JPH05181078A - 2軸アクチュエータ - Google Patents
2軸アクチュエータInfo
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- JPH05181078A JPH05181078A JP36025091A JP36025091A JPH05181078A JP H05181078 A JPH05181078 A JP H05181078A JP 36025091 A JP36025091 A JP 36025091A JP 36025091 A JP36025091 A JP 36025091A JP H05181078 A JPH05181078 A JP H05181078A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axis
- magnetic
- inner yoke
- air chamber
- bobbin
- Prior art date
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- Pending
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- Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 制御精度を向上させ、かつ安定した制御を可
能とした2軸アクチエータを提供すること。 【構成】 2軸アクチエータは、コーナーキューブ1を
使用して入射光軸のずれに対して出射光軸を常に一定に
補正する。この2軸アクチエータは、磁気回路を構成す
る内ヨーク(11,31)及び外ヨーク(13,33)
のギャップに駆動コイル(9,29)が巻回されたボビ
ン(7,27)を配置し、少なくとも内ヨーク(11,
31)とボビン(7,27)との間に磁性流体(43,
53)を設けることにより空気室(45,55)を形成
し、X軸・Y軸駆動ユニット(17,37)の可動時に
空気室(45,55)内の圧力が変化することにより、
磁性流体(43,53)の駆動方向流動による流体抵抗
を用いて、流体抵抗ダンパを構成させている。
能とした2軸アクチエータを提供すること。 【構成】 2軸アクチエータは、コーナーキューブ1を
使用して入射光軸のずれに対して出射光軸を常に一定に
補正する。この2軸アクチエータは、磁気回路を構成す
る内ヨーク(11,31)及び外ヨーク(13,33)
のギャップに駆動コイル(9,29)が巻回されたボビ
ン(7,27)を配置し、少なくとも内ヨーク(11,
31)とボビン(7,27)との間に磁性流体(43,
53)を設けることにより空気室(45,55)を形成
し、X軸・Y軸駆動ユニット(17,37)の可動時に
空気室(45,55)内の圧力が変化することにより、
磁性流体(43,53)の駆動方向流動による流体抵抗
を用いて、流体抵抗ダンパを構成させている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光軸制御装置に使用され
る2軸アクチエータに関し、特に精密X−Yステージ、
光ヘッド等に使用できる2軸アクチエータに関する。
る2軸アクチエータに関し、特に精密X−Yステージ、
光ヘッド等に使用できる2軸アクチエータに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の光軸制御装置は、ミラーあるい
はコーナーキューブ等をX−Yの2軸について駆動する
ことにより、例えば光軸を一定に制御する装置として提
供されている。この光軸制御装置では、ミラー等を駆動
し位置決めする制御機構として2軸アクチエータを採用
している。この2軸アクチュエータは、その光軸制御方
式により大別して二つの形式のものが提案されている。
コーナーキューブを用いる場合は、例えば特開平3−4
1629号公報に示すようなボイスコイル方式のアクチ
エータを光軸補正の制御機構としており、これは光ピッ
クアップ等と同様の構成をしている。また、圧電素子等
を用いる場合は、“「精密工学会春季大会論文集」(昭
62−F31)”に見られるようなX−Yステージ等を
光軸補正の制御機構としている。
はコーナーキューブ等をX−Yの2軸について駆動する
ことにより、例えば光軸を一定に制御する装置として提
供されている。この光軸制御装置では、ミラー等を駆動
し位置決めする制御機構として2軸アクチエータを採用
している。この2軸アクチュエータは、その光軸制御方
式により大別して二つの形式のものが提案されている。
コーナーキューブを用いる場合は、例えば特開平3−4
1629号公報に示すようなボイスコイル方式のアクチ
