JPH05185253A - 異種金属管の摩擦圧接方法 - Google Patents
異種金属管の摩擦圧接方法Info
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- JPH05185253A JPH05185253A JP32251991A JP32251991A JPH05185253A JP H05185253 A JPH05185253 A JP H05185253A JP 32251991 A JP32251991 A JP 32251991A JP 32251991 A JP32251991 A JP 32251991A JP H05185253 A JPH05185253 A JP H05185253A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 アルミニウム管と鋼管とを摩擦圧接によって
接合することができる方法を提供する。 【構成】 アルミニウム管1と鋼管2とを摩擦圧接によ
って接合するに際し、母材としてのアルミニウムと強化
材としてのステンレススチール繊維とからなる繊維強化
金属製であって且つ接合すべき面に相手材と同種材料が
含まれてなるリング状のインサート材3を介して摩擦圧
接によって接合する。 【効果】 簡単且つ強固にアルミニウム管と鋼管とを摩
擦圧接によって接合することができる。又、一般に異な
る種類の金属管同士の摩擦圧接において適用可能であ
り、広い応用範囲を有する。
接合することができる方法を提供する。 【構成】 アルミニウム管1と鋼管2とを摩擦圧接によ
って接合するに際し、母材としてのアルミニウムと強化
材としてのステンレススチール繊維とからなる繊維強化
金属製であって且つ接合すべき面に相手材と同種材料が
含まれてなるリング状のインサート材3を介して摩擦圧
接によって接合する。 【効果】 簡単且つ強固にアルミニウム管と鋼管とを摩
擦圧接によって接合することができる。又、一般に異な
る種類の金属管同士の摩擦圧接において適用可能であ
り、広い応用範囲を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は異種金属管の摩擦圧接方
法、更に詳しくはアルミニウム管と鋼管とをインサート
材を介して摩擦圧接によって接合する方法に関するもの
である。
法、更に詳しくはアルミニウム管と鋼管とをインサート
材を介して摩擦圧接によって接合する方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム材例えばアルミニウム管と
鋼材例えば鋼管とを接合する場合には、アルミニウムと
鋼とを容易に強固に合金化接合することができないため
種々の方法が提案されている。アルミニウム管又は鋼管
のうちの何れか一方に他方を圧入することによる機械的
な嵌着を利用する接合方法もあり、例えば特開昭63−
104790号公報には、アルミニウム管と鋼管とを接
合するに際し、アルミニウム管の内径を鋼管の外径より
も小さくし、アルミニウム管を固定して先端をテーパ状
とした鋼管を回転させて接合面を接触させ圧力を加えて
挿入しアルミニウム管の内壁を一部軟化させ、鋼管の回
転停止後更に圧力を加えて接合する方法が開示されてい
る。
鋼材例えば鋼管とを接合する場合には、アルミニウムと
鋼とを容易に強固に合金化接合することができないため
種々の方法が提案されている。アルミニウム管又は鋼管
のうちの何れか一方に他方を圧入することによる機械的
な嵌着を利用する接合方法もあり、例えば特開昭63−
104790号公報には、アルミニウム管と鋼管とを接
合するに際し、アルミニウム管の内径を鋼管の外径より
も小さくし、アルミニウム管を固定して先端をテーパ状
とした鋼管を回転させて接合面を接触させ圧力を加えて
挿入しアルミニウム管の内壁を一部軟化させ、鋼管の回
転停止後更に圧力を加えて接合する方法が開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開昭63
−104790号公報に開示された方法によるとアルミ
ニウム管の中に鋼管が圧入された構造が形成されるが、
このようにして形成された継手は、それを使用する際に
温度が高くなるとアルミニウムの熱膨張係数が鋼の熱膨
張係数よりも大きいため、接合部分の機械的強度が低下
し易いという問題がある。
−104790号公報に開示された方法によるとアルミ
ニウム管の中に鋼管が圧入された構造が形成されるが、
このようにして形成された継手は、それを使用する際に
