JPH05194518A - 6−メルカプトプリン誘導体及びその製法 - Google Patents

6−メルカプトプリン誘導体及びその製法

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JPH05194518A
JPH05194518A JP4044352A JP4435292A JPH05194518A JP H05194518 A JPH05194518 A JP H05194518A JP 4044352 A JP4044352 A JP 4044352A JP 4435292 A JP4435292 A JP 4435292A JP H05194518 A JPH05194518 A JP H05194518A
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JP
Japan
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hydrogen atom
lower alkyl
carbon atoms
compound
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Application number
JP4044352A
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English (en)
Inventor
Kenji Tsujihara
健二 辻原
Teruya Motomiya
光弥 本宮
Motoaki Ohashi
元明 大橋
Tatsuo Kashida
龍雄 樫田
Yukio Akaike
幸男 赤池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanabe Pharma Corp
Original Assignee
Tanabe Seiyaku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tanabe Seiyaku Co Ltd filed Critical Tanabe Seiyaku Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式 〔式中Rは末端にアミノ基を有する炭素数3〜6のア
ルカノイル基等、Rは水素原子等、Xは水素原子等を
表す。〕で表される6−メルカプトプリン誘導体及びそ
の製法。 【効果】 この化合物は優れた抗腫瘍作用及び/又は腫
瘍免疫増強作用を示すため、各種癌疾患の治療剤として
有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規6−メルカプトプリ
ン誘導体及びその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】6−メルカプトプリンは抗腫瘍剤(特に
白血病治療剤)として臨床で使用されているが、骨髄機
能抑制、肝障害といった副作用が強く、安全域が狭いと
いう難点がある。又6−メルカプトプリンは水に不溶で
あるため、経口投与しかできないが、経口投与した場合
も、消化管から50%程度しか吸収されず、吸収効率が
悪いという難点がある〔クリニカル ファーマコロジー
アンド セラピューティクス(Cli.Pharma
col.Ther.)、第9巻、第180〜194頁
(1968年)〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、優れた抗腫
瘍作用及び/又は腫瘍免疫増強作用を有し、非経口投与
可能な新規6−メルカプトプリン誘導体を提供するもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は一般式〔I〕
【0005】
【化7】
【0006】〔但し、Rは末端にアミノ基もしくは低
級アルキルアミノ基を有する炭素数3〜6の直鎖アルカ
ノイル基、又はアミノ基もしくは低級アルキルアミノ基
を有する炭素数3〜6の分枝鎖アルカノイル基、R
水素原子;低級アルコキシ低級アルキル基;低級アルカ
ノイルオキシ低級アルキル基;置換されていてもよい含
酸素5員複素単環式基又は式−CHO−Rで示され
る基、Xは水素原子又はアミノ基を表す。〕で示される
6−メルカプトプリン誘導体又はその薬理的に許容しう
る塩に関する。本発明の目的物〔I〕は6−メルカプト
