JPH05194604A - グルロン酸含有率の高いアルギン酸またはアルギン酸塩の製造方法 - Google Patents
グルロン酸含有率の高いアルギン酸またはアルギン酸塩の製造方法Info
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- JPH05194604A JPH05194604A JP4009163A JP916392A JPH05194604A JP H05194604 A JPH05194604 A JP H05194604A JP 4009163 A JP4009163 A JP 4009163A JP 916392 A JP916392 A JP 916392A JP H05194604 A JPH05194604 A JP H05194604A
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- alginic acid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】グルロン酸含有率の高いアルギン酸またはアル
ギン酸塩の簡便な工業的製造方法を提供すること。 【構成】アルギン酸プロピレングリコールエステルまた
はその脱エステル化物を加水分解して生成した不溶性成
分を分離することからなるグルロン酸含有率の高いアル
ギン酸またはアルギン酸塩の製造方法。
ギン酸塩の簡便な工業的製造方法を提供すること。 【構成】アルギン酸プロピレングリコールエステルまた
はその脱エステル化物を加水分解して生成した不溶性成
分を分離することからなるグルロン酸含有率の高いアル
ギン酸またはアルギン酸塩の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グルロン酸含有率の高
いアルギン酸またはアルギン酸塩の製造方法に関する。
アルギン酸およびアルギン酸塩の用途は極めて広いた
め、本発明は広範な産業分野にわたり応用されうるもの
である。
いアルギン酸またはアルギン酸塩の製造方法に関する。
アルギン酸およびアルギン酸塩の用途は極めて広いた
め、本発明は広範な産業分野にわたり応用されうるもの
である。
【0002】
【従来の技術】アルギン酸系化合物は、増粘剤、ゲル化
剤として、食品、染料、歯科材料、化粧品、溶接棒など
に使用されている。また、最近では、カドミウムやスト
ロンチウムなどの有毒金属の体内吸収抑制効果や、コレ
ステロール値低下作用なども有することが明らかになっ
ており、医薬分野でもその効果的な応用が期待されてい
る。
剤として、食品、染料、歯科材料、化粧品、溶接棒など
に使用されている。また、最近では、カドミウムやスト
ロンチウムなどの有毒金属の体内吸収抑制効果や、コレ
ステロール値低下作用なども有することが明らかになっ
ており、医薬分野でもその効果的な応用が期待されてい
る。
【0003】そのアルギン酸は、マンヌロン酸(M)と
グルロン酸(G)を構成糖とする多糖であり、その分子
中にはマンヌロン酸からなるブロック(MM)とグルロ
ン酸からなるブロック(GG)とマンヌロン酸とグルロ
ン酸が混在するブロック(MG)が通常存在している。
上記の優れた効果は、とくにGGブロックからなるアル
ギン酸系化合物において顕著であることがサトン(Sutt
on)らにより確認されている。したがって、グルロン酸
含有率の高いアルギン酸系化合物を効率良く取得する方
法の確立が望まれている。
グルロン酸(G)を構成糖とする多糖であり、その分子
中にはマンヌロン酸からなるブロック(MM)とグルロ
ン酸からなるブロック(GG)とマンヌロン酸とグルロ
ン酸が混在するブロック(MG)が通常存在している。
上記の優れた効果は、とくにGGブロックからなるアル
ギン酸系化合物において顕著であることがサトン(Sutt
on)らにより確認されている。したがって、グルロン酸
含有率の高いアルギン酸系化合物を効率良く取得する方
法の確立が望まれている。
【0004】しかしながら、グルロン酸含有率の高いア
ルギン酸系化合物の製造方法についての研究は、いまだ
十分になされていない。このため従来技術としては、ア
ルギン酸を出発原料としてグルロン酸含有率の高いアル
ギン酸系化合物を製造する方法が知られているにすぎな
い。しかも、この方法は操作が必ずしも簡便とはいえ
ず、グルロン酸含有率にも改善の余地がある。また、グ
ルロン酸含有率の高いアルギン酸塩の工業的製造方法に
ついては、検討例がまったくない。
ルギン酸系化合物の製造方法についての研究は、いまだ