温度が高くなるとアルミニウムの熱膨張係数が鋼の熱膨
張係数よりも大きいため、接合部分の機械的強度が低下
し易いという問題がある。
【0004】本発明は前記従来技術の問題点を解決する
ためのものでありその目的とするところは、応用範囲が
広く、簡単且つ強固にアルミニウム管と鋼管とを摩擦圧
接によって接合することができる方法を提供することに
ある。
ためのものでありその目的とするところは、応用範囲が
広く、簡単且つ強固にアルミニウム管と鋼管とを摩擦圧
接によって接合することができる方法を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の異種金属管の摩
擦圧接方法は、アルミニウム管と鋼管とを摩擦圧接によ
って接合するに際し、母材としてのアルミニウムと強化
材としてのステンレススチール繊維とからなる繊維強化
金属製であって且つ接合すべき面に相手材と同種材料が
含まれてなるリング状のインサート材を介して摩擦圧接
によって接合することを特徴とする。
擦圧接方法は、アルミニウム管と鋼管とを摩擦圧接によ
って接合するに際し、母材としてのアルミニウムと強化
材としてのステンレススチール繊維とからなる繊維強化
金属製であって且つ接合すべき面に相手材と同種材料が
含まれてなるリング状のインサート材を介して摩擦圧接
によって接合することを特徴とする。
【0006】アルミニウム管の大きさ(内径及び外径,
長さ)及び形状(例えば直管,曲管等)は特に限定され
ず、用途に応じて選択する。なお、アルミニウム管とは
通常アルミニウム管と呼ばれているもの例えばアルミニ
ウムを主成分とし他の成分を少量含むものを意味する。
長さ)及び形状(例えば直管,曲管等)は特に限定され
ず、用途に応じて選択する。なお、アルミニウム管とは
通常アルミニウム管と呼ばれているもの例えばアルミニ
ウムを主成分とし他の成分を少量含むものを意味する。
【0007】鋼管もアルミニウム管と同様、その大きさ
及び形状は特に限定されず、用途に応じて選択する。鋼
管とは炭素鋼管の外、例えばニッケル、クロム、マンガ
ン等を含む特殊鋼管も意味する。
及び形状は特に限定されず、用途に応じて選択する。鋼
管とは炭素鋼管の外、例えばニッケル、クロム、マンガ
ン等を含む特殊鋼管も意味する。
【0008】アルミニウム管の大きさと鋼管の大きさ、
並びにアルミニウム管の形状と鋼管の形状は同一とする
方が摩擦圧接し易いが、相互に異なっていてもよい。
並びにアルミニウム管の形状と鋼管の形状は同一とする
方が摩擦圧接し易いが、相互に異なっていてもよい。
【0009】インサート材は母材としてのアルミニウム
と強化材としてのステンレススチール繊維とからなる繊
維強化金属製である。ここでアルミニウムとは、前記ア
ルミニウム管の場合と同様純粋なアルミニウムの外、通
常アルミニウムと呼ばれているもの例えばアルミニウム
を主成分とし他の成分を少量含むものも意味する。
と強化材としてのステンレススチール繊維とからなる繊
維強化金属製である。ここでアルミニウムとは、前記ア
ルミニウム管の場合と同様純粋なアルミニウムの外、通
常アルミニウムと呼ばれているもの例えばアルミニウム
を主成分とし他の成分を少量含むものも意味する。
【0010】ステンレススチール繊維は例えばJIS規
格におけるSUS材からなるものであってよい。この繊
維の平均長さや平均直径は目的とする接合強度が得られ
るように選択する。
格におけるSUS材からなるものであってよい。この繊
維の平均長さや平均直径は目的とする接合強度が得られ
るように選択する。
【0011】インサート材中に占めるステンレススチー
ル繊維の体積率は、大きすぎても小さすぎても接合部材
の接合強度例えば引張強さが低下する。それ故、充分な
接合強度(例えば焼きなまし状態よりも大きな引張強
さ)を得ようとする場合には、インサート材中に占める
ステンレススチール繊維の体積率を30−60%とする
のが好ましい。
ル繊維の体積率は、大きすぎても小さすぎても接合部材
の接合強度例えば引張強さが低下する。それ故、充分な
接合強度(例えば焼きなまし状態よりも大きな引張強
さ)を得ようとする場合には、インサート材中に占める
ステンレススチール繊維の体積率を30−60%とする
のが好ましい。
【0012】インサート材中のステンレススチール繊維
の複合状態は、接合すべき面に相手材と同種材料が含ま
れているように選択する。例えば、インサート材の直径
方向とほぼ直交する方向に配向させるのが好ましい。
又、少なくとも鋼管と接合すべき面にはステンレススチ