プリンの6位硫黄原子上にアミノ基置換低級アルカノイ
ルオキシメチル基等を導入し、かつその9位を所望によ
り水親和性の基で保護した構造的特徴を有し、6−メル
カプトプリンと比較して、一層優れた水溶性と抗腫瘍活
性を示すため、とりわけ非経口投与に適した抗腫瘍剤と
しての諸特性を具備するものであり、さらには優れた腫
瘍免疫増強作用をも示すという特性をもつ有用な医薬化
合物である。
【0007】本発明の目的物〔I〕の具体例としては、
低級アルキル基、低級アルコキシ基が炭素数1〜6、好
ましくは炭素数1〜4、低級アルカノイル基が炭素数2
〜6、好ましくは炭素数2〜4であり、又置換されてい
てもよい含酸素5員複素単環式基が炭素数2〜6のアル
カノイルオキシ基及び/又は炭素数2〜6のアルカノイ
ルオキシ−炭素数1〜6のアルキル基で置換されていて
もよいテトラヒドロフリル基である化合物があげられ
る。
【0008】この内、薬効上好ましい例としては、R
が2−アミノ−2,2−ジメチルアセチル基;3−アミ
ノプロピオニル基;3−メチルアミノプロピオニル基又
は3−アミノ−2−メチルプロピオニル基、Rが水素
原子;エトキシメチル基;ピバロイルオキシメチル基又
は(3−アミノプロピオニル)オキシメチル基、Xが水
素原子である化合物があげられる。
【0009】本発明の目的化合物〔I〕は遊離の形でも
又その薬理的に許容しうる塩の形のいずれでも医薬用途
に用いることができる。このような塩としては、例えば
塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩等の無機酸付加塩、
メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、フマ
ル酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩等の有機
酸付加塩をあげることができる。
【0010】目的化合物〔I〕又はその塩は例えば注射
剤として非経口的に投与できるほか、錠剤、カプセル
剤、散剤として経口投与することもできるが、とりわけ
非経口的に投与するのが好ましい。投与量は、投与方
法、患者の年令、体重、状態及び治療すべき疾患の種類
によっても異なるが、通常一日当り約0.5〜20mg
/kg、とりわけ2〜10mg/kg程度とするのが好
ましい。
【0011】本発明によれば、目的化合物〔I〕は一般
式〔II〕
【0012】
【化8】
【0013】〔但し、R21は水素原子;低級アルコキ
シ低級アルキル基;低級アルカノイルオキシ低級アルキ
ル基又は置換されていてもよい含酸素5員複素単環式基
を表し、他の記号は前記と同一意味を有する。〕で示さ
れる化合物又はその塩と一般式〔III〕
【0014】
【化9】
【0015】〔但し、R11は末端に保護されたアミノ
基もしくは低級アルキルアミノ基を有する炭素数3〜6
の直鎖アルカノイル基、又は保護されたアミノ基もしく
は低級アルキルアミノ基を有する炭素数3〜6の分枝鎖
アルカノイル基、Yは反応性残基を表す。〕で示される
エステル化合物とを縮合反応させて、一般式〔IV〕
【0016】
【化10】
【0017】〔但し、R22は水素原子;低級アルコキ
シ低級アルキル基;低級アルカノイルオキシ低級アルキ
ル基;置換されていてもよい含酸素5員複素単環式基又
は式−CHO−R11で示される基を表し、他の記号
は前記と同一意味を有する。〕で示される化合物を得た
後、R22が水素原子である場合には、所望により、更
に低級アルコキシ低級アルキルハライド又は低級アルカ
ノルオキシ低級アルキルハライドと縮合反応させ、つい
でR11の保護基を除去して製造することができる。
【0018】原料化合物〔III〕及び〔IV〕におけ
るアミノ基又は低級アルキルアミノ基の保護基として
は、例えば低級アルコキシカルボニル基、ベンジルオキ
シカルボニル基、低級アルコキシ基置換ベンジルオキシ
カルボニル基等があげられる。また反応性残基(Y)と
してはハロゲン原子、低級アルキルスルホニルオキシ
基、ベンゼンスルホニルオキシ基、低級アルキル基置換
ベンゼンスルホニルオキシ基等を好適に用いることがで
きる。
【0019】化合物〔II〕又はその塩とエステル化合
物〔III〕との縮合反応は、脱酸剤の存在下又は非存
在下で適宜実施することができる。脱酸剤としては炭酸
水素アルカリ金属、炭酸アルカリ金属、炭酸アルカリ土
類金属の如き無機塩基をいずれも好適に用いることがで
きる。化合物〔II〕の塩としては無機酸付加塩及び有
