomura
宏 野村
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Chiyoda Corp
Original Assignee
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
Chiyoda Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水平方向位置調節機構の高さ寸法を小さくし
且つ水平方向の調芯精度を高め、またクランプ爪の垂直
方向の位置調節を容易にする。 【構成】 垂直軸線Yを水平方向位置調節機構112の
中心軸113の中心軸線とする。中心軸113に偏心部
分113aを設け、この偏心部分113aに回動クラン
プ114を回動自在に固定する。クランプ117の揺動
により中心軸113を回転させて偏心部分113aの軸
線Cの位置を微調節する。スライダ105,106とク
ランプ爪110,111との間に、第1の楔状部材17
1と第2の楔状部材172とを有する垂直方向位置調節
機構17,18を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定側被加工物と回転
側被加工物の調芯を容易に行うことができる摩擦圧接機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特公平1−53160号公報の第4図に
は、固定側被加工物をクランプする一対のクランプ爪、
該一対のクランプ爪に対してそれぞれ設けられて一対の
クランプ爪を水平軸線に沿って接近または離反させるよ
うに駆動する一対の油圧シリンダ及び一対のクランプ爪
と一対の油圧シリンダとを連結する一対の連結手段とを
有するクランプ装置を備えた摩擦圧接機が開示されてい
る。またこの公知の摩擦圧接機は、固定側被加工物をク
ランプした状態における一対のクランプ爪の水平方向の
停止位置を調節する水平方向位置調節機構を備えて固定
側被加工物の軸線と回転側被加工物の軸線とを一致させ
る調芯機構を有している。一対のクランプ爪の垂直方向
の位置調整は、クランプ爪と連結手段との間にボルト締
めにより適宜の厚みのスペーサを配置して行っている。
この水平方向位置調節機構は、クランプ装置が装着され
る支持台に内に収納されている。そして従来の水平方向
位置調節機構は、クランプの水平軸線及び回転側被加工
物の軸線と直交する垂直軸線と交わり且つ回転側被加工
物の軸線と平行に延びる軸線を中心軸線とする中心軸
と、この中心軸を中心にして回動する回動リンクと、連
結部にまわり対偶を形成するようにして回動リンクと一
対の連結手段とを連結する一対の連結リンクとを具備し
て構成され、一対の連結リンクは一対の連結リンクと連
結手段との間に形成される一対のまわり対偶が中心軸を
中心にした点対称運動をするように設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の水平方向位置調
節機構は、その中心軸が回転側被加工物の軸線と平行に
延びる軸線を中心軸線とするため、中心軸を中心にして
回動リンクを回転させるためには、高さ方向に十分なス
ペースが必要になる。そのため従来は、クランプ装置が
装着される支持台の高さを高くして、支持台に水平方向
位置調節機構を配置していた。支持台の高さが高くなる
と、作業性が悪くなるのは勿論のこととして、支持台の
強度を十分に高くしなければ、摩擦圧接時にクランプ装
置に加わる力によって支持台が変形し、結果として被加
工物間に芯づれが発生する問題があった。また支持台の
強度を高くすると、支持台が大形化するため、装置の小
形化を図ることができない問題があった。また従来の水
平方向位置調節機構でも、実用上は支障のない程度に水
平方向の調芯を行えるが、摩擦圧接する部品の加工誤差
や組立て誤差による芯ずれを補正することはできなかっ
た。更に従来の装置のように、クランプ爪と連結手段と
の間に入れるスペーサを交換することによりクランプ爪
の水平又は垂直方向の位置調整を行って、水平又は垂直
方向の調芯を行う場合には、必ずクランプ爪を取外す必
