JPH05194971A - 潤滑剤及びその潤滑剤を保有する磁気記録媒体 - Google Patents

潤滑剤及びその潤滑剤を保有する磁気記録媒体

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JPH05194971A
JPH05194971A JP4210215A JP21021592A JPH05194971A JP H05194971 A JPH05194971 A JP H05194971A JP 4210215 A JP4210215 A JP 4210215A JP 21021592 A JP21021592 A JP 21021592A JP H05194971 A JPH05194971 A JP H05194971A
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lubricant
long
ester compound
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magnetic
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JP4210215A
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Hirofumi Kondo
洋文 近藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】各種使用条件下において優れた潤滑性を保たれ
るとともに、長時間にわたり潤滑効果が持続される潤滑
剤と、走行性、耐摩耗性、耐久性等に優れた磁気記録媒
体を提供すること、また、塗布時のフロン系溶媒の使用
量を削減或いはなくすことを目的とするものである。 【構成】下記一般式で示される末端にカルボキシル基を
持つパーフルオロポリエーテルと長鎖アルコールとのエ
ステル化合物を含有する潤滑剤、ならびに、非磁性支持
体上に少なくとも磁性層を有する磁気記録媒体におい
て、この磁性層表面に上記潤滑剤を塗布することを特徴
とするものである。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープ、磁気ディ
スク等の磁気記録媒体に関するものであり、特に末端に
カルボキシル基を持つパーフルオロポリエーテルと長鎖
アルコールとのエステル化合物を含有する潤滑剤、なら
びにその潤滑剤を保有する磁気記録媒体に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、強磁性金属材料を蒸着等の手法
により非磁性支持体上に被着し、これを磁性層としたい
わゆる金属薄膜型の磁気記録媒体では、磁性層表面の平
滑性が極めて良好であるため、磁気ヘッドやガイドロー
ラー等の摺動部材に対する実質的な接触面積が大きく、
従って摩擦係数が大きくなり凝着現象(いわゆる張り付
き)が起き易く走行性や耐久性に欠ける等問題点が多
い。
【0003】そこで、これら問題点を改善するために各
種の潤滑剤を使用することが検討されており、従来より
高級脂肪酸やそのエステル等を上記磁気記録媒体の磁性
層にトップコートすることにより摩擦係数を抑えようと
する試みがされている。ところで、磁気記録媒体に使用
される潤滑剤には、その性質上非常に厳しい特性が要求
され、従来用いられている潤滑剤では対応することが難
しいのが現状である。
【0004】即ち、磁気記録媒体に使用される潤滑剤に
は、(1)寒冷地での使用に際して所定の潤滑効果が確
保されるように低温特性に優れること、(2)磁気ヘッ
ドとのスペーシングが問題となるので極めて薄く塗布で
きることと、その場合にも十分な潤滑特性が発揮される
こと、(3)長時間、あるいは長時間の使用に耐え、潤
滑効果が持続すること、等が要求される。
【0005】ところが、従来より使用されていた高級脂
肪酸やそのエステル等は、0℃以下のような低温条件上
では凍結して固化して潤滑剤としての機能が損なわれた
り、長時間の耐久性に欠ける傾向にある。また、パーフ
ルオロポリエーテル類はフロン系溶媒にしか溶解せず、
環境問題が生じている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、磁気録
