JPH05185245A - 低電気抵抗性金属部材の抵抗溶接方法 - Google Patents
低電気抵抗性金属部材の抵抗溶接方法Info
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- JPH05185245A JPH05185245A JP3345414A JP34541491A JPH05185245A JP H05185245 A JPH05185245 A JP H05185245A JP 3345414 A JP3345414 A JP 3345414A JP 34541491 A JP34541491 A JP 34541491A JP H05185245 A JPH05185245 A JP H05185245A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 2枚のAl合金製圧延板をスポット溶接する
に当り、溶接電流を低くすると共に溶接強度を高める。 【構成】 2枚のAl合金製圧延板1,2の被溶接部
3,4間に非晶質Al合金製リボン51 よりなる発熱部
材を介在させ、次いで両板1,2を一対の電極チップ
6,7を用いてスポット溶接する。リボン51 は圧延板
1,2に比べて電気抵抗が非常に高いので、小電流によ
っても急速に発熱し、その発生熱により両被溶接部3,
4を急速に昇温してそれらの電気抵抗を高めることがで
きる。
に当り、溶接電流を低くすると共に溶接強度を高める。 【構成】 2枚のAl合金製圧延板1,2の被溶接部
3,4間に非晶質Al合金製リボン51 よりなる発熱部
材を介在させ、次いで両板1,2を一対の電極チップ
6,7を用いてスポット溶接する。リボン51 は圧延板
1,2に比べて電気抵抗が非常に高いので、小電流によ
っても急速に発熱し、その発生熱により両被溶接部3,
4を急速に昇温してそれらの電気抵抗を高めることがで
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は低電気抵抗性金属部材の
抵抗溶接方法、特に、同材種の低電気抵抗性金属部材を
抵抗溶接する方法の改良に関する。
抵抗溶接方法、特に、同材種の低電気抵抗性金属部材を
抵抗溶接する方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】低電気抵抗性金属部材であるAl合金製
圧延板は電気抵抗が低いだけでなく熱電導性も高いた
め、それら圧延板相互間をスポット溶接する場合には、
被溶接部を昇温するために大電流を必要とし、また電極
チップと圧延板とが溶着し易い、といった不具合を生じ
る。
圧延板は電気抵抗が低いだけでなく熱電導性も高いた
め、それら圧延板相互間をスポット溶接する場合には、
被溶接部を昇温するために大電流を必要とし、また電極
チップと圧延板とが溶着し易い、といった不具合を生じ
る。
【0003】そこで、従来は、圧延板の被溶接部相互間
に圧延板よりも高い電気抵抗を持つ金属製発熱部材を介
在させている。この場合、発熱部材としては、圧延板と
同材種または異材種の金属材料より構成されたものが用
いられる。
に圧延板よりも高い電気抵抗を持つ金属製発熱部材を介
在させている。この場合、発熱部材としては、圧延板と
同材種または異材種の金属材料より構成されたものが用
いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同材種
の発熱部材は、その電気抵抗が圧延板のそれの2倍程
度、と低いため前記不具合の根本的解決手段とはならな
い。一方、異材種の発熱部材によれば、前記不具合を略
解決することができるものの、ナゲットの組成と圧延板
のそれとが大幅に異なるため十分な溶接強度を得ること
ができず、信頼性が極めて低い、という問題がある。
の発熱部材は、その電気抵抗が圧延板のそれの2倍程
度、と低いため前記不具合の根本的解決手段とはならな
い。一方、異材種の発熱部材によれば、前記不具合を略
解決することができるものの、ナゲットの組成と圧延板
のそれとが大幅に異なるため十分な溶接強度を得ること
ができず、信頼性が極めて低い、という問題がある。
【0005】本発明は前記に鑑み、発熱部材の材質を特
定することによって、各種問題を解決することができる
ようにした前記抵抗溶接方法を提供することを目的とす
る。
定することによって、各種問題を解決することができる
ようにした前記抵抗溶接方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、同材種の低電
気抵抗性金属部材を抵抗溶接するに当り、前記金属部材
と同材種の非晶質金属材料よりなり、且つ前記金属部材
よりも高い電気抵抗を持つ発熱部材を前記金属部材の被
溶接部相互間に介在させることを特徴とする。
気抵抗性金属部材を抵抗溶接するに当り、前記金属部材