エータを光軸補正の制御機構としており、これは光ピッ
クアップ等と同様の構成をしている。また、圧電素子等
を用いる場合は、“「精密工学会春季大会論文集」(昭
62−F31)”に見られるようなX−Yステージ等を
光軸補正の制御機構としている。
【0003】ところで、上記光ピックアップ等と同様の
ボイスコイル方式を採用した2軸アクチエータにおいて
は、制御性の向上を図るためダンパを使用している。こ
のダンパの構成は、可動部を板バネ等で支持し、その板
バネに弾性体等を塗布するか、あるいは弾性体等をサン
ドイッチ状にして構成したものであり、その弾性体の変
形による減衰力をダンパとして用いている。また、ダン
パの他の構成としては、可動部を支持する支持体そのも
のをゴム材等の弾性体で構成し、支持及びダンパを兼用
しているものもある。
ボイスコイル方式を採用した2軸アクチエータにおいて
は、制御性の向上を図るためダンパを使用している。こ
のダンパの構成は、可動部を板バネ等で支持し、その板
バネに弾性体等を塗布するか、あるいは弾性体等をサン
ドイッチ状にして構成したものであり、その弾性体の変
形による減衰力をダンパとして用いている。また、ダン
パの他の構成としては、可動部を支持する支持体そのも
のをゴム材等の弾性体で構成し、支持及びダンパを兼用
しているものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなボイス
コイル機構による2軸アクチエータにあっては、支持機
構に設けた弾性体の減衰力をダンパとして使用している
ため、コイル通電電流に対する可動部の変位量で示され
るところの直進特性にヒステリシスが生じてしまってい
た。したがって、上記アクチュエータでサーボ系を構成
した場合に、そのヒステリシスが非線形要素となって、
サーボ系に発振やハンチングを生じ、制御精度が低下し
て制御上好ましくないという問題点があった。また、上
述したようなボイスコイル機構による2軸アクチエータ
にあっては、そのダンパ機構に弾性体を採用した場合
に、この弾性体の粘性特性に温度特性変化があるため、
その直進特性の傾きが温度によって変化してしまうこと
がある。従って、上述したようにサーボ系を構成した場
合に、サーボ系全体のループゲインが変化することによ
り発振等を生じ、安定した制御ができないという問題点
があった。本発明は、上述した問題点を解消し、制御精
度を向上させ、かつ安定した制御を可能として2軸アク
チエータを提供することを目的とする。
コイル機構による2軸アクチエータにあっては、支持機
構に設けた弾性体の減衰力をダンパとして使用している
ため、コイル通電電流に対する可動部の変位量で示され
るところの直進特性にヒステリシスが生じてしまってい
た。したがって、上記アクチュエータでサーボ系を構成
した場合に、そのヒステリシスが非線形要素となって、
サーボ系に発振やハンチングを生じ、制御精度が低下し
て制御上好ましくないという問題点があった。また、上
述したようなボイスコイル機構による2軸アクチエータ
にあっては、そのダンパ機構に弾性体を採用した場合
に、この弾性体の粘性特性に温度特性変化があるため、
その直進特性の傾きが温度によって変化してしまうこと
がある。従って、上述したようにサーボ系を構成した場
合に、サーボ系全体のループゲインが変化することによ
り発振等を生じ、安定した制御ができないという問題点
があった。本発明は、上述した問題点を解消し、制御精
度を向上させ、かつ安定した制御を可能として2軸アク
チエータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の2軸アクチエータは、入射光軸のずれに対
して出射光軸を補正する光軸制御装置に用いられる2軸
アクチエータにおいて、磁気回路を構成する内ヨーク及
び外ヨークのギャップに駆動コイルが巻回されたボビン
を配置し、少なくとも内ヨークとボビンとの間に磁性流
体を設けることにより空気室を形成してなることを特徴
とするものである。また、上記空気室は、磁気回路の磁
気ギャップ中に設けた磁性流体によりシールするように
している。空気室は、内ヨークのどちらかの端面を透明
体で封止すればよい。また、空気室は、磁気回路の一部
である内ヨークを兼用させることが好適である。さら
に、前記磁気回路のギャップに配置される部分のボビン
の断面形状は、前記内ヨークの端面方向にクサビ形状と
したことを特徴とする。加えて、請求項1記載の2軸ア
クチュエータの空気室は、内ヨークのどちらかの端面を
透明体で封止したことを特徴とする。また、磁気回路の
磁気ギャップ中に設けた磁性流体は、磁気抵抗を減少さ
せるるとともに、流体シールとしても兼用させているこ
とを特徴とする。
