JPH05189702A - 遅延放映機能付きビデオテープレコーダ - Google Patents

遅延放映機能付きビデオテープレコーダ

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JPH05189702A
JPH05189702A JP369292A JP369292A JPH05189702A JP H05189702 A JPH05189702 A JP H05189702A JP 369292 A JP369292 A JP 369292A JP 369292 A JP369292 A JP 369292A JP H05189702 A JPH05189702 A JP H05189702A
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Yoko Nakanishi
陽子 中西
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中座時以降の放映情報を、ビデオ録画の予定
を狂わさず、テープや電力を浪費することなく連続鑑賞
できるようにする。 【構成】 録画と再生の各ヘッドシリンダ15,16
と、挿入されたカセット21内に収納されたビデオテー
プ23を両ヘッドシリンダ15,16の外周に巻き付け
て張架するテープガイド手段17と、張架されたビデオ
テープ23を同期して走行させる録画側と再生側の各ピ
ンチローラ18,19と、両ヘッドシリンダ間のビデオ
テープを案内する複数の固定ガイドポスト19a〜19d
の間にビデオテープと交差する方向に設けられ、両ヘッ
ドシリンダと両ピンチローラを制御する記録,再生,停止
の各指令信号に基づいてテープ走行速度と等速で往動す
る可動ガイドポスト20a,20bとを備えた記録・再生
部13をビデオテープレコーダ2に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョンと共に用
いられる遅延放映機能付きビデオテープレコーダに関す
る。
【0002】
【従来の技術】今日、ビデオテープレコーダは、多くの
家庭に普及し、テレビジョンと共に用いられて、不在時
のテレビ番組や裏番組の録画に役立っている。ところ
で、テレビジョン鑑賞中に来客があったり、子供の世話
やトイレに行くなどの用ができたりして、番組の見たい
シーンを見逃すのは、良く経験するところである。この
ような場合、中座中のシーンを見るため、視聴者は、テ
レビを離れるときにビデオテープレコーダにテレビジョ
ンからの映像,音声信号の録画を開始させ、戻ったとき
に録画を終了させ、あるいはそのまま番組終了まで録画
を続けさせるのが普通である。そして、見ていた番組が
終了した後、ビデオテープレコーダを巻戻して、中座中
あるいは中座以降のシーンを再生して見直している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ビデオテープレコーダによる見逃しシーンの記録,再生
方法は、前者ではビデオテープの使用量が少ない反面、
中座中のシーンをその番組が終了するまで見ることがで
きず、中座時間が長引くと番組内容の流れが把握できな
くなるという欠点がある。また、後者の方法では、番組
終了後に再生で中座以降のシーンを連続して見ることは
できても、中座中のシーンを即時には見ることができ
ず、上述と同様の欠点があるうえ、ビデオテープの使用
量が多くなって、録画の予定が狂うという欠点もある。
従って、見逃しシーンを番組内容を把握できるように記
録,再生しようとすると、テレビジョンで放映中の番組
全体を、最初からビデオテープレコーダに録画せざるを
得ず、そうすると貴重な時間やビデオテープ、電力を無
駄使いすることになる。
【0004】そこで、本発明の目的は、ビデオテープレ
コーダの構造を工夫することによって、通常の録画,再
生ができるうえ、中座時以降の放映情報を、ビデオ録画
の予定を狂わさず、ビデオテープや電力を浪費すること
なく連続して鑑賞することができ、録画も同時に可能な