と同材種の非晶質金属材料よりなり、且つ前記金属部材
よりも高い電気抵抗を持つ発熱部材を前記金属部材の被
溶接部相互間に介在させることを特徴とする。
【0007】
〔実施例1〕同材種の低電気抵抗性金属部材として、A
l−Mg系合金よりなる2枚の圧延板(A5182材)
を選定した。この圧延板は、厚さ2.0mm、比抵抗(室
温)5.2μΩcmであり、両面共に平滑である。
l−Mg系合金よりなる2枚の圧延板(A5182材)
を選定した。この圧延板は、厚さ2.0mm、比抵抗(室
温)5.2μΩcmであり、両面共に平滑である。
【0008】この圧延板は、通電加熱下において、その
温度が約300℃に達すると、高電気抵抗化に伴い急速
に昇温して溶融する、といった特性を有する。圧延板の
固相線は570℃にある。
温度が約300℃に達すると、高電気抵抗化に伴い急速
に昇温して溶融する、といった特性を有する。圧延板の
固相線は570℃にある。
【0009】また圧延板と同材種の非晶質金属材料より
なり、且つ圧延板よりも高い電気抵抗を持つ発熱部材と
して、Al85Ni5 Y8 Co2 (数値は原子%)といっ
た組成を有する非晶質Al合金製リボンを選定した。こ
のリボンは、厚さ約20μm、幅27mm、比抵抗(室
温)は104.1μΩcmであり、両面共に平滑である。
なり、且つ圧延板よりも高い電気抵抗を持つ発熱部材と
して、Al85Ni5 Y8 Co2 (数値は原子%)といっ
た組成を有する非晶質Al合金製リボンを選定した。こ
のリボンは、厚さ約20μm、幅27mm、比抵抗(室
温)は104.1μΩcmであり、両面共に平滑である。
【0010】このリボンは単ロール法により製造された
もので、その製造条件は、Cuロールの直径 250m
m、Cuロールの回転数 4000rpm 、石英管ノズル
の噴出口寸法 縦0.3mm、横30mm(スリット形)、
石英管ノズルおよびCuロール間のギャップ 0.3m
m、雰囲気ガス Ar、気圧 −40cmHgである。
もので、その製造条件は、Cuロールの直径 250m
m、Cuロールの回転数 4000rpm 、石英管ノズル
の噴出口寸法 縦0.3mm、横30mm(スリット形)、
石英管ノズルおよびCuロール間のギャップ 0.3m
m、雰囲気ガス Ar、気圧 −40cmHgである。
【0011】この非晶質Al合金のガラス化温度Tgは
273℃、結晶化温度Txは295℃である(Tx>T
g)。したがってこの非晶質Al合金の結晶化温度Tx
は圧延板の固相線以下の温度である。
273℃、結晶化温度Txは295℃である(Tx>T
g)。したがってこの非晶質Al合金の結晶化温度Tx
は圧延板の固相線以下の温度である。
【0012】図1は、前記非晶質Al合金における電気
抵抗の温度特性を示す。
抵抗の温度特性を示す。
【0013】図1から明らかなように、この非晶質Al
合金の比抵抗は、その温度がガラス化温度Tgを超える
と、ガラス遷移現象の発生に伴い急激に20〜30%高
くなり、そして結晶化温度Txを超えると、その結晶化
が進むにつれて急激に低下する、という特性を有する。
また前記ガラス化現象により非晶質Al合金は過冷却液
体状態となるため容易に変形する。
合金の比抵抗は、その温度がガラス化温度Tgを超える
と、ガラス遷移現象の発生に伴い急激に20〜30%高
くなり、そして結晶化温度Txを超えると、その結晶化
が進むにつれて急激に低下する、という特性を有する。
また前記ガラス化現象により非晶質Al合金は過冷却液
体状態となるため容易に変形する。
【0014】溶接作業に当っては、図2に示すように、
2枚の圧延板1,2の被溶接部3,4間にリボン51 を
介在させて両板1,2を重合せる。次いで外径19mm、
先端面の半径(R)150mmの一対の電極チップ6,7
により被溶接部3,4を加圧力800kgfで加圧し、同
時に両電極チップ6,7間に通電することによってスポ
ット溶接(抵抗溶接)を行い、図3に示すように両被溶
接部3,4間を接合する。
2枚の圧延板1,2の被溶接部3,4間にリボン51 を
介在させて両板1,2を重合せる。次いで外径19mm、
先端面の半径(R)150mmの一対の電極チップ6,7
により被溶接部3,4を加圧力800kgfで加圧し、同
時に両電極チップ6,7間に通電することによってスポ
ット溶接(抵抗溶接)を行い、図3に示すように両被溶
接部3,4間を接合する。
【0015】このスポット溶接に際し、直流電圧を20
〜30Vに設定して、ナゲット8の直径dと溶接電流と
の関係を求めたところ、図4,線aで示す結果が得られ
た。
〜30Vに設定して、ナゲット8の直径dと溶接電流と
の関係を求めたところ、図4,線aで示す結果が得られ
た。
【0016】図4において、線bは両圧延板1,2の被
溶接部3,4間に発熱部材を介在させなかった比較例1
に該当し、また線cは両圧延板1,2の被溶接部3,4
