JPH05178377A - 電磁波調理器具用の包装体 - Google Patents
電磁波調理器具用の包装体Info
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- JPH05178377A JPH05178377A JP3341071A JP34107191A JPH05178377A JP H05178377 A JPH05178377 A JP H05178377A JP 3341071 A JP3341071 A JP 3341071A JP 34107191 A JP34107191 A JP 34107191A JP H05178377 A JPH05178377 A JP H05178377A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 パルプ50重量%、ポリエステル(繊維状)
50重量%を含有した吸水性シート(14)と、前記吸水
性シート((14)の外側に積層されてなる非透湿性の合
成樹脂シート(26)と、前記合成樹脂シート(26)の外
側に積層されレーヨン不織布からなる耐熱性保護シート
(30)とからなる複合シート(M)を袋状に形成した電
磁波調理器具用の包装体(12)。 【効果】 包装体(12)からの蒸し作用と、電磁波から
直接受ける加熱作用とがあいまって、被処理物(F)が
例えばご飯なら、炊きたてのようにふっくらと仕上が
り、天麩羅やコロッケなら、揚げたてのような仕上がり
となる。また、本発明の包装体(12)は袋状をなしてい
るので、被処理物(F)の収納、取り出しが容易であ
り、ご飯や豆等の様なこまごまとした食品を取り扱う場
合でも、該食品が散らばって収集がつかなくなってしま
うといった心配はない。
50重量%を含有した吸水性シート(14)と、前記吸水
性シート((14)の外側に積層されてなる非透湿性の合
成樹脂シート(26)と、前記合成樹脂シート(26)の外
側に積層されレーヨン不織布からなる耐熱性保護シート
(30)とからなる複合シート(M)を袋状に形成した電
磁波調理器具用の包装体(12)。 【効果】 包装体(12)からの蒸し作用と、電磁波から
直接受ける加熱作用とがあいまって、被処理物(F)が
例えばご飯なら、炊きたてのようにふっくらと仕上が
り、天麩羅やコロッケなら、揚げたてのような仕上がり
となる。また、本発明の包装体(12)は袋状をなしてい
るので、被処理物(F)の収納、取り出しが容易であ
り、ご飯や豆等の様なこまごまとした食品を取り扱う場
合でも、該食品が散らばって収集がつかなくなってしま
うといった心配はない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子レンジ等の電磁波
調理器具の庫内で使用するための包装体に関するもので
あり、詳しくは、加熱、再加熱、解凍などを行なう際、
被処理物を包み込むために使用される包装体に関するも
のである。
調理器具の庫内で使用するための包装体に関するもので
あり、詳しくは、加熱、再加熱、解凍などを行なう際、
被処理物を包み込むために使用される包装体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来よ
り、電子レンジ等の電磁波調理器具(以下、「電子レン
ジ」という)用の包装体として、塩化ビニリデン系ポリ
マー等の合成樹脂からなるラップフィルムが用いられて
いる。すなわち、食品を前記ラップフィルムで覆い、の
ち電子レンジに入れて加熱している。
り、電子レンジ等の電磁波調理器具(以下、「電子レン
ジ」という)用の包装体として、塩化ビニリデン系ポリ
マー等の合成樹脂からなるラップフィルムが用いられて
いる。すなわち、食品を前記ラップフィルムで覆い、の
ち電子レンジに入れて加熱している。
【0003】食品を前記ラップフィルムで覆って加熱す
れば、食品の過乾燥を防ぐことができるものの、食品か
ら出た水分の一部がラップフィルムの内側に付着し、付
着した水が下方に移行して食品の下部近傍に溜まってし
まう。食品の下部に水が溜まれば、該食品は下の部分が
過度に蒸されてふやけた状態となり、またこれに反して
上の部分が少し乾燥気味で硬くなり、このアンバランス
が食感を低下させる原因になっていた。なお、食品の上
の部分の乾燥を防ぐ目的で、少量の水を予め前記ラップ
フィルムに馴染ませておくこともあるが、この場合、食
品の上の部分の乾燥こそ防げるが、より一層下の部分を
ふやけさせ、食品によっては著しく食感を低下させる原
因になった。
れば、食品の過乾燥を防ぐことができるものの、食品か
ら出た水分の一部がラップフィルムの内側に付着し、付
着した水が下方に移行して食品の下部近傍に溜まってし
まう。食品の下部に水が溜まれば、該食品は下の部分が
過度に蒸されてふやけた状態となり、またこれに反して
上の部分が少し乾燥気味で硬くなり、このアンバランス
が食感を低下させる原因になっていた。なお、食品の上
の部分の乾燥を防ぐ目的で、少量の水を予め前記ラップ
フィルムに馴染ませておくこともあるが、この場合、食
品の上の部分の乾燥こそ防げるが、より一層下の部分を
ふやけさせ、食品によっては著しく食感を低下させる原
因になった。
【0004】また、ご飯や豆類の様なこまごまとした食
品をラップフィルムに包み込む際あるいは処理済みとな
りラップフィルムから取り出す際、該食品がラップフィ
ルム上で散らばって収集がつかなくなってしまうことも
多々あった。
品をラップフィルムに包み込む際あるいは処理済みとな
りラップフィルムから取り出す際、該食品がラップフィ
ルム上で散らばって収集がつかなくなってしまうことも
多々あった。
【0005】さらに、加熱後における前記ラップフィル
ムは粘着性が増しており、これにより、該ラップフィル
ムと食品との離れが悪くなり、また該フィルムの端部
(開け口)が分かりにくくなって食品の取り出しに大変
苦労した。
ムは粘着性が増しており、これにより、該ラップフィル
ムと食品との離れが悪くなり、また該フィルムの端部
(開け口)が分かりにくくなって食品の取り出しに大変
苦労した。
【0006】前記ラップフィルムの他に、合成樹脂(例
えば、ヒドロキシ安息香酸ポリエステルやポリエチレン
テレフタレートなど)より成型されてなる電子レンジ用
容器が使用されている。すなわち、食品を前記容器に入
れて蓋をし、のち電子レンジに入れて加熱している。
えば、ヒドロキシ安息香酸ポリエステルやポリエチレン
テレフタレートなど)より成型されてなる電子レンジ用
容器が使用されている。すなわち、食品を前記容器に入
れて蓋をし、のち電子レンジに入れて加熱している。
【0007】しかし、このような容器であっても、その
容器内における水分のバランスの調節はなされず、食品
の下部が過度に蒸されてふやけた状態になるといった上
記問題はやはり起こった。
容器内における水分のバランスの調節はなされず、食品
の下部が過度に蒸されてふやけた状態になるといった上
記問題はやはり起こった。
【0008】ところで話は変わるが、現在行なわれてい
る滅菌方法に、電磁波(マイクロウェーブ)滅菌という
方法がある(特公昭60−58669号、特公昭56−
54676号公報参照)。すなわち、マイクロウェーブ
を照射することによって、対象物を滅菌する、という方
法である。そして、家庭用電子レンジの普及に伴い、家
庭でも該電子レンジを利用して滅菌するケースが多くな
ってきた。
る滅菌方法に、電磁波(マイクロウェーブ)滅菌という
方法がある(特公昭60−58669号、特公昭56−
54676号公報参照)。すなわち、マイクロウェーブ
を照射することによって、対象物を滅菌する、という方
法である。そして、家庭用電子レンジの普及に伴い、家
庭でも該電子レンジを利用して滅菌するケースが多くな
ってきた。
【0009】例えば、赤ん坊に哺乳ビンでミルクを飲ま
せる際、哺乳ビンの乳首を前もって電子レンジにて滅菌
している。この際にあっては、乳首をラップフィルムで
包んでから電子レンジに入れるか、あるいはそのまま入
れている。このような状態で電子レンジをONにすれ
ば、前記乳首に電磁波が直接照射され、該乳首は加熱さ
れ、そして滅菌されることになる。