ール繊維の一部例えば好ましくは一端部又は一端面を露
出させる。インサート材の製造方法は、繊維強化金属の
製造における慣用の成形方法例えば高圧鋳造法を用いる
ことができる。
の複合状態は、接合すべき面に相手材と同種材料が含ま
れているように選択する。例えば、インサート材の直径
方向とほぼ直交する方向に配向させるのが好ましい。
又、少なくとも鋼管と接合すべき面にはステンレススチ
ール繊維の一部例えば好ましくは一端部又は一端面を露
出させる。インサート材の製造方法は、繊維強化金属の
製造における慣用の成形方法例えば高圧鋳造法を用いる
ことができる。
【0013】リング状のインサート材の大きさ及び形状
は、接合すべきアルミニウム管と鋼管の大きさ及び形状
に応じて適宜選択する。例えば、アルミニウム管と鋼管
とが同一の内径及び外径を有する場合には、リング状の
インサート材の内径及び外径は通常これらと同一とす
る。即ち、リング状のインサート材の両端の内径及び外
径は同一でもよいし、異なっていてもよい。
は、接合すべきアルミニウム管と鋼管の大きさ及び形状
に応じて適宜選択する。例えば、アルミニウム管と鋼管
とが同一の内径及び外径を有する場合には、リング状の
インサート材の内径及び外径は通常これらと同一とす
る。即ち、リング状のインサート材の両端の内径及び外
径は同一でもよいし、異なっていてもよい。
【0014】アルミニウム管と鋼管とをインサート材を
介して摩擦圧接によって接合する手段は、この分野にお
ける慣用手段例えば固定手段及び回転手段を用いること
ができる。又、摩擦圧接するための具体的操作も慣用の
操作であってよい。即ち、摩擦圧接すべき二部材のうち
の何れか一方を例えば固定治具に固定し、他方を例えば
回転軸に固定し回転させながら互いの接合すべき面を圧
接することによって接合部を結合する。以下、この操作
を所望回数繰り返すことにより全体を接合して継手を得
る。
介して摩擦圧接によって接合する手段は、この分野にお
ける慣用手段例えば固定手段及び回転手段を用いること
ができる。又、摩擦圧接するための具体的操作も慣用の
操作であってよい。即ち、摩擦圧接すべき二部材のうち
の何れか一方を例えば固定治具に固定し、他方を例えば
回転軸に固定し回転させながら互いの接合すべき面を圧
接することによって接合部を結合する。以下、この操作
を所望回数繰り返すことにより全体を接合して継手を得
る。
【0015】
【作用】インサート材とアルミニウム管との接合面では
インサート材中のアルミニウムが、又、インサート材と
鋼管との接合面ではインサート材中のステンレススチー
ル繊維が各々摩擦圧接による接合に寄与する。
インサート材中のアルミニウムが、又、インサート材と
鋼管との接合面ではインサート材中のステンレススチー
ル繊維が各々摩擦圧接による接合に寄与する。
【0016】
【実施例】以下の実施例により、本発明を更に詳細に説
明する。
明する。
【0017】図1に示す如く、外径38mm、肉厚4m
m、所定長さのアルミニウム管1(材質:JIS A6
061)及び外径38mm、肉厚4mm、所定長さの鋼
管2(材質:JIS S45C)を、外径38mm、肉
厚4mm、長さ15mmのインサート材3を介在させて
摩擦圧接することによって接合して継手を得た。アルミ
ニウム管1と鋼管2との摩擦圧接は慣用の方法即ちブレ
ーキ式にて行い、この場合の主要な摩擦圧接条件はアル
ミニウム管1側で摩擦圧力P1 =2.5kgf/m
m2 、アプセット圧力P2 =5kgf/mm2 、摩擦寄
りしろμ1 =2mmであり、鋼管2側でP1 =4kgf
/mm2 、P2 =8kgf/mm2 、μ1 =2mmであ
った。
m、所定長さのアルミニウム管1(材質:JIS A6
061)及び外径38mm、肉厚4mm、所定長さの鋼
管2(材質:JIS S45C)を、外径38mm、肉
厚4mm、長さ15mmのインサート材3を介在させて
摩擦圧接することによって接合して継手を得た。アルミ
ニウム管1と鋼管2との摩擦圧接は慣用の方法即ちブレ
ーキ式にて行い、この場合の主要な摩擦圧接条件はアル
ミニウム管1側で摩擦圧力P1 =2.5kgf/m
m2 、アプセット圧力P2 =5kgf/mm2 、摩擦寄
りしろμ1 =2mmであり、鋼管2側でP1 =4kgf
/mm2 、P2 =8kgf/mm2 、μ1 =2mmであ
った。
【0018】図2(a)はインサート材3を長さ方向に
直交する方向から見た図である。又、図2(b)はイン
サート材3を鋼管2と接合すべき面側から見た図であ
り、図中、4はアルミニウムを、5はSUS繊維を示