に、本発明の2軸アクチエータは、入射光軸のずれに対
して出射光軸を補正する光軸制御装置に用いられる2軸
アクチエータにおいて、磁気回路を構成する内ヨーク及
び外ヨークのギャップに駆動コイルが巻回されたボビン
を配置し、少なくとも内ヨークとボビンとの間に磁性流
体を設けることにより空気室を形成してなることを特徴
とするものである。また、上記空気室は、磁気回路の磁
気ギャップ中に設けた磁性流体によりシールするように
している。空気室は、内ヨークのどちらかの端面を透明
体で封止すればよい。また、空気室は、磁気回路の一部
である内ヨークを兼用させることが好適である。さら
に、前記磁気回路のギャップに配置される部分のボビン
の断面形状は、前記内ヨークの端面方向にクサビ形状と
したことを特徴とする。加えて、請求項1記載の2軸ア
クチュエータの空気室は、内ヨークのどちらかの端面を
透明体で封止したことを特徴とする。また、磁気回路の
磁気ギャップ中に設けた磁性流体は、磁気抵抗を減少さ
せるるとともに、流体シールとしても兼用させているこ
とを特徴とする。
【0006】
【作用】上記2軸アクチエータでは、内ヨーク及び外ヨ
ークのギャップに駆動コイルが巻回されたボビンを配置
し、少なくとも内ヨークとボビンとの間に磁性流体を設
けることにより空気室を形成しているので、X軸・Y軸
駆動ユニットの可動時に空気室内の圧力が変化すること
により、磁性流体の駆動方向流動による流体抵抗を用い
て、流体抵抗ダンパを構成させている。これにより、直
線性のよいダンパとなる。上記空気室は、磁気回路の磁
気ギャップ中に設けた磁性流体により、確実にシールが
される。また、前記磁気回路のギャップに配置される部
分のボビンの断面形状は、前記内ヨークの端面方向にク
サビ形状としたので、磁性流体の磁気ギャップからの離
脱を防止でき、かつ粘性の小さい磁性流体を使用でき
る。さらに、空気室は、内ヨークのどちらかの端面を透
明体で封止して、測定等が容易にできるようにしてい
る。また、空気室は、磁気回路の一部である内ヨークを
兼用して、部品点数の現象を図っている。磁気回路の磁
気ギャップ中に設けた磁性流体は、磁気抵抗を減少させ
るるとともに、流体シールとしても兼用させている。
ークのギャップに駆動コイルが巻回されたボビンを配置
し、少なくとも内ヨークとボビンとの間に磁性流体を設
けることにより空気室を形成しているので、X軸・Y軸
駆動ユニットの可動時に空気室内の圧力が変化すること
により、磁性流体の駆動方向流動による流体抵抗を用い
て、流体抵抗ダンパを構成させている。これにより、直
線性のよいダンパとなる。上記空気室は、磁気回路の磁
気ギャップ中に設けた磁性流体により、確実にシールが
される。また、前記磁気回路のギャップに配置される部
分のボビンの断面形状は、前記内ヨークの端面方向にク
サビ形状としたので、磁性流体の磁気ギャップからの離
脱を防止でき、かつ粘性の小さい磁性流体を使用でき
る。さらに、空気室は、内ヨークのどちらかの端面を透
明体で封止して、測定等が容易にできるようにしてい
る。また、空気室は、磁気回路の一部である内ヨークを
兼用して、部品点数の現象を図っている。磁気回路の磁
気ギャップ中に設けた磁性流体は、磁気抵抗を減少させ
るるとともに、流体シールとしても兼用させている。
【0007】
【実施例】以下、本発明の2軸アクチュエータの1実施
例を図1ないし図6を参照して説明する。図6は、コー
ナーキューブを用いて光軸制御をする場合の原理的構成
を示す説明図である。図6において、コーナーキューブ
101は、ホルダー103に固着されている。このホル
ダー103は板バネ105で支えられている。また、ホ
ルダー103には、ボビン107が固着されている。さ
らにこのボビン107には、その外筒面に駆動コイル1
09が巻回されている。この駆動コイル109は、内ヨ
ーク111、外ヨーク113のギャップ内に配置されて
いる。内ヨーク111、外ヨーク113は、永久磁石1
15により磁化されている。上記構成の駆動ユニット1
17により、コーナーキューブ101は図示左右方向に
移動可能になっている。なお、ボビン107には本発明
のダンパ機構(図示せず)が付加されている。また、コ
ーナーキューブ101には、リレーレンズ121、コリ
メータレンズ123、ミラー125により、レーザー入
射光Liが導かれるようになっている。また、コーナー
キューブ101で反射された反射光Lrは、λ/4波長
板127、偏光ビームスプリッタ(PBS)129を通
り、ほとんどはレーザー出射光Loとして出力され、残
りが四分割フォトダイオード131に入射される。
例を図1ないし図6を参照して説明する。図6は、コー
ナーキューブを用いて光軸制御をする場合の原理的構成
を示す説明図である。図6において、コーナーキューブ