せる際、哺乳ビンの乳首を前もって電子レンジにて滅菌
している。この際にあっては、乳首をラップフィルムで
包んでから電子レンジに入れるか、あるいはそのまま入
れている。このような状態で電子レンジをONにすれ
ば、前記乳首に電磁波が直接照射され、該乳首は加熱さ
れ、そして滅菌されることになる。
【0010】しかしながら、哺乳ビンに付けられる乳首
は、通常、各種添加物が配合されてなるゴム(イソプレ
ンゴム)組成物からなっており、加熱中、次第に前記添
加物が、特に可塑剤が乳首の表面に溶出するといった問
題が起こった。これは、乳首に対して直接電磁波を照射
するために、該乳首が過熱状態に陥るために起こると思
われる。しかし、たとえ添加剤が溶出してしまっても外
観はあまり変化がないため、母親はそれに気が付かない
場合が多く、その乳首で赤ん坊にミルクを飲まし続ける
ことになる。これにより、赤ん坊は、溶出した添加剤を
ミルクと一緒に飲まされることになり、赤ん坊の健康
上、衛生上に大きな問題があった。また、添加剤は通常
苦いものが多く、この苦味に伴って、赤ん坊がミルク嫌
いになるというおそれもあった。
は、通常、各種添加物が配合されてなるゴム(イソプレ
ンゴム)組成物からなっており、加熱中、次第に前記添
加物が、特に可塑剤が乳首の表面に溶出するといった問
題が起こった。これは、乳首に対して直接電磁波を照射
するために、該乳首が過熱状態に陥るために起こると思
われる。しかし、たとえ添加剤が溶出してしまっても外
観はあまり変化がないため、母親はそれに気が付かない
場合が多く、その乳首で赤ん坊にミルクを飲まし続ける
ことになる。これにより、赤ん坊は、溶出した添加剤を
ミルクと一緒に飲まされることになり、赤ん坊の健康
上、衛生上に大きな問題があった。また、添加剤は通常
苦いものが多く、この苦味に伴って、赤ん坊がミルク嫌
いになるというおそれもあった。
【0011】また、被処理物がハサミ、ピンセット等の
金属製品である場合には、電子レンジの故障の原因にな
るようなスパーク(火花)が発生するので用いることは
できなかった。
金属製品である場合には、電子レンジの故障の原因にな
るようなスパーク(火花)が発生するので用いることは
できなかった。
【0012】本発明は、上記の実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、電子レンジで加
熱、再加熱、解凍、下拵え、滅菌を行なう際に好適に使
用される包装体を提供するところにある。
のであり、その目的とするところは、電子レンジで加
熱、再加熱、解凍、下拵え、滅菌を行なう際に好適に使
用される包装体を提供するところにある。
【0013】
【課題を解決するための手段と作用】本発明の包装体
は、電子レンジの庫内で用いる被処理物用の包装体であ
って、前記包装体が、吸水性シートからなる吸水層を備
えているとともに、袋状をなしているものである。
は、電子レンジの庫内で用いる被処理物用の包装体であ
って、前記包装体が、吸水性シートからなる吸水層を備
えているとともに、袋状をなしているものである。
【0014】請求項2のように、前記吸水性シートの外
側に非透湿性シートを積層することもできる。
側に非透湿性シートを積層することもできる。
【0015】請求項3のように、前記非透湿性シートの
外側に耐熱性保護シートを積層することが好適である。
外側に耐熱性保護シートを積層することが好適である。
【0016】ここでいう「シート」には、フィルム状の
ものを含む。
ものを含む。
【0017】なお、電子レンジにはマイクロ波という電
磁波が使われていて、電磁波を吸収した物質が誘電的に
自己発熱するものであり、オーブンのように発熱体から
の熱線により物質が熱せられるというものではない。し
たがって、電子レンジにおいては、「加熱」という言葉
は全くふさわしくなく、本来なら適切な言葉を用いるべ
きではあるが、ここでは便宜上、「加熱」という言葉を
使って説明することにする。
磁波が使われていて、電磁波を吸収した物質が誘電的に
自己発熱するものであり、オーブンのように発熱体から
の熱線により物質が熱せられるというものではない。し
たがって、電子レンジにおいては、「加熱」という言葉
は全くふさわしくなく、本来なら適切な言葉を用いるべ
きではあるが、ここでは便宜上、「加熱」という言葉を
使って説明することにする。
【0018】本発明の包装体は、2枚の吸水性シートを
用いて袋状に形成したもの()であってもよく、1枚
の吸水性シートを略均等に折り込んでから袋状に形成し
たもの()であっても構わない。
用いて袋状に形成したもの()であってもよく、1枚
の吸水性シートを略均等に折り込んでから袋状に形成し
たもの()であっても構わない。
【0019】また、「袋状に形成された」状態とは、例
えば上記の場合であって、吸水性シート(S)、(S
´)の平面形状が三角形状、四角形状などの多角形状で
ある場合においては、図7の(a)〜(b)に示すよう
にその少なくとも2辺が接合され、これにより食品など
の被処理物を収納するための収納空間(K)が両シート
間に形成されてなる状態をいい、円形状あるいは半円形
状であれば、図8の(a)〜(b)に示すように円弧部
分が接合されて前記収納空間(K)が形成されてなる状
態をいう。なお、図における二点鎖線は接合部分を示
す。
えば上記の場合であって、吸水性シート(S)、(S
´)の平面形状が三角形状、四角形状などの多角形状で
ある場合においては、図7の(a)〜(b)に示すよう
にその少なくとも2辺が接合され、これにより食品など
の被処理物を収納するための収納空間(K)が両シート
間に形成されてなる状態をいい、円形状あるいは半円形
状であれば、図8の(a)〜(b)に示すように円弧部
分が接合されて前記収納空間(K)が形成されてなる状
態をいう。なお、図における二点鎖線は接合部分を示
す。
【0020】また、上記の場合であって、吸水性シー
ト(S)を真二つに折り込んだ時の平面形状が三角形
状、四角形状などの多角形状である場合においては、図
9の(a)〜(b)に示すように、折曲辺(10)と隣り
合う少なくとも1辺が接合されて前記収納空間(K)が
形成されてなる状態をいう。なお、大きさとしては特に
限定はなく、電子レンジのターンテーブルの大きさ(面
積)は各社とも略同じであり、それ相当の大きさを有し
ていればよい。
ト(S)を真二つに折り込んだ時の平面形状が三角形
状、四角形状などの多角形状である場合においては、図
9の(a)〜(b)に示すように、折曲辺(10)と隣り
合う少なくとも1辺が接合されて前記収納空間(K)が
形成されてなる状態をいう。なお、大きさとしては特に
限定はなく、電子レンジのターンテーブルの大きさ(面
積)は各社とも略同じであり、それ相当の大きさを有し
ていればよい。
【0021】吸水性シート同志の接合は、例えば、縫合
法、接着法(ホットメルト接着剤によるものも含む)な
ど、どのような方法を用いて行なってもよい。
法、接着法(ホットメルト接着剤によるものも含む)な
ど、どのような方法を用いて行なってもよい。
【0022】本発明で使用し得る吸水性シートとしては
特に限定はなく、従来公知のものを使用することができ
る。その具体例としては、クレープティシュー紙や和紙
などのパルプ類、綿不織布、綿編織物、レーヨン不織
布、レーヨン編織物、綿あるいはレーヨンとパルプとの
混合物からなるシートなどが挙げられる。また、吸水性
に支障をきたさない程度に、ポリエステルやポリプロピ
レンなどの合成樹脂が混入されていても構わない。合成
樹脂が混入された場合にあっては、吸水性シート同志の
接合を熱溶着法(ヒートシール法)により行なえるとい
ったメリットがある。
特に限定はなく、従来公知のものを使用することができ
る。その具体例としては、クレープティシュー紙や和紙
などのパルプ類、綿不織布、綿編織物、レーヨン不織
布、レーヨン編織物、綿あるいはレーヨンとパルプとの
混合物からなるシートなどが挙げられる。また、吸水性
に支障をきたさない程度に、ポリエステルやポリプロピ
レンなどの合成樹脂が混入されていても構わない。合成
樹脂が混入された場合にあっては、吸水性シート同志の
接合を熱溶着法(ヒートシール法)により行なえるとい
