JPH0518758B2 - - Google Patents

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JPH0518758B2
JPH0518758B2 JP63098418A JP9841888A JPH0518758B2 JP H0518758 B2 JPH0518758 B2 JP H0518758B2 JP 63098418 A JP63098418 A JP 63098418A JP 9841888 A JP9841888 A JP 9841888A JP H0518758 B2 JPH0518758 B2 JP H0518758B2
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Japan
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frame
seat
pipes
pipe
stern
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Edowaado Shinpuson Dagurasu
Reimondo Zetsukeru Rarii
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は組立式カヤツクのシート装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来、組立式カヤツクとして、組立式のフレー
ムと可撓性のある船殻とを備え、前記フレームを
船殻内で組み立てて、船殻を緊張させることによ
り使用状態とし、またフレームを分解して船殻か
ら外し、これらを適宜折り畳んで袋に収納し可搬
式にしたものがある。そして、このような組立式
カヤツクでは、船殻のコツクピツト内にシート装
置が設けられ、このシート装置は、フレームの組
立時にその一部に取り付けるものであつた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、前述した従来の組立式カヤツクのシー
ト装置は、この装置を構成する部品が組立式フレ
ームを構成する部材に組み込まれ、前記フレーム
の構成部材を分解した場合でも、取り外すことが
不能または困難であり、フレームの構成部材に取
り付けたままで袋に収納しており、かさばるため
に収納作業がしにくいという問題点があつた。そ
こで、シート装置の構成部品をフレームと独立さ
せて分解でき、使用時にフレームに取り付けるよ
うにすることが考えられるが、このようにすると
フレームの組立、分解が面倒になるとともに、使
用中にフレームから外れてしまう恐れがあるとい
う問題点が生じる。
この発明は、前述した問題点を解決して、組立
式のフレームの組立、分解とともに容易に組立、
分解ができ、しかもフレームの構成部材と独立さ
せて分解し、この分解状態で袋に作業性よく収納
することができ、さらに、使用中にフレームから
外れる恐れがない組立式カヤツクのシート装置を
提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この発明による組立式カヤツクのシート装置
は、組立式のフレームの左、右舷側部に前後方向
および左右方向内側に移動を拘束されて着脱可能
に保持される左、右吊持用パイプと、左、右両側
部が上、下に分岐され分岐された上部の側縁部に
前記吊持用パイプが挿通される左、右上部筒を形
成するとともに分岐された下部の側縁部に前記フ
レームの左、右舷側部と船底部との境界部に配置
されて前後方向に延びる着脱式のパイプが着脱可
能に挿通される左、右下部筒が形成されたシート
支承布と、このシート支承布上に支持される腰か
け部と背もたれ部とが一体に設けられ腰かけ部お
よび背もたれ部に前記フレームの一部に着脱可能
に連結されるひもを設けたシートとから構成した
ものである。
〔作用〕 この発明による組立式カヤツクのシート装置
は、左、右吊持用パイプをシート支承布の左、右
上部筒に挿通した状態で、前記吊持用パイプを組
立式フレームの左、右舷側部に保持させ、前後方
向および左右方向内側への移動を拘束させ、その
後、左、右舷側部と船底部の境界部に配置される
パイプをシート支承布の左、右下部筒に挿通させ
て、パイプをフレームに組み付け、あるいは、前
