JPH05194592A - ペプチド誘導体およびその用途 - Google Patents
ペプチド誘導体およびその用途Info
- Publication number
- JPH05194592A JPH05194592A JP4201314A JP20131492A JPH05194592A JP H05194592 A JPH05194592 A JP H05194592A JP 4201314 A JP4201314 A JP 4201314A JP 20131492 A JP20131492 A JP 20131492A JP H05194592 A JPH05194592 A JP H05194592A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- amino acid
- acid
- peptide
- acid residue
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】エンドセリン受容体拮抗作用を有する新規なペ
プチド誘導体の創製。 【構成】一般式 【化1】 [式中、AはD-酸性-α-アミノ酸残基を、BはD-中性-
α-アミノ酸残基を、CはL-α-アミノ酸残基を、Dは芳
香環基を有するD-α-アミノ酸残基を、 R1は水素原子ま
たは置換されていてもよいアミノ基を、R2はアミド化も
しくはエステル化されていてもよいカルボキシル基を、
mおよびnはそれぞれ1または2を示す]で表されるペプ
チド誘導体またはその塩。 【効果】顕著なエンドセリン受容体拮抗作用を有し、た
とえば高血圧治療剤、心・脳循環疾患治療剤、腎疾患治
療剤等の医薬として有用。
プチド誘導体の創製。 【構成】一般式 【化1】 [式中、AはD-酸性-α-アミノ酸残基を、BはD-中性-
α-アミノ酸残基を、CはL-α-アミノ酸残基を、Dは芳
香環基を有するD-α-アミノ酸残基を、 R1は水素原子ま
たは置換されていてもよいアミノ基を、R2はアミド化も
しくはエステル化されていてもよいカルボキシル基を、
mおよびnはそれぞれ1または2を示す]で表されるペプ
チド誘導体またはその塩。 【効果】顕著なエンドセリン受容体拮抗作用を有し、た
とえば高血圧治療剤、心・脳循環疾患治療剤、腎疾患治
療剤等の医薬として有用。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高血圧治療剤、心・脳
循環疾患治療剤、腎疾患治療剤、ぜんそく治療剤等、医
薬として有用性なエンドセリン受容体拮抗作用を有する
新規なペプチド誘導体およびその用途に関する。
循環疾患治療剤、腎疾患治療剤、ぜんそく治療剤等、医
薬として有用性なエンドセリン受容体拮抗作用を有する
新規なペプチド誘導体およびその用途に関する。
【0002】
【従来の技術】エンドセリン(ET)は1988年、柳沢らによ
りブタ大動脈内皮細胞の培養上清から単離され構造決定
された21個のアミノ酸からなる血管収縮性ペプチドであ
る[柳沢ら、ネイチャー(Nature),332巻、411〜412
頁]。 その後、エンドセリンをコードする遺伝子の研
究から、エンドセリンに構造の類似したペプチドが存在
することが明らかにされ、それぞれエンドセリン-1(ET
-1)、エンドセリン-2(ET-2)、エンドセリン-3(ET-
3)と命名されている。 これらエンドセリン類の構造
は以下の通りである(ET-1,2,3における構成アミノ
酸はすべてL体である)[井上ら、プロシージング オブ
ザ ナショナル アカデミー オブ サイエンス ユーエス
エー(Proc. Natl. Acad. Sci. USA),86巻、2863〜2867
頁]。
りブタ大動脈内皮細胞の培養上清から単離され構造決定
された21個のアミノ酸からなる血管収縮性ペプチドであ
る[柳沢ら、ネイチャー(Nature),332巻、411〜412
頁]。 その後、エンドセリンをコードする遺伝子の研
究から、エンドセリンに構造の類似したペプチドが存在
することが明らかにされ、それぞれエンドセリン-1(ET
-1)、エンドセリン-2(ET-2)、エンドセリン-3(ET-
3)と命名されている。 これらエンドセリン類の構造
は以下の通りである(ET-1,2,3における構成アミノ
酸はすべてL体である)[井上ら、プロシージング オブ
ザ ナショナル アカデミー オブ サイエンス ユーエス
エー(Proc. Natl. Acad. Sci. USA),86巻、2863〜2867
頁]。
【0003】
【化2】
【0004】上記のエンドセリン類は生体内に存在し血
管収縮作用を有していることから、循環系調節に関与す
る内因性因子であると予想され、高血圧症、心・脳循環
疾患(たとえば心筋梗塞)、腎疾患(たとえば急性腎不全)
との関係が推定されている。また、気管支平滑筋収縮作
用も有しており、ぜんそくとの関係も推定されている。
管収縮作用を有していることから、循環系調節に関与す
る内因性因子であると予想され、高血圧症、心・脳循環
疾患(たとえば心筋梗塞)、腎疾患(たとえば急性腎不全)
との関係が推定されている。また、気管支平滑筋収縮作
用も有しており、ぜんそくとの関係も推定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のエンドセリン類
の受容体に対する拮抗剤が得られれば該エンドセリン類
の作用機作の解明に役立つのみならず、上記の疾患の有
効な治療薬になる可能性が大きいと考えられる。 これ
まで、発酵生産物より得られたエンドセリン受容体拮抗
作用を有する環状ペンタペプチド類について特許出願が
なされている(特願平2-413828および特願平3-126160)
が、それと同様のあるいはそれ以上の効果を有する新規
ペプチドを提供することが本発明の課題である。
の受容体に対する拮抗剤が得られれば該エンドセリン類
の作用機作の解明に役立つのみならず、上記の疾患の有
効な治療薬になる可能性が大きいと考えられる。 これ
まで、発酵生産物より得られたエンドセリン受容体拮抗
作用を有する環状ペンタペプチド類について特許出願が
なされている(特願平2-413828および特願平3-126160)
が、それと同様のあるいはそれ以上の効果を有する新規
ペプチドを提供することが本発明の課題である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、エンドセ
リン類による強力な血管平滑筋収縮活性を抑制する作用
を指標として鋭意研究を進め、顕著なエンドセリン受容
体拮抗作用を有する新規なペプチド誘導体を創製し、さ
らに検討を加えて本発明を完成した。
リン類による強力な血管平滑筋収縮活性を抑制する作用
を指標として鋭意研究を進め、顕著なエンドセリン受容
体拮抗作用を有する新規なペプチド誘導体を創製し、さ
らに検討を加えて本発明を完成した。
【0007】すなわち本発明は、 1.式[I]
【0008】
【化3】
【0009】[式中、AはD-酸性-α-アミノ酸残基を、
BはD-中性-α-アミノ酸残基を、CはL-α-アミノ酸残
基を、Dは芳香環基を有するD-α-アミノ酸残基を、 R1
は水素原子または置換されていてもよいアミノ基を、R2
はアミド化もしくはエステル化されていてもよいカルボ
キシル基を、mおよびnはそれぞれ1または2を示す]で
表されるペプチド誘導体またはその塩、および、 2.式[I]で表されるペプチド誘導体またはその薬理
学的に許容される塩を含有してなるエンドセリン受容体
拮抗剤に関する。
BはD-中性-α-アミノ酸残基を、CはL-α-アミノ酸残
基を、Dは芳香環基を有するD-α-アミノ酸残基を、 R1
は水素原子または置換されていてもよいアミノ基を、R2
はアミド化もしくはエステル化されていてもよいカルボ
キシル基を、mおよびnはそれぞれ1または2を示す]で
表されるペプチド誘導体またはその塩、および、 2.式[I]で表されるペプチド誘導体またはその薬理
学的に許容される塩を含有してなるエンドセリン受容体
拮抗剤に関する。
【0010】上記式[I]は5つのアミド結合とひとつ
のS−S結合が存在することにより分子全体として環を
形成していることを示す。
のS−S結合が存在することにより分子全体として環を
形成していることを示す。
【0011】上記式[I]において、Aで表されるD-酸
性-α-アミノ酸残基の母体となるアミノ酸としては、た
とえば、側鎖にカルボキシル基、スルホニル基またはテ
トラゾリル基のような酸性基を有するアミノ酸があげら
れる。 その具体例としては、D-グルタミン酸、D-アス
パラギン酸、D-システイン酸、D-ホモシステイン酸、D-
β-(5-テトラゾリル)アラニン、D-2-アミノ-4-(5-
テトラゾリル)酪酸などがあげられるが、特にD-グルタ