101は、ホルダー103に固着されている。このホル
ダー103は板バネ105で支えられている。また、ホ
ルダー103には、ボビン107が固着されている。さ
らにこのボビン107には、その外筒面に駆動コイル1
09が巻回されている。この駆動コイル109は、内ヨ
ーク111、外ヨーク113のギャップ内に配置されて
いる。内ヨーク111、外ヨーク113は、永久磁石1
15により磁化されている。上記構成の駆動ユニット1
17により、コーナーキューブ101は図示左右方向に
移動可能になっている。なお、ボビン107には本発明
のダンパ機構(図示せず)が付加されている。また、コ
ーナーキューブ101には、リレーレンズ121、コリ
メータレンズ123、ミラー125により、レーザー入
射光Liが導かれるようになっている。また、コーナー
キューブ101で反射された反射光Lrは、λ/4波長
板127、偏光ビームスプリッタ(PBS)129を通
り、ほとんどはレーザー出射光Loとして出力され、残
りが四分割フォトダイオード131に入射される。
【0008】四分割フォトダイオード131に入力され
たレーザー光Ldは、そのフォトダイオード131によ
り、そのダイオード131内の位置に応じた強さの電気
信号に変換されて制御回路133に入力される。この制
御回路133は、フォトダイオード131の四つの信号
が等しくなるような制御信号を形成し、駆動コイル10
9に供給する。このような構成の装置の動作を簡単に説
明すると、実線で示したレーザー入射光Liが一点鎖線
のようにずれたレーザー入射光Li’となった場合、コ
ーナーキューブ101を通った反射光Lr’となって四
分割フォトダイオード131に入射される。すると、四
分割フォトダイオード131からは、その反射光Lr’
のずれに応じた四つの検出信号が出力される。これら検
出信号は制御回路133に入力されて、制御回路133
において補正用の駆動信号とされる。この制御回路13
3からの駆動信号が駆動コイル109に供給されること
により、コーナーキューブ101は図の左側に点線で示
すように動作し、レーザー出射光Loの位置を一定にす
るものである。
たレーザー光Ldは、そのフォトダイオード131によ
り、そのダイオード131内の位置に応じた強さの電気
信号に変換されて制御回路133に入力される。この制
御回路133は、フォトダイオード131の四つの信号
が等しくなるような制御信号を形成し、駆動コイル10
9に供給する。このような構成の装置の動作を簡単に説
明すると、実線で示したレーザー入射光Liが一点鎖線
のようにずれたレーザー入射光Li’となった場合、コ
ーナーキューブ101を通った反射光Lr’となって四
分割フォトダイオード131に入射される。すると、四
分割フォトダイオード131からは、その反射光Lr’
のずれに応じた四つの検出信号が出力される。これら検
出信号は制御回路133に入力されて、制御回路133
において補正用の駆動信号とされる。この制御回路13
3からの駆動信号が駆動コイル109に供給されること
により、コーナーキューブ101は図の左側に点線で示
すように動作し、レーザー出射光Loの位置を一定にす
るものである。
【0009】なお、リレーレンズ121及びコリメータ
レンズ123は、レーザー光Liを実線に対して平行に
するためのものである。また、上記構成は、一軸を示し
ているが、実際には紙面に直角な方向も、上述した駆動
ユニットと同様に構成し、位置制御が行われる。次に、
上述したようなコーナーキューブを光軸制御する2軸ア
クチエータについて詳細に説明する。図1は、本発明の
2軸アクチエータの実施例を示す断面図である。図1に
おいて、コーナーキューブ1は、ホルダー3に固着され
ている。このホルダー3には、円形のX方向板ばね5の
内円周部を挟み込むようにX軸ボビン7が固着されてい
る。X軸ボビン7には、その外筒面にX軸駆動コイル9
が巻回されている。このX軸駆動コイル9は、X軸内ヨ
ーク11、X軸外ヨーク13のギャップ間に配置されて
いる。このX軸内ヨーク11、X軸外ヨーク13は、永
久磁石15により磁化されて磁気回路を形成している。
この永久磁石15を含むX軸内ヨーク11、X軸外ヨー
ク13は、内ケース19に固定されている。同様に、X
方向板ばね5の外周部は、内ケース19に固着されてい
る。これらにより、X軸駆動ユニット17が形成されて
いる。以上の構成により、X軸駆動ユニット17は、内
ケース19に対して弾性支持された構成となる。そし
て、X軸駆動コイル9の図示しないコイル端末より通電
すれば、X−X’方向の電磁力により、X軸駆動ユニッ
ト17は、X−X’方向に移動自在となる。
レンズ123は、レーザー光Liを実線に対して平行に