記順序の一部を逆にしてシート支承布の下部筒が
嵌通されているパイプをフレームに組み付け、そ
の後シート支承布の上部筒が嵌挿されている吊持
用パイプをフレームに保持させることで、吊持用
パイプおよびシート支承布をフレームに取り付
け、その後、シートの腰かけ部をシート支承布上
に支持させ、前記腰かけ部およびこの腰かけ部と
一体に設けた背もたれ部を、ひもによつて前記フ
レームに連結させることで、フレームの組立時に
シート装置を容易に短時間で組み立てることがで
き、分解が前述したフレームとともに組立時とほ
ぼ逆の手順で行うことができるので、部品点数が
少ないことと相まつて、組立、分解が簡単であ
る。また、収納時には、吊持用パイプ、シート支
承布およびシートの少数の独立部品を分解して袋
に収納すればよく、場合によつては、吊持用パイ
プにシート支承布を取り付けた状態で収納しても
よく、したがつて収納時の作業性も良好である。
さらに、シート支承布は、上部筒、下部筒を左、
右に有し、合計4個所でフレームに保持されるの
で、使用中にフレームから外れにくい。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例によるシート装置に
つき組立式カヤツクとともに図を参照して説明す
る。
第1図、第2図において、1はフレームであ
り、このフレーム1は組立式の船尾側フレーム
2、船首側フレーム3、突き出し部材4、および
引き寄せ機構5を主要部材として構成した組立式
のものである。
船尾側フレーム2は第1図ないし第5図に示す
ように構成されている。すなわち、剛性の大きい
合成樹脂などからなる板状の基板6の下側末端部
左、右両側面に左、右底部角パイプ7の一端部が
前後2本のピン8によつて左右方向に若干の開閉
可能に連結されている。前記基板6は先端方向に
上向きに湾曲する側面形状に形成されている。基
板6の底部角パイプ7取付部より上方の先端寄り
左、右両側面に左、右下部丸パイプ9の一端部が
ピン10によつて左右方向に所定角度で開閉可能
に連結されている。基板6の丸パイプ9取付部よ
り上方の先端寄り左、右両側面に上、下2本ずつ
の左、右舷側部角パイプ11の一端部がピン12
によつて左右方向に所定角度で開閉可能に連結さ
れている。基板6の舷側部角パイプ11取付部よ
り上方で若干末端寄りの上面左右方向中央に上部
丸パイプ13の一端部がピン14によつて上下方
向に若干回動可能にまた左右方向に回動可能に連
結されている。
前記底部角パイプ7の中間部には2本を一括し
て上下方向に折り曲げ可能な蝶番15を有する折
畳部が形成され、前記舷側部角パイプ11の中間
部には2本ずつ一括して左右方向に折り曲げ可能
な蝶番16を有する折畳部が形成されている。第
2図、第5図、第7図、第10図などに示すよう
に、底部角パイプ7、舷側部角パイプ11の一端
部および他端部近くにはこれらを構成する2本の
角パイプを固定するアングル状の固定金具17と
各々の角パイプに取り付けられた筒体18とを有
するクロスリブ取付部19,21が配設されてお
り、前記蝶番15,16より若干一端部寄りにも
前記と同様なクロスリブ取付部20が配設されて
いる。
下部、上部丸パイプ9,13の他端部にはそれ
ぞれ凹凸嵌合によつて下部、上部接続丸パイプ2
2,23が着脱可能に連結されるように構成され
ている。
船尾側フレーム2には、第1図、第5図ないし
第9図、第11図に示すように、前記クロスリブ
取付部19,20,21に着脱可能に取り付けら
れる小、中、大クロスリブ24,25,26が具
備されている。これらのクルスリブ24,25,
26は、剛性の大きい合成樹脂などによつて中央
部に孔を有するほぼ五角形状に形成され、左、右
下隅部に丸パイプ支持凹部27が形成され、左、
右側面に舷側部角パイプ11の支持部28が形成
され、手回しねじ29が回動可能に挿通されてい
る。さらに、小、中クロスリブ24,25は、頂
部に丸パイプ支持凹部30が形成され、小クロス
リブ24の底部に底部角パイプ7の逃がし凹部3
1が形成され、大クロスリブ26の頂部には丸パ
イプ支持孔32が形成されている。
一方、前記船首側フレーム3は、第1図、第2
図に示すように、前述した船尾側フレーム2とほ
ぼ同様に、基板33、底部、舷側部角パイプ3
4,35、下部、上部丸パイプ36,37および
小、中、大クロスリブ38,39,40を主要部