機酸付加塩をいずれも好適に用いることができる。本反
応において、原料化合物〔II〕のR21が水素原子の
場合、弱塩基性の脱酸剤(例えば、炭酸アルカリ土類金
属)を用いれば、R22が水素原子の化合物〔IV〕を
好適に得ることができ、一方、強塩基性の脱酸剤(例え
ば、炭酸アルカリ金属)を用いれば、R22が式−CH
O−R11で示される化合物〔IV〕を得ることがで
きる。反応は適当な溶媒(例えば、アセトン、アセトニ
トリル、酢酸エチル、塩化メチレン、テトラヒドロフラ
ン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドある
いはこれらの混合溶媒)中又は無溶媒で好適に実施でき
る。本反応は冷却〜加温下,とりわけ25℃〜60℃で
実施するのが好ましい。
【0020】また、化合物〔IV〕においてR22が水
素原子である場合、当該化合物と低級アルコキシ低級ア
ルキルハライド又は低級アルカノイルオキシ低級アルキ
ルハライドとの縮合反応も、上記と同じ脱酸剤の存在下
又は非存在下、上記と同様の条件下で適宜実施すること
ができる。この縮合反応により、R22が低級アルコキ
シ低級アルキル基又は低級アルカノイルオキシ低級アル
キル基である化合物が得られる。かくして得た生成物に
おいて、アミノ基又は低級アルキルアミノ基の保護基
(R11)の除去は、保護基の種類に応じ、例えば加水
分解、加溶媒分解、酸処理、還元の如き常法により適宜
実施することができる。尚、本発明の原料化合物〔II
I〕は、新規化合物であり、例えば一般式〔V〕
【0021】
【化11】
【0022】〔但し、記号は前記と同一意味を有す
る。〕で示されるカルボン酸化合物と一般式〔VI〕
【0023】
【化12】
【0024】〔但し、Yは反応性残基を表し、他は前
記と同一意味を有する。〕で示される化合物とを適当な
溶媒中(例えば、水−塩化メチレンの混合溶液、水−ク
ロロホルム混合溶媒等)、脱酸剤(例えば、炭酸水素ナ
トリウム等)の存在下で反応させて製造することができ
る。
【0025】
【作用】
実験例 (サルコーマ180増殖抑制効果)一群5匹の雌性マウ
ス(ICR系、5週令)の鼠蹊部皮下にサルコーマ18
0細胞(1.5×10)を移植した。移植24時間後
からマウスに本発明の目的物溶液を1日1回5日間連続
経口投与し、投与終了から5日後の腫瘍重量を測定し
た。本発明の6−〔(3−アミノプロピオニル)オキシ
メチルチオ〕プリン・1塩酸塩及び9−〔(3−アミノ
プロピオニル)オキシメチル〕−6−〔(3−アミノプ
ロピオニル)オキシメチルチオ〕−9H−プリン・3塩
酸塩は用量依存的に腫瘍増殖を抑制し、又6−〔(3−
アミノプロピオニル)オキシメチルチオ〕プリン・1塩
酸塩の治療係数(最大耐量と腫瘍増殖を50%抑制する
投与量との比)は15以上の高い値を示した。
【0026】(腫瘍免疫増強効果)BALB/c系マウ
スの右鼠蹊部にフィブロサルコーマ細胞(1×10
を移植した(一次移植)。移植3日後に、本発明の目的
物溶液50mg/kgを1日1回5日間連続で、経口、
静脈内、腹腔内及び腫瘍内の4種類の方法で各々投与し
た。一次移植後10日目に、左鼠蹊部にフィブロサルコ
ーマ細胞(3×10)を再移植した(二次移植)。二
次移植後14日目までの二次移植腫瘍細胞の直径を計測
し、腫瘍免疫増強効果の指標とした。本発明の6−
〔(3−アミノプロピオニル)オキシメチルチオ〕プリ
ン・1塩酸塩は経口、静脈内、腹腔内及び腫瘍内のいず
れの投与経路においても、二次移植腫瘍の付着の抑制、
つまり強い腫瘍免疫増強作用を示した。
【0027】
【実施例】
実施例1 (1)N−(t−ブトキシカルボニル)−3−アミノプ
ロピオン酸クロロメチルエステル2.17g及びヨウ化
ナトリウム1.65gをアセトン20mlに加え、この
混合物に6−メルカプトプリン・1水和物1.55gの
ジメチルホルムアミド30ml溶液及び炭酸カルシウム
4.55gを加え、室温で3日間かくはんする。不溶物
をろ去後、ろ液を濃縮し、残査に酢酸エチル及び水を加
え、十分にかくはんした後、有機層を分取し、洗浄、乾
燥後、濃縮する。残査をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(溶媒:クロロホルム−メタノール)で精製し
て、6−{〔N−(t−ブトキシカルボニル)−3−ア
ミノプロピオニル〕オキシメチルチオ}プリン1.80
gを白色粉末として得る。 FABMS(m/z):354(M+H) NMR(CDCl)δ:1.41(9H,s)、2.