ミン酸、D-アスパラギン酸、D-システイン酸が好まし
い。
性-α-アミノ酸残基の母体となるアミノ酸としては、た
とえば、側鎖にカルボキシル基、スルホニル基またはテ
トラゾリル基のような酸性基を有するアミノ酸があげら
れる。 その具体例としては、D-グルタミン酸、D-アス
パラギン酸、D-システイン酸、D-ホモシステイン酸、D-
β-(5-テトラゾリル)アラニン、D-2-アミノ-4-(5-
テトラゾリル)酪酸などがあげられるが、特にD-グルタ
ミン酸、D-アスパラギン酸、D-システイン酸が好まし
い。
【0012】上記式[I]において、Bで表されるD-中
性-α-アミノ酸残基の母体となるアミノ酸としては、た
とえば、D-アラニン、D-バリン、D-ノルバリン、 D-ロイ
シン、D-イソロイシン、D-アロイソロイシン、D-ノルロ
イシン、D-ターシャリーロイシン、D-ガンマメチルロイ
シン、D-フェニルグリシン、D-フェニルアラニンなどの
D-α-アミノ酸があげられ、特にD-ロイシン、D-アロイ
ソロイシン、D-ターシャリーロイシン、D-ガンマメチル
ロイシン、D-フェニルグリシンが好ましい。
性-α-アミノ酸残基の母体となるアミノ酸としては、た
とえば、D-アラニン、D-バリン、D-ノルバリン、 D-ロイ
シン、D-イソロイシン、D-アロイソロイシン、D-ノルロ
イシン、D-ターシャリーロイシン、D-ガンマメチルロイ
シン、D-フェニルグリシン、D-フェニルアラニンなどの
D-α-アミノ酸があげられ、特にD-ロイシン、D-アロイ
ソロイシン、D-ターシャリーロイシン、D-ガンマメチル
ロイシン、D-フェニルグリシンが好ましい。
【0013】上記式[I]において、Cで表されるL-α
-アミノ酸残基の母体となるアミノ酸としては、たとえ
ば、グリシン、L-アラニン、L-バリン、L-ノルバリン、
L-ロイシン、L-イソロイシン、L-ターシャリーロイシ
ン、L-ノルロイシン、L-メチオニン、L-2-アミノ酪
酸、L-セリン、L-スレオニン、L-フェニルアラニン、L-
アスパラギン酸、L-グルタミン酸、L-アスパラギン、L-
グルタミン、L-リジン、L-トリプトファン、L-アルギニ
ン、L-チロシン、L-プロリンなど、通常一般に知られて
いるL-α-アミノ酸があげられ、特にL-ロイシン、L-ノ
ルロイシン、L-トリプトファンが好ましい。
-アミノ酸残基の母体となるアミノ酸としては、たとえ
ば、グリシン、L-アラニン、L-バリン、L-ノルバリン、
L-ロイシン、L-イソロイシン、L-ターシャリーロイシ
ン、L-ノルロイシン、L-メチオニン、L-2-アミノ酪
酸、L-セリン、L-スレオニン、L-フェニルアラニン、L-
アスパラギン酸、L-グルタミン酸、L-アスパラギン、L-
グルタミン、L-リジン、L-トリプトファン、L-アルギニ
ン、L-チロシン、L-プロリンなど、通常一般に知られて
いるL-α-アミノ酸があげられ、特にL-ロイシン、L-ノ
ルロイシン、L-トリプトファンが好ましい。
【0014】上記式[I]において、Dで表される芳香
環基を有するD-α-アミノ酸残基の母体となるアミノ酸
としては、たとえば、側鎖に芳香環基を有するD-α-ア
ミノ酸があげられる。 その具体例としては、D-トリプ
トファン、D-5-メチルトリプトファン、D-フェニルア
ラニン、D-チロシン、D-1-ナフチルアラニン、D-2-ナ
フチルアラニンなどがあげられ、特にD-トリプトファ
ン、D-5-メチルトリプトファンが好ましい。
環基を有するD-α-アミノ酸残基の母体となるアミノ酸
としては、たとえば、側鎖に芳香環基を有するD-α-ア
ミノ酸があげられる。 その具体例としては、D-トリプ
トファン、D-5-メチルトリプトファン、D-フェニルア
ラニン、D-チロシン、D-1-ナフチルアラニン、D-2-ナ
フチルアラニンなどがあげられ、特にD-トリプトファ
ン、D-5-メチルトリプトファンが好ましい。
【0015】上記式[I]においてR1は水素原子または
置換されていてもよいアミノ基を示す。 アミノ基の置
換基としてはたとえばアルキル基またはアシル基があげ
られる。 ここでアルキル基としてはたとえば芳香環基
で置換されていてもよい低級アルキル基[芳香環基はた
とえば、フェニル、ナフチルなどで、さらにハロゲン原
子、低級アルキル基、低級アルコキシ基で置換されてい
てもよい;低級アルキル基はたとえばC1-3アルキル基
で、メチル、エチル、プロピルなど;ハロゲン原子はた
とえばフルオロ、クロル、ブロムなど;低級アルコキシ
基はたとえばC1-3アルコキシ基で、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシなど]が、また、アシル基としてはたと
えば芳香環基で置換されていてもよい低級アルカノイル
基[芳香環基はたとえば、フェニル、ナフチルなどで、
さらにハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ
基で置換されていてもよい;低級アルキル基はたとえば
C1-3アルキル基で、メチル、エチル、プロピルなど;
ハロゲン原子はたとえばフルオロ、クロル、ブロムな
ど;低級アルコキシ基はたとえばC1-3アルコキシ基
で、メトキシ、エトキシ、プロポキシなど;低級アルカ
ノイル基はたとえば、C1-4アルカノイル基で、アセチ
ル、プロピオニル、ブチリルなど]や置換されていても
よいアロイル基[アロイル基はたとえばベンゾイル、ナ
フトイルなどで、さらにハロゲン原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基で置換されていてもよい;低級ア
ルキル基はたとえばC1-3アルキル基で、メチル、エチ
ル、プロピルなど;ハロゲン原子はたとえばフルオロ、
クロル、ブロムなど;低級アルコキシ基はたとえばC
1-3アルコキシ基で、メトキシ、エトキシ、プロポキシ
など]のほか、α-アミノ酸のα-カルボキシル基の水酸
基を取り除いてできる基[α-アミノ酸はグリシン、アラ
ニン、バリン、ノルバリン、ロイシン、イソロイシン、
ターシャリーロイシン、ノルロイシン、メチオニン、2
-アミノ酪酸、セリン、スレオニン、フェニルアラニ
ン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アスパラギン、グ
ルタミン、リジン、トリプトファン、アルギニン、チロ
シン、プロリンなど、通常一般に知られているα-アミ
ノ酸で、D、L、DLのいずれでもよい]があげられる。 置
換されたアミノ基の具体例としては、N-メチルアミ
ノ、N-エチルアミノ、N,N-ジメチルアミノ、N-ベン
ジルアミノ、N-パラクロルベンジルアミノ、N-パラメ
チルベンジルアミノ、N-パラメトキシベンジルアミ
ノ、アセトアミド(-NHCOCH3)、プロピオンアミド(-NHCO
C2H5)、フェニルアセトアミド(-NHCOCH2C6H5)、パラメ
パラメチルフェニルアセトアミド(-NHCOCH2C6H4-p-C
H3)、ベンズアミド(-NHC6H5)、パラクロルベンズアミド
(-NHCOC6H4-p-Cl)、-NHCOCH2NH2、 -NHCOCH(CH3)NH2、-N
HCOCH(CH2C6H5)NH2などがあげられる。
置換されていてもよいアミノ基を示す。 アミノ基の置
換基としてはたとえばアルキル基またはアシル基があげ
られる。 ここでアルキル基としてはたとえば芳香環基
で置換されていてもよい低級アルキル基[芳香環基はた
とえば、フェニル、ナフチルなどで、さらにハロゲン原
子、低級アルキル基、低級アルコキシ基で置換されてい
てもよい;低級アルキル基はたとえばC1-3アルキル基
で、メチル、エチル、プロピルなど;ハロゲン原子はた
とえばフルオロ、クロル、ブロムなど;低級アルコキシ
基はたとえばC1-3アルコキシ基で、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシなど]が、また、アシル基としてはたと
えば芳香環基で置換されていてもよい低級アルカノイル
基[芳香環基はたとえば、フェニル、ナフチルなどで、
さらにハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ
基で置換されていてもよい;低級アルキル基はたとえば
C1-3アルキル基で、メチル、エチル、プロピルなど;
ハロゲン原子はたとえばフルオロ、クロル、ブロムな
ど;低級アルコキシ基はたとえばC1-3アルコキシ基
で、メトキシ、エトキシ、プロポキシなど;低級アルカ
ノイル基はたとえば、C1-4アルカノイル基で、アセチ
ル、プロピオニル、ブチリルなど]や置換されていても
よいアロイル基[アロイル基はたとえばベンゾイル、ナ