間に発熱部材として結晶質Al合金製リボンを介在させ
た比較例2に該当する。この結晶質Al合金は、Al−
6重量%Cr−2重量%Zr−3重量%Feといった組
成を有し、比抵抗(室温)は10.2μΩcmである。純
Alの比抵抗(室温)は2.74μΩcmであるから、こ
の結晶質Al合金は比較的高い電気抵抗を有するといえ
る。
溶接部3,4間に発熱部材を介在させなかった比較例1
に該当し、また線cは両圧延板1,2の被溶接部3,4
間に発熱部材として結晶質Al合金製リボンを介在させ
た比較例2に該当する。この結晶質Al合金は、Al−
6重量%Cr−2重量%Zr−3重量%Feといった組
成を有し、比抵抗(室温)は10.2μΩcmである。純
Alの比抵抗(室温)は2.74μΩcmであるから、こ
の結晶質Al合金は比較的高い電気抵抗を有するといえ
る。
【0017】また図4、線eは溶接強度保証限界を示
す。溶接強度は、一般に、被溶接板の厚さをtとしたと
き、ナゲット8の直径dがd≧4×t1/2 であれば問題
無し、とされており、この実施例では引張り剪断テスト
の結果よりナゲット8の直径d=5.5mmを溶接強度保
証下限値とした。
す。溶接強度は、一般に、被溶接板の厚さをtとしたと
き、ナゲット8の直径dがd≧4×t1/2 であれば問題
無し、とされており、この実施例では引張り剪断テスト
の結果よりナゲット8の直径d=5.5mmを溶接強度保
証下限値とした。
【0018】図4から明らかなように、線aで示す本発
明の場合は、溶接強度保証限界(線e)を超えるための
最低溶接電流は約19.4kAであるが、線bで示す比
較例1のそれは約37kA、また線cで示す比較例2の
それは約33kAである。
明の場合は、溶接強度保証限界(線e)を超えるための
最低溶接電流は約19.4kAであるが、線bで示す比
較例1のそれは約37kA、また線cで示す比較例2の
それは約33kAである。
【0019】本発明において、前記のように最低溶接電
流が低くても十分な溶接強度が得られる理由は次の通り
である。
流が低くても十分な溶接強度が得られる理由は次の通り
である。
【0020】即ち、リボン51 は高電気抵抗を有するの
で、小電流によっても十分に、且つ急速に発熱し、その
温度がガラス化温度Tgを超えると、図1に示すように
電気抵抗が急激に一層高くなるので、それに伴い発熱量
も増加する。
で、小電流によっても十分に、且つ急速に発熱し、その
温度がガラス化温度Tgを超えると、図1に示すように
電気抵抗が急激に一層高くなるので、それに伴い発熱量
も増加する。
【0021】この間、リボン51 の発生熱は逐次両被溶
接部3,4に伝播され、そしてリボン51 がガラス化現
象により過冷却液体状態となった後は、被溶接部3,4
に作用する加圧力により容易に変形してそれら被溶接部
3,4に密着するので前記発生熱の伝播効率が高められ
る。
接部3,4に伝播され、そしてリボン51 がガラス化現
象により過冷却液体状態となった後は、被溶接部3,4
に作用する加圧力により容易に変形してそれら被溶接部
3,4に密着するので前記発生熱の伝播効率が高められ
る。
【0022】これにより両被溶接部3,4の温度が急速
に上昇し、リボン51 が結晶化温度Txに達したときに
は両被溶接部3,4の温度も約300℃に上昇する。そ
れ以後はリボン51 の電気抵抗が急激に低下するが、両
被溶接部3,4はその温度上昇に伴う高電気抵抗化によ
り急速に溶融温度に達するのである。
に上昇し、リボン51 が結晶化温度Txに達したときに
は両被溶接部3,4の温度も約300℃に上昇する。そ
れ以後はリボン51 の電気抵抗が急激に低下するが、両
被溶接部3,4はその温度上昇に伴う高電気抵抗化によ
り急速に溶融温度に達するのである。
【0023】前記のように、リボン51 の電気抵抗が急
激に低下すると、両被溶接部3,4間には大電流が流れ
る。これにより両被溶接部3,4の酸化被膜を除去し得
るので、溶接強度を高めると共に両電極チップ6,7の
加圧力を減少させることができる。
激に低下すると、両被溶接部3,4間には大電流が流れ
る。これにより両被溶接部3,4の酸化被膜を除去し得
るので、溶接強度を高めると共に両電極チップ6,7の
加圧力を減少させることができる。
【0024】またリボン51 は溶接過程で溶融してナゲ
ット8の一部を構成する。この場合、リボン51 と両圧
延板1,2は同材種であるから、それらの間に組成上大
きな異なりはなく、したがって溶接強度を損うことはな
い。
ット8の一部を構成する。この場合、リボン51 と両圧
延板1,2は同材種であるから、それらの間に組成上大
きな異なりはなく、したがって溶接強度を損うことはな
い。
【0025】むしろ、リボン51 の結晶化により生じた
金属間化合物は、その殆どが粒径1μm以下で、最大の
ものでも粒径10μm以下であるからナゲット8の強化