す。SUS繊維5はインサート材3の長さ方向に配向さ
れているのが判る。
直交する方向から見た図である。又、図2(b)はイン
サート材3を鋼管2と接合すべき面側から見た図であ
り、図中、4はアルミニウムを、5はSUS繊維を示
す。SUS繊維5はインサート材3の長さ方向に配向さ
れているのが判る。
【0019】インサート材3は、母材としての純粋なア
ルミニウム、強化材としてのステンレススチール(SU
S)繊維(材質:JIS SUS304,平均直径10
μm,平均長さ15mm)及び所定の成形型を使用し、
高圧鋳造法を用いて複合化することにより製造した。主
要な製造条件は、SUS繊維の予熱温度200℃、アル
ミニウム溶湯温度750℃、成形型温度350℃、成形
型の加圧力800kgf/cm2 であった。
ルミニウム、強化材としてのステンレススチール(SU
S)繊維(材質:JIS SUS304,平均直径10
μm,平均長さ15mm)及び所定の成形型を使用し、
高圧鋳造法を用いて複合化することにより製造した。主
要な製造条件は、SUS繊維の予熱温度200℃、アル
ミニウム溶湯温度750℃、成形型温度350℃、成形
型の加圧力800kgf/cm2 であった。
【0020】表1に示す如くSUS繊維体積率(インサ
ート材3中のSUS繊維5の体積率)を種々に変化させ
たインサート材3を製造し、このインサート材3を用い
て前記方法によってアルミニウム管1と鋼管2とから継
手を得た。
ート材3中のSUS繊維5の体積率)を種々に変化させ
たインサート材3を製造し、このインサート材3を用い
て前記方法によってアルミニウム管1と鋼管2とから継
手を得た。
【表1】
【0021】引張試験 図3に前記方法で製造した継手の接合部(長さ方向の中
心線に関して半分側)を示す。実施例で得た各継手につ
いて長さ方向に関する引張試験を行ったところ、図3の
部ないし部ないし部の3箇所で破断する場合に別
れた。ここで部はアルミニウム管1とインサート材3
との接合界面を示し、部はインサート材3と鋼管2と
の接合界面を示し、部はアルミニウム管1の部近傍
部を示す。
心線に関して半分側)を示す。実施例で得た各継手につ
いて長さ方向に関する引張試験を行ったところ、図3の
部ないし部ないし部の3箇所で破断する場合に別
れた。ここで部はアルミニウム管1とインサート材3
との接合界面を示し、部はインサート材3と鋼管2と
の接合界面を示し、部はアルミニウム管1の部近傍
部を示す。
【0022】引張試験結果を図4に要約する。図4はS
US繊維体積率(%;横軸)と引張強さσB (kgf/
mm2 ;縦軸)との関係を示す。なお、σB は継手が破
断するまでの最大荷重を管の断面積で割った値である。
US繊維体積率(%;横軸)と引張強さσB (kgf/
mm2 ;縦軸)との関係を示す。なお、σB は継手が破
断するまでの最大荷重を管の断面積で割った値である。
【0023】図4より、SUS繊維体積率40−55%
では破断箇所は図3の部であり、この場合の継手の破
断強さはインサート材3の母材であるアルミニウム4の
σB (31.5kgf/mm2 程度)には及ばないもの
の、図中破線で示す前記アルミニウムの焼きなまし状態
(σB =12.5kgf/mm2 程度)よりは充分に大
きく、破断強さから見て良好な接合が行われたことを示
している。
では破断箇所は図3の部であり、この場合の継手の破
断強さはインサート材3の母材であるアルミニウム4の
σB (31.5kgf/mm2 程度)には及ばないもの
の、図中破線で示す前記アルミニウムの焼きなまし状態
(σB =12.5kgf/mm2 程度)よりは充分に大
きく、破断強さから見て良好な接合が行われたことを示
している。
【0024】即ち前記の場合には、図3の部では図5
(SUS繊維体積率40%の状態)に示す如くインサー
ト材3の母材であるアルミニウム4とアルミニウム管1
とが混合され接合界面6で充分強固に接合している。な
お、インサート材3もアルミニウム管1も接合界面6近
傍では摩擦圧接時に遠心力を受ける方向に素材流れが形
成されている。又、図3の部では、インサート材3の
強化繊維であるSUS繊維5と鋼管2とが同様に充分強
固に接合している。
(SUS繊維体積率40%の状態)に示す如くインサー
ト材3の母材であるアルミニウム4とアルミニウム管1
とが混合され接合界面6で充分強固に接合している。な
お、インサート材3もアルミニウム管1も接合界面6近
傍では摩擦圧接時に遠心力を受ける方向に素材流れが形
成されている。又、図3の部では、インサート材3の