フトイルなどで、さらにハロゲン原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基で置換されていてもよい;低級ア
ルキル基はたとえばC1-3アルキル基で、メチル、エチ
ル、プロピルなど;ハロゲン原子はたとえばフルオロ、
クロル、ブロムなど;低級アルコキシ基はたとえばC
1-3アルコキシ基で、メトキシ、エトキシ、プロポキシ
など]のほか、α-アミノ酸のα-カルボキシル基の水酸
基を取り除いてできる基[α-アミノ酸はグリシン、アラ
ニン、バリン、ノルバリン、ロイシン、イソロイシン、
ターシャリーロイシン、ノルロイシン、メチオニン、2
-アミノ酪酸、セリン、スレオニン、フェニルアラニ
ン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アスパラギン、グ
ルタミン、リジン、トリプトファン、アルギニン、チロ
シン、プロリンなど、通常一般に知られているα-アミ
ノ酸で、D、L、DLのいずれでもよい]があげられる。 置
換されたアミノ基の具体例としては、N-メチルアミ
ノ、N-エチルアミノ、N,N-ジメチルアミノ、N-ベン
ジルアミノ、N-パラクロルベンジルアミノ、N-パラメ
チルベンジルアミノ、N-パラメトキシベンジルアミ
ノ、アセトアミド(-NHCOCH3)、プロピオンアミド(-NHCO
C2H5)、フェニルアセトアミド(-NHCOCH2C6H5)、パラメ
パラメチルフェニルアセトアミド(-NHCOCH2C6H4-p-C
H3)、ベンズアミド(-NHC6H5)、パラクロルベンズアミド
(-NHCOC6H4-p-Cl)、-NHCOCH2NH2、 -NHCOCH(CH3)NH2、-N
HCOCH(CH2C6H5)NH2などがあげられる。
【0016】上記式[I]において、R2はアミド化もし
くはエステル化されていてもよいカルボキシル基を示
す。 ここでアミド化されたカルボキシル基としてはた
とえば-CONR3R4[R3,R4はそれぞれ水素原子または芳香環
基で置換されていてもよい低級アルキル基;芳香環基は
たとえば、フェニル、ナフチルなどで、さらにハロゲン
原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基で置換されて
いてもよい;低級アルキル基はたとえばC1-3アルキル
基で、メチル、エチル、プロピルなど;ハロゲン原子は
たとえばフルオロ、クロル、ブロムなど;低級アルコキ
シ基はたとえばC1-3アルコキシ基で、メトキシ、エト
キシ、プロポキシなど]や-COR5[R5はα-アミノ酸のα-
アミノ基の水素原子を1個取り除いてできる基;α-ア
ミノ酸はグリシン、アラニン、バリン、ノルバリン、ロ
イシン、イソロイシン、ターシャリーロイシン、ノルロ
イシン、メチオニン、2-アミノ酪酸、セリン、スレオ
ニン、フェニルアラニン、アスパラギン酸、グルタミン
酸、アスパラギン、グルタミン、リジン、トリプトファ
ン、アルギニン、チロシン、プロリンなど、通常一般に
知られているα-アミノ酸で、D、L、DLのいずれでもよい]
などが、また、エステル化されたカルボキシル基として
はたとえば-COOR6[R6は芳香環基で置換されていてもよ
い低級アルキル基;芳香環基はたとえば、フェニル、ナ
フチルなど;低級アルキル基はたとえばC1-3アルキル
基で、メチル、エチル、プロピルなど]などがあげられ
る。 アミド化されたカルボキシル基の具体例として
は、カルバモイル、N-メチルカルバモイル、N,N-ジ
メチルカルバモイル、N-ベンジルカルバモイル、 N-パ
ラクロルベンジルカルバモイル、N-パラメチルベンジ
ルカルバモイル、N-パラメトキシベンジルカルバモイ
ル、-CONHCH2COOH、 -CONHCH(CH3)COOH、 -CONHCH(CH2C6H
5)COOHなどが、また、エステル化されたカルボキシル基
(-COOR')の具体例としては、メトキシカルボニル、エ
トキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニルなどがあ
げられる。
くはエステル化されていてもよいカルボキシル基を示
す。 ここでアミド化されたカルボキシル基としてはた
とえば-CONR3R4[R3,R4はそれぞれ水素原子または芳香環
基で置換されていてもよい低級アルキル基;芳香環基は
たとえば、フェニル、ナフチルなどで、さらにハロゲン
原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基で置換されて
いてもよい;低級アルキル基はたとえばC1-3アルキル
基で、メチル、エチル、プロピルなど;ハロゲン原子は
たとえばフルオロ、クロル、ブロムなど;低級アルコキ
シ基はたとえばC1-3アルコキシ基で、メトキシ、エト
キシ、プロポキシなど]や-COR5[R5はα-アミノ酸のα-
アミノ基の水素原子を1個取り除いてできる基;α-ア
ミノ酸はグリシン、アラニン、バリン、ノルバリン、ロ
イシン、イソロイシン、ターシャリーロイシン、ノルロ
イシン、メチオニン、2-アミノ酪酸、セリン、スレオ
ニン、フェニルアラニン、アスパラギン酸、グルタミン
酸、アスパラギン、グルタミン、リジン、トリプトファ
ン、アルギニン、チロシン、プロリンなど、通常一般に
知られているα-アミノ酸で、D、L、DLのいずれでもよい]
などが、また、エステル化されたカルボキシル基として
はたとえば-COOR6[R6は芳香環基で置換されていてもよ
い低級アルキル基;芳香環基はたとえば、フェニル、ナ
フチルなど;低級アルキル基はたとえばC1-3アルキル
基で、メチル、エチル、プロピルなど]などがあげられ
る。 アミド化されたカルボキシル基の具体例として
は、カルバモイル、N-メチルカルバモイル、N,N-ジ
メチルカルバモイル、N-ベンジルカルバモイル、 N-パ
ラクロルベンジルカルバモイル、N-パラメチルベンジ
ルカルバモイル、N-パラメトキシベンジルカルバモイ
ル、-CONHCH2COOH、 -CONHCH(CH3)COOH、 -CONHCH(CH2C6H
5)COOHなどが、また、エステル化されたカルボキシル基
(-COOR')の具体例としては、メトキシカルボニル、エ
トキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニルなどがあ
げられる。
【0017】上記式[I]においてmおよびnはそれぞれ
1または2を示す。 また、R1が結合している炭素原子
はR1=Hの場合を除いて不斉炭素であるが、D、L、DLのい
ずれでもよい。 他方、R2が結合している炭素原子も不
斉炭素であって、D、L、DLのいずれでもよいが、Dがより
好ましい。
1または2を示す。 また、R1が結合している炭素原子
はR1=Hの場合を除いて不斉炭素であるが、D、L、DLのい
ずれでもよい。 他方、R2が結合している炭素原子も不
斉炭素であって、D、L、DLのいずれでもよいが、Dがより
好ましい。
【0018】本発明のペプチド誘導体[I]の薬理学的
に許容される塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、カ
ルシウム塩、マグネシウム塩などの金属塩、塩酸塩、硫
酸塩、リン酸塩などの無機酸付加塩、酢酸塩、プロピオ
ン酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、リンゴ酸塩、蓚酸塩な
どの有機酸塩などがあげられる。
に許容される塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、カ
ルシウム塩、マグネシウム塩などの金属塩、塩酸塩、硫
酸塩、リン酸塩などの無機酸付加塩、酢酸塩、プロピオ
ン酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、リンゴ酸塩、蓚酸塩な
どの有機酸塩などがあげられる。
【0019】本発明のペプチド誘導体[I]は以下に詳
述するペプチド合成の最終段階で得られる次式のペプチ
ド[II]を酸化することにより製造するのが一般的であ
る。
述するペプチド合成の最終段階で得られる次式のペプチ
ド[II]を酸化することにより製造するのが一般的であ
る。
【0020】
【化4】
【0021】[式中の記号は前記に同じ]上記ペプチド
[II]はペプチド合成の常套手段で製造しうる。 すな
わち、液相合成法、固相合成法のいずれによってもよい
が、液相合成法が好ましい場合もある。 そのようなペ
プチド合成の手段は、任意の公知の方法に従えばよく、
たとえば、M. Bodansky および M. A. Ondetti 著、ペ
プチド シンセシス(PeptideSynthesis)、インターサイ
エンス、ニューヨーク、1966年;F. M. Finn およびK.