するためのものである。また、上記構成は、一軸を示し
ているが、実際には紙面に直角な方向も、上述した駆動
ユニットと同様に構成し、位置制御が行われる。次に、
上述したようなコーナーキューブを光軸制御する2軸ア
クチエータについて詳細に説明する。図1は、本発明の
2軸アクチエータの実施例を示す断面図である。図1に
おいて、コーナーキューブ1は、ホルダー3に固着され
ている。このホルダー3には、円形のX方向板ばね5の
内円周部を挟み込むようにX軸ボビン7が固着されてい
る。X軸ボビン7には、その外筒面にX軸駆動コイル9
が巻回されている。このX軸駆動コイル9は、X軸内ヨ
ーク11、X軸外ヨーク13のギャップ間に配置されて
いる。このX軸内ヨーク11、X軸外ヨーク13は、永
久磁石15により磁化されて磁気回路を形成している。
この永久磁石15を含むX軸内ヨーク11、X軸外ヨー
ク13は、内ケース19に固定されている。同様に、X
方向板ばね5の外周部は、内ケース19に固着されてい
る。これらにより、X軸駆動ユニット17が形成されて
いる。以上の構成により、X軸駆動ユニット17は、内
ケース19に対して弾性支持された構成となる。そし
て、X軸駆動コイル9の図示しないコイル端末より通電
すれば、X−X’方向の電磁力により、X軸駆動ユニッ
ト17は、X−X’方向に移動自在となる。
【0010】同様に、内ケース19のX−X’方向と直
角位置に設けた突起部には、円形のY方向板ばね25の
内円周部を挟み込むようにY軸ボビン27が固着されて
いる。このY軸ボビン27には、その外筒面にY軸駆動
コイル29が巻回されている。このY軸駆動コイル29
は、Y軸内ヨーク31、Y軸外ヨーク33のギャップ間
に配置されている。このY軸内ヨーク31、Y軸外ヨー
ク33は、永久磁石35により磁化されて磁気回路を形
成している。この永久磁石35を含むY軸内ヨーク3
1、Y軸外ヨーク33は、ベース39に固着されてい
る。同様に、Y方向板ばね35の外周部は、ベース39
に固着されている。これらにより、Y軸駆動ユニット3
7を構成している。上記基本的構成に対して付加したダ
ンパの構成を以下に説明する。X軸内ヨーク11の端面
にはX透明体41が固着されている。また、X軸内ヨー
ク11、X軸外ヨーク13からなる磁気回路の磁気ギャ
ップとX軸ボビン7との間には、X磁性流体43が設け
られている。これにより、X軸ボビン7、X軸内ヨーク
11、X磁性流体43によりX空気室45が形成される
ことになる。なお、上記実施例では、X透明体41をX
軸内ヨーク11の内部端面に設けたが、X軸内ヨーク1
1の外部端面に設けてもよい。
角位置に設けた突起部には、円形のY方向板ばね25の
内円周部を挟み込むようにY軸ボビン27が固着されて
いる。このY軸ボビン27には、その外筒面にY軸駆動
コイル29が巻回されている。このY軸駆動コイル29
は、Y軸内ヨーク31、Y軸外ヨーク33のギャップ間
に配置されている。このY軸内ヨーク31、Y軸外ヨー
ク33は、永久磁石35により磁化されて磁気回路を形
成している。この永久磁石35を含むY軸内ヨーク3
1、Y軸外ヨーク33は、ベース39に固着されてい
る。同様に、Y方向板ばね35の外周部は、ベース39
に固着されている。これらにより、Y軸駆動ユニット3
7を構成している。上記基本的構成に対して付加したダ
ンパの構成を以下に説明する。X軸内ヨーク11の端面
にはX透明体41が固着されている。また、X軸内ヨー
ク11、X軸外ヨーク13からなる磁気回路の磁気ギャ
ップとX軸ボビン7との間には、X磁性流体43が設け
られている。これにより、X軸ボビン7、X軸内ヨーク
11、X磁性流体43によりX空気室45が形成される
ことになる。なお、上記実施例では、X透明体41をX
軸内ヨーク11の内部端面に設けたが、X軸内ヨーク1
1の外部端面に設けてもよい。
【0011】一方、Y軸内ヨーク31の端面にはY透明
体51が固着されている。また、Y軸内ヨーク31、Y
軸外ヨーク33からなる磁気回路の磁気ギャップとY軸
ボビン27の間には、Y磁性流体53が設けられてい
る。これにより、Y軸ボビン27、Y軸内ヨーク31、
Y磁性流体53によりY空気室55が形成されることに
なる。なお、上記実施例では、Y透明体51をY軸内ヨ
ーク31の内部端面に設けたが、Y軸内ヨーク31の外
側端面に設けてもよい。
体51が固着されている。また、Y軸内ヨーク31、Y
軸外ヨーク33からなる磁気回路の磁気ギャップとY軸
ボビン27の間には、Y磁性流体53が設けられてい
る。これにより、Y軸ボビン27、Y軸内ヨーク31、
Y磁性流体53によりY空気室55が形成されることに
なる。なお、上記実施例では、Y透明体51をY軸内ヨ
ーク31の内部端面に設けたが、Y軸内ヨーク31の外