媒体の分野においては、使用される潤滑剤の能力不足に
起因して、走行性耐久性等の実用特性に不満を残してい
る。そこで本発明は、各種使用条件下において優れた潤
滑性が保たれるとともに、長時間にわたり潤滑効果が持
続され、走行性、耐摩耗性、耐久性等に優れた磁気記録
媒体を提供すること、また、塗布時のフロン系溶媒の使
用量を減少あるいはなくすことを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述の目的
を達成せんものと鋭意研究を重ねた結果、末端にカルボ
キシル基を持つパーフルオロポリエーテルと長鎖アルコ
ールとのエステル化合物を含有する潤滑剤、該エステル
化合物に燐酸エステルあるいは亜燐酸エステルを含有す
る潤滑剤、前記エステル化合物に長鎖アルキルアミンを
添加した潤滑剤、該長鎖アルキルアミンの添加量は、エ
ステル化合物に対してモル比で0.01〜100である
潤滑剤が、この目的に適合することを見いだし本発明を
完成するに至ったものである。
【0008】即ち、本発明の潤滑剤は、下記一般式で示
される末端にカルボキシル基を有するパーフルオロポリ
エーテルと長鎖アルコールとのエステル化合物を含有す
る。
【化4】
【0009】本発明の潤滑剤は、前記エステル化合物に
下記一般式で示される燐酸エステルあるいは亜燐酸エス
テルを含有する。
【化5】
【0010】本発明の潤滑剤は、前記エステル化合物に
下記一般式で示される長鎖アルキルアミンを含有する。
【化6】 本発明の潤滑剤は、前記長鎖アルキルアミンの添加量
は、前記エステル化合物に対してモル比で0.01〜1
00である。
【0011】本発明の磁気記録媒体は、非磁性支持体上
に少なくとも磁性層を形成してなる磁気記録媒体であっ
て、前記磁性層表面に末端にカルボキシル基を持つパー
フルオロポリエーテルと長鎖アルコールとのエステル化
合物を含有する潤滑剤、前記エステル化合物に燐酸エス
テルあるいは亜燐酸エステルを含有する潤滑剤、前記エ
ステル化合物に長鎖アルキルアミンを添加した潤滑剤、
又は該長鎖アルキルアミンの添加量は、前記エステル化
合物に対してモル比で0.01〜100である潤滑剤を
保有することを特徴とするものである。
【0012】即ち、本発明は蒸着テープのような薄膜磁
気記録媒体表面に塗布することにより高温高湿あるいは
低温低湿等の、過酷な条件下で使用した場合にでも良好
な耐久性が得られ、しかもその特性が劣化しないもので
ある。また、長鎖炭化水素とパーフルオロポリエーテル
のエステル化合物とすることによりフロン系溶媒の使用
量をなくすことが可能となる。
【0013】これらのエステル化合物については例えば
末端にカルボキシル基を持つパーフルオロポリエーテル
と長鎖アルコールとを無水トルエン中で例えば少量のp
−トルエンスルホン酸や濃硫酸を触媒として加熱還流さ
せながら生成する水分を除去することによって容易に合
成することができる。反応終了後、トルエンを除去した
後カラムクロマトグラフィーで精製した。
【0014】本発明の末端にカルボキシル基を持つパー
フルオロポリエーテルと長鎖アルコールとのエステル化
合物としての長鎖アルキル基は、分子量、分岐構造、不
飽和結合、異性体構造、脂環構造によらず選択すること
ができる。好ましくはその炭素数が6以上の方が溶解性
を考えた場合に都合がよい。具体的には、表1にその構
造を示す。末端にカルボキシル基を持つパーフルオロポ
リエーテルの構造を例えば下記に示すが何等これに限っ
たものではない。
【0015】また、添加する燐酸あるいは亜燐酸エステ
ルとしての置換基も同様にその炭化水素の、分子量、炭
素数、分岐構造、不飽和、及び芳香環の有無、異性体あ
るいは脂環構造によらず選択することができる。エステ
ルの置換基数については、1から3までが考えられ、い
ずれでも良い。また、燐酸及び亜燐酸エステルの添加量
についてであるが、エステル化合物に対して、重量比で
30%から70%程度が好ましいが特に制限はない。
【0016】また、添加する長鎖アルキルアミンとして
のアルキル基も同様に、分子量、炭素数、分岐構造、不
飽和、及び芳香環の有無、異性体あるいは脂環構造によ
らず選択することができる。好ましくは炭素数が10以
上の直鎖状炭化水素が摩擦係数の点から好ましい。また
長鎖アルキルアミンの添加量に付いては、エステル化合