Hofmann 著、ザ プロテインズ(The Proteins)、第2
巻、H. Nenrath、R. L.Hill 編集、アカデミック プレ
ス インク、ニューヨーク、1976年;泉屋信夫他著「ペ
プチド合成の基礎と実験」丸善(株) 1985年;矢島治
明、榊原俊平他著、生化学実験講座1、日本生化学会
編、東京化学同人 1977年;木村俊他著、続生化学実験
講座2、日本生化学会編、東京化学同人 1987年;J. M.
Stewart および J. D. Young 著、ソリッド フェイズ
ペプチド シンセシス(Solid Phase Peptide Synthesi
s)、ピアス ケミカル カンパニー、イリノイ、1984年な
どに記載された方法、たとえばアジド法、クロリド法、
酸無水物法、混酸無水物法、DCC法、活性エステル法、
ウッドワード試薬Kを用いる方法、カルボニルイミダゾ
ール法、酸化還元法、DCC/HONB法、BOP試薬を用いる方
法などがあげられる。
[II]はペプチド合成の常套手段で製造しうる。 すな
わち、液相合成法、固相合成法のいずれによってもよい
が、液相合成法が好ましい場合もある。 そのようなペ
プチド合成の手段は、任意の公知の方法に従えばよく、
たとえば、M. Bodansky および M. A. Ondetti 著、ペ
プチド シンセシス(PeptideSynthesis)、インターサイ
エンス、ニューヨーク、1966年;F. M. Finn およびK.
Hofmann 著、ザ プロテインズ(The Proteins)、第2
巻、H. Nenrath、R. L.Hill 編集、アカデミック プレ
ス インク、ニューヨーク、1976年;泉屋信夫他著「ペ
プチド合成の基礎と実験」丸善(株) 1985年;矢島治
明、榊原俊平他著、生化学実験講座1、日本生化学会
編、東京化学同人 1977年;木村俊他著、続生化学実験
講座2、日本生化学会編、東京化学同人 1987年;J. M.
Stewart および J. D. Young 著、ソリッド フェイズ
ペプチド シンセシス(Solid Phase Peptide Synthesi
s)、ピアス ケミカル カンパニー、イリノイ、1984年な
どに記載された方法、たとえばアジド法、クロリド法、
酸無水物法、混酸無水物法、DCC法、活性エステル法、
ウッドワード試薬Kを用いる方法、カルボニルイミダゾ
ール法、酸化還元法、DCC/HONB法、BOP試薬を用いる方
法などがあげられる。
【0022】上記ペプチド[II]は、そのペプチド結合
の任意の位置で2分される2種のフラグメントの一方に
相当する反応性カルボキシル基を有する原料と、他方の
フラグメントに相当する反応性アミノ基を有する原料を
ペプチド合成の常套手段で縮合させ、生成する縮合物が
保護基を有する場合はその保護基を常套手段で脱離させ
ることにより製造しうる。
の任意の位置で2分される2種のフラグメントの一方に
相当する反応性カルボキシル基を有する原料と、他方の
フラグメントに相当する反応性アミノ基を有する原料を
ペプチド合成の常套手段で縮合させ、生成する縮合物が
保護基を有する場合はその保護基を常套手段で脱離させ
ることにより製造しうる。
【0023】特に固相合成法においては、反応に関与す
べきでない官能基を保護したアミノ酸とパム(Pam)樹脂
などの不溶性担体をアミノ酸のカルボキシル基を通して
結合させ、このアミノ保護基を脱離したのち、これに関
与すべきでない官能基を保護したアミノ酸を縮合し、目
的とする保護ペプチドとなるまでこの操作をくり返し、
次いでフッ化水素処理,トリフルオロメタンスルホン酸
処理,トリフルオロ酢酸処理などの常套手段により保護
基を脱離すると同時に不溶性担体との結合を切断するこ
とにより製造しうる。
べきでない官能基を保護したアミノ酸とパム(Pam)樹脂
などの不溶性担体をアミノ酸のカルボキシル基を通して
結合させ、このアミノ保護基を脱離したのち、これに関
与すべきでない官能基を保護したアミノ酸を縮合し、目
的とする保護ペプチドとなるまでこの操作をくり返し、
次いでフッ化水素処理,トリフルオロメタンスルホン酸
処理,トリフルオロ酢酸処理などの常套手段により保護
基を脱離すると同時に不溶性担体との結合を切断するこ
とにより製造しうる。
【0024】原料の反応に関与すべきでない官能基の保
護および保護基,ならびにその保護基の脱離、反応に関
与する官能基の活性化などもまた公知のものあるいは手
段から適宜選択しうる。
護および保護基,ならびにその保護基の脱離、反応に関
与する官能基の活性化などもまた公知のものあるいは手
段から適宜選択しうる。
【0025】原料のアミノ基の保護基としては、たとえ
ばベンジルオキシカルボニル、ターシャリーブチルオキ
シカルボニル、ターシャリーアミルオキシカルボニル、
イソボルニルオキシカルボニル、4-メトキシベンジル
オキシカルボニル、2-クロルベンジルオキシカルボニ
ル、アダマンチルオキシカルボニル、トリフルオロアセ
チル、フタロイル、ホルミル、2-ニトロフェニルスル
フェニル、ジフェニルホスフィノチオイル、9-フルオ
レニルメチルオキシカルボニルなどがあげられる。カル
ボキシル基の保護基としては、たとえばアルキルエステ
ル(たとえば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、タ
ーシャリーブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、
シクロヘプチル、シクロオクチル、2-アダマンチルな
どのエステル基)、ベンジルエステル、4-ニトロベンジ
ルエステル、4-メトキシベンジルエステル、4-クロル
ベンジルエステル、ベンズヒドリルエステル、フェナシ
ルエステル、ベンジルオキシカルボニルヒドラジド、タ
ーシャリーブチルオキシカルボニルヒドラジド、トリチ
ルヒドラジドなどがあげられる。
ばベンジルオキシカルボニル、ターシャリーブチルオキ
シカルボニル、ターシャリーアミルオキシカルボニル、
イソボルニルオキシカルボニル、4-メトキシベンジル
オキシカルボニル、2-クロルベンジルオキシカルボニ
ル、アダマンチルオキシカルボニル、トリフルオロアセ
チル、フタロイル、ホルミル、2-ニトロフェニルスル
フェニル、ジフェニルホスフィノチオイル、9-フルオ
レニルメチルオキシカルボニルなどがあげられる。カル
ボキシル基の保護基としては、たとえばアルキルエステ
ル(たとえば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、タ
ーシャリーブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、
シクロヘプチル、シクロオクチル、2-アダマンチルな
どのエステル基)、ベンジルエステル、4-ニトロベンジ
ルエステル、4-メトキシベンジルエステル、4-クロル
ベンジルエステル、ベンズヒドリルエステル、フェナシ
ルエステル、ベンジルオキシカルボニルヒドラジド、タ
ーシャリーブチルオキシカルボニルヒドラジド、トリチ
ルヒドラジドなどがあげられる。
【0026】システインのチオール保護基としては、た
とえば4-メトキシベンジル、 4-メチルベンジル、 ベン
ジル、ターシャリーブチル、アダマンチル、トリチル、
アセトアミドメチル、カルボメトキシスルフェニル、3
-ニトロ-2-ピリジンスルフェニル、トリメチルアセト
アミドメチルなどがあげられる。
とえば4-メトキシベンジル、 4-メチルベンジル、 ベン
ジル、ターシャリーブチル、アダマンチル、トリチル、
アセトアミドメチル、カルボメトキシスルフェニル、3
-ニトロ-2-ピリジンスルフェニル、トリメチルアセト
アミドメチルなどがあげられる。
【0027】セリンの水酸基は、たとえばエステル化ま
たはエーテル化によって保護することができる。 この
エステル化に適する基としてはたとえばアセチル基など
の低級アルカノイル基、ベンゾイル基などのアロイル
基、ベンジルオキシカルボニル基、エチルオキシカルボ
ニル基などの炭酸から誘導される基などがあげられる。
またエーテル化に適する基としては、たとえばベンジル
基、テトラヒドロピラニル基、ターシャリーブチル基な
どである。 しかしながら、セリンの水酸基は必ずしも
保護する必要はない。
たはエーテル化によって保護することができる。 この
エステル化に適する基としてはたとえばアセチル基など
の低級アルカノイル基、ベンゾイル基などのアロイル
基、ベンジルオキシカルボニル基、エチルオキシカルボ
ニル基などの炭酸から誘導される基などがあげられる。
またエーテル化に適する基としては、たとえばベンジル
基、テトラヒドロピラニル基、ターシャリーブチル基な
どである。 しかしながら、セリンの水酸基は必ずしも
保護する必要はない。
【0028】チロシンのフェノール性水酸基の保護基と