要があるため、水平又は垂直方向の調芯にかなりの時間
がかかっていた。本発明の目的は、水平方向位置調節機
構の高さ寸法を小さくすることができる摩擦圧接機を提
供することにある。本発明の他の目的は、水平方向の調
芯精度を高くすることができる摩擦圧接機を提供するこ
とにある。本発明の更に他の目的は、垂直方向の調芯を
容易に行うことができる摩擦圧接機を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、水
平方向位置調節機構の中心軸を、一対のクランプ爪が沿
う水平軸線及び回転側被加工物の軸線と直交する垂直軸
線を中心軸線とするように設ける。請求項2の発明で
は、中心軸に偏心部分を設け、該偏心部分に回動自在に
水平方向位置調節機構の回動リンクを設ける。そして中
心軸を調整可能に回転駆動する回転駆動手段を更に設け
る。請求項3の発明では、調芯機構がクランプ装置のク
ランプ爪の垂直方向の位置を調節する垂直方向位置調節
機構を更に含んでいる。請求項4の発明では、垂直方向
位置調節機構をクランプ爪が固定される連結手段に対し
てクランプ爪を垂直方向に移動自在に支持する支持機構
と、該支持機構を駆動してクランプ爪を垂直方向に変位
させる支持機構駆動手段とから構成する。そして支持機
構を、連結手段に固定された第1の楔状部材と、第1の
楔状部材の傾斜面と整合する傾斜面を有し且つクランプ
爪に固定された第2の楔状部材と、第2の楔状部材を第
1の楔状部材に摺動自在に固定する固定機構とから構成
する。また支持機構駆動手段は、回転運動を直進運動に
変換する運動変換機構を具備し、該運動変換機構の直進
運動により第2の楔状部材を前記第1の楔状部材に添っ
て摺動させる。請求項5の発明では、水平方向位置調節
機構を、水平軸線及び前記回転側被加工物の軸線と直交
する垂直軸線を中心軸線とする中心軸と、中心軸を中心
にして回動するピニオンと、ピニオンと噛み合いそれぞ
一対の連結手段との間に一対のまわり対偶を形成するよ
うに固定された一対のラックとから構成する。そして一
対のラックを一対のまわり対偶が垂直軸線を中心にした
点対称運動をするように設ける。請求項6の発明では、
従来の水平方向位置調節機構に請求項2で特定した構造
を採用する。すなわち回転側被加工物の軸線と平行に配
置される中心軸に偏心部分を設け、該偏心部分に回動自
在に水平方向位置調節機構の回動リンクを設け、中心軸
を調整可能に回転駆動する回転駆動手段を更に設ける。
【0005】
【作用】請求項1の発明のように、水平方向位置調節機
構の中心軸を垂直軸線を中心軸線とするように設ける
と、回動リンクは中心軸を中心にして水平面内を回動す
る。そのため回動リンクを回動させるスペースの高さ寸
法を小さくすることができる。そのためクランプ装置の
支持台に水平方向位置調節機構を収納する場合には、支
持台の高さ寸法を小さくすることができ、またクランプ
装置のケース内に水平方向位置調節機構を収納すること
も可能になる。請求項2の発明によれば、回転駆動手段
により中心軸を所定の角度回転させると、中心軸に設け
た偏心部分の中心位置が変位し、該偏心部分に設けた水
平方向位置調節機構の回動リンクの回動中心を変位させ
ることができる。したがって水平方向位置調節機構を設
けたとしても、摩擦圧接する部品の加工誤差や組立誤差
によって発生する調芯ずれを補正することができる。請
求項3の発明によれば、クランプ爪の垂直方向の位置を
調節する垂直方向位置調節機構を設けるため、垂直方向
の調芯のために簡単且つ短時間にクランプ爪の垂直方向
の位置調整を行える。請求項4の発明によれば、運動変
換機構の直進運動により第2の楔状部材を第1の楔状部
材に添って摺動させるだけで、その他の作業を必要とす
ることなくクランプ爪の垂直位置を調整することができ
る。請求項5の発明では、水平方向位置調節機構をラッ
クとピニオンとを用いて構成するため、簡単に水平方向
位置調節機構を構成することができ、請求項1と同様の
作用が期待できる。請求項6の発明では、従来の水平方
向位置調節機構に請求項2で特定した構造を採用するた
め、請求項2の発明と同様に、部品の加工誤差や組立誤