材として機能する。またこれら金属間化合物はナゲット
8における拡散速度が小さいので、溶接後の熱処理等の
加熱過程で粗大化することはない。
金属間化合物は、その殆どが粒径1μm以下で、最大の
ものでも粒径10μm以下であるからナゲット8の強化
材として機能する。またこれら金属間化合物はナゲット
8における拡散速度が小さいので、溶接後の熱処理等の
加熱過程で粗大化することはない。
【0026】さらに溶接電流を低下させると、ピックア
ップを回避して電極チップ6,7の延命化を図ることが
でき、また制御装置の簡素化を達成して設備コストを低
減することができる。 〔実施例2〕金属部材としては、前記のものと同一の圧
延板が用いられる。
ップを回避して電極チップ6,7の延命化を図ることが
でき、また制御装置の簡素化を達成して設備コストを低
減することができる。 〔実施例2〕金属部材としては、前記のものと同一の圧
延板が用いられる。
【0027】また発熱部材としては、前記のものと同一
組成、したがってAl85Ni5 Y8 Co2 (数値は原子
%)といった組成を有する非晶質Al合金粉末の集合体
が用いられる。
組成、したがってAl85Ni5 Y8 Co2 (数値は原子
%)といった組成を有する非晶質Al合金粉末の集合体
が用いられる。
【0028】この粉末は、Heガス圧80kgf/cm2 の
条件下でアトマイズ法により製造されたもので、その電
気抵抗の温度特性はリボン51 と同じである(図1参
照)。
条件下でアトマイズ法により製造されたもので、その電
気抵抗の温度特性はリボン51 と同じである(図1参
照)。
【0029】発熱部材の形成に当っては、前記粉末にn
−ヘキサンを配合してスラリを調製し、そのスラリを、
図5に示すように一方の圧延板2の被溶接部3表面に塗
布して粉末9の集合体10を得る。
−ヘキサンを配合してスラリを調製し、そのスラリを、
図5に示すように一方の圧延板2の被溶接部3表面に塗
布して粉末9の集合体10を得る。
【0030】溶接作業に当っては、図6に示すように2
枚の圧延板1,2の被溶接部3,4間に集合体10を介
在させて両板1,2を重合せ、次いで前記と同一条件下
でスポット溶接を行う。
枚の圧延板1,2の被溶接部3,4間に集合体10を介
在させて両板1,2を重合せ、次いで前記と同一条件下
でスポット溶接を行う。
【0031】その際、前記同様に直流電圧を20〜30
Vに設定して、ナゲット8の直径dと溶接電流との関係
を求めたところ、図7、線fで示す結果が得られた。
Vに設定して、ナゲット8の直径dと溶接電流との関係
を求めたところ、図7、線fで示す結果が得られた。
【0032】図7、線fから明らかなように、前記溶接
方法によれば、溶接強度保証限界(線e)を超えるため
の最低溶接電流は約16.5kAであり、この値は前記
実施例、図4、線aの場合よりもさらに低くなってい
る。
方法によれば、溶接強度保証限界(線e)を超えるため
の最低溶接電流は約16.5kAであり、この値は前記
実施例、図4、線aの場合よりもさらに低くなってい
る。
【0033】これは、集合体10が粉末9より形成され
ていることに起因して、集合体9内部の接触抵抗が高く
なると共に集合体9と両被溶接部3,4との部分的接触
によりそれらの間の接触抵抗が高くなるので、両被溶接
部3,4の局部的溶融が前記実施例の場合よりも速めら
れるからである。なお、各粉末9が過冷却液体状態とな
った後は、それら粉末9は両電極チップ6,7の加圧力
により、容易に変形して一体化されると共に両被溶接部
3,4に密着する。
ていることに起因して、集合体9内部の接触抵抗が高く
なると共に集合体9と両被溶接部3,4との部分的接触
によりそれらの間の接触抵抗が高くなるので、両被溶接
部3,4の局部的溶融が前記実施例の場合よりも速めら
れるからである。なお、各粉末9が過冷却液体状態とな
った後は、それら粉末9は両電極チップ6,7の加圧力
により、容易に変形して一体化されると共に両被溶接部
3,4に密着する。
【0034】図8は、前記部分的接触を得るための他の
例を示す。この例においては、リボン52 の一面に多数
の凸条11が形成されている。このリボン52 は、前記
のものと同一組成(Al85Ni5 Y8 Co2 、数値は原
子%)を有する非晶質Al合金よりなる。
例を示す。この例においては、リボン52 の一面に多数
の凸条11が形成されている。このリボン52 は、前記
のものと同一組成(Al85Ni5 Y8 Co2 、数値は原
子%)を有する非晶質Al合金よりなる。
【0035】このようなリボン52 は、前記単ロール法
において、石英管ノズルおよびCuロール間のギャップ
を1.0mmに、また気圧を760mmHg(1気圧)にそ
れぞれ変更し、他の条件を前記と同一に設定することに
よって製造される。リボン5 2 の凸条11は、Cuロー
ルとの接触面に形成される。