しては、たとえば、ベンジル、2,6-ジクロルベンジ
ル、2-ニトロベンジル、2-ブロムベンジルオキシカル
ボニル、ターシャリーブチルなどがあげられるが、必ず
しも保護する必要はない。メチオニンはスルホキシドの
形で保護しておいてもよい。
しては、たとえば、ベンジル、2,6-ジクロルベンジ
ル、2-ニトロベンジル、2-ブロムベンジルオキシカル
ボニル、ターシャリーブチルなどがあげられるが、必ず
しも保護する必要はない。メチオニンはスルホキシドの
形で保護しておいてもよい。
【0029】ヒスチジンのイミダゾールの保護基として
は、パラトルエンスルホニル、4-メトキシ-2,3,6-
トリメチルベンゼンスルホニル、2,4-ジニトロフェニ
ル、ベンジルオキシメチル、ターシャリーブトキシメチ
ル、ターシャリーブトキシカルボニル、トリチル、9-
フルオレニルメチルオキシカルボニルなどがあげられる
が、必ずしも保護する必要はない。
は、パラトルエンスルホニル、4-メトキシ-2,3,6-
トリメチルベンゼンスルホニル、2,4-ジニトロフェニ
ル、ベンジルオキシメチル、ターシャリーブトキシメチ
ル、ターシャリーブトキシカルボニル、トリチル、9-
フルオレニルメチルオキシカルボニルなどがあげられる
が、必ずしも保護する必要はない。
【0030】トリプトファンのインドールの保護基とし
ては、ホルミル、2,4,6-トリメチルベンゼンスルホ
ニル,2,4,6-トリメトキシベンゼンスルホニル,4-
メトキシ-2,3,6-トリメチルベンゼンスルホニル,
2,2,2-トリクロルエチルオキシカルボニル,ジフェ
ニルホスフィノチオイルなどがあげられるが、必ずしも
保護する必要はない。
ては、ホルミル、2,4,6-トリメチルベンゼンスルホ
ニル,2,4,6-トリメトキシベンゼンスルホニル,4-
メトキシ-2,3,6-トリメチルベンゼンスルホニル,
2,2,2-トリクロルエチルオキシカルボニル,ジフェ
ニルホスフィノチオイルなどがあげられるが、必ずしも
保護する必要はない。
【0031】原料のカルボキシル基の活性化されたもの
としては、たとえば対応する酸無水物、アジド、活性エ
ステル[アルコール(たとえば、ペンタクロルフェノー
ル、2,4,5-トリクロルフェノール、 2,4-ジニトロ
フェノール、 シアノメチルアルコール、パラニトロフェ
ノール、N-ヒドロキシ-5-ノルボルネン-2,3-ジカル
ボキシイミド、 N-ヒドロキシスクシミド、N-ヒドロキ
シフタルイミド、N-ヒドロキシベンズトリアゾール)と
のエステル]などがあげられる。 原料のアミノ基の
活性化されたものとしては、たとえば対応するリン酸ア
ミドがあげられる。
としては、たとえば対応する酸無水物、アジド、活性エ
ステル[アルコール(たとえば、ペンタクロルフェノー
ル、2,4,5-トリクロルフェノール、 2,4-ジニトロ
フェノール、 シアノメチルアルコール、パラニトロフェ
ノール、N-ヒドロキシ-5-ノルボルネン-2,3-ジカル
ボキシイミド、 N-ヒドロキシスクシミド、N-ヒドロキ
シフタルイミド、N-ヒドロキシベンズトリアゾール)と
のエステル]などがあげられる。 原料のアミノ基の
活性化されたものとしては、たとえば対応するリン酸ア
ミドがあげられる。
【0032】縮合反応は溶媒の存在下に行うことができ
る。 溶媒としては、ペプチド縮合反応に使用しうるこ
とが知られているものから適宜選択されうる。 たとえ
ば無水または含水のジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド、ピリジン、クロロホルム、ジオキサン、ジ
クロルメタン、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、
酢酸エチル、N-メチルピロリドンあるいはこれらの適
宜の混合物などがあげられる。
る。 溶媒としては、ペプチド縮合反応に使用しうるこ
とが知られているものから適宜選択されうる。 たとえ
ば無水または含水のジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド、ピリジン、クロロホルム、ジオキサン、ジ
クロルメタン、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、
酢酸エチル、N-メチルピロリドンあるいはこれらの適
宜の混合物などがあげられる。
【0033】反応温度は、ペプチド結合形成反応に使用
されうることが知られている範囲から適宜選択され、通
常約−20℃〜30℃の範囲から適宜選択される。
されうることが知られている範囲から適宜選択され、通
常約−20℃〜30℃の範囲から適宜選択される。
【0034】保護基の脱離方法としては、たとえばPd黒
あるいはPd-炭素などの触媒の存在下での水素気流中で
の接触還元や、また、無水フッ化水素、メタンスルホン
酸、トリフルオロメタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸
あるいはこれらの混合液などによる酸処理や、また液体
アンモニア中ナトリウムによる還元などもあげられる。
上記酸処理による脱離反応は、一般に−20℃〜40℃の
温度でおこなわれるが、酸処理においては、アニソー
ル、フェノール、チオアニソール、メタクレゾール、パ
ラクレゾール、ジメチルスルフィド、1,4-ブタンジチ
オール、1,2-エタンジチオールのようなカチオン補足
剤の添加が有効である。 また、ヒスチジンのイミダゾ
ール保護基として用いられる2,4-ジニトロフェニル基
はチオフェノール処理により除去され、トリプトファン
のインドール保護基として用いられるホルミル基は上記
の1,2-エタンジチオール、1,4-ブタンジチオールな
どの存在下の酸処理による脱保護以外に、希水酸化ナト
リウム、希アンモニアなどによるアルカリ処理によって
も除去される。
あるいはPd-炭素などの触媒の存在下での水素気流中で
の接触還元や、また、無水フッ化水素、メタンスルホン
酸、トリフルオロメタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸
あるいはこれらの混合液などによる酸処理や、また液体
アンモニア中ナトリウムによる還元などもあげられる。
上記酸処理による脱離反応は、一般に−20℃〜40℃の
温度でおこなわれるが、酸処理においては、アニソー
ル、フェノール、チオアニソール、メタクレゾール、パ
ラクレゾール、ジメチルスルフィド、1,4-ブタンジチ
オール、1,2-エタンジチオールのようなカチオン補足
剤の添加が有効である。 また、ヒスチジンのイミダゾ
ール保護基として用いられる2,4-ジニトロフェニル基
はチオフェノール処理により除去され、トリプトファン
のインドール保護基として用いられるホルミル基は上記
の1,2-エタンジチオール、1,4-ブタンジチオールな
どの存在下の酸処理による脱保護以外に、希水酸化ナト
リウム、希アンモニアなどによるアルカリ処理によって
も除去される。
【0035】このようにして保護ペプチドの保護基を除
去して得られるペプチド[II]を酸化反応に付して本発
明の目的化合物[I]を得る。 [II]を[I]へ酸化す
る方法としては、たとえば水などの溶媒中、空気、フェ
リシアン化カリウム、ヨー素、ジヨードエタンなどで酸
化する方法があげられる。 上記酸化反応は、一般に約
0℃〜約40℃の温度で、pH約6−8.5において、高度希釈
法で行われるのが望ましい。 本発明のペプチド[I]
は空気酸化で容易に[II]から得られる場合が多い。
去して得られるペプチド[II]を酸化反応に付して本発
明の目的化合物[I]を得る。 [II]を[I]へ酸化す
る方法としては、たとえば水などの溶媒中、空気、フェ
リシアン化カリウム、ヨー素、ジヨードエタンなどで酸
化する方法があげられる。 上記酸化反応は、一般に約
0℃〜約40℃の温度で、pH約6−8.5において、高度希釈
法で行われるのが望ましい。 本発明のペプチド[I]
は空気酸化で容易に[II]から得られる場合が多い。
【0036】このようにして製造されたペプチド誘導体
[I]は反応終了後、ペプチドの分離精製手段、たとえ
ば、抽出、分配、再沈殿、再結晶、カラムクロマトグラ
フィー、高速液体クロマトグラフィーなどによって採取
される。
[I]は反応終了後、ペプチドの分離精製手段、たとえ
ば、抽出、分配、再沈殿、再結晶、カラムクロマトグラ
フィー、高速液体クロマトグラフィーなどによって採取
される。
【0037】本発明のペプチド誘導体[I]は自体公知
の方法により金属塩(たとえばナトリウム塩、カリウム
塩、カルシウム塩、マグネシウム塩など)、 塩基または
塩基性化合物との塩(たとえばアンモニウム塩、アルギ
ニン塩など)、酸付加塩、とりわけ薬理学的に許容され
る酸付加塩としても得ることができ、たとえば、無機酸
(たとえば、塩酸、硫酸、リン酸)あるいは有機酸(たと