差によって発生する調芯ずれを補正することができる。
【0006】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。図1(A)及び(B)は、本発明の摩擦圧接
機の固定側クランプ装置の概略断面図及びB−B線断面
図を示している。同図において、1は固定側被加工物2
をクランプするクランプ装置であり、このクランプ装置
1は支持台または摩擦圧接機本体3上に載置されてい
る。クランプ装置1は、摩擦圧接機本体3の上に固定さ
れた枠体4をベースにして組立てられている。枠体4は
仕切壁41によって仕切られた上部室42と下部室43
とを有している。上部室42内には、マスタジョーと呼
ばれる一対のスライダ5,6が配置され、また下部室4
3内には後述する水平方向位置調節機構12が配置され
ている。枠体の左右の側壁部44,45には、油圧シリ
ンダ7,8のシリンダ・ケース71,81が固定されて
いる。一端がピストン72,82に連結されたピストン
・ロッド73,83は、側壁部44,45を摺動自在に
貫通して枠体4の上部室42内に延び、その他端はスラ
イダ5,6に連結されている。スライダ5,6は、油圧
シリンダ7,8の作動に応じて仕切壁41に設けた摺動
面上を、ピストン・ロッド73,83の軸線(水平軸線
X)に沿って摺動する。スライダ5,6の断面がL字状
を呈する対向面部51,61にはスペーサ手段91,9
2,93,94を介してクランプ爪10,11が固定さ
れている。図示してないが、図示しないボルトによりク
ランプ爪11,12がスライダ5,6に対して固定され
ている。スライダ5,6の下面には連結ロッド52,6
2が突設されており、この連結ロッド52,62は仕切
壁41に設けた一対の開口窓46,47を貫通して下部
室43内に延びている。なお本実施例においては、スラ
イダ5がクランプ爪10,11と一対の油圧シリンダ
7,8とを連結する一対の連結手段を構成している。
【0007】枠体4の下部室43内には、固定側被加工
物2をクランプした状態における一対のクランプ爪1
0,11の水平方向の停止位置を調節する水平方向位置
調節機構12が配置されている。この水平方向位置調節
機構12は、油圧シリンダ7,8の駆動力に差があった
場合でも、固定側被加工物2の軸線の水平方向の位置を
図示しない回転側被加工物の軸線の水平方向の位置と一
致させるように作用する。水平方向位置調節機構12
は、枠体4の仕切壁41と底壁部48とに軸支された中
心軸13と、回動リンク14と、一対の連結リンク1
5,16とから構成される。中心軸13は、水平軸線X
及び図示しない回転側被加工物の軸線(Z)と直交する
垂直軸線Yを中心軸線とするように設けられおり、回動
リンク14は中心軸13を中心にして回動するように設
けられている。そして一対の連結リンク15,16は、
回動リンク14と一対の連結手段を構成するスライダ
5,6の連結ロッド52,62とを連結している。回動
リンク14の一端と連結リンク15の一端との連結部、
連結リンク15の他端と連結ロッド62との連結部、回
動リンク14の他端と連結リンク16の一端との連結
部、連結リンク16の他端と連結ロッド52との連結部
には、まわり対偶が形成されている。そして回動リンク
14の一端と連結リンク15の一端との連結部と中心軸
13の中心軸線Yとの間の距離と回動リンク14の他端
と連結リンク16の一端との連結部と中心軸13の中心
軸線Yとの間の距離は等しく設定され、回動リンク14
の一端と連結リンク15の一端との連結部と連結ロッド
62の中心軸線との間の距離と回動リンク14の他端と
連結リンク16の一端との連結部と連結ロッド52の中
心軸線との間の距離は等しく設定されている。これによ
り一対の連結リンク15,16と連結ロッド52,62
との間に形成される一対のまわり対偶が中心軸13を中
心にした点対称運動をする。そして連結ロッド52,6
2(またはスライダ5,6及びクランプ爪10,11)
は、常に中心軸13からほぼ等しい距離離れた位置に位
置することになり、固定側被加工物2の軸線の水平方向
の位置を定位置に位置決めすことが可能になる。