十分になされていない。このため従来技術としては、ア
ルギン酸を出発原料としてグルロン酸含有率の高いアル
ギン酸系化合物を製造する方法が知られているにすぎな
い。しかも、この方法は操作が必ずしも簡便とはいえ
ず、グルロン酸含有率にも改善の余地がある。また、グ
ルロン酸含有率の高いアルギン酸塩の工業的製造方法に
ついては、検討例がまったくない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、グルロン酸
含有率の高いアルギン酸またはアルギン酸塩の簡便な工
業的製造方法を提供することを目的とする。
含有率の高いアルギン酸またはアルギン酸塩の簡便な工
業的製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的は、アルギン
酸プロピレングリコールエステルまたはその脱エステル
化物を加水分解して生成する不溶性成分を分離すること
からなる本発明のアルギン酸またはアルギン酸塩の製造
方法により達成された。
酸プロピレングリコールエステルまたはその脱エステル
化物を加水分解して生成する不溶性成分を分離すること
からなる本発明のアルギン酸またはアルギン酸塩の製造
方法により達成された。
【0007】本発明で用いることができるアルギン酸プ
ロピレングリコールエステルにとくに制限はない。した
がって、市販されているアルギン酸プロピレングリコー
ルエステルを使用して本発明の製造方法を行うことがで
きる。また、脱エステル化物は、かかるアルギン酸プロ
ピレングリコールエステルのエステル部分が加水分解さ
れているものを広く含むものであり、エステル化度の多
少は問わない。
ロピレングリコールエステルにとくに制限はない。した
がって、市販されているアルギン酸プロピレングリコー
ルエステルを使用して本発明の製造方法を行うことがで
きる。また、脱エステル化物は、かかるアルギン酸プロ
ピレングリコールエステルのエステル部分が加水分解さ
れているものを広く含むものであり、エステル化度の多
少は問わない。
【0008】このようなアルギン酸プロピレングリコー
ルエステルやその脱エステル化物の加水分解は、通常用
いられる加水分解法によって行う。例えば、酸性水溶液
にして加熱するなどの方法によって行うことができる。
加水分解によって不溶性成分が生成してくるため、これ
を適当な手段により分離する。本発明においては、遠心
分離などの方法によって分離するのが好ましい。塩酸酸
性にして加水分解することによって生成する不溶性成分
はアルギン酸である。このアルギン酸をさらに水酸化ナ
トリウム水溶液などで中和して分離することによって、
アルギン酸塩を得ることができる。
ルエステルやその脱エステル化物の加水分解は、通常用
いられる加水分解法によって行う。例えば、酸性水溶液
にして加熱するなどの方法によって行うことができる。
加水分解によって不溶性成分が生成してくるため、これ
を適当な手段により分離する。本発明においては、遠心
分離などの方法によって分離するのが好ましい。塩酸酸
性にして加水分解することによって生成する不溶性成分
はアルギン酸である。このアルギン酸をさらに水酸化ナ
トリウム水溶液などで中和して分離することによって、
アルギン酸塩を得ることができる。
【0009】かかる本発明の方法によって分離したアル
ギン酸またはアルギン酸塩のグルロン酸含有率は極めて
高い(実施例参照)。その含有率の高さはアルギン酸を
出発原料とする場合と比較して極めて大きく、しかも1
00%にかなり近い(表1参照)。アルギン酸を出発原
料とする場合には、その後さらにpH分画かCa分画を
行わなくては満足の行く含有率が得られないのに対し、
本発明の場合は単に加水分解して不溶性成分を分離する
だけで高含有率のアルギン酸またはアルギン酸塩が得ら
れる。したがって、本発明の方法は極めて簡便で経済的
な方法であり、工業的な応用に適したものである。
ギン酸またはアルギン酸塩のグルロン酸含有率は極めて
高い(実施例参照)。その含有率の高さはアルギン酸を
出発原料とする場合と比較して極めて大きく、しかも1
00%にかなり近い(表1参照)。アルギン酸を出発原
料とする場合には、その後さらにpH分画かCa分画を
行わなくては満足の行く含有率が得られないのに対し、
本発明の場合は単に加水分解して不溶性成分を分離する
だけで高含有率のアルギン酸またはアルギン酸塩が得ら
れる。したがって、本発明の方法は極めて簡便で経済的
な方法であり、工業的な応用に適したものである。
【0010】本発明の方法により得られたアルギン酸ま