物に対して、モル比で0.01から100程度が好まし
い。
【0017】(構造式)単官能のパーフルオロポリエー
テルとしては、
【化7】
【化8】 があり、
【0018】多官能のパーフルオロポリエーテルとして
は、
【化9】 等がある。
【0019】アルコール化合物は市販品あるいは合成品
を用いた。ここで、上記パーフルオロポリエーテルの化
学構造式中の l、m、n、は1以上の整数を示す。ま
た、その分子量としては特に限定はしないが600から
5000程度が好ましい。分子量が大きくなりすぎる末
端基の効果が小さくなり、またパーフルオロポリエーテ
ル部分が多くなるので、フロンの使用量が増える。小さ
いとパーフルオロポリエーテル基の効果が薄れる。アル
コールの場合は、少なくともその1個のアルキル基の炭
素数が6以上が好ましい。
【0020】本発明の磁気記録媒体は、末端にカルボキ
シル基を持つパーフルオロポリエーテルと長鎖アルコー
ルとのエステル化合物等を潤滑剤として保有してなるも
のである。ここで、本発明が適用される磁気記録媒体と
しては、非磁性支持体表面に蒸着等の手法により磁性塗
膜が磁性層として形成される、いわゆる金属薄膜型の磁
気記録媒体に適用することが可能である。また、この金
属薄膜型の磁気記録媒体においては、非磁性支持体と磁
性層との間に下地層を介した構成の磁気記録媒体に適用
することができる。
【0021】この場合には、適用可能な金属薄膜型の磁
気記録媒体の非磁性支持体、金属磁性薄膜は何等限定さ
れるものではなく、従来より知られるものが何でも使用
できる。例示するならば、非磁性支持体としては先の塗
布型の磁気記録媒体と同様のものが使用可能である。こ
の場合、非磁性支持体にAl合金板やガラス板等の剛性
を有する基板を使用した場合には、基板表面にアルマイ
ト処理等の酸化皮膜やNi−P皮膜等を形成してその表
面を硬くするようにしてもよい。
【0022】金属磁性薄膜は、メッキやスパッタリン
グ、真空蒸着等のPVDの手法により連続膜として形成
されるもので、Fe、Co、Ni等の金属やCo−Ni
系合金、Co−Pt系合金、Co−Pt−Ni系合金、
Fe−Co系合金、Fe−Ni系合金、Fe−Co−N
i系合金、Fe−Ni−B系合金、Fe−Co−B系合
金、Fe−Co−Ni−B系合金等からなる面内磁化記
録金属磁性膜やCo−Cr系合金薄膜が例示される。
【0023】特に、面内磁化記録金属磁性薄膜の場合、
予め非磁性支持体上にBi、Sb、Pb、Sn、Ga、
In、Ge、Si、Ti等の低融点非磁性材料の下地層
を形成しておき、金属磁性材料を垂直方向から蒸着ある
いはスパッタし、金属磁性薄膜中にこれら低融点非磁性
材料を拡散せしめ、配向性を解消して面内等方性を確保
するとともに、抗磁性を向上するようにしても良い。
【0024】また、前述のごときハードディスクとする
場合には、金属磁性薄膜表面に、カーボン膜、ダイヤモ
ンド状あるいはアモルファス状カーボン膜、酸化クロム
膜、SiO2 膜等の硬質保護膜を形成するようにしても
よい。かかる、金属薄膜型の磁気記録媒体に前記末端に
カルボキシル基を持つパーフルオロポリエーテルと長鎖
アルコールとのエステル化合物等を保有せしめる方法と
しては、金属磁性薄膜表面や前記保護膜表面に潤滑剤層
をトップコートする方法が挙げられる。この場合、末端
にカルボキシル基を持つパーフルオロポリエーテルと長
鎖アルコールとのエステル化合物等の塗布量としては、
0.5−100mg/m2 であることが望ましく、1−
20mg/m2 であることがより好ましい。
【0025】上述の末端にカルボキシル基を持つパーフ
ルオロポリエーテルと長鎖アルコールとのエステル化合
物等の潤滑剤は、単独で磁気記録媒体の潤滑剤として用
いてもよいが、従来公知の潤滑剤と組み合わせて用いて
もよい。さらに、より厳しい条件に対処し潤滑効果を持
続させるために重量比30:70−70:30程度の配
合比で極圧剤を併用してもよい。
【0026】極圧剤は、境界潤滑領域において部分的に
金属接触を生じたときにこれに伴う摩擦熱によって金属
面と反応し、反応生成物皮膜を形成することにより摩
擦、摩耗防止作用を行うものであって、リン系極圧剤、
硫黄系極圧剤、ハロゲン系極圧剤、有機金属系極圧剤、
複合系極圧剤等のいずれも使用できる。
【0027】また、上述の潤滑剤、極圧剤の他、必要に