ったメリットがある。
【0023】その他、ポリビニルアルコール系、セルロ
ース系、アクリル酸系等の高吸水性ポリマーを綿やパル
プ等からなるシートを用いて両側から挟み込んでなる多
層性の吸水性シートであっても構わない。この際、樹脂
製のバインダーを用いて、高吸水性ポリマーが両側のシ
ートの間で容易に移動しないように(ばらつかないよう
に)してもよいし、また予めポリエチレンの粉体を高吸
水性ポリマーと混ぜておき、前記シートで挟み込んだの
ちヒートシールして一体化しても構わない。吸水性シー
トにおいて高吸水性ポリマーが分布する範囲は、該高吸
水性ポリマーが縁部より零れ落ちるというおそれがある
という理由で縁部を除いた範囲妥当であるが、高吸水性
ポリマーの脱落の心配が無い場合には、該高吸水性ポリ
マーが吸水性シートの全面に存在していても構わない。
ース系、アクリル酸系等の高吸水性ポリマーを綿やパル
プ等からなるシートを用いて両側から挟み込んでなる多
層性の吸水性シートであっても構わない。この際、樹脂
製のバインダーを用いて、高吸水性ポリマーが両側のシ
ートの間で容易に移動しないように(ばらつかないよう
に)してもよいし、また予めポリエチレンの粉体を高吸
水性ポリマーと混ぜておき、前記シートで挟み込んだの
ちヒートシールして一体化しても構わない。吸水性シー
トにおいて高吸水性ポリマーが分布する範囲は、該高吸
水性ポリマーが縁部より零れ落ちるというおそれがある
という理由で縁部を除いた範囲妥当であるが、高吸水性
ポリマーの脱落の心配が無い場合には、該高吸水性ポリ
マーが吸水性シートの全面に存在していても構わない。
【0024】上記のように、高吸水性ポリマーを用いた
場合、吸水層における保水量が高くなり、つまり多量の
水を含ませることができるので、処理時間を長くするこ
とができる。
場合、吸水層における保水量が高くなり、つまり多量の
水を含ませることができるので、処理時間を長くするこ
とができる。
【0025】吸水性シートの外側に積層される非透湿性
シートとしては、湿気(蒸気)を全く通過させないかあ
るいは通してもごくわずかであるシートであれば使用し
得、主として、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエ
チレン等からなる合成樹脂シートを好適に使用すること
ができる。また、市販されているラップフィルム、例え
ばクレラップ(商品名、呉羽化学工業(株))、サラン
ラップ(商品名、旭化成(株)製)等を用いても構わな
い。
シートとしては、湿気(蒸気)を全く通過させないかあ
るいは通してもごくわずかであるシートであれば使用し
得、主として、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエ
チレン等からなる合成樹脂シートを好適に使用すること
ができる。また、市販されているラップフィルム、例え
ばクレラップ(商品名、呉羽化学工業(株))、サラン
ラップ(商品名、旭化成(株)製)等を用いても構わな
い。
【0026】しかし、前記合成樹脂シートは、特にポリ
エチレンシートは、一般的に熱に弱く、電子レンジでの
加熱中に溶融することもないわけではない。そのため、
吸水性シートの外側に合成樹脂からなる非透湿性シート
を積層した場合においては、該非透湿性シートの外側に
耐熱性保護シートをさらに積層しておくことが好適であ
る。逆にいえば、耐熱性保護シートを設けると、低融点
の合成樹脂シートを用いることができ、製作コストを抑
えることができる。もちろん、電子レンジにおいて充分
な耐熱性を示すような素材からなる非透湿性シートを用
いれば、このような耐熱性保護シートは必要ではない。
エチレンシートは、一般的に熱に弱く、電子レンジでの
加熱中に溶融することもないわけではない。そのため、
吸水性シートの外側に合成樹脂からなる非透湿性シート
を積層した場合においては、該非透湿性シートの外側に
耐熱性保護シートをさらに積層しておくことが好適であ
る。逆にいえば、耐熱性保護シートを設けると、低融点
の合成樹脂シートを用いることができ、製作コストを抑
えることができる。もちろん、電子レンジにおいて充分
な耐熱性を示すような素材からなる非透湿性シートを用
いれば、このような耐熱性保護シートは必要ではない。
【0027】耐熱性保護シートとしては、綿編織物、綿
不織布、パルプ類、レーヨンシート等が挙げられるが、
これによって限定されるものではない。
不織布、パルプ類、レーヨンシート等が挙げられるが、
これによって限定されるものではない。
【0028】なお、ここでの耐熱性保護シートにおける
「耐熱性」とは、少なくとも電子レンジにて晒されるよ
うな温度に対しては、抵抗力を示し安定であるという性
質を意味する。
「耐熱性」とは、少なくとも電子レンジにて晒されるよ
うな温度に対しては、抵抗力を示し安定であるという性
質を意味する。
【0029】本発明の包装体の使用方法及び使用状態に
ついて、以下簡単に説明する。まず、包装体を水で濡ら
し、のち軽くしぼる。これにより、吸水性シートからな
る吸水層に水が保持され、吸水層が保水層となる。この
ような状態にある包装体の中に被処理物を収納させ、被
処理物を前記包装体でくるんで電子レンジに入れて加熱
する。
ついて、以下簡単に説明する。まず、包装体を水で濡ら
し、のち軽くしぼる。これにより、吸水性シートからな
る吸水層に水が保持され、吸水層が保水層となる。この
ような状態にある包装体の中に被処理物を収納させ、被
処理物を前記包装体でくるんで電子レンジに入れて加熱
する。
【0030】加熱中においては、発せられた電磁波は吸
水性シートを加熱し、これにより吸水層に保持されてい
る水分が少しずつ水蒸気に変わっていく。15〜30秒
もすれば、包装体の中は水蒸気で満たされ、被処理物は
この水蒸気により蒸される。前記包装体は被処理物の周
囲全体を覆うものであるため、被処理物は均一に蒸され
ることになる。また、これとともに、包装体を通過して
被処理物に達した電磁波により被処理物は直接加熱され
る。このような被処理物に対して均一に行なわれる蒸し
の作用と、電磁波により直接行なわれる加熱作用との両
方の作用があいまって、例えばご飯なら、炊きたてのよ
うにふっくらと仕上がり、天麩羅やコロッケなら、揚げ
たてのような仕上がりとなる。
水性シートを加熱し、これにより吸水層に保持されてい
る水分が少しずつ水蒸気に変わっていく。15〜30秒
もすれば、包装体の中は水蒸気で満たされ、被処理物は
この水蒸気により蒸される。前記包装体は被処理物の周
囲全体を覆うものであるため、被処理物は均一に蒸され
ることになる。また、これとともに、包装体を通過して
被処理物に達した電磁波により被処理物は直接加熱され
る。このような被処理物に対して均一に行なわれる蒸し
の作用と、電磁波により直接行なわれる加熱作用との両
方の作用があいまって、例えばご飯なら、炊きたてのよ
うにふっくらと仕上がり、天麩羅やコロッケなら、揚げ
たてのような仕上がりとなる。
【0031】また、加熱中に被処理物から水分が放出さ
れても、この水分は包装体に速やかに吸収されるので、
被処理物の下部に水が溜まるような心配はなく、下の部
分が過度に蒸されてふやけてしまうといった問題も起こ
り得ない。
れても、この水分は包装体に速やかに吸収されるので、
被処理物の下部に水が溜まるような心配はなく、下の部
分が過度に蒸されてふやけてしまうといった問題も起こ
り得ない。
【0032】本発明の包装体は袋状をなしているので、
被処理物の収納、取り出しが容易であり、ご飯や豆等の
様なこまごまとした食品を取り扱う場合でも、該食品が
散らばって収集がつかなくなってしまうといった心配は
ない。
被処理物の収納、取り出しが容易であり、ご飯や豆等の
様なこまごまとした食品を取り扱う場合でも、該食品が
散らばって収集がつかなくなってしまうといった心配は
ない。
【0033】さらに、加熱処理後にあっては、合成樹脂
製のラップフィルムを用いた場合に起こる粘着性の増大
はみられず、また取出し口(開け口)も比較的容易にさ
がせ、食品の取り出しに苦労するようなこともなくな
る。
製のラップフィルムを用いた場合に起こる粘着性の増大
はみられず、また取出し口(開け口)も比較的容易にさ