材として構成されている。
前記突き出し部材4は、第2図、第10図ない
し第12図に示すように、船尾側フレーム2と船
首側フレーム3とを船底部で連結するためのもの
で、前部41と後部42とを有している。前部4
1、後部42は、船尾側、船首側フレーム2,3
の底部角パイプ7,34の対向端部に設けた接続
凸部7a,34aに一端部が着脱可能に凹凸嵌合
される左、右角パイプ43,44から構成され、
これらの角パイプ43,44の対向する他端部が
ヒンジ部45によつて連結されている。ヒンジ部
45は、前部41の角パイプ43の内側に左、右
短角パイプ46がスペーサ47を介して前後2個
所で固定され、短角パイプ46が後部42の角パ
イプ44の内側にスペーサ47を介し軸48によ
つて上下方向に回動可能に枢着されたものであ
る。また、短角パイプ46とこれらが枢着された
角パイプ44とを水平状態にロツクするロツクピ
ン49の嵌挿孔46a,44aが短角パイプ4
6、角パイプ44に形成され、ロツクピン49は
ひも50で角パイプ43に取り付けられている。
前記引き寄せ機構5は、第2図、第13図ない
し第16図に示すように、船首側フレーム3の
左、右舷側部角パイプ35と船尾側フレーム2の
左、右舷側部角パイプ11との対向端部とに、係
合突起51と係合突起51に係脱可能にほぼ隙間
なく嵌まる係合受け部52が設けられている。係
合突起51は2本の舷側部角パイプ35間にこれ
らの固定板53とともに固定され、係合受け部5
2は2本の舷側部角パイプ11とこれらを固定す
る内、外固定板54とで囲まれて形成されてい
る。左、右舷側部角パイプ35に固定された係合
突起51の末端部に縦軸(図示せず)によつて2
本の角パイプ59からなる梃子ハンドル55の基
端部が左右方向に回動可能に枢着されている。梃
子ハンドル55の枢着部近くに他の図示しない縦
軸によつて、引き寄せ部材56の基部が左右方向
に回動自在に枢着されている。引き寄せ部材56
の先端部に引掛具57が取り付けられ、係合受け
部52を構成する内固定板54によつて引掛部5
7が係脱可能に係止される引き寄せ受け部58が
形成されている。前記梃子ハンドル55を構成す
る2本の角パイプ59の先端部にはストツパー板
60が固定されている。
なお、前述した各部を構成する角パイプ、丸パ
イプは、アルミニウムとマグネシウムとの合金な
ど強度が大きい航空機用の軽合金で構成されてい
る。
第15図、第17図ないし第19図に示すよう
に、フレーム1が嵌められる船殻61は、ナイロ
ンなどの繊維布に防水加工を施した船体布などに
よつて構成されている。また、船殻61は、デツ
キ62の前後方向中央部にコツクピツト63が開
口され、左、右舷側部64内に空気室(図示せ
ず)が形成された可撓性を有する構成にされてい
る。第15図に示すように、前記空気室にバルブ
を介して空気を供給するエアチユーブ65がコツ
クピツト63内に延びている。第7図、第17図
ないし第19図に示すように、デツキ62のコツ
クピツト63開口部周縁に着脱可能に取り付けら
れる水除け枠66は、繊維強化プラスチツクで構
成され、大クロスリブ26,40の頂部に手回し
ねじ67で固定された取付具68に係止されて大
クロスリブ26に取り外し可能に保持される平面
ほぼ卵形に形成されている。
この実施例のシート装置は、第19図、第20
図に示すように構成されている。すなわち、コツ
クピツト63内の後部には、シート支承布69
と、この支承布69に支持される布製のシート7
4が設けられる。シート支承布69は、左、右両
側部が上、下に分岐されて、分岐された上部およ
び下部の側縁部に左、右上部筒70および左、右
下部筒73が前後方向の全長にわたつて形成され
ている。左、右上部筒70には前述した角パイプ
同材質の吊持用角パイプ71が着脱可能に挿通さ
れるように構成され、吊持用角パイプ71の両端
部には支持筒72が左右方向内側に突出するよう
に固定されている。なお、吊持用角パイプ71は
上部筒70に対し着脱可能にしなくてもよい。前
記シート74は、左、右ひも76,78をそれぞ
れ有する腰かけ部75、背もたれ部77が一体的
に設けられたものである。そして、シート支承布
69およびシート74は強度が大きく適宜の防水
加工が施された布からなるものである。
以上のように構成された組立式カヤツクは、フ
レーム1が船首側と船尾側とに分解され、船尾