たはアルギン酸塩のグルロン酸の含有率は、さらに遠心
分離操作を繰り返したり通常のpH分画やCa分画を行
うことによって上げることができる。pH分画は、例え
ば得られた不溶性成分を水中に懸濁し中和した後、pH
を2.8〜3.0にすることにより生成した不溶性成分を
分離することによって行うことができる。また、Ca分
画は、例えば得られた不溶性成分を水中に懸濁し中和し
た後、塩化カルシウムを添加することにより生成した不
溶性成分を分離することによって行うことができる。
たはアルギン酸塩のグルロン酸の含有率は、さらに遠心
分離操作を繰り返したり通常のpH分画やCa分画を行
うことによって上げることができる。pH分画は、例え
ば得られた不溶性成分を水中に懸濁し中和した後、pH
を2.8〜3.0にすることにより生成した不溶性成分を
分離することによって行うことができる。また、Ca分
画は、例えば得られた不溶性成分を水中に懸濁し中和し
た後、塩化カルシウムを添加することにより生成した不
溶性成分を分離することによって行うことができる。
【0011】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
【0012】実施例1 本実施例において、加水分解後に遠心分離して得られた
沈殿のグルロン酸含有率を検討した。
沈殿のグルロン酸含有率を検討した。
【0013】[1] エステル化度49%のアルギン酸
プロピレングリコールエステル(紀文フードケミファ製
ダックロイド−NF)2gを80mlの蒸留水に溶解し、
3M塩酸を10.5ml(または0.6M塩酸を100ml)
加え120℃のオイルバス中で2時間加水分解した後、
10,000×gで30分間遠心分離して沈殿を得た。
この沈殿を100mlの蒸留水に懸濁し、0.1N水酸化
ナトリウム溶液を用いて中和した後、0.57gの塩化
ナトリウムを加え、さらに240mlのエタノールを一気
に加えて冷所で一晩放置した。生成した沈殿を濾過によ
り集め、乾燥することにより435mgのアルギン酸ナト
リウムを得た。日本電子JNM−GX400核磁気共鳴
装置(400MHz)を用いて、得られたアルギン酸ナ
トリウムの1H NMRスペクトルを測定しグルロン酸含
有率を求めた。
プロピレングリコールエステル(紀文フードケミファ製
ダックロイド−NF)2gを80mlの蒸留水に溶解し、
3M塩酸を10.5ml(または0.6M塩酸を100ml)
加え120℃のオイルバス中で2時間加水分解した後、
10,000×gで30分間遠心分離して沈殿を得た。
この沈殿を100mlの蒸留水に懸濁し、0.1N水酸化
ナトリウム溶液を用いて中和した後、0.57gの塩化
ナトリウムを加え、さらに240mlのエタノールを一気
に加えて冷所で一晩放置した。生成した沈殿を濾過によ
り集め、乾燥することにより435mgのアルギン酸ナト
リウムを得た。日本電子JNM−GX400核磁気共鳴
装置(400MHz)を用いて、得られたアルギン酸ナ
トリウムの1H NMRスペクトルを測定しグルロン酸含
有率を求めた。
【0014】同一の操作を、エステル化度87%のアル
ギン酸プロピレングリコールエステル(紀文フードケミ
ファ製ダックロイド−NF)についても行い、得られた
252mgのアルギン酸ナトリウムについて同様の分析を
行った。
ギン酸プロピレングリコールエステル(紀文フードケミ
ファ製ダックロイド−NF)についても行い、得られた
252mgのアルギン酸ナトリウムについて同様の分析を
行った。
【0015】[2] エステル化度62%のアルギン酸
プロピレングリコールエステル2gを100mlの蒸留水
に溶解し、0.6M塩酸を100ml加え120℃のオイ
ルバス中で2時間加水分解した後、10,000×gで
30分間遠心分離し、沈殿を得た。この沈殿を100ml
の蒸留水に懸濁した後、凍結乾燥することにより528
mgのアルギン酸を得た。得られたアルギン酸を0.1N
水酸化ナトリウム溶液を用いて中和溶解した後、日本電
子JNM−GX400核磁気共鳴装置(400MHz)
を用いて1H NMRスペクトルを測定しグルロン酸の含
有率を求めた。
プロピレングリコールエステル2gを100mlの蒸留水
に溶解し、0.6M塩酸を100ml加え120℃のオイ
ルバス中で2時間加水分解した後、10,000×gで
30分間遠心分離し、沈殿を得た。この沈殿を100ml
の蒸留水に懸濁した後、凍結乾燥することにより528
mgのアルギン酸を得た。得られたアルギン酸を0.1N
水酸化ナトリウム溶液を用いて中和溶解した後、日本電