簡素かつ安価な遅延放映機能付きビデオテープレコーダ
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の遅延放映機能付きビデオテープレコーダ
は、録画ヘッドシリンダと、再生ヘッドシリンダと、カ
セットの挿入に伴って摺動し、カセット内の一対のリー
ルに収納されたビデオテープを上記両ヘッドシリンダの
外周に巻き付けて張架するテープガイド手段と、張架さ
れたビデオテープを同一方向に同期して走行させる録画
側および再生側のピンチローラと、上記両ヘッドシリン
ダ間に張架されたビデオテープを案内する複数の固定ガ
イドポストの間に、ビデオテープと交差する方向に往復
動自在に設けられ、上記両ヘッドシリンダおよび両ピン
チローラを制御する記録,再生,停止の各指令信号に基づ
いてテープ走行速度に対応する速度で往動する可動ガイ
ドポストとを備えた記録・再生部を設けたことを特徴と
する。
【0006】また、上記遅延放映機能付きビデオテープ
レコーダに、上記記録,再生,停止の各指令信号を入力す
るための記録指令ボタン,再生指令ボタン,停止指令ボタ
ンと、チューナ回路と、増幅回路と、制御回路を設け、
この制御回路を、上記記録指令ボタンからの記録指令信
号を受けて、上記記録・再生部の両ピンチローラを駆動
し、かつ録画ヘッドシリンダの記録動作を開始させ、ビ
デオテープに記録された映像,音声信号の先頭が再生ヘ
ッドシリンダに達したとき、再生側のピンチローラのみ
を停止させ、かつ可動ガイドポストの往動を開始させる
一方、上記再生指令ボタンからの再生指令信号を受けた
とき、または可動ガイドポストが終端に達したとき、可
動ガイドポストを停止させ、再生側のピンチローラを再
駆動し、かつ再生ヘッドシリンダの再生動作を開始させ
るとともに、上記停止指令ボタンからの停止指令信号を
受けたとき、可動ガイドポストを始端まで復動させると
同時にテープを巻き取らせ、両ヘッドシリンダと両ピン
チローラを停止させ、チューナ回路からの映像,音声信
号を直接増幅回路へ出力させるものにしてもよい。
【0007】
【作用】まず、記録指令信号によって、録画側および再
生側のピンチローラが駆動され、録画ヘッドシリンダが
ビデオテープに記録し始めた映像,音声信号の先頭が再
生ヘッドシリンダに達して、再生側のピンチローラのみ
が停止したとき、両ヘッドシリンダの間の一対の固定ガ
イドポスト間にある可動ガイドポストが、テープ走行速
度に対応する速度で往動し始める。すると、録画ヘッド
シリンダで映像,音声信号が記録されたビデオテープ
は、再生側のピンチローラが止まっていても、往動する
可動ガイドポストにより一対の固定ガイドポスト間に逐
次取り込まれる。次に、再生指令信号または可動ガイド
ポストが終端に達することによって、再生側のピンチロ
ーラが再駆動され、再生ヘッドシリンダが再生動作を始
めると、可動ガイドポストは停止する。すると、再生ヘ
ッドシリンダによって、ビデオテープの上記先頭から順
に、続く可動ガイドポストに取り込まれた部分の映像,
音声信号が再生されて出力される。従って、記録指令信
号と再生指令信号の間に、例えばチューナ回路から録画
ヘッドシリンダを介してビデオテープに記録された映
像,音声信号が、例えばテレビジョンの受像部やスピー
カに遅延して出力される。さらに、停止指令信号によっ
て、両ヘッドシリンダおよび両ピンチローラが停止する
と、可動ガイドポストは、もとの始端まで復動するとと
もにテープが巻き取られ、記録・再生部の動作は終了す
る。従って、これ以降は、記録・再生部を介することな
く、例えばチューナ回路からテレビジョンの受像部やス
ピーカに直接映像,音声信号が出力されることになる。
【0008】また、上記記録,再生,停止の各指令信号を
入力するための記録,再生,停止の各指令ボタンと、チュ
ーナ回路と、増幅回路と、制御回路を上記ビデオテープ
レコーダに設ければ、制御回路が、各指令ボタンからの
記録,再生,停止の各指令信号を受けて、両ヘッドシリン
ダ,両ピンチローラ,可動ガイドポスト等を上述の如く制
御し、記録・再生部の動作を終了させると、チューナ回