側、船首側フレーム2,3も接続丸パイプが取り
外され、さらに、これらの底部角パイプ7,3
4、舷側部角パイプ11,35が折畳部から基板
6,33側にほぼ180°折り畳まれ、これらの基板
に連結された各パイプが閉じられ、船殻61も折
り畳まれ、吊持用角パイプ71、シート支承布6
9、シート74などの他の部材とともに図示しな
い背負い式の袋などに収納されて、使用する河川
などの使用場所近くまで運ばれる。
使用場所近くの適所で他の部材とともに袋など
から取り出したフレーム1の構成部材は、次のよ
うに組み立てられる。
まず、第2図などに示すように、船尾側フレー
ム2の基板6に対し角パイプ7,11および底部
丸パイプ13を開き、角パイプ7,11は船首側
に伸長させる。次に、第5図などに示すように、
小クロスリブ24を、角パイプ7,11の一端部
近くに設けたクロスリブ取付部19の固定金具1
7と筒体18との間に挟み、手回しねじ29を固
定金具17に締め付けて舷側部角パイプ11に固
定する。そして、小クロスリブ24外周部の丸パ
イプ支持凹部27に下部丸パイプ9を支持させ、
支持部28に舷側部角パイプ11を係合支持させ
る。なお、小クロスリブ24は逃がし凹部31を
底部角パイプ7上に配置し、これらには支持しな
い。次に、中クロスリブ25を、蝶番15,16
部より若干基板6寄りに設けたクロスリブ取付部
20に、前述した小クロスリブ24の場合とほぼ
同様に固定する(第1図参照)。中クロスリブ2
5外周部の支持部28に舷側部角パイプ11を係
合支持させ、下部丸パイプ9に下部接続丸パイプ
22を凹凸嵌合で接続し、下部接続丸パイプ22
を中クロスリブ25の丸パイプ支持凹部30に嵌
合支持させる。さらに、上部丸パイプ13を船首
側に伸長するように回動させ、上部丸パイプ13
に上部接続丸パイプ23を凹凸嵌合で接続し、上
部接続丸パイプ23を小、中クロスリブ24,2
5の丸パイプ支持凹部30に嵌合支持させる。前
述のようにして半組立状態とした船尾側フレーム
2は、蝶番15,16より基板6側の部分で小、
中クロスリブ24,25によつて下部、上部丸パ
イプ9,13、下部、上部接続丸パイプ22,2
2および舷側部角パイプ11がそれぞれ位置決め
される。
また、前述した船尾側フレーム2と同様にし
て、船首側フレーム3も小、中クロスリブ38,
39によつて下部、上部丸パイプ36,37舷側
部角パイプ35を位置決めした半組立状態とす
る。
次に、前述した半組立状態の船尾側フレーム2
と船首側フレーム3とを、船殻61のデツキ62
に開口するコツクピツト63の開口部から、船殻
61内の船尾側および船首側にそれぞれ嵌挿する
(第17図参照)。その後、第7図、第17図に示
すように、デツキ62を形成する船体布のコツク
ピツト63開口部周縁を水除け枠66の外周部を
下方から包むように折り返して、水除け枠66を
デツキ62に仮り付けする。
次に、第10図、第12図に示すように、突き
出し部材4の前部41の角パイプ43を船尾側フ
レーム2の底部角パイプ7に、後部42の角パイ
プ44を船首側フレーム3の底部角パイプ34に
それぞれ凹凸嵌合させて接続する。この場合に底
部角パイプ7,34は、対向端部がコツクピツト
63内に位置し、蝶番よりも対向端側の部分が突
き出し部材4の前部41、後部42と一直線状と
なり、ヒンジ部45と後部42との枢着部で屈曲
し、側面倒立V字状に屈曲している。この状態
で、上方から前記枢着部の前、後両側の部分を加
圧し、第11図に示すように、底部角パイプ7,
34の蝶番より対向端側の部分、突き出し部材4
の前部41、後部42にヒンジ部45が同一水平
面状に位置するとともに、船尾側フレーム2は船
尾側に、船首側フレーム3は船首側にそれぞれ突
き出される。そして、船尾側、船首側フレーム
2,3が連結されて、船尾側フレーム2は船尾側
に、船首側フレーム3は船首側にそれぞれ突き出
されることによつて、船殻61が前後方向に緊張
され、底部角パイプ7,34の蝶番より基板側の
部分は基板に向つて高くなるよう屈曲されて第1
6図に示す状態となる。また、船殻61の底部に
は平底になるとともに、船底部前後方向中央部が
水平となり、この状態を確保するために、ロツク
ピン49を嵌挿孔46a,44aに嵌挿して、突
き出し部材4の後部42とヒンジ部45および前
部41とが上下方向に屈曲しないようにロツクす
る。