【0008】固定側被加工物2を把持する場合には、油
圧ラインL2 から油圧を供給してクランプ爪10,11
を接近させ、固定側被加工物2を外す場合には、油圧ラ
インL1 から油圧を供給してクランプ爪10,11を離
反させる。もし固定側被加工物2の垂直方向(Y方向)
の位置決めが不要であれば、本実施例では単に固定側被
加工物2を把持すると同時に、固定側被加工物と回転側
被加工物との調芯が完了する。
【0009】本実施例のように、水平方向位置調節機構
12の中心軸13が垂直軸線Yを中心軸線とするように
配置すると、水平方向位置調節機構12を収容するスペ
ースの高さ寸法が従来と比べて1/3以下になる。その
ため本実施例のように、水平方向位置調節機構12をク
ランプ装置1の枠体4内に収納することが可能になっ
た。なお従来と同様に水平方向位置調節機構12を摩擦
圧接機本体3内に収容してもよいのは勿論である。
【0010】図2(A)及び(B)は、本発明の摩擦圧
接機の別の実施例を示している。図1の実施例と異なる
のは、水平方向位置調節機構112に補正機構が設けら
れている点と、クランプ爪の垂直方向位置調節機構1
7,18が設けられている点である。図2において、図
1の実施例と同じ主要部分には図1の符号と同じ符号を
付してある。本実施例では、水平方向位置調節機構11
2の中心軸113に偏心部分113aを有している。こ
の偏心部分113aの軸線Cの中心軸線即ち垂直軸線Y
からの偏心量dは、例えば中心軸113の直径を40〜
60mmとした場合で約3mm前後である。中心軸113の
偏心部分113aには回動リンク114が回動自在に嵌
合され、また中心軸113にはクランク117の一端が
固定されている。クランク117の他端には、枠体4の
側壁部44をねじ結合を介して貫通する回転ロッド11
8の一端が回動自在に固定されている。図示していない
が、クランク117の先端には軸線と直交する方向の端
部が回動自在に固定された調整用ナットが設けられてお
り、回転ロッド118の先端が螺合されている。そして
回転ロッド118の途中にはユニバーサルジョイント1
18aが設けられ、回転ロッド118の他端は枠体4の
側壁部44に回転自在に軸支されている。回転ロッド1
8の他端には、回転ハンドル119が固定されている。
本実施例では、クランク117,回転ロッド118及び
回転ハンドル119により中心軸113を調整可能に回
転駆動する回転駆動手段が構成されている。回転ハンド
ル119を回して回転ロッド118を前後方向に直線的
に変位させると、所定の角度範囲(例えば0°〜15
°)の間でクランク117が回動する。その結果、回動
クランク114が回動自在に嵌合している偏心部分11
3cの軸線Cは中心軸線Yを中心にして回動し、クラン
プ爪110,111の停止位置が水平方向に移動する。
この補正機構により、水平方向位置調節機構112を用
いてもなお部品の加工誤差及び組立誤差から発生する調
芯ずれを補正することが可能になる。尚、上記回転ハン
ドル119は、手動だけでなく、電動モーターにより駆
動することができる。
【0011】また本実施例は、スライダ105,106
とクランプ爪110,111との間に、クランプ爪の垂
直方向の位置を調節する垂直方向位置調節機構17,1
8を備えている。図3は、一方の垂直方向位置調節機構
17の具体的な構造を図示している。スライダ106の
段部106aの上には、第1の楔状部材171が図示し
ないボルトを用いて固定されており、クランプ爪110
の下部に設けられた段部110aにはボルト172a…
を用いて第2の楔状部材172が固定されている。第1
の楔状部材171の傾斜面171aは固定側被加工物2
の軸線方向(Z方向)に向かって一定の傾斜率で傾斜し
ており、第2の楔状部材172の傾斜面172bは傾斜
面171aと整合してその上を摺動するように傾斜して
いる。また第1の楔状部材171には、第1の貫通孔1
71bが形成され、この貫通孔171bには第2の楔状
部材172に螺合されたボルト172cの頭部が移動自
在に嵌合されている。また第1の楔状部材171には、
第2の貫通孔171cが形成されており、この貫通孔1