がせ、食品の取り出しに苦労するようなこともなくな
る。
【0034】なお、上記包装体への包み込みは、電子レ
ンジでの処理直前に行なってもよいが、被処理物を冷凍
庫に入れて保存する前に該被処理物を包装体に包んでお
いても構わない。すなわち、包装体の吸水性シートにお
ける吸水層に水を含ませておき、シューマイや豚まん等
の冷凍食品をこの保水状態にある包装体で包んだのち、
冷凍庫に入れて保存する。このようにすれば、被処理物
を食べる前に水を含ませたり、包み込んだりする手間が
省け、冷凍庫から取り出すとすぐに電子レンジで処理す
ることができるので好適である。
ンジでの処理直前に行なってもよいが、被処理物を冷凍
庫に入れて保存する前に該被処理物を包装体に包んでお
いても構わない。すなわち、包装体の吸水性シートにお
ける吸水層に水を含ませておき、シューマイや豚まん等
の冷凍食品をこの保水状態にある包装体で包んだのち、
冷凍庫に入れて保存する。このようにすれば、被処理物
を食べる前に水を含ませたり、包み込んだりする手間が
省け、冷凍庫から取り出すとすぐに電子レンジで処理す
ることができるので好適である。
【0035】本発明の包装体を用いて、例えば哺乳ビン
の乳首などの被処理物を滅菌する場合、特に使用方法が
変わるということもなく、上述した使用方法で行なえ
る。すなわち、吸水性シートに水を保持させ、のち被処
理物を包んで電子レンジの中に入れる。
の乳首などの被処理物を滅菌する場合、特に使用方法が
変わるということもなく、上述した使用方法で行なえ
る。すなわち、吸水性シートに水を保持させ、のち被処
理物を包んで電子レンジの中に入れる。
【0036】加熱中にあっては、被処理物は保水層を備
えた包装体に覆われているため、該被処理物は前記保水
層から発せられる蒸気に晒され、周囲から均一に蒸され
て加熱される。このときの温度は、蒸気圧補正を加え、
およそ100〜120℃ほどであると予想される。これ
により、被処理物は過熱状態に陥らずに滅菌されること
になり、前記被処理物が、例えば乳首のような、耐熱性
に乏しいゴム組成物であっても、本発明の包装体を用い
ることにより、添加物を溶出させることなく容易に滅菌
できる。もちろん、包装体を通過する電磁波による直接
的な滅菌も同時に期待できる。
えた包装体に覆われているため、該被処理物は前記保水
層から発せられる蒸気に晒され、周囲から均一に蒸され
て加熱される。このときの温度は、蒸気圧補正を加え、
およそ100〜120℃ほどであると予想される。これ
により、被処理物は過熱状態に陥らずに滅菌されること
になり、前記被処理物が、例えば乳首のような、耐熱性
に乏しいゴム組成物であっても、本発明の包装体を用い
ることにより、添加物を溶出させることなく容易に滅菌
できる。もちろん、包装体を通過する電磁波による直接
的な滅菌も同時に期待できる。
【0037】本発明の包装体を用いて行なう滅菌の対象
物となり得るものとしては特に限定はなく、上記したよ
うなゴム組成物のほか、ガラス器具(注射器、ビーカ
ー、試験管)など、どのようなものでも使用し得る。特
に、耐熱性に乏しいものに用いた場合には、本発明の包
装体を使用することによりその欠点を補うことができる
ので好適である。また、金属製のものは、電子レンジで
はスパーク(火花)が発生するので使用できないとされ
ているが、本発明の包装体に包めば、電磁波の一部、或
いはほとんどを、吸水性シートによって形成する保水層
で吸収されるので、直接照射される電磁波は少なくな
り、ハサミ、ピンセット等の金属製器具の滅菌も可能と
なる。
物となり得るものとしては特に限定はなく、上記したよ
うなゴム組成物のほか、ガラス器具(注射器、ビーカ
ー、試験管)など、どのようなものでも使用し得る。特
に、耐熱性に乏しいものに用いた場合には、本発明の包
装体を使用することによりその欠点を補うことができる
ので好適である。また、金属製のものは、電子レンジで
はスパーク(火花)が発生するので使用できないとされ
ているが、本発明の包装体に包めば、電磁波の一部、或
いはほとんどを、吸水性シートによって形成する保水層
で吸収されるので、直接照射される電磁波は少なくな
り、ハサミ、ピンセット等の金属製器具の滅菌も可能と
なる。
【0038】また、前記吸水性シートの内側に、アルミ
ニウムシート等の金属シートを積層し、吸水性シート側
で発生した熱を積極的に被処理物へ伝わるように構成す
ることもできる。この場合、吸水性シートと金属シート
とを縫着して一体化させてもよいし、例えばポリエチレ
ン等の樹脂を用いて接着して一体化させても構わない。
ニウムシート等の金属シートを積層し、吸水性シート側
で発生した熱を積極的に被処理物へ伝わるように構成す
ることもできる。この場合、吸水性シートと金属シート
とを縫着して一体化させてもよいし、例えばポリエチレ
ン等の樹脂を用いて接着して一体化させても構わない。
【0039】また、電磁波は金属シートをほとんど通過
しないので、吸水性シートから伝わる熱のみにより被処
理物が滅菌されることになるが、前記金属シートに直径
1mm〜5mm程度の孔を開けておき、電磁波の一部を
この孔に通過させ、電磁波を直接照射するといった要素
を加味してもよい。この場合にあっては、より大きな滅
菌効果が期待できるが、直接照射される電磁波の割合が
増えれば増えるほど、被処理物の物性を変化させる、含
有成分を溶出させてしまう、といった危険性が逆に向上
するので、むやみに増やすことはできない。前記孔を設
ける場合にあっては、面積割合として、5〜20%程度
が適当である。
しないので、吸水性シートから伝わる熱のみにより被処
理物が滅菌されることになるが、前記金属シートに直径
1mm〜5mm程度の孔を開けておき、電磁波の一部を
この孔に通過させ、電磁波を直接照射するといった要素
を加味してもよい。この場合にあっては、より大きな滅
菌効果が期待できるが、直接照射される電磁波の割合が
増えれば増えるほど、被処理物の物性を変化させる、含
有成分を溶出させてしまう、といった危険性が逆に向上
するので、むやみに増やすことはできない。前記孔を設
ける場合にあっては、面積割合として、5〜20%程度
が適当である。
【0040】本発明の包装体を用いて滅菌を行なう際の
所要時間は、被処理物の大きさや材質によって異なるの
で一概には言えないが、2分〜5分程度である。
所要時間は、被処理物の大きさや材質によって異なるの
で一概には言えないが、2分〜5分程度である。
【0041】吸水性シートの外側に非透湿性シートが積
層されてなる包装体(請求項2の包装体)にあっては、
被処理物を効率よく加熱することができる。すなわち、
吸水性シートに保水させた水分や被処理物から放出され
た水分を、包装体の外側へ逃がすことなく、包装体の内
部に保持させることができる。したがって、非透湿性シ
ートを設けない場合と比べ、単位時間当たりの蒸し作用
が向上する。
層されてなる包装体(請求項2の包装体)にあっては、
被処理物を効率よく加熱することができる。すなわち、
吸水性シートに保水させた水分や被処理物から放出され
た水分を、包装体の外側へ逃がすことなく、包装体の内
部に保持させることができる。したがって、非透湿性シ
ートを設けない場合と比べ、単位時間当たりの蒸し作用
が向上する。
【0042】非透湿性シートの外側に耐熱性保護シート
が積層されてなる包装体(請求項3の包装体)にあって
は、熱処理中、仮に前記非透湿性シートが一部溶融して
しまっても、外側の耐熱性保護シートにより保護されて
いるので、溶融した樹脂により電子レンジの庫内を汚し
てしまうおそれはない。
が積層されてなる包装体(請求項3の包装体)にあって
は、熱処理中、仮に前記非透湿性シートが一部溶融して
しまっても、外側の耐熱性保護シートにより保護されて
いるので、溶融した樹脂により電子レンジの庫内を汚し
てしまうおそれはない。
【0043】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0044】請求項1の実施例(1) 図1(b)に示す包装体(12)は、綿100%の不織布
からなる吸水性シート(14)(目付け35g/m2)か
らなるものである。すなわち、図1(a)に示すよう