56(2H,t,J=6.0Hz)、3.38(2H,
q,J=6.0Hz)、5.3(1H,br)、6.0
5(2H,s)、8.13(1H,s)、8.78(1
H,s)、10〜13.5(1H,br)
【0028】(2)本品1.70gをジオキサン10m
lに溶解し、氷冷かくはん下7.5N塩化水素−ジオキ
サン溶液3mlを加える。室温で3時間かくはん後、反
応液にエーテル50mlを加え、析出した白色粉末をろ
取し、洗浄、乾燥して、6−〔(3−アミノプロピオニ
ル)オキシメチルチオ〕プリン・2塩酸塩1.50gを
得る。 FABMS(m/z):254{M(遊離塩基)+H}
NMR(d−DMSO)δ:2.77(2H,t,J
=6.8Hz)、3.00(2H,m)、6.06(2
H,s)、8.60(1H,s)、8.80(1H,
s)、8.21(3H,br,DO交換)、8.9
(2H,br,DO交換)
【0029】(3)本品1.47gを水5mlに溶解
し、非イオン性吸着樹脂(商品名:HP−20;三菱化
成社製)充填カラムクロマトで精製(水で溶出)し、所
定の溶出液を集め、減圧下濃縮し、残査を凍結乾燥し
て、6−〔(3−アミノプロピオニル)オキシメチルチ
オ〕プリン・1塩酸塩1.00gを白色粉末として得
る。 FABMS(m/z):254{M(遊離塩基)+H}
NMR(DO)δ:3.0(2H,t,J=6.6H
z)、3.44(2H,t,J=6.6Hz)、6.0
3(2H,s)、8.41(1H,s)、8.64(1
H,s)
【0030】実施例2 (1)N−(t−ブトキシカルボニル)−3−アミノプ
ロピオン酸クロロメチルエステル7.13g及びヨウ化
ナトリウム5.40gをアセトン40mlに加え、この
混合物に6−メルカプトプリン・1水和物1.70gの
ジメチルホルムアミド40ml溶液及び炭酸カリウム
6.90gを加え、室温で3日間かくはんする。以下実
施例1−(1)と同様に処理して、9−{〔N−(t−
ブトキシカルボニル)−3−アミノプロピオニル〕オキ
シメチル}−6−{〔N−(t−ブトキシカルボニル)
−3−アミノプロピオニル〕オキシメチルチオ}−9H
−プリン2.50gを淡黄色カラメルとして得る。 FABMS(m/z):555(M+H) NMR(CDCl)δ:1.41(18H,s)、
2.56(4H,t,J=6.0Hz)、3.38(4
H,q,J=6.0Hz)、5.0(2H,br)、
6.04(2H,s)、6.19(2H,s)、8.2
5(1H,s)、8.84(1H,s)
【0031】(2)本品2.47gをジオキサン20m
lに溶解し、氷冷かくはん下7.5N塩化水素−ジオキ
サン溶液10mlを加える。以下実施例1−(2)と同
様に処理して、9−〔(3−アミノプロピオニル)オキ
シメチル〕−6−〔(3−アミノプロピオニル)オキシ
メチルチオ〕−9H−プリン・3塩酸塩1.90gを淡
黄色無定形粉末として得る。 FABMS(m/z):355{M(遊離塩基)+H}
NMR(d−DMSO)δ:2.76(4H,t−l
ike)、2.97(4H,t−like)、6.06
(2H,s)、6.26(2H,s)、8.25(7
H,br)、8.66(1H,s)、8.87(1H,
s)
【0032】実施例3 (1)9−β−D−リボフラノシル−6−メルカプト−
9H−プリン−2’,3’,5’−トリアセテイト2.