71cの中には第2の楔状部材172に固定されたナッ
ト部材173が遊嵌されている。更に第1の楔状部材1
71の端部には固定側被加工物2の軸線方向に延び且つ
第2の貫通孔171cに達する第3の貫通孔171dが
形成されている。この貫通孔171dには調整用ねじ1
74の頭部が嵌合されており、貫通孔171dの外側開
口部には、調整用ねじ174の抜け止め用カバー175
が固定されている。調整用ねじ174の頭部には、回転
六角レンチ176の先端部が嵌合される六角形の孔が形
成されており、カバー175には回転六角レンチ176
の先端部が挿入される貫通孔が形成されている。
【0012】調整用ねじ174が回転すると、その回転
方向に応じてナット173が前後に直線的に移動する。
その結果、第2の楔状部材172が第1の楔状部材17
1の上を摺動し、第2の楔状部材172が固定されたク
ランプ爪110が垂直方向に上下上下する。これにより
クランプ爪110の垂直方向の位置調整が行われる。上
記実施例において、第1のクランプ部材171及び第2
のクランプ部材172により、スライダ(連結手段)に
対してクランプ爪を垂直方向に移動自在に支持する支持
機構が構成され、ボルト172c及び貫通孔171bと
ナット173及び調整用ねじ174とにより、2の楔状
部材172(クランプ爪110)を第1の楔状部材17
1(スライダ106)に摺動自在に固定する固定機構が
構成され、ナット173、調整用ねじ174、貫通孔1
75及び回転六角レンチ176により、回転運動を直進
運動に変換する運動変換機構を具備して該運動変換機構
の直進運動により第2の楔状部材172を第1の楔状部
材171に添って摺動させる支持機構駆動手段が構成さ
れている。なお他方の垂直方向位置調節機構18も上記
と同様にして構成されている。
【0013】垂直方向位置調節機構の構造は、上記実施
例に限定されるものではない。例えば、図4(A)ない
し(B)に示すような構造のものも用いることができ
る。図4(A)の構造は、ボルト19とナット20とを
回転させることによりクランプ爪110の垂直方向の位
置を調節するものである。図4(B)の構造はスライダ
106に回転自在に軸支した回転軸21の先端に偏心部
21aを設け、偏心部21aの先端部をクランプ爪11
0に回転自在に嵌合し、回転軸21を回転することによ
り垂直位置を調節するものである。なお図4(A)及び
(B)は、垂直方向への移動原理を説明するためのもの
である。
【0014】上記各実施例では、水平方向位置調節機構
12,112をクランプ機構によって構成しているが、
図5(A)及び(B)に示すように水平方向位置調節機
構212は歯車機構を用いて構成することもできる。こ
の実施例では、垂直軸線Yを中心軸線とする中心軸21
3にピニオン214が回動自在に固定されている。そし
てピニオン214と噛み合いそれぞれ一対のスライダ
5,6の連結ロッド52,62との間に一対のまわり対
偶を形成するように固定された一対のラック215,2
16を有している。これらの一対のラック215,21
6は、連結ロッド52,62のまわりに形成される一対
のまわり対偶が垂直軸線Yを中心にした点対称運動をす
るように設けられている。なおこの実施例にも、図2及
び図3に示した補正機構と垂直方向位置調節機構を組み
合わせることができる。
【0015】上記水平方向位置調節機構の補正機構及び
垂直方向位置調節機構は、手動操作により作動するもの
であるが、回転側被加工物と固定側被加工物の芯ずれ
を、例えば非接触式の位置センサを用いて検出し、この
位置センサの出力に応じて、水平方向位置調節機構の補
正機構及び垂直方向位置調節機構を自動運転装置により
作動させることにより、自動的に調芯を行うようにして
もよいのは勿論である。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、回動リンクを
回動させるスペースの高さ寸法を小さくすることができ
るため、クランプ装置の支持台に水平方向位置調節機構
を収納する場合には支持台の高さ寸法を小さくすること
ができ、またクランプ装置のケース内に水平方向位置調