路からの映像,音声信号を増幅回路を経て直接テレビジ
ョンの受像部やスピーカに出力する。従って、操作者の
上記各指令ボタンの押下のみにより、遅延放映機能を自
在に働かせることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。図1は、テレビジョンと共に用いられる本発明
の遅延放映機能付きビデオテープレコーダの一例を示し
ている。同図において、1は映像・音声信号の入力端子
1aを有するテレビジョン、2はこのテレビジョン1の
入力端子1aに信号線3を介して出力端子2aを接続して
設けられたビデオテープレコーダである。上記ビデオテ
ープレコーダ2は、通常のビデオデッキの操作ボタン群
8′のほかに、後述する記録,再生,停止の各指令信号を
入力するための記録,再生,停止の各指令ボタン5,6,7
と電源スイッチ8を前面に設けたケース4内に、図2に
示すように、アンテナ9に連なるチューナ回路10,電
源回路11,増幅回路12,記録・再生部13およびこれ
らの回路等を上記各指令ボタン5,6,7からの指令信号
に基づいて制御する制御回路としてのCPU14を収納
して構成される。さらに、ケース4の前面には、遅延画
面とリアルタイム画面を自在に切り換えるボタン8″を
設ける。なお、上記ビデオテープレコーダ2は、テレビ
ジョン1の出力端子に信号線を介して接続される入力端
子を有するが、これは説明の簡略化のため図示していな
い。
【0010】上記記録・再生部13は、図2に示すよう
に、録画ヘッドシリンダ15と、再生ヘッドシリンダ1
6と、カセット21の挿入に伴って摺動し、カセット内
の一対のリール22a,22bに収納されたビデオテープ
23を上記両ヘッドシリンダ15,16の外周に巻き付
けて張架するテープガイド手段17と、張架されたビデ
オテープ23を巻取リール22b側へ同期して走行させ
る録画側および再生側のピンチローラ18,19と、両
ヘッドシリンダ15,16間に張架されたビデオテープ
23を案内する固定ガイドポスト19a,19b,19c,1
9dの間に、ビデオテープ23と略直交する方向に往復
動自在に設けられ、CPU14からの制御信号に基づい
てテープ走行速度に対応する速度で往動する可動ガイド
ポスト20a,20bとを備える。また、録画ヘッドシリ
ンダ15と送出リール22aの間には、全幅消去ヘッド
24とテンションアーム25a,25bを、録画ヘッドシ
リンダ15とピンチローラ18の間には、録画側の音声
・コントロールヘッド26を、再生ヘッドシリンダ16
とピンチローラ19の間には、再生側の音声・コントロ
ールヘッド27を夫々設けている。
【0011】上記テープガイド手段17は、カセット2
1から両ヘッドシリンダ15,16に向けて左右対称に
3組設けられた各一対の溝28a,28b、29a,29b、
30a,30bに、夫々摺動自在に設けられた可動ガイド
ポスト31a,31b、32a,32b、33a,33bからな
る。そして、可動ガイドポスト31a,31bが、溝28
a,28bの終端まで動いて、カセット21内のビデオテ
ープ23を破線で示すように引き出し、次いで可動ガイ
ドポスト32a,32bが、溝29a,29bの終端のストッ
パ34a,34bに当接するまで動き、さらに可動ガイド
ポスト33a,33bが、溝30a,30bの終端のストッパ
35a,35bに当接するまで動いて、その位置で両ヘッ
ドシリンダ15,16にビデオテープ23を巻き付けて
保持する。つまり、ビデオテープ23を可動ガイドポス
ト31a,31bで引き出し、可動ガイドポスト32a,3
2b,33a,33bで両ヘッドシリンダ15,16に巻き付
けるいわば2段ローディングを行なうようになってい
る。一方、上記可動ガイドポスト20a,20bは、2本
の平行な溝36a,36bに夫々摺動自在に設けられ、ピ
ンチローラ18から送られてくるビデオテープ23を取
り込んで引き上げつつ、テープ走行速度に対応する速度
で溝終端へ往動する。各溝36a,36bの長さを30cm
としたときは、可動ガイドポスト20a,20bが順次溝
