JPH05190249A - カーボンブラシの製造法 - Google Patents
カーボンブラシの製造法Info
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- JPH05190249A JPH05190249A JP612992A JP612992A JPH05190249A JP H05190249 A JPH05190249 A JP H05190249A JP 612992 A JP612992 A JP 612992A JP 612992 A JP612992 A JP 612992A JP H05190249 A JPH05190249 A JP H05190249A
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Landscapes
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- Motor Or Generator Current Collectors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 整流子面の表皮膜が過剰に生成されることを
防止し、高速回転においても安定したすり特性を持つ回
転電機用のカーボンブラシの製造法を提供する。 【構成】 主原料の黒鉛粉に対し、アルミニウム(A
l)粉0.25〜5.0重量%、チタン(Ti)粉0.05
〜1.0重量%及び熱硬化性樹脂を、Al粉の量とTi粉
の量とを比例させて添加し、混合、成形後、150〜3
00℃の温度で熱処理するカーボンブラシの製造法。
防止し、高速回転においても安定したすり特性を持つ回
転電機用のカーボンブラシの製造法を提供する。 【構成】 主原料の黒鉛粉に対し、アルミニウム(A
l)粉0.25〜5.0重量%、チタン(Ti)粉0.05
〜1.0重量%及び熱硬化性樹脂を、Al粉の量とTi粉
の量とを比例させて添加し、混合、成形後、150〜3
00℃の温度で熱処理するカーボンブラシの製造法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転電機、特に小形回
転電機に使用されるカーボンブラシの製造法に関する。
転電機に使用されるカーボンブラシの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】回転電機の小型化、高速化に伴って、機
械の振動等によりブラシのすり特性が不安定になり、整
流が悪化し易くなっている。この対策として、整流子面
に過剰に生成された皮膜を除去してカーボンブラシの摺
動接触を良好に保持するため、特公昭39−16363号公報
では、ブラシ中に無定形シリカとアルカリ金属、アルカ
リ土類金属、Mn、Al、Bi、Ni等のシリカの結晶化促
進作用を有する金属とを含有させ、700〜1000℃
で熱処理している。また、有害な整流子表皮層の生成を
未然に防止して適正な皮膜調整作用をして、高速回転に
おいても安定したすり特性を得るため、特公昭58−5878
7号公報では、ブラシ中に0.5〜5.0重量%のAl粉
を含有させ、350℃以下の温度で熱処理している。一
方、特公昭60−13382号公報では、ブラシ中に0.5〜
5.0重量%のAl粉及び0.5〜5.0重量%のSiC
粉を含有させ、150〜350℃の温度で熱処理して、
Al粉によって生じ易い高抵抗過剰皮膜をSiC粉の研磨
性で調整し、SiC粉の研磨性による摩擦係数の上昇を
Al粉の皮膜生成作用によって押えて摺動状態を安定に
保っている。
械の振動等によりブラシのすり特性が不安定になり、整
流が悪化し易くなっている。この対策として、整流子面
に過剰に生成された皮膜を除去してカーボンブラシの摺
動接触を良好に保持するため、特公昭39−16363号公報
では、ブラシ中に無定形シリカとアルカリ金属、アルカ
リ土類金属、Mn、Al、Bi、Ni等のシリカの結晶化促
進作用を有する金属とを含有させ、700〜1000℃
で熱処理している。また、有害な整流子表皮層の生成を
未然に防止して適正な皮膜調整作用をして、高速回転に
おいても安定したすり特性を得るため、特公昭58−5878
7号公報では、ブラシ中に0.5〜5.0重量%のAl粉
を含有させ、350℃以下の温度で熱処理している。一
方、特公昭60−13382号公報では、ブラシ中に0.5〜
5.0重量%のAl粉及び0.5〜5.0重量%のSiC
粉を含有させ、150〜350℃の温度で熱処理して、