節機構を収納することも可能になる利点がある。請求項
2の発明によれば、水平方向位置調節機構を設けたとし
ても、部品の加工誤差や組立誤差によって発生する調芯
ずれを補正することができる。請求項3の発明によれ
ば、クランプ爪の垂直方向の位置を調節する垂直方向位
置調節機構を設けるため、垂直方向の調芯を簡単且つ短
時間に行える。請求項4の発明によれば、運動変換機構
の直進運動により第2の楔状部材を第1の楔状部材に添
って摺動させるだけで、その他の作業を必要とすること
なくクランプ爪の垂直位置を簡単に調整することができ
る。請求項5の発明によれば、水平方向位置調節機構を
ラックとピニオンとを用いて構成するため、簡単に水平
方向位置調節機構を構成することができ、請求項1と同
様の効果が得られる。請求項6の発明によれば、水平方
向位置調節機構の中心軸が回転側被加工物の軸線と平行
になる場合でも、部品の加工誤差や組立誤差によって発
生する調芯ずれを補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は第1の実施例の要部の概略縦断面図及
び(B)は図(A)のB−B線断面図である。
【図2】(A)は第2の実施例の要部の概略縦断面図及
び(B)は図(A)のB−B線断面図である。
【図3】第2の実施例で用いる垂直方向位置調節機構の
具体的構造を示す図である。
【図4】(A)及び(B)は垂直方向位置調節機構の変
形例を示す図である。
【図5】(A)は第3の実施例の要部の概略縦断面図及
び(B)は図(A)のB−B線断面図である。
【符号の説明】
1…クランプ装置、2…固定側被加工物、3…摩擦圧接
機本体、4…枠体、5,6…スライダ(連結手段)、
7,8…油圧シリンダ、10,11…クランプ爪、1
2,112,212…水平方向位置調節機構、13,1
13,213…中心軸、113a…偏心部分、14,1
14…回動リンク、15,16,115,116…連結
リンク、17,18…垂直方向位置調節機構、214…
ピニオン、215…ラック。
フロントページの続き (72)発明者 足立 元 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12番 1号 千代田化工建設株式会社内 (72)発明者 岩井 公利 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12番 1号 千代田化工建設株式会社内 (72)発明者 野村 宏 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央二丁目12番 1号 千代田化工建設株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側被加工物をクランプする一対のク
    ランプ爪、前記一対のクランプ爪に対してそれぞれ設け
    られて前記一対のクランプ爪を水平軸線に沿って接近ま
    たは離反させるように駆動する一対の油圧シリンダ及び
    前記一対のクランプ爪と前記一対の油圧シリンダとを連
    結する一対の連結手段とを有するクランプ装置と、 前記固定側被加工物をクランプする前記一対のクランプ
    爪の水平方向の停止位置を調節する水平方向位置調節機
    構を有して前記固定側被加工物の軸線と回転側被加工物
    の軸線とを一致させる調芯機構とを備え、 前記水平方向位置調節機構が、中心軸を中心にして回動
    する回動リンク及び連結部にまわり対偶を形成するよう
    にして前記回動リンクと前記一対の連結手段とを連結す
    る一対の連結リンクを具備し、前記一対の連結リンクと
    前記連結手段との間に形成される一対のまわり対偶が前
    記中心軸を中心にした点対称運動をするように前記一対
    の連結リンクが設けられている摩擦圧接機であって、 前記中心軸が前記水平軸線及び前記回転側被加工物の軸
    線と直交する垂直軸線を中心軸線とするように設けられ
    ていることを特徴とする摩擦圧接機。
  2. 【請求項2】 前記中心軸に偏心部分が設けられ、該偏
    心部分に回動自在に前記回動リンクが設けられ、前記中