側端面に設けてもよい。
【0012】このような構成の作用を図1を基に図2な
いし図4を参照して説明する。図2は、X軸駆動ユニッ
トの動作周波数特性を示す特性図であり、横軸にX軸駆
動コイルへの通電周波数〔Hz〕を、縦軸にゲイン〔dB〕
及び位相〔度〕をそれぞれとっている。図3は、Y軸駆
動ユニットの動作周波数特性を示す特性図であり、横軸
にY軸駆動コイルへの通電周波数〔Hz〕を、縦軸にゲイ
ン〔dB〕及び位相〔度〕をそれぞれとっている。X軸駆
動ユニット17のX軸駆動コイル9に通電することによ
り、ホルダー3がX−X’方向に動作すると、X空気室
45の空気圧が上下し、その圧力差によりX磁性流体4
3が流動する。そのときの流体抵抗は、その移動速度に
比例した形で発生し、これが減衰力として作用する。同
様に、Y軸駆動ユニット37のY軸駆動コイル29に通
電すると、X軸駆動ユニット17を含む内ケース19が
Y−Y’方向に動作する。これにより、Y空気室55の
空気圧が上下し、その圧力差によりY磁性流体53が流
動する。そのときの流体抵抗は、その移動速度に比例し
た形で発生し、これが減衰力として作用することにな
る。
いし図4を参照して説明する。図2は、X軸駆動ユニッ
トの動作周波数特性を示す特性図であり、横軸にX軸駆
動コイルへの通電周波数〔Hz〕を、縦軸にゲイン〔dB〕
及び位相〔度〕をそれぞれとっている。図3は、Y軸駆
動ユニットの動作周波数特性を示す特性図であり、横軸
にY軸駆動コイルへの通電周波数〔Hz〕を、縦軸にゲイ
ン〔dB〕及び位相〔度〕をそれぞれとっている。X軸駆
動ユニット17のX軸駆動コイル9に通電することによ
り、ホルダー3がX−X’方向に動作すると、X空気室
45の空気圧が上下し、その圧力差によりX磁性流体4
3が流動する。そのときの流体抵抗は、その移動速度に
比例した形で発生し、これが減衰力として作用する。同
様に、Y軸駆動ユニット37のY軸駆動コイル29に通
電すると、X軸駆動ユニット17を含む内ケース19が
Y−Y’方向に動作する。これにより、Y空気室55の
空気圧が上下し、その圧力差によりY磁性流体53が流
動する。そのときの流体抵抗は、その移動速度に比例し
た形で発生し、これが減衰力として作用することにな
る。
【0013】ここに、図2にX軸駆動ユニットの動作周
波数特性を示し、図3にY軸駆動ユニット37の動作周
波数特性を示すが、X磁性流体43及びY磁性流体53
の粘性係数を適当に選べば、図中のダンピング効果を表
すPGX、PGYを簡単に変更することが可能であり、最適
値を選べばよい。上記実施例では、減衰力を発生させる
部分に弾性体等のゴム材を使用していないので、本発明
のX軸駆動ユニット17及びY軸駆動ユニット37の直
進特性は、図4に示すように直線性のある特性Laとな
り、従来の特性Lb,Lcのようなヒステリシスはなく
なる。なお、X磁性流体43及びY磁性流体53に、粘
度の低いケロシン等の磁性流体を選択すれば温度依存性
が小さくなり、温度変化の影響を受けにくいダンピング
機構を構成することができる。また、X磁性流体43に
粘度の低い磁性流体を用いる場合は、図5に示すよう
に、X軸駆動コイル9のX軸ボビン7は、X軸内ヨーク
11及びX軸外ヨーク13に対して、その断面がクサビ
形状となるようにし、磁気ギャップからの離脱防止対策
をする必要がある。このように粘性の低い磁性流体をX
磁性流体43に使用すると、その副産物的効果として、
磁気ギャップの磁気抵抗が減少し、磁気回路の効率を上
げることになる。
波数特性を示し、図3にY軸駆動ユニット37の動作周
波数特性を示すが、X磁性流体43及びY磁性流体53
の粘性係数を適当に選べば、図中のダンピング効果を表
すPGX、PGYを簡単に変更することが可能であり、最適
値を選べばよい。上記実施例では、減衰力を発生させる
部分に弾性体等のゴム材を使用していないので、本発明
のX軸駆動ユニット17及びY軸駆動ユニット37の直
進特性は、図4に示すように直線性のある特性Laとな
り、従来の特性Lb,Lcのようなヒステリシスはなく
なる。なお、X磁性流体43及びY磁性流体53に、粘
度の低いケロシン等の磁性流体を選択すれば温度依存性
が小さくなり、温度変化の影響を受けにくいダンピング
機構を構成することができる。また、X磁性流体43に
粘度の低い磁性流体を用いる場合は、図5に示すよう
に、X軸駆動コイル9のX軸ボビン7は、X軸内ヨーク
11及びX軸外ヨーク13に対して、その断面がクサビ
形状となるようにし、磁気ギャップからの離脱防止対策
をする必要がある。このように粘性の低い磁性流体をX
磁性流体43に使用すると、その副産物的効果として、
磁気ギャップの磁気抵抗が減少し、磁気回路の効率を上
げることになる。