Al粉によって生じ易い高抵抗過剰皮膜をSiC粉の研磨
性で調整し、SiC粉の研磨性による摩擦係数の上昇を
Al粉の皮膜生成作用によって押えて摺動状態を安定に
保っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特公昭
39−16363号公報によるブラシは、整流子面の皮膜を除
去する作用はあるものの、シリカによる研磨作用が強す
ぎて摩擦係数及びその変動が大きくなり易く、回転電機
の効率を低下させる問題がある。また、特公昭58−5878
7号公報及び特公昭60−13382号公報のブラシは、摩擦係
数を低下させる作用を持っているが、今日要求されてい
るブラシの性能から電動機効率及びブラシ寿命について
は充分とは言い難い。即ち、現在の回転数30000rp
m以上の高速回転で運転される電気掃除機用電動機等で
は電動機効率が低く、ブラシ摩耗が増加し、寿命が短い
という問題がある。
39−16363号公報によるブラシは、整流子面の皮膜を除
去する作用はあるものの、シリカによる研磨作用が強す
ぎて摩擦係数及びその変動が大きくなり易く、回転電機
の効率を低下させる問題がある。また、特公昭58−5878
7号公報及び特公昭60−13382号公報のブラシは、摩擦係
数を低下させる作用を持っているが、今日要求されてい
るブラシの性能から電動機効率及びブラシ寿命について
は充分とは言い難い。即ち、現在の回転数30000rp
m以上の高速回転で運転される電気掃除機用電動機等で
は電動機効率が低く、ブラシ摩耗が増加し、寿命が短い
という問題がある。
【0004】本発明は、摩擦係数及びその変動が小さ
く、かつ接触電圧降下も小さい、即ち整流子面の表皮膜
が過剰に生成されることを防止し、高速回転においても
安定したすり特性を有すると共に、寿命の長い回転電機
用のカーボンブラシの製造法を提供するものである。
く、かつ接触電圧降下も小さい、即ち整流子面の表皮膜
が過剰に生成されることを防止し、高速回転においても
安定したすり特性を有すると共に、寿命の長い回転電機
用のカーボンブラシの製造法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、主原料の黒鉛
粉に対し、Al粉0.25〜5.0重量%、Ti粉0.0
5〜1.0重量%及び熱硬化性樹脂を、Al粉の量とTi
粉の量とを比例させて添加し、混合、成形後、150〜
300℃の温度で熱処理するカーボンブラシの製造法に
関する。
粉に対し、Al粉0.25〜5.0重量%、Ti粉0.0
5〜1.0重量%及び熱硬化性樹脂を、Al粉の量とTi
粉の量とを比例させて添加し、混合、成形後、150〜
300℃の温度で熱処理するカーボンブラシの製造法に
関する。
【0006】本発明において、主原料の黒鉛粉は、精製
した灰分の少ない天然黒鉛、石油系コークス、石炭系コ
ークス等を黒鉛化して得られる人造黒鉛、熱分解黒鉛、
キッシュ黒鉛等の粉末であり、粒度は特に制限がない。
灰分は量が多いとブラシを使用したときのすり特性が不
安定となったり、整流子に状痕を発生したりするので
0.5重量%以下が好ましい。結合剤として用いる熱硬
化性樹脂は、特に制限はないがフェノール樹脂又はエポ
キシ樹脂が好ましい。
した灰分の少ない天然黒鉛、石油系コークス、石炭系コ
ークス等を黒鉛化して得られる人造黒鉛、熱分解黒鉛、
キッシュ黒鉛等の粉末であり、粒度は特に制限がない。
灰分は量が多いとブラシを使用したときのすり特性が不
安定となったり、整流子に状痕を発生したりするので
0.5重量%以下が好ましい。結合剤として用いる熱硬
化性樹脂は、特に制限はないがフェノール樹脂又はエポ
キシ樹脂が好ましい。
【0007】Al粉には粒状及び鱗片状のものがあり、
そのいずれでも良いが粒径は200メッシュ以下が好ま
しい。粒径が大きいとブラシ中に偏在し易くなる。また
Ti粉は機械的に粉砕したもの及びアトマイズ法で製造
した球状品があり、そのどちらでも良い。粒径は250
メッシュ以下が好ましい。粒径が大きいと研磨性が強く
なって摩擦係数が増大し、すり特性が不安定になる。
そのいずれでも良いが粒径は200メッシュ以下が好ま
しい。粒径が大きいとブラシ中に偏在し易くなる。また
Ti粉は機械的に粉砕したもの及びアトマイズ法で製造
した球状品があり、そのどちらでも良い。粒径は250
メッシュ以下が好ましい。粒径が大きいと研磨性が強く
なって摩擦係数が増大し、すり特性が不安定になる。
【0008】Al粉及びTi粉の添加量は、主原料の黒鉛
粉に対して、それぞれ0.25〜5.0重量%及び0.