に、縦20cm×横30cmの大きさの1枚の前記吸水
性シート(14)を縦方向に延びる中心線Cのところで均
等に折り込んで重ね合わせ、下部を縫合して袋状とした
ものである。これにより、内部には、被処理物を収納す
るための収納部(16)が形成している。なお、図1
(b)における二点鎖線は、縫合箇所を示す。
からなる吸水性シート(14)(目付け35g/m2)か
らなるものである。すなわち、図1(a)に示すよう
に、縦20cm×横30cmの大きさの1枚の前記吸水
性シート(14)を縦方向に延びる中心線Cのところで均
等に折り込んで重ね合わせ、下部を縫合して袋状とした
ものである。これにより、内部には、被処理物を収納す
るための収納部(16)が形成している。なお、図1
(b)における二点鎖線は、縫合箇所を示す。
【0045】上記した包装体(12)の収納部(16)に被
処理物を収納する前に、包装体(12)に水をかけ、のち
軽くしぼって濡らしておく。これにおり、吸水性シート
(14)からなる吸水層が保水層となる。このような保水
状態にある包装体(12)に、冷凍ご飯などの被処理物
(F)を収納し、図2に示すように、包装体(12)にお
ける自由端部(20)、(20)同志を軽く結んで電子レン
ジにおけるターンテーブル(T)の上に載せる。
処理物を収納する前に、包装体(12)に水をかけ、のち
軽くしぼって濡らしておく。これにおり、吸水性シート
(14)からなる吸水層が保水層となる。このような保水
状態にある包装体(12)に、冷凍ご飯などの被処理物
(F)を収納し、図2に示すように、包装体(12)にお
ける自由端部(20)、(20)同志を軽く結んで電子レン
ジにおけるターンテーブル(T)の上に載せる。
【0046】この状態で電子レンジをONにすれば、発
せられた電磁波は吸水性シート(14)を加熱し、これに
より吸水性シート(14)における保水層の水分が少しず
つ水蒸気に変わっていく。15〜30秒もすれば、包装
体(12)の中は水蒸気で満たされ、被処理物(F)はこ
の水蒸気により蒸される。前記包装体(12)は被処理物
(F)の周囲全体を覆っているため、被処理物(F)は
均一に蒸されることになる。また、被処理物(F)から
出た水分あるいは油分は、速やかに前記包装体(12)に
吸収されることになるので、従来のように被処理物
(F)の下部に水が溜まるような心配はなく、被処理物
(F)における一部分だけが過剰に蒸されるようなこと
にはならない。さらに、被処理物(F)は、包装体(1
2)を通過した電磁波によっても直接加熱されることに
なる。
せられた電磁波は吸水性シート(14)を加熱し、これに
より吸水性シート(14)における保水層の水分が少しず
つ水蒸気に変わっていく。15〜30秒もすれば、包装
体(12)の中は水蒸気で満たされ、被処理物(F)はこ
の水蒸気により蒸される。前記包装体(12)は被処理物
(F)の周囲全体を覆っているため、被処理物(F)は
均一に蒸されることになる。また、被処理物(F)から
出た水分あるいは油分は、速やかに前記包装体(12)に
吸収されることになるので、従来のように被処理物
(F)の下部に水が溜まるような心配はなく、被処理物
(F)における一部分だけが過剰に蒸されるようなこと
にはならない。さらに、被処理物(F)は、包装体(1
2)を通過した電磁波によっても直接加熱されることに
なる。
【0047】このように、被処理物(F)は、包装体
(12)からの蒸し作用と電磁波から直接受ける加熱作用
とがあいまって、例えばご飯なら炊きたてのようにふっ
くらと仕上がり、コロッケや天麩羅なら揚げたてのよう
な仕上がりとなる。
(12)からの蒸し作用と電磁波から直接受ける加熱作用
とがあいまって、例えばご飯なら炊きたてのようにふっ
くらと仕上がり、コロッケや天麩羅なら揚げたてのよう
な仕上がりとなる。
【0048】本発明の包装体(12)は袋状をなしている
ので、被処理物(F)の収納、取り出しが容易であり、
ご飯や豆等の様なこまごまとした食品を取り扱う場合で
も、該食品が散らばって収集がつかなくなってしまうと
いった心配はない。また、本実施例のように、包装体
(12)の自由端部(20)、(20)同志を結んでおけば、
処理後の被処理物(F)の取出しが容易となる。
ので、被処理物(F)の収納、取り出しが容易であり、
ご飯や豆等の様なこまごまとした食品を取り扱う場合で
も、該食品が散らばって収集がつかなくなってしまうと
いった心配はない。また、本実施例のように、包装体
(12)の自由端部(20)、(20)同志を結んでおけば、
処理後の被処理物(F)の取出しが容易となる。
【0049】また、上記包装体(12)を用いて滅菌試験
を行なった。すなわち、保水状態にある包装体(12)に
おける収納部(16)の中に、哺乳ビンの乳首(イソプレ
ンゴム製)を入れ、前記乳首を包装体(12)で包み込
み、のち電子レンジの中に収納してスイッチをONにし
た(電磁波照射時間;3分)。比較例として、何にも包
まずそのままの状態にある乳首を電子レンジに入れ、前
記電子レンジのスイッチをONにした。
を行なった。すなわち、保水状態にある包装体(12)に
おける収納部(16)の中に、哺乳ビンの乳首(イソプレ
ンゴム製)を入れ、前記乳首を包装体(12)で包み込
み、のち電子レンジの中に収納してスイッチをONにし
た(電磁波照射時間;3分)。比較例として、何にも包
まずそのままの状態にある乳首を電子レンジに入れ、前
記電子レンジのスイッチをONにした。
【0050】その結果、包装体(12)に包んだ方(実施
例)も、包まなかった方(比較例)も、外観的には何等
変化は無かったが、舌触すれば差は歴然としていた。す
なわち、比較例の方は苦く、何ら添加剤が溶出している
か、あるいは物性が変化しているように思われたが、実
施例の方はそのような苦味は無かった。
例)も、包まなかった方(比較例)も、外観的には何等
変化は無かったが、舌触すれば差は歴然としていた。す
なわち、比較例の方は苦く、何ら添加剤が溶出している
か、あるいは物性が変化しているように思われたが、実
施例の方はそのような苦味は無かった。
【0051】なお、処理済みの乳首(実施例の方)を寒
天培地の上に数回擦りつけ、常法に従って培養したが、
寒天培地上においてコロニーは発生せず、前記乳首が完
全に滅菌されていることが確認された。上記したよう
に、本発明の包装体を用いた滅菌は、加湿と加熱との双
方の作用によって起こすものなので、芽胞形成菌でさえ
も死滅させることができる(芽胞形成菌に対して高温で
加湿すれば殻の部分がふやけ、死滅させやすくなる)。
天培地の上に数回擦りつけ、常法に従って培養したが、
寒天培地上においてコロニーは発生せず、前記乳首が完
全に滅菌されていることが確認された。上記したよう
に、本発明の包装体を用いた滅菌は、加湿と加熱との双
方の作用によって起こすものなので、芽胞形成菌でさえ
も死滅させることができる(芽胞形成菌に対して高温で
加湿すれば殻の部分がふやけ、死滅させやすくなる)。
【0052】また、滅菌用被処理物として、上記乳首の
代わりに金属製のピンセットを用い、上記と同様にして
滅菌試験を行なった。その結果、スパーク(火花)を発
生させることなく、上記ピンセットを滅菌することがで
きた。
代わりに金属製のピンセットを用い、上記と同様にして
滅菌試験を行なった。その結果、スパーク(火花)を発
生させることなく、上記ピンセットを滅菌することがで
きた。
【0053】前記包装体(12)を用い、ミルクの入った
哺乳ビンを乳首を付けたままの状態で処理すれば、前記
乳首の滅菌とミルクの加温とを一度に行なえる。
哺乳ビンを乳首を付けたままの状態で処理すれば、前記
乳首の滅菌とミルクの加温とを一度に行なえる。
【0054】請求項1の他の実施例(2) 本実施例における袋状の包装体(12)は、図3に示すよ
うに、綿100%不織布よりなる吸水性シート(14)の
内側に、ポリエチレンからなる接着剤層(32)を介して
アルミニウムフィルム(15)が積層されたものである。
うに、綿100%不織布よりなる吸水性シート(14)の
内側に、ポリエチレンからなる接着剤層(32)を介して
アルミニウムフィルム(15)が積層されたものである。
【0055】この包装体(12)の使用方法としては他の