えば、酢酸、プロピオン酸、クエン酸、酒石酸、リンゴ
酸、蓚酸、メタンスルホン酸)などの塩があげられる。
の方法により金属塩(たとえばナトリウム塩、カリウム
塩、カルシウム塩、マグネシウム塩など)、 塩基または
塩基性化合物との塩(たとえばアンモニウム塩、アルギ
ニン塩など)、酸付加塩、とりわけ薬理学的に許容され
る酸付加塩としても得ることができ、たとえば、無機酸
(たとえば、塩酸、硫酸、リン酸)あるいは有機酸(たと
えば、酢酸、プロピオン酸、クエン酸、酒石酸、リンゴ
酸、蓚酸、メタンスルホン酸)などの塩があげられる。
【0038】本明細書において、アミノ酸およびペプチ
ドなどを略号で表示する場合、IUPAC-IUB Com
mission on Biochemical Nomenclature による略号ある
いは当該分野における慣用略号に基づくものであり、そ
の例を下記する。
ドなどを略号で表示する場合、IUPAC-IUB Com
mission on Biochemical Nomenclature による略号ある
いは当該分野における慣用略号に基づくものであり、そ
の例を下記する。
【0039】 Gly :グリシン Ala :アラニン Val :バリン Nva :ノルバリン Ile :イソロイシン aIle :アロイソロイシン Leu :ロイシン tLeu :ターシャリーロイシン γMeLeu :ガンマメチルロイシン Met :メチオニン Arg :アルギニン Lys :リジン His :ヒスチジン Asp :アスパラギン酸 Glu :グルタミン酸 Ser :セリン Thr :スレオニン Phe :フェニルアラニン Tyr :チロシン Trp :トリプトファン Cys :システイン Cyt :シスチン mTrp :5-メチルトリプトファン Phg :フェニルグリシン Nal(1) :1-ナフチルアラニン Nal(2) :2-ナフチルアラニン βAla :ベータアラニン γAbu :ガンマアミノ酪酸 また本明細書中で常用される保護基および試薬を下記の
略号で表記する。
略号で表記する。
【0040】 Boc :ターシャリーブトキシカルボニル Bzl :ベンジル BrZ :2-ブロムベンジルオキシカルボニル ClZ :2-クロルベンジルオキシカルボニル Tos :パラトルエンスルホニル For :ホルミル OBzl :ベンジルエステル OPac :フェナシルエステル ONB :HONBエステル TFA :トリフルオロ酢酸 TEA :トリエチルアミン IBCF :イソブチルクロルホルメート DMF :N,N-ジメチルホルムアミド DCC :N,N'-ジシクロヘキシルカルボジイミド DCU :N,N'-ジシクロヘキシルウレア HONB :N-ヒドロキシ-5-ノルボルネン-2,3-ジカ
ルボキシイミド HOBt :1-ヒドロキシベンゾトリアゾール DCM :ジクロルメタン THF :テトラヒドロフラン MeBzl :4-メチルベンジル Acm :アセトアミドメチル MBzl :4-メトキシベンジル 次に、本発明のペプチド誘導体[I]の薬理作用につい
て述べる。
ルボキシイミド HOBt :1-ヒドロキシベンゾトリアゾール DCM :ジクロルメタン THF :テトラヒドロフラン MeBzl :4-メチルベンジル Acm :アセトアミドメチル MBzl :4-メトキシベンジル 次に、本発明のペプチド誘導体[I]の薬理作用につい
て述べる。
【0041】
【実験例】レセプター結合アッセイ ブタの心臓より調製した膜画分をアッセイ用緩衝液を用
いて0.15mg/mlに 希釈し、これを100μlずつアッセイチ
ューブに分注しアッセイに用いる。 この膜画分懸濁液
に、5μMの放射性ヨードで標識したエンドセリン-1溶
液を2μl、さらに被検ペプチド溶液を3μl加えて、1
時間25℃で保温した。 次に膜画分懸濁液を氷冷したア
ッセイ用緩衝液900μlで希釈したのち、12,000×gで10
分間遠心して上清と沈さに分離した。 沈さには細胞膜
とこれに埋め込まれたエンドセリン受容体が含まれ、受
容体に結合した放射性ヨード標識エンドセリンも沈さに
回収される。 従って、この沈さの放射性ヨードをガン
マ線計測機により測定することにより、エンドセリン受
容体に結合した放射性ヨード標識エンドセリン量を定量
した。 結果は以下のとおり。 なお、対照化合物は特
願平2-413828に記載の化合物である。
いて0.15mg/mlに 希釈し、これを100μlずつアッセイチ
ューブに分注しアッセイに用いる。 この膜画分懸濁液
に、5μMの放射性ヨードで標識したエンドセリン-1溶
液を2μl、さらに被検ペプチド溶液を3μl加えて、1
時間25℃で保温した。 次に膜画分懸濁液を氷冷したア
ッセイ用緩衝液900μlで希釈したのち、12,000×gで10
分間遠心して上清と沈さに分離した。 沈さには細胞膜
とこれに埋め込まれたエンドセリン受容体が含まれ、受
容体に結合した放射性ヨード標識エンドセリンも沈さに
回収される。 従って、この沈さの放射性ヨードをガン
マ線計測機により測定することにより、エンドセリン受
容体に結合した放射性ヨード標識エンドセリン量を定量
した。 結果は以下のとおり。 なお、対照化合物は特
願平2-413828に記載の化合物である。
【0042】 実施例番号 結合活性(*1) 対照(*3) 1.0(*2) 1 6.2 2 3.5 5 14 6 12 7 6 8 10 9 4.6 *1 ブタ心筋膜画分 *2 IC50=1.10×10-6M *3 対照化合物は
【0043】
【化5】
【0044】以上のように本発明の新規ペプチド誘導体
[I]またはその薬理学的に許容される塩はエンドセリン
受容体拮抗剤としての性質を有し、循環機能改善剤、血
管拡張剤またはぜんそく治療剤として用いることができ
る。
[I]またはその薬理学的に許容される塩はエンドセリン
受容体拮抗剤としての性質を有し、循環機能改善剤、血
管拡張剤またはぜんそく治療剤として用いることができ
る。
【0045】
【作用・効果】本発明の新規なペプチド誘導体[I]
は、エンドセリン受容体拮抗剤としてエンドセリンの血
管収縮活性の抑制に顕著な効果を奏する。 そのため本
発明の新規なペプチド誘導体もしくはその塩は、循環機
能改善剤または心筋梗塞・急性腎不全等の治療剤または
ぜんそく治療剤として用いることができる。
は、エンドセリン受容体拮抗剤としてエンドセリンの血
管収縮活性の抑制に顕著な効果を奏する。 そのため本
発明の新規なペプチド誘導体もしくはその塩は、循環機
能改善剤または心筋梗塞・急性腎不全等の治療剤または
ぜんそく治療剤として用いることができる。
【0046】本発明のペプチド誘導体を上記治療薬とし
て用いる場合、そのままあるいは薬理学的に許容される
担体、賦形剤、希釈剤と混合し、粉末、顆粒、錠剤、カ
プセル剤、注射剤、座剤、軟膏剤、徐放型製剤などの剤
型で経口的または非経口的に安全に投与することができ
る。 本発明のペプチド誘導体は主として非経口的に投
与(たとえば、静脈あるいは皮下注射、脳室内あるいは
脊髄内投剤、経鼻投与、直腸投与)されるが、場合によ
っては経口投与されることもある。
て用いる場合、そのままあるいは薬理学的に許容される
担体、賦形剤、希釈剤と混合し、粉末、顆粒、錠剤、カ
プセル剤、注射剤、座剤、軟膏剤、徐放型製剤などの剤
型で経口的または非経口的に安全に投与することができ
る。 本発明のペプチド誘導体は主として非経口的に投
与(たとえば、静脈あるいは皮下注射、脳室内あるいは
脊髄内投剤、経鼻投与、直腸投与)されるが、場合によ
っては経口投与されることもある。
【0047】本発明のペプチドは物質として安定である
ため生理食塩水の溶液として保存できるが、マンニトー
ル、ソルビトールを添加して凍結乾燥アンプルとし、使
用時に溶解することもできる。 本発明のペプチド誘導
体は、遊離体としてあるいはその塩基塩または酸付加塩
として投与され得る。 その投与量は、ペプチド誘導体
の遊離体、塩基塩、酸付加塩ともに、遊離体の量とし
て、一般に体重1kg当り1μg〜100mgの範囲が適量であ
る。 さらに詳述すれば、投与量は対象疾患、症状、投
与対象、投与方法などによっても異なるが、たとえば成
人の高血圧症患者に対して注射で投与する場合、通常薬
効成分(ペプチド[1])1回量として1μg/kg〜100mg/
kg体重程度、より好ましくは100μg/kg〜20mg/kg体重程
度を1日1回〜3回程度投与するのが好都合である。
また、点滴でも効果があり、点滴の場合の全投与量は注
射の場合と同じである。
ため生理食塩水の溶液として保存できるが、マンニトー
ル、ソルビトールを添加して凍結乾燥アンプルとし、使
用時に溶解することもできる。 本発明のペプチド誘導
体は、遊離体としてあるいはその塩基塩または酸付加塩
として投与され得る。 その投与量は、ペプチド誘導体