05〜1.0重量%とされる。Al粉及びTi粉の添加量
がこの上限値を越えると研磨性が強くなり、摩擦係数が
増大してすり特性が不安定になる。添加量が下限値より
も少ないと、皮膜調整作用が不十分となり過剰皮膜が生
成するため、やはり摩擦係数及び接触電圧降下の増大を
もたらす。また、Al粉及びTi粉のどちらかを多く又は
少なく混合するとそれぞれの特徴が強調されて、前記と
同様の障害を生じ易いので、本発明ではAl粉及びTi粉
の量を比例させて添加する。即ちAl粉が少ないときは
Ti粉を少なくしてバランス良く添加する。
粉に対して、それぞれ0.25〜5.0重量%及び0.
05〜1.0重量%とされる。Al粉及びTi粉の添加量
がこの上限値を越えると研磨性が強くなり、摩擦係数が
増大してすり特性が不安定になる。添加量が下限値より
も少ないと、皮膜調整作用が不十分となり過剰皮膜が生
成するため、やはり摩擦係数及び接触電圧降下の増大を
もたらす。また、Al粉及びTi粉のどちらかを多く又は
少なく混合するとそれぞれの特徴が強調されて、前記と
同様の障害を生じ易いので、本発明ではAl粉及びTi粉
の量を比例させて添加する。即ちAl粉が少ないときは
Ti粉を少なくしてバランス良く添加する。
【0009】黒鉛粉、上記量のAl粉及びTi粉、熱硬化
性樹脂は混合して成形粉とされる。樹脂が固形の場合は
適度に粉砕して通常の粉末混合機で混合し、樹脂が液状
の場合は適度の溶剤を加えて公知のニーダー等で混練後
溶剤を除去して粉砕し、成形粉とされる。成形粉は公知
の方法で成形し、150〜300℃の温度で熱処理して
ブラシ材とされ、これを所定の仕様に加工及び組立をし
てブラシとされる。
性樹脂は混合して成形粉とされる。樹脂が固形の場合は
適度に粉砕して通常の粉末混合機で混合し、樹脂が液状
の場合は適度の溶剤を加えて公知のニーダー等で混練後
溶剤を除去して粉砕し、成形粉とされる。成形粉は公知
の方法で成形し、150〜300℃の温度で熱処理して
ブラシ材とされ、これを所定の仕様に加工及び組立をし
てブラシとされる。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。200メッ
シュ以下に粉砕した灰分0.1重量%のピッチコークス
系人造黒鉛粉の主原料100重量部に、200メッシュ
以下の粒状Al粉及び250メッシュ以下の球状Ti粉を
表1に示す組合せで添加し、更に結合剤としてビスフェ
ノール型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ(株)製、
エピコート1002)の粉末及び樹脂の硬化剤として無
水マレイン酸を加え、ワーナー型捏合機に入れて混合し
た後、1t/cm2の圧力で成形した。次いで250℃の
温度で熱処理して、11種のブラシ材を得、これの加工
・組立を行ってブラシを得た。
シュ以下に粉砕した灰分0.1重量%のピッチコークス
系人造黒鉛粉の主原料100重量部に、200メッシュ
以下の粒状Al粉及び250メッシュ以下の球状Ti粉を
表1に示す組合せで添加し、更に結合剤としてビスフェ
ノール型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ(株)製、
エピコート1002)の粉末及び樹脂の硬化剤として無
水マレイン酸を加え、ワーナー型捏合機に入れて混合し
た後、1t/cm2の圧力で成形した。次いで250℃の
温度で熱処理して、11種のブラシ材を得、これの加工
・組立を行ってブラシを得た。
【0011】
【表1】
【0012】実施例で得た11種のブラシについて摩擦
係数及び接触電圧降下を測定した。この結果を図1にま
とめて示した。なお、測定中の摺動状態は安定してい
た。
係数及び接触電圧降下を測定した。この結果を図1にま
とめて示した。なお、測定中の摺動状態は安定してい
た。
【0013】図1から明らかなように、本発明の範囲内
にあるAl粉が0.25〜5.0重量部、Ti粉が0.0
5〜1.0重量部の間の実施例のブラシは、長時間運転
時の摩擦係数0.16〜0.18、接触電圧降下が0.