において、石英管ノズルおよびCuロール間のギャップ
を1.0mmに、また気圧を760mmHg(1気圧)にそ
れぞれ変更し、他の条件を前記と同一に設定することに
よって製造される。リボン5 2 の凸条11は、Cuロー
ルとの接触面に形成される。
【0036】図7、線gは、凸条11を有するリボン5
2 を用い、前記と同一条件下でスポット溶接を行った場
合のナゲット8の直径dと溶接電流との関係を示す。
2 を用い、前記と同一条件下でスポット溶接を行った場
合のナゲット8の直径dと溶接電流との関係を示す。
【0037】図7、線gから明らかなように、この場合
にも、溶接強度保証限界(線e)を超えるための最低溶
接電流を約17.7kA、といったように低くすること
ができる。
にも、溶接強度保証限界(線e)を超えるための最低溶
接電流を約17.7kA、といったように低くすること
ができる。
【0038】発熱部材用非晶質金属材料としては、前記
例の外に、組成Al90Fe5 Ce5 (数値は原子%)、
比抵抗91.2μΩcm、結晶化温度Tx 287℃、と
いった非晶質Al合金、組成Al90Nd10(数値は原子
%)、比抵抗83.0μΩcm、結晶化温度Tx 230
℃、といった非晶質Al合金等を用いることができる。
また本発明はシーム溶接等にも適用される。
例の外に、組成Al90Fe5 Ce5 (数値は原子%)、
比抵抗91.2μΩcm、結晶化温度Tx 287℃、と
いった非晶質Al合金、組成Al90Nd10(数値は原子
%)、比抵抗83.0μΩcm、結晶化温度Tx 230
℃、といった非晶質Al合金等を用いることができる。
また本発明はシーム溶接等にも適用される。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、同材種の低電気抵抗性
金属部材を抵抗溶接するに当り、前記のように特定され
た発熱部材を用いることによって、溶接電流を低くする
と共に溶接強度を高めることができ、また低溶接電流化
に伴い電極チップの延命化および設備コストの低減化を
図ることができる。
金属部材を抵抗溶接するに当り、前記のように特定され
た発熱部材を用いることによって、溶接電流を低くする
と共に溶接強度を高めることができ、また低溶接電流化
に伴い電極チップの延命化および設備コストの低減化を
図ることができる。
【図1】非晶質Al合金の加熱温度と比抵抗との関係を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図2】スポット溶接作業開始時の説明図である。
【図3】スポット溶接作業終了時の説明図である。
【図4】溶接電流とナゲットの直径との関係を示すグラ
フである。
フである。
【図5】圧延板に発熱部材を形成した状態を示す断面図
である。
である。
【図6】2枚の圧延板間に発熱部材を介在させた状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図7】溶接電流とナゲットの直径との関係を示すグラ
フである。
フである。
【図8】2枚の圧延板間に発熱部材を介在させた状態を
示す要部拡大断面図である。
示す要部拡大断面図である。
1,2 Al−Mg系合金製圧延板(金属部材) 3,4 被溶接部 51 ,52 非晶質Al合金製リボン(発熱部材) 9 非晶質Al合金粉末 10 集合体(発熱部材)
Claims (3)
- 【請求項1】 同材種の低電気抵抗性金属部材(1,
2)を抵抗溶接するに当り、前記金属部材(1,2)と
同材種の非晶質金属材料よりなり、且つ前記金属部材
(1,2)よりも高い電気抵抗を持つ発熱部材(51 ,
52 ,10)を前記金属部材(1,2)の被溶接部
(3,4)相互間に介在させることを特徴とする低電気
抵抗性金属部材の抵抗溶接方法。 - 【請求項2】 前記被溶接部(3,4)の少なくとも一
方と前記発熱部材(52 ,10)とを部分的に接触させ
る、請求項1記載の低電気抵抗性金属部材の抵抗溶接方
法。 - 【請求項3】 前記発熱部材(51 ,52 ,10)は、
前記金属部材(1,2)の固相線以下の温度で電気抵抗
が急激に低下する、という特性を持つ、請求項1または
2記載の低電気抵抗性金属部材の抵抗溶接方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3345414A JPH05185245A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 低電気抵抗性金属部材の抵抗溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3345414A JPH05185245A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 低電気抵抗性金属部材の抵抗溶接方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05185245A true JPH05185245A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=18376441