子JNM−GX400核磁気共鳴装置(400MHz)
を用いて1H NMRスペクトルを測定しグルロン酸の含
有率を求めた。
【0016】[3] エステル化度84%のアルギン酸
プロピレングリコールエステル2gを100mlの蒸留水
に溶解し、0.6M塩酸を100ml加え120℃のオイ
ルバス中で2時間加水分解した後、10,000×gで
30分間遠心分離し、沈殿を得た。この沈殿を100ml
の蒸留水に懸濁し、0.1N水酸化ナトリウム溶液を用
いて中和した後、凍結乾燥することにより407mgのア
ルギン酸ナトリウムを得た。日本電子JNM−GX40
0核磁気共鳴装置(400MHz)を用いて、得られた
アルギン酸ナトリウムの1H NMRスペクトルを測定し
グルロン酸の含有率を求めた。
プロピレングリコールエステル2gを100mlの蒸留水
に溶解し、0.6M塩酸を100ml加え120℃のオイ
ルバス中で2時間加水分解した後、10,000×gで
30分間遠心分離し、沈殿を得た。この沈殿を100ml
の蒸留水に懸濁し、0.1N水酸化ナトリウム溶液を用
いて中和した後、凍結乾燥することにより407mgのア
ルギン酸ナトリウムを得た。日本電子JNM−GX40
0核磁気共鳴装置(400MHz)を用いて、得られた
アルギン酸ナトリウムの1H NMRスペクトルを測定し
グルロン酸の含有率を求めた。
【0017】[4] エステル化度62%のアルギン酸
プロピレングリコールエステル2gを50mlの蒸留水に
溶解し、20mlの1N水酸化ナトリウム溶液を加え室温
で1時間放置することにより脱エステル化した。これを
1M塩酸を用いて中和した後、0.6M塩酸を100ml
加え120℃のオイルバス中で2時間加水分解した。こ
の溶液を10,000×gで30分間遠心分離して沈殿
を得た。この沈殿を100mlの蒸留水に懸濁し、0.1
N水酸化ナトリウム溶液を用いて中和した後、凍結乾燥
することにより697mgのアルギン酸ナトリウムを得
た。日本電子JNM−GX400核磁気共鳴装置(40
0MHz)を用いて、得られたアルギン酸ナトリウムの
1H NMRスペクトルを測定しグルロン酸の含有率を求
めた。
プロピレングリコールエステル2gを50mlの蒸留水に
溶解し、20mlの1N水酸化ナトリウム溶液を加え室温
で1時間放置することにより脱エステル化した。これを
1M塩酸を用いて中和した後、0.6M塩酸を100ml
加え120℃のオイルバス中で2時間加水分解した。こ
の溶液を10,000×gで30分間遠心分離して沈殿
を得た。この沈殿を100mlの蒸留水に懸濁し、0.1
N水酸化ナトリウム溶液を用いて中和した後、凍結乾燥
することにより697mgのアルギン酸ナトリウムを得
た。日本電子JNM−GX400核磁気共鳴装置(40
0MHz)を用いて、得られたアルギン酸ナトリウムの
1H NMRスペクトルを測定しグルロン酸の含有率を求
めた。
【0018】同一の操作を、エステル化度84%のアル
ギン酸プロピレングリコールエステルについても行い、
得られた714mgのアルギン酸ナトリウムについて同様
の分析を行った。
ギン酸プロピレングリコールエステルについても行い、
得られた714mgのアルギン酸ナトリウムについて同様
の分析を行った。
【0019】[5] 対照試験として、アルギン酸を出
発原料として用いた場合についても下記の方法にて検討
した。
発原料として用いた場合についても下記の方法にて検討
した。
【0020】アルギン酸2gを100mlの蒸留水に溶解
し、0.6M塩酸を100ml加え120℃のオイルバス
中に2時間入れた後、10,000×gで30分間遠心
分離し、沈殿を得た。この沈殿を100mlの蒸留水に懸
濁し0.1N水酸化ナトリウム溶液を用いて中和した
後、凍結乾燥することにより1134mgのアルギン酸ナ
トリウムを得た。日本電子JNM−GX400核磁気共
鳴装置(400MHz)を用いて、得られたアルギン酸
ナトリウムの1H NMRスペクトルを測定しグルロン酸
の含有率を求めた。
し、0.6M塩酸を100ml加え120℃のオイルバス
中に2時間入れた後、10,000×gで30分間遠心
分離し、沈殿を得た。この沈殿を100mlの蒸留水に懸
濁し0.1N水酸化ナトリウム溶液を用いて中和した
後、凍結乾燥することにより1134mgのアルギン酸ナ
トリウムを得た。日本電子JNM−GX400核磁気共
鳴装置(400MHz)を用いて、得られたアルギン酸
ナトリウムの1H NMRスペクトルを測定しグルロン酸
の含有率を求めた。
【0021】分析結果は下記の表1に示すとおりであっ