6〜1.0Vである。これに対し、比較例のAl粉及び
Ti粉を全く添加しないもの並びに添加量が上限値を越
えるものは、摩擦係数が0.21以上、接触電圧降下が
1.6V以上であり、上記Al粉及びTi粉を適量添加し
たブラシは、全く添加しないブラシに比較して摩擦係数
で約20%、接触電圧降下で約60%改善された。これ
によって電気損や摩擦損(機械損)が低減でき、また摺
動状態が安定しているため、整流性能も良好に保持でき
る。この結果から、ブラシのすり特性安定領域は図2の
斜線範囲内であることが確認された。
にあるAl粉が0.25〜5.0重量部、Ti粉が0.0
5〜1.0重量部の間の実施例のブラシは、長時間運転
時の摩擦係数0.16〜0.18、接触電圧降下が0.
6〜1.0Vである。これに対し、比較例のAl粉及び
Ti粉を全く添加しないもの並びに添加量が上限値を越
えるものは、摩擦係数が0.21以上、接触電圧降下が
1.6V以上であり、上記Al粉及びTi粉を適量添加し
たブラシは、全く添加しないブラシに比較して摩擦係数
で約20%、接触電圧降下で約60%改善された。これ
によって電気損や摩擦損(機械損)が低減でき、また摺
動状態が安定しているため、整流性能も良好に保持でき
る。この結果から、ブラシのすり特性安定領域は図2の
斜線範囲内であることが確認された。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、主原料黒鉛の持つ良好
なすり特性とAl粉及びTi粉の適度な皮膜調整作用の相
乗効果によって、回転電機の整流子面における表皮層の
生成が過剰になるのを未然に防止し、ブラシの座乗性を
良好に保ち、摩擦係数及びその変動を小さくして、高速
回転でも良好なブラシを提供できる。
なすり特性とAl粉及びTi粉の適度な皮膜調整作用の相
乗効果によって、回転電機の整流子面における表皮層の
生成が過剰になるのを未然に防止し、ブラシの座乗性を
良好に保ち、摩擦係数及びその変動を小さくして、高速
回転でも良好なブラシを提供できる。
【図1】Al粉及びTi粉添加量と摩擦係数及び接触電圧
降下との関係を示すグラフ。
降下との関係を示すグラフ。
【図2】Al粉及びTi粉添加量におけるすり特性安定領
域を示すグラフ。
域を示すグラフ。
Claims (1)
- 【請求項1】 主原料の黒鉛粉に対し、アルミニウム
(Al)粉0.25〜5.0重量%、チタン(Ti)粉0.
05〜1.0重量%及び熱硬化性樹脂を、Al粉の量と
Ti粉の量とを比例させて添加し、混合、成形後、15
0〜300℃の温度で熱処理することを特徴とするカー
ボンブラシの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP612992A JPH05190249A (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | カーボンブラシの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP612992A JPH05190249A (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | カーボンブラシの製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05190249A true JPH05190249A (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=11629893
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP612992A Pending JPH05190249A (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | カーボンブラシの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05190249A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102015205735A1 (de) * | 2015-03-30 | 2016-10-06 | Schunk Hoffmann Carbon Technology Ag | Verwendung eines Kohlenstoffverbundmaterials zur Herstellung von elektrischen Kontaktkörpern für eine Kraftstoffpumpe sowie Kontaktkörper |
-
1992
- 1992-01-17 JP JP612992A patent/JPH05190249A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102015205735A1 (de) * | 2015-03-30 | 2016-10-06 | Schunk Hoffmann Carbon Technology Ag | Verwendung eines Kohlenstoffverbundmaterials zur Herstellung von elektrischen Kontaktkörpern für eine Kraftstoffpumpe sowie Kontaktkörper |
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