応じて、防錆剤を併用してもよい。防錆剤としては、通
常この種の磁気記録媒体の防錆剤として使用されるもの
であればいずれも使用でき、例えばフェノール類、ナフ
トール類、キノン類、窒素原子を含む複素環化合物、酸
素原子を含む複素環化合物、硫黄原子を含む複素環化合
物等である。
【0028】ところで、上述の金属薄膜型の磁気録媒体
において、磁性層である金属磁性薄膜の他に、バックコ
ート層や下塗層等が必要に応じて形成されていてもよ
い。例えば、バックコート層は磁性塗膜と同様の樹脂結
合剤に導電性を付与するためのカーボン系微粉末や表面
粗度をコントールするための無機顔料を添加し塗布形成
されるものである。
【0029】本発明においては、このバックコート層に
前述の末端にカルボキシル基を持つパーフルオロポリエ
ーテルと長鎖アルコールとのエステル化合物に長鎖アル
キルアミンを添加した潤滑剤を内添、あるいはトップコ
ートにより含有せしめてもよい。あるいは、磁性塗膜、
金属磁性薄膜とバックコート層にいずれも末端にカルボ
キシル基を持つパーフルオロポリエーテルと長鎖アルコ
ールとのエステル化合物に長鎖アルキルアミンを添加し
た潤滑剤として内添、トップコートする等、種々の組み
合わせも可能である。
【0030】
【作用】末端にカルボキシル基を持つパーフルオロポリ
エーテルと長鎖アルコールとのエステル化合物を含有す
る潤滑剤、前記エステル化合物に燐酸エステルあるいは
亜燐酸エステルを含有する潤滑剤、前記エステル化合物
に長鎖アルキルアミンを添加した潤滑剤、該長鎖アルキ
ルアミンの添加量は、エステル化合物に対してモル比で
0.01〜100である潤滑剤は、良好な潤滑作用を発
揮して摩擦係数を低減する。また、この潤滑作用は低温
下等の厳しい条件下においても損なわれることはない。
従って、この末端にカルボキシル基を持つパーフルオロ
ポリエーテルと長鎖アルコールとのエステル化合物等の
潤滑剤を塗布した磁気記録媒体は、末端にカルボキシル
基を持つパーフルオロポリエーテルと長鎖アルコールと
のエステル化合物等の潤滑剤の前記潤滑効果により走行
性の改善が図られ、耐久性が向上する。また、長鎖炭化
水素とパーフルオロポリエーテルとのエステル化合物と
することによりフロン系溶媒の使用量を減少あるいはな
くすことが可能となる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
するが、本発明はこの実施例に限定されるものではない
ことはいうまでもない。上述の合成例に従い、合成した
末端にカルボキシル基を持つパーフルオロポリエーテル
とステアリルアルコールとのエステル化合物(化合物
1)の赤外吸収スペクトルを図1に示す。3600cm
-1の水酸基の伸縮振動が消失し、2920cm-1及び2
850cm-1にCHの伸縮振動が、また1760cm-1
のCOの伸縮振動が1790cm-1に移動し、1300
cm-1から1060cm-1にCFの伸縮振動がみられる
ことから構造が同定される。他の化合物も同様に同定し
た。
【0032】表1に示す合成物を使用して以下に示す磁
気記録媒体を作成した。金属薄膜型磁気記録媒体(蒸着
テープ)に適用した実施例について説明する。 −実施例1− 14μ厚のポリエチレンテレフタレートフィルムに斜方
蒸着法によりCoを被着させ、膜厚200nmの強磁性
金属薄膜を形成した。次ぎに、この金属磁性薄膜表面
に、表1中の合成物1をフレオンとエタノールの混合溶
媒に溶解したものを塗布量が5mg/m2 となるように
塗布し、8ミリ幅に裁断してサンプルテープを作製し
た。
【0033】−実施例2〜実施例14− 実施例1において、潤滑剤として使用した表1中の合成
物1を合成物2−合成物14に変えて、他は実施例1と
同様の方法のよりサンプルテープを作製した。上述のよ
うにして作製された各サンプルテープについて、温度2
5℃湿度60%のとき、温度−5℃のとき、温度40℃
湿度80%のときの摩擦係数、スチル耐久性、シャトル
耐久性について測定を行った。スチル耐久性はポーズ状
態での出力の−3dBまでの減衰時間を評価した。シャ
トル耐久性は、1回につき2分間のシャトル走行を行
い、出力が3dB低下するまでのシャトル回数で評価し
た。
【0034】なお、比較例として、全く潤滑剤を使用し