05g、N−(t−ブトキシカルボニル)−3−アミノ
プロピオン酸クロロメチルエステル1.43g、ヨウ化
ナトリウム1.35g及び炭酸カリウム2.0gを用
い、実施例1−(1)と同様に処理して、9−β−D−
リボフラノシル−6−{〔N−(t−ブトキシカルボニ
ル)−3−アミノプロピオニル〕オキシメチルチオ}−
9H−プリン−2’,3’,5’−トリアセテイト2.
93gを白色無定形粉末として得る。 FABMS(m/z):612(M+H) NMR(CDCl)δ:1.41(9H,s)、2.
08(3H,s)、2.13(3H,s)、2.16
(3H,s)2.56(2H,t,J=6.0Hz)、
3.39(2H,q,J=6.0Hz)、4.33〜
4.50(3H,m)、5.1(1H,br)、5.6
6(1H,t,J=5.0Hz)、5.96(1H,
t,J=5.0Hz)6.04(2H,s)、6.21
(1H,d,J=5.0Hz)、8.17(1H,
s)、8.81(1H,s)
【0033】(2)本品2.90g及びアニソール77
0mgを塩化メチレン30mlに溶解し、トリフルオロ
酢酸3.5gを氷冷下加え、同温度で1時間、さらに室
温で2時間かくはん後、反応液を減圧下濃縮乾固する。
残査を塩化メチレン20mlに溶解し、そこに2.5N
塩化水素−ジオキサン溶液5mlを加え、減圧下濃縮乾
固する。残査を少量のアセトンに溶解し、イソプロピル
エーテルを加え、析出した白色粉末をろ取、乾燥して、
9−β−D−リボフラノシル−6−〔(3−アミノプロ
ピオニル)オキシメチルチオ〕−9H−プリン−2’,
3’,5’−トリアセテイト・1塩酸塩2.45gを白
色無定形粉末として得る。 FABMS(m/z):512{M(遊離塩基)+H}
NMR(DO)δ:2.12(3H,s)、2.17
(3H,s)、2.24(3H,s)、2.90(2
H,t,J=6.0Hz)、3.34(2H,t,J=
6.0Hz)、4.50(2H,m)、4.67(1
H,m)、5.78(1H,t,J=5.0Hz)、
6.01(1H,t,J=5.0Hz)6.03(2
H,s)、6.43(1H,d,J=5.0Hz)、
8.57(1H,s)、8.74(1H,s)
【0034】実施例4 (1)6−{〔N−(t−ブトキシカルボニル)−3−
アミノプロピオニル〕オキシメチルチオ}プリン3.5
0g及びエトキシメチルクロリド1.12gをテトラヒ
ドロフラン70mlに溶解し、氷冷かくはん下トリエチ
ルアミン1.30gのテトラヒドロフラン30ml溶液
を滴下する。氷冷下3時間かくはん後、減圧下に反応液
を濃縮し、残査をクロロホルムに溶解後、洗浄する。有
機層を分取し、乾燥後、溶媒を留去し、残査をシリカゲ
ルクロマトグラフィー(溶媒:酢酸エチル−n−ヘキサ
ン)で精製して、9−エトキシメチル−6−{〔N−
(t−ブトキシカルボニル)−3−アミノプロピオニ
ル〕オキシメチルチオ}−9H−プリン1.73gを無
色カラメルとして得る。 FABMS(m/z):412(M+H) NMR(CDCl)δ:1.19(3H,t,J=
6.8Hz)、1.41(9H,s)、2.57(2
H,t,J=5.9Hz)、3.40(2H,q,J=
6.0Hz)、3.58(2H,q,J=6.8H
z)、5.13(1H,br)、5.65(2H,
s)、6.05(2H,s)、8.16(1H,s)、
8.83(1H,s)
【0035】(2)本品1.60gを塩化メチレン70
mlに溶解し、氷冷かくはん下トリフルオロ酢酸−エー
テル混液(13.2g−3.3g)を滴下する。室温で
一夜かくはんし、減圧下濃縮後、残査を水10mlに溶
解し、陰イオン交換樹脂(商品名:アンバーライトIR
A−68,C1型;オルガノ株式会社製)充填カラムク
ロマトで精製(水で溶出)し、所定の溶出液を集め、減
圧下濃縮する。濃縮液を実施例1−(3)と同様に処理
して、9−エトキシメチル−6−〔(3−アミノプロピ
オニル)オキシメチルチオ〕−9H−プリン・1塩酸塩
0.56gを白色無定形粉末として得る。 FABMS(m/z):312{M(遊離塩基)+
H)} NMR(DO)δ:1.20(3H,t,J=6.8
Hz)、2.92(2H,t,J=6.4Hz)、3.