実施例と特に変わるところはない。すなわち、包装体
(12)の外側に水をかけ、のち軽く絞る。これにより、
吸水性シート(14)における吸水層に水を含ませて保水
層とする。そして、包装体(12)に形成した収納部の中
に、哺乳ビンの乳首などの被処理物(F)を入れ、周囲
を包装体(12)で包み込んで、のち電子レンジの中に入
れる。
実施例と特に変わるところはない。すなわち、包装体
(12)の外側に水をかけ、のち軽く絞る。これにより、
吸水性シート(14)における吸水層に水を含ませて保水
層とする。そして、包装体(12)に形成した収納部の中
に、哺乳ビンの乳首などの被処理物(F)を入れ、周囲
を包装体(12)で包み込んで、のち電子レンジの中に入
れる。
【0056】加熱中にあっては、発せられた電磁波は吸
水性シート(14)における水を加熱せしめ、この部分に
おける温度は、蒸気圧補正を加え、100〜120℃近
くにまで達する。この熱は、前記アルミニウムフィルム
(15)を伝わり、内部に収納された被処理物(F)にま
で速やかに達し、該被処理物(F)はこれにより熱せら
れ、結果的に滅菌されることになる。前記アルミニウム
フィルム(15)が無孔フィルムであれば、前記滅菌はほ
とんど熱による滅菌ということになるが、電磁波の照射
による滅菌(電磁波滅菌)を加味したい場合には、面積
割合で5〜20%の孔を前記アルミニウムフィルム(1
5)に設けても構わない。
水性シート(14)における水を加熱せしめ、この部分に
おける温度は、蒸気圧補正を加え、100〜120℃近
くにまで達する。この熱は、前記アルミニウムフィルム
(15)を伝わり、内部に収納された被処理物(F)にま
で速やかに達し、該被処理物(F)はこれにより熱せら
れ、結果的に滅菌されることになる。前記アルミニウム
フィルム(15)が無孔フィルムであれば、前記滅菌はほ
とんど熱による滅菌ということになるが、電磁波の照射
による滅菌(電磁波滅菌)を加味したい場合には、面積
割合で5〜20%の孔を前記アルミニウムフィルム(1
5)に設けても構わない。
【0057】上記のように吸水性シート(14)の内側
に、アルミニウムフィルム(15)を積層すれば、このア
ルミニウムフィルム(15)により電磁波は遮断されるこ
とになり、被処理物(F)への電磁波の照射は激減す
る。これにより、包装体(12)を用いれば、今まで電子
レンジでは作りにくかったゆで卵を簡単に作れるように
なる(生卵を電子レンジで加熱すると、電磁波は殻を通
過し、内部を直接加熱することになるので、処理中、生
卵は破裂してしまう)。
に、アルミニウムフィルム(15)を積層すれば、このア
ルミニウムフィルム(15)により電磁波は遮断されるこ
とになり、被処理物(F)への電磁波の照射は激減す
る。これにより、包装体(12)を用いれば、今まで電子
レンジでは作りにくかったゆで卵を簡単に作れるように
なる(生卵を電子レンジで加熱すると、電磁波は殻を通
過し、内部を直接加熱することになるので、処理中、生
卵は破裂してしまう)。
【0058】請求項2の実施例(3) 本実施例における袋状の包装体(12)は、吸水性シート
の外側に非透湿性の合成樹脂シートが積層されている点
で、実施例(1)のものと相違するだけである。
の外側に非透湿性の合成樹脂シートが積層されている点
で、実施例(1)のものと相違するだけである。
【0059】図4は、本実施例における包装体(12)の
一部拡大断面図である。図に示すように、包装体(12)
は、綿100%の不織布からなる吸水性シート(14)
(目付け35g/m2)の外側に、前記吸水性シート
(14)と同じ形状、同じ大きさを有するポリプロピレン
からなる非透湿性の合成樹脂シート(24)が積層されて
いる。なお、両者は、全面において接合されていてもよ
く、周縁部のみで接合されていてもよく、スポット的に
接合されていても構わない。
一部拡大断面図である。図に示すように、包装体(12)
は、綿100%の不織布からなる吸水性シート(14)
(目付け35g/m2)の外側に、前記吸水性シート
(14)と同じ形状、同じ大きさを有するポリプロピレン
からなる非透湿性の合成樹脂シート(24)が積層されて
いる。なお、両者は、全面において接合されていてもよ
く、周縁部のみで接合されていてもよく、スポット的に
接合されていても構わない。
【0060】前記包装体(12)を使用する場合には、こ
の包装体(12)の中に適量の水を入れ、吸水性シート
(14)が充分に水を吸収したのを確認してから、入れた
水を捨てる。このような保水状態にある包装体(12)
に、実施例(1)と同様、被処理物を収納し、包装体
(12)における自由端部同志を軽く結んで電子レンジに
おけるターンテーブルの上に載せる。
の包装体(12)の中に適量の水を入れ、吸水性シート
(14)が充分に水を吸収したのを確認してから、入れた
水を捨てる。このような保水状態にある包装体(12)
に、実施例(1)と同様、被処理物を収納し、包装体
(12)における自由端部同志を軽く結んで電子レンジに
おけるターンテーブルの上に載せる。
【0061】この状態で電子レンジをONにすれば、発
せられた電磁波のほとんどは合成樹脂シート(24)を通
過し、吸水性シート(14)における保水層の水を加熱せ
しめる。これにより、前記水分が少しずつ水蒸気に変わ
り、包装体(12)の中は水蒸気で満たされ、被処理物は
この水蒸気により蒸される。また、吸水性シート(14)
を通過した電磁波は、被処理物に直接照射されこれを加
熱せしめる。
せられた電磁波のほとんどは合成樹脂シート(24)を通
過し、吸水性シート(14)における保水層の水を加熱せ
しめる。これにより、前記水分が少しずつ水蒸気に変わ
り、包装体(12)の中は水蒸気で満たされ、被処理物は
この水蒸気により蒸される。また、吸水性シート(14)
を通過した電磁波は、被処理物に直接照射されこれを加
熱せしめる。
【0062】前記包装体(12)は外側に非透湿性の合成
樹脂シート(24)が積層されているために、吸水性シー
ト(14)に保持させた水分や、被処理物から出た水分
は、包装体(12)の外側に逃げることなく、包装体(1
2)の中において被処理物への蒸し作用に寄与する。し
たがって、非透湿性の合成樹脂シート(24)を設けるこ
とにより、被処理物の蒸し作用が増強され、被処理物が
肉厚なものである場合など被処理物を充分に蒸したい
時、例えば冷凍の、ご飯、ギョーザ、シューマイ、ぶた
マン等を処理する時、本実施例の包装体(12)を使用す
れば好適である。
樹脂シート(24)が積層されているために、吸水性シー
ト(14)に保持させた水分や、被処理物から出た水分
は、包装体(12)の外側に逃げることなく、包装体(1
2)の中において被処理物への蒸し作用に寄与する。し
たがって、非透湿性の合成樹脂シート(24)を設けるこ
とにより、被処理物の蒸し作用が増強され、被処理物が
肉厚なものである場合など被処理物を充分に蒸したい
時、例えば冷凍の、ご飯、ギョーザ、シューマイ、ぶた
マン等を処理する時、本実施例の包装体(12)を使用す
れば好適である。
【0063】なお、本実施例のように、蒸気の漏れを完
全に防いでしまうと、加熱中、包装体(12)が風船のよ
うに膨脹してパンクしてしまうおそれがある。これを防
止するために、外側の非透湿性の合成樹脂シート(24)
の任意の箇所に、数個のピンホール(ガス抜き孔)を設
けておいても構わない。
全に防いでしまうと、加熱中、包装体(12)が風船のよ
うに膨脹してパンクしてしまうおそれがある。これを防
止するために、外側の非透湿性の合成樹脂シート(24)
の任意の箇所に、数個のピンホール(ガス抜き孔)を設
けておいても構わない。
【0064】請求項2の他の実施例(4) 本実施例における包装体(12)は、吸水性シート(14)
と非透湿性でポリプロピレン製の合成シート(36)とか
らなる。
と非透湿性でポリプロピレン製の合成シート(36)とか
らなる。
【0065】図5の一部拡大断面図に示されるように、
前記吸水性シート(14)は、綿不織シート(32)、(3
2)の間に粉状のポリエチレンを混在させた高吸水性ポ
リマー(34)を挟み込み、のち熱をかけて混在させたポ
リエチレンを溶融させるとともに、綿不織シート(3