の遊離体、塩基塩、酸付加塩ともに、遊離体の量とし
て、一般に体重1kg当り1μg〜100mgの範囲が適量であ
る。 さらに詳述すれば、投与量は対象疾患、症状、投
与対象、投与方法などによっても異なるが、たとえば成
人の高血圧症患者に対して注射で投与する場合、通常薬
効成分(ペプチド[1])1回量として1μg/kg〜100mg/
kg体重程度、より好ましくは100μg/kg〜20mg/kg体重程
度を1日1回〜3回程度投与するのが好都合である。
また、点滴でも効果があり、点滴の場合の全投与量は注
射の場合と同じである。
【0048】このペプチド誘導体を治療剤として用いる
場合には、注意深く精製を行ない細菌や発熱物質が存在
しないように注意しなければならない。
場合には、注意深く精製を行ない細菌や発熱物質が存在
しないように注意しなければならない。
【0049】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明をさらに具体的
に説明する。 なお、実施例中のα-アミノ酸のD、Lは特
記されているもの以外はL体である。
に説明する。 なお、実施例中のα-アミノ酸のD、Lは特
記されているもの以外はL体である。
【0050】実施例で用いた薄相クロマトグラフィーの
プレートはメルク社製品(SILICAGEL60F-254)を用い、展
開溶媒としては、Rf1:クロロホルム-メタノール(19:
1)、Rf2:クロロホルム-メタノール-酢酸(9:1:0.
5)を用いた。
プレートはメルク社製品(SILICAGEL60F-254)を用い、展
開溶媒としては、Rf1:クロロホルム-メタノール(19:
1)、Rf2:クロロホルム-メタノール-酢酸(9:1:0.
5)を用いた。
【0051】実施例1
【0052】
【化6】
【0053】Boc-D-Cys(MeBzl)-メリフィールド樹脂(0.
5ミリモル、渡辺化学社製)を出発原料とし、アプライド
・バイオシステムズ社のBoc-アミノ酸誘導体カートリッ
ジおよびBoc-D-Leu、Boc-D-Trp(CHO)、 Boc-D-Glu(OBzl)
については(株)ペプチド研究所製の粉末を専用カートリ
ッジに封入したもの(2.0ミリモル)を用い、トリフルオ
ロ酢酸によるBoc基の脱離後、HOBt活性エステル法にて
順次C末端側からペプチド鎖を延長した。 このように
して Boc-Cys(MeBzl)-D-Leu-Leu-D-Trp(CHO)-D-Glu(OBz
l)-D-Cys(MeBzl)-樹脂 で表される保護ペプチド樹脂を
得た。 このペプチド樹脂を0.1%のインドールを含む50
%TFA/ジクロルメタンで室温20分間処理することによりB
oc基を脱離した。 このようにして得られたペプチド樹
脂(500mg)をパラクレゾール(500mg)、1,4-ブタンジオ
ール(0.75ml)の存在下、無水フッ化水素(5ml)で、0
℃、1時間処理し全保護基を除去するとともに、ペプチ
ドを樹脂より切断した。 フッ化水素を減圧留去し、残
留物にエチルエーテルを加えて沈殿をろ取した。 これ
にTFA(30ml)を加えて溶解し、樹脂をろ別し、ろ液を濃
縮し、残留物にエチルエーテルを加えて沈殿をろ取し減
圧乾燥した。 これを25%エタノール、25%ノルマルブタ
ノールを含む0.1M酢酸アンモニウム水(pH 8.5、 500ml)
に溶かし、室温で15時間撹拌し、空気酸化した。 その
後、酢酸を加えてpH5.0として溶媒を減圧で留去し、残
留物を凍結乾燥した。 これを60%酢酸(20ml)に溶か
し、セファデックスG-25のカラム(2cm×100cm)に付
し、60%酢酸で溶出し、目的の分画を集め凍結乾燥し
た。 最後にこれをYMC-D-ODS-5(2cm×25cm)のカラム
(ワイエムシイ社製)を用いた分取液体クロマトグラフィ
ーで精製し、目的物を得た。
5ミリモル、渡辺化学社製)を出発原料とし、アプライド
・バイオシステムズ社のBoc-アミノ酸誘導体カートリッ
ジおよびBoc-D-Leu、Boc-D-Trp(CHO)、 Boc-D-Glu(OBzl)
については(株)ペプチド研究所製の粉末を専用カートリ
ッジに封入したもの(2.0ミリモル)を用い、トリフルオ
ロ酢酸によるBoc基の脱離後、HOBt活性エステル法にて
順次C末端側からペプチド鎖を延長した。 このように
して Boc-Cys(MeBzl)-D-Leu-Leu-D-Trp(CHO)-D-Glu(OBz
l)-D-Cys(MeBzl)-樹脂 で表される保護ペプチド樹脂を
得た。 このペプチド樹脂を0.1%のインドールを含む50
%TFA/ジクロルメタンで室温20分間処理することによりB
oc基を脱離した。 このようにして得られたペプチド樹
脂(500mg)をパラクレゾール(500mg)、1,4-ブタンジオ
ール(0.75ml)の存在下、無水フッ化水素(5ml)で、0
℃、1時間処理し全保護基を除去するとともに、ペプチ
ドを樹脂より切断した。 フッ化水素を減圧留去し、残
留物にエチルエーテルを加えて沈殿をろ取した。 これ
にTFA(30ml)を加えて溶解し、樹脂をろ別し、ろ液を濃
縮し、残留物にエチルエーテルを加えて沈殿をろ取し減
圧乾燥した。 これを25%エタノール、25%ノルマルブタ
ノールを含む0.1M酢酸アンモニウム水(pH 8.5、 500ml)
に溶かし、室温で15時間撹拌し、空気酸化した。 その
後、酢酸を加えてpH5.0として溶媒を減圧で留去し、残
留物を凍結乾燥した。 これを60%酢酸(20ml)に溶か
し、セファデックスG-25のカラム(2cm×100cm)に付
し、60%酢酸で溶出し、目的の分画を集め凍結乾燥し
た。 最後にこれをYMC-D-ODS-5(2cm×25cm)のカラム
(ワイエムシイ社製)を用いた分取液体クロマトグラフィ
ーで精製し、目的物を得た。
【0054】アミノ酸分析値[6N-HCl、 110℃、24時間加
水分解; ()内は理論値を示す]: Glu 1.00(1); Cyt 0.37
(1); Leu 2.07(2) LSIMS(M+H+)=763 (理論値=763) 実施例2
水分解; ()内は理論値を示す]: Glu 1.00(1); Cyt 0.37
(1); Leu 2.07(2) LSIMS(M+H+)=763 (理論値=763) 実施例2
【0055】
【化7】
【0056】実施例1と同様の操作により Boc-D-Cys(M
eBzl)-D-Leu-Leu-D-Trp(CHO)-D-Glu(OBzl)-D-Cys(MeBz
l)-樹脂 を得た。 ただし、Boc-D-Cys(MeBzl)は(株)ペ
プチド研究所製の粉末を専用カートリッジに封入後使用
した。 これをさらに実施例1と同様の脱保護・酸化・
精製により目的物を得た。
eBzl)-D-Leu-Leu-D-Trp(CHO)-D-Glu(OBzl)-D-Cys(MeBz
l)-樹脂 を得た。 ただし、Boc-D-Cys(MeBzl)は(株)ペ
プチド研究所製の粉末を専用カートリッジに封入後使用
した。 これをさらに実施例1と同様の脱保護・酸化・
精製により目的物を得た。
【0057】アミノ酸分析値[6N-HCl、 110℃、24時間加
水分解; ()内は理論値を示す]: Glu 1.00(1); Cyt 0.35
(1); Leu 2.01(2) LSIMS(M+H+)=763 (理論値=763) 実施例3
水分解; ()内は理論値を示す]: Glu 1.00(1); Cyt 0.35
(1); Leu 2.01(2) LSIMS(M+H+)=763 (理論値=763) 実施例3
【0058】
【化8】
【0059】Boc-Cys(MeBzl)-OCH2-パム樹脂(0.5ミリモ
ル)を出発原料とし、実施例1と同様の操作により Boc-
Cys(MeBzl)-D-Leu-Leu-D-Trp(CHO)-D-Glu(OBzl)-Cys(Me
Bzl)-OCH2-パム樹脂 を得た。 これをさらに実施例1
と同様の脱保護・酸化・精製により目的物を得た。
ル)を出発原料とし、実施例1と同様の操作により Boc-
Cys(MeBzl)-D-Leu-Leu-D-Trp(CHO)-D-Glu(OBzl)-Cys(Me
Bzl)-OCH2-パム樹脂 を得た。 これをさらに実施例1
と同様の脱保護・酸化・精製により目的物を得た。
【0060】アミノ酸分析値[6N-HCl、 110℃、24時間加
水分解; ()内は理論値を示す]: Glu 1.00(1); Cyt 0.45
(1); Leu 1.97(2) LSIMS(M+H+)=763 (理論値=763) 実施例4
水分解; ()内は理論値を示す]: Glu 1.00(1); Cyt 0.45
(1); Leu 1.97(2) LSIMS(M+H+)=763 (理論値=763) 実施例4
【0061】
【化9】
【0062】実施例3と同様の操作により Boc-D-Cys(M