た。
た。
【0022】実施例2 本実施例において、加水分解後に遠心分離して得られた
沈殿をさらにpH分画して得られた沈殿のグルロン酸含
有率を検討した。
沈殿をさらにpH分画して得られた沈殿のグルロン酸含
有率を検討した。
【0023】エステル化度62%のアルギン酸プロピレ
ングリコールエステル2gを100mlの蒸留水に溶解
し、0.6M塩酸を100ml加え120℃のオイルバス
中で2時間加水分解した後、10,000×gで30分
間遠心分離して沈殿を得た。この沈殿を50mlの蒸留水
に懸濁し、0.1N水酸化ナトリウム溶液を用いて中和
した。その後、100mlにフィルアップし、0.58g
の塩化ナトリウムを加え、さらに25mMの塩酸を加え
てpHを2.8に調整した。生じた沈殿を遠心分離によ
り集め、0.1N水酸化ナトリウム溶液を用いて中和後
凍結乾燥することにより483mgのアルギン酸ナトリウ
ムを得た。日本電子JNM−GX400核磁気共鳴装置
(400MHz)を用いて、得られたアルギン酸ナトリ
ウムの1H NMRスペクトルを測定しグルロン酸の含有
率を求めた。
ングリコールエステル2gを100mlの蒸留水に溶解
し、0.6M塩酸を100ml加え120℃のオイルバス
中で2時間加水分解した後、10,000×gで30分
間遠心分離して沈殿を得た。この沈殿を50mlの蒸留水
に懸濁し、0.1N水酸化ナトリウム溶液を用いて中和
した。その後、100mlにフィルアップし、0.58g
の塩化ナトリウムを加え、さらに25mMの塩酸を加え
てpHを2.8に調整した。生じた沈殿を遠心分離によ
り集め、0.1N水酸化ナトリウム溶液を用いて中和後
凍結乾燥することにより483mgのアルギン酸ナトリウ
ムを得た。日本電子JNM−GX400核磁気共鳴装置
(400MHz)を用いて、得られたアルギン酸ナトリ
ウムの1H NMRスペクトルを測定しグルロン酸の含有
率を求めた。
【0024】同一の操作を、エステル化度84%のアル
ギン酸プロピレングリコールエステルについても行い、
得られた272mgのアルギン酸ナトリウムについて同様
の分析を行った。また、エステル化度62%および84
%のアルギン酸プロピレングリコールエステルを脱エス
テル化したものについても同様の操作を行い分析した。
ギン酸プロピレングリコールエステルについても行い、
得られた272mgのアルギン酸ナトリウムについて同様
の分析を行った。また、エステル化度62%および84
%のアルギン酸プロピレングリコールエステルを脱エス
テル化したものについても同様の操作を行い分析した。
【0025】分析結果は下記の表1に示すとおりであっ
た。
た。
【0026】実施例3 本実施例において、加水分解後に遠心分離して得られた
沈殿をさらにCa分画して得られた沈殿のグルロン酸含
有率を検討した。
沈殿をさらにCa分画して得られた沈殿のグルロン酸含
有率を検討した。
【0027】エステル化度62%のアルギン酸プロピレ
ングリコールエステル2gを100mlの蒸留水に溶解
し、0.6M塩酸を100ml加え120℃のオイルバス
中で2時間加水分解した後、10,000×gで30分
間遠心分離し沈殿を得た。この沈殿を50mlの蒸留水に
懸濁し、0.1N水酸化ナトリウム溶液を用いて中和し
た。その後、100mlにフィルアップして50mMの塩
化カルシウムを100ml加えた。生じた沈殿を遠心分離
により集め、凍結乾燥することにより404mgのアルギ
ン酸カルシウムを得た。カルシウムをEDTAで除いた
後、日本電子JNM−GX400核磁気共鳴装置(40
0MHz)を用いて1H NMRスペクトルを測定しグル
ロン酸の含有率を求めた。
ングリコールエステル2gを100mlの蒸留水に溶解
し、0.6M塩酸を100ml加え120℃のオイルバス
中で2時間加水分解した後、10,000×gで30分
間遠心分離し沈殿を得た。この沈殿を50mlの蒸留水に
懸濁し、0.1N水酸化ナトリウム溶液を用いて中和し
た。その後、100mlにフィルアップして50mMの塩
化カルシウムを100ml加えた。生じた沈殿を遠心分離
により集め、凍結乾燥することにより404mgのアルギ
ン酸カルシウムを得た。カルシウムをEDTAで除いた
後、日本電子JNM−GX400核磁気共鳴装置(40
0MHz)を用いて1H NMRスペクトルを測定しグル
ロン酸の含有率を求めた。
【0028】エステル化度62%および84%のアルギ
ン酸プロピレングリコールエステルを脱エステル化した
ものについても同様の操作を行い分析した。
ン酸プロピレングリコールエステルを脱エステル化した