次に、第13図、第16図に示す状態から引き
寄せ機構5の係合突起51を係合受け部52に少
し嵌め、引掛部57を引き寄せ受け部58に引つ
掛けて、船尾側、船首側フレーム2,3の左、右
舷側部角パイプ11,35の対向端部を互いに近
接させる。この状態で、引き寄せ機構5の梃子ハ
ンドル55を船首側に倒すことで、引き寄せ部材
56を介して引掛具57を船首側に引き寄せ、引
掛具57で引き寄せ受け部58を船首側に引つ張
る。これにより、船尾側、船首側フレーム2,3
は底部角パイプ11,35の蝶番より船尾、船首
寄りの部分がそれぞれ船尾、船首が高くなるよう
に傾斜した緊張状態に保持し、これに伴つて船殻
61の底部も同様に傾斜した緊張状態に保持す
る。また、第14図、第15図に示すように、船
尾側、船首側フレーム2,3の舷側部角パイプ1
1,35の対向端を当接させるとともに、係合突
起51を係合受け部52に十分な長さで係合さ
せ、船尾側、船首側フレーム2,3を連結させ
る。この状態では、船首側フレーム3の係合突起
51が船尾側フレーム2の係合受け部52に係合
されているので、船尾側フレーム2、船首側フレ
ーム3の左、右舷側部角パイプ11,35の連結
部の強度が大きく、連結部がカヤツク使用時に外
力を受けても破損する恐れがない。また梃子ハン
ドル55および引き寄せ部材56は船首側フレー
ム3の舷側部角パイプ35の上、下パイプ間に納
められ、これらの左右方向に突出しないので、梃
子ハンドル55を用いても、カヤツク使用時に邪
魔になるような突起物がコツクピツト63内にで
きない。
その後、第7図、第14図、第18図に示すよ
うに、コツクピツト63の開口部から大クロスリ
ブ26,40を船尾側フレーム2、船首側フレー
ム3のコツクピツト63近くに位置する他端部の
クロスリブ取付部21に、それぞれ小、中クロス
リブ24,25の場合とほぼ同様にして取り付け
ることにより、角パイプ7,11,34,35を
位置決め支持させる。なお、大クロスリブ26,
40は、前述した引き寄せ機構5による船尾側、
船首側フレーム2,3の連結前の適時にクロスリ
ブ取付部21の固定金具17と筒体18との間に
挿入しておき、船尾側、船首側フレーム2,3の
舷側部角パイプ11,35の連結後に手回しねじ
29による固定金具17への締め付けを行うよう
にしてもよい。また、船首側フレーム3の大クロ
スリブ40に手回しねじ79を挿着して引き寄せ
機構5の梃子ハンドル59のストツパー板60が
コツクピツト63内に向つて回動するのを阻止す
る。
さらに、船尾側、船首側フレーム2,3の大ク
ロスリブ26,40の頂部に設けた丸パイプ支持
孔32に、コツクピツト63内から他の上部接続
丸パイプ23を挿入し、これらの丸パイプ23を
すでに上部丸パイプに接続されている上部接続丸
パイプ23に凹凸嵌合によつて接続し、他の接続
丸パイプ23を大クロスリブ26,40の頂部に
保持し、これらに着脱可能に固定することで、デ
ツキ62の船体布を整形して緊張させる。第18
図、第19図に示すように、船尾側、船首側フレ
ーム2,3の大クロスリブ26,40の頂部に手
回しねじ67で取付具68をそれぞれ締め付け、
取付具68によつて、デツキ62の船体布を水除
け枠66外周部上に折り返した部分をこの水除け
枠66に押し付けるとともに、デツキ62のコツ
クピツト63開口部周縁に水除け枠66を取り付
ける。なお、取付具68は手回しねじ67で大ク
ロスリブに予め緩く取り付けておいてもよい。ま
た、上部接続パイプ23および水除け枠66の大
クロスリブ26,40への固定はどちらを先にし
てもよい。
シート装置を組み立てるには、第20図、第2
1図に示すように、シート支承布69の左、右上
部筒70に挿通された吊持用角パイプ71を船尾
側フレーム2の左、右舷側部角パイプ11の下方
の角パイプ上に支持し、第14図にも示すよう
に、吊持用角パイプ71の両端部に固定した支持
筒72を舷側部角パイプ11の固定金具17、固
定板54にこれらを前後方向の位置決め部として
支持させる。次に、シート支持布69の左、右下
部筒73に他の下部接続丸パイプ22を挿通し、
これらの接続丸パイプ22を、船尾側、船首側フ
レーム2,3の下部丸パイプにすでに接続されて
いる下部接続丸パイプ22に中クロスリブと大ク
ロスリブとの間でそれぞれ凹凸嵌合によつて接続
し、他の下部接続丸パイプ23を大クロスリブ2