eBzl)-D-Leu-Leu-D-Trp(CHO)-D-Glu(OBzl)-Cys(MeBzl)-
OCH2-パム樹脂 を得た。 ただし、Boc-D-Cys(MeBzl)は
(株)ペプチド研究所製の粉末を専用カートリッジに封入
後使用した。 これをさらに実施例1と同様の脱保護・
酸化・精製により目的物を得た。
eBzl)-D-Leu-Leu-D-Trp(CHO)-D-Glu(OBzl)-Cys(MeBzl)-
OCH2-パム樹脂 を得た。 ただし、Boc-D-Cys(MeBzl)は
(株)ペプチド研究所製の粉末を専用カートリッジに封入
後使用した。 これをさらに実施例1と同様の脱保護・
酸化・精製により目的物を得た。
【0063】アミノ酸分析値[6N-HCl、 110℃、24時間加
水分解; ()内は理論値を示す]: Glu 1.00(1); Cyt 0.44
(1); Leu 2.02(2) LSIMS(M+H+)=763 (理論値=763) 実施例5 実施例1と同様の操作によって以下の化合物を合成し
た。
水分解; ()内は理論値を示す]: Glu 1.00(1); Cyt 0.44
(1); Leu 2.02(2) LSIMS(M+H+)=763 (理論値=763) 実施例5 実施例1と同様の操作によって以下の化合物を合成し
た。
【0064】(1)
【0065】
【化10】
【0066】LSIMS(M+H+)=750 (理論値=750) (2)
【0067】
【化11】
【0068】LSIMS(M+H+)=750 (理論値=750) (3)
【0069】
【化12】
【0070】LSIMS(M+H+)=764 (理論値=764) (4)
【0071】
【化13】
【0072】LSIMS(M+H+)=823 (理論値=823) (5)
【0073】
【化14】
【0074】LSIMS(M+H+)=790 (理論値=79
0)
0)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07K 99:00
Claims (2)
- 【請求項1】式 【化1】 [式中、AはD-酸性-α-アミノ酸残基を、BはD-中性-
α-アミノ酸残基を、CはL-α-アミノ酸残基を、Dは芳
香環基を有するD-α-アミノ酸残基を、 R1は水素原子ま
たは置換されていてもよいアミノ基を、R2はアミド化も
しくはエステル化されていてもよいカルボキシル基を、
mおよびnはそれぞれ1または2を示す]で表されるペプ
チド誘導体またはその塩。 - 【請求項2】請求項1記載のペプチド誘導体またはその
薬理学的に許容される塩を含有してなるエンドセリン受
容体拮抗剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4201314A JPH05194592A (ja) | 1991-08-01 | 1992-07-28 | ペプチド誘導体およびその用途 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3-192986 | 1991-08-01 | ||
| JP19298691 | 1991-08-01 | ||
| JP4201314A JPH05194592A (ja) | 1991-08-01 | 1992-07-28 | ペプチド誘導体およびその用途 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05194592A true JPH05194592A (ja) | 1993-08-03 |
Family
ID=26507630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4201314A Withdrawn JPH05194592A (ja) | 1991-08-01 | 1992-07-28 | ペプチド誘導体およびその用途 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05194592A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110199604A (zh) * | 2019-06-27 | 2019-09-06 | 四川大学 | 一种基于冻融作用的灌区土壤盐渍化防治方法 |
-
1992
- 1992-07-28 JP JP4201314A patent/JPH05194592A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110199604A (zh) * | 2019-06-27 | 2019-09-06 | 四川大学 | 一种基于冻融作用的灌区土壤盐渍化防治方法 |
| CN110199604B (zh) * | 2019-06-27 | 2021-10-15 | 四川大学 | 一种基于冻融作用的灌区土壤盐渍化防治方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5616684A (en) | Cyclic peptides and use thereof | |
| US5583108A (en) | Vasonatrin peptide and analogs thereof | |
| JP2850259B2 (ja) | 心房の,ナトリウム排出亢進性ペプチドの環式アナログ | |
| US4086221A (en) | Polypeptides and process for producing the same | |
| US20060122371A1 (en) | Process for preparing cardiodilatin fragments; highly purified cardiodilatin fragments and intermediate products for the preparation of same | |
| JP2514518B2 (ja) | ヘプタペプチドおよびオクタペプチドのソマトスタチン類似アミド誘導体、それを含有する抗腫瘍剤 | |
| JPS62129297A (ja) | カルシトニン遺伝子関連ペプチド誘導体 | |
| US5049654A (en) | Calcitonin gene related peptide derivatives | |
| JPS6319520B2 (ja) | ||
| EP0552417B1 (en) | Cyclic peptides and use thereof | |
| US5623050A (en) | Stable polypeptides having c-AMP production enhancing activity and the use thereof | |
| US6346601B1 (en) | Procedure for obtaining the somatostatin analog, octreotide | |
| AU8237187A (en) | Derivatives of atrial natriuretic peptides | |
| US5948754A (en) | Cyclic hexapeptides, their production and use | |
| US5306808A (en) | Peptide derivatives having vasodilating activity | |
| JPH05194592A (ja) | ペプチド誘導体およびその用途 | |
| US5965526A (en) | Pentapeptide with specific conformation, its production and use | |
| EP0300737B1 (en) | Calcitonin gene related peptide derivatives | |
| JPH0559098A (ja) | 環状ペプチドおよびその用途 | |
| JPH05194589A (ja) | 環状ペプチド、その製造法および用途 | |
| EP0370165B1 (en) | Novel calcitonin derivative and salt thereof | |
| JP3354173B2 (ja) | ポリペプチドおよびその用途 | |
| JP3337704B2 (ja) | ペプチド,その製造法および用途 | |
| JPH06192293A (ja) | 環状ペンタペプチド,その製造法およびその用途 | |
| JPH0841096A (ja) | 環状ヘキサペプチド、その製造法および用途 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |