JPH0518076Y2 - - Google Patents

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JPH0518076Y2
JPH0518076Y2 JP4009987U JP4009987U JPH0518076Y2 JP H0518076 Y2 JPH0518076 Y2 JP H0518076Y2 JP 4009987 U JP4009987 U JP 4009987U JP 4009987 U JP4009987 U JP 4009987U JP H0518076 Y2 JPH0518076 Y2 JP H0518076Y2
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JP
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die
wood
cutting
groove
male
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  • Finished Plywoods (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は改良された型抜き用雄型に関するもの
である。更に詳しくは、高速度の型抜きにおける
発熱に対して安定であり、かつ耐久性があり、高
湿度下の保管や反復使用に耐え得る型抜き用雄型
に関するものである。
[従来の技術] 厚紙や板紙から箱等を製作する場合に、打抜機
に抜型をセツトして材料を打抜き、箱等の平面形
状の材料を作る。この抜型は、基材に打抜形状に
応じたスチールルールを取り付けるが、スチール
ルールの嵌め込みや取替え、基材の加工性などの
点から木質板が適している。従つて、従来は約18
mm厚のベニヤ合板に溝を切り、スチールルールを
溝に圧入することによつて型抜き用雄型を作製し
た。
しかしながら、従来のベニヤ合板を使用した雄
型では、打抜機を高速度で運転するときに発生す
る機内の熱により、雄型の木材が乾燥し、反りが
発生する。
また、打抜作業終了後には、雄型を機械から取
り外して保管するが、保管中に湿気や温度変化な
どにより、雄型の寸法が変化し、あるいは反りが
発生し、次回に使用するときには、前回の型抜き
寸法と一致しないことが起こる。従つて、打抜作
業のロツトによつて寸法が相違することになり、
高い精度を要求される材料の打ち抜きが不可能に
なり、品質管理上望ましくない。更に、抜型が過
度に乾燥した場合には、収縮によりスチールルー
ルが緩む等の問題がある。
また、雄型の寸法変化に影響を与える他の因子
としては、スチールルールの錆の問題がある。す
なわち、雄型は合板に溝を形成し、その溝にスチ
ールルールを嵌め込んだものであるが、長期に保
管する場合には、合板が吸湿してスチールルール
に錆が発生し、錆にベニヤ合板を押し広げ、寸法
に変化が起こる。
更に、従来のベニヤ合板を使用した雄型の他の
欠点としては、「反り」が出易いことである。こ
れは、やはり合板が吸湿したり、あるいは逆に過
度に乾燥したりすると発生する。雄型に反りがあ
ると、打抜いた製品に狂いが生じるのみでなく、
雄型をチエースにセツトする場合にも不都合が生
ずる。
[考案が解決しようとする問題点] 従つて、本考案の目的は、前記のような従来の
型抜き用雄型における各種の問題点を解消するこ
とである。すなわち、高速運転時の発熱に伴う乾
燥による雄型の寸法変化や、スチールルールの錆
などの起こらないような改良された型抜き用雄型
を提供することである。
本考案の更に他の目的は、保管中に反りが起こ
らず、かつ耐久性が良好で、長期の反復使用に耐
え得るような改良された型抜き用雄型を提供する
ことである。
[問題点を解決するための手段] 本考案の型抜き用雄型は、複数枚の木材薄板
を、触媒の存在下に、あるいは無触媒で、100か
ら150℃において10分から5時間、無水酢酸と反
応せしめて、木材成分中の水酸基をアセチル基で
化学修飾した後、水洗し、乾燥し、次に処理済み
の木材薄板の繊維方向を交互に交差させて重ね合
わせ、加圧下に接着剤により圧着一体化してなる
積層板、前記積層板の表層より積層面に対して垂
直方向に形成した溝、および該溝に嵌着したスチ
ールルールからなるものである。
前記触媒としては、硫酸、塩化アセチル、酢酸
塩、ピリジンなど適宜のものを使用できるが、本
考案の場合にはスチールルールの保持力を損なわ
ないように、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等の
酢酸塩が特に好適である。
なお、無水酢酸は、エーテル、ベンゼン、トル
エン、ニトロベンゼンなどで希釈して用いること
もできる。
無水酢酸は、セルロース、ヘミセルロース、リ
グニンなどの木材成分中の水酸基をアセチル化す
るために使用する。アセチル化反応には塩化アセ
チルも使用し得るが、水分により容易に分解し、
保存も困難であるという理由から、本考案の目的
には無水酢酸が好適である。
木材の主たる成分であるセルロースと無水酢酸
との反応を例示すると以下の通りである。