ていないブランクテープ、末端にカルボキシル基を持つ
パーフルオロポリエーテルを単独で潤滑剤として使用し
た場合についても測定した。その耐久性測定結果を併せ
て表6〜表8に示す。
【0035】
【表1】
【0036】次に、表2に示す合成物を使用して以下に
示す磁気記録媒体を作成した。金属薄膜型磁気記録媒体
(蒸着テープ)に適用した実施例について説明する。
尚、表2に示す合成物は、すべて末端にカルボキシル基
を持つパーフルオロポリエーテルと長鎖アルコールとの
エステル化合物に対して、燐酸あるいは亜燐酸エステル
を重量比で50%添加したものである。 −実施例21− 14μ厚のポリエチレンテレフタレートフィルムに斜方
蒸着法によりCoを被着させ、膜厚200nmの強磁性
金属薄膜を形成した。次ぎに、この金属磁性薄膜表面
に、表2中の合成物21をフレオンとエタノールの混合
溶媒に溶解したものを塗布量が5mg/m2 となるよう
に塗布し、8ミリ幅に裁断してサンプルテープを作製し
た。
【0037】−実施例22〜実施例34− 実施例21において、潤滑剤として使用した表2中の合
成物21を合成物22−合成物34に変えて、他は実施
例21と同様の方法のよりサンプルテープを作製した。
上述のようにして作製された各サンプルテープについ
て、温度25℃湿度60%のとき、温度−5℃のとき、
温度40℃湿度80%のときの摩擦係数、スチル耐久
性、シャトル耐久性について測定を行った。その耐久性
測定結果を併せて表9〜表10に示す。
【0038】
【表2】
【0039】次に、表3に示す合成物を使用して以下に
示す磁気記録媒体を作成した。金属薄膜型磁気記録媒体
(蒸着テープ)に適用した実施例について説明する。
尚、表3に示す合成物は、長鎖アルキルアミンをパーフ
ルオロポリエーテルのカルボキシル基に対して、モル比
で1:1添加したものである。 −実施例41− 14μ厚のポリエチレンテレフタレートフィルムに斜方
蒸着法によりCoを被着させ、膜厚200nmの強磁性
金属薄膜を形成した。次ぎに、この金属磁性薄膜表面
に、表3中の合成物41をフレオンとエタノールの混合
溶媒に溶解したものを塗布量が5mg/m2 となるよう
に塗布し、8ミリ幅に裁断してサンプルテープを作製し
た。
【0040】−実施例42〜実施例54− 実施例41において、潤滑剤として使用した表3中の合
成物41を合成物42−合成物54に変えて、他は実施
例41と同様の方法のよりサンプルテープを作製した。
上述のようにして作製された各サンプルテープについ
て、温度25℃湿度60%のとき、温度−5℃のとき、
温度40℃湿度80%のときの摩擦係数、スチル耐久
性、シャトル耐久性について測定を行った。その耐久性
測定結果を併せて表11〜表12に示す。
【0041】
【表3】
【0042】次に、表4、表5に示す組成の潤滑剤を使
用して以下に示す磁気記録媒体を作成した。金属薄膜型
磁気記録媒体(蒸着テープ)に適用した実施例について
説明する。 −実施例61、実施例81− 14μ厚のポリエチレンテレフタレートフィルムに斜方
蒸着法によりCoを被着させ、膜厚200nmの強磁性
金属薄膜を形成した。次ぎに、この金属磁性薄膜表面
に、表4、表5中の組成物61、81をフレオンとエタ
ノールの混合溶媒に溶解したものを塗布量が5mg/m
2 となるように塗布し、8ミリ幅に裁断してサンプルテ
ープを作製した。
【0043】−実施例62〜実施例74、実施例82〜
実施例94− 実施例61、81において、潤滑剤として使用した表
4、表5中の組成物6181を組成物62−組成物7
4、組成物82−94に変えて、他は実施例61、81
と同様の方法のよりサンプルテープを作製した。上述の
ようにして作製された各サンプルテープについて、温度
25℃湿度60%のとき、温度−5℃のとき、温度40
℃湿度80%のときの摩擦係数の測定を行った。
【0044】なお、比較例として、全く潤滑剤を使用し
ていないブランクテープ、末端にカルボキシル基を持つ
パーフルオロポリエーテルを単独で潤滑剤として使用し
た場合についても測定した。その測定結果を併せて表1
3〜表17に示す。
【0045】
【表4】
【0046】
【表5】
【0047】
【表6】
【0048】
【表7】
【0049】
【表8】
【0050】
【表9】
【0051】
【表10】
【0052】
【表11】
【0053】
【表12】