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3345414A Pending JPH05185245A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 低電気抵抗性金属部材の抵抗溶接方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05185245A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5565117A (en) * | 1993-12-27 | 1996-10-15 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Method of resistance-welding workpieces of metal and resistance-welded weldment of metal |
| US5599467A (en) * | 1993-11-19 | 1997-02-04 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Aluminum weldment and method of welding aluminum workpieces |
| US5961853A (en) * | 1993-11-26 | 1999-10-05 | Ford Global Technologies, Inc. | Weld/brazing of light metal alloys |
| WO2003095136A1 (en) * | 2002-05-08 | 2003-11-20 | Corus Technology Bv | Method of welding aluminium alloy strip products |
| CN104139234A (zh) * | 2014-08-04 | 2014-11-12 | 东莞台一盈拓科技股份有限公司 | 一种非晶合金的电阻焊接方法 |
| WO2015180263A1 (zh) * | 2014-05-25 | 2015-12-03 | 广州微点焊设备有限公司 | 包裹焊微连接的结构及钴基非晶丝的包裹焊微连接方法 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP3345414A patent/JPH05185245A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5599467A (en) * | 1993-11-19 | 1997-02-04 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Aluminum weldment and method of welding aluminum workpieces |
| US5961853A (en) * | 1993-11-26 | 1999-10-05 | Ford Global Technologies, Inc. | Weld/brazing of light metal alloys |
| US5565117A (en) * | 1993-12-27 | 1996-10-15 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Method of resistance-welding workpieces of metal and resistance-welded weldment of metal |
| WO2003095136A1 (en) * | 2002-05-08 | 2003-11-20 | Corus Technology Bv | Method of welding aluminium alloy strip products |
| WO2015180263A1 (zh) * | 2014-05-25 | 2015-12-03 | 广州微点焊设备有限公司 | 包裹焊微连接的结构及钴基非晶丝的包裹焊微连接方法 |
| CN104139234A (zh) * | 2014-08-04 | 2014-11-12 | 东莞台一盈拓科技股份有限公司 | 一种非晶合金的电阻焊接方法 |
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