2)、(32)及び高吸水性ポリマー(34)を一体化して
構成したものである。
前記吸水性シート(14)は、綿不織シート(32)、(3
2)の間に粉状のポリエチレンを混在させた高吸水性ポ
リマー(34)を挟み込み、のち熱をかけて混在させたポ
リエチレンを溶融させるとともに、綿不織シート(3
2)、(32)及び高吸水性ポリマー(34)を一体化して
構成したものである。
【0066】上記構成の包装体(12)における吸水層
は、高吸水性ポリマー(34)により吸水能力が高くなっ
ており、多量の水分を含ませることができる。これによ
り、例えば生豆類や、その他蒸し時間を長くしなければ
ならないような食品を処理する場合に、本実施例の包装
体(12)は好都合である。
は、高吸水性ポリマー(34)により吸水能力が高くなっ
ており、多量の水分を含ませることができる。これによ
り、例えば生豆類や、その他蒸し時間を長くしなければ
ならないような食品を処理する場合に、本実施例の包装
体(12)は好都合である。
【0067】請求項3の実施例(5) 本実施例における袋状の包装体(12)は、構成的にみ
て、非透湿性の合成樹脂シートの外側に耐熱性保護シー
トが積層されている点で、実施例(2)のものと相違す
るだけであり、 レーヨン不織布からなる耐熱性保護シート(30)、 ポリエチレンからなる非透湿性の合成樹脂シート(2
6)、及び パルプ50重量%、ポリエステル(繊維状)50重量
%を含有し、抄造によって成形されてなる吸水性シート
(14)を順次積層したのち、袋状に形成したものであ
る。
て、非透湿性の合成樹脂シートの外側に耐熱性保護シー
トが積層されている点で、実施例(2)のものと相違す
るだけであり、 レーヨン不織布からなる耐熱性保護シート(30)、 ポリエチレンからなる非透湿性の合成樹脂シート(2
6)、及び パルプ50重量%、ポリエステル(繊維状)50重量
%を含有し、抄造によって成形されてなる吸水性シート
(14)を順次積層したのち、袋状に形成したものであ
る。
【0068】すなわち、図6(a)に示すように、縦2
0cm×横30cmの大きさの耐熱性保護シート(30)
の上に、同じ大きさの合成樹脂シート(26)を重ね合わ
せ、さらにこの上に吸水性シート(14)を重ね合わせて
3層にする。これに熱をかけて、中間層の合成樹脂シー
ト(26)を少し溶融させ、上から圧をかけて3層を互い
に接合する。この接合(熱溶着)は、各シートにおける
全面に及ぶものであってもよいし、周縁部のみでも構わ
ない。
0cm×横30cmの大きさの耐熱性保護シート(30)
の上に、同じ大きさの合成樹脂シート(26)を重ね合わ
せ、さらにこの上に吸水性シート(14)を重ね合わせて
3層にする。これに熱をかけて、中間層の合成樹脂シー
ト(26)を少し溶融させ、上から圧をかけて3層を互い
に接合する。この接合(熱溶着)は、各シートにおける
全面に及ぶものであってもよいし、周縁部のみでも構わ
ない。
【0069】このようにして一体化した複合シート
(M)を、図6(b)に示すように、この複合シート
(M)における縦方向に延びる中心線Cのところで、か
つ吸水性シート(14)が内側となるように、均等に折り
込んで重ね合わせ、下部に熱をかけて吸水性シート(1
4)、(14)同志が当接し合う一部分を溶着して袋状に
成形する(図6(c)参照)。吸水性シート(14)は前
述したように、ポリエステル50重量%を含有したもの
であるため、吸水性シート(14)同志の熱溶着は容易に
行なえる。なお、図6(c)における二点鎖線は、熱溶
着部分を示すものである。
(M)を、図6(b)に示すように、この複合シート
(M)における縦方向に延びる中心線Cのところで、か
つ吸水性シート(14)が内側となるように、均等に折り
込んで重ね合わせ、下部に熱をかけて吸水性シート(1
4)、(14)同志が当接し合う一部分を溶着して袋状に
成形する(図6(c)参照)。吸水性シート(14)は前
述したように、ポリエステル50重量%を含有したもの
であるため、吸水性シート(14)同志の熱溶着は容易に
行なえる。なお、図6(c)における二点鎖線は、熱溶
着部分を示すものである。
【0070】前記包装体(12)を使用する場合には、実
施例(3)と同じように、この包装体(12)の中に適量
の水を入れ、吸水性シート(14)が充分に水を吸収した
のを確認してから入れた水を捨てる。このような保水状
態にある包装体(12)に被処理物を収納し、被処理物を
包装体(12)でくるみ、のち電子レンジにおけるターン
テーブルの上に載せる。
施例(3)と同じように、この包装体(12)の中に適量
の水を入れ、吸水性シート(14)が充分に水を吸収した
のを確認してから入れた水を捨てる。このような保水状
態にある包装体(12)に被処理物を収納し、被処理物を
包装体(12)でくるみ、のち電子レンジにおけるターン
テーブルの上に載せる。
【0071】この状態で電子レンジをONにすれば、発
せられた電磁波のほとんどは、耐熱性保護シート(3
0)、合成樹脂シート(26)を通過し、吸水性シート(1
4)における保水層の水を加熱せしめる。これにより、
前記水分が少しずつ水蒸気に変わり、包装体(12)の中
は水蒸気で満たされ、被処理物はこの水蒸気により蒸さ
れる。また、吸水性シート(14)を通過した電磁波は、
被処理物に直接照射されこれを加熱せしめる。
せられた電磁波のほとんどは、耐熱性保護シート(3
0)、合成樹脂シート(26)を通過し、吸水性シート(1
4)における保水層の水を加熱せしめる。これにより、
前記水分が少しずつ水蒸気に変わり、包装体(12)の中
は水蒸気で満たされ、被処理物はこの水蒸気により蒸さ
れる。また、吸水性シート(14)を通過した電磁波は、
被処理物に直接照射されこれを加熱せしめる。
【0072】前記包装体(12)は外側に非透湿性の合成
樹脂シート(26)が積層されているために、吸水性シー
ト(14)に保持させた水分や、被処理物から出た水分
は、包装体(12)の外側に逃げることなく、包装体(1
2)の中において被処理物への蒸し作用に寄与する。し
たがって、非透湿性の合成樹脂シート(26)を設けるこ
とにより、被処理物の蒸し作用が増強される。
樹脂シート(26)が積層されているために、吸水性シー
ト(14)に保持させた水分や、被処理物から出た水分
は、包装体(12)の外側に逃げることなく、包装体(1
2)の中において被処理物への蒸し作用に寄与する。し
たがって、非透湿性の合成樹脂シート(26)を設けるこ
とにより、被処理物の蒸し作用が増強される。
【0073】また、うなぎやサンマ等の魚類等のように
油分を含む被処理物を処理する場合には、処理中その油
分が滲み出してくるので、電子レンジの庫内の温度は1
20℃を超えるような高い温度になる。そして、同時に
包装体(12)はその様な高い温度に晒される。前記熱に
より、中間層の合成樹脂シート(26)が仮に溶け出すよ
うなことがあっても、最外層が耐熱性保護シート(30)
によって構成されているので、溶け出した樹脂が落ち零
れて、電子レンジの庫内を汚してしまうようなことには
ならない。
油分を含む被処理物を処理する場合には、処理中その油
分が滲み出してくるので、電子レンジの庫内の温度は1
20℃を超えるような高い温度になる。そして、同時に
包装体(12)はその様な高い温度に晒される。前記熱に
より、中間層の合成樹脂シート(26)が仮に溶け出すよ
うなことがあっても、最外層が耐熱性保護シート(30)
によって構成されているので、溶け出した樹脂が落ち零
れて、電子レンジの庫内を汚してしまうようなことには
ならない。
【0074】
【発明の効果】本発明の包装体によれば、加熱中におい
て、被処理物は保水状態にある包装体に覆われているた
め、被処理物に対して均一に行なわれる蒸しの効果と、
電磁波により直接行なわれる加熱の効果との両者あいま
って、例えばご飯なら、炊きたてのようなふっくらとし
た仕上がりになる。
て、被処理物は保水状態にある包装体に覆われているた
め、被処理物に対して均一に行なわれる蒸しの効果と、
電磁波により直接行なわれる加熱の効果との両者あいま
って、例えばご飯なら、炊きたてのようなふっくらとし
た仕上がりになる。