35(2H,t,J=6.4Hz)、3.70(2H,
q,J=6.8Hz)、5.77(2H,s)、6.0
7(2H,s)、8.58(1H,s)、8.78(1
H,s)
【0036】実施例5〜10 (1)対応原料化合物を実施例1−(1)、2−
(1)、3−(1)又は4−(1)と同様に処理して、
下記第1〜3表記載の生成物を得る。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】
【0040】(2)上記(1)記載の生成物を実施例1
−(2)及び(3)、2−(2)、3−(2)又は4−
(2)と同様に処理して、下記第4及び5表記載の目的
物を得る。
【0041】
【表4】
【0042】
【表5】
【0043】参考例1 N−(t−ブトキシカルボニル)−3−アミノプロピオ
ン酸3.78g、テトラブチルアンモニウムスルフェイ
ト680mg及び炭酸水素ナトリウム6.72gを水3
0ml及び塩化メチレン30mlの混液に溶解し、この
溶液にクロロメトキシスルホニルクロリド3.96gの
塩化メチレン5ml溶液を氷冷かくはん下に滴下し、同
温度で1時間かくはんする。反応液から有機層を分取
し、洗浄、乾燥後、減圧下に溶媒を留去し、残査をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒:酢酸エチル−
n−ヘキサン)で精製して、N−(t−ブトキシカルボ
ニル)−3−アミノプロピオン酸クロロメチルエステル
4.21gを無色油状物として得る。 NMR(CDCl)δ:1.44(9H,s)、2.
61(2H,t)、3.43(2H,q)、4.90
(1H,br)、5.71(2H,s)
【0044】参考例2〜5 対応原料化合物を参考例1と同様に処理して、下記第6
表記載の化合物を得る。
【0045】
【表6】
【0046】
【発明の効果】本発明の目的物である6−メルカプトプ
リン誘導体〔I〕及びその薬理的に許容しうる塩は、6
−メルカプトプリン及び9−β−D−リボフラノシル−
6−ピバロイルオキシメチルチオ−9H−プリン−
2’,3’,5’−トリアセテイト等の既知化合物と比
較して、より一層優れた水溶性を有し、良好な組織移行
性を示すという、とりわけ静脈投与可能な医薬化合物と
しての特性を具備する。またこれら既知化合物と比較し
て、各種腫瘍(例えば、固形腫瘍、腹水肝癌、白血病
等)に対し、より一層優れた抗腫瘍作用を示し、さらに
腫瘍抗原を認識し、腫瘍細胞を拒絶する作用の増強、つ
まり腫瘍免疫増強作用をも有する。そのためこれらに罹
患した温血動物の生存期間を効果的に延長し及び/又は
腫瘍細胞の増殖を効果的に抑制することができる。かか
る抗腫瘍作用及び腫瘍免疫増強作用に基づき、本発明の
目的化合物〔I〕は、例えば、消化器癌(胃癌、直腸
癌、結腸癌等)、乳癌、肝臓癌、肺癌、膵臓癌、膀胱
癌、卵巣癌、子宮癌、皮膚癌、リンパ肉腫等の各疾患の
治療及び/又は予防に効果的に使用することができる。
フロントページの続き (72)発明者 樫田 龍雄 埼玉県北本市下石戸下703−3番地2−5 −402 (72)発明者 赤池 幸男 埼玉県大宮市大字東新井710番地50−11− 402

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式〔I〕 【化1】 〔但し、Rは末端にアミノ基もしくは低級アルキルア
    ミノ基を有する炭素数3〜6の直鎖アルカノイル基、又
    はアミノ基もしくは低級アルキルアミノ基を有する炭素
    数3〜6の分枝鎖アルカノイル基、Rは水素原子;低
    級アルコキシ低級アルキル基;低級アルカノイルオキシ
    低級アルキル基;置換されていてもよい含酸素5員複素
    単環式基又は式−CHO−Rで示される基、Xは水
    素原子又はアミノ基を表す。〕で示される6−メルカプ
    トプリン誘導体又はその薬理的に許容しうる塩。