C6H7O2(OH)3+n(CH3CO)2O →C6H7O2(OH)3−n(CH3CO2o+nCH3
COOH 反応温度は100から150℃が好適である。反応温
度がこれよりも高いと、無水酢酸の気化による作
業性に対する悪影響と木材の熱劣化が生じる可能
性があり、反応温度が前記範囲よりも低いと、反
応が充分に進行せず、本考案の目的が達成されな
いので不都合である。
反応時間は、木材の種類、厚み、無水酢酸の濃
度、その他の条件により適宜に定めればよいが、
通常は10分から5時間の範囲で処理が可能であ
る。特に触媒を好適な条件下で使用すると1時間
以内で処理することができる。
上記のようにして木材薄板を処理すると、セル
ロースその他の木材成分の親水性の水酸基はアセ
チル化されて疎水性の基になり、吸湿性がなくな
る。従つて、そのような材料が、繊維方向を直交
させて積層されていることと相まつて、吸湿によ
る寸法変化や反りが無くなるものである。
次に、上記の処理済みの木材薄板の複数枚を圧
着し積層板を形成する。その場合に使用する接着
剤としては、一般に用いられる木材用接着剤を使
用することができるが、雄型の加工において、ジ
グソーやレーザーカツターを使用して溝を形成
し、スチールルールを溝へ嵌着することなどを考
慮すると、尿素樹脂系、エチレン酢ビ系、ビニル
ウレタン系などの接着剤が好適である。
上記のようにして形成した積層体に、常法に従
いジグソーやレーザーカツターなどで溝を形成す
る。この溝は、積層体の厚さ方向、すなわち積層
面に対して垂直方向に貫通して形成されており、
これにスチールルールを嵌着することによつて、
本考案の型抜き用雄型ができ上る。
[作用] 本考案の型抜き用雄型に使用する基板は、複数
枚の木材薄板を無水酢酸と反応せしめ、木材中の
水酸基をアセチル基に修飾するために、木材に結
合水が付着しない。従つて、高速運転により、雄
型表面が熱を帯びても、結合水を持たないので収
縮ぜず、反りが生じることがなく、連続運転が可
能となるものである。
また、アセチル化処理により水酸基を化学的に
修飾し、結合水の付着を防止するのみで、木材の
弾性その他の性質はそのまま保持されるために、
溝の加工性、スチールルールの保持等は損なわれ
ることがなく、寸法変化もないので、長期の保管
においても、作製当初の高精密性が保持される。
更に、通常の状態では吸湿せず、スチールルー
ルに錆を生じさせることもない。
[実施例] 以下に図示の実施例を参照し、本考案を更に詳
細に説明する。
まず、厚さ1.8mm、大きさ20cm×20cmのアガチ
スの薄板10枚を準備した。
触媒として酢酸カリウム水溶液を木材薄板に含
浸させ乾燥した後、上記薄板を130℃において30
分無水酢酸と反応させた。
反応後、処理した木材薄板1を水洗し、乾燥し
た後、木材薄板の繊維方向を交互に交差させて重
ね合わせ、10Kg/cm2の加圧下に、エチレン酢ビエ
マルシヨン接着剤を使用し、圧着して積層板2を
得た。
この積層板2に、レーザーカツターにより、溝
3を形成し、溝3に罫線ルール4およびカツター
ルール5を嵌着することによつて本考案の型抜き
用雄型6を作製した。
一方、従来の18mm厚のベニヤ合板を使用し、同
様に溝を形成し、スチールルールを嵌着して型抜
き用雄型(対照)を作製した。
この両雄型を用いて、トムソン抜型機で、1時
間6000枚の高速抜型作業を3時間連続運転した
後、従来品は約1mmの反りが生じていたが、本考
案の実施例では支障となる程の反りは認められな
かつた。なお、このときの抜型の表面温度は80℃
であつた。
[考案の効果] 本考案の型抜き用雄型は、高速運転により表面
が熱を帯びても反りが生ぜず、スチールルールの
緩みが生ずることはなく、かつ、吸湿により寸法
が変化したり、反るようなこともなく、また耐久
性に優れているので、型抜きを正確に行なうこと
ができ、しかも、抜型を長期に保存した後でも、
型を作製した当初と同様な規格で型抜作業を再度
行なうことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の型抜き用雄型の一部破断斜視
図である。 1……木材薄板、2……積層板、3……溝、4
……カツタールール、5……罫線ルール、6……
雄型。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 木材成分中の水酸基をアセチル基で化学修飾し
    た木材薄板を、複数枚積層一体化した積層板と、
    該積層板の表層より積層面に対して垂直方向に形
    成された溝、および溝に圧入嵌着されたスチール
    ルールからなる改良された型抜き用雄型。
JP4009987U 1987-03-19 1987-03-19 Expired - Lifetime JPH0518076Y2 (ja)

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JPS63147298U JPS63147298U (ja) 1988-09-28
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