【0075】また、加熱中に被処理物から水分が放出さ
れても、この水分は包装体に吸収されるので、被処理物
の下部に水が溜まるような心配はなく、下の部分が過度
に蒸されてふやけてしまうといった問題も起こり得な
い。
れても、この水分は包装体に吸収されるので、被処理物
の下部に水が溜まるような心配はなく、下の部分が過度
に蒸されてふやけてしまうといった問題も起こり得な
い。
【0076】本発明の包装体は袋状をなしているので、
被処理物の収納、取り出しが容易であり、ご飯や豆等の
様なこまごまとした食品を取り扱う場合でも、該食品が
散らばって収集がつかなくなってしまうといった心配は
ない。
被処理物の収納、取り出しが容易であり、ご飯や豆等の
様なこまごまとした食品を取り扱う場合でも、該食品が
散らばって収集がつかなくなってしまうといった心配は
ない。
【0077】本発明の包装体を使用すると、被処理物の
物性の変化、被処理物における含有成分の溶出を最小限
に抑えながら、該被処理物を滅菌することができる。さ
らに、ハサミ、ピンセット等の金属製品の滅菌もスパー
クを発生させることなく行なえる。
物性の変化、被処理物における含有成分の溶出を最小限
に抑えながら、該被処理物を滅菌することができる。さ
らに、ハサミ、ピンセット等の金属製品の滅菌もスパー
クを発生させることなく行なえる。
【0078】請求項2に記載の包装体によれば、吸水性
シートに保水させた水や被処理物から放出された水を、
包装体の外側へ逃がすことなく、包装体の内部に保持さ
せることができるので、被処理物を充分に蒸し加熱する
ことができる。
シートに保水させた水や被処理物から放出された水を、
包装体の外側へ逃がすことなく、包装体の内部に保持さ
せることができるので、被処理物を充分に蒸し加熱する
ことができる。
【0079】請求項3に記載の包装体によれば、非透湿
性シートが加熱中、仮に熱溶融してしまっても、その外
側で保護シートにより保護しているので、電子レンジの
庫内を汚すようなおそれはない。
性シートが加熱中、仮に熱溶融してしまっても、その外
側で保護シートにより保護しているので、電子レンジの
庫内を汚すようなおそれはない。
【図1】実施例(1)の包装体を示し、(a)は吸水性
シートを真二つに折る状態を示す図であり、(b)は袋
状に形成させた状態を示す図である。
シートを真二つに折る状態を示す図であり、(b)は袋
状に形成させた状態を示す図である。
【図2】図1の包装体の使用状態を示す斜視図である。
【図3】実施例(2)の包装体の断面図であり、包装体
の厚みを少し誇張して表わした図である。
の厚みを少し誇張して表わした図である。
【図4】実施例(3)の包装体の一部拡大断面図であ
る。
る。
【図5】実施例(4)の包装体の一部拡大断面図であ
る。
る。
【図6】実施例(5)の包装体を示し、(a)は吸水性
シート、非透湿性シート及び耐熱性保護シートを重ね合
わす状態を示し、(b)は3つのシートからなる複合シ
ートを折り込む状態を示し、(c)は最終的に出来上が
った袋状の包装体を示すものである。
シート、非透湿性シート及び耐熱性保護シートを重ね合
わす状態を示し、(b)は3つのシートからなる複合シ
ートを折り込む状態を示し、(c)は最終的に出来上が
った袋状の包装体を示すものである。
【図7】2枚のシート(平面多角形)を重ね合わせて袋
状にした状態を示す説明図である。
状にした状態を示す説明図である。
【図8】2枚のシート(平面円形あるいは半円形)を重
ね合わせて袋状に形成する方法を示す説明図である。
ね合わせて袋状に形成する方法を示す説明図である。
【図9】1枚のシートを真二つに折ってから袋状に形成
する状態を示す説明図である。
する状態を示す説明図である。
F……被処理物 12……包装体 14……吸水性シート 16……収納部 24、26……合成樹脂シート 30……耐熱性保護シート
Claims (3)
- 【請求項1】電子レンジ等の電磁波調理器具の庫内で用
いる被処理物用の包装体であって、 前記包装体が、吸水性シートからなる吸水層を備えてい
るとともに、袋状をなしていることを特徴とする電磁波
調理器具用の包装体。 - 【請求項2】前記吸水性シートの外側に非透湿性シート
が積層されてなることを特徴とする請求項1に記載の電
磁波調理器具用の包装体。 - 【請求項3】前記非透湿性シートの外側に耐熱性保護シ
ートが積層されてなることを特徴とする請求項2に記載
の電磁波調理器具用の包装体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3341071A JPH05178377A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 電磁波調理器具用の包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3341071A JPH05178377A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 電磁波調理器具用の包装体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05178377A true JPH05178377A (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=18342982
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3341071A Pending JPH05178377A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 電磁波調理器具用の包装体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05178377A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001087737A1 (en) * | 2000-05-18 | 2001-11-22 | John Jay Johns | Microwavable steamer bags |
| JP2015531333A (ja) * | 2012-09-06 | 2015-11-02 | フリト−レイ ノース アメリカ インコーポレイテッドFrito−Lay North America,Inc. | 乾燥食品の電子レンジ加熱用パッケージ |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3108671B2 (ja) * | 1997-11-27 | 2000-11-13 | シャープ株式会社 | 光磁気メモリ素子 |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP3341071A patent/JPH05178377A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3108671B2 (ja) * | 1997-11-27 | 2000-11-13 | シャープ株式会社 | 光磁気メモリ素子 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001087737A1 (en) * | 2000-05-18 | 2001-11-22 | John Jay Johns | Microwavable steamer bags |
| US6455084B2 (en) * | 2000-05-18 | 2002-09-24 | John Jay Johns | Microwavable steamer bags |
| JP2015531333A (ja) * | 2012-09-06 | 2015-11-02 | フリト−レイ ノース アメリカ インコーポレイテッドFrito−Lay North America,Inc. | 乾燥食品の電子レンジ加熱用パッケージ |
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