ものについても同様の操作を行い分析した。
【0029】分析結果は下記の表1に示すとおりであっ
た。
た。
【0030】 (表1) 試 料 (エステル化度) グルロン酸含有率(%) 加水分解のみ pH分画 Ca分画 アルギン酸 74.2 94.7 100.0 PGA(10%) 84.7 98.4 97.7 PGA(49%) 91.5 − − PGA(62%) 98.1 98.9 98.8 PGA(84%) 97.9 99.5 98.9 PGA(87%) 94.0 − − PGA(62%の脱エステル化物) 90.0 98.4 97.8 PGA(84%の脱エステル化物) 92.4 98.3 98.0
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川田 秀美 埼玉県所沢市北所沢町1992−17 ウィング コート所沢P1−202 (72)発明者 村田 克巳 東京都田無市緑町1−4−21−202
Claims (3)
- 【請求項1】アルギン酸プロピレングリコールエステル
またはその脱エステル化物を加水分解して生成する不溶
性成分を分離することからなるグルロン酸含有率の高い
アルギン酸またはアルギン酸塩の製造方法。 - 【請求項2】アルギン酸プロピレングリコールエステル
またはその脱エステル化物を加水分解して生成する不溶
性成分をpH2.8〜3.0の条件下におき、生成する不
溶性成分を分離することからなるグルロン酸含有率の高
いアルギン酸またはアルギン酸塩の製造方法。 - 【請求項3】アルギン酸プロピレングリコールエステル
またはその脱エステル化物を加水分解して生成する不溶
性成分をカルシウム塩の溶液で処理し、生成する不溶性
成分を分離することからなるグルロン酸含有率の高いア
ルギン酸またはアルギン酸塩の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4009163A JP2511610B2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | グルロン酸含有率の高いアルギン酸またはアルギン酸塩の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4009163A JP2511610B2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | グルロン酸含有率の高いアルギン酸またはアルギン酸塩の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05194604A true JPH05194604A (ja) | 1993-08-03 |
| JP2511610B2 JP2511610B2 (ja) | 1996-07-03 |
Family
ID=11712950
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4009163A Expired - Fee Related JP2511610B2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | グルロン酸含有率の高いアルギン酸またはアルギン酸塩の製造方法 |
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| JP (1) | JP2511610B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006016325A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Shiseido Co Ltd | 毛髪化粧料 |
-
1992
- 1992-01-22 JP JP4009163A patent/JP2511610B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006016325A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Shiseido Co Ltd | 毛髪化粧料 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2511610B2 (ja) | 1996-07-03 |
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