6,40のパイプ支持孔32に嵌合支持させる。
これによつて、フレーム1の組立が完了するとと
もに、シート支承布69がフレーム1に取り付け
られる。次に、布製のシート74の腰かけ部75
を船首側フレーム2の大クロスリブ26の左、右
下部にひも76などで結び付け、シート73の背
もたれ部77を船尾側フレーム3の大クロスリブ
40の左、右上部にひも78などで連結させ、腰
かけ部74を、シート支承布69上に支持させ、
背もたれ部77の上部背面を大クロスリブ26に
支持させる。
前記船殻61の舷側部64内に形成された空気
室に、可搬式の蛇腹状空気圧入器などをエアチユ
ーブ65に接続して空気を供給することで、船殻
61の左、右舷側部64を膨らませ、船殻61を
整形するとともに、浮力を与えて、この実施例の
カヤツクの組立を完了する。なお、空気室への空
気の供給は、必ずしも組立の最後に行う必要はな
く、突き出し部材4による船尾側、船首側フレー
ム2,3の突き出し後の適時に行うことができ
る。
以上のようにして組み立てられたカヤツクは、
前述したように船底部が左右(幅)方向に平らで
船尾側部および船首側部が上がつているので、岩
が多く、幅の狭い河川で使用しても、急速なター
ンができる。すなわち、フレーム1の底部は、
左、右複数本の底部角パイプ7,34を主要部材
として構成してあることで、浅い平底に構成さ
れ、強度が大きい上に、船底部は船尾側部、船首
側部が上がつていることで、かなり沈んだ岩石か
らもうまく滑つて離れることができる。
また、このカヤツクは、使用後に前述した組立
時の手順とほぼ逆の手順で分解して折り畳み、背
負い式の袋などに収納する。この場合に、吊持用
角パイプ71は、シート支承布69から外しても
よいが、シート支承布69を外すことなく吊持用
角パイプ31に巻き付けてもよく、これらを腰か
け部75と背もたれ部77とを密接させて重ねる
ことで折り畳んだシート74とともに袋などに収
納する。
そして、この実施例のシート装置は、シート支
承布69、吊持用角パイプ71およびシート74
の3種類の部品から構成され、吊持用角パイプ7
1を組立式フレームの左、右舷側部角パイプ11
の下方の角パイプ上に支持させ、吊持用パイプ7
1の支持筒72を位置決め部材となる大クロスリ
ブ26、固定板54に支持したので、吊持用パイ
プ71の後端部が大クロスリブ26の外周部に外
側から支持されていることと相まつて、吊持用角
パイプ71がフレームに対し着脱可能でありなが
ら、前後方向および左右方向内側への移動が確実
に拘束される。また、吊持用パイプ71の支持筒
72間にシート支持布69の上部筒70の前、後
端が支持されるので、使用時にシート支承布69
は前後方向に移動しにくい。さらに、左、右舷側
部と船底部の境界部に配置される下部接続丸パイ
プ22にシート支承布69の下部筒73が嵌挿さ
れているので、シート支承布69は左、右上部筒
70、左、右下部筒72の合計4個所でフレーム
に保持され、使用中にフレームから外れにくい。
しかも、左、右吊持用パイプ71を左、右上部筒
70に挿通し、左、右下部接続丸パイプ22を
左、右下部筒73に挿通し、前記吊持用パイプ7
1をフレームに組み付け、下部接続丸パイプ22
を他の下部接続丸パイプに凹凸嵌合によつて接続
することで、吊持用角パイプ71およびシート支
承布69をフレームに保持させることができるの
で、これらをフレームの組立工程に組み込んで容
易に短時間で組み立てることができる。なお、組
立時に、吊持用角パイプ71と下部接続丸パイプ
22とのどちらを先にフレームに取り付けてもよ
い。また、この実施例では、吊持用角パイプ71
が舷側部角パイプ11の補強にも役立つ。
この発明において、シート74に設けたひも7
6,78は、図示省略した日字状の止め具に先端
部を2個所で係止してループを作り、大クロスリ
ブ26,40に締め付けるようにすると、作業性
および体裁よく、シート74をフレームの一部に
連結することができる。また、組立式カヤツクの
構成は、前述した実施例のものに限られることな
く、適宜変更できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、左、
右吊持用パイプと、シート支承布と、シートとか
らなり、フレーム構成部材とは独立した少数部品
で構成し、シート支承布の上、下に分岐された上
部に設けた左、右上部筒に前記吊持用パイプを挿