    心軸を調整可能に回転駆動する回転駆動手段を更に具備
    してなる請求項1に記載の摩擦圧接機。
  3. 【請求項3】 前記調芯機構は前記クランプ装置の前記
    クランプ爪の垂直方向の位置を調節する垂直方向位置調
    節機構を更に含む請求項1または2に記載の摩擦圧接
    機。
  4. 【請求項4】 前記垂直方向位置調節機構は前記連結手
    段に対して前記クランプ爪を垂直方向に移動自在に支持
    する支持機構と、該支持機構を駆動して前記クランプ爪
    を垂直方向に変位させる支持機構駆動手段とからなり、 前記支持機構は、前記連結手段に固定された第1の楔状
    部材と、前記第1の楔状部材の傾斜面と整合する傾斜面
    を有し且つ前記クランプ爪に固定された第2の楔状部材
    と、前記第2の楔状部材を前記第1の楔状部材に摺動自
    在に固定する固定機構とからなり、 前記支持機構駆動手段は、回転運動を直進運動に変換す
    る運動変換機構を具備し、前記運動変換機構の直進運動
    により前記第2の楔状部材を前記第1の楔状部材に添っ
    て摺動させることを特徴とする請求項3に記載の摩擦圧
    接機。
  5. 【請求項5】 固定側被加工物をクランプする一対のク
    ランプ爪、前記一対のクランプ爪に対してそれぞれ設け
    られて前記一対のクランプ爪を水平軸線に沿って接近ま
    たは離反させるように駆動する一対の油圧シリンダ及び
    前記一対のクランプ爪と前記一対の油圧シリンダとを連
    結する一対の連結手段とを有するクランプ装置と、 前記固定側被加工物をクランプした状態における前記一
    対のクランプ爪の水平方向の停止位置を調節する水平方
    向位置調節機構を有して前記固定側被加工物の軸線と回
    転側被加工物の軸線とを一致させる調芯機構とを備えて
    いる摩擦圧接機であって、 前記水平方向位置調節機構は、 前記水平軸線及び前記回転側被加工物の軸線と直交する
    垂直軸線を中心軸線とする中心軸と、 前記中心軸を中心にして回動するピニオンと、 前記ピニオンと噛み合いそれぞれ前記一対の連結手段と
    の間に一対のまわり対偶を形成するように固定された一
    対のラックとを具備し、 前記一対のラックは前記一対のまわり対偶が前記垂直軸
    線を中心にした点対称運動をするように設けられている
    ことを特徴とする摩擦圧接機。
  6. 【請求項6】 固定側被加工物をクランプする一対のク
    ランプ爪、前記一対のクランプ爪に対してそれぞれ設け
    られて前記一対のクランプ爪を水平軸線に沿って接近ま
    たは離反させるように駆動する一対の油圧シリンダ及び
    前記一対のクランプ爪と前記一対の油圧シリンダとを連
    結する一対の連結手段とを有するクランプ装置と、 前記固定側被加工物をクランプした状態における前記一
    対のクランプ爪の水平方向の停止位置を調節する水平方
    向位置調節機構を有して前記固定側被加工物の軸線と回
    転側被加工物の軸線とを一致させる調芯機構とを備え、 前記水平方向位置調節機構が、前記水平軸線及び前記回
    転側被加工物の軸線と直交する垂直軸線と交わり且つ前
    記回転側被加工物の軸線と平行になる軸線を中心軸線と
    する中心軸と、前記中心軸を中心にして回動する回動リ
    ンクと、連結部にまわり対偶を形成するようにして前記
    回動リンクと前記一対の連結手段とを連結する一対の連
    結リンクとを具備し、前記一対の連結リンクと前記連結
    手段との間に形成される一対のまわり対偶が前記中心軸
    を中心にした点対称運動をするように前記一対の連結リ
    ンクが設けられてなる摩擦圧接機であって、 前記中心軸に偏心部分が設けられ、該偏心部分に回動自
    在に前記回動リンクが設けられ、前記中心軸を調整可能
    に回転駆動する回転駆動手段を有することを特徴とする
    摩擦圧接機。
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