終端まで往動することにより、3倍モードで略3分、標
準モードで略1分の映像,音声信号を記録したビデオテ
ープ23を取り込むことができる。
【0012】一方、上記CPU14は、記録指令ボタン
5からの記録指令信号を受けて、切換回路37に制御信
号を送り(図2の破線参照)、それまでのチューナ回路1
0と増幅回路12との接続を切らせて、図2の一点鎖線
で示すように、チューナ回路10の出力端子を録画ヘッ
ドシリンダ15に、増幅回路12の入力端子を再生ヘッ
ドシリンダ16に夫々接続させる。同時に、制御信号に
より(図2の破線参照)録画側と再生側のピンチローラ1
8,19を共に駆動し、かつ録画ヘッドシリンダ15の
記録動作を開始させ、ビデオテープ23に記録された映
像,音声信号の先頭が再生ヘッドシリンダ16に達した
とき、再生側のピンチローラ19のみを停止させ、かつ
可動ガイドポスト20aの往動を開始させる。そして、
溝36aの終端に可動ガイドポスト20aが達すると、こ
れをこの位置で停止させ、続いて可動ガイドポスト20
bの往動を開始させる。また、CPU14は、再生指令
ボタン6からの再生指令信号を受けたとき、または可動
ガイドポスト20bが溝36bの終端に達したとき、可動
ガイドポスト36bをその位置で停止させ、再生側のピ
ンチローラ19を再駆動し、かつ再生ヘッドシリンダ1
6の再生動作を開始させる。さらに、CPU14は、停
止指令ボタン7からの停止指令信号を受けて、巻取リー
ルを回転させ、それと連動させて可動ガイドポスト20
a,20bを共に溝36a,36bの始端まで復動させ、両ヘ
ッドシリンダ15,16と両ピンチローラ18,19を停
止させるとともに、切換回路37に制御信号を送って、
チューナ回路10と増幅回路12をもとどおりに接続さ
せ、チューナ回路10からの映像,音声信号を、記録・
再生部13を介さず増幅回路12を経て直接テレビジョ
ン1に出力させるようになっている。なお、この場合で
も、テープガイド手段17は、ビデオテープ23を両ヘ
ッドシリンダ15,16に巻き付けた保持位置に止どま
る。
【0013】上記ビデオテープレコーダ2は、通常のも
のと同様、操作ボタン群8′により録画または再生のみ
にも用いることができる。この場合は、ビデオテープ2
3を両ヘッドシリンダ15,16に巻き付け、可動ガイ
ドポスト20a,20bを始端に停止させた状態で、CP
U14が、チューナ回路10に連なる録画ヘッドシリン
ダ15または増幅回路12に連なる再生ヘッドシリンダ
16のいずれか一方を動作させる。
【0014】上記構成の遅延放映機能付きビデオテープ
レコーダ2は、次のように動作する。いま、ビデオテー
プレコーダ2の記録・再生部13にカセット21を挿入
して、チューナ回路10からの映像,音声信号を増幅回
路12を経て直接テレビジョン1に出力して、テレビ番
組を鑑賞しているとものする(図3のS1参照)。このと
き、テープガイド手段17は、カセット21からビデオ
テープ23を引き出し、これを両ヘッドシリンダ15,
16に巻き付けて保持する。鑑賞中に来客や用事があっ
て、テレビジョン1を離れる必要が生じたとき(図3の
S2参照)、視聴者は、ビデオテープレコーダ2の前面
の記録指令ボタン5を押す(図3のS3参照)。すると、
記録指令ボタン5から発せられた記録指令信号を受けた
CPU14は、切換回路37に制御信号を送り、チュー
ナ回路10と増幅回路12の接続を切らせて、チューナ
回路10の出力信号を録画ヘッドシリンダ15に入力さ
せ、再生ヘッドシリンダ16の出力信号を増幅回路12
に入力させる。同時に、制御信号により録画側と再生側
のピンチローラ18,19を共に同期して駆動し、かつ
録画ヘッドシリンダ15の記録動作を開始させ、ビデオ
テープ23に記録させた映像,音声信号の先頭が再生ヘ
ッドシリンダ16に達したとき、再生側のピンチローラ
19のみを停止させ、かつ可動ガイドポスト20aの往
動を開始させる。これにより、録画ヘッドシリンダ15
で映像,音声信号が記録され、ピンチローラ18で送り
出されるビデオテープ23は、再生側のピンチローラ1