強化繊維であるSUS繊維5と鋼管2とが同様に充分強
固に接合している。
【0025】又図4より、SUS繊維体積率35%以下
では破断箇所は図3の部であった。この場合はインサ
ート材3中のアルミニウム4の含有率が増加し、部に
おいてFeAl3 ,Fe2 Al5 ,FeAl等の脆い金
属間化合物が多く生成したためと考えられる。
では破断箇所は図3の部であった。この場合はインサ
ート材3中のアルミニウム4の含有率が増加し、部に
おいてFeAl3 ,Fe2 Al5 ,FeAl等の脆い金
属間化合物が多く生成したためと考えられる。
【0026】更に、SUS繊維体積率60%以上では破
断箇所は図3の部であった。この場合はインサート材
3中のSUS繊維5の含有率が増加したことにより、図
6(SUS繊維体積率70%の状態)に示す如く接合界
面7において鉄とアルミニウムとの前記のように脆い金
属間化合物が多く生成したためと考えられる。
断箇所は図3の部であった。この場合はインサート材
3中のSUS繊維5の含有率が増加したことにより、図
6(SUS繊維体積率70%の状態)に示す如く接合界
面7において鉄とアルミニウムとの前記のように脆い金
属間化合物が多く生成したためと考えられる。
【0027】こうして、図4から明らかな如くSUS繊
維体積率25%以下ないし65%以上では継手の長手方
向の引張強度はアルミニウム(材質:A6061)の焼
きなまし状態よりも低くなるので、これよりも大きな継
手の長手方向の引張強度を望む場合には、図4中斜線で
示すようにインサート材3中のSUS繊維5の繊維体積
率を30−60%とするのが好ましい。
維体積率25%以下ないし65%以上では継手の長手方
向の引張強度はアルミニウム(材質:A6061)の焼
きなまし状態よりも低くなるので、これよりも大きな継
手の長手方向の引張強度を望む場合には、図4中斜線で
示すようにインサート材3中のSUS繊維5の繊維体積
率を30−60%とするのが好ましい。
【0028】
【発明の効果】本発明の異種金属管の摩擦圧接方法は、
アルミニウム管と鋼管とを摩擦圧接によって接合するに
際し、母材としてのアルミニウムと強化材としてのステ
ンレススチール繊維とからなる繊維強化金属製であって
且つ接合すべき面に相手材と同種材料が含まれてなるリ
ング状のインサート材を介して摩擦圧接によって接合す
るため、インサート材とアルミニウム管との接合面では
インサート材中のアルミニウムが、又、インサート材と
鋼管との接合面ではインサート材中のステンレススチー
ル繊維が各々摩擦圧接による接合に寄与し、簡単且つ強
固にアルミニウム管と鋼管とを摩擦圧接によって接合す
ることができる。
アルミニウム管と鋼管とを摩擦圧接によって接合するに
際し、母材としてのアルミニウムと強化材としてのステ
ンレススチール繊維とからなる繊維強化金属製であって
且つ接合すべき面に相手材と同種材料が含まれてなるリ
ング状のインサート材を介して摩擦圧接によって接合す
るため、インサート材とアルミニウム管との接合面では
インサート材中のアルミニウムが、又、インサート材と
鋼管との接合面ではインサート材中のステンレススチー
ル繊維が各々摩擦圧接による接合に寄与し、簡単且つ強
固にアルミニウム管と鋼管とを摩擦圧接によって接合す
ることができる。
【0029】又、インサート材中のステンレススチール
繊維は摩擦圧接時にアルミニウム母材からわずかに突出
し、接合すべき相手材の面をワイヤーブラシで削るよう
に清浄にするので、接合に好ましい新生面が摩擦圧接時
に容易に得られる。
繊維は摩擦圧接時にアルミニウム母材からわずかに突出
し、接合すべき相手材の面をワイヤーブラシで削るよう
に清浄にするので、接合に好ましい新生面が摩擦圧接時
に容易に得られる。
【0030】更に、本発明の方法はインサート材を構成
する母材及び強化材を種々に選択することにより、例え
ば母材としてアルミニウムを用い強化材として銅繊維や
チタン繊維を用いた場合にはアルミニウム管と銅管又は
チタン管との摩擦圧接に対しても適用し得る可能性を有
するなど一般に異なる種類の金属管同士の摩擦圧接にお
いて適用し得る可能性があり、広い応用範囲を有する。
する母材及び強化材を種々に選択することにより、例え
ば母材としてアルミニウムを用い強化材として銅繊維や
チタン繊維を用いた場合にはアルミニウム管と銅管又は
チタン管との摩擦圧接に対しても適用し得る可能性を有
するなど一般に異なる種類の金属管同士の摩擦圧接にお
いて適用し得る可能性があり、広い応用範囲を有する。