【0014】また、上記Y磁性流体53に対して粘度の
低いケロシン等の磁性流体を選択した場合にも、Y軸ボ
ビン27の形状は、上記X軸と同様に、図5に示すよう
な形状にする。これにより、Y軸側も同様に磁気ギャッ
プの磁気抵抗が減少し、磁気回路の効率を上げることが
できる。
低いケロシン等の磁性流体を選択した場合にも、Y軸ボ
ビン27の形状は、上記X軸と同様に、図5に示すよう
な形状にする。これにより、Y軸側も同様に磁気ギャッ
プの磁気抵抗が減少し、磁気回路の効率を上げることが
できる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の2軸
アクチュエータにおいては、内ヨーク、ボビン、磁性流
体によって空気室を形成し、磁性流体の流動による流体
抵抗ダンパを構成しているので、ヒステリシス等が発生
せず、温度変化も少なく、制御精度の向上を図れるとい
う効果がある。請求項2記載の空気室においては、空気
室のシールを磁気ギャップに配した磁性流体で行ってい
るので、内ヨーク外筒とボビン内筒の加工精度が低くて
良く、安価となる効果がある。請求項3記載のボビンに
おいては、磁気ギャップ中に配した部分を磁性流体の離
脱防止形状としてので、長期信頼性の向上がはかれる効
果がある。請求項4記載の空気室においては、内ヨーク
端面封止を透明体で行っているので、レーザー等を用い
た外部特性測定器にかけやすく、組立性の向上が図れる
効果がある。請求項5記載の空気室においては、空気室
形成の一部に内ヨークを兼用しているので、部品点数が
減り、安価となる効果がある。請求項6記載の磁性流体
においては、磁性流体が磁気ギャップの磁気抵抗減少剤
とシールを兼用しているので、部品点数が減り、安価と
なる効果がある。
アクチュエータにおいては、内ヨーク、ボビン、磁性流
体によって空気室を形成し、磁性流体の流動による流体
抵抗ダンパを構成しているので、ヒステリシス等が発生
せず、温度変化も少なく、制御精度の向上を図れるとい
う効果がある。請求項2記載の空気室においては、空気
室のシールを磁気ギャップに配した磁性流体で行ってい
るので、内ヨーク外筒とボビン内筒の加工精度が低くて
良く、安価となる効果がある。請求項3記載のボビンに
おいては、磁気ギャップ中に配した部分を磁性流体の離
脱防止形状としてので、長期信頼性の向上がはかれる効
果がある。請求項4記載の空気室においては、内ヨーク
端面封止を透明体で行っているので、レーザー等を用い
た外部特性測定器にかけやすく、組立性の向上が図れる
効果がある。請求項5記載の空気室においては、空気室
形成の一部に内ヨークを兼用しているので、部品点数が
減り、安価となる効果がある。請求項6記載の磁性流体
においては、磁性流体が磁気ギャップの磁気抵抗減少剤
とシールを兼用しているので、部品点数が減り、安価と
なる効果がある。
【図1】本発明の2軸アクチエータの実施例を示す断面
図である。
図である。
【図2】本発明の実施例のX軸方向動作特性を示す特性
図である。
図である。
【図3】本発明の実施例のY軸方向動作特性を示す特性
図である。
図である。
【図4】本発明の実施例の直進特性を示す特性図であ
る。
る。
【図5】本発明の他の実施例の一部を示す断面図であ
る。
る。
【図6】本発明の実施例が適用される光軸制御の原理的
構成を示す説明図である。
構成を示す説明図である。
1 コーナーキューブ 3 ホルダー 7 X軸ボビン 9 X軸駆動コイル 11 X軸内ヨーク 13 X軸外ヨーク 15 永久磁石 17 X軸駆動ユニット 19 内ケース 31 Y軸内ヨーク 33 Y軸外ヨーク 35 永久磁石 37 Y軸駆動ユニット 39 ベース 41 X透明体 43 X磁性流体 45 X空気室 51 Y透明体 53 Y磁性流体 55 Y空気室
Claims (6)
- 【請求項1】 入射光軸のずれに対して出射光軸を補正
する光軸制御装置に用いられる2軸アクチエータにおい
て、 磁気回路を構成する内ヨーク及び外ヨークのギャップに
駆動コイルが巻回されたボビンを配置し、少なくとも内
ヨークとボビンとの間に磁性流体を設けることにより空
気室を形成してなることを特徴とする2軸アクチエー
タ。 - 【請求項2】 上記空気室は、磁気回路の磁気ギャップ
中に設けた磁性流体によりシールがされることを特徴と
する請求項1記載の2軸アクチュエータ。 - 【請求項3】 前記磁気回路のギャップに配置される部
分のボビンの断面形状は、前記内ヨークの端面方向にク
サビ形状としたことを特徴とする請求項1記載の2軸ア
クチエータ。 - 【請求項4】 空気室は、内ヨークのどちらかの端面を
透明体で封止したことを特徴とする請求項1記載の2軸
アクチュエータ。 - 【請求項5】 空気室は、磁気回路の一部である内ヨー