9が止まっていても、送り出し速度と等速で往動する可
動ガイドポスト20aにより一対の固定ガイドポスト1
9a,19bの間に引き上げられて逐次取り込まれる。な
お、可動ガイドポスト20aは、溝36aの終端に達する
と停止し、続いて可動ガイドポスト20bが往動し始
め、これが溝36bの終端に達すれば、3倍モードで略
3分に相当する記録済みのビデオテープが取り込まれ
る。
【0015】次に、来客との応対や用事を終えてテレビ
ジョン1に戻った視聴者は(図3のS4参照)、ビデオテ
ープレコーダ2の前面の再生指令ボタン6を押す(図3
のS5参照)。すると、再生指令ボタン6から発せられ
た再生指令信号を受けたCPU14は、往動中の可動ガ
イドポスト36aまたは36bをその位置で停止させ、再
生側のピンチローラ19を再駆動し、かつ再生ヘッドシ
リンダ16の再生動作を開始させる。また、可動ガイド
ポスト20bが溝36bの終端に達したときも、可動ガイ
ドポスト20bをその位置で停止させ、同様の制御を行
なう。その結果、再生ヘッドシリンダ16によって、ビ
デオテープ23の映像,音声信号記録済み部分の先頭か
ら順次可動ガイドポスト20a,20bにて取り込まれた
部分の映像,音声信号が再生され、増幅回路12を経て
テレビジョン1のブラウン管1b(図1参照)やスピーカ
1cに出力される。このとき、録画ヘッドシリンダ15
と録画側のピンチローラ18は依然動作を続けているの
で、戻ってからの放映情報もビデオテープ23に逐次記
録されて送り出される。従って、視聴者は、テレビジョ
ン1を離れた時点以降の放映情報を標準モードで最大限
略1分間連続して鑑賞することができる(図3のS6参
照)。つまり、記録・再生部13の可動ガイドポスト2
0a,20b等の動作により、ビデオテープ23に蓄えら
れた中座中の放映情報を、リアルタイムのそれより遅延
して連続鑑賞できるのである。
【0016】最後に、テレビジョン1を見ていて中座時
間よりも長いコマーシャルタイムや番組の終了に気付い
た視聴者は、ビデオテープレコーダ2の前面の停止指令
ボタン7を押す(図3のS8参照)。すると、停止指令ボ
タン7から発せられた停止指令信号を受けたCPU14
は、可動ガイドポスト20a,20bを共に溝36a,36b
の始端まで急速に復動させ、両ヘッドシリンダ15,1
6と両ピンチローラ18,19を停止させるとともに、
切換回路37に制御信号を送ってチューナ回路10と増
幅回路12をもとどおりに接続させ、チューナ回路10
からの映像,音声信号を、記録・再生部13を介さず増
幅回路12を経て直接テレビジョン1に出力させる。こ
れにより、それまで見ていたシーンよりも所定時間(記
録指令ボタン5を押してから再生指令ボタン6を押すま
での時間)だけ進んだ現在放映中(リアルタイム)のシーンが、
記録・再生部13を介さずにチューナ回路10から直接
テレビジョン1のブラウン管1bやスピーカ1cに出力さ
れる(図3のS8参照)。かくて、中座中の時間遅延が、
不要なコマーシャルタイムの利用で解消でき、これ以降
視聴者はリアルタイムの放映情報を直接鑑賞することに
なる。なお、停止指令ボタン7をテレビジョン1に戻っ
てからできるだけ早い時期に押せば、ビデオテープ23
の使用量を抑えることができる。
【0017】上記実施例で、記録指令ボタン5と再生指
令ボタン6を上述と同様に押し、停止指令ボタン7を押
さない場合は、中座以降の放映情報をカセット21の容
量範囲内で総てビデオテープ23に記録できる。また、
ビデオテープレコーダ2の記録指令ボタン5を押して記
録・再生部13を動作させたまま、テレビジョン1に内
蔵のチューナ回路を介してリアルタイムの放映情報を鑑
賞し、シーンを見逃がした時点で再生指令ボタン6を押
せば、最大限3倍モードで略3分に相当するそれ以前の
シーンを即座に再度見ることもできる。さらに、このビ
デオテープレコーダ2は、通常のものと同様、録画また
は再生のみにも用いることができるので、他のビデオテ
ープレコーダと共に使用すれば、ダビング等において上
述の遅延放映機能を発揮でき利用価値が高い。