【図1】本発明の異種金属管の摩擦圧接方法の一実施例
の説明図である。
の説明図である。
【図2】本発明の方法で用いるインサート材の説明図で
ある。
ある。
【図3】本発明の方法を用いて接合した継手の接合部の
一部を示す断面図である。
一部を示す断面図である。
【図4】本発明の方法を用いて接合した継手について、
インサート材中のSUS繊維体積率と引張強さとの関係
を示す図である。
インサート材中のSUS繊維体積率と引張強さとの関係
を示す図である。
【図5】本発明の方法を用いて接合した継手について、
インサート材中のSUS繊維体積率40%の場合のアル
ミニウム管とインサート材との接合界面の状態を示す説
明図である。
インサート材中のSUS繊維体積率40%の場合のアル
ミニウム管とインサート材との接合界面の状態を示す説
明図である。
【図6】本発明の方法を用いて接合した継手について、
インサート材中のSUS繊維体積率70%の場合のアル
ミニウム管とインサート材との接合界面の状態を示す説
明図である。
インサート材中のSUS繊維体積率70%の場合のアル
ミニウム管とインサート材との接合界面の状態を示す説
明図である。
1 アルミニウム管 2 鋼管 3 インサート材 4 アルミニウム 5 SUS繊維 6,7 接合界面 部 アルミニウム管とインサート材との接合界面 部 インサート材と鋼管との接合界面 部 アルミニウム管の部近傍部
Claims (1)
- 【請求項1】 アルミニウム管と鋼管とを摩擦圧接によ
って接合するに際し、母材としてのアルミニウムと強化
材としてのステンレススチール繊維とからなる繊維強化
金属製であって且つ接合すべき面に相手材と同種材料が
含まれてなるリング状のインサート材を介して摩擦圧接
によって接合することを特徴とする異種金属管の摩擦圧
接方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32251991A JPH05185253A (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 異種金属管の摩擦圧接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32251991A JPH05185253A (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 異種金属管の摩擦圧接方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05185253A true JPH05185253A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=18144566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32251991A Pending JPH05185253A (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 異種金属管の摩擦圧接方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05185253A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109590575A (zh) * | 2018-11-15 | 2019-04-09 | 燕卓君 | 铜铝管线焊接执行器及方法 |
| CN118218910A (zh) * | 2024-03-22 | 2024-06-21 | 太原理工大学 | 一种界面镀层与波纹热压联合制备钢-铝管接头的方法 |
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1991
- 1991-11-11 JP JP32251991A patent/JPH05185253A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109590575A (zh) * | 2018-11-15 | 2019-04-09 | 燕卓君 | 铜铝管线焊接执行器及方法 |
| CN118218910A (zh) * | 2024-03-22 | 2024-06-21 | 太原理工大学 | 一种界面镀层与波纹热压联合制备钢-铝管接头的方法 |
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