通し、分岐された下部に設けた左、右下部筒にフ
レームの着脱式のパイプを挿通し、吊持用パイプ
をフレームの左、右舷側部に着脱可能に保持して
前後方向および左右方向内側への移動を拘束し、
前記フレームのパイプをフレームに組み付けるよ
うにしたので、吊持用パイプをフレームの組立、
分解とともに容易に着脱でき、シートはひもによ
つてフレームの一端部に着脱可能にしてあるの
で、シートの着脱もとくに困難性がなく、したが
つて、シート装置全体としても容易に組立、分解
ができ、しかも分解状態ではかさばらず、袋に作
業性よく収納でき、さらに使用中にシート支承布
が外れる恐れがない組立式カヤツクのシート装置
を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の一実施例によるシート装置およ
び組立式カヤツクを示し、第1図および第2図は
フレームの組立状態および分解状態の斜視図、第
3図および第4図は船尾側フレームの船尾部の側
面図および平面図、第5図は船尾側フレームに小
クロスリブを取り付けた状態の斜視図、第6図は
中クロスリブの斜視図、第7図は船尾側フレーム
に大クロスリブを取り付けた状態の部分斜視図、
第8図は船尾側フレームの大クロスリブの背面
図、第9図は船首側フレームの大クロスリブの正
面図、第10図は突き出し部材の分解状態の斜視
図、第11図は同取付状態の平面図、第12図は
同作用説明図、第13図は引き寄せ機構の分解斜
視図、第14図は同引き寄せ状態の側面図、第1
5図は同船殻の一部とともに示す部分側面図、第
16図は同引き寄せ時の作用説明図、第17図は
船殻の斜視図、第18図は同コツクピツト部の平
面図、第19図は第18図の−線拡大断面
図、第20図はシート装置のシートの取付状態を
示す側面図、第21図はシート支承布の取付状態
を示す斜視図である。 1……フレーム、2,3……船尾側、船首側フ
レーム、4……突き出し部材、5……引き寄せ機
構、11……舷側部角パイプ、22……下部接続
丸パイプ、26,40……大クロスリブ(位置決
め部材)、54……固定板(位置決め用部材)、6
1……船殻、63……コツクピツト、69……シ
ート支承布、70,73……上部、下部筒、71
……吊持用角パイプ、72……支持筒、74……
シート、75……腰かけ部、76,78……ひ
も、77……背もたれ部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 組立式のフレームの左、右舷側部に前後方向
    および左右方向内側に移動を拘束されて着脱可能
    に保持される左、右吊持用パイプと、左、右両側
    部が上、下に分岐され分岐された上部の側縁部に
    前記吊持用パイプが挿通される左、右上部筒を形
    成するとともに分岐された下部の側縁部に前記フ
    レームの左、右舷側部と船底部との境界部に配置
    されて前後方向に延びる着脱式のパイプが着脱可
    能に挿通される左、右下部筒が形成されたシート
    支承布と、このシート支承布上に支持される腰か
    け部と背もたれ部とが一体に設けられ腰かけ部お
    よび背もたれ部に前記フレームの一部に着脱可能
    に連結されるひもを設けたシートとから構成した
    ことを特徴とする組立式カヤツクのシート装置。 2 左、右吊持用パイプは、組立式フレームの
    左、右舷側部角パイプに支持される角パイプから
    なり、前、後端部に支持筒を左、右方向内側に突
    出させてあり、これらの支持筒は、シート支承布
    の左、右上部筒前、後端を支持するとともに、前
    記フレームに固定されている位置決め用部材に支
    持させて吊持用パイプ自体の前後方向移動を拘束
    させるものである請求項1に記載した組立式カヤ
    ツクのシート装置。 3 シートは、背もたれ部の背面上部が組立式フ
    レームの左、右舷側部角パイプを支持する着脱可
    能なクロスリブに支持してある請求項2に記載し
    た組立式カヤツクのシート装置。
JP63098418A 1988-04-22 1988-04-22 組立式カヤックシート装置 Granted JPH01269692A (ja)

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