【0018】このように、本発明では、録画および再生
の各ヘッドシリンダ15,16と各ピンチローラ18,1
9とテープガイド手段17と両ヘッドシリンダの間にあ
って記録,再生,停止の各指令信号に基づいてテープ走行
速度で往動して記録済みのビデオテープ23を取り込む
可動ガイドポスト20a,20bを備えた簡素な構成の記
録・再生部13により、カセットテープに中座時以降の
放映情報を記録し、これをテレビジョン1のブラウン管
やスピーカに遅延させて出力して、中座時以降の放映情
報を連続して鑑賞できるようにしているので、通常のビ
デオテープレコーダによる従来の記録・再生方法に比し
て、番組内容の流れが常に把握できる点で方法自体が遥
かに優れているうえ、長短様々な中座時間に所定範囲内
で柔軟に対応でき、ビデオ録画の予定を狂わさず、ビデ
オテープや電力の使用量を少なくでき、ビデオテープレ
コーダの低廉化を図ることができる。また、記録媒体に
エンドレステープなどを用いず、通常のカセット21を
用いているので、特別な部品がいらず、この点でもビデ
オテープレコーダの低廉化が図れ、汎用性に優れたもの
となる。
【0019】上記実施例では、ビデオテープレコーダ2
に、記録・再生部13の他に、記録,再生,停止の各指令
信号を入力するための各指令ボタン5,6,7、チューナ
回路10、増幅回路12およびCPU14を設けている
ので、操作者の各指令ボタンの押下のみで遅延放映機能
を自在に働かすことができ、テレビジョン1と共用する
際の機能が拡大し、操作性が向上して、非常に使いやす
いという利点がある。なお、本発明の可動ガイドポスト
は、2本の平行な溝36a,36bを摺動する実施例のも
の20a,20bに限られず、溝をもたぬ1個または3個
以上のものであってもよい。また、可動ガイドポストに
取り込める映像,音声信号の量は、実施例の3分または
1分の放映時間に相当する量に限られない。さらに、本
発明の記録・再生部の可動ガイドポストを可動部のない
メモリに置き換え、本発明の制御回路が、記録指令信号
を受けて、録画・再生側の両ピンチローラを駆動し、か
つ録画ヘッドシリンダの記録動作を開始させ、ビデオテ
ープに記録された映像,音声信号の先頭が再生ヘッドシ
リンダに達したとき、走行中のビデオテープから映像,
音声情報を上記メモリに記録させ、再生指令信号を受け
たとき、または記憶情報量がメモリ容量に達したとき、
メモリから上記映像,音声情報を読み出してこれを増幅
回路へ出力し、停止指令信号を受けたとき、メモリをク
リアし、両ヘッドシリンダと両ピンチローラを停止さ
せ、チューナ回路からの映像,音声信号を直接増幅回路
へ出力させるように構成することも可能である。
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
遅延放映機能付きビデオテープレコーダは、録画と再生
の各ヘッドシリンダと、挿入されたカセット内に収納さ
れたビデオテープを両ヘッドシリンダの外周に巻き付け
て張架するテープガイド手段と、張架されたビデオテー
プを同期して走行させる録画側と再生側の各ピンチロー
ラと、両ヘッドシリンダ間のビデオテープを案内する複
数の固定ガイドポストの間にビデオテープと交差する方
向に設けられ、両ヘッドシリンダと両ピンチローラを制
御する記録,再生,停止の各指令信号に基づいてテープ走
行速度と等速で往動する可動ガイドポストとを備えた記
録・再生部を設けているので、従来の録画,再生機能に
加えて、中座時以降の放映情報を遅延放映により連続し
て鑑賞でき、番組内容の流れが常に把握できるうえ、ビ
デオ録画の予定を狂わさず、ビデオテープや電力の使用
量を低減でき、また特別なカセットや部品がいらないか
ら、ビデオテープレコーダの低廉化を図り、汎用性の向
上を図ることができる。また、上記ビデオテープレコー
ダに上記各指令信号を入力するための各指令信号入力ボ
タン,チューナ回路,増幅回路,制御部を設ければ、操作
者がボタンを押すだけで遅延放映機能を自在に働かすこ