  2. 【請求項2】 置換されていてもよい含酸素5員複素単
    環式基が低級アルカノイルオキシ基及び/又は低級アル
    カノイルオキシ低級アルキル基で置換されていてもよい
    テトラヒドロフリル基である請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 Rが2−アミノ−2,2−ジメチルア
    セチル基;3−アミノプロピオニル基;3−メチルアミ
    ノプロピオニル基;3−アミノ−2−メチルプロピオニ
    ル基又は6−アミノヘキサノイル基、Rが水素原子;
    エトキシメチル基;ピバロイルオキシメチル基;3,4
    −ジアセチルオキシ−5−アセチルオキシメチル−2−
    テトラヒドロフリル基又は(3−アミノプロピオニル)
    オキシメチル基である請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】 Rがβ−アミノプロピオニル基、R
    が水素原子、Xが水素原子である請求項1記載の化合
    物。
  5. 【請求項5】 一般式〔II〕 【化2】 〔但し、R21は水素原子;低級アルコキシ低級アルキ
    ル基;低級アルカノイルオキシ低級アルキル基又は置換
    されていてもよい含酸素5員複素単環式基、Xは水素原
    子又はアミノ基を表す。〕で示される化合物又はその塩
    と一般式〔III〕 【化3】 〔但し、R11は末端に保護されたアミノ基もしくは低
    級アルキルアミノ基を有する炭素数3〜6の直鎖アルカ
    ノイル基、又は保護されたアミノ基もしくは低級アルキ
    ルアミノ基を有する炭素数3〜6の分枝鎖アルカノイル
    基、Yは反応性残基を表す。〕で示されるエステル化合
    物とを縮合反応させて一般式〔IV〕 【化4】 〔但し、R22は水素原子;低級アルコキシ低級アルキ
    ル基;低級アルカノイルオキシ低級アルキル基;置換さ
    れていてもよい含酸素5員複素単環式基又は式−CH
    O−R11で示される基を表し、他の記号は前記と同一
    意味を有する。〕で示される化合物を得た後、R22
    水素原子である場合には、所望により更に低級アルコキ
    シ低級アルキルハライド又は低級アルカノイルオキシ低
    級アルキルハライドと縮合反応させ、ついで保護基を除
    去し、さらに所望により、生成物をその薬理的に許容し
    うる塩とすることを特徴とする一般式〔I〕 【化5】 〔但し、Rは末端にアミノ基もしくは低級アルキルア
    ミノ基を有する炭素数3〜6の直鎖アルカノイル基、又
    はアミノ基もしくは低級アルキルアミノ基を有する炭素
    数3〜6の分枝鎖アルカノイル基、Rは水素原子;低
    級アルコキシ低級アルキル基;低級アルカノイルオキシ
    低級アルキル基;置換されていてもよい含酸素5員複素
    単環式基又は式−CHO−Rで示される基を表し、
    他は前記と同一意味を有する。〕で示される6−メルカ
    プトプリン誘導体又はその薬理的に許容しうる塩の製
    法。
  6. 【請求項6】 一般式〔III〕 【化6】 〔但し、R11は末端に保護されたアミノ基もしくは低
    級アルキルアミノ基を有する炭素数3〜6の直鎖アルカ
    ノイル基、又は保護されたアミノ基もしくは低級アルキ
    ルアミノ基を有する炭素数3〜6の分枝鎖アルカノイル
    基、Yは反応性残基を表す。〕で示されるエステル化合
    物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005512991A (ja) * 2001-11-09 2005-05-12 エンゾン,インコーポレーテッド 高分子チオール結合プロドラッグ

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