クを兼用していることを特徴とする請求項1記載の2軸
アクチュエータ。 - 【請求項6】 磁気回路の磁気ギャップ中に設けた磁性
流体は、磁気抵抗を減少させるとともに、流体シールと
しても兼用させていることを特徴とする請求項1記載の
2軸アクチュエータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36025091A JPH05181078A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 2軸アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36025091A JPH05181078A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 2軸アクチュエータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05181078A true JPH05181078A (ja) | 1993-07-23 |
Family
ID=18468572
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36025091A Pending JPH05181078A (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 2軸アクチュエータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05181078A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2020004514A1 (ja) * | 2018-06-26 | 2021-06-10 | ミツミ電機株式会社 | 回転往復駆動アクチュエータ |
| WO2023187872A1 (ja) * | 2022-03-28 | 2023-10-05 | Tdk株式会社 | プロジェクターモジュール及びそれを備えた網膜投影表示装置 |
| US12046976B2 (en) | 2019-12-13 | 2024-07-23 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Rotary reciprocating drive actuator with movable body and drive unit and wall with position sensor |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP36025091A patent/JPH05181078A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2020004514A1 (ja) * | 2018-06-26 | 2021-06-10 | ミツミ電機株式会社 | 回転往復駆動アクチュエータ |
| US11909291B2 (en) | 2018-06-26 | 2024-02-20 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Rotary reciprocating drive actuator with movable element and magnets and rotating mirror |
| US12095332B2 (en) | 2018-06-26 | 2024-09-17 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Rotary reciprocating drive actuator |
| US12046976B2 (en) | 2019-12-13 | 2024-07-23 | Mitsumi Electric Co., Ltd. | Rotary reciprocating drive actuator with movable body and drive unit and wall with position sensor |
| WO2023187872A1 (ja) * | 2022-03-28 | 2023-10-05 | Tdk株式会社 | プロジェクターモジュール及びそれを備えた網膜投影表示装置 |
| JPWO2023187872A1 (ja) * | 2022-03-28 | 2023-10-05 |
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