とができ、一層の機能の拡大と操作性の向上を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 テレビジョンと共に用いた本発明の遅延放映
機能付きビデオテープレコーダを示す斜視図である。
【図2】 図1のビデオテープレコーダを示す詳細図で
ある。
【図3】 上記ビデオテープレコーダの動作の流れを示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1…テレビジョン、2…ビデオテープレコーダ、5…記
録指令ボタン、6…再生指令ボタン、7…停止指令ボタ
ン、10…チューナ回路、12…増幅回路、13…記録
・再生部、14…CPU、15…録画ヘッドシリンダ、
16…再生ヘッドシリンダ、17…テープガイド手段、
18,19…ピンチローラ、20a,20b…可動ガイドポ
スト、21…カセット、22a,22b…リール、23…
ビデオテープ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 録画ヘッドシリンダと、再生ヘッドシリ
    ンダと、カセットの挿入に伴って摺動し、カセット内の
    一対のリールに収納されたビデオテープを上記両ヘッド
    シリンダの外周に巻き付けて張架するテープガイド手段
    と、張架されたビデオテープを同一方向に同期して走行
    させる録画側および再生側のピンチローラと、上記両ヘ
    ッドシリンダ間に張架されたビデオテープを案内する複
    数の固定ガイドポストの間に、ビデオテープと交差する
    方向に往復動自在に設けられ、上記両ヘッドシリンダお
    よび両ピンチローラを制御する記録,再生,停止の各指令
    信号に基づいてテープ走行速度に対応する速度で往動す
    る可動ガイドポストとを備えた記録・再生部を設けたこ
    とを特徴とする遅延放映機能付きビデオテープレコー
    ダ。
  2. 【請求項2】 上記記録,再生,停止の各指令信号を入力
    するための記録指令ボタン,再生指令ボタン,停止指令ボ
    タンと、チューナ回路と、増幅回路と、制御回路を設
    け、この制御回路は、上記記録指令ボタンからの記録指
    令信号を受けて、上記記録・再生部の両ピンチローラを
    駆動し、かつ録画ヘッドシリンダの記録動作を開始さ
    せ、ビデオテープに記録された映像,音声信号の先頭が
    再生ヘッドシリンダに達したとき、再生側のピンチロー
    ラのみを停止させ、かつ可動ガイドポストの往動を開始
    させる一方、上記再生指令ボタンからの再生指令信号を
    受けたとき、または可動ガイドポストが終端に達したと
    き、可動ガイドポストを停止させ、再生側のピンチロー
    ラを再駆動し、かつ再生ヘッドシリンダの再生動作を開
    始させるとともに、上記停止指令ボタンからの停止指令
    信号を受けたとき、可動ガイドポストを始端まで復動さ
    せると同時にテープを巻き取り、両ヘッドシリンダと両
    ピンチローラを停止させ、チューナ回路からの映像,音
    声信号を直接増幅回路へ出力させる請求項1に記載の遅
    延放映機能付きビデオテープレコーダ。
JP369292A 1992-01-13 1992-01-13 遅延放映機能付きビデオテープレコーダ Pending JPH05189702A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2456138A (en) * 2008-01-02 2009-07-08 Richard Edward Hixon Video tape stretching machine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2456138A (en) * 2008-01-02 2009-07-08 Richard Edward Hixon Video tape stretching machine

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