【0054】
【表13】
【0055】
【表14】
【0056】
【表15】
【0057】
【表16】
【0058】
【表17】
【0059】表6〜表17から明らかなように、潤滑剤
として末端にカルボキシル基を持つパーフルオロポリエ
ーテルを単独で用いた場合よりも末端にカルボキシル基
を持つパーフルオロポリエーテルと長鎖アルコールとの
エステル化合物等を使用することにより、摩擦係数、ス
チル耐久性、シャトル耐久性等は、各種条件でも劣化す
ることなく非常に良好な結果が得られた。
【0060】次に、両末端にカルボキシル基を持つパー
フルオロポリエーテルと長鎖アルコールとのエステル化
合物(合成物1)と片末端にカルボキシル基を持つパー
フルオロポリエーテルと長鎖アルコールとのエステル化
合物(合成物8)、及び末端にカルボキシル基を持つパ
ーフルオロポリエーテルとの溶解性について検討した。
両末端にカルボキシル基を持つパーフルオロポリエーテ
ルと長鎖アルコールとのエステル化合物(合成物1)を
溶解させるのにフレオンは必要なく、片末端にカルボキ
シル基を持つパーフルオロポリエーテルと長鎖アルコー
ルとのエステル化合物(合成物8)の場合でも、1gを
溶解させるのに50ccのエタノール/フレオン混合溶
媒中で約10ccのフレオンが必要であるのに対して、
片末端にカルボキシル基を持つパーフルオロポリエーテ
ルで約30ccのフレオンが必要である。
【0061】無論、燐酸エステル、亜燐酸エステル及び
長鎖アルキルアミンは、ヘキサンあるいはエタノールに
溶解する。以上のように末端にカルボキシル基を持つパ
ーフルオロポリエーテルと長鎖アルコールとのエステル
化合物を潤滑剤として用いることにより溶剤としてフロ
ンの使用量を削減あるいはなくすことができる。
【0062】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明は、非常に優れた潤滑性を有する末端にカルボキシル
基を持つパーフルオロポリエーテルと長鎖アルコールと
のエステル化合物を含有する潤滑剤、該エステル化合物
に燐酸エステルあるいは亜燐酸エステルを含有する潤滑
剤、前記エステル化合物に長鎖アルキルアミンを添加し
た潤滑剤、該長鎖アルキルアミンの添加量は、エステル
化合物に対してモル比0.01〜100である潤滑剤で
あるので、如何なる使用条件下でも潤滑性を保つことが
でき、また長期にわたりその潤滑性を保つことができ
る。従って、本発明の磁気記録媒体は、耐摩耗性、耐久
性、特に走行性に優れたものである。また、希釈剤とし
てのフロンの使用量を削減あるいはなくすことが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】合成物1の赤外線吸収スペクトル図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式で示される末端にカルボキシ
    ル基を有するパーフルオロポリエーテルと長鎖アルコー
    ルとのエステル化合物を含有する潤滑剤。 【化1】
  2. 【請求項2】 前記エステル化合物に下記一般式で示さ
    れる燐酸エステルあるいは亜燐酸エステルを含有する請
    求項1記載の潤滑剤。 【化2】
  3. 【請求項3】 前記エステル化合物に下記一般式で示さ
    れる長鎖アルキルアミンを含有する請求項1記載の潤滑
    剤。 【化3】
  4. 【請求項4】 前記長鎖アルキルアミンの添加量は、前
    記エステル化合物に対してモル比で0.01〜100で
    あることを特徴とする請求項3記載の潤滑剤。
  5. 【請求項5】 非磁性支持体上に少なくとも磁性層を有
    する磁気記録媒体において、 前記磁性層表面に請求項1、2、3又は4記載の潤滑剤
    を保有することを特徴とする磁気記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2722604A1 (fr) * 1994-07-18 1996-01-19 Sony Corp Lubrifiant et support d'enregistrement magnetique le contenant

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